JP2004079224A - 車両用灯具 - Google Patents

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Koji Kashiwanuma
栢沼 康治
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Abstract

【課題】車両灯具のハウジングやリフレクタ等を蓄光材料より発せられる蛍光で間接的に光らせることが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】本発明に係る車両用灯具は、ハウジング3と、ハウジング3内に設置されたリフレクタ6と、ハウジング3の開口部に設置されるレンズ2とを備えており、リフレクタ6の裏面6aとハウジング3の内面との少なくとも一方に蛍光を発する蓄光材料10が、車両用灯具を正面から見たときに蛍光によりハウジング3が照明されて間接的に光って見えるように設置されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蛍光を発する蓄光材料が設置される車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用灯具は、例えば、照明光を照射するバルブと、バルブを収納しバルブの光軸方向に開口を有するハウジングと、ハウジングの開口を覆ってハウジングとともに灯室を形成するレンズとを有している。バルブが点灯すると、バルブの照明光がリフレクタにより反射され、レンズを透過して車両前方に照射される。しかし、夜間等に照明を消して車両を駐車しているときには、車両用灯具が点灯していないので遠く離れたところから駐車車両をすぐに認識することができず、好ましくないという一面があった。
【0003】
このような事故を防止するために、特開平11−73804号公報のように、ヘッドランプ又は補助ランプ用のレンズ全体に蓄光顔料を混入したクリア塗料を塗ることによって、蓄光顔料を夜間に発光させて車両を第三者に知らせる方法等が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平11−73804号公報に記載された発明では、ヘッドランプ等のレンズ全体が蓄光顔料により直接光るので、夜間にヘッドランプ全体がハッキリと浮かび上がり、ヘッドランプの輪郭が強調されてしまって,かえって見栄え上面白味に欠けるものであった。
【0005】
また、今日のヘッドランプでは、透明のレンズを用いることによって積極的に灯室内に配置されたリフレクタやバルブ等を見えるようにすることによってリフレクタ等の外観・配置等を考慮した意匠が施されていることが多いので、レンズだけを直接光らせるよりも、リフレクタ等を間接的に光らせる方がデザインの目的にもかない意匠性を高めることができるのでより好ましい。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、車両灯具のハウジングやリフレクタ等を蓄光材料より発せられる蛍光で間接的に光らせることが可能な車両用灯具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る車両用灯具は、ハウジングと、該ハウジング内に設置されたリフレクタと、ハウジングの開口部に設置されるレンズとを備えた車両用灯具において、蛍光を発する蓄光材料が、車両用灯具を正面から見たときに前記蛍光により前記ハウジングが照明されて間接的に光って見えるように、前記リフレクタの裏面と前記ハウジングの内面との少なくとも一方に設置されている車両用灯具であることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、ハウジングと、該ハウジング内に設置されるリフレクタと、前記ハウジングの開口部に設置されるレンズと、前記ハウジングと前記リフレクタとの隙間を車両前方側より覆い隠すエクステンション部材とを備えた車両用灯具において、蛍光を発する蓄光材料が、車両用灯具を正面から見たときに前記蛍光が前記リフレクタにより反射されて前記リフレクタが間接的に光って見えるように、前記エクステンション部材の裏面に設置されている車両用灯具であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、ハウジングと、該ハウジングの開口部に設置されるレンズと、照射光を照射するバルブと、該照射光を車両前方に反射するリフレクタと、前記バルブの光軸上前面に位置して前記バルブより直接車両前方に照射された照射光を遮るシェードとを備える車両用灯具において、蛍光を発する蓄光材料が、車両用灯具を正面から見たときに前記蛍光が前記リフレクタにより反射されて前記リフレクタが間接的に光って見えるように、前記シェードの前記バルブを望む面に設置されている車両用灯具であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る車両用灯具としてのヘッドランプ装置を示した断面図である。このヘッドランプ装置1は、レンズ2と、ハウジング3と、バルブ4と、シェード5と、リフレクタ6とを備える。
【0011】
ハウジング3は車両前方に開口が形成された有底箱状を呈している。レンズ2は、ハウジング3内部が透けて見える透明な樹脂又はガラスにより形成されており、ハウジング3の開口を覆うように取り付けられることによりハウジング3とともに灯室7を形成している。
【0012】
バルブ4、シェード5及びリフレクタ6は、灯室7に設けられている。リフレクタ6は湾曲凹部形状を成しており、凹部底部にはバルブ4が設けられている。バルブ4の光軸8上にはリフレクタ6に固定されたシェード5が設けられている。バルブ4の照射光は、シェード5により遮られるとともにリフレクタ6に反射され、このリフレクタ6の反射光がレンズ2を透過して車両前方に照射される。
【0013】
リフレクタ6のハウジング内面3aに対向する側の側面(以下、「リフレクタの裏面」と記す。)6aであって、リフレクタ6の開口部6b近傍に発光材料10が設けられている。この発光材料10は合成ゴムを主成分とする透過率60%以上のホットメルト接着剤に、蓄光材料(太陽光、蛍光灯、白熱灯、灯具バルブ等の光に含まれる紫外線により自らのエネルギーを活性化させ、長時間発光し続ける結晶体)の微粉末を含有するものにより形成されている。このホットメルト接着剤は、レンズ2をハウジング3に固着させるための接着等として用いられる材料である。
【0014】
この発光材料10の一般的性状は表1に示す通りである。ホットメルト接着剤に対する配合率を変化させたときの発光材料の発光状態は表2に示す通りであり、配合率を5〜25質量%(好ましくは15〜25質量%)とすると蓄光材料による蛍光性を確保することができる。
【0015】
【表1】
Figure 2004079224
【0016】
【表2】
Figure 2004079224
【0017】
このように発光材料10をリフレクタ6の裏面6aに設置することによって、太陽光やバルブの照射光等の紫外線を吸収した発光部材10が夜間に蛍光し、この蛍光がリフレクタ6の裏面又はハウジング3の内面において乱反射することにより、電気的な照明光源を用いることなくリフレクタ6とハウジング3との間を明るくすることが可能となる。とくに実施例1に示したようにリフレクタ6の裏面6aであって開口部6b近傍に発光材料10を設置することにより、車両正面から見てリフレクタ6の開口部6b外縁が発光材料10の蛍光により間接的に光って見えるので、従来の車両とは異なった外観とすることが可能となり、見栄えを大幅に向上させて意匠性を高めることができる。
【0018】
また、ホットメルト接着剤は熱を加えることによりゲル状又は液状となり設置場所に合わせて形状を変形させることができ、塗布・加工を簡単に行うことができるので、電気的照明光源ではその大きさや配線等により設置が制限されるような小さな隙間等にも容易に設置することが可能となり、発光材料10の蛍光により所望の箇所を容易に光らせることできる。
【0019】
さらに蓄光材料を用いることにより、夜間にライトを消しても後でも長時間、蛍光を発し続けるので、第三者が車の存在を認識しやすくなり安全性の向上を図ることが可能となる。
【0020】
なお、上述したヘッドランプ装置では、発光材料10をリフレクタ6の裏面6aであって開口部6b近傍に設置したが、発光材料10の設置位置はこの場所に限定されるものではない。発光材料10により発せられる蛍光が、ハウジング3の内面3a等で乱反射されて、車両前方から見て間接的に光って見える位置であればどの位置でもよく、リフレクタ6の形状及びハウジング3の形状等に応じて変更することが可能である。そのため、リフレクタ6の裏面6aであって開口部6b近傍のみに限定されるものではなく、リフレクタ6の凹部底面部近傍であっても、開口部6bと凹部底面部との中間位置近傍であってもよい。さらに、ハウジング3の内面3aに設置しても良く、その設置位置もハウジング3の開口部近傍の他、ハウジングの有底部に設置してもよく、開口部と有底部との間に設置してもよい。
【0021】
また、図2に示すように、ハウジング6とリフレクタ3との間を塞ぐエクステンション部材11を設け、エクステンション部材11のリフレクタ6の内面6c側の面11aに発光部材10を設置することにより、夜間にライトを消して車両を停車させているときに発光部材10より発せられる蛍光がリフレクタ6の内面6cに反射され、灯具の中から蛍光がぼんやりと見えて灯具全体に暖かみを与えることができるので、外観上の見栄えを向上させるとともに、第三者が車の存在を認識しやくすなり安全性の向上を図ることが可能となる。
【0022】
また、図3、図4に示すように、エクステンション部材11aにシェード5aを一体に設けて、シェード部分5aおよびその支持部分5bのリフレクタを望む面に発光部材10を設置することによって、発光部材10より発せられる蛍光がリフレクタ6の内面6cに反射されて車両前方からリフレクタ6全体が光って見えるように構成しても良い。このように構成した場合も図2に示した車両用灯具と同様の効果を奏することが可能である。
【0023】
さらに、発明の実施の形態においては、本願発明に係る車両用灯具としてヘッドランプ装置1を用いて説明したが、本発明に係る車両用灯具はヘッドランプに限られず、ストップランプ、テールランプ、フォグランプ及び方向指示器等の各種車両用灯具に用いることが可能である。
【0024】
また、蓄光性材料は半永久的に蓄光及び発光を繰り返すことができるので、発光性能が劣化することはなく蓄光材料の交換等を必要としない。また、ホットメルト接着剤はリサイクル性が高く、特にゲル状弾性ホットメルト材料は容易にリサイクルすることができるので、ハウジング、リフレクタ等と同様にホットメルト接着剤もリサイクルすることが可能であり、リサイクル部品を活用することによって本発明に係る車両用灯具のコスト低減を図ることが容易となる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る車両用灯具を上述した構造としたので、車両灯具のハウジングやリフレクタ等を蓄光材料より発せられる蛍光で間接的に光らせることが可能となり、外観上見栄えを向上させて意匠性を高めることができる。すなわち、車両用灯具の外から車両用灯具を見た場合に灯具の内部がぼんやりと見えるので、車両用灯具全体に暖かみを与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具を示す断面図である。
【図2】エクステンション部材が設けられた車両用灯具を示す断面図である。
【図3】シェードを有するエクステンション部材が設けられた車両用灯具を示す断面図である。
【図4】シェードを有するエクステンション部材を示した正面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ装置
2 レンズ
3 ハウジング
3a ハウジングの内面
4 バルブ
5、5a シェード
6 リフレクタ
6a リフレクタの裏面
6b リフレクタの開口部
6c リフレクタの内面
7 灯室
10 発光材料
11、11a エクステンション部材

Claims (3)

  1. ハウジングと、該ハウジング内に設置されたリフレクタと、ハウジングの開口部に設置されるレンズとを備えた車両用灯具において、
    蛍光を発する蓄光材料が、車両用灯具を正面から見たときに前記蛍光により前記ハウジングが照明されて間接的に光って見えるように、前記リフレクタの裏面と前記ハウジングの内面との少なくとも一方に設置されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. ハウジングと、該ハウジング内に設置されるリフレクタと、前記ハウジングの開口部に設置されるレンズと、前記ハウジングと前記リフレクタとの隙間を車両前方側より覆い隠すエクステンション部材とを備えた車両用灯具において、
    蛍光を発する蓄光材料が、車両用灯具を正面から見たときに前記蛍光が前記リフレクタにより反射されて前記リフレクタが間接的に光って見えるように、前記エクステンション部材の裏面に設置されていることを特徴とする車両用灯具。
  3. ハウジングと、該ハウジングの開口部に設置されるレンズと、照射光を照射するバルブと、該照射光を車両前方に反射するリフレクタと、前記バルブの光軸上前面に位置して前記バルブより直接車両前方に照射された照射光を遮るシェードとを備える車両用灯具において、
    蛍光を発する蓄光材料が、車両用灯具を正面から見たときに前記蛍光が前記リフレクタにより反射されて前記リフレクタが間接的に光って見えるように、前記シェードの前記バルブを望む面に設置されていることを特徴とする車両用灯具。
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