JP2004080085A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信形式や異なる複数の機器と通信してもコストの増加や機器の大型化をすることがなく、通信形式が異なる複数の機器の制御を迅速に処理する。
【解決手段】システムコントローラ22は、内視鏡画像に所望のキャラクタを重畳して出力するキャラクタ重畳部151と、操作パネルとデータを送受する設定操作ユニットI/F部152と、赤外線リモコンと赤外線通信を行う1方向赤外線I/F部67aと、PDAと赤外線通信を行う双方向赤外線I/F部66aと、リモートコントローラ30とデータを送受するリモコン制御I/F部152と、シリアル通信を行うシリアル通信I/F部153とを有し、これらが内部バス154に接続されて構成され内部バス154にはシステムコントローラ22内を制御するCPU155が接続されている。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療行為に使用される医療機器を制御する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータは小型化、高機能化が求められている。例えば機器の携帯性を向上するために、低消費電力型のマイコン等が開発されている。また、システムの拡張性を向上するために、大量のデータ伝送を高速に伝送するイーサネット(登録商標)通信や、パームトップコンピュータ(以下PDA)と呼ばれる小型の携帯端末とデータ伝送を行う赤外通信(以下IrDA通信)などがある。
【0003】
一方で、特開平7−303654号公報においては、手術システムとして操作性を向上させるため、複数の医療装置の機能をメニュー画面に表示し、この表示されたメニュー画面を操作することにより医療機器を制御する制御システム制御装置(以下システムコントローラ)が開示されている。
【0004】
特開平11−318823号公報においては、外部機器からの情報を入力し、この入力された情報を観察画像とともに表示装置に表示する医療装置が開示されている。
【0005】
これらの外部情報入力に高速データ通信が可能なイーサネット(登録商標)、IrDAなどを用いることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記内視鏡システムは、特開平6−114065号公報のように、システムコントローラは、複数の被制御装置に識別するためのID情報を割り当ててシリアル通信により被制御装置の動作状態情報を受信するとともに制御情報を送信して集中制御を行うと、被制御装置毎の状態を受信する処理を定期的に行う必要がある。
【0007】
そのため、接続される被制御装置の通信形式がイーサネット(登録商標)通信やIrDA通信などの異なるプロトコルが多数存在すると、システムコントローラ内のCPUは、その各々の通信データを解析する処理が増大し、通信に関する処理時間を費やしてしまい、システム全体では、リアルタイムにデータの交信・通信ができなくなり、ユーザにとって使い勝手の悪いものになってしまう。
【0008】
また、上述の課題を解決するために、高ビット数で処理可能なCPUの採用や高クロックで動作可能なCPUを採用する方法が考えられるが、上述のようなCPUを採用することは、CPU自身のコストが増加したり、また消費電力増加に伴う発熱対策やノイズ対策が必要になり、コストの増加や機器の大型化という問題があった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、通信形式や異なる複数の機器と通信してもコストの増加や機器の大型化をすることがなく、通信形式が異なる複数の機器の制御を迅速に処理できる制御装置を提供する目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の制御装置は、医療行為に使用される複数の医療機器を異なるプロトコルの通信により制御する制御装置において、第1のプロトコルの通信で前記医療機器とデータを送受する第1の通信制御手段と、少なくとも前記第1のプロトコルと異なる第2のプロトコルの通信で前記医療機器とデータを送受する第2の通信制御手段と、前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段と共通の第3のプロトコルでデータを送受を行い前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段を制御する制御手段とを備えて構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0012】
(構成)
図1ないし図13は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡手術システムの構成を示す構成図、図2は図1の患者の状態をモニタする患者モニタシステムの構成を示す構成図、図3は図1の内視鏡手術システムが配置される病院内のネットワークを示す図、図4は図3の院内サーバが接続されるインターネットの接続サービスの一例を示す図、図5は図1のシステムコントローラ22の正面の構成を示す図、図6は図1のシステムコントローラ22の背面の構成を示す図、図7は図1のシステムコントローラの構成を示すブロック図、図8は図1のPDAの構成を示すブロック図、図9は図1の操作パネルの操作部および表示部を示す図、図10は図1のPDAの前面の構成を示す図、図11は図1のPDAの背面の構成を示す図、図12は図11のカードスロットに装着される拡張カードを説明する図、図13は図1の赤外線リモコンを説明する図である。
【0013】
図1を用いて手術室2に配置される内視鏡手術システム3の全体構成を示す。
【0014】
図1に示すように、手術室2内には、患者48が横たわる患者ベッド10と、内視鏡手術システム3とが配置される。この内視鏡手術システム3は、第1カート11及び第2カート12を有している。
【0015】
第1カート11には、医療機器として例えば電気メス13、気腹装置14、内視鏡用カメラ装置15、光源装置16及びVTR17等の装置類と、二酸化炭素等を充填したガスボンベ18が載置されている。内視鏡用カメラ装置15はカメラケーブル31aを介して第1の内視鏡31に接続される。光源装置16はライトガイドケーブル31bを介して第1の内視鏡31に接続される。
【0016】
また、第1カート11には、表示装置19、集中表示パネル20、操作パネル21等が載置されている。表示装置19は、内視鏡画像等を表示する例えばTVモニタである。
【0017】
集中表示パネル20は、術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な表示手段となっている。操作パネル21は、例えば7セグメント表示器とLED等の表示部とこの表示部上に設けられたスイッチにより構成され、非滅菌域にいる看護婦等が操作する集中操作装置になっている。
【0018】
さらに、第1カート11には、システムコントローラ22が載置されている。このシステムコントローラ22には、上述の電気メス13と気腹装置14と内視鏡用カメラ装置15と光原装置16とVTR17とが、図示しない通信線を介して例えばRS−232C等のシリアル通信規格で接続されている。このシステムコントローラ22には、通信コントローラ63が内蔵されており、通信ケーブル64を介して、図2に示す通信回路9に接続されている。また、システムコントローラ22は通信ケーブル65を介して院内LANに接続されている。さらにシステムコントローラ22には双方向赤外線通信I/F66と、1方向赤外線通信I/F67とが設けられ、双方向赤外線通信I/F66を介することでIrDA通信によりPDA68(図10及び図11参照)と信号の送受が可能となっており、また、1方向赤外線通信I/F67を介することで赤外線リモコン69(図13参照)からの赤外通信によるコマンドが受信可能になっている。なお、PDA68はシリアル通信によってもシステムコントローラ22と接続可能となっている。
【0019】
一方、前記第2カート12には、内視鏡用カメラ装置23、光源装置24、画像処理装置25、表示装置26及び第2集中表示パネル27とが載置されている。
【0020】
内視鏡用カメラ装置23はカメラケーブル32aを介して第2の内視鏡32に接続される。光源装置24はライトガイドケーブル32bを介して第2の内視鏡32に接続される。
【0021】
表示装置26は、内視鏡用カメラ装置23でとらえた内視鏡画像等を表示する。第2集中表示パネル27は、術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能になっている。
【0022】
これら内視鏡用カメラ装置23と光源装置24と画像処理装置25とは、第2カート12に載置された中継ユニット28に図示しない通信線を介して接続されている。そして、この中継ユニット28は、中継ケーブル29によって、上述の第1カート11に搭載されているシステムコントローラ22に接続されている。
【0023】
したがって、システムコントローラ22は、これらの第2カート12に搭載されているカメラ装置23、光源装置24及び画像処理装置25と、第1カート11に搭載されている電気メス13、気腹装置14、カメラ装置15、光源装置16及びVTR17とを集中制御するようになっている。このため、システムコントローラ22とこれらの装置との間で通信が成立している場合、システムコントローラ22は、上述の操作パネル21上でLED等の表示を見ながら、接続されている装置の設定状態を確認し、所望のスイッチを操作することによって、設定値の変更等の入力ができる。
【0024】
このシステムコントローラ22は、後述する患者モニターシステム4から取得した生体情報を解析し、この解析結果を所要の表示装置に表示させることが出来る。
【0025】
次に、図2を用いて患者モニタシステム4を説明する。
【0026】
図2に示すように、本実施の形態の患者モニタシステム4には、信号接続部41が設けられておいる。信号接続部41は、ケーブル42を介して、心電計43、パルスオキシメータ44及びカプノメータ45等のバイタルサイン測定器とが接続されている。
【0027】
カプノメータ45はケーブル46を介して呼気センサ47に接続されておいる。この呼気センサ47は、患者48に取り付けられた呼吸器のホース49に設けられている。これにより、患者48の心電図、血中酸素飽和度、呼気炭酸ガス濃度等の生体情報を測定することができる。
【0028】
信号接続部41は、患者モニターシステム4の内部で制御部50と電気的に接続される。また、制御部50は、映像信号線53と映像コネクタ54とケーブル55とを介して表示装置56に接続される。更に、この制御部50は、通信コントローラ6と電気的に接続されている。この通信コントローラ6は、通信コネクタ51を介して通信回路9に接続される。
【0029】
通信回路9は、前記内視鏡システム3の図示しない通信コントローラに接続される。
【0030】
図3に示すように、手術室2に設けられた内視鏡手術システム3がシステムコントローラ22を介することで病院内に構築されている院内LAN101に接続される。
【0031】
この院内LAN101には、病院内の他の施設、例えば受付102に設けられている受付端末103、薬品保管庫104に設けられている保管庫端末105、CT検査室106に設けられているCT検査システム(のシステムコントローラ)107、放射線検査室108に設けられている放射線検査システム(のシステムコントローラ)109及び医局110に設けられている医局端末111、病理検査室114に設けられている病理端末115等が接続されており、該院内LAN101はデータベース112を構築する院内サーバ113により管理されている。
【0032】
また、院内サーバ113は、図4に示すように、インターネット120に接続可能となっており、インターネット120には複数の病院121a〜121zの院内サーバ113a〜113zの他に、医師宅122に設けられているPC(パーソナルコンピュータ)123が接続されることで、例えばサービスセンタ124のセンタサーバ125が病院及び医師宅に医療情報を提供するサービスの運営を行うことを可能としている。
【0033】
システムコントローラ22は、正面には図5に示すように、電源スイッチ131及びPDA68用の前記双方向赤外線I/F66、赤外線リモコン69用の前記1方向赤外線I/F67が設けられ、背面には図6に示すように、電気メス13、気腹装置14、内視鏡用カメラ装置15、光原装置16、VTR17、集中表示パネル20、リモートコントローラ30等を制御するための例えば8個のRS−232C通信コネクタ135(1)〜135(8)と、操作パネル21を制御するためのRS−422通信コネクタ136、院内LAN101に接続するための100T/Baseコネクタ137及び表示装置19を接続するBNC138、VTR17との映像信号の送受を行うピンジャック139、操作パネル21の設定制御するための通信コネクタ140等が設けられている。
【0034】
システムコントローラ22は、図7に示すように、内視鏡画像に所望のキャラクタを重畳してBNC138に出力するキャラクタ重畳部151と、操作パネル21とデータを送受する設定操作ユニットI/F部152と、赤外線リモコン69と赤外線通信を行う1方向赤外線I/F部67aと、PDA68赤外線通信を行う双方向赤外線I/F部66aと、RS−232C通信コネクタ135(1)〜135(8)及びRS−422通信コネクタ136を介してシリアル通信を行うFPGAより構成されるシリアル通信I/F部150とを有し、これらが内部バス154に接続されて構成される。
【0035】
尚、本構成では、前述したキャラクタ重畳部、設定表示ユニットI/F152等、複数の通信方式のコントローラ部分(図7の点線部)をFPGAにて構成して、回路構成の集積化を行っているが、これらのコントローラ部分をそれぞれ独立した回路で構成しても良い。
【0036】
該内部バス154にはシステムコントローラ22内を制御するCPU155が接続されており、CPU155は、EEPROM156、バージョンアップ用フラッシュメモリ157、及びRAM158等を用いてシステムコントローラ22内を制御するようになっている。また、EEPROM156には、CPU155が実行するプログラムや後述するタスクの優先度情報の設定情報が格納されている。
【0037】
また、TCP/IPコントローラ部159がFPGAを介してCPU155に接続している。TCP/IPコントローラ部159により院内LAN101に接続される。
【0038】
本実施の形態は、システムコントローラ22に、上述したFPGAで構成されるキャラクタ重畳部151、設定表示ユニットI/F152、I方向赤外線I/F67a、双方向赤外線I/F部66aとシリアル通信I/F150を有している。これらの各I/Fはそれぞれのプロトコル毎のドライバ、コントローラで構成されている。
【0039】
また、FPGA内には、それぞれのI/Fの制御と、CPU155とデータのやり取りを行う制御部153が設けられており、CPU155にパス信号として受け渡す構成となっている。FPGAからはCPU155に信号パス154(データパス、アドレスパス、セレクト信号で構成)で接続されている。また、本実施例では、TCP/IPコントローラ部159はFPGAの外部に独立して設けられているが、FPGAの内部に設けても良い。
【0040】
PDA68は、図8に示すように、ROM161,不揮発性メモリ162及びRAM163等を用いてPDA68内を制御するCPU164と、CPU164からの情報を表示する液晶表示部165と、CPU164に情報を入力する液晶表示部165に設けられたタッチパネル166と、IrDAによる双方向赤外通信、Bluetooth、無線LAN等のワイヤレス通信I/F167と、機能拡張を実現する拡張カード168をカードスロット169を介してCPU164に接続する外部拡張I/F170と、外部通信I/F171に接続された外部機器との通信を制御する通信制御部172と、これら回路に電力を供給する電源回路173とを備えて構成される。
【0041】
操作パネル21は、図9に示すように、例えば複数の7セグメント表示器とLED等の表示機能とスイッチにより構成され、非滅菌域にいる看護婦等が操作する集中操作装置になっている。
【0042】
PDA68の前面には、図10に示すように、タッチパネル166が設けられた液晶表示部165を有し、液晶表示部165の一部が手書き入力部165aになっている。また、PDA68の背面には、図11に示すように、カードスロット169及び外部通信I/F171が設けられている。カードスロット169に装着される拡張カード168としては、例えば図12に示すような動画通信拡張カード、静画通信拡張カード、GPS拡張カード、モデム拡張カード等がある。
【0043】
(作用)
第1の実施の形態の動作について説明する。
【0044】
第1の実施の形態のシステムコントローラ22には、上述したようにFPGAより構成されるキャラクタ重畳部151、設定操作ユニットI/F部152、1方向赤外線I/F部67a、双方向赤外線I/F部66a、リモコン制御I/F部152及びシリアル通信I/F部153が設けられており、システムコントローラ22のCPU155は、内部バス154に例えばアドレスデータを出力することで、所望のI/F部を指定し該I/F部にデータを出力する。CPU155からデータを受け取ったI/F部では、データを所定のプロトコルに変換し、該I/F部に接続されている周辺機器に対してデータの交信を行う。また周辺機器から所定のプロトコルで受信したデータを内部バス154に対応したデータに変換しCPU155の要求に応じて内部バス154に出力する。
【0045】
例えば、表示パネル20のバイタルサインを表示する処理では、TCP/IPコントローラ部159、TCP/IPプロトコルで受信するとともに、データ解析を行い、解析結果を通信制御部153に出力する。
【0046】
通信制御部153は入力された解析結果により受信情報がバイタルサイン情報であることを認識する。そして、通信制御部153は、プロトコル解析済みのバイタルサイン情報を内部に設けられたメモリに一時格納するとともに、他のI/F部の通信動作状態を確認する。このとき他のI/F部の通信動作状態が送信可能な状態であれば、メモリからバイタルサイン情報を読み出してキャラクタ重畳部151に出力する。
【0047】
また、通信制御部153がI/F部の通信動作状態が実行中と確認した場合は、通信制御部153は実行中の通信データとバイタルサイン情報との重要度の判定を行う。例えば実行中の通信データが医療機器の動作パラメータ情報の場合は、バイタルサイン情報の方を重要度が高いと判定し、通信制御部153は、CPU155に対して割り込み処理の実行を指示するための割り込み信号をCPU155に出力する。
【0048】
CPU153は、割り込み信号に基づいてシステムバス154を介してメモリよりバイタルサイン情報を読み出し、バイタルサイン情報の表示または、バイタルサイン情報に関連する情報の表示を行う処理を実行する。
【0049】
このように、CPU155は、通信状態が重複していない場合は通信処理をFPGA内の通信制御部153に任せ、通信状態を重複していない場合は割り込み信号を用いて、通信データの重要度に応じて割り込み処理をするようになっている。
【0050】
すなわち、重要度の低いデータの通信処理を一時待機させて遅らせたり、また重要度の低いデータが待機中に更新されるときは更新後のデータを通信しても処理を圧縮することもできる。
【0051】
また、上述したメモリの代わりにRAM158を使用しても構わない。
【0052】
(効果)
このように、通信制御部が通信処理の一部を担うのでCPUの処理負荷を低減することができ、また通信情報の重要度に応じてCPUが割り込む処理をかけるので、重要度の高い情報の通信処理を迅速に処理できるという効果がある。
【0053】
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0054】
第2の実施の形態は第1の実施の形態で説明した割り込み処理や優先度判定処理をリアルタイムOSのマルチタスク機能で実現する形態を説明する。
【0055】
尚、第1の実施の形態の構成と同一の部分は同じ符号を付して説明を省略する。
【0056】
図14ないし図32は本発明の第2の実施の形態に係わり、図14はCPU155の行う処理の全体の流れを説明するフローチャート、図15は図14のメイン処理を説明する図、図16は図15のタスクハンドリングの処理の流れを説明するフローチャート、図17は図14の定周期処理部を説明する図、図18は図14の機能別通信処理部を説明する図、図19は図14の初期化処理の流れを示すフローチャート、図20は図17の定周期処理部の通信ポートチェック処理の流れを示すフローチャート、図21は図17の定周期処理部のキャラクタ重畳処理の流れを示すフローチャート、図22は図18の機能別通信処理部の周辺機器通信処理の流れを示すフローチャート、図23は図22のデータ書き込み処理を示すフローチャート、図24は図22のデータ読み込み処理を示すフローチャート、図25は図18の機能別通信処理部の設定表示通信処理の流れを示すフローチャート、図26は図18の機能別通信処理部のPDA通信処理の流れを示すフローチャート、図27は図18の機能別通信処理部のリモコン通信処理の流れを示すフローチャート、図28は図18の機能別通信処理部の麻酔機器通信処理の流れを示すフローチャート、図29は図15及び図16のフローチャートを説明するための第1のタイムチャート、図30は図15及び図16のフローチャートを説明するための第2のタイムチャート、図31は図15及び図16のフローチャートを説明するための第3のタイムチャート、図32は図15及び図16のフローチャートを説明するための第4のタイムチャートである。
【0057】
(構成)
第1の実施の形態で説明した通信処理やプロトコル解析をCPU155にて処理する。ここで、EEPROM156には、オペレーティングシステム(以下OSと記す)が格納されている。OSはシステムコントローラ22が起動時に、RAM158にロードされ、CPU155はOSを実行することにより後述するマルチタスク機能としての各機能別起動処理が実行可能な状態になっている。
【0058】
(作用)
ここで、システムコントローラ22のCPU155の処理について説明する。図14に示すように、ステップS1で電源がオンされると、ステップS2で後述するシステムの初期化処理を実行する。そして、ステップS3でメンテナンスモードかどうか判断し、メンテナンスモードでない場合はステップS4でメイン処理を行い処理を終了し、メンテナンスモードの場合にはステップS5で所定のメンテナンス処理を実行し処理を終了する。メイン処理は、周辺管理処理部201、定周期処理部202及び機能別通信処理部203からなる。
【0059】
ステップS2のシステムの初期化処理では、図19に示すように、システムコントローラ22のCPU155は、ステップS31でハード依存部の初期化、詳細にはFPGAからなるキャラクタ重畳部151、設定操作ユニットI/F部152、1方向赤外線I/F部67a、双方向赤外線I/F部66a、リモコン制御I/F部152及びシリアル通信I/F部153を初期化する。そしてステップS32でEPROM156よりFPGAの設定データを読み込み、ステップS33でFPGAからなるキャラクタ重畳部151、設定操作ユニットI/F部152、1方向赤外線I/F部67a、双方向赤外線I/F部66a、リモコン制御I/F部152及びシリアル通信I/F部153に設定データを書き込み、ステップS34でプログラムを起動(割り込み許可/タスク実行開始)し、ステップS35でエラーがないかどうか判定し、ない場合に処理を終了し、ある場合にはステップS36で電源をリセットしてステップS31に戻る。
【0060】
詳細には、メイン処理では、図15に示すように、周辺管理処理部201において、周期処理、各機能毎状態管理処理、各機能別起動処理(タスクハンドリング)、更新データ認識処理及び最新データ保存処理が行われ、定期処理部202及び機能別通信処理部の実行を制御している。
【0061】
ここで、周辺管理処理部201のタスクハンドリングは、図16に示すように、ステップS11で実行すべき現タスクが発生すると、ステップS12で現タスクを実行タスクに割り当て、ステップS13で現タスクの実行を開始する。一方、周辺機能割り込みや外部ハード割り込みが入り、機能別通信タスク(割り込みタスク)が発生すると、そのステータスを読み込むことで、ステップS14でタスクの優先度が読み込まれ、ステップS15で現タスクと割り込みタスクの優先度を判定する。
【0062】
現タスクの優先度が割り込みタスクの優先度より高い場合はステップS16で現タスクの実行を継続しステップS19に進み、現タスクの優先度と割り込みタスクの優先度とが同等の場合はステップS17で現タスクの状態を判定する。
【0063】
ステップS17において現タスクが実行状態あるいは実行可能状態の場合は、ステップS16で現タスクの実行を継続し、それ以外の場合にはステップS18で割り込みタスクを実行し、ステップS19に進む。また、ステップS15において現タスクの優先度が割り込みタスクの優先度より低い場合はステップS19に進む。
【0064】
ステップS19ではタスク処理を終了し、ステップS20で実行待ちタスクを実行タスクに割り当て処理を終了する。
【0065】
定周期処理部202では、図17に示すように、通信ポートチェック処理251及びキャラクタ重畳処理252が行われる。詳細は後述する。
【0066】
また、機能別通信処理部203では、図18に示すように、周辺機器通信処理261、設定表示通信処理262、PDA通信処理263、リモコン通信処理264及び麻酔機器通信処理265が行われる。詳細は後述する。
【0067】
定周期処理部202の通信ポートチェック処理251では、システムコントローラ22のCPU155は、図20に示すように、ステップS41でポートを監視することでキャラクタ重畳部151、設定操作ユニットI/F部152、1方向赤外線I/F部67a、双方向赤外線I/F部66a、リモコン制御I/F部152及びシリアル通信I/F部153からの通信要求の通知を待ち、ステップS42で周辺機器から通信の要求があったかどうか判定し、通信要求がある場合にはステップS43で通信確立処理を行い処理を終了し、通信要求がない場合にはステップS44でポートの監視を続けステップS42に戻る。
【0068】
定周期処理部202のキャラクタ重畳処理252では、システムコントローラ22のCPU155は、図21に示すように、ステップS51でキャラクタ重畳部151、設定操作ユニットI/F部152、1方向赤外線I/F部67a、双方向赤外線I/F部66a、リモコン制御I/F部152及びシリアル通信I/F部153から周辺機器のパラメータを読み込む。また、ステップS52でTCP/IP経由で患者モニタシステム4より患者のバイタルサインを読み込む。そしてステップS53で内部データを読み込み、ステップS54で制御信号を周辺機器に出力する。ステップS55で画像を取得すると、ステップS56でキャラクタ重畳タイミング信号を生成し、ステップS56でキャラクタを画像に重畳した重畳画像を生成し、ステップS57で画像を出力して処理を終了する。
【0069】
機能別通信処理部203の周辺機器通信処理261では、システムコントローラ22のCPU155は、図22に示すように、ステップS62で周辺機器の接続状態を見、ステップS62で接続検知信号が確認できたかどうか判定する。接続検知信号が確認できない場合にはステップS63で断線と判断してステップS61に戻る。
【0070】
接続検知信号が確認できると、ステップS64で機器別IDが確認できたかどうか判定する。機器別IDが確認できるとステップS65で通信が確立したと判定する。
【0071】
機器別IDが確認できない場合には、ステップS66で通信エラーが発生しているかどうか判断し、通信エラーが発生している場合にはステップS63に進み、通信エラーが発生してない場合にはステップS65に進む。
【0072】
通信が確立したと判定すると、ステップS67のデータ書き込み処理(後述)あるいはステップS68のデータ読み込み処理(後述)を実行し、ステップS69で通信エラーが発生しているかどうか判断し、通信エラーが発生している場合にはステップS63に進み、通信エラーが発生してない場合にはステップS70でデータを更新し処理を終了する。
【0073】
ステップS67のデータ書き込み処理では、システムコントローラ22のCPU155は、図23に示すように、ステップS81で周辺機器側へ通信要求を行い、ステップS82で周辺機器から応答があるかどうか判定する。周辺機器から応答がない場合にはステップS83で断線と判断し処理を終了する。
【0074】
周辺機器から応答があると、ステップS84で書き込みコマンドを周辺機器に送信し、ステップS85でデータを周辺機器に送信する。そしてステップS86でエラーが発生したかどうか判断し、エラーが発生した場合にはステップS83に進み、エラーが発生していない場合にはステップS87で所定時間待機した後、ステップS88で確認のためのポーリングを行い、ステップS89で周辺機器のデータが更新されたかどうか判定し、データが更新された場合には処理を終了し、データが更新されていない場合にはステップS83に戻る。
【0075】
ステップS68のデータ読み込み処理では、システムコントローラ22のCPU155は、図24に示すように、ステップS91で周辺機器側へ通信要求を行い、ステップS92で周辺機器から応答があるかどうか判定する。周辺機器から応答がない場合にはステップS93で断線と判断し処理を終了する。
【0076】
周辺機器から応答があると、ステップS94で読み込みコマンドを周辺機器に送信し、ステップS95でデータを周辺機器から受信する。そしてステップS96でエラーが発生したかどうか判断し、エラーが発生した場合にはステップS93に進み、エラーが発生していない場合には処理を終了する。
【0077】
機能別通信処理部203の設定表示通信処理262では、図25に示すように、ステップS101で操作パネル21側で操作キーが入力されると、ステップS102で操作パネル21側において対応コマンドを認識し、ステップS103で操作パネル21側において対応ブザー音を鳴らす。そして、ステップS104で操作パネル21で送信データを生成し、ステップS105で操作パネル21からシステムコントローラ22のCPU155にデータを送信する。
【0078】
システムコントローラ22のCPU155は、ステップS106で受信したデータを認識し、ステップS107で周辺機器を制御し、ステップS108で周辺機器の状態情報を保持して、ステップS109で状態情報に基づく送信データを生成する。
【0079】
そして、ステップS110で送信データを操作パネル21に送信し、ステップS111で操作パネル21側では受信したデータの認識がなされ、ステップS112で操作パネル21側において受信したデータに対応した表示を行い処理を終了する。
【0080】
機能別通信処理部203のPDA通信処理263では、図26に示すように、ステップS121でPDA68側でキーが操作されると、ステップS122でPDA68側でプロトコル(IrDAあるいはシリアル通信)を選定し、ステップS123でPDA68側で送信データを生成し、ステップS124でPDA68からシステムコントローラ22のCPU155にデータを送信する。
【0081】
システムコントローラ22のCPU155は、ステップS125で受信したデータを認識し、ステップS126で周辺機器の接続状態を判断し、周辺機器が接続されている場合には、ステップS127で周辺機器の動作が正常かどうか判断し、正常の場合はステップS128で周辺機器の設定情報を保持して、ステップS129で設定情報に基づく送信データを生成する。
【0082】
そして、ステップS130で送信データを周辺機器に送信し、ステップS131で送信データを操作パネル21に送信し、ステップS132で操作パネル21側では受信したデータの認識がなされ、ステップS133で操作パネル21側において受信したデータに対応した表示を行い処理を終了する。
【0083】
ステップS127において周辺機器が未接続と判断するとステップS131で接続エラーが発生したとし、ステップS135でエラーを表示すると共にエラー情報をPDA68に送信しステップS132に進む。
【0084】
また、ステップS128において周辺機器の動作が異常と判断すると 、ステップS136で動作エラーが発生したとし、ステップS135に進む。
【0085】
また、ステップS127以降の処理を前述の周辺機器通信処理261及び設定表示通信処理262によって実行する構成にしても良い。
【0086】
機能別通信処理部203のリモコン通信処理264では、図27に示すように、ステップS141で赤外線リモコン69側でキーが操作されると、ステップS142で赤外線リモコン69側でキーコードが認識され、ステップS143で赤外線リモコン69側で送信データを生成し、ステップS144で赤外線リモコン69からシステムコントローラ22にデータを赤外パルスが送信される。
【0087】
システムコントローラ22では、ステップS145で受信した赤外パルスを電気信号に変換し、ステップS146で所定のフィルタ処理を行うことで、ステップS147でキーコードに対応したコマンドを認識し、ステップS148で周辺機器を制御し、ステップS149で周辺機器の状態情報を保持し処理を終了する。
【0088】
機能別通信処理部203の麻酔機器通信処理265では、図28に示すように、システムコントローラ22のCPU155は、ステップS151で院内サーバ113に対して院内LAN101へのネットワーク接続を要求し、ステップS152でIPアドレスを取得した後、ステップS153で院内LAN101に接続されている麻酔機器(図示せず)のIPアドレス及びポートを指定して、麻酔機器に対して測定データの要求コマンドを送出する。
【0089】
そして、ステップS154で麻酔機器より測定データを受信すると、ステップS155でデータを更新して処理を終了する。
【0090】
以上が各機能の動作の流れであるが、より具体例を用いて周辺管理部201と機能別通信処理部203の動作について説明する。
【0091】
例えば、PDA通信処理263が実行される場合では、S125において周辺処理部201の処理が行われる。
【0092】
詳細には、PDA68から情報が受信されると、図15において機能別通信受信215から各機能別状態変化管理処理211に受信処理がされた情報が伝達され、各機能別状態変化管理処理211は状態変化があったことを認識し、各機能部起動処理212に進む。各機能部起動処理212ではPDA通信処理263の各ステップの処理をタスクとして割り当てるとともにタスクを実行させ、処理更新データを認識処理213では実行されたタスクによって生成されたデータを更新データとして認識し、最新データ保存処理214では更新データの保存処理を行い、保存データに変更があったことを各機能別状態変化管理処理211に知らせる。
【0093】
さらに、PDA通信処理263が実行される場合において、各機能部起動処理212の動作について図29を用いて説明する。
【0094】
例えば、PDA68側がPDA通信処理263のステップS121からステップS124まで実行され、t0のタイミングでステップS124が実行されると、t0からt1までの間でコントローラ22側で受信処理が実行される。すなわち、双方向I/F部67aで受信され、双方向I/F部67aで受信を完了するとCPU155ではPDA通信処理263のステップS125が実行されるとともに、前述した周辺管理部201の処理が実行される。
【0095】
そして、t1よりPDA通信処理263のステップS126の処理が開始され、割り込み処理がない場合ではt1からt4までにステップS126からステップS133までの処理が実行される。
【0096】
また、割り込み処理が実行されるような場合、例えば、t2のタイミングで気腹装置14から腹腔過圧の告知情報がシリアル通信I/F150で受信が開始されると、実行中であるPDA通信処理263のS216以降の処理を一時停止し、t2からt3までの間でコントローラ22側で気腹装置14からの受信処理が実行される。すなわちCPU155では周辺機器通信261が実行される。また、CPU155では、周辺管理部201の処理が実行され、t2からt3までの間でCPU155は、各機能部起動処理212のステップS14で割り込み処理がありと判定し、ステップS16に進む。ステップS16では、例えば予めEEPROM等に通信プロトコルの種別に応じた優先度情報(RS232C>IrDA)を記憶させておき、この優先度情報を読み込む。ステップS17の判定結果においてステップS19に進むと判定されると、CPU155は各機能部起動処理212のステップS19においてを割り込み処理を実行してコントローラ22はt3のタイミングで気腹装置14から送信された腹腔過圧の告知情報を表示装置19に表示する表示処理を開始し、t5のタイミングで各機能部起動処理212のステップS20実行して前述の表示処理が終了させ、t5とt6の間で各機能部起動処理212のステップS21を実行して、t6のタイミング先に停止していたPDA通信処理263を再開させ、PDA通信処理263をt6とt7の間で実行する。
【0097】
また、本願の実施の形態の様に通信プロトコルが3種類以上ある場合に、例えば、TCP/IP>RS232C>IrDAになるような優先度情報を記憶させ、前述の割り込み処理中にTCP/IPによるバイタルサイン情報が受信されると更に割り込み処理を行い、割り込み処理が多重化するよう処理しても良い。
【0098】
また、本願の実施の形態のように同種の通信プロトコルが複数ある場合に、機器の種別に応じた優先度情報を記憶させ、例えば、図30に示すように、気腹装置14の測定値読み込み処理中に、光源装置16の光量調節が発生したとすると、予め周辺機器に応じた優先度情報(気腹装置14>光源装置16)に基づいて、t2とt3との間で処理される光源装置からの受理処理にて各機能部起動処理212の処理の優先度判定を行い、優先度判定の判定結果に基づいて、t3から気腹装置14の処理を継続処理させ(各機能部起動処理212のステップS15)、継続させた処理がt5で終了した後、光源装置16のタスクの割り当て処理をt5とt6との間で行い、t6以降に光源装置16の処理を実行する。
【0099】
また、t3からt5の間で光源装置16から更に情報が受信されたときは、実行待ちの状態であった受信データは上書きしてしまい、最新のデータを処理させることもできる。
【0100】
更に、医療機器の機能毎に対応付けられた優先度情報を記憶させ、医療機器の機能毎に通信処理する場合について説明する。
【0101】
例えば、腹腔過圧エラー告知示処理>バイタルサイン情報の表示処理>腹腔圧測定値更新処理となるような優先度情報を予め記憶させ、図31に示すように、TCP/IPプロトコルでバイタルサイン情報を受信し、その受信情報をモニタに表示する処理を行っているt2のタイミングで気腹装置14から腹腔圧の測定値を受信して表示させる処理が発生する場合では、t0のタイミングでバイタルサイン情報が受信されると、t1からモニタへのバイタルサイン情報表示更新処理が開始され、t2においてバイタルサイン情報表示更新処理を一時停止し、t2〜t3の間でバイタルサイン情報表示更新処理と気腹装置14の測定値更新処理の優先度を判定し、t3〜t5の間でバイタルサイン情報表示更新処理を処理を継続させ、腹腔圧表示処理をt6〜t7の間で実行する。
【0102】
また、図32に示すように、図31と同様にバイタルサイン情報を受信し、その情報をモニタに表示をする処理を行っているt2のタイミングで気腹装置14からの腹腔過圧エラーを受信し、モニタに表示する処理が発生する場合では、t0のタイミングでバイタルサイン情報が受信され、t1からモニタへのバイタルサイン情報表示更新処理が開始され、t2においてバイタルサイン情報表示更新処理が一時停止される。t2〜t3の間でバイタルサイン情報表示更新処理と気腹装置14の腹腔過圧エラー告知処理との優先度が判定され、t3〜t5の間で腹腔過圧エラー告知処理が実行され、t6〜t7の間で一時停止していたバイタルサイン情報表示処理が実行される。
【0103】
このように、医療機器の機能毎に対応付けられた優先度情報を記憶させ、医療機器の機能毎に対応付けられた優先度情報に基づいた通信制御処理を行うこともできる。
【0104】
(効果)
以上説明したように、本発明によれば、複数の医療機器との通信処理やプロトコル解析を行うときにOSのマルチタスク機能を用いて、タスクの優先度に応じて割り込み処理を行い、処理順序を最適に並び替え、その際に不要となった処理を破棄し効率良く処理できるという効果がある。
【0105】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通信形式や異なる複数の機器と通信してもコストの増加や機器の大型化をすることがなく、通信形式が異なる複数の機器の制御を迅速に処理できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡手術システムの構成を示す構成図
【図2】図1の患者の状態をモニタする患者モニタシステムの構成を示す構成図
【図3】図1の内視鏡手術システムが配置される病院内のネットワークを示す図
【図4】図3の院内サーバが接続されるインターネットの接続サービスの一例を示す図
【図5】図1のシステムコントローラ22の正面の構成を示す図
【図6】図1のシステムコントローラ22の背面の構成を示す図
【図7】図1のシステムコントローラの構成を示すブロック図
【図8】図1のPDAの構成を示すブロック図
【図9】図1の操作パネルの操作部を示す図
【図10】図1のPDAの前面の構成を示す図
【図11】図1のPDAの背面の構成を示す図
【図12】図11のカードスロットに装着される拡張カードを説明する図
【図13】図1の赤外線リモコンを説明する図
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るシステムコントローラのCPUの処理の流れを示すフローチャート
【図15】図14のメイン処理を説明する図
【図16】図15のタスクハンドリングの処理の流れを示すフローチャート
【図17】図14の定周期処理部を説明する図
【図18】図14の機能別通信処理部を説明する図
【図19】図14のシステム初期化処理の流れを示すフローチャート
【図20】図17の定周期処理部の通信ポートチェック処理の流れを示すフローチャート
【図21】図17の定周期処理部のキャラクタ重畳処理の流れを示すフローチャート
【図22】図18の機能別通信処理部の周辺機器通信処理の流れを示すフローチャート
【図23】図22のデータ書き込み処理を示すフローチャート
【図24】図22のデータ読み込み処理を示すフローチャート
【図25】図18の機能別通信処理部の設定表示通信処理の流れを示すフローチャート
【図26】図18の機能別通信処理部のPDA通信処理の流れを示すフローチャート
【図27】図18の機能別通信処理部のリモコン通信処理の流れを示すフローチャート
【図28】図18の機能別通信処理部の麻酔機器通信処理の流れを示すフローチャート
【図29】図15及び図16のフローチャートを説明するための第1のタイムチャート
【図30】図15及び図16のフローチャートを説明するための第2のタイムチャート
【図31】図15及び図16のフローチャートを説明するための第3のタイムチャート
【図32】図15及び図16のフローチャートを説明するための第4のタイムチャート
【符号の説明】
2…手術室
3…手術システム
4…患者モニタシステム
13…電気メス
14…気腹装置
15…内視鏡用カメラ装置
16…光源装置
17…VTR
19…表示装置
20…集中表示パネル
21…操作パネル
22…システムコントローラ
30…リモートコントローラ
66…双方向赤外線通信I/F
66a…双方向赤外線I/F部
67…1方向赤外線通信I/F
67a…1方向赤外線I/F部
68…PDA
69…赤外線リモコン
150…シリアル通信I/F部
151…キャラクタ重畳部
152…設定操作ユニットI/F部
153…リモコン制御I/F部
154…内部バス
155…CPU
156…EPROM
157…EEPROM
158…RAM
159…TCP/IPコントロール部
代理人  弁理士  伊藤 進

Claims (6)

  1. 医療行為に使用される複数の医療機器を異なるプロトコルの通信により制御する制御装置において、
    第1のプロトコルの通信で前記医療機器とデータを送受する第1の通信制御手段と、
    少なくとも、前記第1のプロトコルと異なる第2のプロトコルの通信で前記医療機器とデータを送受する第2の通信制御手段と、
    前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段と共通の第3のプロトコルでデータを送受を行い、前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段の通信処理に関する優先度情報を記憶する記憶部を有し、
    該優先度情報に基づいて前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段を時系列的に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記プロトコルの種別に応じた第1の優先度情報に基づいて前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段を順次制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記医療機器の種別に応じた第2の優先度情報に基づいて前記第1の通信制御手段及び第2の通信制御手段を順次制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記医療機器の機能毎に対応付けられた第3の優先度情報に基づいて前記第1の通信制御手段及び前記第2の通信制御手段を順次制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記優先度情報に応じて、制御処理を時系列的に分割して処理を行う
    ことを特徴とする請求項2乃至4に記載の制御装置。
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