JP2004081826A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の図柄を備えた回転体100は、第1基材と第2基材との間に挟持された電子インク層中の帯電粒子を移動させて色を変化させることにより複数の図柄を表示する電子ペーパ98を備えているので、電子ペーパ98に表示させていた複数の図柄を新たな図柄に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体100の図柄を新たな図柄に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。
【選択図】 図3
Description
前記表示手段は電子ペーパであることを特徴とする遊技機。
【請求項3】請求項2に記載の遊技機において、
前記電子ペーパは、前記回転体に環状に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の遊技機において、
前記表示手段は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中に複数のカプセルを備え、前記カプセル内で帯電粒子が移動することにより色が変化して前記複数の識別情報を表示するものであることを特徴とする遊技機。
【請求項5】請求項4に記載の遊技機において、
前記表示手段は、前記第1部材または第2部材のいずれか一方に、前記表示層に印加する電界を形成する複数個の画素電極と、前記画素電極ごとに設けられた、前記画素電極による前記電界の形成と消失とを切り替える切替素子とを備え、その他方に、前記画素電極とともに前記電界を形成するための共通電極を備え、さらに、前記表示手段は、外部機器から出力された制御信号を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した制御信号に応じて前記複数個の切替素子を駆動制御する駆動制御手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、始動条件が成立することに基づいて、複数の図柄列が変動を開始し停止スイッチが押されることにより、図柄列が停止し、この停止した図柄が所定の大当り図柄であった場合に、遊技者にとって有利な遊技状態となるスロットマシン等の遊技機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来のスロットマシンにおける図柄列は、帯状のフィルムに複数の図柄を印刷して環状としたものを複数列並設することで構成されており、機種変更に際しては、使用していたフィルムを廃棄して新機種用の新たなフィルムに交換することになるので、例えば旧機種のフィルムという廃棄部品が発生するという問題がある。また、機種変更に際しては、このフィルムを取り外す為の分解作業および新たなフィルムに交換して組み立てる交換作業が必要であることから、機種変更に伴う作業が煩雑であるという問題もある。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる遊技機を提供することを目的の1つとする。また、本発明は、機種変更を容易に行うことができる遊技機を提供することを目的の1つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成を採る。
すなわち、請求項1に記載の発明は、複数の識別情報を備えた回転体を始動条件の成立に基づいて作動させ、前記回転体を停止条件の成立に基づいて停止させるよう構成された遊技機において、前記回転体は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中の帯電粒子を移動させて色を変化させることにより前記複数の識別情報を表示する表示手段を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
(作用・効果)請求項1に記載の発明によれば、複数の識別情報を備えた回転体は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中の帯電粒子を移動させて色を変化させることにより複数の識別情報を表示する表示手段を備えているので、表示手段に表示させていた複数の識別情報を新たな識別情報に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。その結果、機種変更に対して柔軟に対応でき、遊技機の自由度を向上させることができる。
【0007】
なお、本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。
【0008】
(1) 請求項1に記載の遊技機において、
前記表示手段は電子ペーパであることを特徴とする遊技機。
【0009】
前記(1)に記載の発明によれば、表示手段を電子ペーパとしているので、電子ペーパに表示させていた複数の識別情報を新たな識別情報に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。その結果、機種変更に対して柔軟に対応でき、遊技機の自由度を向上させることができる。
【0010】
(2) 前記(1)に記載の遊技機において、
前記電子ペーパは、前記回転体に環状に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
【0011】
前記(2)に記載の発明によれば、電子ペーパは視野角依存性がないので横からでも見やすく、回転体に環状に取り付けられている場合であっても、複数の識別情報を表示するための回転体として好適に使用することができる。
【0012】
(3) 前記(2)に記載の遊技機において、
前記電子ペーパは、複数列の回転体ごとに設けられていることを特徴とする遊技機。
【0013】
前記(3)に記載の発明によれば、電子ペーパは複数列の回転体ごとに設けられており、電子ペーパは視野角依存性がなく横からでも見やすいので、識別情報の変動表示結果を遊技者に視認させるための識別情報表示手段を好適に構成することができる。
【0014】
(4) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記表示手段は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中に複数のカプセルを備え、前記カプセル内で帯電粒子が移動することにより色が変化して前記複数の識別情報を表示するものであることを特徴とする遊技機。
【0015】
前記(4)に記載の発明によれば、表示手段は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中に複数のカプセルを備え、カプセル内で帯電粒子が移動することにより色が変化して複数の識別情報を表示するものとしている。このようなタイプの表示手段を採用することでも、表示手段に表示させていた複数の識別情報を新たな識別情報に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。その結果、機種変更に対して柔軟に対応でき、遊技機の自由度を向上させることができる。
【0016】
(5) 前記(4)に記載の遊技機において、
前記表示手段は、前記第1部材または第2部材のいずれか一方に、前記表示層に印加する電界を形成する複数個の画素電極と、前記画素電極ごとに設けられた、前記画素電極による前記電界の形成と消失とを切り替える切替素子とを備え、その他方に、前記画素電極とともに前記電界を形成するための共通電極を備え、さらに、前記表示手段は、外部機器から出力された制御信号を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した制御信号に応じて前記複数個の切替素子を駆動制御する駆動制御手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
【0017】
前記(5)に記載の発明によれば、表示手段は、第1部材または第2部材のいずれか一方に、表示層に印加する電界を形成する複数個の画素電極と、この画素電極ごとに設けられた、画素電極による電界の形成と消失とを切り替える切替素子とを備え、その他方に、画素電極とともに電界を形成するための共通電極を備え、さらに、この表示手段は、外部機器から出力された制御信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信した制御信号に応じて複数個の切替素子を駆動制御する駆動制御手段とを備えている。したがって、例えば機種変更などのように表示手段の表示内容を変更しようとする場合には、外部機器からの制御信号をこの表示手段の受信手段で受信するだけでよく、この受信した制御信号に応じて表示手段を新たな複数の識別情報に書き換えて表示することができることから、機種変更をさらに容易に行うことができる。また、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。
【0018】
(6) 前記(5)に記載の遊技機において、
前記受信手段は、前記外部機器との接続が可能なコネクタ部と、前記コネクタ部と前記駆動制御手段とを接続する配線部とを備えていることを特徴とする遊技機。
【0019】
前記(6)に記載の発明によれば、受信手段は、外部機器との接続が可能なコネクタ部と、コネクタ部と駆動制御手段とを接続する配線部とを備えているので、外部機器をコネクタ部に接続して制御信号を受信することができ、この受信した制御信号に応じて表示手段を新たな複数の識別情報に書き換えて表示することができ、機種変更を容易に行うことができる。また、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。
【0020】
(7) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(4)のいずれかに記載の遊技機において、
前記表示手段内に電界を生じさせる電界印加ヘッドと、前記表示手段内に画像データに応じた電界が生じるように前記電界印加ヘッドを制御する制御手段とを用いて、前記表示手段に所望の識別情報を表示させることを特徴とする遊技機。
【0021】
前記(7)に記載の発明によれば、表示手段内に電界を生じさせる電界印加ヘッドと、表示手段内に画像データに応じた電界が生じるように電界印加ヘッドを制御する制御手段とを用いて、表示手段に所望の識別情報を表示させるので、例えば機種変更などのように表示手段の表示内容を変更しようとする場合には、これらの電界印加ヘッドおよび制御手段を用いることで、表示手段を新たな複数の識別情報に書き換えて表示することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。また、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、表示手段自体に、その表示層に画素ごとに電界を印加するためのマトリクス回路などを備える必要がなく、表示手段生成工程の複雑化を低減できる。
【0022】
(8) 前記(7)に記載の遊技機において、
前記表示手段と前記電界印加ヘッドとを相対的に移動させる移動手段を備え、前記制御手段は、前記移動手段を制御するとともに、前記表示手段内に画像データに応じた電界が生じるように前記電界印加ヘッドを制御することを特徴とする遊技機。
【0023】
前記(8)に記載の発明によれば、移動手段は、表示手段と電界印加ヘッドとを相対的に移動させ、制御手段は、移動手段を制御するとともに、表示手段内に画像データに応じた電界が生じるように電界印加ヘッドを制御するので、表示手段表面を走査するようにしてこの表示手段を新たな複数の識別情報に書き換えて表示することができる。
【0024】
(9) 請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(8)のいずれかに記載の遊技機において、
前記表示手段はカラー表示が可能なものであることを特徴とする遊技機。
【0025】
前記(9)に記載の発明によれば、表示手段はカラー表示が可能なものとしているので、視野角依存性がないので横からでも見やすく、複数の識別情報を表示するための回転体として好適に使用することができる。
【0026】
(10)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(9)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機。
【0027】
前記(10)に記載の遊技機によれば、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができ、機種変更を容易に行うことができるスロットマシンを提供できる。なお、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技用媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0028】
(11)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(9)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。
【0029】
前記(11)に記載の遊技機によれば、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができ、機種変更を容易に行うことができるパチンコ機を提供できる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて遊技用媒体としての球を所定の遊技領域発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0030】
(12)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(9)のいずれかに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機。
【0031】
前記(12)に記載の遊技機によれば、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができ、機種変更を容易に行うことができる、パチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを提供できる。なお、この融合させたものの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技用媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本実施例では、遊技機の一例としてスロットマシンを用いて説明する。なお、本発明を弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機や第3種パチンコ遊技機(権利物とも呼ばれる)、コイン遊技機等の他の遊技機に用いることは、当然に可能である。
【0033】
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例のスロットマシンの前面扉を閉じた状態の斜視図であり、図2はスロットマシンの前面扉を開いた状態の斜視図である。本第1実施例のスロットマシン10は、前面扉12がその左辺を回転軸として本体11に回動可能に取り付けられ、前面扉12を閉じた状態で施錠装置20により前面扉12と本体11とを施錠可能である。
【0034】
前面扉12には、遊技の進行に伴い点灯したり点滅したりする上部ランプ13と、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり遊技者に遊技状態を報知したりするスピーカ14,14と、各種表示内容を表示する液晶ディスプレイ15と、左回胴装置Lと中回胴装置Mと右回胴装置Rのそれぞれの所定範囲が透視可能な遊技パネル30と、略中段付近にて各種ボタン51,53〜56,61〜63やスタートレバー52やメダル投入口57が設けられた操作部50と、機種名や遊技に関わるキャラクタなどが表示された下段プレート16と、メダル払出口17から払い出された遊技用媒体としてのメダルを受けるメダル受け皿18とが装着されている。
【0035】
また、スロットマシン10の内部には、オンされるとスロットマシン10の各部に電源を供給する電源スイッチ81や、スロットマシン10をリセットするときに操作するリセットスイッチ82や、図示しない設定キーを挿入することにより、スロットマシン10の設定状態を変更可能にする設定キー挿入孔83などを備えている電源ボックス85や、溢れるメダルの外部への誘導興9を有し投入されたメダルを貯留する補助タンク87とこの補助タンク87内のメダルを払出用通路92に通じる開口93を介してメダル払出口17へ払い出す払出装置88とから構成されているホッパ86や、CPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており処理プログラムを記憶するROMや一時的にデータを記憶するRAMや入出力処理回路がバスによって接続されている主制御装置70や、この主制御装置70を収納する主基板ケース71や、CPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており主制御装置70からの出力信号による液晶ディスプレイ15の表示内容の制御を行う表示用制御装置94が装着されている。
【0036】
遊技パネル30は、左回胴装置L、中回胴装置M、右回胴装置Rの停止中または回転中の様子を外部に露出する露出窓31L,31M,31Rを備え、露出窓31Lの左側に配設された5つのベットランプ32,33,33,34,34と、この露出窓31L,31M,31Rの下側に配設されている、スロットマシン内部に貯留されている枚数を表示するものであるクレジット枚数表示部35と、ビックボーナス時にあと何回JAC(ジャック)インできるかとかJACゲーム時にあと何回JAC図柄成立が残っているかといった回数を表示するものであるゲーム数表示部36と、有効ライン上に同じ図柄が揃って入賞したときに払い出された枚数を表示するものである払出枚数表示部37とを備えている。
【0037】
操作部50は、前面扉12の前面部に設けられたクレジットボタン51、スタートレバー52、左回胴用ストップボタン53、中回胴用ストップボタン54、右回胴用ストップボタン55、および返却ボタン56と、前面扉12の水平段部に設けられたメダル投入口57、1枚ベットボタン61、2枚ベットボタン62およびマックスベットボタン63とを備えている。
【0038】
図3は、各回胴装置L,M,Rの分解斜視図であり、図4は各回胴装置L,M,Rの中を正面から見た説明図であり、図5は各回胴装置L,M,Rの被動プーリ132と駆動プーリ148を中心として示す部分拡大図である。各回胴装置L,M,Rは、同一の構成をしており、図示するように、21個の識別情報としての図柄が均等に表示された単円筒形状の電子ペーパ98を同一形状に形成された二つの支持枠104の外周部で保持して構成される回転体100と、この回転体100を二つのボールベアリング109を用いて回転可能に支持する給電ライン用の溝が形成された支持軸110と、回転体100の内側から正面側に向けて3個分の図柄に照明を施す光源133を支持軸110に取り付ける第1取付部材134と、この第1取付部材134に第2取付部材136を用いて取り付けられたステッピングモータ140と、回胴装置L,M,Rの枠体をなし支持軸110をフランジ116,118を用いて回転不能に取り付け固定する左右の側板112,114とを備える。なお、電子ペーパ98の詳細については後述することとする。
【0039】
回転体100の2つの支持枠104は、樹脂により射出成形により形成されており、外周部の円環部105と、回転中心から放射状に外周部に延びて円環部105を支持する4本の放射支持部106とから構成されている。円環部105の電子ペーパ98を保持する側には、電子ペーパ98の厚みと略同一の溝107が形成されており、この溝107に電子ペーパ98を嵌め込むようにして電子ペーパ98が取り付けられている。4本の放射支持部106の1本には、回転位置を検出するための突起108が設けられており、側板114に取り付けられたセンサ取付台120の回転体100側に取り付けられた位置検出センサ122により回転体100の回転位置が検出できるようになっている。なお、位置検出センサ122としては、例えば、フォトセンサを用いることができる。
【0040】
また、回転体100の一方の支持枠104の放射支持部106の内側には、プーリ取付部材130によりアルミニウムにより形成された歯車として機能する被動プーリ132が取り付けられている。
【0041】
ステッピングモータ140は、ワンステップが15度の回転角度を有する1回転24ステップの一般的なステッピングモータとして構成されており、その駆動軸142には、ギア比1:2の減速ギア146を介して歯車として機能する駆動プーリ148が取り付けられている。この減速ギア146を用いることにより、ステッピングモータ140を48ステップ回転駆動することによって駆動プーリ148を1回転させることができるようにしている。すなわち、駆動プーリ148はステッピングモータ140のワンステップにより7.5度回転することになる。なお、ステッピングモータ140には、図4に示すように回転体100の回転中心に配置された支持軸110の軸方向の溝に配置された給電ライン145および給電ライン144を介して回転体100の外部から電力が供給されるようになっている。
【0042】
ステッピングモータ140の駆動軸142に取り付けられた駆動プーリ148と回転体100の支持枠104に取り付けられた被動プーリ132とには、図5の拡大説明図に示すように、若干の弾性を示す合成ゴムなどの材料により形成されたシンクロベルト150が若干のアソビをもって架けられている。シンクロベルト150は、内側に形成された複数の凹凸により駆動プーリ148や被動プーリ132の外周部に形成された歯に噛合し、ステッピングモータ140の回転駆動力を滑ることなく回転体100に伝達する。なお、実施例では、駆動プーリ148と被動プーリ132は歯数比が1:7となるように形成されている。これは、ステッピングモータ140を16ステップ駆動することにより回転体100の電子ペーパ98に表示された図柄1個分に相当する回転角度だけ回転体100を回転駆動させるためである。
【0043】
駆動プーリ148と被動プーリ132の歯数比x(被動プーリ132の歯数/駆動プーリ148の歯数)と、回転体100の電子ペーパ98に均等に表示された図柄の数Qと、ステッピングモータ140のステップ数Sと、図柄一つ分に相当する回転角度だけ回転体100を回転させるステップ数nとの関係は、減速ギア146がないものとすれば次式(1)により表すことができ、減速ギア146のギア比Gを考慮すれば式(2)により表すことができる。
【0044】
x・S=n・Q …(1)
x・S・G=n・Q …(2)
【0045】
したがって、式(1)または式(2)の関係を満たす歯数比xとなるよう駆動プーリ148および被動プーリ132を用いれば、ステッピングモータ140のステップ数Sや電子ペーパ98に均等に表示された図柄の数Qは如何なるものでもよい。実施例では、減速比2(2:1)の減速ギア146が取り付けられたステップ数24のステッピングモータ140、言い換えればステップ数48のステッピングモータ140を用いて21個の図柄が均等配列された回転体100を図柄毎に回転駆動および停止ができるよう歯数比7(1:7)の駆動プーリ148と被動プーリ132を用いている。これによりステッピングモータ140の16ステップの回転駆動により回転体100の電子ペーパ98に表示された図柄を1個分だけ回転させることができる。
【0046】
次に、図6,図7を用いて電子ペーパ98の構造について詳細に説明する。図6は、電子ペーパ98の構成例を示す断面図、図7は、図6に示す電子ペーパ98のマイクロカプセルを示す断面図である。
【0047】
この実施例での電子ペーパ98は、元々は帯状で長方形状のものであるが、図3に示すように、その長手方向の両端を繋ぎ合せて、あるいは、その両端の一部を重ねるようにして繋ぎ合わせて、単円筒形状としており、柔軟性を有するものである。
【0048】
なお、図6に示す電子ペーパ98は、電気泳動(Electrophoresis )を利用した、表示パターンの書き換えや消去が可能な表示手段(表示媒体)である。
【0049】
この電子ペーパ98は、可撓性を有するシート状の第1基材221と、可撓性を有するシート状の第2基材220と、この第1基材221と第2基材220との間に形成された電子インク層222とで構成されている。電子インク層222の図6中上側の面が、表示パターンが表示される表示面222Aとなっている。
【0050】
電子インク層222は、光透過性を有する(透明な)バインダ223と、このバインダ223中に均一に分散した状態で固定されている複数のマイクロカプセル224とで構成されている。電子インク層222の厚さaは、マイクロカプセル224の外径(直径)bの1.5〜2倍程度が好ましい。また、バインダ223としては、例えば、ポリビニルアルコール等を用いることができる。
【0051】
図7に示すように、マイクロカプセル224は、中空の球状の光透過性を有するカプセル本体225を有している。このカプセル本体225内には、液体(溶媒)226が充填されており、この液体226中には、負に帯電した複数の帯電粒子227が分散している。帯電粒子227は、核228と、この核228を被覆する被覆層229とで構成されている帯電粒子227および液体226の色は、互いに異なるように設定される。例えば、帯電粒子227の色は、白色とされ、液体226の色は、青色、赤色、緑色またはは黒色とされる。こうすることでカラー表示することができる。
【0052】
マイクロカプセル224に外部電界(電場)を印加すると、帯電粒子227は、カプセル本体225内で、前記電界の方向と逆方向に移動する。
【0053】
例えば、マイクロカプセル224の図8中上側(表示面222A側)に正に帯電した電極が位置すると、図8中下側に向って電界が生じ、これにより、帯電粒子227は、カプセル本体225内の図8中上側に移動(浮上)する。この帯電粒子227により、マイクロカプセル224の図8中上側の色は、白色になる。
【0054】
逆に、マイクロカプセル224の図9中上側に負に帯電した電極が位置すると、図9中上側に向って電界が生じ、これにより、帯電粒子227は、カプセル本体225内の図9中下側に移動(沈下)する。この場合には、カプセル本体225内の図9中上側に液体226が位置するので、液体の色が青色ならば、マイクロカプセル224の図9中上側の色は、青色になる。
【0055】
また、マイクロカプセル224は、液体226の比重と帯電粒子227の比重とが等しくなるように構成されている。
【0056】
これにより、帯電粒子227は、図8中上側または図9中下側に移動後、電界が消失しても、一定の位置に長期間位置することができ、マイクロカプセル224の図8,9中上側の色が白色、または液体の色、例えば青色に長期間保持される。すなわち、電子ペーパ98の表示が、長期間保持される。
【0057】
なお、液体226の比重と帯電粒子227の比重とを等しくするには、例えば、被覆層229の厚さd等を調節すればよい。マイクロカプセル224の外径bは、180μm以下が好ましく、10〜20μm程度がより好ましい。帯電粒子227の核228としては、例えば、TiO2 (ルチル構造)等を用いることができる。また、帯電粒子227の被覆層229としては、例えば、ポリエチレン等を用いることができる。また、液体226としては、例えば、四塩化エチレンとイソパラフィンとに、アントラキン系染料を溶解したもの等を用いることができる。
【0058】
なお、上述した第1基材221が本発明における第1部材に相当し、上述した第2基材220が本発明における第2部材に相当し、上述した電子インク層222が本発明における表示層に相当し、上述したマイクロカプセル224が本発明におけるカプセルに相当し、上述した電子ペーパ98が本発明における表示手段に相当する。
【0059】
第1基材221には、共通電極(下部電極)323が形成されている。また、第2基材220には、複数の画素電極(上部電極)を備えた回路基板313が形成されている。図10は、回路基板313の回路構成を模式的に示す図である。図10に示すように、この回路基板313は、可撓性(柔軟性)を有する樹脂製の基板261を有している。
【0060】
この基板261上には、行列状に配置(配列)された複数の四角形の画素電極264と、各画素電極264の導通、非導通をそれぞれ切り替える複数の薄膜トランジスタ(TFT)265と、各薄膜トランジスタ265のゲートに電圧(信号)を印加するゲートドライバ262と、各薄膜トランジスタ265のソースに電圧(信号)を印加するソースドライバ263と、図10中横方向に延びる複数のゲートライン271と、図10中縦方向に延びる複数のソースライン281とが、それぞれ形成されている。
【0061】
1つの画素電極264が、1画素(ドット)に相当する。また、各画素電極264のピッチは、特に限定されないが、500〜5000dpi(ドット/インチ)程度が好ましい。なお、画素電極264の形状が四角形に限定されないことは言うまでもない。また、画素電極264の配列のパターンは、行列状に限定されず、例えば、画素電極264がデルタ状に並んでいても差し支えない。
【0062】
以下、図10中、最も上側の横方向の配列を「第1行(1行目)」、上側からN番目の横方向の配列を「第N行(N行目)」と言う。また、図10中、最も左側の縦方向の配列を「第1列(1列目)」、左側からN番目の縦方向の配列を「第N列(N列目)」と言う。
【0063】
ゲートドライバ262には、図10中横方向に延びる複数のゲートライン271が、それぞれ接続されている。また、ソースドライバ263には、図10中縦方向に延びる複数のソースライン281が、それぞれ接続されている。そして、各薄膜トランジスタ265のゲートは、それぞれ、対応するゲートライン271に接続されている。また、各薄膜トランジスタ265のソースは、それぞれ、対応するソースライン281に接続されており、各薄膜トランジスタ265のドレインは、それぞれ、対応する画素電極264に接続されている。
【0064】
ゲートドライバ262は、ゲートライン271を1行(ライン)ごとに順次走査する。例えば、「N行目のゲートライン271を走査する」とは、N行目のすべての薄膜トランジスタ265のゲートに走査時間(時間)tの間だけ電圧(走査電圧)を印加し、N行目のすべての薄膜トランジスタ265(薄膜トランジスタ65のゲート)を走査時間tの間だけオンにすることを言う。このようにゲートドライバ262の役割は、N行目の次はN+1行目、N+1行目の次はN+2行目と、順次走査すること、すなわち、順次、行単位で(1行ごとに)その行のすべての薄膜トランジスタ265を走査時間tの間だけオンさせることである。
【0065】
ソースドライバ263は、データライン駆動回路とも呼ばれ、所定のゲートライン271に走査電圧が印加されたとき、すなわち、所定の行の薄膜トランジスタ265がすべてオンしたとき、画素電極264に、ソースライン281および前記薄膜トランジスタ265を介して制御信号(表示パターンを示す信号)に応じた電圧を印加する回路である。
【0066】
所定のゲートライン271に走査電圧が印加されたときに、所定のソースライン281に前記電圧が印加されることにより、対応する画素電極264が導通する。これにより、例えば対応する画素電極264に所定の大きさ(例えばVボルト)の電圧(電位)が印加された場合には、図11に示すように、その画素電極264を正に帯電させることができる。なお、共通電極323の電位をV/2ボルトに設定しており、共通電極323に向って電界が形成される(生じる)。また、対応する画素電極264に所定の大きさ(例えば0ボルト)の電圧(電位)が印加された場合には、共通電極323の電位をV/2ボルトに設定しているので、図12に示すように、その画素電極264を負に帯電させることができ、画素電極264に向って電界が形成される(生じる)。これにより、各画素電極264と共通電極323との間に方向の異なる2つの電界を選択的に形成し、表示パターンを表示する。なお、各画素電極264と共通電極323との間に方向の異なる2つの電界を選択的に形成することができることから、表示パターンがオーバーライト可能である。
【0067】
画素電極264と共通電極323との間に印加される電圧(画素電極264と共通電極323の電位差)の大きさは、特に限定されないが、絶対値で、10ボルト以上が好ましく、20ボルト以上がより好ましい。
【0068】
図10に示すように、電子ペーパ98は、ゲートドライバ262およびソースドライバ263に接続され、外部の制御手段207から制御信号を受信するためのコネクタ部208と、コネクタ部208とゲートドライバ262およびソースドライバ263をそれぞれ接続する配線部209とを備えている。なお、コネクタ部208は、図3に示すように、電子ペーパ98の左側面の所定位置に一体的に設けられている。各薄膜トランジスタ265の駆動は、それぞれ、制御手段207により、ゲートドライバ262およびソースドライバ263を介して制御される。制御手段207は、通常、ロジック回路とメモリ回路等からなる集積回路で構成され、前記各薄膜トランジスタ265の制御を行う。
【0069】
なお、上述した薄膜トランジスタ265が本発明における切替素子に相当し、上述したコネクタ部208および配線部209が本発明における受信手段に相当し、上述したゲートドライバ262およびソースドライバ263が本発明における駆動制御手段に相当する。
【0070】
ここで、上述の第2基材220の画素電極264および第1基材221の共通電極323の電圧(電位)を制御する方法について、図13を用いて説明する。図13は、第2基材220の画素電極264および第1基材221の共通電極323の電圧(電位)と、それに対応する表示パターンとを示す図である。
【0071】
この方法で、電子ペーパ98に表示パターンを形成する場合には、共通電極323の電圧242を、画素電極264の電圧241の最高値と最低値との中間の値(中間値=一定値)に設定する。すなわち、画素電極264の電圧241が0からVボルトに変化する場合(最高値=Vボルト、最低値=0ボルトの場合)には、共通電極323の電圧242をV/2ボルトに設定する。
【0072】
例えば、図13に示す表示パターン243を電子ペーパ98の所定の行に描画する場合、その行に対応する行の薄膜トランジスタ265のゲートがオンしているとき、それらの薄膜トランジスタ265のソースに、電圧パターン241aで示す電圧、すなわち、0またはVボルトの電圧を印加する。その際、共通電極323の電圧242を、電圧パターン242aで示す電圧、すなわち、V/2ボルトに設定する。
【0073】
このようにすると、例えば、(N−2)列目では、画素電極264の電圧241はVボルトであり、共通電極323の電圧242はV/2ボルトであるので、電界は画素電極264から共通電極323に向って形成され、電子ペーパ98の各帯電粒子227は、それぞれ、カプセル本体225内の図8中上側に移動し、電子ペーパ98の表示面222Aの色は白色になる。
【0074】
逆に、(N−1)列目では、画素電極264の電圧241は0ボルトであり、共通電極323の電圧242はV/2ボルトであるので、電界は共通電極323から画素電極264に向って形成され、電子ペーパ98の各帯電粒子227は、それぞれ、カプセル本体225内の図9中下側に移動し、電子ペーパ98の表示面222Aの色は青色になる。
【0075】
以下、同様にして、N列目〜(N+3)列目についても画素電極264の電圧241に従って、画素電極264と共通電極323との間に形成される電界の方向、すなわち、電子ペーパ98の色が決まり、電子ペーパ98の所定の行に表示パターン243を描画することができる。
【0076】
このようにして、電子ペーパ98の表示面222Aの所定の部位(画素)の色は、画素電極264の電圧241のみによって一意的に決まるので、以前に電子ペーパ98の表示面222Aの色が何色になっていたかにかかわらず、電子ペーパ98の各画素電極264と共通電極323を制御することで、その電子ペーパ98に表示パターンを描画することができる(白と青のパターンが一意的に決まる)。すなわち、電子ペーパ98に表示パターンをオーバーライトすることができ、電子ペーパ98に、繰り返し、文字、数字、図形等の所定の表示パターンを描画することができる。
【0077】
上述したように本第1実施例のスロットマシン10によれば、複数(例えば21個)の図柄(識別情報)を備えた回転体100は、第1基材221と第2基材220との間に挟持された電子インク層222中の帯電粒子227を移動させて色を変化させることにより複数の図柄を表示する電子ペーパ98を備えているので、電子ペーパ98に表示させていた複数の図柄を新たな図柄に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体100の図柄を新たな図柄に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体100を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体100を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。その結果、機種変更に対して柔軟に対応でき、遊技機の自由度を向上させることができる。
【0078】
また、電子ペーパ98は視野角依存性がないので横からでも見やすく、回転体100に環状に取り付けられている場合であっても、複数の図柄を表示するための回転体100として好適に使用することができる。
【0079】
また、電子ペーパ98は複数列の回転体100ごとに設けられており、電子ペーパ98は視野角依存性がなく横からでも見やすいので、図柄の変動表示結果を遊技者に視認させるための識別情報表示手段を好適に構成することができる。
【0080】
また、電子ペーパ98は、第1基材221と第2基材220との間に挟持された電子インク層222中に複数のマイクロカプセル224を備え、マイクロカプセル224内で帯電粒子227が移動することにより色が変化して複数の図柄を表示するものとしている。このようなタイプの電子ペーパ98を採用することでも、電子ペーパ98に表示させていた複数の図柄を新たな図柄に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体100の図柄を新たな図柄に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体100を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体100を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。その結果、機種変更に対して柔軟に対応でき、遊技機の自由度を向上させることができる。
【0081】
また、電子ペーパ98は、第2基材220に、電子インク層222に印加する電界を形成する複数個の画素電極264と、この画素電極264ごとに設けられた、画素電極264による電界の形成と消失とを切り替える薄膜トランジスタ265とを備え、第1基材221に、画素電極264とともに電界を形成するための共通電極323を備え、さらに、この電子ペーパ98は、外部機器から出力された制御信号を受信するためのコネクタ部208および配線部209と、このコネクタ部208および配線部209で受信した制御信号に応じて複数個の薄膜トランジスタ265を駆動制御するゲートドライバ262およびソースドライバ263とを備えている。したがって、例えば機種変更などのように電子ペーパ98の表示内容を変更しようとする場合には、外部機器からの制御信号をこの電子ペーパ98のコネクタ部208および配線部209で受信するだけでよく、この受信した制御信号に応じて電子ペーパを新たな複数の図柄に書き換えて表示することができることから、機種変更をさらに容易に行うことができる。また、回転体100の図柄を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体100を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体100を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。
【0082】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例のスロットマシンについて説明する。第2実施例のスロットマシンは、前述した第1実施例の電子ペーパ98とは種類の異なる電子ペーパ400を採用している点が大きく異なる。
【0083】
この第2実施例のスロットマシンの電子ペーパ400は、図14に示すように、表示基板440と非表示基板442との間に、2色の粒子436、438を封入した粒子層443を備えている。表示基板440は、正孔輸送性フィルムより構成されている。この正孔輸送性フィルムとしては、例えば、ポリエチレン樹脂中に正孔輸送物質であるN−メチルカルバゾールジフェニルヒドラゾンを約40重量%添加して均一に分散させた後、厚さ50μm程度に成形したものや、ポリエチレン樹脂中に正孔輸送物質であるβ,β−ビス(メトキシフェニル)ビニルジフェニルヒドラゾンを約40重量%添加して均一に分散させたものを電荷輸送性材料として厚さ50μm程度に成形したものなどを使用できる。
【0084】
一方、非表示基板442は、上記の電荷輸送性フィルム441に厚さ50μm程度の電極層444を形成した2層構造のフィルムより構成されている。非表示基板442に使用される電荷輸送性フィルムとしては、表示基板440と同様に、正孔を輸送する正孔輸送性フィルムを使用してもよいし、電子を輸送する電子輸送性フィルム及び正孔と電子とを輸送するフィルムを使用することもできる。
【0085】
また、表示基板440と非表示基板442との間には、スペーサ446が、例えば、約100μmの一定間隔毎に設けられており、このスペーサ446により、表示基板440と非表示基板442との距離が常に一定に保持されると共に、スペーサ446間にセルが形成されている。なお、このスペーサ446は、表示基板440及び非表示基板442の一方の基板に、例えば、スクリーン印刷により形成することができる。
【0086】
表示基板440と非表示基板442との間のセルに封入された2色の粒子436、438のうち一方の粒子436は導電性の粒子であり、例えば、平均粒径20μm、抵抗値10−2Ω・cm程度のアモルファスカーボンよりなる黒色の真球状導電性粒子を使用できる。このアモルファスカーボンよりなる黒色の真球状導電性粒子は熱硬化性フェノール樹脂を炭素化焼成して得られる。
【0087】
なお、この第2実施例で述べる導電性の粒子とは、基板との接触により電荷の移動を行なうことができるものである。この機能を有する材料は、たとえば、カーボンブラック、ニッケル、銀、金、錫、などの金属の粒子、あるいはそれらの材料を粒子表面に被覆、あるいは含有した粒子である。
【0088】
また、2色の粒子のうち他方の粒子438は、隠蔽粒子としての役目を果たす絶縁性の白色粒子であり、例えば、粒径約20μmのジビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合体からなる真球粒子を選択できる。
【0089】
第2実施例では、これら2種類の粒子436、438を同量混合し、表示基板と非表示基板との間に充填率約50%で封入している。なお、黒色粒子よりも白色粒子が多くなるよう封入してもよく、混合割合は適宜調整できる。
【0090】
なお、黒色の導電性の粒子436の代わりに、色の3原色の導電性の粒子(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン等に着色された導電性の粒子)を採用することで、カラー画像を表示することも可能である。
【0091】
なお、上述した非表示基板442が本発明における第1部材に相当し、上述した表示基板440が本発明における第2部材に相当し、上述した粒子層443が本発明における表示層に相当し、上述した粒子436が本発明における帯電粒子に相当し、上述した電子ペーパ400が本発明における表示手段に相当する。
【0092】
図15に示すように、第2実施例のスロットマシンとは別体である外部機器(画像形成装置)500を用いることで、この第2実施例のスロットマシンの回転体の電子ペーパ400の表示を書き換えることができる。図15は外部機器500を用いてスロットマシン10の回転体100の電子ペーパ400を書き換える様子を示す模式図である。この外部機器は、電子ペーパ400の画像データに対応する位置に電界を発生させる記録ヘッド510と、電子ペーパ400に一様に電界を発生させるリフレッシュ電極512と、画像データに応じて記録ヘッド510に電圧を印加し、画像データに応じた電界が電子ペーパ400に加えられるように印加電圧を制御する制御部518とを備えている。
【0093】
制御部518は、回転体を回転させるためのステッピングモータ140に接続可能となっており、ステッピングモータ140を回転制御することで回転体を回転させることができる。
【0094】
図16(a)及び図16(b)に示すように、記録ヘッド510は、例えば、ゴムなどの弾性を有する材料から成る基板534と、断面が半楕円状で、直径が例えば100μmの外側に突出した略半球形の複数の電極532とから構成される。
【0095】
基板534は弾性を有するため、例えば、電子ペーパ400の表面に凹凸があっても凹凸に合わせて変形する。そのため、電子ペーパ400との接触状態が常に良好となり、画像データを正確に反映した電界を電子ペーパ400に加えることができる。
【0096】
また、複数の電極532は、図16(a)に示すように、記録面530となる基板534の1つの面にマトリックス状に配置されている。すなわち、電子ペーパ400の幅方向(すなわち、主走査方向)に沿って所定間隔に1列に並べられた電極列を副走査方向に重ならないように複数列、例えば3列配置してマトリックス状としている。
【0097】
各電極532には、図16(b)に示すように、DC電源524が接続制御部526を介して接続され、DC電圧が印加される。接続制御部526は、一端が電極532に接続され、かつ、他端がDC電源524に接続された複数のスイッチで構成されている。
【0098】
これらのスイッチは制御部518によりオンオフ制御され、制御部518からの指示に基いて画像データに応じた位置の電極532のみに電圧が印加されるように、DC電源524と電極532とを電気的に接続する。
【0099】
また、リフレッシュ電極512は、弾性材料から構成された一対の弾性ローラから成る。この弾性ローラは、ゴムにカーボンブラックを添加して円筒状に成形した2つの導電性のゴムローラから構成され、DC電源(図示省略)に接続され、DC電圧を重畳した電圧が印加されている。
【0100】
このリフレッシュ電極512は、電子ペーパ400を挟持した状態で回転されることにより、電子ペーパ400に対し、記録ヘッド510が画像データに応じて電子ペーパ400に加える電界の方向と逆方向に一様な電界を加える。
【0101】
なお、上述した記録ヘッド510が本発明における電界印加ヘッドに相当し、上述したステッピングモータ140が本発明における移動手段に相当し、上述した制御部518が本発明における制御手段に相当する。
【0102】
ここで、このような構成の外部機器500により、上記構成の電子ペーパ400に画像を形成する場合について説明する。
【0103】
外部機器500の制御部518は、図15に示すように、ステッピングモータ140を回転制御することで、電子ペーパ400を所定速度で連続的に回転駆動する。リフレッシュ電極512は、回転駆動する電子ペーパ400に当接させることで、電子ペーパ400の全面にわたって順次に電界を加えていく。これにより、表示基板440が負の電荷を帯び、非表示基板442から正の電荷が注入されて電子ペーパ400内部の全ての黒色の粒子436が正に帯電されて表示基板440に引き付けられるので、電子ペーパ400の表示基板440は全面が黒くなる。
【0104】
リフレッシュ電極512の後段には、記録ヘッド510が設けられているため、記録ヘッド510がリフレッシュ電極512を通過した電子ペーパ400に対し、画像データに応じた位置に電界を加える。記録ヘッド510により、電界が加えられた領域の表示基板440は正の電荷を帯びるので、その部分に引き付けられていた正に帯電した黒色の粒子436が非表示基板442の方に移動する。したがって、表示基板440の黒色の粒子436が付着してない領域が白色となり、電子ペーパ400に黒と白とのコントラストによる画像が形成される。
【0105】
なお、画像データに応じた位置は、ここでは黒色の粒子436を表示基板440から離れさせてその位置を白くすることにより画像とするため、画素を形成しない位置である。もちろん、リフレッシュ電極により正の電荷を与えて黒色の粒子436を表示基板440から離れさせた状態で、記録ヘッド510により負の電荷を与えて黒色の粒子436を表示基板440に付着させて画像を表示する場合は、画像データに応じた位置とは画素を形成する位置である。
【0106】
上述したように本第2実施例のスロットマシン10によれば、電子ペーパ400内に電界を生じさせる記録ヘッド510と、電子ペーパ400内に画像データに応じた電界が生じるように記録ヘッド510を制御する制御部518とを用いて、電子ペーパ400に所望の図柄を表示させるので、例えば機種変更などのように電子ペーパ400の表示内容を変更しようとする場合には、これらの記録ヘッド510および制御部518を用いることで、電子ペーパ400を新たな複数の図柄に書き換えて表示することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができる。また、回転体100の図柄を新たな図柄に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、回転体100を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体100を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。また、電子ペーパ400自体に、その粒子層443に画素ごとに電界を印加するためのマトリクス回路などを備える必要がなく、電子ペーパ生成工程の複雑化を低減できる。
【0107】
また、ステッピングモータ140は、電子ペーパ400と記録ヘッド510とを相対的に移動させ、制御部518は、ステッピングモータ140を制御するとともに、電子ペーパ400内に画像データに応じた電界が生じるように記録ヘッド510を制御するので、電子ペーパ400表面を走査するようにしてこの電子ペーパ400を新たな複数の図柄に書き換えて表示することができる。
【0108】
このように、外部機器500を用いることで、電子ペーパ400の表示を書き換えることができることから、この電子ペーパ40には、前述の第1実施例の電子ペーパ98のようなマトリクス回路(画素電極264や薄膜トランジスタ265やドライバ262,263などからなる回路)やコネクタ部208など(図10参照)が不要であることは言うまでもない。
【0109】
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
【0110】
(1)上述の第1実施例では、図8,9に示すように、電気泳動を利用した電子ペーパに、複数の画素電極264と薄膜トランジスタ265とゲートドライバ262とソースドライバ263とを備えたマトリクス回路を設けているが、上述の第2実施例のようなトナータイプの電子ペーパ400(図14参照)や、その他のタイプの電子ペーパに上述のマトリクス回路を設けるようにしてもよい。
【0111】
(2)上述の第2実施例では、図14に示すように、外部機器500(記録ヘッド510や制御部518など)を用いることで、トナータイプの電子ペーパ400の表示を書き換えるようにしているが、上述の第1実施例の電子ペーパ98からマトリクス回路を除いたものや、その他のタイプの電子ペーパに対して、外部機器500(記録ヘッド510や制御部518など)を用いることで、その電子ペーパの表示を書き換えるようにしてよい。
【0112】
(3)上述した第2実施例では、図2に示すようにスロットマシン10の前面扉12を開いた状態、つまり、回転体100から電子ペーパ400を取り外すことなく電子ペーパ400の表示パターン(複数個の図柄の表示態様)を書き換えているが、回転体100から電子ペーパ400を取り外して、外部機器500などにより電子ペーパ400の表示パターン(複数個の図柄の表示態様)を書き換えるようにしてもよい。
【0113】
(4)上述した第1実施例では、第2基材220に上述のマトリクス回路を設けるようにしているが、第1基材221に上述のマトリクス回路を設けるようにしてもよい。
【0114】
(5)上述した第1実施例では、コネクタ部208および配線部209で外部機器からの制御信号を有線にて受信するようにしているが、コネクタ部208に替えて受信部を備えるようにして、外部機器からの制御信号を無線にて受信するようにしてもよい。
【0115】
(6)上述した第2実施例では、外部機器500による電子ペーパ400の表示の書き換えに際して、制御部518は、ステッピングモータ140を制御して回転体100の電子ペーパ400を回転駆動しているが、ステッピングモータ140とは別体である他のモータなどの移動手段を制御して回転体100の電子ペーパ400を回転駆動するようにしてもよい。
【0116】
(7)上述した各実施例では、表示手段として電子ペーパ98,400を採用しているが、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中の帯電粒子を移動させて色を変化させることにより複数の識別情報を表示する他の表示手段(表示用媒体など)を採用してもよい。
【0117】
(8)本発明を上記実施例とは異なるタイプの遊技機(例えば、パチンコ機等)に実施してもよい。例えば、弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機や権利物とも呼ばれる第3種パチンコ遊技機などに実施してもよい。例えば、第3種パチンコ遊技機とは、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される。)である。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞されることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。さらに、パチンコ機以外にも、アレンジボール型パチンコ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施するようにしてもよい。
【0118】
なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0119】
なお、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受け皿に多量の球が払い出されるものである。
【0120】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数の識別情報を備えた回転体は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中の帯電粒子を移動させて色を変化させることにより複数の識別情報を表示する表示手段を備えているので、表示手段に表示させていた複数の識別情報を新たな識別情報に書き換えて表示させることができる。したがって、機種変更等する場合においても、回転体の識別情報を新たな識別情報に書き換え変更することができ、回転体自体を新たな回転体に交換するという部品交換を不要とすることができることから、機種変更を容易に行うことができるし、回転体を構成する部品等を廃棄することなくこの回転体を新たな表示態様で継続使用することができ、機種変更に伴う廃棄部品の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1実施例のスロットマシンの前面扉を閉じた状態の斜視図である。
【図2】スロットマシンの前面扉を開いた状態の斜視図である。
【図3】各回胴装置の分解斜視図である。
【図4】各回胴装置の中を正面から見た説明図でである。
【図5】各回胴装置の被動プーリと駆動プーリを中心として示す部分拡大図である。
【図6】第1実施例の電子ペーパの構成例を示す断面図である。
【図7】第1実施例の電子ペーパのマイクロカプセルを示す断面図である。
【図8】第1実施例の電子ペーパの表示面が白色に見える場合の断面図である。
【図9】第1実施例の電子ペーパの表示面が青色に見える場合の断面図である。
【図10】回路基板の回路構成を模式的に示す図である。
【図11】第1実施例の電子ペーパの1画素分を示す側面図である。
【図12】第1実施例の電子ペーパの1画素分を示す側面図である。
【図13】第2基材の画素電極および第1基材の共通電極の電圧とそれに対応する表示パターンとを示す図である。
【図14】第2実施例の電子ペーパの構成例を示す断面図である。
【図15】外部機器を用いてスロットマシンの回転体の電子ペーパを書き換える様子を示す模式図である。
【図16】(a)は記録ヘッドの記録面の電極の配置を示す上面図であり、(b)は記録ヘッドに接続する電源について説明する概略図である。
【符号の説明】
98 … 電子ペーパ(表示手段)
100 … 回転体
208 … コネクタ部(受信手段)
209 … 配線部(受信手段)
220 … 第2基材(第2部材)
221 … 第1基材(第1部材)
222 … 電子インク層(表示層)
224 … マイクロカプセル(カプセル)
227 … 帯電粒子
262 … ゲートドライバ(駆動制御手段)
263 … ソースドライバ(駆動制御手段)
264 … 画素電極
265 … 薄膜トランジスタ(切替素子)
323 … 共通電極
400 … 電子ペーパ(表示手段)
440 … 表示基板(第2部材)
442 … 非表示基板(第1部材)
443 … 粒子層(表示層)
436 … 粒子(帯電粒子)
510 … 記録ヘッド(電界印加ヘッド)
518 … 制御部(制御手段)
Claims (1)
- 複数の識別情報を備えた回転体を始動条件の成立に基づいて作動させ、前記回転体を停止条件の成立に基づいて停止させるよう構成された遊技機において、
前記回転体は、第1部材と第2部材との間に挟持された表示層中の帯電粒子を移動させて色を変化させることにより前記複数の識別情報を表示する表示手段を備えていることを特徴とする遊技機。
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