JP2004085819A - 振れ補正装置、レンズ鏡筒及び撮影装置 - Google Patents

振れ補正装置、レンズ鏡筒及び撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品寸法にばらつきがあっても、補正レンズの光軸と撮影光学系光軸を一致させることができる振れ補正装置を提供する。
【解決手段】振れを補正する補正手段と、この補正手段を係止する係止手段と、前記補正手段と前記係止手段を保持する保持枠を備えた振れ補正装置において、前記補正手段の係止位置を任意に設定することを特徴とする振れ補正装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビカメラ等に生じる振れによる像振れを補正するための振れ補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、長焦点レンズ等の使用において問題となる、風や手ぶれによる像ぶれを防止するため、撮影装置の振れを検出し、その検出結果に応じて補正レンズを駆動して像の振れを補正する振れ補正装置が知られている。
【0003】
また、この種の振れ補正装置には補正レンズを機械的に係止する手段を有しており、補正が必要ない時や電力に余裕が無い時、あるいは輸送時の補正レンズの保護として不可欠な構成となっている。
【0004】
例えば、特開平11−316399では、補正レンズの係止を所定のガタ量の範囲で管理する提案がなされている。また、特開平11−337995では、補正レンズを係止アームとコイルバネにより外側から係止する方法が提案されている。
ここで、いずれの提案も補正レンズの光軸と撮影光学系の光軸が一致する位置に補正レンズが係止される事を特徴としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記機構では補正レンズを係止する構成部材の寸法が、撮影光学系に対する補正レンズの係止位置を決定していた。すなわち、部品寸法のばらつきが補正レンズの光軸と撮影光学系の光軸の誤差となる問題があった。
【0006】
これにより、振れ補正をONからOFFへ切換えた際に、撮影者は光軸ズレを認識するだけでなく、振れ補正をOFFした状態ではズーミング等の変倍操作において、光軸のズレが変化する等の問題があった。
【0007】
本発明は上記問題を解消し、部品寸法にばらつきがあっても、補正レンズの光軸と撮影光学系の光軸を一致させることが出来る振れ補正装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る振れ補正装置は、振れを補正する補正手段と、該補正手段を係止する係止手段と、前記補正手段と係止手段を保持する保持枠を備えた振れ補正装置において、前記補正手段の係止位置を任意に設定することを特徴とする。
【0009】
また、補正手段の係止位置を、撮影光学系の光軸に対して、調整可能にしてもよい。
【0010】
また、保持枠に調整手段を設け、この調整手段により補正手段の係止位置の設定を可能にしてもよい。なお、調整手段を保持枠に対して固定させるようにしてもよい。
調整手段としては、例えば少なくとも2個の偏芯ピン、あるいは、外形部に平面を持ち、軸方向にタップを有する少なくとも2個のピンにより構成することができる。ピンを長穴に嵌め合うようにしてもよい。
上記記載の振れ補正装置を備えたレンズ鏡筒。
上記記載の振れ補正装置を備えた撮影装置。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。図5は本発明のレンズ装置の断面図であり、レンズ装置1は図示しない例えばテレビ撮影装置の本体に着脱可能とされている。レンズ装置1の内部には振れ補正ユニット2があり、その他の構成は合焦光学系3、変倍光学系4、像面変動補正光学系5、結像光学系6がレンズ筐体7に配置されている。
図1から図4は本発明の振れ補正ユニットを示すもので、図1は振れ補正ユニット2の分解斜視図、図2はその組立断面図、図3、図4は図2を矢視Aより見た図である。
【0012】
図1において、201は振れ補正光学系であり、シフト枠202により保持されている。シフト枠202には倒れ防止を目的とした複数のコロ206が放射状に取り付けられており、後述するハウジング203の径方向に具備された長溝203aに嵌め合う構成となっている。
204、213は磁性体からなるヨーク板であり、ネオジウムマグネット等の永久磁石から成るシフトマグネット205p、205y、214p、214yが磁気的に吸着されている。各々のマグネットはシフト枠202を間に挟んで対向する位置に配置され、磁気回路を形成する構成となっている。
【0013】
208p、208yはコイルユニットであり、シフト枠202に一体的に取り付けられており、且つ前述のヨーク204、213、シフトマグネット205p、205y、214p、214yから成る磁気回路内に配置されている。
【0014】
203はハウジングであり、振れ補正光学系201を保持したシフト枠202を保持している。保持の方法は前述のとおり、光軸に対して放射状に設けられた長溝203aに、シフト枠202に設けられた倒れ防止ピン206が嵌め合う構成となっており、複数のコロ206(図では3個)が長溝203a内を摺動可能になっている。
【0015】
209は規制板であり、シフト枠202とハウジング203の間に配置され、厚み方向にそれぞれガイドコロ210p、210yを具備し、ガイドコロ210pはシフト枠202に設けられたガイド溝202pに摺動可能に嵌め合い、ガイドコロ210yはハウジング203に設けられたガイド溝203yに摺動可能に嵌め合っている。これにより、規制板209は図中矢印Y方向にのみ移動可能となり、シフト枠202は規制板209に対して図中矢印P方向にのみ移動可能となる。
【0016】
211y、211pはハード基板であり、少なくともPSD等の位置検出素子212y、212pを備え、IRED等の投光素子207p、207yに対応した位置に配置され、ハウジング203に取り付けられている。
【0017】
216は歯車を有するロックリングであり、図示してないモーターに噛合う構成でハウジング203に回転可能に支持されている。ロックリング216には複数個のカム部216aが設けられ、シフト枠202の複数個の突起(図1では部品に隠れて見えないので、後述する)に対応した位置で係止と非係止の選択が可能である。
【0018】
215a,215bはハウジング203に取り付けられ、ハウジング203の取付け面より突出させて取り付けられた偏芯ピンである。
【0019】
図2は振れ補正ユニットの組立断面図であり、202aはシフト枠202の径方向に放射状に複数もうけられ、カム形状をして成る突部である。突部202aはロックリング216のカム部216aと対応する位置に配置されている。
【0020】
217は偏芯ピン215(偏芯ピン215a,偏芯ピン215bであり、以下215で統一する)を固定するための押ビスであり、偏芯ピン215を径方向に押えることにより、偏芯ピン215の回転を制限するものである。
【0021】
ここで、偏芯ピン215はレンズ筐体7に具備された長穴に嵌め合っており、これによりハウジング203のレンズ筐体7に対する、光軸の直交方向への取付け位置を規制している。
【0022】
218はロックリング216の光軸方向への移動を制限する押えリングである。押えリング218はロックリング216の光軸回り回転を損なうものではない。
【0023】
図3はシフト枠202を図2の矢視Aより見た図で、突部202aの配置を示すものである。なお、図3により突部202aの個数や配置を限定するものではない。
【0024】
図4はロックリング216を矢視Aより見た図で、カム部216aの配置と突部202aの関係と配置を示すものであり、補正レンズ201を保持したシフト枠202を係止している状態を示している。
【0025】
ロックリング216を不図示のモーターにより反時計方向に、突部202aがカム部216aの凹に位置するまで回転駆動させると、補正レンズ201を保持したシフト枠202が非係止状態となり、シフト枠202はP方向、Y方向に移動可能となる。
【0026】
撮影装置が振れると、不図示の振動検出素子が振れを検出し、その情報に基づいて不図示の制御回路は、補正レンズ201を保持したシフト枠202を光軸に対して直交する面内で駆動する。そして、振れによる像振れを解消するべく、補正レンズ201により光軸を変化させて振れを補正する。
【0027】
上記構成において、本実施の形態では、偏芯ピン215を自転させることにより、レンズ筐体7に対するハウジング203の光軸に対して直交方向の取付け位置を変化させることが可能となる。すなわち、ハウジング203に支持されたロックリング216に係止されたシフト枠202に保持された振れ補正光学系の光軸に対して直交方向の取付け位置が調整可能となっている。
【0028】
これにより、多くの構成部品によって決まる、振れ補正光学系の光軸を、レンズ筐体7の主光軸に合致させることが可能となる。
【0029】
(第2の実施形態)
図6にて本発明の第2の実施形態を示す。なお、本実施形態の基本構成は第1の実施形態の構成と同じであるので、共通する構成要素は第1の実施形態と同じ符号を付して説明に代える。
【0030】
図6は第2の実施形態で採用した振れ補正ユニットの組立断面図である。219は外径部に平面を持ち、軸方向にタップを有するピンである。第1の実施形態と同様に、ピン219も複数個の構成としてレンズ筐体7の長穴に嵌め合っている。220はネジであり、ハウジング203にピン219を固定するものである。
【0031】
上記構成において、本発明の第2の実施形態では、ピン219の固定位置がレンズ筐体7に対するハウジング203の光軸に対して直交方向の取付け位置を決める要素であり、ハウジング203の貫通穴とネジの径寸法に差を設けることにより、取付け位置を変化させる事が可能となる。
【0032】
すなわち、ハウジング203に支持されたロックリング216に係止されたシフト枠202に保持された振れ補正光学系の光軸に対して直交方向の取付け位置が調整可能となっている。
【0033】
これにより、多くの構成部品によって決まる、振れ補正光学系の光軸を、レンズ筐体7の主光軸に合致させることが可能となる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、振れ補正手段の係止位置を調整可能な構成としたので、部品寸法がばらついても、補正レンズの光軸と撮影光学系の光軸を一致させることが出来、振れ補正のONからOFFへの切換え時や変倍操作においても光軸ズレの無い、高品位な撮影レンズを提供できる。
【0035】
また、部品の製作においても、厳しい寸法管理を必要とないので、歩留まりの向上とコストの低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である振れ補正ユニットの分解斜視図
【図2】第1の実施形態で使用する振れ補正ユニットの組立断面図
【図3】図2の矢視Aより見た、構成部品の形状を表す図
【図4】図2の矢視Aより見た、構成部品の形状を表す図
【図5】本発明のレンズ装置の断面図
【図6】第2の実施形態で使用する振れ補正ユニットの組立断面図
【符号の説明】
1 レンズ装置
2 振れ補正ユニット
3 合焦光学系
4 変倍光学系
5 像面変動補正光学系
6 結像光学系
7 レンズ筐体
201 振れ補正光学系
202 シフト枠
202a 突部
202p ガイド溝
203 ハウジング
203a 長溝
203y ガイド溝
204、213 ヨーク
205p、205y、214p、214y シフトマグネット
206 倒れ防止ピン
207p、207y 投光素子
208p、208y コイルユニット
209 規制板
210p、210y ガイドコロ
211y、211p ハード基板
212y、212p 位置検出素子
215a、215b 偏芯ピン
216 ロックリング
216a カム部
217 押ビス
218 押えリング
219 ピン
220 ネジ

Claims (9)

  1. 振れを補正する補正手段と、この補正手段を係止する係止手段と、前記補正手段と前記係止手段を保持する保持枠を備えた振れ補正装置において、前記補正手段の係止位置を任意に設定することを特徴とする振れ補正装置。
  2. 前記補正手段の係止位置を、撮影光学系の光軸に対して調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の振れ補正装置。
  3. 前記補正手段の係止位置の設定は、前記保持枠に設けられた調整手段によりなされる事を特徴とする請求項1又は2に記載の振れ補正装置。
  4. 前記調整手段は前記保持枠に対して固定される事を特徴とする請求項3に記載の振れ補正装置。
  5. 前記調整手段は少なくとも2個の偏芯ピンである事を特徴とする請求項3又は4に記載の振れ補正装置。
  6. 前記調整手段は外形部に平面を持ち、軸方向にタップを有する少なくとも2個のピンである事を特徴とする請求項3又は4に記載の振れ補正装置。
  7. 前記調整手段は長穴に嵌め合う事を特徴とする請求項5又は6に記載の振れ補正装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の振れ補正装置を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の振れ補正装置を備えたことを特徴とする撮影装置。
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