JP2004079208A - 有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル - Google Patents

有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2004079208A
JP2004079208A JP2002233829A JP2002233829A JP2004079208A JP 2004079208 A JP2004079208 A JP 2004079208A JP 2002233829 A JP2002233829 A JP 2002233829A JP 2002233829 A JP2002233829 A JP 2002233829A JP 2004079208 A JP2004079208 A JP 2004079208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
sealing
glass
glass substrate
glass member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002233829A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Kurisu
栗栖 保之
Masayuki Endo
遠藤 昌之
Yasumasa Takeuchi
竹内 安正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUSAI KIBAN ZAIRYO KENKYUSHO
SENYO SHOJI KK
International Center for Materials Research
Original Assignee
KOKUSAI KIBAN ZAIRYO KENKYUSHO
SENYO SHOJI KK
International Center for Materials Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUSAI KIBAN ZAIRYO KENKYUSHO, SENYO SHOJI KK, International Center for Materials Research filed Critical KOKUSAI KIBAN ZAIRYO KENKYUSHO
Priority to JP2002233829A priority Critical patent/JP2004079208A/ja
Publication of JP2004079208A publication Critical patent/JP2004079208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】高開口率可能にすることによって高輝度可能にすると共に、高コントラスト化を可能にすること。
【解決手段】有機EL素子封止用ガラス部材は、所定の厚さを持ったガラス基板にサンドブラスト法を用いて、もしくは、サンドブラスト法の後にガラス強度向上と光線透過率向上を目的としてフッ酸処理を施し、所定の深さを掘り込んだガラス基板の凹部に、所定粒径の捕水剤を分散させた透光性バインダーを塗布し、焼成することによって形成される。前記捕水剤を分散させた透光性バインダーは、前記凹部の形成による前記ガラス基板の機械的強度低下を補う量以上塗布される。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は有機ELパネルに用いられる有機EL素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機ELパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
有機ELディスプレイは、その発光層が水分に弱く、実用上はパネル内に水分吸着用の捕水剤を用いる必要性がある。この捕水剤は、有機EL発光層を形成するガラス基板とは別のガラス基板、もしくは金属板上に捕水剤単独、もしくはバインダー中に捕水剤を分散させた状態で塗布して有機EL層を有するガラス基板と対向する位置に貼り合わせて用いている。この構成方法は元来、捕水剤層が発光層よりも背面側に配されることを前提に考案されている。
【0003】
近年、有機ELディスプレイの駆動方法としてTFT(thin film transistor)を用いる、いわゆるアクティブ駆動方式が採用されるようになり、TFT素子を形成した後、同一基板上に有機EL層を形成されるようになった。この場合、ディスプレイとして発光層よりも前面側にTFT素子が配されることとなり、素子部の光線透過が遮断されることよりディスプレイとしての光学特性、特にコントラスト特性の低下を招く問題が生じることなる。さらにはTFT素子に用いられる配線は光線透過率を維持するために透明電極膜を用いる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
有機ELパネルで用いられる捕水剤は、通常、無機系捕水剤を用い、パネル内で発光層よりも背面側に配して使用される。この場合、アクティブ駆動方式と称されるTFT駆動方法の有機ELパネルにおいては、その構成上からTFTの回路部分が発光層よりも前面側に配されることになってしまう。
【0005】
この場合、TFT素子は可視光を通さないため、結果としてディスプレイの開口率を下げ、十分な明るさが得られないという問題が生じる。そのため更なる駆動電圧の上昇が必要となり、結果として発光寿命の低下が生じることになる。また、発光層よりも前面側にTFT素子が存在することより、TFT素子周辺の配線形成に用いるべき導電膜は透明導電膜が必須となり、高価で電気特性も十分でない材料を選定せざるを得ないという問題を生じる。
【0006】
本発明は、高開口率可能にすることによって高輝度可能にすると共に、高コントラスト化を可能にすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、所定の厚さを持ったガラス基板に形成した凹部と、前記凹部に配設された透光性の捕水材料とを備えて成ることを特徴とする有機EL素子封止用ガラス部材が提供される。
【0008】
ここで、前記捕水材料は、所定粒径の捕水剤を分散した透光性のバインダーによって構成されて成るように構成してもよい。
また、前記捕水材料は、所定温度で焼成されて成るように構成してもよい。
また、前記捕水材料は、前記凹部の形成による前記ガラス基板の機械的強度低下を補う量以上塗布されて成るように構成してもよい。
また、前記捕水剤の粒径は400nm以下であるように構成してもよい。
【0009】
また、前記ガラス基板の凹部は、サンドブラスト法によって形成されて成るように構成してもよい。
また、前記ガラス基板の凹部は、サンドブラスト法によって形成した後、前記ガラス基板の強度向上と光透過率向上のためにフッ酸処理を施して成るように構成してもよい。
【0010】
また、本発明によれば、有機EL素子を封止部材内に収容して成る有機ELパネルにおいて、前記いずれか一に記載の有機EL素子封止用ガラス部材を有機EL素子の発光層よりも前面側に配してなり、前記有機EL素子封止用ガラス部材は前記封止部材の一部を構成して成ることを特徴とする有機ELパネルが提供される。
ここで、駆動方式がTFT駆動方式であるように構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本願発明者は、前記問題点を解決するために種々検討した結果、透明捕水剤付きキャップガラスを用いた前面ガラス有機ELパネルを発明した。前面ガラスパネルにすることにより、TFTの回路部分が発光層の背面側に配することが可能になり、ディスプレイの開口率が上昇し、明るさの向上が可能となった。
【0012】
また、配線部も高価な透明導電膜に代わり安価な銅、アルミ配線の使用が可能となり、電気特性の向上も図れた。このことは駆動電圧のさらなる低下が可能となり、発光寿命の大幅な改良になった。本発明の捕水剤付きキャップガラスを用いた前面ガラス有機ELパネルに付いて以下に説明する。
【0013】
本実施の形態に用いられるキャップガラスは所定の厚さを持ち封止部材としてのガラス基板に、マスク加工を施した後、サンドブラスト法を用いて、もしくはサンドブラスト法の後にガラス強度向上と光線透過率向上を目的としてフッ酸処理を施すことにより、所定の深さを掘り込んだガラス基板の凹部に粒径400nm以下の吸湿性粒子を均一に分散させたバインダー溶液を塗布した後、焼成して作製した。
【0014】
本実施の形態に用いられる捕水剤の種類は吸湿能力のある材料であれば良く、例えば、シリカゲル(SiO)、酸化バリュウム(BaO)、酸化カルシウム(Ca0)、酸化アルミニウム(Al)、酸化亜鉛(Zn0)、酸化アンチモン(Sb)、酸化ビスマス、無水硫酸カルシウム(CaSO)、硫酸バリウム(BaSO)、塩化カルシウム(CaCl)、水酸化アルミニウム、水酸化ビスマス等が挙げられる。好ましくは酸化バリウム、酸化カルシウムが挙げられる。透明性が必要とされるため、吸湿剤の粒径は400nm以下が好ましい。
【0015】
本実施の形態に用いられる透明捕水剤のバインダーの種類としては無機系でも良く、有機系の材料でも良い。無機系バインダーとしてはアルコキシシランの加水分解によるゾルゲル塗膜が挙げられる。アルコキシシランとしてはテトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ジメトキジメチルシラン、ジメトキシジエチルシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジエトキシジエチルシラン、ジメトキシメチルフェニルシランなどが挙げられる。また、塗膜強度を向上させるために、少量のアルコキシジルコニウムを添加することもできる。
【0016】
アルコキシシランの加水分解塗膜はアルコキシシランにHOを0.1mol%以上添加し、さらに触媒として酸あるいはアルカリをごく微量添加させゾルゲル反応を起こさせる。触媒を添加せずに加熱することによりゾルゲル反応を起こさせることも可能である。反応溶液を基板に塗布した後、高温で焼成することにより塗膜を形成することが出来るが膜厚が厚くなるとクラックが生じやすくなるため、クラック防止剤として各種添加剤を添加することもある。添加剤としてはアクリルシリコン剤例えばカネカゼムラックがある。また、イミドとシリコンを反応させたイミドシリコンが挙げられる。
【0017】
有機系バインダーとしては透明な樹脂を用いることが出来る。例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂等である。アクリル樹脂はアクリル基を有するモノマーを重合して得られる樹脂であり、またアクリル基を有するモノマーあるいはオリゴマーを塗布成膜後に熱、光などの手段で反応させて得られる樹脂である。エポキシ樹脂はエポキシ基を有する樹脂であり、またエポキシ基と反応する官能基を有する硬化剤と反応させた樹脂である。エポキシ基と反応する官能基を有する硬化剤をあらかじめ混合しておいても良く、使用前に混合しても良い。
【0018】
スチレン系樹脂はスチレン基を有する樹脂であり、またスチレン基の一部を混入させた樹脂である。また有機系バインダーと無機系バインダーを混合してもよく、あらかじめ反応させたハイブリットタイプの樹脂でも良い。ハイブリットタイプの樹脂としてはカネカゼムラック等アクリルシリコン系が挙げられる。これらの透明樹脂を有機溶媒に溶解することにより塗膜形成用溶液を作製できる。樹脂溶液の濃度は10wt%以上で好ましくは20〜80wt%である。
【0019】
透明捕水剤塗膜の作製はバインダー溶液に400nm以下の捕水性粒子をバインダーの固形分に対し1wt%以上、好ましくは5〜70wt%添加し十分に攪拌する。あらかじめ捕水性粒子を分散させた溶液を添加させても良い。均一になった捕水性粒子のバインダー溶液をキャップガラス基板に塗布した後、焼成する。
【0020】
塗布の方法はスピンコーター、ロールコーター、スプレーコーター、インクジェット法、ディスペンサーなどによる方法で良く、特に限定するものではない。焼成温度は50℃以上であり、好ましくは100〜300℃である。塗布溶液の溶媒を除去でき、また、捕水剤の吸湿を十分に除去することが出来る温度であれば良く、特に限定するものではない。得られた、透明捕水剤付きキャップガラスは捕水剤入り塗膜のないキャップガラスに比べ強度的にも優れている。
【0021】
本実施の形態に係る有機EL素子の構造について以下に述べる。素子の構造自体は公知の構造をとることが出来る。例えば陽極/電化(正孔)輸送剤/発光層/陰極(/は層を積層したことを示す)、あるいは陽極/導電性高分子/電荷(正孔)輸送層/発光層/電荷(電子)輸送層/陰極等が挙げられる。
【0022】
以下、有機EL素子の作製について陽極/発光層/陰極の構造のものを例にとって以下に述べる。
TFT及び配線をあらかじめ作製した基板の所定の位置に電極を形成する。この電極は電子注入陰極となる。この材料としては、特に限定されないが、イオン化エネルギーの小さい材料が好ましい。例えば、Al、In、Mg、Mg―Ag合金などが用いられる。該陰極の作成方法としては公知の真空蒸着法、スパッタリング法等が用いられる。
【0023】
次いで発光層を設けるが発光層の材料は公知のものが使用できる。低分子タイプ、高分子タイプのいずれでも良く、発光層の作製方法は真空蒸着法、スパッタリング法、スピンコート、インクジェット法等の材料に適した方法が用いられる。
次いで発光層の上に透明、または半透明な電極形成する。電極の材料としては導電性の金属酸化物膜、半透明の金属薄膜等が用いられる。具体的にはインジウム・スズ・オキサイド(ITO)、酸化スズ(NESA)、Au、Pt、Ag、Cu等が用いられる。作製方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等が用いられる。
【0024】
上記のようにして本実施の形態にかかる有機EL素子を作成することができるが、別の構造のものについても同様の方法で作製が可能である。
本実施の形態に係る透明捕水剤付きキャップガラスを用いた有機ELパネルは、上記のようにして作製された有機EL素子付き基板を前述した透明捕水剤付きキャップガラスで封止することにより作製することができる。
【0025】
以上のように、本実施の形態に係る有機EL素子封止用ガラス部材は、所定の厚さを持ったガラス基板に形成した凹部と、前記凹部に配設された透光性の捕水材料とを備えて成ることを特徴としている。
ここで、前記捕水材料は、所定粒径の捕水剤を分散した透光性のバインダーによって構成されて成るように構成している。
また、前記捕水材料は、所定粒径の捕水剤を分散した透光性のバインダーを塗布した後、所定温度で焼成することによって形成されて成るようにしている。
【0026】
また、前記捕水材料は、前記凹部の形成による前記ガラス基板の機械的強度低下を補う量以上塗布されて成るように構成している。また、前記捕水剤の粒径は400nm以下であるように構成している。また、前記ガラス基板の凹部は、サンドブラスト法によって形成されて成る。また、前記ガラス基板の凹部は、サンドブラスト法によって形成した後、前記ガラス基板の強度向上と光透過率向上のためにフッ酸処理を施して成るように構成している。
【0027】
また、本実施の形態によれば、有機EL素子を封止部材内に収容して成る有機ELパネルにおいて、前記いずれか一に記載の有機EL素子封止用ガラス部材を有機EL素子の発光層よりも前面側に配してなり、前記有機EL素子封止用ガラス部材は前記封止部材の一部を構成して成ることを特徴としている。
ここで、駆動方式が、TFT(thin film transistor)を用いたアクティブ駆動方式(TFT駆動方式)であるように構成している。
【0028】
したがって、前記透明乾燥剤付きガラス部材を用いて全面が封止された有機ELパネルは、TFT駆動方式であっても、パッシブ駆動方式同等の開口率と高開口率によってもたらされる高輝度、高コントラストを特徴とする優れた電気光学特性を示し、背面側に配されるTFT周辺の回路形成も安価で、かつ優れた電気特性を持つ金属膜の使用が可能となる。
【0029】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
ジメトキシジメチルシランを酸触媒で加水分解した溶液100グラム(固形分濃度30wt%)に粒径33nmの酸化アルミニウムのイソプロピールアルコール分散溶液(固形分濃度20wt%)50グラムを添加し、分散機(ナノマイザー)を用いて均一に混合した。0.7mm厚の透明ガラス基板にサンドブラスト加工を施し、さらにフッ酸によるエッチング処理を施して深さ0.3mmの凹部を形成したキャップガラス基板に酸化アルミニウムの分散アルコキシシラン溶液を塗布し、300℃のホットプレートで30分間焼成した。
【0030】
得られたキャップガラスをTFT素子のある基板側から陰極としてAlを、発光層として低分子タイプの各RGBの発光画素を、陽極としてITOをそれぞれ積層した有機EL素子基板と貼り合わせた。得られた前面ガラス有機ELパネルは優れた発光輝度を示し、発光寿命も良好な値を示した。
【0031】
〔実施例2〕
アクリルシリコン溶液(鐘淵化学工業製カネカゼムラックYC5920)100グラム(固形分濃度50wt%)に硬化剤(鐘淵化学工業製カネカゼムラックBT120S)を10グラムと粒径30nmの酸化バリウム(シーアイ化成製Nanotek BaO)のキシレン分散溶液(固形分濃度20wt%)を50グラム添加し、分散機を用いて均一に混合した。
【0032】
実施例1で用いたと同様の処理を施したキャップガラス基板に酸化バリウムの分散アクリルシリコン溶液を塗布した後、230℃で30分間焼成した。得られたキャップガラスをTFT素子のある基板側から陰極としてAl/Ce(セシウム)を、発光層として高分子タイプの各RGBの発光画素を、電子注入層として導電性高分子(バイエル社製のPEDOT)を、陽極としてITOをそれぞれ積層した有機EL素子基板と貼り合わせた。得られた前面ガラス有機ELパネルは優れた発光輝度を示し、発光寿命も良好な値を示した。
【0033】
〔実施例3〕
イミドアクリルモノマー(東亜合成製 Aronix TO−1534)の70wt%ジグライム溶液100グラムに粒径27nmの酸化カルシウムのキシレン分散溶液(固形分濃度20wt%)50グラムを添加し、分散機を用いて均一に混合した。実施例1で用いたと同様の処理を施したガラス基板に酸化カルシウム分散アクリルモノマー溶液を塗布し160℃で乾燥した後、UV照射を行い硬化した。実施例1と同様の有機EL素子基板と得られたキャップガラスを貼り合わせた。得られた前面ガラス有機ELパネルは良好な発光輝度を示し、発光寿命も良好であった。
【0034】
〔実施例4〕
エポキシ樹脂(住友化学工業製ESCN−195XL)と硬化剤(昭和高分子製BRG−557)からなる50wt%乳酸エチル溶液100グラムに酸化バリウム(シーアイ化成製 Nanotek BaO)のキシレン分散溶液(固形分濃度20WT%)を50グラム添加し、分散機を用いて均一に混合した。1)で用いたと同様の処理を施したガラス基板に酸化バリウム分散エポキシ溶液を塗布した後、250℃で焼成した。実施例1と同様の有機EL素子基板と得られたキャップガラスを貼り合わせた。得られた前面ガラス有機ELパネルは良好な発光輝度を示し、発光寿命も良好であった。
【0035】
【発明の効果】
本発明に係る有機EL素子封止用ガラス部材によれば、高開口率可能にすることによって高輝度可能にすると共に、高コントラスト化が可能になる。
また、本発明に係る有機ELパネルによれば、高開口率可能にすることによって高輝度可能にすると共に、高コントラスト化が可能になるため、表示品位に優れるという効果を奏する。

Claims (9)

  1. 所定の厚さを持ったガラス基板に形成した凹部と、前記凹部に配設された透光性の捕水材料とを備えて成ることを特徴とする有機EL素子封止用ガラス部材。
  2. 前記捕水材料は、所定粒径の捕水剤を分散した透光性のバインダーによって構成されて成ることを特徴とする請求項1記載の有機EL素子封止用ガラス部材。
  3. 前記捕水材料は焼成されて成ることを特徴とする請求項2記載の有機EL素子封止用ガラス部材。
  4. 前記捕水材料は、前記凹部の形成による前記ガラス基板の機械的強度低下を補う量以上塗布されて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の有機EL素子封止用ガラス部材。
  5. 前記捕水剤の粒径は400nm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の有機EL素子封止用ガラス部材。
  6. 前記ガラス基板の凹部は、サンドブラスト法によって形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の有機EL素子封止用ガラス部材。
  7. 前記ガラス基板の凹部は、サンドブラスト法によって形成した後、前記ガラス基板の強度向上と光透過率向上のためにフッ酸処理を施して成ることを特徴とする請求項6記載の有機EL素子封止用ガラス部材。
  8. 有機EL素子を封止部材内に収容して成る有機ELパネルにおいて、
    請求項1乃至7のいずれか一に記載の有機EL素子封止用ガラス部材を有機EL素子の発光層よりも前面側に配してなり、前記有機EL素子封止用ガラス部材は前記封止部材の一部を構成して成ることを特徴とする有機ELパネル。
  9. 駆動方式がTFT駆動方式であることを特徴とする請求項8記載の有機ELパネル。
JP2002233829A 2002-08-09 2002-08-09 有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル Pending JP2004079208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233829A JP2004079208A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233829A JP2004079208A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004079208A true JP2004079208A (ja) 2004-03-11

Family

ID=32018858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002233829A Pending JP2004079208A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004079208A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019289A (ja) * 2004-06-29 2006-01-19 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
JP2006134888A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
JP2006179491A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
JP2006286627A (ja) * 2005-03-30 2006-10-19 Samsung Sdi Co Ltd 有機発光表示素子及びその製造方法
EP1804310A2 (en) 2005-12-30 2007-07-04 Samsung SDI Co., Ltd. Organic light emiting device and method of manufacturing the same
JP2007200883A (ja) * 2006-01-23 2007-08-09 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置及びその製造方法
WO2008105336A1 (ja) * 2007-02-28 2008-09-04 Hitachi Displays, Ltd. 有機el表示装置
US7648405B2 (en) 2004-06-09 2010-01-19 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Method of manufacturing an organic electroluminescent device with an encapsulating substrate
US7940001B2 (en) 2004-09-21 2011-05-10 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Full-color organic light emitting display and method of fabricating the same
JPWO2010084939A1 (ja) * 2009-01-23 2012-07-19 味の素株式会社 樹脂組成物
KR101182434B1 (ko) * 2004-11-08 2012-09-12 삼성디스플레이 주식회사 유기 전계 발광 소자용 투명 흡습막 형성용 조성물의제조방법
WO2013108835A1 (ja) * 2012-01-18 2013-07-25 日本電気硝子株式会社 有機elデバイス用ガラス基板及びそれを用いた有機elデバイス
JP2013175283A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Nippon Zeon Co Ltd 照明装置
WO2014129345A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 日本電気硝子株式会社 ガラス基板

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7648405B2 (en) 2004-06-09 2010-01-19 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Method of manufacturing an organic electroluminescent device with an encapsulating substrate
US7955717B2 (en) 2004-06-29 2011-06-07 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic electroluminescent device and method of preparing the same
JP2006019289A (ja) * 2004-06-29 2006-01-19 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
JP4564413B2 (ja) * 2004-06-29 2010-10-20 三星モバイルディスプレイ株式會社 有機電界発光素子及びその製造方法
US7940001B2 (en) 2004-09-21 2011-05-10 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Full-color organic light emitting display and method of fabricating the same
JP2006134888A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
KR101182434B1 (ko) * 2004-11-08 2012-09-12 삼성디스플레이 주식회사 유기 전계 발광 소자용 투명 흡습막 형성용 조성물의제조방법
US8044584B2 (en) 2004-11-08 2011-10-25 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic electroluminescent device and method for manufacturing the same
JP2006179491A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
JP2006286627A (ja) * 2005-03-30 2006-10-19 Samsung Sdi Co Ltd 有機発光表示素子及びその製造方法
US7868546B2 (en) 2005-03-30 2011-01-11 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic light emitting display device and method of manufacturing the same
JP2007184279A (ja) * 2005-12-30 2007-07-19 Samsung Sdi Co Ltd 有機発光素子およびその製造方法
EP1804310A2 (en) 2005-12-30 2007-07-04 Samsung SDI Co., Ltd. Organic light emiting device and method of manufacturing the same
EP1804310B1 (en) * 2005-12-30 2016-10-19 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emiting device and method of manufacturing the same
US8003999B2 (en) 2005-12-30 2011-08-23 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic light emitting device
US8399270B2 (en) 2005-12-30 2013-03-19 Samsung Display Co., Ltd. Method of manufacturing organic light emitting device with water vapor absorption material containing transparent sealant layer
JP2007200883A (ja) * 2006-01-23 2007-08-09 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置及びその製造方法
US8884846B2 (en) 2007-02-28 2014-11-11 Japan Display Inc. Organic EL display device
WO2008105336A1 (ja) * 2007-02-28 2008-09-04 Hitachi Displays, Ltd. 有機el表示装置
JPWO2010084939A1 (ja) * 2009-01-23 2012-07-19 味の素株式会社 樹脂組成物
JP5601202B2 (ja) * 2009-01-23 2014-10-08 味の素株式会社 樹脂組成物
WO2013108835A1 (ja) * 2012-01-18 2013-07-25 日本電気硝子株式会社 有機elデバイス用ガラス基板及びそれを用いた有機elデバイス
JP2013149406A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス基板及びそれを用いた有機elデバイス
TWI611608B (zh) * 2012-01-18 2018-01-11 日本電氣硝子股份有限公司 有機el裝置用玻璃基板之製造方法
JP2013175283A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Nippon Zeon Co Ltd 照明装置
WO2014129345A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 日本電気硝子株式会社 ガラス基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004079208A (ja) 有機el素子封止用ガラス部材及び前記ガラス部材を用いた有機elパネル
CN1842233B (zh) 有机发光显示设备及其制造方法
CN1832643B (zh) 有机发光设备及其制造方法
US7663313B2 (en) Organic electroluminescent display device with porous material layer
JP4975161B2 (ja) 発光装置の作製方法
US7834540B2 (en) Organic electroluminescence device and manufacturing method thereof
KR101086881B1 (ko) 광투과성 게터층을 갖는 유기전계발광표시장치 및 그 제조방법
CN203312371U (zh) 用于转变无机层的基板及有机发光装置
CN1992371A (zh) 有机发光装置及其制造方法
KR20120098889A (ko) 유기 이엘 소자
US20100041298A1 (en) Organic electroluminescent device and method of manufacturing the same
CN1652643A (zh) 电光装置、其制造方法以及电子设备
CN1738497A (zh) 有机电致发光装置及其制备方法
US7436117B2 (en) Organic electroluminescence device with an absorbent for moisture and oxygen, and method for manufacturing the same
KR100637131B1 (ko) 유기 전계 발광 소자 및 그 제조방법
US20170069700A1 (en) Display Substrate and Method for Manufacturing the Same, and Display Device
GB2570573A (en) Lighting device and display apparatus
US20050046345A1 (en) Organic electroluminescent display with porous material layer
JP4400371B2 (ja) 有機elパネル用捕捉剤及び有機elパネル
JP4506753B2 (ja) 有機el素子およびその製造方法
JP2013206613A (ja) 有機el装置およびその製造方法
KR102630202B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
JP2004079209A (ja) 有機elパネル用捕水部材及び有機elパネル
KR102208385B1 (ko) 고체 전해질, 이를 포함하는 광투과 가변 패널 및 디스플레이장치
KR100965094B1 (ko) 유기 전계 발광 소자 및 그 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080520