JPH10166792A - アップリケ用シリコンシート及びその製造方法 - Google Patents

アップリケ用シリコンシート及びその製造方法

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JPH10166792A
JPH10166792A JP33125696A JP33125696A JPH10166792A JP H10166792 A JPH10166792 A JP H10166792A JP 33125696 A JP33125696 A JP 33125696A JP 33125696 A JP33125696 A JP 33125696A JP H10166792 A JPH10166792 A JP H10166792A
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adhesive
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sheet
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Ikuko Yoshida
郁子 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の色を自在に用いて所望の模様柄を得る
ことができ、模様柄の作製と衣服等の被着体への装着作
業とを分業化することができ、かつ被着体との接合を容
易に行い得るアップリケ用シリコンシート及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 シリコン樹脂5からなるシートを模様柄
にして布地6に固着させる。シート状の基材2と、基材
2の裏面に設けられる接着材3と、基材2の表面に積層
される模様柄の着色材4及びシリコン樹脂5とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン樹脂から
なるシートを模様柄にして衣服やその他の身の回り品等
の被着体に固着させるアップリケ用シリコンシート及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Tシャツ等の衣服やその他の身の回り品
等に文字、数字、星等を模様柄としてアップリケする場
合がある。
【0003】この場合に、例えば、シリコン樹脂を厚み
2〜3mmのシート状にして硬化させ、所定の形に整形
したものを衣服等に固着させるアップリケ用シリコンシ
ートがある。
【0004】このアップリケ用シリコンシートは、通常
良く行われるTシャツ等の衣服等に単に図柄をプリント
するだけの平面的なものではなく、アップリケとして立
体感を持たすことができる点で評価されているものであ
る。
【0005】従来のアップリケ用シリコンシートの製造
方法には、大別して、整形法とプリント法とがある。
【0006】上記の整形法は、図13に示すように、ア
ルミニウムや真鍮等からなる版81に、模様柄が反転状
態となるように凹部82を形成する。次いで、図14
(a)に示すように、この凹部82にシリコン樹脂83
を流し込み、上から衣服等の布84を押し当て、熱をか
けながら押圧する。
【0007】これによって、凹部82の中のシリコン樹
脂83がこの布84に浸透する。そこで、押圧力を解除
して、布84を持ち上げると、図14(b)に示すよう
に、模様柄のシリコン樹脂83がこの布84に食い込ん
だ状態で、版81から剥がれる。これによって、図15
に示すように、布84に固着した正転状態の模様柄がア
ップリケとして得られる。
【0008】一方、プリント法は、図16に示すよう
に、メッシュの表面及び裏面がコーティングされた所謂
印刷用マスター90に、絵柄91を反転状態で焼き付け
る。これによって、絵柄91の焼き付け部分のコーティ
ングが剥がれ、印刷用マスター90の表面と裏面とが貫
通した状態となる。
【0009】次いで、図17(a)に示すように、衣服
等の布92にこの印刷用マスター90を置き、上からシ
リコン樹脂93を流し込み、当て板94を介して熱と圧
力をかけることにより、シリコン樹脂93が印刷用マス
ター90の貫通部95を通して布92に流れ込む。
【0010】そして、この印刷用マスター90を引き上
げることにより、図17(b)に示すように、シリコン
樹脂93が布92に食い込んだ状態で転写される。その
後、温度が下がってシリコン樹脂93が硬化し、図18
に示すように、布92に固着した正転状態の模様柄がア
ップリケとして得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアップリケ用シリコンシート及びその製造方法で
は、シリコンシートに着色するためには、シリコン樹脂
中に着色材を直接添加する方法でしか着色することがで
きず、その結果、単一色でしか模様柄を現すことができ
ないという問題点を有している。
【0012】また、製造に際しては、模様柄の作製を行
う場所へ衣服等を持込んで模様柄の作製と衣服への装着
とを一括して行わなければならず、分業が図り難いとい
う問題点を有している。
【0013】さらに、シリコン樹脂は、一般的に離型性
を有し、接着剤とは馴染まないので、シリコン樹脂と衣
服等とを接着剤にて接着させることは困難であるという
問題点を有している。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、任意の色を自在に用いて
所望の模様柄を得ることができ、模様柄の作製と衣服等
の被着体への装着作業とを分業化することができ、かつ
被着体との接合を容易に行い得るアップリケ用シリコン
シート及びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のア
ップリケ用シリコンシートは、上記課題を解決するため
に、シリコン樹脂からなるシートを模様柄にして被着体
に固着させるアップリケ用シリコンシートにおいて、シ
ート状の基材と、この基材の裏面に設けられる接着材
と、この基材の表面に積層される模様柄の着色材及びシ
リコン樹脂とからなることを特徴としている。
【0016】上記の発明によれば、模様柄の着色材は、
シート状の基材の表面に設けられる。そして、その上に
シリコン樹脂が積層される。したがって、基材に任意の
模様柄の着色材を設けることができ、かつその模様柄
を、例えば透明のシリコン樹脂を通してみることができ
る。
【0017】この結果、任意の色及び細かい描写を自在
に用いて所望の模様柄を得ることができるアップリケ用
シリコンシートを提供することが可能となる。
【0018】一方、このアップリケ用シリコンシート
は、基材の表面には模様柄の着色材及びシリコン樹脂が
積層されかつ基材の裏面には接着材が設けられたものを
一体ものとして扱うことができるので、これを単位とし
て持ち運びすることが可能となる。
【0019】したがって、模様柄の作製と衣服等への装
着作業とを分業化することが可能となる。
【0020】さらに、上記のものを一体として取り扱う
ので、任意に指定の場所に所望の模様柄のアップリケ用
シリコンシートを取り付けることができる。また、所望
の模様柄のアップリケ用シリコンシートを形成するに際
して、カッターにて任意の形状に切断することができる
ので、切断エッジの立ったものを形成することができ
る。その結果、一層の立体感を出すことができる。
【0021】また、被着体への取り付けに際しては、接
着材を用いているので、布地は勿論、革製品、紙製品、
陶磁器及びプラスチック製品等の任意の被着体に容易に
接合させることができる。
【0022】請求項2に係る発明のアップリケ用シリコ
ンシートは、上記課題を解決するために、請求項1記載
のアップリケ用シリコンシートにおいて、上記接着材は
ホットメルト接着材である一方、上記着色材は、基材の
表面に転写されたものであることを特徴としている。
【0023】上記の発明によれば、接着材にホットメル
ト接着材を使用しているので、衣服等の被着体に固着さ
せるときにおいても、容易に、熱と圧力とを加えて接着
することができる。さらに、ホットメルト接着材は熱を
加えたときにのみ溶融して接着するので、取扱が容易で
ある。
【0024】また、着色材は基材の表面に転写されるも
のである。このため、例えば、転写材として離型剤を塗
布した紙に着色材を印刷又は複写し、これを用いて基材
に転写することができる。その結果、同一の着色材の模
様柄を大量に作ることが可能となる。
【0025】したがって、転写による作業の容易化及び
製品の量産化により、コスト低減を図ることができる。
【0026】請求項3に係る発明のアップリケ用シリコ
ンシートの製造方法は、上記課題を解決するために、シ
リコン樹脂からなるシートを模様柄にして被着体に固着
させるアップリケ用シリコンシートの製造方法におい
て、基材の裏面に接着材を付着させる一方、基材の表面
には模様柄の着色材を設け、その後、この着色材を設け
た基材の上にシリコン樹脂をシート状に流して硬化させ
ることを特徴としている。
【0027】上記の発明によれば、アップリケ用シリコ
ンシートを製造するときには、基材の裏面に接着材を付
着させる。これにより、接着材は、一部が基材に浸透す
る。
【0028】一方、基材の表面には模様柄の着色材が設
けられる。したがって、従来のように模様柄がシリコン
樹脂によってのみ整形されるという拘束がなくなり、任
意の色及び細かい描写を自在に用いて所望の模様柄を得
ることができる。
【0029】次いで、基材の表面側から溶融状態のシリ
コン樹脂がシート状に流される。これによって、シリコ
ン樹脂は一般に基材への浸透性が優れているので、基材
の厚み方向に対して、自在に浸透する。そして、この浸
透は、予め基材に浸透した上記の接着材によって堰き止
められる。
【0030】すなわち、一般的に、シリコン樹脂は離型
性を有し、接着材には馴染まない性質を有している。し
かし、本発明では、シリコン樹脂及び接着材は基材を媒
体として両者が接合されるので、容易に接合することが
できる。
【0031】また、このアップリケ用シリコンシートを
被着体に取り付ける際には、接着材を用いているので、
布地は勿論、革製品、紙製品、陶磁器及びプラスチック
製品等の任意の被着体に容易に接合させることができ
る。
【0032】さらに、このアップリケ用シリコンシート
は、基材の表面には模様柄の着色材及びシリコン樹脂が
積層され、かつ基材の裏面には接着材が設けられたもの
を一体ものとして扱うことができるので、これを単位と
して持ち運びすることが可能となる。
【0033】したがって、模様柄の作製と衣服への装着
作業とを分業化することが可能となる。
【0034】また、上記のものを一体として取り扱うの
で、任意に指定の場所に所望の模様柄のアップリケ用シ
リコンシートを取り付けることができる。さらに、所望
の模様柄のアップリケ用シリコンシートを形成するに際
して、カッターにて任意の形状に切断することができる
ので、切断エッジの立ったものを形成することができ
る。その結果、一層の立体感を出すことができる。
【0035】請求項4に係る発明のアップリケ用シリコ
ンシートの製造方法は、上記課題を解決するために、請
求項3記載のアップリケ用シリコンシートの製造方法に
おいて、上記基材の裏面に付着させる接着材をホットメ
ルト接着材とし、かつ、基材の表面に設けられる模様柄
の着色材は、離型剤を塗布した転写材に模様柄を反転状
態でカラー印刷したものを上記基材表面に転写すること
により形成されることを特徴としている。
【0036】上記の発明によれば、接着材にホットメル
ト接着材を使用するので、衣服等に固着させるときにお
いても、容易に、熱と圧力とを加えて接着することがで
きる。さらに、熱の加えたときにのみ溶融して接着する
ので、取扱が容易である。
【0037】また、着色材は基材の表面に転写される。
このため、例えば、転写材として離型剤を塗布した紙に
着色材を印刷又は複写し、これを用いて基材に転写する
ことができる。その結果、同一の着色材の模様柄を大量
に作ることが可能となる。
【0038】したがって、転写による作業の容易化及び
製品の量産化により、コスト低減を図ることができる。
【0039】また、転写に際しては、離型剤を塗布した
転写材に模様柄を反転状態でカラー印刷したものを基材
表面に転写する。このため、例えば、パーソナルコンピ
ュータのカラーグラフィックスにて模様柄を作成し、こ
れを離型剤を塗布した転写材に反転状態でカラー印刷
し、これを基材表面に転写することができる。
【0040】したがって、模様柄の作成がさらに容易と
なると共に、カラーによる文字、図形は勿論のこと、細
かい描写や写真等の任意の模様柄を容易に基材に転写し
て着色材とすることができるので、画像品質の向上を図
ることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図12に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0042】本実施の形態のアップリケ用シリコンシー
ト1は、図1(a)(b)に示すように、シート状の基
材2と、この基材2の裏面に設けられる接着材3と、基
材2の表面に積層される模様柄の着色材4及びシリコン
樹脂5とからなっている。
【0043】このアップリケ用シリコンシート1は、最
終的に被着体としての例えば布地6に固着される。
【0044】上記基材2は、例えばポリエステル等の樹
脂からなるフィルムにてなっており、伸び縮み性、耐熱
性、強靱性、及びシリコン樹脂5との親和性にある程度
優れたものとなっている。すなわち、基材2の材質は、
弾力性のあるシリコン樹脂5が付着されたときに、でき
るだけこのシリコン樹脂5の弾力性に追従できるものが
良く、さらに後述するように、製造に際して、熱と圧力
とを加えるので相当する耐熱性及び強靱性を有すること
が要求される。また、基材2には、シリコン樹脂5を浸
透させる性質が基本的に要求される。
【0045】それゆえ、基材2の材質は、必ずしもポリ
エステルに限らず、他のウレタン樹脂からなるフィルム
や、その他延展性を有する金属箔を使用することが可能
である。
【0046】本実施の形態では、上記のポリエステルフ
ィルムからなる基材2は、例えば厚さ約0.2mmとな
っている。具体的には、厚さ約0.1m〜0.5mが好
ましく、より好ましくは厚さ0.15m〜0.3mであ
る。なお、この厚さは基材2の材質によって異なるもの
である。
【0047】また、この基材2は、白色系の色を呈して
いることが好ましい。これは、着色材4を鮮明に表現で
きるようにするため、及び着色材4が例えば淡い色であ
る場合に、色負けしないようにするためである。
【0048】ただし、基材2の色として意図的に着色材
4と補色関係にある色や、背景色としての特別の色を使
用することは可能である。
【0049】また、基材2の裏面に設けられる接着材3
は、例えば熱接着ポリウレタンフィルム等のホットメル
ト接着材からなっている。なお、他の熱接着フィルムと
して、例えば、ナイロン、EVA、PVC、アクリル、
ポリエステル、その他の熱可塑性フィルム等を用いるこ
とが可能である。すなわち、これらは低温で溶融し、か
つ加熱時に収縮性が小さい点で好ましいものとなってい
る。
【0050】また、本実施の形態では、上述したよう
に、接着材3としてホットメルト接着材を使用してお
り、かつ後述するように、基材2に対して接着材3をシ
リコン樹脂5よりも先に付ける工法を採用している。た
だし、必ずしもこれに限らず、シリコン樹脂5及び布地
6の両方に接着性を有するものであれば、後付けの接着
材3であっても良い。
【0051】次に、上記の着色材4は、本実施の形態で
は、図示しないカラープリンタで印刷したものを基材2
に転写することにより形成している。ただし、必ずしも
これに限らず、例えば、星、数字、文字等の模様柄を直
接基材2に印刷したり、手書きしたり、版等で押したり
することが可能であることは勿論、薄い模様柄の物質、
例えば光るテープを所定の模様柄に切って基材2に貼り
付けたり、微細な真珠粒子等を基材2に付したりするこ
とも可能である。
【0052】また、この着色材4の上には、シリコン樹
脂5がシート状に形成されている。このシリコン樹脂5
には油性と水性のものがあるが、本実施の形態では、油
性のものを使用している。そして、厚みが例えば約1〜
3mm程度に形成されているので、立体感が得られるも
のとなっている。なお、微細な真珠粒子等の異物を着色
材4として用いるときには、シリコン樹脂5の厚みも例
えば5mm程度に厚く形成することが好ましい。
【0053】上記構成のアップリケ用シリコンシート1
の製造方法を以下に説明する。
【0054】本実施の形態の製造方法では、最初に、着
色材4がカラー印刷によって基材2に転写される。
【0055】すなわち、図2(a)に示すように、着色
材4は、例えばシリコーン系樹脂等の離型剤7を塗布し
た紙8からなる転写材としての特殊紙9に模様柄が反転
状態でカラー印刷される。
【0056】この模様柄は、例えばパーソナルコンピュ
ータにて作成され、カラー印刷機にて反転状態でこの特
殊紙9にカラー印刷される。このように、パーソナルコ
ンピュータのカラーグラフィックスにて模様柄を作成す
るので、文字、図形、記号又は写真等の任意の模様柄を
作成することができると共に、任意の色及び色分け模様
に形成することが可能である。
【0057】なお、反転状態で印刷することは、最近の
カラー印刷機では、左右反転モードで印刷することがで
きるので、容易である。
【0058】次に、図2(b)に示すように、この着色
材4に、接着剤10をスクリーン印刷するか又は霧状に
して乗せる。
【0059】次いで、図3(a)に示すように、この着
色材4を印刷した特殊紙9を裏返しにして、基材2の表
面に押し当て、上から図示しない熱プレス機にて、熱及
び圧力をかける。このときの温度は例えば約160〜1
80℃であり、圧力は例えば約300〜750g/cm
2 である。また、加圧時間は、例えば10〜25秒が好
ましい。
【0060】その後、加圧及び加熱を解除し、冷えてか
ら特殊紙9を剥がす。これによって、図3(b)に示す
ように、着色材4つまりカラートナーが基材2に転写さ
れる。
【0061】なお、必ずしも着色材4をこのように基材
2に転写する方法を用いる必要はなく、前記したよう
に、例えば、直接、基材2に模様柄の着色材4を印刷し
ても良く、また、手書きしても良く、さらに微細な真珠
等の異物を付しても良い。
【0062】次に、図4(a)に示すように、着色材4
を転写した基材2を裏返して、接着材3を当接させて、
熱をかけながら加圧し、接着材3を基材2に接着させ
る。
【0063】このときの加熱温度は例えば110〜13
0℃であり、加熱時間は例えば10〜15秒程度であ
る。また、加圧力は僅かとする。すなわち、ここでは接
着材3を基材2に接着させることを目的としており、接
着材3に温度をかけることにより溶融して接着するの
で、加圧は、上述のように、軽く行う程度で良い。な
お、通常ホットメルト接着材は、図示しない離型紙が設
けられているので、本実施の形態においても、その上か
ら加熱及び加圧が行われる。
【0064】これによって、図4(b)に示すように、
この接着材3が基材2の裏面に約10μm程度の深さま
で浸透する。すなわち、本実施の形態では、接着材3と
して例えばポリウレタン系の接着材3を使用しているの
で、このポリウレタン系の接着材3は、基材2の厚み方
向に対して、これ以上浸透しないものとなる。
【0065】なお、本実施の形態では、基材2の表面に
着色材4を転写してから、基材2の裏面に接着材3を付
着させているが、必ずしもこれに限らず、例えば、先に
基材2に接着材3を付着させてから、その後で、着色材
4を転写することも可能である。
【0066】次に、この基材2の裏面に接着材3を付し
かつ表面に着色材4を転写したものを、図5(a)に示
すように、枠型11に入れる。そして、図5(b)に示
すように、溶融状態のシリコン樹脂5をシート状に流し
込む。なお、上記の枠型11は、シリコン樹脂5の必要
厚みに応じた深さを有している。
【0067】この時流し込むシリコン樹脂5は、通常
は、着色材4が見えるように透明なものであるが、必ず
しもこれに限らず、例えば部分的に、シリコン樹脂5に
着色材料を添加しても良い。また、シリコン樹脂5を流
し込む直前に、着色材4として、例えば、薄い模様柄の
物質、例えば、光るテープ等を所定の模様柄に切って基
材2に貼り付けた後に、シリコン樹脂5を流し込んでも
良い。
【0068】このようしてシリコン樹脂5を流し込むこ
とによって、シリコン樹脂5は毛管現象に優れているの
で、図6に示すように、基材2に対して自在に浸透す
る。そして、その浸透は、接着材3の上面3aにて堰き
止められる。
【0069】すなわち、この製造方法では、必ず接着材
3を基材2に付着させてから、シリコン樹脂5を表面に
設ける必要がある。この順序を逆にすると、浸透性の優
れたシリコン樹脂5が基材2の裏面にまで達するので、
その後に基材2の裏面に一般的な接着材3を付着させよ
うとしても、シリコン樹脂5と接着材3との馴染みが悪
く、接着材3が基材2に付着しない。
【0070】その後、シリコン樹脂5が硬化してから、
前記枠型11からこの基材2を取り出すと、図7に示す
ものが得られる。
【0071】次いで、この模様柄を、図8に示すよう
に、抜き型やコンピュータカッターにてデザイン別にカ
ットする。同図においては、平行四辺形にカットしてい
る。これによって、デザインのエッジが立った状態のも
のを形成することができる。すなわち、従来品では、版
にシリコン樹脂5を流して形成していたので、硬化した
ときにどうしてもエッジがテーパ状になるという欠点が
あった。しかし、本実施の形態では、これを防止するこ
とが可能となっている。
【0072】なお、カッティングは、例えば、文字の模
様柄に沿って行うことができる一方、文字よりも大きく
カットすることも自在に行うことができる。
【0073】次いで、図9(a)(b)に示すように、
上記デザイン別にカットしたアップリケ用シリコンシー
ト1を反転状態つまり裏返しにして、レイアウト用フィ
ルム12に並べる。このレイアウト用フィルム12に
は、接着剤が予め付着されているので、一旦レイアウト
すると仮付け状態となる。
【0074】次いで、図10に示すように、アップリケ
用シリコンシート1における接着材3側には、保護シー
ト13を当てる。この保護シート13は、離型紙として
の性質を有するものである。なお、前記接着材3の図示
しない離型紙を転用することも可能である。
【0075】本実施の形態のアップリケ用シリコンシー
ト1は、この状態にて容易に移動することができる。し
たがって、このアップリケ用シリコンシート1を布地6
に固着させるときには(図1参照)、この状態のアップ
リケ用シリコンシート1を、例えば熱プレス機を有する
服製造工場等に持ち込んで行うことができる。また、家
庭的には、アイロンを用いて行うことも可能である。
【0076】次いで、アップリケ用シリコンシート1を
布地6に取り付けるときの状況を説明する。
【0077】まず、図10に示す保護シート13を剥が
して、図11に示すように、アップリケ用シリコンシー
ト1を反転状態にする。次いで、同図に示すように、布
地6をこのアップリケ用シリコンシート1の接着材3に
当接させる。なお、この当接に際しては、布地6に対す
るアップリケ用シリコンシート1の位置が予め定められ
ているものとする。
【0078】そして、図示しない熱プレス機にて布地6
側から熱と圧力とをかける。これによって、接着材3が
融けてアップリケ用シリコンシート1が布地6に接着す
る。
【0079】また、このように、布地6の裏側から熱と
圧力とをかけることによって、布地6にアップリケ用シ
リコンシート1の型を殆ど残さないようにすることがで
きる。さらに、このアップリケ用シリコンシート1の衣
服への装着に際しては、レイアウト用フィルム12が存
在するので、圧力が均等に分配され、シートの縁部も十
分に押圧される。このため、アップリケ用シリコンシー
ト1の全体が確実に衣服に装着され、容易に剥がれるの
を防止することができる。
【0080】なお、本実施の形態では、上述したよう
に、布地6の裏側から熱と圧力をかけているが、必ずし
もこれに限らず、例えば、図12に示すように、レイア
ウト用フィルム12側から熱と圧力とをかけることも可
能である。
【0081】最後に、レイアウト用フィルム12を剥が
すことによって、図1(a)(b)に示すように、布地
6に固着したアップリケ用シリコンシート1を得ること
ができる。
【0082】このように、本実施の形態のアップリケ用
シリコンシート1では、模様柄の着色材4は、シート状
の基材2の表面に設けられる。そして、その上にシリコ
ン樹脂5が積層される。したがって、基材2に任意の模
様柄の着色材4を設けることができ、かつその模様柄
を、透明のシリコン樹脂5を通してみることができる。
【0083】この結果、任意の色及び細かい描写を自在
に用いて所望の模様柄を得ることができるアップリケ用
シリコンシート1を提供することが可能となる。
【0084】一方、このアップリケ用シリコンシート1
は、基材2の表面には模様柄の着色材4及びシリコン樹
脂5が積層されかつ基材2の裏面には接着材3が設けら
れたものを一体ものとして扱うことができるので、これ
を単位として持ち運びすることが可能となる。
【0085】したがって、模様柄の作製と衣服等への装
着作業とを分業化することが可能となる。
【0086】さらに、上記のものを一体として取り扱う
ので、任意に指定の場所に所望の模様柄のアップリケ用
シリコンシート1を取り付けることができる。また、所
望の模様柄のアップリケ用シリコンシート1を形成する
に際して、カッターにて任意の形状に切断することがで
きるので、切断エッジの立ったものを形成することがで
きる。その結果、一層の立体感を出すことができる。
【0087】また、衣服等の被着体への取り付けに際し
ては、接着材3を用いているので、布地は勿論、革製
品、紙製品、陶磁器及びプラスチック製品等の任意の被
着体に容易に接合させることができる。
【0088】また、本実施の形態のアップリケ用シリコ
ンシート1では、接着材3にホットメルト接着材を使用
しているので、衣服等の被着体に固着させるときにおい
ても、容易に、熱と圧力とを加えて接着することができ
る。さらに、ホットメルト接着材は熱を加えたときにの
み溶融して接着するので、取扱が容易である。
【0089】また、着色材4は基材2の表面に転写され
るものである。このため、転写材として離型剤7を塗布
した特殊紙9に着色材4を印刷又は複写し、これを用い
て基材2に転写することができる。その結果、同一の着
色材4の模様柄を大量に作ることが可能となる。
【0090】したがって、転写による作業の容易化及び
製品の量産化により、コスト低減を図ることができる。
【0091】さらに、本実施の形態のアップリケ用シリ
コンシート1は、シリコン樹脂5を硬化させたものから
なっているので、所謂シリコンゴムとして弾力性があ
り、ボリュームもあり、これによって、衣服の生地の柔
らかさに応じた暖かみのあるアップリケとすることがで
きる。
【0092】また、本実施の形態のアップリケ用シリコ
ンシート1の製造方法は、基材2の裏面に接着材3を付
着させる一方、基材2の表面には模様柄の着色材4を設
け、その後、この着色材4を設けた基材2の上にシリコ
ン樹脂5をシート状に流して硬化させる方法である。
【0093】すなわち、まず、基材2の裏面に接着材3
を付着させる。これにより、接着材3は、一部が基材2
に浸透する。
【0094】一方、基材2の表面には模様柄の着色材4
が設けられる。したがって、従来のように模様柄がシリ
コン樹脂によってのみ整形されるという拘束がなくな
り、任意の色及び細かい描写を自在に用いて所望の模様
柄を得ることができる。
【0095】次いで、基材2の表面側から溶融状態のシ
リコン樹脂5がシート状に流される。これによって、シ
リコン樹脂5は一般に基材2への浸透性が優れているの
で、基材2の厚み方向に対して、自在に浸透する。そし
て、この浸透は、予め基材2に浸透した接着材3によっ
て堰き止められる。
【0096】すなわち、一般的に、シリコン樹脂5は離
型性を有し、接着材3には馴染まない性質を有してい
る。しかし、本実施の形態では、シリコン樹脂5及び接
着材3は基材2を媒体として両者が接合されるので、容
易に接合することができる。
【0097】また、このアップリケ用シリコンシート1
を被着体に取り付ける際には、接着材3を用いているの
で、布地は勿論、革製品、紙製品、陶磁器及びプラスチ
ック製品等の任意の被着体に容易に接合させることがで
きる。
【0098】さらに、このアップリケ用シリコンシート
1は、基材2の表面には模様柄の着色材4及びシリコン
樹脂5が積層され、かつ基材2の裏面には接着材3が設
けられたものを一体ものとして扱うことができるので、
これを単位として持ち運びすることが可能となる。した
がって、模様柄の作製と衣服への装着作業とを分業化す
ることが可能となる。
【0099】また、上記のものを一体として取り扱うの
で、任意に指定の場所に所望の模様柄のアップリケ用シ
リコンシート1を取り付けることができる。さらに、所
望の模様柄のアップリケ用シリコンシート1を形成する
に際して、カッターにて任意の形状に切断することがで
きるので、切断エッジの立ったものを形成することがで
きる。その結果、一層の立体感を出すことができる。
【0100】また、本実施の形態のアップリケ用シリコ
ンシート1の製造方法では、特に、接着材3にホットメ
ルト接着材を使用するので、衣服等に固着させるときに
おいても、容易に、熱と圧力とを加えて接着することが
できる。さらに、熱の加えたときにのみ溶融して接着す
るので、取扱が容易である。
【0101】また、着色材4は基材2の表面に転写され
る。このため、転写材として離型剤7を塗布した特殊紙
9に着色材4を印刷又は複写し、これを用いて基材2に
転写することができる。その結果、同一の着色材4の模
様柄を大量に作ることが可能となる。
【0102】したがって、転写による作業の容易化及び
製品の量産化により、コスト低減を図ることができる。
【0103】また、転写に際しては、離型剤7を塗布し
た特殊紙9に模様柄を反転状態でカラー印刷したものを
基材2表面に転写する。このため、例えばパーソナルコ
ンピュータのカラーグラフィックスにて模様柄を作成
し、これを離型剤7を塗布した特殊紙9に反転状態でカ
ラー印刷し、これを基材2表面に転写することができ
る。
【0104】したがって、模様柄の作成がさらに容易と
なると共に、カラーによる文字、図形は勿論のこと、細
かい描写や写真等の任意の模様柄を容易に基材に転写し
て着色材4とすることができるので、画像品質の向上を
図ることができる。
【0105】また、版が不要となるので、手間がかから
ず、かつコスト削減を図ることができる。
【0106】
【発明の効果】請求項1に係る発明のアップリケ用シリ
コンシートは、以上のように、シート状の基材と、この
基材の裏面に設けられる接着材と、この基材の表面に積
層される模様柄の着色材及びシリコン樹脂とからなるも
のである。
【0107】それゆえ、任意の色及び細かい描写を自在
に用いて所望の模様柄を得ることができるアップリケ用
シリコンシートを提供することが可能となるという効果
を奏する。
【0108】また、このアップリケ用シリコンシート
は、基材の表面には模様柄の着色材及びシリコン樹脂が
積層されかつ基材の裏面には接着材が設けられたものを
一体ものとして扱うことができるので、これを単位とし
て持ち運びすることが可能となる。
【0109】したがって、模様柄の作製と衣服等への装
着作業とを分業化することが可能となるという効果を奏
する。
【0110】また、被着体への取り付けに際しては、接
着材を用いているので、任意の被着体に容易に接合させ
ることができるという効果を奏する。
【0111】請求項2に係る発明のアップリケ用シリコ
ンシートは、以上のように、請求項1記載のアップリケ
用シリコンシートにおいて、上記接着材はホットメルト
接着材である一方、上記着色材は、基材の表面に転写さ
れたものである。
【0112】それゆえ、衣服等の被着体に固着させると
きにおいても、容易に、熱と圧力とを加えて接着するこ
とができる。さらに、ホットメルト接着材は熱を加えた
ときにのみ溶融して接着するので、取扱が容易であると
いう効果を奏する。
【0113】また、転写による作業の容易化及び製品の
量産化により、コスト低減を図ることができるという効
果を奏する。
【0114】請求項3に係る発明のアップリケ用シリコ
ンシートの製造方法は、以上のように、基材の裏面に接
着材を付着させる一方、基材の表面には模様柄の着色材
を設け、その後、この着色材を設けた基材の上にシリコ
ン樹脂をシート状に流して硬化させる方法である。
【0115】それゆえ、従来のように模様柄がシリコン
樹脂によってのみ整形されるという拘束がなくなり、任
意の色及び細かい描写を自在に用いて所望の模様柄を得
ることができるという効果を奏する。
【0116】また、シリコン樹脂及び接着材が基材を媒
体として接合されるので、容易に両者を接合することが
できるという効果を奏する。
【0117】また、このアップリケ用シリコンシートを
被着体に取り付ける際には、接着材を用いているので、
任意の被着体に容易に接合させることができるという効
果を奏する。
【0118】さらに、このアップリケ用シリコンシート
を一体ものとして扱うことができるので、これを単位と
して持ち運びすることが可能となる。したがって、模様
柄の作製と衣服への装着作業とを分業化することが可能
となるという効果を奏する。
【0119】請求項4に係る発明のアップリケ用シリコ
ンシートの製造方法は、以上のように、請求項3記載の
アップリケ用シリコンシートの製造方法において、基材
の裏面に付着させる接着材をホットメルト接着材とし、
かつ、基材の表面に設けられる模様柄の着色材は、離型
剤を塗布した転写材に模様柄を反転状態でカラー印刷し
たものを上記基材表面に転写することにより形成される
方法である。
【0120】それゆえ、衣服等に固着させるときにおい
ても、容易に、熱と圧力とを加えて接着することができ
る。さらに、熱の加えたときにのみ溶融して接着するの
で、取扱が容易であるという効果を奏する。
【0121】また、転写による作業の容易化及び製品の
量産化により、コスト低減を図ることができるという効
果を奏する。
【0122】さらに、転写に際しては、離型剤を塗布し
た転写材に模様柄を反転状態でカラー印刷したものを基
材表面に転写する。したがって、模様柄の作成がさらに
容易となると共に、カラーによる文字、図形は勿論のこ
と、細かい描写や写真等の任意の模様柄を容易に基材に
転写して着色材とすることができるので、画像品質の向
上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるアップリケ用シリコンシートの
実施の一形態を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図2】上記アップリケ用シリコンシートの製造に際し
て、基材へ着色材を転写するときに使用される特殊紙の
状態を示すものであり、(a)は特殊紙にカラー印刷さ
れた状態を示す側面図、(b)はさらにその上に接着剤
が付された状態を示す側面図である。
【図3】上記アップリケ用シリコンシートの製造工程を
示すものであり、(a)は特殊紙にカラー印刷された着
色材を基材に転写する状態を示す説明図、(b)は着色
材の転写が終了した状態を示す説明図である。
【図4】上記アップリケ用シリコンシートの製造工程を
示すものであり、(a)は基材を裏返しにして接着材を
付着させる状態を示す断面図、(b)は接着材を基材に
付着させた状態を示す拡大断面図である。
【図5】上記アップリケ用シリコンシートの製造工程を
示すものであり、(a)は基材の裏面に接着材を付しか
つ表面に着色材を転写したものを枠型に入れた状態を示
す平面図、(b)はその枠型内にシリコン樹脂を流し込
んだ状態を示す断面図である。
【図6】シリコン樹脂の基材への浸透状態を示す拡大断
面図である。
【図7】上記アップリケ用シリコンシートを示す平面図
である。
【図8】上記アップリケ用シリコンシートを個別の模様
柄にカットした状態を示す平面図である。
【図9】上記個別の模様柄にカットしたアップリケ用シ
リコンシートを裏返しにして、レイアウト用フィルム上
に並べた状態を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図10】上記アップリケ用シリコンシートをレイアウ
ト用フィルム上に並べた後、接着材側に保護シートを付
した状態を示す断面図である。
【図11】上記アップリケ用シリコンシートを布地に装
着する際に、布地側から熱及び圧力をかけて装着する状
態を示す断面図である。
【図12】上記アップリケ用シリコンシートを布地に装
着する際に、シート側から熱及び圧力をかけて装着する
状態を示す断面図である。
【図13】従来のアップリケ用シリコンシートの製造方
法を示すものであり、整形法にて製造する際に、版に模
様柄となる凹部を形成した状態を示す平面図である。
【図14】上記整形法にてアップリケ用シリコンシート
の製造方法を示すものであり、(a)は版の凹部にシリ
コン樹脂を流し込んだ状態を示す断面図、(b)はシリ
コン樹脂の硬化後、版から取り出した状態を示す断面図
である。
【図15】上記整形法にて製造されたアップリケ用シリ
コンシートを示す平面図である。
【図16】従来の他のアップリケ用シリコンシートの製
造方法を示すものであり、プリント法にて製造する際
に、印刷用マスターに絵柄を反転状態で焼き付けた状態
を示す平面図である。
【図17】上記プリント法にてアップリケ用シリコンシ
ートの製造方法を示すものであり、(a)は印刷用マス
ターにシリコン樹脂を流し込んだ状態を示す断面図、
(b)はシリコン樹脂の硬化後、印刷用マスターから取
り外した状態を示す断面図である。
【図18】上記プリント法にて製造されたアップリケ用
シリコンシートを示す平面図である。
【符号の説明】
1 アップリケ用シリコンシート 2 基材 3 接着材 4 着色材 5 シリコン樹脂 6 布地(被着体) 7 離型剤 9 特殊紙(転写材) 12 レイアウト用フィルム 13 保護シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン樹脂からなるシートを模様柄にし
    て被着体に固着させるアップリケ用シリコンシートにお
    いて、 シート状の基材と、 この基材の裏面に設けられる接着材と、 この基材の表面に積層される模様柄の着色材及びシリコ
    ン樹脂とからなることを特徴とするアップリケ用シリコ
    ンシート。
  2. 【請求項2】上記接着材はホットメルト接着材である一
    方、上記着色材は、基材の表面に転写されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載のアップリケ用シリコン
    シート。
  3. 【請求項3】シリコン樹脂からなるシートを模様柄にし
    て被着体に固着させるアップリケ用シリコンシートの製
    造方法において、 基材の裏面に接着材を付着させる一方、基材の表面には
    模様柄の着色材を設け、その後、この着色材を設けた基
    材の上にシリコン樹脂をシート状に流して硬化させるこ
    とを特徴とするアップリケ用シリコンシートの製造方
    法。
  4. 【請求項4】上記基材の裏面に付着させる接着材をホッ
    トメルト接着材とし、かつ、基材の表面に設けられる模
    様柄の着色材は、離型剤を塗布した転写材に模様柄を反
    転状態でカラー印刷したものを上記基材表面に転写する
    ことにより形成されることを特徴とする請求項3記載の
    アップリケ用シリコンシートの製造方法。
JP33125696A 1996-12-11 1996-12-11 アップリケ用シリコンシート及びその製造方法 Pending JPH10166792A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210029935A (ko) * 2019-09-09 2021-03-17 안병학 핫멜트 수지에 의하여 열접착되는 렌티큘러 전사인쇄물 제품

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210029935A (ko) * 2019-09-09 2021-03-17 안병학 핫멜트 수지에 의하여 열접착되는 렌티큘러 전사인쇄물 제품

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