JP2004079703A - 積層基板及び積層基板の製造方法 - Google Patents
積層基板及び積層基板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004079703A JP2004079703A JP2002236515A JP2002236515A JP2004079703A JP 2004079703 A JP2004079703 A JP 2004079703A JP 2002236515 A JP2002236515 A JP 2002236515A JP 2002236515 A JP2002236515 A JP 2002236515A JP 2004079703 A JP2004079703 A JP 2004079703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating layer
- laminated
- layer
- substrate
- build
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【課題】X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層することができる積層基板及び積層基板製造方法を提供する。
【解決手段】複数の絶縁層のうちの一の絶縁層10の外形がなす面積が、一の絶縁層とは異なる他の絶縁層40,42の外形がなす面積よりも広くなるようにして積層する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の絶縁層のうちの一の絶縁層10の外形がなす面積が、一の絶縁層とは異なる他の絶縁層40,42の外形がなす面積よりも広くなるようにして積層する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絶縁層と、この絶縁層上に形成される導電層と、を含む積層基板及び、この積層基板を製造する積層基板製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、集積回路等の電子部品は、その集積度を高めるべく小型化が図られており、これに伴い、これらの電子部品を搭載すべきプリント基板上に形成される回路も微細化が進められている。更に、電子部品によってなされる制御や処理は、高度化や高速化が求められてきており、電子部品を互いに電気的に接続するための回路は、より複雑になものにせざるを得ないものとなってきている。
【0003】
上述した如き事情から、電子部品が搭載されるプリント基板は、回路の微細化のみならず、全体としてより複雑な回路を形成する必要もあり、このため、プリント基板においては、回路を1つの回路層のみに形成するだけではなく、複数の回路層に回路を形成し、これらを積層して互いに電気的に接続することによって全体として1つの回路を形成する手法が採用されてきている。
【0004】
このように、プリント基板においては、微細化と積層化との2つの要請が求められているが故に、複数の回路層を互いに的確に位置合わせして積層していく必要がある。
【0005】
従前においては、このような複数の回路層の位置合わせをする手法として、以下の如き手法が採用されていた。
【0006】
例えば、位置決めの基準となる基準穴を回路層に予め形成しておき、この基準穴を視認して位置合わせをして、その上に新たな回路層を積層しようとするものである。
【0007】
この手法では、層を順次積層していく過程において、予め設けられていた基準穴は、新たに積層された層によって覆われてしまい、基準穴を視認することが困難になってしまうという問題が生じた。このため、従来の手法においては、積層された層によって覆われてしまって視認できなくなった基準穴をX線等により検出して、視認できなくなった基準穴とは別に新たに基準穴を形成して、その新たに形成した基準穴を基準にして層を積層していく方法が採られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の積層方法では、X線を用いた穴あけ装置を必要とするため、全体としてコストが高くなるのみならず、新たに基準穴を形成していくものであるが故に、基準穴の位置の誤差が生じて的確な位置合わせをすることが困難になるとともに、新たな基準穴を形成するという工程も必要となり、製造工程も煩雑なものにならざるを得ないという問題も生じていた。
【0009】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層することができる積層基板及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明における積層基板は、複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含む被積層層が積層された積層基板であって、前記複数の絶縁層のうちの一の絶縁層の外形がなす面積が、前記一の絶縁層とは異なる他の絶縁層の外形がなす面積よりも広いことを特徴としている。
【0011】
また、本発明における積層基板製造方法は、複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含む被積層層が積層された積層基板を製造する積層基板製造方法であって、一の絶縁層の外形がなす面積よりも広い面積を有する他の絶縁層に前記一の絶縁層を積層して前記複数の絶縁層とする工程を含むことを特徴としている。
【0012】
上述した発明によれば、一の絶縁層の面積は他の絶縁層の面積よりも広いので、一の絶縁層の状態を視認することができ、X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にせずに的確に位置合わせをして積層工程を行うことができる。
【0013】
尚、上述した「積層基板」は、複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含むものであればよく、積層基板の製造工程における中間製品形態における基板と、最終製品形態としての基板との双方が含まれる概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
【0015】
図1に本発明による第一実施形態を示す。
コア基板10は、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁板である。コア基板10の四隅22、24、26及び28の各々には、アライメントマーク32、34、36及び38が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0016】
また、コア基板10に積層されるべき積層基板40又はビルドアップ層42は、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、絶縁層を含むものである。この積層基板40又はビルドアップ層42の四隅の各々には、切り欠き部52、54、56及び58が予め形成されている。この切り欠き部52、54、56及び58は、矩形形状の積層基板40又はビルドアップ層42を形成した後に、ドリル等による機械的手法や、レーザ等の光学的手法により四隅を加工することにより形成される。また、予め四隅が切り取られた形状となるように積層基板40又はビルドアップ層42を形成することとしてもよい。
【0017】
最初に、コア基板10にコアパターン層60を形成するときには、コア基板10に形成されたアライメントマークを基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層60を形成するのである。
【0018】
次に、コア基板10に積層基板40やビルドアップ層42を積層するときには、コア基板10の四隅に形成されたアライメントマーク32、34、36及び38を視認して、視認したアライメントマーク32、34、36及び38を基準にして積層基板40やビルドアップ層42をコア基板10の上に積層するのである。
【0019】
更に、積層基板40やビルドアップ層42に積層パターン層70やビルドアップパターン層72を形成するときにも、コア基板10に形成されたアライメントマークを基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層70やビルドアップパターン層72を形成するのである。
【0020】
上述したコア基板10から「一の絶縁層」が構成され、積層基板40又はビルドアップ層42から「他の絶縁層」が構成され、コア基板10の四隅22、24、26及び28から「露出面」が構成され、積層基板40又はビルドアップ層42の切り欠き部52、54、56及び58から「切り欠き部」が構成され、アライメントマーク32、34、36及び38から「基準マーク」が構成される。
【0021】
このような構成としたことにより、「一の絶縁層」であるコア基板10の外形がなす面積は、「他の絶縁層」である積層基板40又はビルドアップ層42の外形がなす面積よりも、切り欠き部52、54、56及び58の面積分だけ広くなるのである。
【0022】
これにより、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0023】
図2に本発明による第二実施形態を示す。
コア基板100は、コア基板10と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁板である。コア基板100の長手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。また、コア基板100の中央部には長手方向に沿って、アライメントマーク142、144、146及び148が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0024】
また、コア基板100に積層されるべき積層基板150又はビルドアップ層152は、上述した積層基板40やビルドアップ層42と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、絶縁層を含むものである。この積層基板150又はビルドアップ層152の長手方向に沿った二辺の各々には、切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178が予め形成されている。更に、積層基板150又はビルドアップ層152の中央部には長手方向に沿って、貫通孔182、184、186及び188が予め形成されている。
【0025】
この切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178と、貫通孔182、184、186及び188とは、矩形形状の積層基板150又はビルドアップ層152を形成した後に、ドリル等による機械的手法や、レーザ等の光学的手法により加工することにより形成される。また、予め切り欠きや貫通孔を有するような形状となるように積層基板150又はビルドアップ層152を形成することとしてもよい。
【0026】
最初に、コア基板100にコアパターン層192を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク122、124、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層192を形成するのである。また、コア基板100にコアパターン層194を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク126、128、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層194を形成するのである。更に、コア基板100にコアパターン層196を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク136、138、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層196を形成するのである。更にまた、コア基板100にコアパターン層198を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク132、134、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層198を形成するのである。
【0027】
次に、コア基板100に積層基板150やビルドアップ層152を積層するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138や、アライメントマーク142、144、146及び148を視認して、視認したアライメントマーク基準にして積層基板150やビルドアップ層152をコア基板100の上に積層するのである。
【0028】
更に、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層202、204、206及び208を形成するときにも、コア基板100に形成されたアライメントマークを基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って形成するのである。
【0029】
具体的には、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層202を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク122、124、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層202を形成する。また、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層204を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク126、128、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層204を形成するのである。更に、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層206を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク136、138、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層206を形成するのである。更にまた、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層208を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク132、134、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層208を形成するのである。
【0030】
上述したコア基板100から「一の絶縁層」が構成され、積層基板150又はビルドアップ層152から「他の絶縁層」が構成され、アライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138や、142、144、146及び148が形成されたコア基板100の面から「露出面」が構成され、積層基板150又はビルドアップ層152の切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178や、貫通孔182、184、186及び188から「切り欠き部」が構成され、アライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138や、142、144、146及び148から「基準マーク」が構成される。
【0031】
このような構成としたことにより、「一の絶縁層」であるコア基板100の外形がなす面積は、「他の絶縁層」である積層基板150又はビルドアップ層152の外形がなす面積よりも、切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178や、貫通孔182、184、186及び188の面積分だけ広くなるのである。
【0032】
これにより、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0033】
更に、この第2の実施態様においては、上述した如く、コアパターン層や、積層パターン層又はビルドアップパターン層を形成する場合においては、その近傍のアライメントマークを基準にして加工を行うことができるが故に、メッキのWet処理や熱処理により、基板が部分的に収縮したり膨張したりした場合においても、加工しようとする領域ごとに的確に位置決めをすることができるのである。
【0034】
図3に本発明による第三実施形態を示す。
コア基板300は、コア基板10と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁板である。コア基板300の長手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク312、314、316及び318、並びに322、324、326及び328が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。また、コア基板300の短手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク332、334、336及び338、並びに342、344、346及び348が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0035】
更に、コア基板300に積層されるべき積層基板350又はビルドアップ層352は、上述した積層基板40やビルドアップ層42と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、絶縁層を含むものである。この積層基板350又はビルドアップ層352の長手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク362、364、366及び368、並びに372、374、376及び378が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。また、積層基板350又はビルドアップ層352の短手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク382、384、386及び388、並びに392、394、396及び398が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0036】
また、積層基板350又はビルドアップ層352と、積層基板350又はビルドアップ層352に積層されるべき積層基板400又はビルドアップ層402とには、上述したアライメントマークを視認可能にする切欠き部が、その長手方向及び短手方向の各々の辺に形成されている。
【0037】
更に、上述した第一の実施態様や第二の実施態様と同様に、コア基板300には、コアパターン層412、414、416及び418が形成され、積層基板350や積層基板400には、積層パターン層422、424、426及び428又は432、434、436及び438が形成され、ビルドアップ層352やビルドアップ層402には、ビルドアップパターン層422、424、426及び428又は432、434、436及び438が形成される。
【0038】
このような構成とした場合でも、上述した第一の実施態様や第二の実施態様と同様に、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0039】
更に、この第三の実施態様においては、積層基板350又はビルドアップ層352を積層したり加工したりするときには、コア基板300に形成されたアライメントマークを用いるのである。その際に、コア基板がエッチング処理等の処理が行われることにより、コア基板300に形成されたアライメントマークが視認できなくなったような場合であっても、積層基板350又はビルドアップ層352に形成されているアライメントマークを用いて、積層基板400又はビルドアップ層402を積層したり加工したりすることができるのである。
【0040】
この場合においては、第二の実施態様と同様に、近傍に位置するアライメントマークを用いることにより、位置決めをより的確にすることができるのである。
【0041】
このような構成としたことにより、複数の層が積層されて加工されていく場合においても、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0042】
また、上述したコアパターン層60や、積層パターン層70やビルドアップパターン層72等のパターン層には、導電層が形成され、回路の一部が形成されることとなる。
【0043】
このようにすることにより、「コア基板に重ねられる積層基板の複数箇所に予め切欠きを入れ、積層基板を積層する基準を切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむ基盤積層法」や、「コア基板に重ねられる積層基板の複数箇所に予め切欠きを入れ、積層基板を積層する基準を切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむ回路形成法」や、「コア基板に重ねて作られるビルドアップ層の複数箇所に予め切欠きを入れ、ビルドアップ層を加工する基準を、切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむビルドアップ積層法」や、「コア基板に重ねて作られるビルドアップ層の複数箇所に予め切欠きを入れ、ビルドアップ層を加工する基準を、切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむビルドアップ回路形成法」をなすこともできるのである。
【0044】
尚、上述した実施例においては、切り欠きや貫通孔を設けることによりアライメントマークを視認可能にする場合を示したが、切り欠きの形状や位置は実施例に示したものには限られず、積層基板やビルドアップ層を積層した場合においてその下側に位置する層に形成されたアライメントマークが視認できるようになされていればよい。
【0045】
【発明の効果】
X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施態様の基板を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る第二の実施態様の基板を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る第三の実施態様の基板を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、100、300 コア基板(一の絶縁層)
40、150、400 積層基板(他の絶縁層)
350 積層基板(他の絶縁層、一の絶縁層)
42、152、402 ビルドアップ層(他の絶縁層)
352 ビルドアップ層(他の絶縁層、一の絶縁層)
32、34、36、38 アライメントマーク(基準マーク)
122、124、126、128 アライメントマーク(基準マーク)
132、134、136、138 アライメントマーク(基準マーク)
142、144、146、148 アライメントマーク(基準マーク)
52、54、56、58 切り欠き部
162、164、166、168 切り欠き部
172、174、176、178 切り欠き部
182、184、186、188 貫通孔
312、314、316、318 アライメントマーク(基準マーク)
322、324、326、328 アライメントマーク(基準マーク)
332、334、336、338 アライメントマーク(基準マーク)
342、344、346、348 アライメントマーク(基準マーク)
362、364、366、368 アライメントマーク(基準マーク)
372、374、376、378 アライメントマーク(基準マーク)
382、384、386、388 アライメントマーク(基準マーク)
392、394、396、398 アライメントマーク(基準マーク)
【発明の属する技術分野】
本発明は、絶縁層と、この絶縁層上に形成される導電層と、を含む積層基板及び、この積層基板を製造する積層基板製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、集積回路等の電子部品は、その集積度を高めるべく小型化が図られており、これに伴い、これらの電子部品を搭載すべきプリント基板上に形成される回路も微細化が進められている。更に、電子部品によってなされる制御や処理は、高度化や高速化が求められてきており、電子部品を互いに電気的に接続するための回路は、より複雑になものにせざるを得ないものとなってきている。
【0003】
上述した如き事情から、電子部品が搭載されるプリント基板は、回路の微細化のみならず、全体としてより複雑な回路を形成する必要もあり、このため、プリント基板においては、回路を1つの回路層のみに形成するだけではなく、複数の回路層に回路を形成し、これらを積層して互いに電気的に接続することによって全体として1つの回路を形成する手法が採用されてきている。
【0004】
このように、プリント基板においては、微細化と積層化との2つの要請が求められているが故に、複数の回路層を互いに的確に位置合わせして積層していく必要がある。
【0005】
従前においては、このような複数の回路層の位置合わせをする手法として、以下の如き手法が採用されていた。
【0006】
例えば、位置決めの基準となる基準穴を回路層に予め形成しておき、この基準穴を視認して位置合わせをして、その上に新たな回路層を積層しようとするものである。
【0007】
この手法では、層を順次積層していく過程において、予め設けられていた基準穴は、新たに積層された層によって覆われてしまい、基準穴を視認することが困難になってしまうという問題が生じた。このため、従来の手法においては、積層された層によって覆われてしまって視認できなくなった基準穴をX線等により検出して、視認できなくなった基準穴とは別に新たに基準穴を形成して、その新たに形成した基準穴を基準にして層を積層していく方法が採られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の積層方法では、X線を用いた穴あけ装置を必要とするため、全体としてコストが高くなるのみならず、新たに基準穴を形成していくものであるが故に、基準穴の位置の誤差が生じて的確な位置合わせをすることが困難になるとともに、新たな基準穴を形成するという工程も必要となり、製造工程も煩雑なものにならざるを得ないという問題も生じていた。
【0009】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層することができる積層基板及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明における積層基板は、複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含む被積層層が積層された積層基板であって、前記複数の絶縁層のうちの一の絶縁層の外形がなす面積が、前記一の絶縁層とは異なる他の絶縁層の外形がなす面積よりも広いことを特徴としている。
【0011】
また、本発明における積層基板製造方法は、複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含む被積層層が積層された積層基板を製造する積層基板製造方法であって、一の絶縁層の外形がなす面積よりも広い面積を有する他の絶縁層に前記一の絶縁層を積層して前記複数の絶縁層とする工程を含むことを特徴としている。
【0012】
上述した発明によれば、一の絶縁層の面積は他の絶縁層の面積よりも広いので、一の絶縁層の状態を視認することができ、X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にせずに的確に位置合わせをして積層工程を行うことができる。
【0013】
尚、上述した「積層基板」は、複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含むものであればよく、積層基板の製造工程における中間製品形態における基板と、最終製品形態としての基板との双方が含まれる概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
【0015】
図1に本発明による第一実施形態を示す。
コア基板10は、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁板である。コア基板10の四隅22、24、26及び28の各々には、アライメントマーク32、34、36及び38が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0016】
また、コア基板10に積層されるべき積層基板40又はビルドアップ層42は、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、絶縁層を含むものである。この積層基板40又はビルドアップ層42の四隅の各々には、切り欠き部52、54、56及び58が予め形成されている。この切り欠き部52、54、56及び58は、矩形形状の積層基板40又はビルドアップ層42を形成した後に、ドリル等による機械的手法や、レーザ等の光学的手法により四隅を加工することにより形成される。また、予め四隅が切り取られた形状となるように積層基板40又はビルドアップ層42を形成することとしてもよい。
【0017】
最初に、コア基板10にコアパターン層60を形成するときには、コア基板10に形成されたアライメントマークを基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層60を形成するのである。
【0018】
次に、コア基板10に積層基板40やビルドアップ層42を積層するときには、コア基板10の四隅に形成されたアライメントマーク32、34、36及び38を視認して、視認したアライメントマーク32、34、36及び38を基準にして積層基板40やビルドアップ層42をコア基板10の上に積層するのである。
【0019】
更に、積層基板40やビルドアップ層42に積層パターン層70やビルドアップパターン層72を形成するときにも、コア基板10に形成されたアライメントマークを基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層70やビルドアップパターン層72を形成するのである。
【0020】
上述したコア基板10から「一の絶縁層」が構成され、積層基板40又はビルドアップ層42から「他の絶縁層」が構成され、コア基板10の四隅22、24、26及び28から「露出面」が構成され、積層基板40又はビルドアップ層42の切り欠き部52、54、56及び58から「切り欠き部」が構成され、アライメントマーク32、34、36及び38から「基準マーク」が構成される。
【0021】
このような構成としたことにより、「一の絶縁層」であるコア基板10の外形がなす面積は、「他の絶縁層」である積層基板40又はビルドアップ層42の外形がなす面積よりも、切り欠き部52、54、56及び58の面積分だけ広くなるのである。
【0022】
これにより、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0023】
図2に本発明による第二実施形態を示す。
コア基板100は、コア基板10と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁板である。コア基板100の長手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。また、コア基板100の中央部には長手方向に沿って、アライメントマーク142、144、146及び148が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0024】
また、コア基板100に積層されるべき積層基板150又はビルドアップ層152は、上述した積層基板40やビルドアップ層42と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、絶縁層を含むものである。この積層基板150又はビルドアップ層152の長手方向に沿った二辺の各々には、切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178が予め形成されている。更に、積層基板150又はビルドアップ層152の中央部には長手方向に沿って、貫通孔182、184、186及び188が予め形成されている。
【0025】
この切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178と、貫通孔182、184、186及び188とは、矩形形状の積層基板150又はビルドアップ層152を形成した後に、ドリル等による機械的手法や、レーザ等の光学的手法により加工することにより形成される。また、予め切り欠きや貫通孔を有するような形状となるように積層基板150又はビルドアップ層152を形成することとしてもよい。
【0026】
最初に、コア基板100にコアパターン層192を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク122、124、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層192を形成するのである。また、コア基板100にコアパターン層194を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク126、128、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層194を形成するのである。更に、コア基板100にコアパターン層196を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク136、138、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層196を形成するのである。更にまた、コア基板100にコアパターン層198を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク132、134、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行ってコアパターン層198を形成するのである。
【0027】
次に、コア基板100に積層基板150やビルドアップ層152を積層するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138や、アライメントマーク142、144、146及び148を視認して、視認したアライメントマーク基準にして積層基板150やビルドアップ層152をコア基板100の上に積層するのである。
【0028】
更に、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層202、204、206及び208を形成するときにも、コア基板100に形成されたアライメントマークを基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って形成するのである。
【0029】
具体的には、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層202を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク122、124、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層202を形成する。また、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層204を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク126、128、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層204を形成するのである。更に、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層206を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク136、138、146及び148を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層206を形成するのである。更にまた、積層基板150やビルドアップ層152に積層パターン層又はビルドアップパターン層208を形成するときには、コア基板100に形成されたアライメントマーク132、134、142及び144を基準にして、レーザドリル加工やパターニング加工の位置決めを行って積層パターン層又はビルドアップパターン層208を形成するのである。
【0030】
上述したコア基板100から「一の絶縁層」が構成され、積層基板150又はビルドアップ層152から「他の絶縁層」が構成され、アライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138や、142、144、146及び148が形成されたコア基板100の面から「露出面」が構成され、積層基板150又はビルドアップ層152の切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178や、貫通孔182、184、186及び188から「切り欠き部」が構成され、アライメントマーク122、124、126及び128、並びに132、134、136及び138や、142、144、146及び148から「基準マーク」が構成される。
【0031】
このような構成としたことにより、「一の絶縁層」であるコア基板100の外形がなす面積は、「他の絶縁層」である積層基板150又はビルドアップ層152の外形がなす面積よりも、切り欠き部162、164、166及び168、並びに172、174、176及び178や、貫通孔182、184、186及び188の面積分だけ広くなるのである。
【0032】
これにより、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0033】
更に、この第2の実施態様においては、上述した如く、コアパターン層や、積層パターン層又はビルドアップパターン層を形成する場合においては、その近傍のアライメントマークを基準にして加工を行うことができるが故に、メッキのWet処理や熱処理により、基板が部分的に収縮したり膨張したりした場合においても、加工しようとする領域ごとに的確に位置決めをすることができるのである。
【0034】
図3に本発明による第三実施形態を示す。
コア基板300は、コア基板10と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁板である。コア基板300の長手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク312、314、316及び318、並びに322、324、326及び328が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。また、コア基板300の短手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク332、334、336及び338、並びに342、344、346及び348が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0035】
更に、コア基板300に積層されるべき積層基板350又はビルドアップ層352は、上述した積層基板40やビルドアップ層42と同様に、所定の厚みを有するとともに略矩形形状を有し、絶縁層を含むものである。この積層基板350又はビルドアップ層352の長手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク362、364、366及び368、並びに372、374、376及び378が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。また、積層基板350又はビルドアップ層352の短手方向に沿った二辺の各々には、アライメントマーク382、384、386及び388、並びに392、394、396及び398が、レーザによる光学的手法、又はドリル等の機械的手法により形成されている。
【0036】
また、積層基板350又はビルドアップ層352と、積層基板350又はビルドアップ層352に積層されるべき積層基板400又はビルドアップ層402とには、上述したアライメントマークを視認可能にする切欠き部が、その長手方向及び短手方向の各々の辺に形成されている。
【0037】
更に、上述した第一の実施態様や第二の実施態様と同様に、コア基板300には、コアパターン層412、414、416及び418が形成され、積層基板350や積層基板400には、積層パターン層422、424、426及び428又は432、434、436及び438が形成され、ビルドアップ層352やビルドアップ層402には、ビルドアップパターン層422、424、426及び428又は432、434、436及び438が形成される。
【0038】
このような構成とした場合でも、上述した第一の実施態様や第二の実施態様と同様に、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0039】
更に、この第三の実施態様においては、積層基板350又はビルドアップ層352を積層したり加工したりするときには、コア基板300に形成されたアライメントマークを用いるのである。その際に、コア基板がエッチング処理等の処理が行われることにより、コア基板300に形成されたアライメントマークが視認できなくなったような場合であっても、積層基板350又はビルドアップ層352に形成されているアライメントマークを用いて、積層基板400又はビルドアップ層402を積層したり加工したりすることができるのである。
【0040】
この場合においては、第二の実施態様と同様に、近傍に位置するアライメントマークを用いることにより、位置決めをより的確にすることができるのである。
【0041】
このような構成としたことにより、複数の層が積層されて加工されていく場合においても、X線装置等の高価な装置を用いることなく、アライメントマークを視認することができ、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層基板を形成することができるのである。
【0042】
また、上述したコアパターン層60や、積層パターン層70やビルドアップパターン層72等のパターン層には、導電層が形成され、回路の一部が形成されることとなる。
【0043】
このようにすることにより、「コア基板に重ねられる積層基板の複数箇所に予め切欠きを入れ、積層基板を積層する基準を切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむ基盤積層法」や、「コア基板に重ねられる積層基板の複数箇所に予め切欠きを入れ、積層基板を積層する基準を切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむ回路形成法」や、「コア基板に重ねて作られるビルドアップ層の複数箇所に予め切欠きを入れ、ビルドアップ層を加工する基準を、切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむビルドアップ積層法」や、「コア基板に重ねて作られるビルドアップ層の複数箇所に予め切欠きを入れ、ビルドアップ層を加工する基準を、切欠き越しに下層のコア基盤のアライメントマークに合わせこむビルドアップ回路形成法」をなすこともできるのである。
【0044】
尚、上述した実施例においては、切り欠きや貫通孔を設けることによりアライメントマークを視認可能にする場合を示したが、切り欠きの形状や位置は実施例に示したものには限られず、積層基板やビルドアップ層を積層した場合においてその下側に位置する層に形成されたアライメントマークが視認できるようになされていればよい。
【0045】
【発明の効果】
X線装置等の高価な装置を用いることなく、工程を煩雑にすることなく的確に位置合わせをして積層することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施態様の基板を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る第二の実施態様の基板を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る第三の実施態様の基板を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、100、300 コア基板(一の絶縁層)
40、150、400 積層基板(他の絶縁層)
350 積層基板(他の絶縁層、一の絶縁層)
42、152、402 ビルドアップ層(他の絶縁層)
352 ビルドアップ層(他の絶縁層、一の絶縁層)
32、34、36、38 アライメントマーク(基準マーク)
122、124、126、128 アライメントマーク(基準マーク)
132、134、136、138 アライメントマーク(基準マーク)
142、144、146、148 アライメントマーク(基準マーク)
52、54、56、58 切り欠き部
162、164、166、168 切り欠き部
172、174、176、178 切り欠き部
182、184、186、188 貫通孔
312、314、316、318 アライメントマーク(基準マーク)
322、324、326、328 アライメントマーク(基準マーク)
332、334、336、338 アライメントマーク(基準マーク)
342、344、346、348 アライメントマーク(基準マーク)
362、364、366、368 アライメントマーク(基準マーク)
372、374、376、378 アライメントマーク(基準マーク)
382、384、386、388 アライメントマーク(基準マーク)
392、394、396、398 アライメントマーク(基準マーク)
Claims (16)
- 複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含む被積層層が積層された積層基板であって、
前記複数の絶縁層のうちの一の絶縁層の外形がなす面積が、前記一の絶縁層とは異なる他の絶縁層の外形がなす面積よりも広いことを特徴とする積層基板。 - 前記一の絶縁層は、前記一の絶縁層の一部が露出した露出面を有し、かつ、
前記露出面は、前記他の絶縁層がなす平面に向かって形成されていることを特徴とする請求項1記載の積層基板。 - 前記他の絶縁層は、切り欠き部を有し、かつ、
前記露出面の位置は、前記切り欠き部の位置に適合していることをを特徴とする請求項2記載の積層基板。 - 前記露出面は、前記一の絶縁層の端部に形成され、かつ、前記切り欠き部は、前記他の絶縁層の端部に形成されていることを特徴とする請求項3記載の積層基板。
- 前記露出面には基準マークが形成されていることを特徴とする請求項2記載の積層基板。
- 前記一の絶縁層は、コア基板に含まれることを特徴とする請求項1記載の積層基板。
- 前記他の絶縁層は、前記コア基板に積層される積層基板に含まれることを特徴とする請求項6記載の積層基板。
- 前記他の絶縁層は、前記コア基板に積層されるビルドアップ層であることを特徴とする請求項6記載の積層基板。
- 複数の絶縁層と、前記絶縁層に形成される導電層と、を含む被積層層が積層された積層基板を製造する積層基板製造方法であって、
一の絶縁層の外形がなす面積よりも広い面積を有する他の絶縁層に前記一の絶縁層を積層して前記複数の絶縁層とする工程を含むことを特徴とする積層基板製造方法。 - 前記一の絶縁層は、前記一の絶縁層の一部が露出した露出面を有し、かつ、
前記他の絶縁層がなす平面に向かって前記露出面を形成する工程を含むことを特徴とする請求項9記載の積層基板製造方法。 - 前記他の絶縁層は、切り欠き部を有し、かつ、
前記露出面の位置を、前記切り欠き部の位置に適合せしめる工程を含むことをを特徴とする請求項10記載の積層基板製造方法。 - 前記一の絶縁層の端部に前記露出面を形成し、かつ、前記他の絶縁層の端部に前記切り欠き部を形成する工程を含むことを特徴とする請求項11記載の積層基板製造方法。
- 前記露出面に基準マークを形成する工程を含むことを特徴とする請求項10記載の積層基板製造方法。
- 前記一の絶縁層は、コア基板に含まれることを特徴とする請求項9記載の積層基板製造方法。
- 前記他の絶縁層は、前記コア基板に積層される積層基板に含まれることを特徴とする請求項14記載の積層基板製造方法。
- 前記他の絶縁層は、前記コア基板に積層されるビルドアップ層であることを特徴とする請求項14記載の積層基板製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236515A JP2004079703A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | 積層基板及び積層基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002236515A JP2004079703A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | 積層基板及び積層基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004079703A true JP2004079703A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32020665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002236515A Pending JP2004079703A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | 積層基板及び積層基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004079703A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007173285A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Nec Electronics Corp | ウェーハプローバ装置およびウェーハ検査方法 |
JP2008135524A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Kyocera Corp | 多数個取り配線基板 |
JP2015059829A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 株式会社デンソー | 慣性センサ |
-
2002
- 2002-08-14 JP JP2002236515A patent/JP2004079703A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007173285A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Nec Electronics Corp | ウェーハプローバ装置およびウェーハ検査方法 |
JP2008135524A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Kyocera Corp | 多数個取り配線基板 |
JP2015059829A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 株式会社デンソー | 慣性センサ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100521071B1 (ko) | 플렉스 리지드 프린트 배선판 및 그 제조방법 | |
KR20090067064A (ko) | 배선기판 및 그 제조방법 | |
JP2008277732A (ja) | 印刷回路基板及びその製造方法 | |
JP2010087168A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JP4792673B2 (ja) | 高密度多層ビルドアップ配線板の製造方法 | |
JP2007019267A (ja) | 配線基板、およびこの配線基板を備えた電子機器 | |
JP6099902B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2006324378A (ja) | 多層プリント配線板およびその製造方法 | |
JP2010225973A (ja) | 多層回路基板の製造方法 | |
US9521754B1 (en) | Embedded components in a substrate | |
JP5176643B2 (ja) | 多層回路基板の製造方法 | |
KR20020050720A (ko) | 다층 플렉시블 배선판의 제조 방법 | |
JP2004079703A (ja) | 積層基板及び積層基板の製造方法 | |
JP4206545B2 (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
KR101055455B1 (ko) | 기판 제조용 캐리어 부재 및 이를 이용한 기판의 제조방법 | |
JP3904401B2 (ja) | 多層プリント配線板およびその製造方法 | |
JP2002329964A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JP2002335062A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JP6147549B2 (ja) | 部品内蔵プリント配線板の製造方法、および部品内蔵プリント配線板 | |
JP2005108941A (ja) | 多層配線板及びその製造方法 | |
KR100805450B1 (ko) | 에칭에 의한 가이드 바를 이용한 결합구조를 형성하는복합형 인쇄회로기판 및 그 결합방법 | |
JP2000183492A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JPH08153976A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JP2002290033A (ja) | 多層配線基板の製造方法 | |
KR101170747B1 (ko) | 다층 인쇄회로기판의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080610 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081028 |