JP2004085842A - レンズ鏡筒およびカメラシステム - Google Patents

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Masahisa Tamura
田村 昌久
Atsushi Koyama
小山 敦史
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Abstract

【課題】特にインナーフォーカス方式の場合、鏡筒構造が多重化・複雑化し、レンズ鏡筒が大型化したり部品点数が多くなる。
【解決手段】レンズ11を保持するレンズ保持筒8と、レンズ保持筒の径方向外側に光軸回りで回転可能に設けられ、内周面にレンズ保持筒を光軸方向に駆動するためのカム部が設けられたカム筒7と、カム筒の径方向外側に光軸回りで回転可能に設けられ、カム筒と係合して回転力をカム筒に伝達する回転筒5と、回転筒の径方向外側に設けられ、内周面に、回転するカム筒を光軸方向に駆動するためのカム部が設けられた固定筒1とを有する。そして、カム筒の外周面に設けられた係合部7b,7fを、回転筒に設けられた光軸方向に延びるガイド部5dと固定筒1に設けられたカム部とに係合させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一眼レフカメラ等のカメラに装着されるレンズ鏡筒に関するものであり、特にインナーフォーカス方式を用いたズームレンズ鏡筒に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来インナーフォーカス方式を用いたズームレンズ鏡筒の鏡筒構造については様々な提案がされている。
【0003】
このインナーフォーカス方式は、高倍率でありながらコンパクトなズームレンズを構成でき、またフォーカス用の移動レンズが小径であるために、この移動レンズの駆動力を小さくすることができ、モータ等によりオートフォーカスを行なう場合に有利であるという特徴を有する。
【0004】
インナーフォーカス方式を用いた従来の代表的なズームレンズ鏡筒の構造は、例えば、特開平06−130278、特開2001−100080にて提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インナーフォーカス方式のデメリットとして、ズームを行ない焦点距離を変化させた際のフォーカスレンズ群の光軸方向への移動量が、同じ被写体距離でも変化する点、およびこの変化に対処するために、鏡筒構造が多重化・複雑化し、レンズ鏡筒が大型化したり部品点数が多くなるという点が挙げられる。鏡筒構成部材をアルミ等の金属材料を使用して薄肉化することにより小型化することもできるが、高コストになるという問題がある。したがって、より簡単な構造で安価に製作できる鏡筒構造が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、簡単な構造を持ち、安価に製作できるレンズ鏡筒を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ保持筒と、レンズ保持筒の径方向外側に光軸回りで回転可能に設けられ、内周面にレンズ保持筒を光軸方向に駆動するためのカム部が設けられたカム筒と、カム筒の径方向外側に光軸回りで回転可能に設けられ、カム筒と係合して回転力をカム筒に伝達する回転筒と、回転筒の径方向外側に設けられ、内周面に、回転するカム筒を光軸方向に駆動するためのカム部が設けられた固定筒とを有する。そして、カム筒の外周面に設けられた係合部を、回転筒に設けられた光軸方向に延びるガイド部と固定筒に設けられたカム部とに係合させるようにしている。
【0008】
これにより、簡単な構造の樹脂成形部品により小型に構成され、かつ安価に製作できる、特にインナーフォーカス方式のズームレンズに好適なズレンズ鏡筒を実現することが可能となる。
【0009】
なお、カム筒の内周面および固定筒の内周面に設けられたカム部をそれぞれ、径方向内側に突出した形状とするとともに、レンズ保持筒およびカム筒の外周面に設けられた、各カム部に係合する係合部をそれぞれ、径方向外側に突出した形状とし、さらに回転筒に設けられたガイド部を、この回転筒を径方向に貫通した形状に形成してもよい。
【0010】
また、レンズ保持筒、回転筒、カム筒および固定筒を樹脂によるモールド成形により製作し、レンズ保持筒およびカム筒に設けられた、各カム部に係合する係合部をそれぞれ、レンズ保持筒およびカム筒に一体成形してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施形態であるレンズ鏡筒の全体構成を示している。このレンズ鏡筒は、一眼レフカメラ(フィルムカメラやデジタルカメラ)に着脱可能な交換レンズ鏡筒である。また、図2には上記レンズ鏡筒の背面図を、図3および図4には、上記レンズ鏡筒を構成する各部品の形状を分解して示している。
【0012】
これらの図において、1は不図示のレンズマウントが固定される第1固定筒であり、その内周部1aには、更に径方向内側に突出する複数の第1凸カム1bが光軸回りの略等分間隔で一体成形されている。1cは第1固定筒1のうち筒状部の外周面を示している。
【0013】
上記レンズマウントは、不図示のカメラに装着されるバヨネット係合部を有している。
【0014】
2は第2固定筒であり、第1固定筒1に対して位置決めピン2aにより位置決めされ、ビス3により一体的に固定される。第2固定筒2の第1固定筒1への取付け側の端面2cには、複数の切り欠き部2bが形成されている。
【0015】
4はズーム操作環(第1の操作環)であり、その内周が第2固定筒2の外周面2dに径嵌合して回転可能に支持されている。ズーム操作環4の内周面の周方向複数箇所には、径方向内側に突出する位置決め突起4aが一体成形されている。
【0016】
位置決め突起4aは、光軸方向に第1固定筒1の端面1dと第2固定筒2の切り欠き部2bの端面とにより挟み込まれており、これら両端面に対して摺動することで、ズーム操作環4は光軸方向の所定位置において光軸回りで回転可能に支持されている。
【0017】
5は第1固定筒1の径方向内側に配置された第1カム環(回転筒)であり、その外周面5aには、径方向外側に突出する位置決め突起5bが形成されている。第1カム環5は、複数の位置決め突起5bをそれぞれは対応する位置決め突起4aに係合させ、ビス6によりズーム操作環4に固定されることで、ズーム操作環4と一体的に光軸回りで回転可能に支持される。
【0018】
また、第1カム環5の外周面5aには、更に径方向外側に突出する複数の第2凸カム5cが、内周面5dには更に径方向内側に突出する複数の第3凸カム5eが第1カム環5に一体成形されている。
第2凸カム5c及び第3凸カム5eは、他のレンズ群保持鏡筒とカム係合しており、ズーミングにより該他のレンズ保持鏡筒を光軸方向に移動させ、以下に説明する8のフォーカスレンズ保持鏡筒及び11のフォーカスレンズの動きと協調して該レンズ鏡筒の焦点距離を変化させる働きをする。特に第2凸カム5cは11のフォーカスレンズよりも被写体側に位置するレンズ群の移動に有効であり、第3凸カム5eはフォーカスレンズ11よりもフィルム側に位置するレンズ群の移動に有効である。
【0019】
また、第1カム環5の前側端部(図中の左側端部)における周方向複数箇所には、光軸方向に延びる直進溝部(ガイド部)5dが、第1カム環5を径方向に貫通する切り欠き部として形成されている。
【0020】
第1カム環5の外周面5aは、第1凸カム1bの最内周面(径方向内端面、以下同じ)よりも径方向内側に位置し、第2凸カム5cの最外周面(径方向外端面、以下同じ)は第1固定筒1の内周面1aよりも径方向内側に位置する。
【0021】
7は第1カム環5の径方向内側に配置された第2カム環(カム筒)であり、その外周面7aには、更に径方向外側に突出する複数の被ガイド部(係合部の一部)7bが形成されている。また、内周面7cには、更に径方向内側に突出する複数の第4凸カム7dが一体成形されている。
【0022】
被ガイド部7bのうち光軸方向に延びる側面部7eは、第1カム環5に設けられた対応する直進溝部5dの内側面に対して摺動可能であり、これにより、第2カム環7は、第1カム環5に対して回転することなく光軸方向に移動可能に支持される。
【0023】
また、被ガイド部7b上には、略半円柱状に突出形成された一対のカムフォロア部(係合部の一部)7fが一体成形されており、これら一対のカムフォロア部7fは第1固定筒1に形成された第1凸カム1bを光軸方向において挟み込む。これにより、第1固定筒1に対して第2カム環7の光軸方向への移動が阻止される。
【0024】
なお、第2カム環7の外周面7aは、第1カム環5の内周面5dよりも径方向内側に位置し、第1カム環5の第3凸カム5eの最内周面よりも径方向外側に位置する。
【0025】
また、被ガイド部7bの最外周面は、第1固定筒1の内周面1aよりも径方向内側に位置し、第1固定筒1の第1凸カム1bの最内周面は第1カム環5の外周面5aよりも径方向外側に位置する。
【0026】
8はフォーカスレンズ保持鏡筒(レンズ保持筒)であり、その一部は第2カム環7の径方向内側に配置されている。フォーカスレンズ保持鏡筒8の外周面8aには、更に径方向外側に突出した略半円柱状の側面を持つ一対のカムフォロア部(係合部)8bが複数、フォーカスレンズ保持鏡筒8に一体成形されている。これら一対のカムフォロア部8bは、第2カム環7の対応する位相の第4凸カム7dを光軸方向において挟み込んでいる。これにより、フォーカスレンズ保持鏡筒8は、第4凸カム7dの形状に沿って第2カム環7に対して光軸中心に回転しながら光軸方向に移動可能となっている。
【0027】
フォーカスレンズ保持鏡筒8の外周面8aは、第2カム環7の第4凸カム7dの最内周面よりも径方向内側に位置し、また、カムフォロア部8bの最外周面は第2カム環7の内周面7cよりも径方向内側に位置する。
【0028】
また、フォーカスレンズ保持鏡筒8の内周部8cは、フォーカスレンズ11を保持・固定するためのレンズ固定部である。この内周部8cにフォーカスレンズ11を挿入して熱カシメ等を行うことにより、フォーカスレンズ保持鏡筒8にフォーカスレンズ11一体的に固定する。
【0029】
また、フォーカスレンズ保持鏡筒8の前側にはフランジ部8dが一体成形されており、このフランジ部8dの最外周径は、少なくとも第1カム環5の内周面5dよりも大きく、第1固定筒1の外周面1cの径よりも小さくなるように設定されている。
【0030】
また、フランジ部8dの一部には、光軸方向に突出したキーガイド部8eが一体形成されており、このキーガイド部8eは光軸方向に延びたキーガイド溝部8fを有している。
【0031】
9は第2固定筒2の径方向内側に配置されたマニュアルフォーカスリング(第2の操作環)であり、その外周面9aは第2固定筒2の内周面2eに径嵌合している。また、マニュアルフォーカスリング9の外周面9a上に一体形成された複数のバヨネット爪9bは、第2固定筒7のバヨネット溝部2fに係合している。これにより、第2固定筒2は、光軸方向移動を規制され、光軸回りの回転のみ可能に保持されている。
【0032】
9cは径方向外側にフランジ状に突出した操作部であり、その外周面には、撮影者の手が滑らないようにローレット溝が形成されている。マニュアルフォーカスリング9の内周側には、インナーギヤ9dが一体的に形成されている。また端面部9eはフォーカスキー10の取付け面である。フォーカスキー10は、ビス12により端面部9eに一体固定される。
【0033】
10はフォーカスキーであり、マニュアルフォーカスリング9への取付面10aと光軸方向に延びたキー部10bとにより構成されている。キー部10bは、前述したフォーカスレンズ保持鏡筒8のキーガイド溝部8fと係合する。これにより、マニュアルフォーカスリング9が回転操作されると、フォーカスキー10を介してフォーカスレンズ保持鏡筒8に回転力が伝達され、フォーカスレンズ保持鏡筒8は光軸回りで回転しながら光軸方向に進退する。
【0034】
次に、以上のように構成されたレンズ鏡筒におけるズーム時の動作について説明する。
【0035】
撮影者によってズーム操作環4が光軸回りに回転操作されると、ズーム操作環4に一体的に固定された第1カム環5が光軸回りに回転する。すると第1カム環5の先端部の直進溝部5dに係合した被ガイド部7bを介して第2カム環7に回転力が伝達される。
【0036】
第2カム環7は、そのカムフォロア部7fが第1固定筒1の第1凸カム1bを光軸方向にて挟み込んでいる(係合している)ため、第1凸カム1bに沿って光軸回りに回転しながら光軸方向に進退する。
【0037】
フォーカスレンズ9およびフォーカスレンズ保持鏡筒8は、カムフォロア部8bが第2カム環7の第4凸カム7dを光軸方向にて挟み込んで係合しているため、フォーカスキー10が回転していなければ、このフォーカスキー10によってフォーカスレンズ保持鏡筒8の光軸回りの回転が阻止されるため、フォーカスレンズ保持鏡筒8は第2カム環7に対して第4凸カム7dのリードに沿って光軸方向に進退する。
【0038】
固定筒1,2に対するフォーカスレンズ9のズームによる動作は、第1凸カム1bによる第2カム環7の光軸方向移動量と、第4凸カム7dによるフォーカスレンズ保持鏡筒8の光軸方向移動量との和の量だけ、光軸回りで回転することなく進退することになる。
【0039】
次に、フォーカス時の動作について説明する。手動でフォーカス動作をする場合において、撮影者がマニュアルフォーカスリング9のローレット部9cを掴んでマニュアルフォーカスリング9を光軸回りで回転操作すると、このマニュアルフォーカスリング9に一体的に固定されたフォーカスキー10も光軸回りで回転する。そして、フォーカスキー10がフォーカスレンズ保持鏡筒8のキーガイド溝部8fと係合しているため、第2カム環7に対してフォーカスレンズ保持鏡筒8が回転し、該回転角分の第4凸カム7dのリードによってフォーカスレンズ保持鏡筒8が光軸方向に移動する。
【0040】
このとき、第4凸カム7dに係合するフォーカスレンズ保持鏡筒8のカムフォロア部8bの係合位置は、ズーム操作環4の回転量とマニュアルフォーカスリング9の回転量の組み合わせにより一義的に決まるため、ズームを行なって焦点距離を変化させた際のフォーカスレンズ9の光軸方向移動量が同じ被写体距離でも変化する場合においても、問題なく動作させることが可能である。
【0041】
また、モータ等によってフォーカスレンズ保持鏡筒8を駆動する(オートフォーカス等の)場合は、第1固定筒1に取り付けられた、モータ等を含む駆動ユニット(図示せず)の出力をマニュアルフォーカスリング9に設けられたインナーギヤ9dを介してこのマニュアルフォーカスリング9に伝達してこれを回転させる。この回転はフォーカスキー10を介してフォーカスレンズ保持鏡筒8に伝達され、フォーカスレンズ保持鏡筒8を光軸回りで回転させる。フォーカスレンズ保持鏡筒8は第2カム環7に対して回転することで、第4凸カム7dのリードによって光軸方向に移動する。
【0042】
以上、本実施形態にて説明したレンズ鏡筒の主要な構成部品はすべてプラスチック材料を使用したモールド成形により形成されている。
【0043】
ここで、モールド成形型の構造としては光軸方向に固定駒と可動駒をスライドさせる構造が簡単で安価であり、量産性の良い型構造であると一般的に知られている。
【0044】
本実施形態ではこの点を考慮し、特に、第1カム環5および第2カム環7のようなカム面を有する部品を光軸方向で型割りする型構成で成形するとともに、カム形状を凸カムとすることによって、複数の構成部材の径方向でのかさばりをなくし、簡単かつ小型のプラスチック部品により構成されたレンズ鏡筒を実現している。
【0045】
具体的な構成としては、第1固定筒1の内周面1aに設けられた第1凸カム1bの最内周面を第1カム環5の外周面5aよりも径方向外側に位置させるとともに、第1カム環5の外周面5aに設けられた第2凸カム5cの最外周面を第1固定筒1の第1凸カム1bの最内周面よりも径方向外側に位置させ、かつ第1固定筒1の内周面1aより径方向内側に位置させている。また、第2カム環7の外周面7aを第1カム環5の内周面5dより径方向内側に位置させるとともに、第1カム環5の内周面5dに設けられた第3凸カム5eの最内周面よりも径方向外側に位置させている。また、第2カム環7の外周面7aに設けられた被ガイド部7bの最外周面を第1固定筒1の第1凸カム1bの最内周面よりも径方向外側に位置させるとともに、第1固定筒1の内周面1aより径方向内側に位置させている。さらに、第2カム環7の内周面7cに設けられた第4凸カム7dの最内周面を、フォーカスレンズ保持鏡筒8の外周面8aより径方向外側に位置させるとともに、フォーカスレンズ保持鏡筒8の外周面8aに設けられたカムフォロア部8bの最外周面を第2カム環7の内周面7cより径方向内側に位置させている。以上の径方向の寸法関係により、小径のレンズ鏡筒を実現することができる。
【0046】
なお、本実施形態は本発明を実施するための具体的構成の一例を示したものに過ぎず、本発明の実施形態はこれに限られるものではない。
【0047】
また、本実施形態では、一眼レフカメラ用の交換レンズ鏡筒について説明したが、本発明は、カメラ一体型のレンズ鏡筒にも適用することができる。また、一眼レフカメラに限らず、ビデオカメラのレンズ鏡筒にも本発明を適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、簡単な構造の部品により小型でありながらも多重構造を有し、かつ安価に製作できる、特にインナーフォーカス方式のズームレンズに好適なレンズ鏡筒を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒の縦断面図である。
【図2】図1に示したレンズ鏡筒の背面図である。
【図3】図1に示したレンズ鏡筒の構成部品を表した分解斜視図である。
【図4】図3に示した構成部品の縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1固定筒
2 第2固定筒
3 ビス
4 ズーム操作環
5 第1カム環
6 ビス
7 第2カム環
8 フォーカスレンズ保持鏡筒
9 マニュアルフォーカスリング
10 フォーカスキー
11 フォーカスレンズ
12 ビス

Claims (6)

  1. レンズを保持するレンズ保持筒と、
    前記レンズ保持筒の径方向外側に光軸回りで回転可能に設けられ、内周面に前記レンズ保持筒を光軸方向に駆動するためのカム部が設けられたカム筒と、
    前記カム筒の径方向外側に光軸回りで回転可能に設けられ、前記カム筒と係合して回転力を前記カム筒に伝達する回転筒と、
    前記回転筒の径方向外側に設けられ、内周面に、回転する前記カム筒を光軸方向に駆動するためのカム部が設けられた固定筒とを有し、
    前記カム筒の外周面に設けられた係合部が、前記回転筒に設けられた光軸方向に延びるガイド部と前記固定筒に設けられたカム部とに係合していることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記カム筒の内周面および前記固定筒の内周面に設けられたカム部がそれぞれ、径方向内側に突出した形状を有するとともに、
    前記レンズ保持筒および前記カム筒の外周面に設けられた、前記各カム部に係合する係合部がそれぞれ、径方向外側に突出した形状を有し、
    さらに前記回転筒に設けられたガイド部が、この回転筒を径方向に貫通した形状を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記レンズ保持筒、前記回転筒、前記カム筒および前記固定筒が樹脂によるモールド成形により製作され、
    前記レンズ保持筒および前記カム筒に設けられた、前記各カム部に係合する係合部がそれぞれ、前記レンズ保持筒および前記カム筒に一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記固定筒のカム部の径方向内端面が、前記回転筒の外周面よりも径方向外側に位置し、
    前記カム筒の係合部の径方向外端面が、前記固定筒のカム部の径方向内端面よりも径方向外側に位置するとともに前記固定筒の内周面よりも径方向内側に位置し、
    前記カム筒のカム部の径方向内端面が、前記レンズ保持筒の外周面よりも径方向外側に位置し、
    前記レンズ保持筒の係合部の径方向外端面が、前記カム筒の内周面よりも径方向内側に位置することを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記レンズ保持部材を光軸方向に移動させるために回転操作される第1および第2の操作環を有しており、
    前記第1の操作環を介して前記回転筒に回転力を入力可能であるとともに、前記第2の操作環を介して前記レンズ保持部材に回転力を入力可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒が着脱されるカメラとを有することを特徴とするカメラシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102053333A (zh) * 2009-10-30 2011-05-11 富士胶片株式会社 透镜装置

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