JP2004086197A - シートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルに背景になる文字又は模様を形成するための作業を簡素化することができ、ラベルの寿命を長くすることができるようにする。
【解決方法】ラベルに突出した文字又は模様を形成する所定の組成物から成る第1の固化層50と、該第1の固化層50の後方において、フィルムの多孔部を透過して印刷する方式で、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する前記組成物から成る第2の固化層20と、該第2の固化層20の後方において、前記第2の固化層20を挿入させ、ラベルの底層を形成する前記組成物から成る固化シート70とを有する。この場合、金型フレーム40を特別の方法で製作したり、完成されたラベルの後方に印刷を追加して行ったりする必要がないので、作業を簡素化することができる。追加して行われる印刷によるインク層が固化シートから剥(は)がれてしまうことがない。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来のラベルの斜視図、図3は従来のラベルの製造工程を示す概略図である。
【0003】
図2に示されるように、固形ゴムラベルから成るラベルL1は、最も前方(上方)に形成された突出した文字又は模様5、該文字又は模様5の底層を構成する中間底層6、及び最も後方(下方)の底層を形成する固化シート7を備える。
【0004】
図3に示されるように、ラベルL1の製造工程において、工程S1で、金型フレーム4の底層に最も深くパターニングすることによって形成された第1の刻印部1に、液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、該ペーストPVC樹脂組成物を、加熱し、固化させ、冷却する。その結果、ラベルL1に突出した文字又は模様5が形成される。
【0005】
次に、工程2において、前記金型フレーム4に前記第1の刻印部1の次に深くパターニングすることによって形成された第2の刻印部2に、液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、該ペーストPVC樹脂組成物を、加熱し、固化させ、冷却する。その結果、ラベルL1に中間底層6が形成される。
【0006】
そして、工程3において、前記金型フレーム4に最も浅くパターニングすることによって形成された第3の刻印部3に、液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、該ペーストPVC樹脂組成物を、加熱し、固化させ、冷却する。その結果、ラベルL1に固化シート7が形成される。
【0007】
なお、他のラベルとして、中間底層6を形成しないか、又は二つ以上の中間底層6を形成したり、また、中間底層6に、接合によって文字又は模様を形成したりすることができる。
【0008】
そして、ラベルL1の光沢及び鮮明度を高くするために、金型フレーム4のそれぞれの第1〜第3の刻印部1〜3の表面に平滑加工処理としてサンディング(SANDING)を行うこともできる。
【0009】
前記ペーストPVC樹脂組成物は、液状で金型フレーム4の底に塗布されるので、粉末を液状にする攪拌(かくはん)過程で顔料を投入することによって、文字又は模様5をカラーにすることができる。
【0010】
また、前記ラベルL1において、多様な美感を表出する場合、単に文字又は模様5だけを備えるほかに、中間底層6又は固化シート7に文字又は模様5の背景になる文字又は模様、すなわち、背景文字又は背景模様をカラーで形成するのが好ましいが、金型フレーム4の底にペーストPVC樹脂組成物を塗布することによって文字又は模様5を形成するようになっているので、中間底層6又は固化シート7に背景文字又は背景模様をカラーで形成することは困難であり、しかも、金型フレーム4による制限が多かった(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開2003−186401号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のラベルL1の製造方法においては、前記背景文字又は背景模様をカラーで形成しようとすると、金型フレーム4を特別の方法で製作する必要が生じ、そのために、多くの作業時間が必要になり、ラベルL1のコストが高くなってしまう。
【0013】
そこで、背景文字又は背景模様をカラーで形成するために、ラベルL1を透明にするとともに、完成されたラベルL1の後方(背面)に印刷を追加して行い、印刷された文字又は模様がラベルL1の前面に透過するようにすることもできる。
【0014】
ところが、この場合、完成されたラベルL1の後方に印刷を追加して行う作業が煩わしいだけでなく、追加して行われる印刷によるインク層が、ラベルL1を構成する固化シート7と容易に接着せず、剥(は)がれてしまうことがある。その結果、ラベルL1の寿命が短くなってしまう。
【0015】
本発明は、前記従来のラベルの製造方法の問題点を解決して、ラベルに背景になる文字又は模様を形成するための作業を簡素化することができ、ラベルの寿命を長くすることができるシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルにおいては、ラベルに突出した文字又は模様を形成する所定の組成物から成る第1の固化層と、該第1の固化層の後方において、フィルムの多孔部を透過して印刷する方式で、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する前記組成物から成る第2の固化層と、該第2の固化層の後方において、前記第2の固化層を挿入させ、ラベルの底層を形成する前記組成物から成る固化シートとを有する。
【0017】
本発明の他のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルにおいては、さらに、前記第2の固化層の文字又は模様は、カラー文字又はカラー模様である。
【0018】
本発明の更に他のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルにおいては、フィルムの多孔部を透過して印刷する方式で、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する所定の組成物から成る固化層と、該固化層の後方において、固化層を挿入させ、ラベルの底層を形成する前記組成物から成る固化シートとを有する。
【0019】
本発明の更に他のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルにおいては、さらに、前記固化層の文字又は模様は、カラー文字又はカラー模様である。
【0020】
本発明のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法においては、パターニングによって金型フレームに形成された第1の刻印部に、液状の所定の組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルに突出した文字又は模様を構成する第1の固化層を形成する工程と、前記第1の固化層の後方に、所望の文字又は模様を切り抜くことによって形成された多孔部を備えたフィルムを置き、該フィルム上に組成物を塗布し、フィルムを透過させた後に除去することによって、前記組成物から成る薄い層を形成し、該薄い層によって、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルに突出した文字又は模様の背景になる所望の文字又は模様を構成する第2の固化層を形成する工程と、前記第2の固化層の後方に、前記組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルの底層になる前記組成物から成る固化シートを形成する工程とを有する。
【0021】
本発明の他のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法においては、さらに、前記フィルムを少なくとも2枚以上使用して、ラベルに前記文字又は模様を形成する。
【0022】
本発明の更に他のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法においては、第1の刻印部のない金型フレームの第2の刻印部に、所望の文字又は模様を切り抜いた多孔部を備えたフィルムを置き、該フィルム上に液状の所定の組成物を塗布し、フィルムを透過させた後に除去することによって、前記組成物から成る薄い層を形成し、該薄い層によって、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルに突出しない文字又は模様を構成する突出部がない固化層を形成する工程と、前記突出部がない固化層の後方に、前記組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルの底層になる前記組成物から成る固化シートを形成する工程とを有する。
【0023】
本発明の更に他のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法においては、さらに、前記フィルムを少なくとも2枚以上使用して、ラベルに前記文字又は模様を形成する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、シートに挿入され、形成された文字又は模様付きのラベルについて説明する。なお、製品、包装物等に付ける目的で作られるラベルには、製造方法又は材質によってシリコーンラベル、高周波ゴムラベル、印刷高周波ラベル、高周波固定ラベルL1、金属ラベル等があり、本発明においては、主として固形ゴムラベルL1について説明するが、これに限定されるものではない。
【0025】
本明細書において、ラベルの突出部は、ラベルを前方(上方)から見たときに、文字又は模様が前方に突出した部分であり、中間底層は、最も後方(下方)の底層を除いた底層であり、前記突出部の接合可否を定義する。
【0026】
また、本明細書において、第1の刻印部は、ラベルの突出部を形成するための、金型フレームの最も深く刻設された部分である。そして、第2の刻印部は、ラベルの突出部を形成するためのものではなく、金型フレームの刻設された部分であり、前記第1の刻印部がない場合は、金型フレームの最も深く刻設された部分になる。第3の刻印部は、ラベルの最も後方の底層を形成するための、金型フレームの最も浅く刻設された部分である。
【0027】
また、本明細書において、第1の固化層は、ラベルに突出した文字又は模様を形成する所定の組成物、本実施の形態においては、ペーストPVC樹脂組成物から成る固化層であり、第2の固化層は、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する所定の組成物、本実施の形態においては、前記ペーストPVC樹脂組成物から成る固化層である。
【0028】
そして、本明細書において、切り抜いた多孔部とは、フィルムに所望の文字又は模様に沿って穴部を切り抜き、該穴部に織物を当てたときに、該織物によって形成された多数の穴のことである。樹脂等を、前記多孔部を透過させてフィルムの下部の所定の組成物、本実施の形態においては、ペーストPVC樹脂組成物から成る第1の固化層又は金型フレームの底に穴の模様どおりに付着させることによって、印刷が行われる。
【0029】
図1は本発明の第1の実施の形態における突出部がある場合のラベルの製造工程を示す概略図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるラベルの斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるフィルムの斜視図である。
【0030】
本発明に係るシートとしての固化シート70に挿入形成された文字又は模様付きのラベルL2においては、ペーストPVC樹脂組成物から成る第1の固化層50が、ラベルL2の最も前方に文字又は模様の突出部を形成するとともに、所望の文字又は模様を切り抜いた多孔部110を備えたフィルム100を透過して、金型フレーム40の底に形成されたペーストPVC樹脂組成物から成る第2の固化層60が、前記第1の固化層50の後方において、ラベルL2の中間の背景文字又は背景模様(中間背景文字又は背景模様)を形成する。
【0031】
そして、第2の固化層60を挿入させた状態で、ペーストPVC樹脂組成物から成る固化シート70がラベルL2の底層を形成する。
【0032】
また、前記フィルム100は、所望の文字又は模様を切り抜いた多孔部110に織物が当てられ、例えば、シルクスクリーン方式の様に使用され、前記織物の網によって多数の穴から成る多孔部110が形成される。
【0033】
本発明に係る固化シート70に挿入形成された文字又は模様付きのラベルL2の製造方法においては、突出部及び底層を構成する組成物と同じ組成物を使用し、金型フレーム40自体にフィルム100を使用して第2の固化層60から成る印刷を行い、所望の文字又は模様を容易に形成することができる。
【0034】
図1において、工程S10で、金型フレーム40の底層にパターニングすることによって形成された第1の刻印部10に、液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、該ペーストPVC樹脂組成物を、加熱し、固化させ、冷却する過程、すなわち、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルL2に突出した文字又は模様を形成する。
【0035】
次に、工程S20で、前記第1の刻印部10が埋め込まれた金型フレーム40の第2の刻印部20に、所望の文字又は模様を切り抜くことによって形成された多孔部110を備えたフィルム100を置き、該フィルム100上に液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、前記フィルム100を透過させた後に除去することによって、前記ペーストPVC樹脂組成物から成る薄い層を形成し、該薄い層によって、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルL2に突出した文字又は模様の背景になる所望の突出しない文字又は模様を形成する。
【0036】
また、工程S30で、前記形成された文字又は模様を除外した金型フレーム40の第2の刻印部20に、液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルL2の底層になるペーストPVC樹脂組成物から成る固化シート70を形成する。
【0037】
その後、ラベルL2は、所望の形状にカットされ、使用される。
【0038】
図6は本発明の第2の実施の形態における突出部がない場合のラベルの製造工程を示す概略図である。
【0039】
図に示されるように、工程S40で、第1の刻印部10(図1)が形成されない金型フレーム40において、第2の刻印部20に、所望の文字又は模様が切り抜かれた多孔部110(図5)を備えたフィルム100を置き、該フィルム100上に液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、前記フィルム100を透過させた後に除去することによって、前記ペーストPVC樹脂組成物から成る薄い層が形成され、該薄い層によって、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルL2に突出しない所望の文字又は模様を構成する固化層60aを形成する。
【0040】
続いて、工程S50で、前記形成された文字又は模様を除外した金型フレーム40の第2の刻印部20に、液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルL2の底層になるペーストPVC樹脂組成物から成る固化シート70を形成する。
【0041】
その後、ラベルL2は、所望の形状にカットされ、使用される。
【0042】
本実施の形態においては、ペーストPVC樹脂組成物から成る固化層60aは、ラベルL2(図4)の前方に突出せず、底層になるペーストPVC樹脂組成物から成る固化シート70に挿入させて一体化されて形成されるので、突出部によってラベルL2が厚くなるのを防止することができる。
【0043】
また、所望の背景文字又は背景模様、特に、カラーの文字又はカラーの模様を形成するために、金型フレーム40を特別の方法で製作したり、完成されたラベルL2の後方に印刷を追加して行ったりする必要がないので、作業を簡素化することができる。そして、追加して行われる印刷によるインク層が、ラベルL2を構成する固化シート70から剥がれてしまうことがないので、ラベルL2の寿命を長くすることができる。
【0044】
なお、各実施の形態において、ラベルL2は、装飾又は商品の識別を必要とするすべての製品に貼(は)り付けて使用することができ、特に、その美感創造が容易にでき、これによりデザインが重要な要素とされる帽子、手袋、財布、衣類等の製品に貼り付けて使用することができる。
【0045】
【実施例】
金型フレーム40をパターニングして「LA」という文字の第1の刻印部10を形成し、該第1の刻印部10に液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルL2に突出した「LA」という文字を形成する。続いて、二枚のフィルム100を使用する。
【0046】
図7は実施例において使用されるフィルムを示す概略図である。
【0047】
この場合、フィルム100は、切り抜いた穴部に織物を当てて使用され、該織物の網によって多孔部110が形成される。
【0048】
まず、前記第1の刻印部10を埋め込んだ金型フレーム40上に、「bEL」という文字が切り抜かれた多孔部110を備えたフィルム100を置き、該フィルム100上に液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、該ペーストPVC樹脂組成物によって、多孔部110を透過させる方式で、金型フレーム40に前記「bEL」という文字の、ペーストPVC樹脂組成物の薄い層を形成する。続いて、前記フィルム100を除去し、前記薄い層を加熱し、固化させ、冷却する。
【0049】
このようにして、「bEL」という背景文字をラベルL2(図4)に形成することができる。
【0050】
続いて、楕(だ)円形の模様を切り抜いた穴部120を備えたフィルム100を、形成された「bEL」という文字の後方に置き、フィルム100上に液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、該ペーストPVC樹脂組成物によって、前記楕円形の模様を切り抜いた穴部120を透過させる方式で、金型フレーム40に前記模様の薄い層を形成した後、フィルム100を除去し、薄い層を加熱し、固化させ、冷却する。
【0051】
その結果、楕円形の背景模様をラベルL2に形成することができる。
【0052】
このようにして、「bEL」という背景文字及び楕円形の背景模様の第2の固化層60が形成された金型フレーム40に、再び液状のペーストPVC樹脂組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、底層になるペーストPVC樹脂組成物から成る固化シート70を形成する。そして、「LA」という文字が突出し、楕円形の模様及び「bEL」という文字が固化シート70に挿入形成されたラベルL2が完成される。
【0053】
本発明の他の実施の形態においては、フィルム100の追加的な利用により、前記文字又は模様のほかに、他の文字又は模様を、特にカラーで多様に形成することができる。
【0054】
本発明の更に他の実施の形態においては、液状のペーストPVC樹脂組成物のほかに、シリコーン樹脂等の通常、使用可能な樹脂をラベルL2に使用することができる。
【0055】
本発明の更に他の実施の形態においては、固化シート70に、さらに、ベルクロファスナー、接着部等によってラベルL2の多様な応用を可能にするための通常の部材を配設することができる。
【0056】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、シートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルにおいては、ラベルに突出した文字又は模様を形成する所定の組成物から成る第1の固化層と、該第1の固化層の後方において、フィルムの多孔部を透過して印刷する方式で、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する前記組成物から成る第2の固化層と、該第2の固化層の後方において、前記第2の固化層を挿入させ、ラベルの底層を形成する前記組成物から成る固化シートとを有する。
【0058】
この場合、金型フレームを特別の方法で製作したり、完成されたラベルの後方に印刷を追加して行ったりする必要がないので、ラベルに背景になる文字及び模様を形成するための作業を簡素化することができる。また、追加して行われる印刷によるインク層が、ラベルを構成する固化シートから剥がれてしまうことがないので、ラベルの寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における突出部がある場合のラベルの製造工程を示す概略図である。
【図2】従来のラベルの斜視図である。
【図3】従来のラベルの製造工程を示す概略図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるラベルの斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるフィルムの斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における突出部がない場合のラベルの製造工程を示す概略図である。
【図7】実施例において使用されるフィルムを示す概略図である。
【符号の説明】
10、20  第1、第2の刻印部
40  金型フレーム
50、60  第1、第2の固化層
60a  固化層
70  固化シート
100  フィルム
110  多孔部
L2  ラベル

Claims (8)

  1. ラベルに突出した文字又は模様を形成する所定の組成物から成る第1の固化層と、
    該第1の固化層の後方において、フィルムの多孔部を透過して印刷する方式で、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する前記組成物から成る第2の固化層と、
    該第2の固化層の後方において、前記第2の固化層を挿入させ、ラベルの底層を形成する前記組成物から成る固化シートとを有することを特徴とするシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル。
  2. 前記第2の固化層の文字又は模様は、カラー文字又はカラー模様である請求項1に記載のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル。
  3. フィルムの多孔部を透過して印刷する方式で、ラベルに突出しない文字又は模様を形成する所定の組成物から成る固化層と、
    該固化層の後方において、固化層を挿入させ、ラベルの底層を形成する前記組成物から成る固化シートとを有することを特徴とするシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル。
  4. 前記固化層の文字又は模様は、カラー文字又はカラー模様である請求項3に記載のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベル。
  5. パターニングによって金型フレームに形成された第1の刻印部に、液状の所定の組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルに突出した文字又は模様を構成する第1の固化層を形成する工程と、
    前記第1の固化層の後方に、所望の文字又は模様を切り抜くことによって形成された多孔部を備えたフィルムを置き、該フィルム上に組成物を塗布し、フィルムを透過させた後に除去することによって、前記組成物から成る薄い層を形成し、該薄い層によって、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルに突出した文字又は模様の背景になる所望の文字又は模様を構成する第2の固化層を形成する工程と、
    前記第2の固化層の後方に、前記組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルの底層になる前記組成物から成る固化シートを形成する工程とを有することを特徴とするシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法。
  6. 前記フィルムを少なくとも2枚以上使用して、ラベルに前記文字又は模様を形成する請求項5に記載のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法。
  7. 第1の刻印部のない金型フレームの第2の刻印部に、所望の文字又は模様を切り抜いた多孔部を備えたフィルムを置き、該フィルム上に液状の所定の組成物を塗布し、フィルムを透過させた後に除去することによって、前記組成物から成る薄い層を形成し、該薄い層によって、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルに突出しない文字又は模様を構成する突出部がない固化層を形成する工程と、
    前記突出部がない固化層の後方に、前記組成物を塗布し、加熱・固化・冷却過程を経て、ラベルの底層になる前記組成物から成る固化シートを形成する工程とを有することを特徴とするシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法。
  8. 前記フィルムを少なくとも2枚以上使用して、ラベルに前記文字又は模様を形成する請求項7に記載のシートに挿入形成された文字又は模様付きのラベルの製造方法。
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