JP2004078286A - 情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】不揮発メモリの情報を、より確実に書換える。
【解決手段】情報端末1は、情報の書換えが可能な第1不揮発メモリ3を備え、情報端末内部の構成部品3〜9を駆動するための電力の供給を、外部電源から電力配線10を介して受けている。外部電源と情報端末内の電源部5とを接続するための電力配線10の一端は、配線接続部6に着脱自在に接続される。第1不揮発メモリ3の情報の書換えに際しては、制御部4が、書換え開始から書換え終了までの間、固定部7によって、電力配線10の一端を配線接続部6に固定させる。これによって、情報破損の発生を抑えることができる。さらに制御部4は、情報書換えおよび電力配線固定の旨、ならびに現在の給電状況を、報知部9を通して使用者に通知する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報端末1は、情報の書換えが可能な第1不揮発メモリ3を備え、情報端末内部の構成部品3〜9を駆動するための電力の供給を、外部電源から電力配線10を介して受けている。外部電源と情報端末内の電源部5とを接続するための電力配線10の一端は、配線接続部6に着脱自在に接続される。第1不揮発メモリ3の情報の書換えに際しては、制御部4が、書換え開始から書換え終了までの間、固定部7によって、電力配線10の一端を配線接続部6に固定させる。これによって、情報破損の発生を抑えることができる。さらに制御部4は、情報書換えおよび電力配線固定の旨、ならびに現在の給電状況を、報知部9を通して使用者に通知する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の書換えが可能な不揮発メモリを有し、かつ外部からの電力供給が可能な情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話端末に代表される情報端末では、無線および有線の通信回線を利用する情報通信の需要が増大している。このため、多くの種類の情報端末は、情報通信で送受すべき情報を記憶するための手段として、情報の書換えが可能な不揮発メモリを内蔵している。
【0003】
書換え可能な不揮発メモリを有する情報端末においては、通信回線を利用する情報通信によって得られる情報を使用して、不揮発メモリ内の情報を書換えることがある。だが、通信回線を通じて得られた情報を使用して前記情報端末の不揮発メモリ内の情報を書換える際、該情報通信および不揮発メモリ内の情報の書換えに充分な電力の供給が得られないと、情報の受信および不揮発メモリの書換えに失敗して、不揮発メモリ内の情報を破損してしまうことがある。特に、電力の供給不足が不揮発メモリの書換え中に起こった場合、不揮発メモリ内の全情報のうちの書換え中の情報が欠落するだけでなく、不揮発メモリ中にある他の情報までもが破損する可能性がある。
【0004】
携帯用の情報端末は、使用者が携帯して使用するという性質上、電池で駆動されることが多いため、安定した給電状態が得られない状況が発生しやすい。そこで、携帯用の情報端末は、己の現在の給電状態を正確に把握し、不揮発メモリの書換えのためにダウンロードしようとしている情報の量および重要性を考慮しつつ、不揮発メモリの書換えを制御するような設計がなされている。一例としては、現在の給電状態が不揮発メモリの書換えに適切な状態ではない場合、情報端末は、不揮発メモリの書換えを中止する旨の警告を、使用者に対して出す。他の例としては、現在の給電状態が不揮発メモリの書換えに適切な状態ではない場合、情報端末は、メモリ書換え作業を行わない状態に遷移する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
情報の書換えが可能な不揮発メモリを内蔵する情報端末は、内蔵の電池からの電力供給だけでなく、端末外部の外部電源から安定した電力供給を受けることが可能になるように構成されていることがある。外部電源は、たとえば、家庭のコンセントに電力を供給している商用電源に代表され、安定した電力供給が継続的に可能な電源である。
【0006】
内蔵電池および外部電源からの電力供給の両方が可能な情報端末において、情報通信および不揮発メモリの書換えを最も安定して行うことができるのは、該情報端末が外部電源から安定した電力供給を受けている場合である。しかしながら、外部電源からの電力が供給されていることに気付かずに使用者が電力供給用のケーブルを情報端末から抜いた場合、外部電源からの給電が中断されてしまう。または、不測の事態が発生して外部電源と情報端末との接続が断絶した場合、外部電源からの給電が中断されてしまう。不揮発メモリの書換え中に、外部電源からの給電が中断された場合、不揮発メモリ内に記憶される情報が破損してしまうことがある。
【0007】
従来技術の情報端末には、外部電源からの給電だけでなく各種電池からの給電をも併用して、外部電源からの給電が停止されると、電池によって不揮発メモリの書換えを継続させる構成になっているものもある。しかしながら、外部電源と内蔵電池とを併用する構成の情報端末において、電池の電力残量が不揮発メモリの書換え継続に適切な量ではない場合、外部電源から電池への切換えの際に給電状態が急激に悪化したことになるため、やはり高い確率で不揮発メモリ内の情報の破損が起こり得る。
【0008】
本発明の目的は、情報の書換えが可能な不揮発メモリ内の情報書換え時に、電力供給を安定化させることができる情報端末を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報の書換えが可能な不揮発メモリと、
構成部品への電力供給を制御するための電源手段と、
外部からの電力を供給するための電力配線の一端を電源手段に着脱自在に接続するための配線接続手段と、
電力配線の一端を配線接続手段に物理的に固定するための固定手段と、
不揮発メモリの情報を書換える間、固定手段によって電力配線の一端を配線接続手段に固定させる制御手段とを含むことを特徴とする情報端末である。
【0010】
本発明に従えば、情報端末は、情報端末内部の構成部品を駆動するための電力の供給を、端末外部から電力配線を介して受けている。情報端末内の不揮発メモリの書換えに際して、書換え開始から書換え終了までの間、固定手段が電力配線の一端を配線接続手段に固定させる。これによって、不揮発メモリの書換え開始から書換え終了まで、不揮発メモリの書換えに充分な電力が供給されている状態を、従来技術よりもより確実に持続させることができる。したがって、不揮発メモリ内の情報書換えに際して情報破損の発生を抑えることができるため、情報端末の使い勝手が増す。
【0011】
また本発明の情報端末は、外部と情報を送受するための通信手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換えに先だって、該不揮発メモリに書込むべき情報入手に関る通信相手に対して、通信手段を通して自己の給電状態を通知し、かつ、自己の給電状態に応じて通信手段を制御することを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、情報端末において、不揮発メモリに書込むべき情報は、通信手段を介して外部から入手される。不揮発メモリの情報の書換えに先だって、不揮発メモリに書込むべき情報入手に関る通信相手に対して、電力配線の一端が配線接続手段に固定されていて安定した電力が外部から供給されているという現在の給電状態が通知される。この結果、情報端末において、通信速度および通信内容をより効率の良い状態に調整して情報入手のための通信を行うことができるため、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0013】
また本発明の情報端末は、動作状態を報知するための報知手段をさらに含み、前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換えの開始時に、情報の書換え開始および前記電力配線の一端の固定開始を、報知手段に報知させることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換えが開始された場合、書換え開始が報知手段を通じて使用者に通知される。かつ、端末外部から電力が供給されている場合、電力配線の一端が配線接続手段に固定されている旨が、書換え開始の報知と同時に、報知手段を通じて使用者に通知される。これによって、電力配線の一端を外すことができない旨を、情報書換え開始と同時に使用者が認識することができるため、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0015】
また本発明の情報端末は、動作状態を報知するための報知手段をさらに含み、前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換え中に、給電状態および該給電状態の変化を、報知手段によって報知させることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換え中に、現在の給電状態および該給電状態の変化が、報知手段を通して使用者に通知される。これによって、情報書換え中に生じた電力供給異常を使用者がより早く把握して対処することができるため、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である情報端末1の構成を示すブロック図である。情報端末1は、第1不揮発メモリ3と、制御部4と、電源部5と、配線接続部6と、固定部7とを最低限含み、好ましくは、通信部8と報知部9とをさらに含む。
【0018】
第1不揮発メモリ3は、情報の書換えが可能に構成されている。第1不揮発メモリ3内の情報の書換え時には、安定した電力供給が必要とされる。制御部4は、情報端末1内の構成部品3,5〜9を制御する。電源部5は、情報端末1内部の構成部品3〜9への駆動用の電力供給を制御する。配線接続部6は、プラグとソケットとを含む所謂コネクタの一方であり、外部電源からの電力を供給するための電力配線10の一端と対になっている。配線接続部6には電力配線10の一端が着脱自在に挿入され、情報端末1の電源部5と電力配線10とが配線接続部6を介して電気的に接続される。固定部7は、給電中に電力配線10の一端が配線接続部6から外れないように、電力配線10の一端を配線接続部6に物理的に固定する。通信部8は、情報端末1が情報端末1外部の装置と情報を送受するための通信を行う。報知部9は、情報端末1の動作状態を使用者に報知する。
【0019】
情報端末1において、電力は、外部電源から電力配線10および配線接続部6を介して電源部5に供給される。電源部5は、外部電源から供給された電力を、情報端末1内部の構成部品3〜9の駆動に適した規格に変換して、電源部5から情報端末1内部の構成部品3〜9に供給する。外部電源は、たとえば、家庭のコンセントに電力を供給している商用電源に代表されるものであり、安定した電力供給が継続的に可能な電源である。
【0020】
制御部4は、特に、第1不揮発メモリ3の情報の書換えに際しては、第1不揮発メモリ3の情報の書換え開始から書換え終了までの間、固定部7によって電力配線10の一端を配線接続部6に固定させる。このように、情報端末1において、第1不揮発メモリ3の書換え中に、電力配線10の一端が配線接続部6から外れないように固定されている。この結果、情報端末1外部の外部電源からの給電が良好に行われていたならば、第1不揮発メモリ3の情報の書換えに充分な電力が供給されている状態を、第1不揮発メモリ3の書換えが行われている間、従来技術の情報端末よりもより確実に持続させることができる。これによって、第1不揮発メモリ3内の情報書換えに際して情報破損の発生を抑えることができるため、情報端末1の使い勝手が増す。
【0021】
第1不揮発メモリ3に書込むべき情報は、通信部8を経由する通信によって、情報端末1の外部から入手される。第1不揮発メモリ3に書込むべき情報が通信によって入手される状況下において、第1不揮発メモリ3の情報の書換え中に電力配線10の一端が配線接続部6に固定されている場合、制御部4は、情報入手に関る通信相手に対して、自己の給電状態を通信部8による通信によって通知し、かつ、自己の給電状態に応じて通信部8を制御する。通知される給電状況は、たとえば、電力配線10の一端が固定部7に固定されていて、安定した電力が外部から供給されているという状態である。給電状態の通知先は、一例としては、第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置自体である。他の例としては、通信網の基地局に代表されるような、第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置と情報端末1との間の通信経路内の装置である。この結果、情報端末1において、通信速度および通信内容をより効率の良い状態に調整した上で、情報入手のための通信を行うことができるため、情報端末1の使い勝手がさらに増す。
【0022】
また、制御部4は、第1不揮発メモリ3の情報書換えの開始時に、書換え開始を、報知部9を用いて使用者に報知する。かつ、情報端末1に外部から電力が供給されている場合、電力配線10の一端が配線接続部6に固定されている旨を、書換え開始の報知と同時に、制御部4が報知部9を用いて使用者に報知する。これによって、電力配線10の一端を外すことができないことを、書換え開始と同時に使用者が認識することができるため、情報端末1の使い勝手がさらに増す。
【0023】
さらにまた制御部4は、第1不揮発メモリ3の情報の書換え中に、情報端末1の現在の給電状態および該給電状態の変化を、報知部9を用いて使用者に報知する。この結果、たとえば、不慮の事態により電力配線10の一端と配線接続部6とのロックが外れた旨、または電力配線10の他端と外部電源との接続が脱落した旨が、報知部9を通して使用者に通知される。さらに制御部4は、給電状態の急変の解決を促す警告を、報知部9を通じて使用者に対して発してもよい。これによって、使用者は、情報書換え中に生じた電力供給異常をより早く把握することができるので、電力供給異常に早急に対処することができる。したがって、情報端末1の使い勝手がさらに増す。
【0024】
図1の情報端末1の具体的構成を、以下に説明する。図1の情報端末1は、無線区間を介して端末外部から伝達される情報を利用して、第1不揮発メモリ3の書換えが可能な携帯情報端末を想定している。図1の情報端末1は、たとえば、情報のダウンロードが可能な携帯電話端末で実現される。
【0025】
図1の情報端末1は、書換え対象の第1不揮発メモリ3と制御部4と電源部5と配線接続部6と固定部7と通信部8と報知部9との他に、書換え制御用の第2不揮発メモリ12、内部電源13、給電状態検出部14、入力部15、スピーカ16、およびマイクロフォン17を含む。固定部7は、固定用爪21と、ロック機構駆動部22とを含む。通信部8は、アンテナ23と無線部24とを含む。報知部9は、表示装置25、発光装置26、音響装置27、および振動装置28のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
制御部4は、マイクロコンピュータで実現されており、主記憶装置と演算装置と各種入出力装置を含む。第1および第2不揮発メモリ3,12は、情報の書換えと消去とが電気的に可能な不揮発性ROM(Electrically Erasable and
Programmable Read Only Memory:EEPROM)でそれぞれ実現される。電源部5は、いわゆる電源回路で実現される。入力部15は、各種のキースイッチを備える。配線接続部6と電力配線10の一端との対はプラグとソケットとを含むコネクタで実現されており、配線接続部6がソケットで実現されて、電力配線10の一端にプラグが設けられる。表示装置25は、たとえば液晶表示装置(Liquid
Crystal Display:LCD)で実現される。発光装置26は、たとえば発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)で実現される。音響装置27は、たとえばリンガで実現される。振動装置28は、たとえばバイブレータで実現される。
【0027】
書換え対象の第1不揮発メモリ3に記憶される情報は、たとえば、制御部4の動作に用いられる内臓ソフトウェアおよびデータを含む。書換え制御用の第2不揮発メモリ12に記憶される情報は、第1不揮発メモリ3内の情報の書換え処理を行うためのプログラムを内包するソフトウェアを含む。第1および第2不揮発メモリ3,12は、制御部4内の演算装置に対する外部記憶装置として機能する。制御部4内の演算装置は、第1および第2不揮発メモリ3,12に記憶されるデータおよびプログラムを読出して主記憶装置に記憶させ、記憶されたプログラムを実行する。
【0028】
内部電源13は、情報端末1内部の構成部品3〜9,12〜17の駆動用の電力を、電源部5に対して供給する。これによって電源部5は、内部電源13と外部電源との2系統の電源を有する。給電状態検出部14は、情報端末1の現在の給電状態を検出する。特に給電状態検出部14は、第1不揮発メモリ3の書換え処理時に、電源部5と密接に連携することによって、その機能を果たしている。
【0029】
固定用爪21は、図2に示すように、ソケットである配線接続部6内部に設けられる。ロック機構駆動部22は、制御部4からの制御に応じて、固定用爪21を駆動させる。固定用爪21は、制御部4からの制御に応じて、電力配線10一端のプラグを把持および離反する。これによって固定部7は、電力配線10の一端を配線接続部6に固定および解放する。
【0030】
アンテナ23は、通信部8が無線通信を行う際に、無線通信網の基地局29との間で信号の送受信を行う。無線部24は、無線通信の制御および送受信する信号の処理を行う。入力部15は、各種のキースイッチへの使用者の操作によって、使用者が端末に指示を与えるために用いられる。スピーカ16は、電話通話時に、信号化された音響を再生する。マイクロフォン17は、電話通話時に、音響を信号に変換する。
【0031】
表示装置25は、使用者に情報を通知するための目視表示を行う。発光装置26は、使用者に情報を通知するために、発光する。音響装置27は、使用者に情報を通知するための音響を発生させる。振動装置28は 使用者に情報を通知するために、情報端末1の少なくとも一部分を振動させる。
【0032】
このような構成の情報端末1では、第1不揮発メモリ3の情報書換えの際に、情報端末1外部からの給電を行う電力配線10のコネクタ部を物理的にロックし、書換え終了までロックを解除しないこととする。使用者が強制的にロックの解除を試みた場合、表示装置25および発光装置26等の報知部9を用いて警告を明示する。それでも解除の要求があれば、第1不揮発メモリへ3の情報の書換えを中止して、ロックを解除することとする。
【0033】
図3は、図1の構成の情報端末1における第1不揮発メモリ3内の情報の書換え動作を説明するためのフローチャートである。
【0034】
情報端末1が待機状態に入ると、ステップS0からステップS1に進む。使用者は、第1不揮発メモリ3内の情報の書換えに係る通信開始の指示を、入力部15への操作によって情報端末1に与える。前記通信開始の指示が与えられると、ステップS1において、制御部4が、第2不揮発メモリ12に記憶されるソフトウェアに従い、アンテナ23および無線部24を用い、情報端末1外部の基地局29を経由して、前記書換えに係る情報を所有する外部装置との間の通信処理を開始する。第1不揮発メモリ3内の情報の書換えを伴う通信時には、制御部4は、通話用のスピーカ16およびマイクロフォン17の機能を、必要のない限り停止させる。これによって、ダウンロードした情報に起因する異音の発生が抑えられ、かつ不必要なノイズの発生が抑えられる。
【0035】
ステップS2において、制御部4は、第1不揮発メモリ3内の情報の書換えのために外部装置からダウンロードすべき情報の性質を認識する。認識される情報の性質は、たとえば、情報の重要度および情報の量である。ステップS3において、制御部4は、認識される情報の性質に基づいて、第1不揮発メモリ3内の情報の書換えに係る通信実行中に外部電源からの電力供給が必要か否かを判断する。ダウンロードすべき情報が少量であって重要性に乏しい場合、外部電源からの安定した電力供給がなくても良いと判断されて、ステップS3からステップS4に進む。
【0036】
ステップS4において、制御部4は、給電状態検出部14の検出結果に基づき、電池等の内部電源13からの電力供給状態が情報のダウンロードに適切な状態であるか否かを確認する。電力供給状態に問題がなければ、ステップS4からステップS7に進む。制御部4は、ステップS7において、書換えに必要な情報を情報端末1外部の装置から通信部8および基地局29を経由してダウンロードし、ステップS8において、ダウンロードした情報を用いて第1不揮発メモリ3の情報の書換えを行う。電力供給状態に問題がある場合、ステップS4からステップS10に進む。制御部4は、ステップS10において、第1不揮発メモリ3の情報の書換え処理を中止し、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、図3の第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0037】
ステップS3において、ダウンロードすべき情報が多量にある場合、またはダウンロードすべき情報が重要性の高い情報である場合、外部電源からの安定した電力供給が必要だと判断されて、ステップS3からステップS5に進む。ステップS5において、制御部4は、給電状態検出部14の検出結果に基づき、外部電源から電力が安定して供給されているか否かを確認する。外部電源からの安定した電力供給がなければ、ステップS5からステップS10に進み、第1不揮発メモリ3の情報の書換え処理を中止する。さらに制御部4は、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、図3の第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0038】
ダウンロードすべき情報が多量にある場合、または重要性の高い情報である場合、外部電源からの安定した電力供給があれば、ステップS5からステップS6に進む。制御部4は、ステップS6において、ロック機構駆動部22を駆動させて、固定用爪21によって電力配線10の一端のプラグを配線接続部6に物理的に固定させる。次いで制御部4は、ステップS7において、外部装置からの情報のダウンロードを開始し、ステップS8において、ダウンロードされた情報を用いて第1不揮発メモリ3内の情報の書換えを開始する。このように情報端末1によれば、端末外部からの給電が良好に行われていた場合、端末外部からの電源供給に用いられる電力配線10のコネクタ部分をロックするので、良好な給電状態を通信終了までより確実に持続することが出来る。
【0039】
ステップS7およびステップS8の動作を平行して、または開始後、情報端末1の制御部4は、必要に応じて、第1不揮発メモリ3内の情報の書換え処理が開始されたことが使用者にわかるように、該書換え処理が開始された旨を、報知部9を用いて使用者に通知する。また制御部4は、電力配線10の一端が固定されている旨も、報知部9を用いて使用者に通知する。通知手法としては、通知すべき内容を表示装置25に目視表示させてもよく、発光装置26を発光させてもよく、音響装置27を鳴動させてもよく、振動装置28を振動させても良い。このように情報端末1は、通信を伴う第1不揮発メモリ3の書換えを開始した場合、その旨を使用者に報知部9を通じて通知することができ、かつ端末外部からの電源供給が行われているならば、電力配線10のコネクタ部分がロックされていることも同時に使用者に通知することができる。
【0040】
またステップS7およびステップS8の動作に平行して、または開始後、情報端末1の制御部4は、情報端末1の外部からの給電が良好に行われている場合、外部電源からの電力供給に用いられる電力配線10のコネクタ部分をロックしたならば、現在の給電状態の確実性を基地局29または通信相手の外部装置に通知する。これによって、情報端末1は、通信速度および通信内容をより効率の良い状態に調整して通信を行うことが可能になる。
【0041】
第1不揮発メモリ3の書換え処理開始後、制御部4は、ステップS9において、電力配線10の固定解除が要求されているか否かを判断する。入力部15への操作によって、第1不揮発メモリ3の書換え中に使用者が強制的に電力配線10の固定解除を要求した場合、ステップS9からステップS11に進み、第1不揮発メモリ3の書換え処理を中止し、ステップS13において、固定部7に電力配線10の一端の固定を解除させる。さらに制御部4は、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0042】
第1不揮発メモリ3の書換え処理開始後、電力配線10の固定解除の要求が無い場合、ステップS9からステップS12に進み、書換えに必要な情報のダウンロードおよび第1不揮発メモリ3の情報の書換えを完了させる。さらに制御部4は、ステップS13において、固定部7に電力配線10の一端の固定を解除させ、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0043】
また、図3のフローチャートで説明した第1不揮発メモリ3の書換え処理と平行して、情報端末1の状態遷移を、報知部9を用いて、制御部4が使用者に逐次通知する。通知手法としては、通知すべき内容を表示装置25に目視表示させてもよく、発光装置26を発光させてもよく、音響装置27を鳴動させてもよく、振動装置28を振動させても良い。
【0044】
特に、情報のダウンロード中および第1不揮発メモリ3の書換え中に給電状態が悪化して安定した通信および書換えが行えない可能性が生じた場合、前記可能性が生じた旨を、制御部4が報知部9を用いて使用者に通知する。さらには、情報端末1は、使用者に解決を促す警告を発することもできる。また、たとえば給電状態が回復する等の理由によって前記通信および前記書換えが不能な状態から回復する場合にも、前記不能な状態が回復する旨を、制御部4が報知部9を用いて使用者に通知する。これらの結果、情報端末1は、たとえば不慮の事態によって電力配線10の一端のプラグのロックが外れた場合、もしくは電力配線10の他端の接続が脱落した場合、その旨を使用者に報知部9を通じて通知することができる。
【0045】
さらにまた制御部4は、前記通信および前記書換えが不能になる可能性がある場合ならびに前記通信および前記書換えが不能な状態から回復する場合に次ぐ優先順位で、情報端末1の状態推移についても、報知部9を用いて逐次使用者に通知する。通知すべき状態推移の1例としては、たとえば、第1不揮発メモリ3の書換え状態の推移である。また通知すべき状態推移の他の例としては、通信処理の中止、中断、および再開に代表されるような、通信状態の推移である。
【0046】
また、図3のフローチャートで説明した第1不揮発メモリ3の書換え処理において、ステップS7のダウンロード開始の際に、情報端末1の置かれている状況に応じた通信状況および給電状況のうちの少なくとも一方を、ダウンロードに係る通信相手に対して通知する。通知すべき通信状況のパラメータは、たとえば、受信電波強度、情報の欠落頻度、および応答速度から推察されるネットワークの混雑度合いのうちの少なくとも1つである。通知すべき給電状況のパラメータは、情報端末1が外部電源駆動および電池駆動のどちらで駆動しているか、および電池駆動中ならば電池の予想持ち時間はいくらであるか、のうちの少なくとも一方である。状況を通知すべき通信相手は、無線通信網の基地局29に代表されるような、第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置と情報端末1との間の通信経路内の装置、および第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置自体のうちの少なくとも一方である。これによって、通知された状況に応じて、外部装置と情報端末1との間の通信内容の効率化を図ることが可能になる。特に、ストリーミング動画の情報および音声の情報に代表されるような、リアルタイムな情報送受が必要な情報がダウンロードされる場合に、情報量および品質の調整を行って通信内容の効率化を図ることが可能になる。
【0047】
本実施の形態の情報端末1は、本発明の情報端末の例示であり、主要な構成および動作が等しければ、他の様々な形で実現することができる。また、図1の情報端末1の各構成部品の詳細な構成および動作は、同じ効果が得られるならば、上述の構成および動作に限らず、他の構成および動作によって実現されてもよい。たとえば、配線接続部6をプラグで実現し、電気配線の一端にソケットを設けても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、情報端末は、情報の書換えが可能な不揮発メモリを含み、かつ、端末外部から電力配線を介して電力供給を受けている。不揮発メモリの情報の書換えに際しては、書換え中に電力配線の一端を配線接続手段に固定される。これによって、不揮発メモリ内の情報書換えに際して情報破損の発生を抑えることができるため、情報端末の使い勝手が増す。
【0049】
また本発明によれば、情報端末において、不揮発メモリに書込むべき情報は、通信手段を介して外部から入手される。不揮発メモリの情報書換えに先だって、電力配線の一端が配線接続手段に固定されていて安定した電力が外部から供給されているという現在の給電状態が、前記情報入手に関る通信相手に対して通知される。これによって、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0050】
さらにまた本発明によれば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換えの開始と、電力配線の一端が配線接続手段に固定されている旨とが、報知手段を通じて使用者に通知される。これによって、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0051】
また本発明によれば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換え中に、現在の給電状態および該給電状態の変化が、報知手段を通して使用者に通知される。これによって、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である情報端末1の構成を表すブロック図である。
【図2】図1の情報端末1と電気配線10との接続に関する構成を示すための模式的な断面図である。
【図3】図1の情報端末における第1不揮発メモリ3の情報の書換え動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報端末
3 第1不揮発メモリ
4 制御部
5 電源部
6 配線接続部
7 固定部
8 通信部
9 報知部
10 電力配線
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の書換えが可能な不揮発メモリを有し、かつ外部からの電力供給が可能な情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話端末に代表される情報端末では、無線および有線の通信回線を利用する情報通信の需要が増大している。このため、多くの種類の情報端末は、情報通信で送受すべき情報を記憶するための手段として、情報の書換えが可能な不揮発メモリを内蔵している。
【0003】
書換え可能な不揮発メモリを有する情報端末においては、通信回線を利用する情報通信によって得られる情報を使用して、不揮発メモリ内の情報を書換えることがある。だが、通信回線を通じて得られた情報を使用して前記情報端末の不揮発メモリ内の情報を書換える際、該情報通信および不揮発メモリ内の情報の書換えに充分な電力の供給が得られないと、情報の受信および不揮発メモリの書換えに失敗して、不揮発メモリ内の情報を破損してしまうことがある。特に、電力の供給不足が不揮発メモリの書換え中に起こった場合、不揮発メモリ内の全情報のうちの書換え中の情報が欠落するだけでなく、不揮発メモリ中にある他の情報までもが破損する可能性がある。
【0004】
携帯用の情報端末は、使用者が携帯して使用するという性質上、電池で駆動されることが多いため、安定した給電状態が得られない状況が発生しやすい。そこで、携帯用の情報端末は、己の現在の給電状態を正確に把握し、不揮発メモリの書換えのためにダウンロードしようとしている情報の量および重要性を考慮しつつ、不揮発メモリの書換えを制御するような設計がなされている。一例としては、現在の給電状態が不揮発メモリの書換えに適切な状態ではない場合、情報端末は、不揮発メモリの書換えを中止する旨の警告を、使用者に対して出す。他の例としては、現在の給電状態が不揮発メモリの書換えに適切な状態ではない場合、情報端末は、メモリ書換え作業を行わない状態に遷移する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
情報の書換えが可能な不揮発メモリを内蔵する情報端末は、内蔵の電池からの電力供給だけでなく、端末外部の外部電源から安定した電力供給を受けることが可能になるように構成されていることがある。外部電源は、たとえば、家庭のコンセントに電力を供給している商用電源に代表され、安定した電力供給が継続的に可能な電源である。
【0006】
内蔵電池および外部電源からの電力供給の両方が可能な情報端末において、情報通信および不揮発メモリの書換えを最も安定して行うことができるのは、該情報端末が外部電源から安定した電力供給を受けている場合である。しかしながら、外部電源からの電力が供給されていることに気付かずに使用者が電力供給用のケーブルを情報端末から抜いた場合、外部電源からの給電が中断されてしまう。または、不測の事態が発生して外部電源と情報端末との接続が断絶した場合、外部電源からの給電が中断されてしまう。不揮発メモリの書換え中に、外部電源からの給電が中断された場合、不揮発メモリ内に記憶される情報が破損してしまうことがある。
【0007】
従来技術の情報端末には、外部電源からの給電だけでなく各種電池からの給電をも併用して、外部電源からの給電が停止されると、電池によって不揮発メモリの書換えを継続させる構成になっているものもある。しかしながら、外部電源と内蔵電池とを併用する構成の情報端末において、電池の電力残量が不揮発メモリの書換え継続に適切な量ではない場合、外部電源から電池への切換えの際に給電状態が急激に悪化したことになるため、やはり高い確率で不揮発メモリ内の情報の破損が起こり得る。
【0008】
本発明の目的は、情報の書換えが可能な不揮発メモリ内の情報書換え時に、電力供給を安定化させることができる情報端末を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報の書換えが可能な不揮発メモリと、
構成部品への電力供給を制御するための電源手段と、
外部からの電力を供給するための電力配線の一端を電源手段に着脱自在に接続するための配線接続手段と、
電力配線の一端を配線接続手段に物理的に固定するための固定手段と、
不揮発メモリの情報を書換える間、固定手段によって電力配線の一端を配線接続手段に固定させる制御手段とを含むことを特徴とする情報端末である。
【0010】
本発明に従えば、情報端末は、情報端末内部の構成部品を駆動するための電力の供給を、端末外部から電力配線を介して受けている。情報端末内の不揮発メモリの書換えに際して、書換え開始から書換え終了までの間、固定手段が電力配線の一端を配線接続手段に固定させる。これによって、不揮発メモリの書換え開始から書換え終了まで、不揮発メモリの書換えに充分な電力が供給されている状態を、従来技術よりもより確実に持続させることができる。したがって、不揮発メモリ内の情報書換えに際して情報破損の発生を抑えることができるため、情報端末の使い勝手が増す。
【0011】
また本発明の情報端末は、外部と情報を送受するための通信手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換えに先だって、該不揮発メモリに書込むべき情報入手に関る通信相手に対して、通信手段を通して自己の給電状態を通知し、かつ、自己の給電状態に応じて通信手段を制御することを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、情報端末において、不揮発メモリに書込むべき情報は、通信手段を介して外部から入手される。不揮発メモリの情報の書換えに先だって、不揮発メモリに書込むべき情報入手に関る通信相手に対して、電力配線の一端が配線接続手段に固定されていて安定した電力が外部から供給されているという現在の給電状態が通知される。この結果、情報端末において、通信速度および通信内容をより効率の良い状態に調整して情報入手のための通信を行うことができるため、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0013】
また本発明の情報端末は、動作状態を報知するための報知手段をさらに含み、前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換えの開始時に、情報の書換え開始および前記電力配線の一端の固定開始を、報知手段に報知させることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換えが開始された場合、書換え開始が報知手段を通じて使用者に通知される。かつ、端末外部から電力が供給されている場合、電力配線の一端が配線接続手段に固定されている旨が、書換え開始の報知と同時に、報知手段を通じて使用者に通知される。これによって、電力配線の一端を外すことができない旨を、情報書換え開始と同時に使用者が認識することができるため、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0015】
また本発明の情報端末は、動作状態を報知するための報知手段をさらに含み、前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換え中に、給電状態および該給電状態の変化を、報知手段によって報知させることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換え中に、現在の給電状態および該給電状態の変化が、報知手段を通して使用者に通知される。これによって、情報書換え中に生じた電力供給異常を使用者がより早く把握して対処することができるため、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である情報端末1の構成を示すブロック図である。情報端末1は、第1不揮発メモリ3と、制御部4と、電源部5と、配線接続部6と、固定部7とを最低限含み、好ましくは、通信部8と報知部9とをさらに含む。
【0018】
第1不揮発メモリ3は、情報の書換えが可能に構成されている。第1不揮発メモリ3内の情報の書換え時には、安定した電力供給が必要とされる。制御部4は、情報端末1内の構成部品3,5〜9を制御する。電源部5は、情報端末1内部の構成部品3〜9への駆動用の電力供給を制御する。配線接続部6は、プラグとソケットとを含む所謂コネクタの一方であり、外部電源からの電力を供給するための電力配線10の一端と対になっている。配線接続部6には電力配線10の一端が着脱自在に挿入され、情報端末1の電源部5と電力配線10とが配線接続部6を介して電気的に接続される。固定部7は、給電中に電力配線10の一端が配線接続部6から外れないように、電力配線10の一端を配線接続部6に物理的に固定する。通信部8は、情報端末1が情報端末1外部の装置と情報を送受するための通信を行う。報知部9は、情報端末1の動作状態を使用者に報知する。
【0019】
情報端末1において、電力は、外部電源から電力配線10および配線接続部6を介して電源部5に供給される。電源部5は、外部電源から供給された電力を、情報端末1内部の構成部品3〜9の駆動に適した規格に変換して、電源部5から情報端末1内部の構成部品3〜9に供給する。外部電源は、たとえば、家庭のコンセントに電力を供給している商用電源に代表されるものであり、安定した電力供給が継続的に可能な電源である。
【0020】
制御部4は、特に、第1不揮発メモリ3の情報の書換えに際しては、第1不揮発メモリ3の情報の書換え開始から書換え終了までの間、固定部7によって電力配線10の一端を配線接続部6に固定させる。このように、情報端末1において、第1不揮発メモリ3の書換え中に、電力配線10の一端が配線接続部6から外れないように固定されている。この結果、情報端末1外部の外部電源からの給電が良好に行われていたならば、第1不揮発メモリ3の情報の書換えに充分な電力が供給されている状態を、第1不揮発メモリ3の書換えが行われている間、従来技術の情報端末よりもより確実に持続させることができる。これによって、第1不揮発メモリ3内の情報書換えに際して情報破損の発生を抑えることができるため、情報端末1の使い勝手が増す。
【0021】
第1不揮発メモリ3に書込むべき情報は、通信部8を経由する通信によって、情報端末1の外部から入手される。第1不揮発メモリ3に書込むべき情報が通信によって入手される状況下において、第1不揮発メモリ3の情報の書換え中に電力配線10の一端が配線接続部6に固定されている場合、制御部4は、情報入手に関る通信相手に対して、自己の給電状態を通信部8による通信によって通知し、かつ、自己の給電状態に応じて通信部8を制御する。通知される給電状況は、たとえば、電力配線10の一端が固定部7に固定されていて、安定した電力が外部から供給されているという状態である。給電状態の通知先は、一例としては、第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置自体である。他の例としては、通信網の基地局に代表されるような、第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置と情報端末1との間の通信経路内の装置である。この結果、情報端末1において、通信速度および通信内容をより効率の良い状態に調整した上で、情報入手のための通信を行うことができるため、情報端末1の使い勝手がさらに増す。
【0022】
また、制御部4は、第1不揮発メモリ3の情報書換えの開始時に、書換え開始を、報知部9を用いて使用者に報知する。かつ、情報端末1に外部から電力が供給されている場合、電力配線10の一端が配線接続部6に固定されている旨を、書換え開始の報知と同時に、制御部4が報知部9を用いて使用者に報知する。これによって、電力配線10の一端を外すことができないことを、書換え開始と同時に使用者が認識することができるため、情報端末1の使い勝手がさらに増す。
【0023】
さらにまた制御部4は、第1不揮発メモリ3の情報の書換え中に、情報端末1の現在の給電状態および該給電状態の変化を、報知部9を用いて使用者に報知する。この結果、たとえば、不慮の事態により電力配線10の一端と配線接続部6とのロックが外れた旨、または電力配線10の他端と外部電源との接続が脱落した旨が、報知部9を通して使用者に通知される。さらに制御部4は、給電状態の急変の解決を促す警告を、報知部9を通じて使用者に対して発してもよい。これによって、使用者は、情報書換え中に生じた電力供給異常をより早く把握することができるので、電力供給異常に早急に対処することができる。したがって、情報端末1の使い勝手がさらに増す。
【0024】
図1の情報端末1の具体的構成を、以下に説明する。図1の情報端末1は、無線区間を介して端末外部から伝達される情報を利用して、第1不揮発メモリ3の書換えが可能な携帯情報端末を想定している。図1の情報端末1は、たとえば、情報のダウンロードが可能な携帯電話端末で実現される。
【0025】
図1の情報端末1は、書換え対象の第1不揮発メモリ3と制御部4と電源部5と配線接続部6と固定部7と通信部8と報知部9との他に、書換え制御用の第2不揮発メモリ12、内部電源13、給電状態検出部14、入力部15、スピーカ16、およびマイクロフォン17を含む。固定部7は、固定用爪21と、ロック機構駆動部22とを含む。通信部8は、アンテナ23と無線部24とを含む。報知部9は、表示装置25、発光装置26、音響装置27、および振動装置28のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
制御部4は、マイクロコンピュータで実現されており、主記憶装置と演算装置と各種入出力装置を含む。第1および第2不揮発メモリ3,12は、情報の書換えと消去とが電気的に可能な不揮発性ROM(Electrically Erasable and
Programmable Read Only Memory:EEPROM)でそれぞれ実現される。電源部5は、いわゆる電源回路で実現される。入力部15は、各種のキースイッチを備える。配線接続部6と電力配線10の一端との対はプラグとソケットとを含むコネクタで実現されており、配線接続部6がソケットで実現されて、電力配線10の一端にプラグが設けられる。表示装置25は、たとえば液晶表示装置(Liquid
Crystal Display:LCD)で実現される。発光装置26は、たとえば発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)で実現される。音響装置27は、たとえばリンガで実現される。振動装置28は、たとえばバイブレータで実現される。
【0027】
書換え対象の第1不揮発メモリ3に記憶される情報は、たとえば、制御部4の動作に用いられる内臓ソフトウェアおよびデータを含む。書換え制御用の第2不揮発メモリ12に記憶される情報は、第1不揮発メモリ3内の情報の書換え処理を行うためのプログラムを内包するソフトウェアを含む。第1および第2不揮発メモリ3,12は、制御部4内の演算装置に対する外部記憶装置として機能する。制御部4内の演算装置は、第1および第2不揮発メモリ3,12に記憶されるデータおよびプログラムを読出して主記憶装置に記憶させ、記憶されたプログラムを実行する。
【0028】
内部電源13は、情報端末1内部の構成部品3〜9,12〜17の駆動用の電力を、電源部5に対して供給する。これによって電源部5は、内部電源13と外部電源との2系統の電源を有する。給電状態検出部14は、情報端末1の現在の給電状態を検出する。特に給電状態検出部14は、第1不揮発メモリ3の書換え処理時に、電源部5と密接に連携することによって、その機能を果たしている。
【0029】
固定用爪21は、図2に示すように、ソケットである配線接続部6内部に設けられる。ロック機構駆動部22は、制御部4からの制御に応じて、固定用爪21を駆動させる。固定用爪21は、制御部4からの制御に応じて、電力配線10一端のプラグを把持および離反する。これによって固定部7は、電力配線10の一端を配線接続部6に固定および解放する。
【0030】
アンテナ23は、通信部8が無線通信を行う際に、無線通信網の基地局29との間で信号の送受信を行う。無線部24は、無線通信の制御および送受信する信号の処理を行う。入力部15は、各種のキースイッチへの使用者の操作によって、使用者が端末に指示を与えるために用いられる。スピーカ16は、電話通話時に、信号化された音響を再生する。マイクロフォン17は、電話通話時に、音響を信号に変換する。
【0031】
表示装置25は、使用者に情報を通知するための目視表示を行う。発光装置26は、使用者に情報を通知するために、発光する。音響装置27は、使用者に情報を通知するための音響を発生させる。振動装置28は 使用者に情報を通知するために、情報端末1の少なくとも一部分を振動させる。
【0032】
このような構成の情報端末1では、第1不揮発メモリ3の情報書換えの際に、情報端末1外部からの給電を行う電力配線10のコネクタ部を物理的にロックし、書換え終了までロックを解除しないこととする。使用者が強制的にロックの解除を試みた場合、表示装置25および発光装置26等の報知部9を用いて警告を明示する。それでも解除の要求があれば、第1不揮発メモリへ3の情報の書換えを中止して、ロックを解除することとする。
【0033】
図3は、図1の構成の情報端末1における第1不揮発メモリ3内の情報の書換え動作を説明するためのフローチャートである。
【0034】
情報端末1が待機状態に入ると、ステップS0からステップS1に進む。使用者は、第1不揮発メモリ3内の情報の書換えに係る通信開始の指示を、入力部15への操作によって情報端末1に与える。前記通信開始の指示が与えられると、ステップS1において、制御部4が、第2不揮発メモリ12に記憶されるソフトウェアに従い、アンテナ23および無線部24を用い、情報端末1外部の基地局29を経由して、前記書換えに係る情報を所有する外部装置との間の通信処理を開始する。第1不揮発メモリ3内の情報の書換えを伴う通信時には、制御部4は、通話用のスピーカ16およびマイクロフォン17の機能を、必要のない限り停止させる。これによって、ダウンロードした情報に起因する異音の発生が抑えられ、かつ不必要なノイズの発生が抑えられる。
【0035】
ステップS2において、制御部4は、第1不揮発メモリ3内の情報の書換えのために外部装置からダウンロードすべき情報の性質を認識する。認識される情報の性質は、たとえば、情報の重要度および情報の量である。ステップS3において、制御部4は、認識される情報の性質に基づいて、第1不揮発メモリ3内の情報の書換えに係る通信実行中に外部電源からの電力供給が必要か否かを判断する。ダウンロードすべき情報が少量であって重要性に乏しい場合、外部電源からの安定した電力供給がなくても良いと判断されて、ステップS3からステップS4に進む。
【0036】
ステップS4において、制御部4は、給電状態検出部14の検出結果に基づき、電池等の内部電源13からの電力供給状態が情報のダウンロードに適切な状態であるか否かを確認する。電力供給状態に問題がなければ、ステップS4からステップS7に進む。制御部4は、ステップS7において、書換えに必要な情報を情報端末1外部の装置から通信部8および基地局29を経由してダウンロードし、ステップS8において、ダウンロードした情報を用いて第1不揮発メモリ3の情報の書換えを行う。電力供給状態に問題がある場合、ステップS4からステップS10に進む。制御部4は、ステップS10において、第1不揮発メモリ3の情報の書換え処理を中止し、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、図3の第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0037】
ステップS3において、ダウンロードすべき情報が多量にある場合、またはダウンロードすべき情報が重要性の高い情報である場合、外部電源からの安定した電力供給が必要だと判断されて、ステップS3からステップS5に進む。ステップS5において、制御部4は、給電状態検出部14の検出結果に基づき、外部電源から電力が安定して供給されているか否かを確認する。外部電源からの安定した電力供給がなければ、ステップS5からステップS10に進み、第1不揮発メモリ3の情報の書換え処理を中止する。さらに制御部4は、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、図3の第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0038】
ダウンロードすべき情報が多量にある場合、または重要性の高い情報である場合、外部電源からの安定した電力供給があれば、ステップS5からステップS6に進む。制御部4は、ステップS6において、ロック機構駆動部22を駆動させて、固定用爪21によって電力配線10の一端のプラグを配線接続部6に物理的に固定させる。次いで制御部4は、ステップS7において、外部装置からの情報のダウンロードを開始し、ステップS8において、ダウンロードされた情報を用いて第1不揮発メモリ3内の情報の書換えを開始する。このように情報端末1によれば、端末外部からの給電が良好に行われていた場合、端末外部からの電源供給に用いられる電力配線10のコネクタ部分をロックするので、良好な給電状態を通信終了までより確実に持続することが出来る。
【0039】
ステップS7およびステップS8の動作を平行して、または開始後、情報端末1の制御部4は、必要に応じて、第1不揮発メモリ3内の情報の書換え処理が開始されたことが使用者にわかるように、該書換え処理が開始された旨を、報知部9を用いて使用者に通知する。また制御部4は、電力配線10の一端が固定されている旨も、報知部9を用いて使用者に通知する。通知手法としては、通知すべき内容を表示装置25に目視表示させてもよく、発光装置26を発光させてもよく、音響装置27を鳴動させてもよく、振動装置28を振動させても良い。このように情報端末1は、通信を伴う第1不揮発メモリ3の書換えを開始した場合、その旨を使用者に報知部9を通じて通知することができ、かつ端末外部からの電源供給が行われているならば、電力配線10のコネクタ部分がロックされていることも同時に使用者に通知することができる。
【0040】
またステップS7およびステップS8の動作に平行して、または開始後、情報端末1の制御部4は、情報端末1の外部からの給電が良好に行われている場合、外部電源からの電力供給に用いられる電力配線10のコネクタ部分をロックしたならば、現在の給電状態の確実性を基地局29または通信相手の外部装置に通知する。これによって、情報端末1は、通信速度および通信内容をより効率の良い状態に調整して通信を行うことが可能になる。
【0041】
第1不揮発メモリ3の書換え処理開始後、制御部4は、ステップS9において、電力配線10の固定解除が要求されているか否かを判断する。入力部15への操作によって、第1不揮発メモリ3の書換え中に使用者が強制的に電力配線10の固定解除を要求した場合、ステップS9からステップS11に進み、第1不揮発メモリ3の書換え処理を中止し、ステップS13において、固定部7に電力配線10の一端の固定を解除させる。さらに制御部4は、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0042】
第1不揮発メモリ3の書換え処理開始後、電力配線10の固定解除の要求が無い場合、ステップS9からステップS12に進み、書換えに必要な情報のダウンロードおよび第1不揮発メモリ3の情報の書換えを完了させる。さらに制御部4は、ステップS13において、固定部7に電力配線10の一端の固定を解除させ、ステップS14において、外部装置との間の通信処理を終了し、ステップS15において、第1不揮発メモリ3の書換え動作を終了する。
【0043】
また、図3のフローチャートで説明した第1不揮発メモリ3の書換え処理と平行して、情報端末1の状態遷移を、報知部9を用いて、制御部4が使用者に逐次通知する。通知手法としては、通知すべき内容を表示装置25に目視表示させてもよく、発光装置26を発光させてもよく、音響装置27を鳴動させてもよく、振動装置28を振動させても良い。
【0044】
特に、情報のダウンロード中および第1不揮発メモリ3の書換え中に給電状態が悪化して安定した通信および書換えが行えない可能性が生じた場合、前記可能性が生じた旨を、制御部4が報知部9を用いて使用者に通知する。さらには、情報端末1は、使用者に解決を促す警告を発することもできる。また、たとえば給電状態が回復する等の理由によって前記通信および前記書換えが不能な状態から回復する場合にも、前記不能な状態が回復する旨を、制御部4が報知部9を用いて使用者に通知する。これらの結果、情報端末1は、たとえば不慮の事態によって電力配線10の一端のプラグのロックが外れた場合、もしくは電力配線10の他端の接続が脱落した場合、その旨を使用者に報知部9を通じて通知することができる。
【0045】
さらにまた制御部4は、前記通信および前記書換えが不能になる可能性がある場合ならびに前記通信および前記書換えが不能な状態から回復する場合に次ぐ優先順位で、情報端末1の状態推移についても、報知部9を用いて逐次使用者に通知する。通知すべき状態推移の1例としては、たとえば、第1不揮発メモリ3の書換え状態の推移である。また通知すべき状態推移の他の例としては、通信処理の中止、中断、および再開に代表されるような、通信状態の推移である。
【0046】
また、図3のフローチャートで説明した第1不揮発メモリ3の書換え処理において、ステップS7のダウンロード開始の際に、情報端末1の置かれている状況に応じた通信状況および給電状況のうちの少なくとも一方を、ダウンロードに係る通信相手に対して通知する。通知すべき通信状況のパラメータは、たとえば、受信電波強度、情報の欠落頻度、および応答速度から推察されるネットワークの混雑度合いのうちの少なくとも1つである。通知すべき給電状況のパラメータは、情報端末1が外部電源駆動および電池駆動のどちらで駆動しているか、および電池駆動中ならば電池の予想持ち時間はいくらであるか、のうちの少なくとも一方である。状況を通知すべき通信相手は、無線通信網の基地局29に代表されるような、第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置と情報端末1との間の通信経路内の装置、および第1不揮発メモリ3に書込むべき情報を送信する外部装置自体のうちの少なくとも一方である。これによって、通知された状況に応じて、外部装置と情報端末1との間の通信内容の効率化を図ることが可能になる。特に、ストリーミング動画の情報および音声の情報に代表されるような、リアルタイムな情報送受が必要な情報がダウンロードされる場合に、情報量および品質の調整を行って通信内容の効率化を図ることが可能になる。
【0047】
本実施の形態の情報端末1は、本発明の情報端末の例示であり、主要な構成および動作が等しければ、他の様々な形で実現することができる。また、図1の情報端末1の各構成部品の詳細な構成および動作は、同じ効果が得られるならば、上述の構成および動作に限らず、他の構成および動作によって実現されてもよい。たとえば、配線接続部6をプラグで実現し、電気配線の一端にソケットを設けても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、情報端末は、情報の書換えが可能な不揮発メモリを含み、かつ、端末外部から電力配線を介して電力供給を受けている。不揮発メモリの情報の書換えに際しては、書換え中に電力配線の一端を配線接続手段に固定される。これによって、不揮発メモリ内の情報書換えに際して情報破損の発生を抑えることができるため、情報端末の使い勝手が増す。
【0049】
また本発明によれば、情報端末において、不揮発メモリに書込むべき情報は、通信手段を介して外部から入手される。不揮発メモリの情報書換えに先だって、電力配線の一端が配線接続手段に固定されていて安定した電力が外部から供給されているという現在の給電状態が、前記情報入手に関る通信相手に対して通知される。これによって、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0050】
さらにまた本発明によれば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換えの開始と、電力配線の一端が配線接続手段に固定されている旨とが、報知手段を通じて使用者に通知される。これによって、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【0051】
また本発明によれば、情報端末において、不揮発メモリの情報書換え中に、現在の給電状態および該給電状態の変化が、報知手段を通して使用者に通知される。これによって、情報端末の使い勝手がさらに増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である情報端末1の構成を表すブロック図である。
【図2】図1の情報端末1と電気配線10との接続に関する構成を示すための模式的な断面図である。
【図3】図1の情報端末における第1不揮発メモリ3の情報の書換え動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報端末
3 第1不揮発メモリ
4 制御部
5 電源部
6 配線接続部
7 固定部
8 通信部
9 報知部
10 電力配線
Claims (4)
- 情報の書換えが可能な不揮発メモリと、
構成部品への電力供給を制御するための電源手段と、
外部からの電力を供給するための電力配線の一端を電源手段に着脱自在に接続するための配線接続手段と、
電力配線の一端を配線接続手段に物理的に固定するための固定手段と、
不揮発メモリの情報を書換える間、固定手段によって電力配線の一端を配線接続手段に固定させる制御手段とを含むことを特徴とする情報端末。 - 外部と情報を送受するための通信手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換えに先だって、該不揮発メモリに書込むべき情報入手に関る通信相手に対して、通信手段を通して自己の給電状態を通知し、かつ、自己の給電状態に応じて通信手段を制御することを特徴とする請求項1記載の情報端末。 - 動作状態を報知するための報知手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換えの開始時に、情報の書換え開始および前記電力配線の一端の固定開始を、報知手段に報知させることを特徴とする請求項1または2記載の情報端末。 - 動作状態を報知するための報知手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記不揮発メモリの情報の書換え中に、給電状態および該給電状態の変化を、報知手段によって報知させることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の情報端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233640A JP2004078286A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 情報端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233640A JP2004078286A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 情報端末 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004078286A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8073054B2 (en) | 2002-01-17 | 2011-12-06 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Unit for and method of estimating a current motion vector |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233640A patent/JP2004078286A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8073054B2 (en) | 2002-01-17 | 2011-12-06 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Unit for and method of estimating a current motion vector |
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