JP2004077511A - 帯電装置および電子写真装置 - Google Patents

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Tatsuya Kubo
久保 達哉
Hiroyuki Mabuchi
馬淵 裕之
Takashi Rokutanda
六反田 崇
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Abstract

【課題】印刷速度を早くした場合でも、表面電位が低下して線幅や画像濃度が変化しない帯電装置を提供すること。
【解決手段】感光体に向けて開口する開口部を有するシールドケースと、コロナ放電を発生させる3本以上の放電ワイヤと、前記放電ワイヤから一定の間隔をおいて取り付けられたグリッドとを備えた、感光体の表面を帯電させる帯電装置であって、前記シールドケースに、その両端以外の前記放電ワイヤの上部に位置して凹部を設けるたことを特徴とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コロナ放電を利用した帯電装置及びこれを搭載した電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式は、乾式トナーを使用する機器が主流を占め、ページコストが比較的安価であるため、多くの複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成に広く使用されている。例えば、図2に示すように、円筒状で回転可能な正に帯電する特性を持った感光体2を用いた電子写真装置では、まず帯電手段1により感光体2は一様に正極性に帯電される。次に画像情報に基づき感光体2に露光手段3により光を照射して静電潜像を形成し、現像手段4により静電潜像にトナーを供給して感光体2上に画像を形成する。感光体2上に形成された画像は転写手段5により用紙などの転写材7に転写される。
【0003】
カラー画像を印刷できる電子写真装置では、例えば、図3に示すように感光体2、帯電手段1、露光手段3、現像手段4、転写手段5、清掃手段6からなる印写ユニットを4台並べ、各ユニットに異なる色のトナーを搭載した現像手段4をそれぞれ配置し、4色のトナーを転写材7上または中間転写材上に形成する方法がある。
【0004】
電子写真装置では、感光体2を帯電させるためにコロナ放電を利用したコロトロン帯電器やスコロトロン帯電器が一般的に用いられている。図4に示すようにコロトロン帯電器は、シールドケース12内に感光体2とほぼ平行に放電ワイヤ11が張架され、この放電ワイヤ11に高電圧を印加することでコロナ放電が発生し、感光体2の表面に電荷を附与するものである。しかし、このようなコロトロン帯電器では、所定の表面電位に帯電させにくい、また表面電位にムラを生じやすいという問題がある。そのため近年では、一定の電位に帯電しやすく、表面電位にムラが生じにくい点で有効なスコロトロン帯電器が用いられている。このスコロトロン帯電器は、図5に示すようにシールドケース12内に感光体2とほぼ平行に放電ワイヤ11が張架され、この放電ワイヤ11と感光体2との間にあって感光体2の表面電位を制御するグリッド13とにより主要部が構成されている。放電ワイヤ11に高電圧を印加するとともにグリッド13に同極性の電圧を印加することで、感光体2に流れる電荷を制御し感光体2の表面電位を一定にできる。
【0005】
コロトロン帯電器やスコロトロン帯電器の放電ワイヤ11については、1本でも放電が発生し感光体2を帯電することができる。しかし、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の高速化にともない、放電ワイヤ11の本数を増やして対応してきた。放電ワイヤ11の本数が2本の場合に関しては、特開平11−84816で最適な放電ワイヤ11の配置について記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
高印刷速度の電子写真装置に用いられる帯電装置では、上記したようにシールドケース12内に複数本の放電ワイヤ11を配置して感光体2に流れる電荷量の増大を図る。しかし、放電ワイヤ11の本数が3本以上となる場合、両端の放電ワイヤ11によって電界が抑制され、両端以外の放電ワイヤ11の電荷発生量が少なくなる。これにより、感光体2を帯電させる貢献度が両端の放電ワイヤ11に比べ低くなり、感光体2へ流れる電荷量が減少するため、グリッド13の電荷を制御する効果により一定の表面電位になるまでの時間が長くなり印刷速度が早くなった場合、表面電位が低下してしまう。そのため、線幅が太くなり、また画像濃度が高くなるといった問題がある。
【0007】
本発明の目的は、印刷速度を早くした場合でも、表面電位が低下して線幅や画像濃度が変化しない帯電装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、シールドケースに、その両端以外の放電ワイヤの上部に位置して凹部を設けること、若しくはこれに加えて前記放電ワイヤの上部に位置して開口部を設けることによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施例を用いて説明する。以下の説明では正帯電を用いた電子写真装置を例に取り説明する。なお、同じ原理が負帯電を用いた電子写真装置でも適用可能である。
(実施例1)
図3は、本発明の帯電装置を組込んでいるタンデム方式を用いた電子写真装置を表した図である。各ユニットは表面が有機材料からなる円筒状の感光体2a〜2dを回転速度20cm/s〜40cm/sで回転可能で、本発明の帯電手段1a〜1dにより、例えば約600Vに均一に帯電される。次に露光手段3a〜3dは画像情報に基づき、感光体表面の電荷を消去し静電潜像を作る手段であり、走査型のレーザビームまたはLEDアレイからなる。次に静電潜像は現像手段4a〜4dにより供給されるトナーで現像される。本実施例では、用紙搬送上流からイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーとしたが、本発明の効果はこれに限定されるものではない。
【0010】
現像後、各トナーは各々のユニットの転写手段5a〜5dにより転写材へ転写される。転写手段5a〜5dは、図1に示すように、開口部を有するシールドケース12と、コロナ放電を発生させる放電ワイヤ11からなる。転写材上の各トナーは定着手段8によって転写材に定着される。感光体に残留しているトナーはブラシまたは板状のブレードの清掃手段6a〜6dによって清掃される。
【0011】
次に、帯電手段1a〜1dに用いた帯電装置について説明する。図1に示すように、本発明の帯電装置は、感光体2に向けて開口する開口部を有するシールドケース12と、コロナ放電を発生させる3本の放電ワイヤ11と、放電ワイヤ11から一定の間隔をおいて取り付けられたグリッド13からなり、本発明では、前記両端以外の放電ワイヤ11上部の前記シールドケース12に凹部14を設けている。
【0012】
放電ワイヤ11は、感光体2の軸方向とほぼ平行に張架され、両端の放電ワイヤ11とシールドケース12側部との距離が10mm、放電ワイヤ11の間隔は10mmである。放電ワイヤ11はワイヤ径がφ80μmのタングステンワイヤに1.5μm厚の金メッキを施したφ83μmの導電性部材からなり、帯電装置と感光体2との距離は1mmである。グリッド13は幅0.1mmのワイヤをピッチ1.1mmで感光体の軸方向と平行に多数設けた形状である。シールドケース12は幅40mm、長さ330mmで、両端の放電ワイヤ11とシールドケース12上部との距離は20mmで、両端以外の放電ワイヤ11とシールドケース12の凹部14との距離は17mmで、凹部14の幅は10mmである。シールドケース12はアース電位に保たれている。放電ワイヤ11に、電源から直流の高電圧を印加することで、コロナ放電により発生した電荷が感光体2に供給されるようになっている。
【0013】
以上のように構成されている帯電装置において、放電ワイヤ11に6kVの電圧を印加したときの感光体2へ流れる電流密度分布を図6に示す。また、比較としてシールドケース12に凹部14を設けていない場合の感光体2側へ流れる電流密度分布を図7に示す。これらの結果から明らかなように、両端以外の放電ワイヤ11上部に凹部14を設けることで、両端以外の放電ワイヤ11でコロナ放電が発生し易くなり、より多くの電荷を感光体2に流すことが可能となる。従って、両端以外の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に凹部14を設けた帯電装置で放電ワイヤ11に6kVの電圧を印加して、感光体2に帯電を行なうと、感光体2の回転速度20cm/sの場合、グリッド13の電荷を制御する効果により、表面電位を約630Vに帯電でき、感光体2の回転速度を40cm/sに増加しても、同様に表面電位を約630Vに帯電することができた。比較としてシールドケース12に凹部14を設けていない帯電装置で帯電を行ったところ、感光体2の回転速度30cm/sでは、表面電位を約630Vに帯電できたが、回転速度が40cm/sになると、表面電位は約600Vに低下するため、線幅や画像濃度が変化する。このように、両端以外の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に凹部14を設けることでコロナ放電が発生し易くなり、より多くの電荷が感光体2に流れるため、グリッド13の電荷を制御する効果により一定の表面電位になるまでの時間を短縮することができ、印刷速度を早くした場合でも表面電位が低下することなく、印刷速度を可変にすることができた。
(実施例2)
図8は本発明の他の実施例を示す断面図である。本例では、両端以外の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に凹部14を設け、更に両端の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に開口部15を設けたものである。両端の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に開口部15を設けることで、感光体2に流れる電荷量をより多くすることができる。これにより、グリッド13の電荷を制御する効果により一定の表面電位になるまでの時間をさらに短縮することができるため、両端の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に開口部を設けた場合に比べ、印刷速度を早くした場合でも表面電位が低下することなく、印刷速度を可変にすることができた。
(実施例3)
図9は本発明の更に他の実施例を示す断面図である。本例では、感光体2に向けて開口する開口部を有するシールドケース12と、コロナ放電を発生させる5本の放電ワイヤ11と、放電ワイヤ11から一定の間隔をおいて取り付けられたグリッド13とを備え、両端以外の放電ワイヤ11上部のシールドケース12に凹部14を設けている。このように構成した帯電装置を用いて放電ワイヤ11に6kVの電圧を印加したときの感光体2へ流れる電流密度分布を、図10に示す。このように本発明の効果は放電ワイヤ11の本数が増えた場合でも実施例1と同様に両端以外の放電ワイヤ11の電荷発生量を増加する効果が得られた。また、本発明の効果は放電ワイヤ11径によらずφ63μm、φ73μm、φ83μmを用いて検討を行った結果、実施例1と同様に両端以外の放電ワイヤ11の電荷発生量を増加する効果が得られた。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、放電ワイヤの本数が3本以上となる場合、両端以外の放電ワイヤ上部のシールドケースに凹部を設けることで、両端以外の放電ワイヤの電荷発生量を増加し、グリッドの電荷を制御する効果により一定の表面電位になるまでの時間を短縮することで、印刷速度を早くした場合でも表面電位が低下することなく、印刷速度を可変することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電装置の実施例を示す断面図である。
【図2】一般的な静電印刷方式を用いた電子写真装置における画像形成のプロセスの概略図である。
【図3】カラー電子写真装置を説明する概略図である。
【図4】一般的なコロトロン帯電器の断面図である。
【図5】一般的なスコロトロン帯電器の断面図である。
【図6】本発明の帯電装置の電流密度分布を示すグラフである。
【図7】一般的な帯電装置の電流密度分布を示すグラフである。
【図8】本発明の帯電装置の他の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の帯電装置の更に他の実施例を示す断面図である。
【図10】図9の帯電装置の電流密度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1は帯電手段、2は感光体3は露光手段、4は現像手段、5は転写手段、6は清掃手段、7は転写材、8は定着手段、11は放電ワイヤ、12はシールドケース、13はグリッド、14は凹部、1a〜1dは帯電手段、2dは感光体、3a〜3dは露光手段、4a〜4dは現像手段、5a〜5dは転写手段、6a〜6dは清掃手段である。

Claims (3)

  1. 感光体に向けて開口する開口部を有するシールドケースと、コロナ放電を発生させる3本以上の放電ワイヤと、前記放電ワイヤから一定の間隔をおいて取り付けられたグリッドとを備えた、感光体の表面を帯電させる帯電装置であって、前記シールドケースに、その両端以外の前記放電ワイヤの上部に位置して凹部を設けたことを特徴とする帯電装置。
  2. 前記シールドケースに、その両端の前記放電ワイヤの上部に位置して開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 請求項1、または2に記載の帯電装置を少なくとも1つを搭載したことを特徴とする電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100465807C (zh) * 2004-07-14 2009-03-04 施乐公司 具有两个销阵列的静电印刷充电装置

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