JP2004084980A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷室から給水経路への冷気逆流の抑制及びサイフォン現象を防止することができる自動製氷用の給水構造を価格を抑えて提供すること。
【解決手段】冷蔵室に設けられた給水タンクと、給水タンクに設けられ、水を汲み上げるポンプと、ポンプに一端が接続され、他端が給水タンクの満水位置より高い位置に横に延びて形成された縁部から外周部は隙間ができないように下方に延出した給水パイプ吸入部と、給水パイプ吸入部から落下する水を受ける水受け部と、水受け部と給水タンクの縁部との間をシールするシール部材と、水受け部に一端が接続され、他端が外周部は隙間ができないように製氷室に延出した給水パイプ吐出部と、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐ手段とを備えたものである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、給水機構を有する自動製氷装置用を搭載した冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、冷蔵庫に自動製氷装置を具備させたものがある。図13は従来の自動製氷装置を備えた冷蔵庫を示す側断面図である。図に示すように、冷蔵室10に給水タンク17を設け、冷蔵室10の直下に製氷室11を配置し、製氷室11に製氷皿16と貯氷箱14が設けられている。製氷室11内の温度は製氷や氷の保存の目的により温度は約−18℃である。タンクカバー28は給水タンク17の蓋である。
【0003】
給水タンク17内の水は、ポンプ18の運転により給水パイプ吸入部19内を汲み上げられ、水受け部20に送られ水受け部20から水が自重により給水パイプ吐出部21を流れて製氷皿16へと給水される。ポンプ18の停止時には給水タンク17及び給水パイプ吸入部19及び水受け部20及び給水パイプ吐出部21にて形成された給水経路が連通している。製氷皿16へと給水された水は、製氷室11内に供給される冷気により凝固した後、製氷ギアボックス15の動作により離氷され貯氷箱14に落下する。
【0004】
ポンプ18及び給水パイプ吸入部19及び水受け部20及び給水パイプ吐出部21は取り外しができるのでユーザが洗うことができる。一般に給水パイプ吐出部21の材料は、雑菌の繁殖を防ぐ目的によりアルミニウムかステンレスである。アルミニウムの場合は、酸化を防止するために表面にアルマイト処理が施されている。
【0005】
図13に示すように、水受け部20及び給水タンク17の間には間隔が設けられていて、その面積は20mm以上である。この水受け部20及び給水タンク17の間の間隔は給水タンク17内の水がサイフォン現象により製氷皿16へと所定量以上に流出し続けるのを防ぐ空気抜き穴の役目をしている。また、水受け部20及び給水タンク17の間の間隔は、ユーザがポンプ18及び給水パイプ吸入部19及び水受け部20及び給水パイプ吐出部21を組み付ける際の組み付けばらつきによりサイフォン現象を引き起こすまで小さくならないような大きさである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の給水機構を有する自動製氷装置用を搭載した冷蔵庫は、以上のように構成されているので、水受け部20及び給水タンク17の間に間隔があるため、製氷室11内の冷気が給水経路を逆流して給水経路及び給水タンク17の水と熱交換して給水経路及び給水タンク17の水の温度を低下させるため、給水経路及び給水タンク17内の水の凍結を防止するヒータを設ける必要があった。そのためにヒータで電力を浪費するという問題点があり、また給水タンク17内の水の水温上昇により製氷時間が長くなるという問題点もあった。
【0007】
また、特開平11−118308号公報には、給水パイプのメンテナンスを行うことができると共に、添加する抗菌剤の量を少なくできる冷蔵庫が開示されているが、この冷蔵庫においても、上記と同様の問題点があった。また、急速製氷制御のように製氷室11に冷気を通常より多く送るときは更に冷気逆流量が多くなり、より給水経路及び給水タンク17内の水が凍りやすくなるため長時間急速製氷制御を実施できないという問題点もあった。
【0008】
また、図14は特開2001−183040号公報に示された冷蔵庫の給水構造を示す図である。自吸性ポンプ18Aは、例えばギアポンプであるがユーザが取り外して洗うには複雑な構造をしていて確実に洗う事ができないという問題点があった。また空気抜き穴はユーザが掃除することができないために埃等で塞がってしまう恐れがあり、給水経路内に残水して衛生的に問題点が残るものであった。
【0009】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、製氷室から給水経路への冷気逆流の抑制及びサイフォン現象を防止することができる自動製氷用の給水構造を価格を抑えて提供することであり、ひいては給水経路及び給水タンク内の水の凍結防止用ヒータ通電率低減による消費電力低減及び製氷時間の短縮及び連続急速製氷可能回数の向上によるユーザの使い勝手のよい冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵室と、この冷蔵室の下に設けられた製氷室とを有する冷蔵庫本体と、冷蔵室に設けられた給水タンクと、この給水タンクに設けられ、給水タンク内の水を汲み上げるポンプと、このポンプに一端が接続され、他端が給水タンクの満水位置より高い位置に横に延びて形成された縁部から外周部は隙間ができないように下方に延出した給水パイプ吸入部と、この給水パイプ吸入部から落下する水を受ける水受け部と、この水受け部と給水タンクの縁部との間をシールするシール部材と、水受け部に一端が接続され、他端が外周部は隙間ができないように製氷室に延出した給水パイプ吐出部と、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐ手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、この発明に係る冷蔵庫は、水受け部の空間と冷蔵室とを連通させる空気抜き穴を設けたことを特徴とする。
【0012】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水タンクはタンクカバーを有し、タンクカバー及び給水タンクの縁部に空気抜き穴を設けたことを特徴とする。
【0013】
また、この発明に係る冷蔵庫は、タンクカバー及び給水タンクの縁部に設けた二つの空気抜き穴の中、何れか一方の面積の小さい方を1mm以上10mm以下の面積としたことを特徴とする。
【0014】
また、この発明に係る冷蔵庫は、タンクカバーに複数の空気抜き穴を設けたことを特徴とする。
【0015】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水タンク、ポンプ、給水パイプ吸入部、水受け部、及び給水パイプ吐出部は、冷蔵室側から着脱自在なことを特徴とする。
【0016】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水タンク、ポンプ、給水パイプ吸入部、水受け部、及び給水パイプ吐出部は、冷蔵室側から工具を用いずに着脱自在なことを特徴とする。
【0017】
また、この発明に係る冷蔵庫は、シール部材の材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする。
【0018】
また、この発明に係る冷蔵庫は、シール部材の給水タンクの縁部との接触部にヒレ部を設けたことを特徴とする。
【0019】
また、この発明に係る冷蔵庫は、水受け部と前記給水パイプ吐出部との間のシールを行うシール部材を備えたことを特徴とする。
【0020】
また、この発明に係る冷蔵庫は、水受け部と給水タンクの縁部との間をシールするシール部材で、水受け部と給水パイプ吐出部との間のシールも行う構成としたことを特徴とする。
【0021】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の材料をエラストマ又はゴムとし、給水パイプ吸入部に一体にシール部材を形成したことを特徴とする。
【0022】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする。
【0023】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水タンク及び給水経路に添わせて設けられた加熱手段と、給水タンクを収納する給水タンク受けの給水タンク側の裏面で給水タンクの外側下部に、給水タンクの水の温度を検知する水温検知手段とを備え、水温検知手段の出力により加熱手段の運転を制御することを特徴とする。
【0024】
また、この発明に係る冷蔵庫は、水温検知手段と加熱手段の最近接距離は、加熱手段と給水タンクの最近接距離よりも大きいことを特徴とする。
【0025】
また、この発明に係る冷蔵庫は、水温検知手段は、給水タンク内の水温が、水温検知手段の実際に検知する温度に比べ高くなる位置に設けられていることを特徴とする。
【0026】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の断面形状を方形状としたことを特徴とする。
【0027】
また、この発明に係る冷蔵庫は、方形状の角部を丸取りしたことを特徴とする。
【0028】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の内部断面積は、吐出側が吸入側より大きくしたことを特徴とする。
【0029】
また、この発明に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の材料をシリコンゴム又はエラストマとし、給水パイプ吸入部に一体にシール部材を形成し、シール部材を給水タンクの縁部の嵌合穴に嵌合させる際に、給水パイプ吸入部が嵌合穴に落ち込まないように補強部材を給水パイプ吸入部の中にインサートしたことを特徴とする。
【0030】
また、この発明に係る冷蔵庫は、補強部材は上縁部にフランジ部を有し、給水タンク縁部の嵌合穴の大きさは、フランジ部より小さいことを特徴とする。
【0031】
また、この発明に係る冷蔵庫は、補強部材の材料をポリブチレンテレフタレートとしたことを特徴とする。
【0032】
また、この発明に係る冷蔵庫は、水受け部は下部に、給水パイプ吐出部が接続される下方筒部を有し、水受け部に落下する水位の最高到達点でも水没しない形状とすることにより、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐことを特徴とする。
【0033】
また、この発明に係る冷蔵庫は、ポンプの流量を低下させることにより、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1〜4は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫の側断面図、図2は冷蔵庫の給水タンク周辺を示す概略断面図、図3は水受け部の表面温度と空気抜き穴面積との関係を示す図、図4は冷蔵庫の水受け部部周辺を示す概略断面図である。
図1において、1は冷蔵庫であり、冷蔵庫1は外箱と内箱とこれらに充填された発泡断熱材とで形成された断熱箱体2と、この断熱箱体2の開口を開閉自在に閉塞する冷蔵室扉体3、製氷室扉体4、野菜室扉体5、冷凍室扉体6とを有し、庫内に冷蔵室10と製氷室11と野菜室12と冷凍室13を形成している。
【0035】
また、図示はしていないが、切替室が製氷室11の隣に配設されている。さらに野菜室12の後方に形成された冷却器室内に冷却器8及び庫内ファン9が設置され、冷蔵庫1の奥下部に圧縮機7が配設されている。
【0036】
冷蔵室10の床部に給水タンク17が配設され、給水タンク17内に水を汲み上げるポンプ18を有している。給水タンク17内の水はポンプ18の動作により、給水パイプ吸入部19の内側を通過し一旦水受け部20に落下し自重により給水パイプ吐出部21の内側を流れて製氷室11内に設けられた製氷皿16に供給される。
【0037】
なお、給水パイプ吸入部19の出口の高さは給水タンク17の満水位置よりも高い位置にある。製氷皿16上に供給される水の量は、ポンプ18が所定時間運転することにより定められる。製氷皿16上に供給された水は、製氷室11に流入する冷気により凝固し製氷される。製氷された氷は、製氷ギアボックス15が製氷皿16をひねる作用により製氷皿16から離氷され製氷室11内に配設された貯氷箱14に落下する。
【0038】
給水タンク17及びタンクカバー28はユーザが簡単に取り外しすることができ、水の注入または排出することができ洗浄もできる。ポンプ18は図面には記載していないマグネットモータの運転により水を汲み上げる方式のものでありユーザが簡単に取り外して洗う事ができる。さらに給水パイプ吸入部19及び水受け部20及び給水パイプ吐出部21もユーザが簡単に取り外しすることができ洗う事もでき再度の組立ても容易である。
【0039】
図2は給水タンク17近傍を示す部分側断面図であるが、図中23は給水タンク受けであり、冷蔵室10の床部に設けられている。給水タンク受け23は給水タンク17を収納することができる。24は加熱手段の一例のヒータであるが、製氷室11の冷気の影響により給水タンク17内の水や給水パイプ吸入部19及び水受け部20及び給水パイプ吐出部21で形成された給水経路内での水の凍結を防止する目的でヒータ24は設けられている。
【0040】
22は水受け部20に取り付けられた給水タンク17と水受け部20間のシール部材となる上部パッキンであり、給水タンク17を給水タンク受け23に設置したときに水受け部20と給水タンク17間のシールの役目をするものである。上部パッキン22の材料はゴムまたはエラストマであり、本実施の形態ではシリコンゴムである。
【0041】
給水タンク17には水受け部20に連通する空気抜き穴17Aが設けられ、またタンクカバー28にも冷蔵室10に連通する空気抜き穴28Aが設けられている。空気抜き穴17Aの面積は1mm以上である。空気抜き穴28Aは面積は、後述する理由により、1mm以上10mm以下が好ましい。空気抜き穴28Aは少なくとも一つあれば良いが、複数あればユーザの目につきやすいし、一部が目詰まりしても他のもので機能するので好ましい。空気抜き穴28Aが複数ある場合は、複数の空気抜き穴28Aの総面積が10mm以下である。
【0042】
但し、空気抜き穴17Aと空気抜き穴28Aの何れか一方の面積が、1mm以上10mm以下の条件を満たしていればよいく、他方のものはこれより大きくてもよい。
【0043】
空気抜き穴17Aと空気抜き穴28Aは一例であり、水受け部20内の空間の気圧を庫内気圧に保ち、給水タンク17内の水がサイフォン現象により製氷皿16へ所定量以上に流出し続けるのを防ぐものであれば、給水経路の何処に設けてもよい。
【0044】
図3は空気抜き穴28Aの面積と水受け部20の表面温度の傾向を示すグラフである。ここで、空気抜き穴17Aの面積は20mmとした。空気抜き穴28Aが大きいほど水受け部20表面温度が低くなり、空気抜き穴が15mmを超えると水受け部20の表面温度が零下となる。従って、空気抜き穴28Aの大きさは15mmを超えると給水経路または給水タンク17内の水が凍結して水を製氷皿16に供給できなくなってしまう。逆に面積が1mmよりも小さいとサイフォン現象が起こり、製氷皿16上に供給される給水量が所定量以上となって製氷皿16から水が溢れることがある。
【0045】
図4は水受け部20の詳細を示す側断面図であるが、図中25は水受け部20と給水パイプ吐出部21間のシール部材となる下部パッキンである。下部パッキン25は水受け部20と給水パイプ吐出部21間の水漏れ防止シールの役目を担っている。22Aは水受け部20の上縁部にはめて設けられる上部パッキンである。上部パッキン22Aの上縁部にはヒレ部が設けられていて、給水タンク17を給水タンク受け23に設置したときに上部パッキン22Aのヒレ部が給水タンク17と接触して給水タンク17と水受け部20の間がシールされる。
【0046】
また、上部パッキン22Aの材料はシリコンゴムであるため、給水タンク17を設置したときに給水タンク17の位置の高さバラツキを吸収できるので、給水パイプ吸入部19と水受け部20と給水パイプ吐出部21と下部パッキン25及び上部パッキン22Aで給水経路が形成される。
【0047】
上述の実施の形態によれば、給水タンク17と水受け部20との間を上部パッキン22によりシールしたので、製氷室11内の冷気が逆流して、給水経路及び給水タンク17の温度を低下させることによるヒータ24の電力消費を抑制することができると共に、給水経路の水受け部20の空間が冷蔵室10に連通する空気抜き穴17A、空気抜き穴28A等を設けることにより、給水タンク17内の水がサイフォン現象により製氷皿16へ所定量以上に流出し続けるのを防ぐことができる。
【0048】
また、面積が1mm以上10mm以下の空気抜き穴を給水経路に設けることにより、給水タンク17内の水が凍結することがなく、サイフォン現象により製氷皿16上に供給される給水量が所定量以上となって製氷皿16から水が溢れる恐れも少なくなる。
【0049】
さらに、サイフォン現象を引き起こすことなく、給水経路の凍結も引き起こさずに製氷時間を短縮し、また、連続して急速製氷を行うことができ、さらにユーザによる給水経路のメンテナンスの可能な衛生的に優れたユーザに使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
【0050】
実施の形態2.
図5は実施の形態2を示す図で、水受け部周辺を示す側断面図である。図に示すように、上部パッキン22Bは、水受け部20及び給水パイプ吐出部21間の水漏れ防止シール及び水受け部20と給水タンク17間のシールの役割を兼ね備えた形状をしている。上部パッキン22Bは水受け部20の上縁部を覆うように設けられ、上部パッキン22Bの上縁部に設けられたヒレ部が給水タンク17を給水タンク受け23に設置したときに給水タンク17及び水受け部20間をシールする。
【0051】
また、上部パッキン22Bは水受け部の下方筒部20Aに配設することができ上部パッキンの下方筒部22B1に給水パイプ吐出部21を配設することにより給水パイプ吐出部21と水受け部20の水漏れ防止シールがなされる。
【0052】
上述の実施の形態によれば、上部パッキン22Bが確実に水受け部20に装着されてない場合、水受け部20及び給水パイプ吐出部21が取り付けられないので、ユーザに不備がわかりやすくなり取り付け不備が起きにくくなる。
【0053】
実施の形態3.
図6は実施の形態3を示す図で、水受け部周辺を示す側断面図である。図に示すように、給水パイプ吸入部19Aの水受け部20側に水受け部20の上縁部をシールするヒレ形状19A1を設けている。給水パイプ吸入部19Aの材料はエラストマまたはゴムである。本実施の形態では給水パイプ吸入部19Aの材料はシリコンゴムである。
【0054】
19A2は給水パイプ吸入部19Aに設けられた空気抜き穴であり、給水タンク17の空気抜き穴17Aと重なる位置に設けられている。給水パイプ吸入部19Aの空気抜き穴19A2は少なくとも一つ以上である。本実施の形態では給水パイプ吸入部19Aの空気抜き穴19A2は一つである。
【0055】
給水パイプ吸入部19Aの空気抜き穴19A2の大きさは、給水タンク17の空気抜き穴17Aよりも大きくして、重なりの位置ずれが生じても空気抜き穴の面積を確保している。給水パイプ吸入部19Aの空気抜き穴19A2が二つ以上ある場合は、総面積が給水タンク17の空気抜き穴17Aの面積よりも大きい。
【0056】
ヒレ形状19A1は、水受け部20及び給水タンク17間のシールの役目を果たし、給水パイプ吸入部19A及び水受け部20及び給水パイプ吐出部21及び下部パッキン25で略密閉給水経路が形成される。
【0057】
上述の実施の形態によれば、給水タンク17と水受け部20間の上部パッキンと給水パイプ吸入部19Aを一体化することによって、ユーザが取り付けを忘れた場合、製氷皿16への水の供給は不可能であり、給水経路の凍結の不具合はなくなる。
【0058】
実施の形態4.
図7、8は実施の形態4を示す図で、図7は給水タンク周辺を示す側断面図、図8は冷蔵庫の給水タンク内の水温と水温検知手段の検知温度とヒータの運転状況の相関図である。
図7において、26は給水タンク受け23に取り付けられた水温検知手段である。水温検知手段26は給水タンク受け23の裏に設けられ、給水タンク17の下部に位置しているが、その位置に限定されるものではなく、他の位置でもよい。給水タンク受け23の材料は安価なポリプロピレンであるが、ポリプロピレン以外の材料でもよい。
【0059】
水温検知手段26は、給水タンク17内の水温を検知する役割で設けられていて、ヒータ24の運転を制御する役割を持っている。水温検知手段26は例えばサーミスタである。
【0060】
水温検知手段26とヒータ24の最近接距離は、ヒータ24と給水タンク17の最近接距離よりも大きい。水温検知手段26とヒータ24の距離が水と水温検知手段26よりも小さいのは、ヒータ24から発生する熱により水温検知手段26が水温を検知しにくくなるため好ましくない。
【0061】
さらに給水タンク17内の水の水温が、水温検知手段26の実際に検知する温度に比べ高くなる位置に設けられている。水温検知手段26は給水タンク受け23の裏に設けられるが、製氷室11からの熱伝導により若干ではあるが冷やされるので、そのような構成が可能となる。それにより、給水タンク17内の凍結を防ぐことができる。
【0062】
逆に水温のほうが低くてもよいが、水温検知手段26の検知する温度にバラツキがあった場合、水が凍結してしまう可能性があるため好ましくない。
【0063】
図8に示すように、ヒータ24の運転状況C1のときは、ヒータ24の通電率は100%である。ヒータ24の運転状況C0のときは、ヒータ24の通電率は50%である。但し、ヒータ24の通電率は上記のものに限定されるものではない。
【0064】
上述の実施の形態によれば、給水タンク17内の水温を検知する水温検知手段26を、給水タンク受け23の裏の給水タンク17の下部で、ヒータ24から発生する熱の影響を受けない、かつ給水タンク17内の水の水温が、水温検知手段26の実際に検知する温度に比べ高くなる位置に設け、水温検知手段26でヒータ24の運転を制御することにより、効率良く給水タンク17内の水の凍結を防ぐことができる。
【0065】
実施の形態5.
図9は実施の形態5を示す図で、冷蔵庫の示す給水パイプ吸入部の断面図である。図に示すように、給水パイプ吸入部19Bの断面形状は方形状であり角部は丸取りしている。給水パイプ吸入部19Bの断面形状を方形状とすることにより、給水パイプ吸入部19B内部の水の表面張力による水のホールドを和らげる効果を有し、サイフォン現象を起こしにくくする効果を有する。また、給水パイプ吸入部19Bのサイズを断面形状が丸であるのに対しほとんど大きくならないので給水タンク17の容積も損なわない。
【0066】
実施の形態6.
図10は実施の形態6を示す図で、冷蔵庫の示す給水パイプ吸入部の吐出部の断面図である。図に示すように、給水パイプ吸入部19Cの断面積は吐出側が吸入側より大きくなっている。給水パイプ吸入部19Cの吐出側で水の表面張力によるホールドを起こしにくくなるため、吐出部での水の凍結を抑制することができる。また、空気が給水経路の最上部に到達しやすくなるためサイフォン現象も起きにくくなる。
【0067】
実施の形態7.
図11は実施の形態7を示す図で、冷蔵庫の水受け部周辺の部分断面図である。図において、給水パイプ吸入部19Dの材料はシリコンゴムである。27は給水パイプ吸入部19Dの中にインサート成形された補強部材である。補強部材27は、給水タンク17と給水パイプ吸入部19Dの嵌合する部分の近傍に配置されるようにインサート成形されている。補強部材27は上縁部にフランジ部27Aを設けている。
補強部材27が無いと、給水パイプ吸入部19Dを給水タンク17の嵌合穴17Bに嵌合する際に、給水パイプ吸入部19Dが嵌合穴17Bに落ち込む恐れがある。
【0068】
給水タンク17の給水パイプ吸入部19Dとの嵌合穴17Bの大きさは、補強部材27のフランジ部27Aよりも小さくなっているため、給水パイプ吸入部19Dが嵌合穴17Bに落ち込むことはなく、ユーザによる給水パイプ吸入部19Dの取り付け不備が起こらなくなる。
【0069】
補強部材27の材料は金属または樹脂である。シリコンゴムの成形加工時の温度は160〜170℃と高温であるため補強部材27の変形が考えられる。また一般にシリコンゴムを電化製品に用いる場合はシリコンゴムを成形後に加硫処理を施し、そのときの温度が200℃であるためインサートされた補強部材27の変形が考えられる。本実施の形態においては補強部材27の材料は耐熱性に優れるポリブチレンテレフタレートである。金属の場合、変形はほとんど考慮せずによいが、シリコンゴムの傷つき防止のためのエッジ処理の必要がありコストが増えてしまう。
【0070】
また、給水パイプ吸入部19Dの材料は、シリコンゴムの代わりにエラストマでもよい。エラストマはインジェクション成形が可能なため成形サイクルに優れるのでコストが安くなる。また、シリコンゴムほど成形加工時の温度が高くないのでポリブチレンテレフタレートよりも安価なアクリロニトリルブタジエンスチレンでの成形も可能となる。
【0071】
上述の実施の形態によれば、上縁部にフランジ部27Aを設けた補強部材27が給水パイプ吸入部19Dの中にインサート成形され、給水タンク17の給水パイプ吸入部19Dとの嵌合穴17Bの大きさが、補強部材27のフランジ部27Aよりも小さくなっているため、給水パイプ吸入部19Dが嵌合穴17Bに落ち込むことはなく、ユーザによる給水パイプ吸入部19Dの取り付け不備が起こらなくなる。
【0072】
また、補強部材27の材料を耐熱性に優れたポリブチレンテレフタレートとしたので、給水パイプ吸入部19Dの材料であるシリコンゴムの成形加工時の変形、及びシリコンゴム成形後の加硫処理時の変形を防ぐことができる。
【0073】
実施の形態8.
図12は実施の形態8に示す図で、冷蔵庫の水受け部周辺の部分断面図である。図に示すように、水受け部の下方筒部20Aは、水受け部20に落下する水位の最高到達点でも水没しない大きさである。水受け部の下方筒部20Aの内側が水により水没した場合、サイフォン現象が引き起こされる。水受け部の下方筒部20Aの内側が水により水没しなければ製氷室11より空気が水受け部の下方筒部20Aの内側を通過し水受け部20内に到達し給水パイプ吸入部19Aの出口まで連通するため空気抜き穴の有無に関わらずサイフォン現象が引き起こされることはない。
【0074】
上記したように、給水経路に空気抜き穴の有無に関わらずサイフォン現象が引き起こされることを防ぐ手段として、水受け部の下方筒部20Aを、水受け部20に落下する水位の最高到達点でも水没しない大きさとする例を示したが、その他にポンプ18の流量を低下させてもよい。
【0075】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る冷蔵庫は、水受け部と給水タンクの縁部との間をシール部材でシールすると共に、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐようにしたので、製氷室から冷気が給水経路や給水タンクへ逆流することがなく、かつサイフォン現象を引き起こすこともない。従って、給水経路の凍結も引き起こさずに製氷時間を短縮でき、また、連続して急速製氷を行うことができる。
【0076】
また、この発明の請求項2に係る冷蔵庫は、水受け部の空間と冷蔵室とを連通させる空気抜き穴を設けたことにより、水受け部と給水タンクの縁部との間をシール部材でシールしても、サイフォン現象を引き起こすことはない。
【0077】
また、この発明の請求項3に係る冷蔵庫は、給水タンクはタンクカバーを有し、タンクカバー及び給水タンクの縁部に空気抜き穴を設けたことにより、水受け部と給水タンクの縁部との間をシール部材でシールしても、サイフォン現象を引き起こすことはない。
【0078】
また、この発明の請求項4に係る冷蔵庫は、タンクカバー及び給水タンクの縁部に設けた二つの空気抜き穴の中、何れか一方の面積の小さい方を1mm以上10mm以下の面積としたことにより、給水経路や給水タンク内の水が凍結することがなく、サイフォン現象を引き起こすこともない。
【0079】
また、この発明の請求項5に係る冷蔵庫は、タンクカバーに複数の空気抜き穴を設けたことにより、目詰まりする空気抜き穴があっても、他の目詰まりしていない空気抜き穴によりサイフォン現象を引き起こすことはない。
【0080】
また、この発明の請求項6に係る冷蔵庫は、給水タンク、ポンプ、給水パイプ吸入部、水受け部、及び給水パイプ吐出部は、冷蔵室側から着脱自在にしたので、メンテナンスが可能な衛生的に優れたユーザに使い勝手のよい冷蔵庫を提供できる。
【0081】
また、この発明の請求項7に係る冷蔵庫は、給水タンク、ポンプ、給水パイプ吸入部、水受け部、及び給水パイプ吐出部は、冷蔵室側から工具を用いずに着脱自在にしたので、さらにユーザに使い勝手のよい冷蔵庫を提供できる。
【0082】
また、この発明の請求項8に係る冷蔵庫は、シール部材の材料をシリコンゴムとしたので、水受け部と給水タンクの縁部との間のシールを確実に行うことができる。
【0083】
また、この発明の請求項9に係る冷蔵庫は、シール部材の給水タンクの縁部との接触部にヒレ部を設けたことにより、シールを確実に行うことができると共に、給水タンクを設置したときの給水タンクの位置の高さバラツキを吸収できる。
【0084】
また、この発明の請求項10に係る冷蔵庫は、水受け部と給水パイプ吐出部との間のシールを行うシール部材を備えたことにより、水受け部と給水パイプ吐出部との間の水漏れを防止できる。
【0085】
また、この発明の請求項11に係る冷蔵庫は、水受け部と給水タンクの縁部との間をシールするシール部材で、水受け部と給水パイプ吐出部との間のシールも行う構成としたことにより、シール部材が確実に水受け部に装着されてない場合、水受け部及び給水パイプ吐出部が取り付けられないので、ユーザに不備がわかりやすくなり取り付け不備が起きにくくなる。
【0086】
また、この発明の請求項12に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の材料をエラストマ又はゴムとし、給水パイプ吸入部に一体にシール部材を形成したことにより、ユーザが取り付けを忘れた場合、製氷皿への水の供給は不可能であり、給水経路の凍結の不具合はなくなる。
【0087】
また、この発明の請求項13に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の材料をシリコンゴムとしたことにより、給水パイプ吸入部に一体にシール部材を形成することができる。
【0088】
また、この発明の請求項14に係る冷蔵庫は、給水タンク及び給水経路に添わせて設けられた加熱手段と、給水タンクを収納する給水タンク受けの給水タンク側の裏面で給水タンクの外側下部に、給水タンクの水の温度を検知する水温検知手段とを備え、水温検知手段の出力により加熱手段の運転を制御することにより、効率良く給水タンク内の水の凍結を防ぐことができる。
【0089】
また、この発明の請求項15に係る冷蔵庫は、水温検知手段と加熱手段の最近接距離は、加熱手段と給水タンクの最近接距離よりも大きいことにより、加熱手段から発生する熱により水温検知手段が水温を検知しにくくなることがない。
【0090】
また、この発明の請求項16に係る冷蔵庫は、水温検知手段は、給水タンク内の水温が、水温検知手段の実際に検知する温度に比べ高くなる位置に設けられていることにより、給水タンク内の凍結を防ぐことができる。
【0091】
また、この発明の請求項17に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の断面形状を方形状としたことにより、給水パイプ吸入部内部の水の表面張力による水のホールドを和らげる効果を有し、サイフォン現象を起こしにくくする効果を有する。
【0092】
また、この発明の請求項18に係る冷蔵庫は、方形状の角部を丸取りしたことにより、さらに給水パイプ吸入部内部の水の表面張力による水のホールドを和らげる効果を有する。
【0093】
また、この発明の請求項19に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の内部断面積は、吐出側が吸入側より大きくしたことにより、給水パイプ吸入部の吐出側で水の表面張力によるホールドを起こしにくくなるため、吐出部での水の凍結を抑制することができる。また、空気が給水経路の最上部に到達しやすくなるためサイフォン現象も起きにくくなる。
【0094】
また、この発明の請求項20に係る冷蔵庫は、給水パイプ吸入部の材料をシリコンゴム又はエラストマとし、給水パイプ吸入部に一体にシール部材を形成し、シール部材を給水タンクの縁部の嵌合穴に嵌合させる際に、給水パイプ吸入部が嵌合穴に落ち込まないように補強部材を給水パイプ吸入部の中にインサートしたことにより、給水パイプ吸入部が嵌合穴に落ち込むことはなく、ユーザによる給水パイプ吸入部の取り付け不備が起こらなくなる。
【0095】
また、この発明の請求項21に係る冷蔵庫は、補強部材は上縁部にフランジ部を有し、給水タンク縁部の嵌合穴の大きさは、フランジ部より小さくしたので、給水パイプ吸入部が嵌合穴に落ち込むことはなく、ユーザによる給水パイプ吸入部の取り付け不備が起こらなくなる。
【0096】
また、この発明の請求項22に係る冷蔵庫は、補強部材の材料をポリブチレンテレフタレートとしたことにより、給水パイプ吸入部の材料であるシリコンゴムの成形加工時の変形、及びシリコンゴム成形後の加硫処理時の変形を防ぐことができる。
【0097】
また、この発明の請求項23に係る冷蔵庫は、水受け部は下部に、給水パイプ吐出部が接続される下方筒部を有し、水受け部に落下する水位の最高到達点でも水没しない形状とすることにより、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐことができる。
【0098】
また、この発明の請求項24に係る冷蔵庫は、ポンプの流量を低下させることにより、給水タンク内の水がサイフォン現象により製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の側断面図である。
【図2】実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の給水タンク周辺を示す概略断面図である。
【図3】実施の形態1を示す図で、水受け部の表面温度と空気抜き穴面積との関係を示す図である。
【図4】実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の水受け部部周辺を示す概略断面図である。
【図5】実施の形態2を示す図で、水受け部周辺を示す側断面図である。
【図6】実施の形態3を示す図で、水受け部周辺を示す側断面図である。
【図7】実施の形態4を示す図で、給水タンク周辺を示す側断面図である。
【図8】実施の形態4を示す図で、冷蔵庫の給水タンク内の水温と水温検知手段の検知温度とヒータの運転状況の相関図である。
【図9】実施の形態5を示す図で、冷蔵庫の示す給水パイプ吸入部の断面図である。
【図10】実施の形態6を示す図で、冷蔵庫の示す給水パイプ吸入部の吐出部の断面図である。
【図11】実施の形態7を示す図で、冷蔵庫の水受け部周辺の部分断面図である。
【図12】実施の形態8に示す図で、冷蔵庫の水受け部周辺の部分断面図である。
【図13】従来の自動製氷装置を備えた冷蔵庫を示す側断面図である。
【図14】他の従来の冷蔵庫の給水構造を示す図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫、2 断熱箱体、3 冷蔵室扉体、4 製氷室扉体、5 野菜室扉体、6 冷凍室扉体、7 圧縮機、8 冷却器、9 庫内ファン、10 冷蔵室、11 製氷室、12 野菜室、13 冷凍室、14 貯氷箱、15 製氷ギアボックス、16 製氷皿、17 給水タンク、17A 空気抜き穴、17B 嵌合穴、18 ポンプ、19,19A,19B,19C,19D 給水パイプ吸入部、19A1 ヒレ形状、19A2 空気抜き穴、20 水受け部、20A 水受け部の下方筒部、21 給水パイプ吐出部、22,22A,22B 上部パッキン、22B1 上部パッキンの下方筒部、23 給水タンク受け、24 ヒータ、25 下部パッキン、26 水温検知手段、27 補強部材、28 タンクカバー、28A 空気抜き穴。

Claims (24)

  1. 冷蔵室と、この冷蔵室の下に設けられた製氷室とを有する冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵室に設けられた給水タンクと、
    この給水タンクに設けられ、給水タンク内の水を汲み上げるポンプと、
    このポンプに一端が接続され、他端が前記給水タンクの満水位置より高い位置に横に延びて形成された縁部から外周部は隙間ができないように下方に延出した給水パイプ吸入部と、
    この給水パイプ吸入部から落下する水を受ける水受け部と、
    この水受け部と前記給水タンクの縁部との間をシールするシール部材と、
    前記水受け部に一端が接続され、他端が外周部は隙間ができないように前記製氷室に延出した給水パイプ吐出部と、
    前記給水タンク内の水がサイフォン現象により前記製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐ手段と、
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記水受け部の空間と前記冷蔵室とを連通させる空気抜き穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記給水タンクはタンクカバーを有し、前記タンクカバー及び前記給水タンクの縁部に空気抜き穴を設けたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記タンクカバー及び前記給水タンクの縁部に設けた二つの空気抜き穴の中、何れか一方の面積の小さい方を1mm以上10mm以下の面積としたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記タンクカバーに複数の空気抜き穴を設けたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  6. 前記給水タンク、ポンプ、給水パイプ吸入部、水受け部、及び給水パイプ吐出部は、前記冷蔵室側から着脱自在なことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  7. 前記給水タンク、ポンプ、給水パイプ吸入部、水受け部、及び給水パイプ吐出部は、前記冷蔵室側から工具を用いずに着脱自在なことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記シール部材の材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  9. 前記シール部材の前記給水タンクの縁部との接触部にヒレ部を設けたことを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
  10. 前記水受け部と前記給水パイプ吐出部との間のシールを行うシール部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  11. 前記水受け部と前記給水タンクの縁部との間をシールするシール部材で、前記水受け部と前記給水パイプ吐出部との間のシールも行う構成としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  12. 前記給水パイプ吸入部の材料をエラストマ又はゴムとし、前記給水パイプ吸入部に一体に前記シール部材を形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  13. 前記給水パイプ吸入部の材料をシリコンゴムとしたことを特徴とする請求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 前記給水タンク及び給水経路に添わせて設けられた加熱手段と、前記給水タンクを収納する給水タンク受けの前記給水タンク側の裏面で前記給水タンクの外側下部に、前記給水タンクの水の温度を検知する水温検知手段とを備え、前記水温検知手段の出力により前記加熱手段の運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  15. 前記水温検知手段と前記加熱手段の最近接距離は、前記加熱手段と前記給水タンクの最近接距離よりも大きいことを特徴とする請求項14に記載の冷蔵庫。
  16. 前記水温検知手段は、前記給水タンク内の水温が、前記水温検知手段の実際に検知する温度に比べ高くなる位置に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の冷蔵庫。
  17. 前記給水パイプ吸入部の断面形状を方形状としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  18. 前記方形状の角部を丸取りしたことを特徴とする請求項17に記載の冷蔵庫。
  19. 前記給水パイプ吸入部の内部断面積は、吐出側が吸入側より大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  20. 前記給水パイプ吸入部の材料をシリコンゴム又はエラストマとし、前記給水パイプ吸入部に一体に前記シール部材を形成し、前記シール部材を前記給水タンクの縁部の嵌合穴に嵌合させる際に、前記給水パイプ吸入部が前記嵌合穴に落ち込まないように補強部材を前記給水パイプ吸入部の中にインサートしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  21. 前記補強部材は上縁部にフランジ部を有し、前記給水タンク縁部の嵌合穴の大きさは、前記フランジ部より小さいことを特徴とする請求項20に記載の冷蔵庫。
  22. 前記補強部材の材料をポリブチレンテレフタレートとしたことを特徴とする請求項20に記載の冷蔵庫。
  23. 前記水受け部は下部に、前記給水パイプ吐出部が接続される下方筒部を有し、前記水受け部に落下する水位の最高到達点でも水没しない形状とすることにより、前記給水タンク内の水がサイフォン現象により前記製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  24. 前記ポンプの流量を低下させることにより、前記給水タンク内の水がサイフォン現象により前記製氷室へ所定量以上流出し続けるのを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
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