JP4384513B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に係り、特に画像形成の際、コロナ放電を利用して感光体を一様に帯電するための帯電装置に関する。
乾式トナーを使用する電子写真方式は、ページコストが比較的安価であるため、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に広く使用されている。
図2はこの種の画像形成装置100の一般的な構成を示すもので、まず帯電装置1により感光体2を一様に負極性に帯電する。次に、画像情報に基づき露光装置3により光を照射し、感光体2に静電潜像を形成する。更に、現像装置4により静電潜像にトナーを供給して感光体2上にトナー画像を形成する。感光体2上に形成されたトナー画像は転写装置5により用紙などの転写材7に転写される。転写装置5により転写材7に転写されずに感光体2上に残留しているトナーは清掃装置6により清掃される。また、転写材7に転写されたトナー画像は定着装置8により転写材7に定着され、転写材7上に永久画像として画像形成される。
前記のような画像形成装置100における帯電装置1には、構造の簡易性から主にコロナ放電を利用したコロトロンや、スコロトロンが用いられていた。コロトロンは、コロナ放電を安定するコの字型のシールドケースと、コロナ放電を発生させるコロナ電極からなる。このコロナ電極に高電圧を印加することでコロナ放電が発生し、発生したイオンで感光体を帯電させる。スコロトロンは、コロトロンにグリッドを付加した帯電器で、グリッドは感光体とコロナ電極との間に設置され、主に負極性のコロナ放電のムラによって感光体の表面電位が不均一となるのを均一にする役割を果たす。
コロナ放電を利用した従来の帯電装置の一例を図3に示す。同図において、1は帯電装置、2は感光体であり、帯電装置1は、シールドケース12、仕切り板14、ワイヤ電極15及びグリッド13より構成される。
ワイヤ電極15は表面に数μmの金メッキを施した直径50〜100μmのタングステンワイヤで±5kV程度の高電圧を印加することでコロナ放電が発生し、発生したイオンで感光体2を帯電させる。しかしながら、ワイヤ電極15で負極性のコロナ放電を発生させるとオゾンの発生量が多く、感光体2の電気特性の劣化を招き、また生体にも悪影響を与えるといった問題があった。更に、カラー画像形成装置で高印刷速度を得るためにはトナー毎に印写ユニットをもつタンデム方式が有効であるが、この方式を用いた場合モノクロ画像形成装置に比べてオゾンの発生量が一層増加する。従って、オゾンの排気機構の強化が必要であり、コストが高くなるばかりか、また騒音も大きくなるといった問題があった。
このような問題を解決するために特許文献1には、ワイヤ電極の代わりに鋸歯電極を用いた帯電装置が提案されている。鋸歯電極を用いた場合、ワイヤ電極を用いた帯電装置に比べてオゾンの発生量を約1/4に低減することが可能となる。
特開昭63−15272号
しかしながら、鋸歯電極を用いる場合はその歯先にコロナ放電を発生させるため、電極先端部に空気中の塵やトナー、または紙粉が付着し易い。そしてコロナ放電の均一性が低下して画像が劣化し易いという問題がある。また、コロナ放電電圧が上昇しすぎると火花放電に発展し感光体を損傷させるという問題も生じる。これらの問題は鋸歯電極を清掃することで解決できるが、鋸歯電極の歯先が鋭利であるため、複数回清掃すると清掃部材の損傷を招き清掃効果が低下する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、鋸歯電極の歯先に付着する付着物を低減することで、清掃周期を長くすることができる帯電装置を提供し、更に長期に渡り良好な画質を得ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、感光体を一様に帯電するための帯電装置と、画像情報に応じて帯電された前記感光体に光を照射し、前記感光体に静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体にトナー画像を形成する現像装置と、前記感光体上に形成されたトナー画像を記録媒体に転写するための転写装置とを有する画像形成装置において、前記帯電装置は、前記感光体の移動方向に対し上流部に位置する第1の鋸歯電極部と、中流部に位置する第2の鋸歯電極部と、下流部に位置する第3の鋸歯電極部とを有し、前記第2の鋸歯電極部に流す単位長当たりの電流を前記第1及び第3の鋸歯電極部の単位長当たりの電流の1.3倍〜3倍の範囲としたことに1つの特徴を有する。
本発明の他の特徴は、前記第1及び第3の鋸歯電極部の単位長当たりの電流を均等となるようにしたことにある。
本発明の他の特徴は、前記第1、第2及び第3の鋸歯電極部を、複数本の鋸歯状の電極より構成したことにある。
本発明の他の特徴は、前記第1、第2及び第3の鋸歯電極部が前記感光体と対向する面と反対側の面にトナーや紙粉を除去するためのフィルタを配設したことにある。
本発明の他の特徴は以下の説明により一層明瞭に理解することができる。
本発明によれば中央部の鋸歯電極部に対して上流部及び下流部の鋸歯電極部に流す電流を小さくすることにより、上流部と下流部に位置する鋸歯電極のコロナ放電電圧が低下して電場が弱くなり、空気中の塵やトナー、または紙粉を引付ける力が低下して、鋸歯電極の歯先に付着する量を低減することができる。この結果鋸歯電極を清掃する周期を長くすることが可能となる。
また帯電装置の背面、つまり第1、第2、第3の鋸歯電極部が感光体と対向する面と反対側の面にフィルタを設けることにより、塵やトナー、または紙粉を含まない空気を帯電装置の背面側から帯電装置の開口面側に吹付けることができ、画像形成装置内の塵やトナー、及び紙粉が鋸歯電極の歯先に付着するのを低減できるだけではなく、フィルタの保守をも容易にできる。更にこのような帯電装置を用いた画像形成装置は、長期に渡り良質な画像を得ることができる。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図4は本発明に係る帯電装置を備えたタンデム式の画像形成装置の概略構成を示す。各印写ユニットには、表面が有機材料からなる積層式の感光体2K,2C,2M,2Yが設けられており、これらの感光体2は、例えば回転速度90cm/sで回転可能に設けられている。本発明に係る帯電装置により、感光体2は例えば−450V乃至−850V程度に一様に帯電される。露光装置3は発光ダイオード(LED)よりなり、画像情報に応じて例えば1200dpiの密度の画像を形成するために、感光体2に静電潜像を形成する。静電潜像が形成された感光体2に現像装置4よりトナーが供給され、この結果感光体2上にトナー画像が形成される。
本実施例では、用紙搬送上流からイエロートナー(Y)、マゼンタトナー(M)、シアントナー(C)、ブラックトナー(K)を配置したタンデム方式を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。現像後、各トナー画像は各々のユニットの転写装置5により転写材7へ転写される。転写材7上の各トナー画像は定着装置8によって転写材7上に定着される。感光体2に残留しているトナーはブラシ状の清掃装置6で清掃される。
次に上述のような画像形成装置に用いられる本発明帯電装置の一実施例を図1を参照して説明する。
図1に示すように、帯電装置1は感光体2と対向する面に開口部を有するシールドケース12と、コロナ放電を発生させる6本の鋸歯電極11と、鋸歯電極11から一定の間隔をおいて取り付けられたグリッド13とを備えている。シールドケース12内には導電性の仕切板14が設けられており、仕切板14によりシールドケース12内は3つの空間に分けられる。空間には各々2本の鋸歯電極11が設置されている。
本実施例では、感光体2の移動方向に対して上流部1uに位置する2本の鋸歯電極11Aを第1の鋸歯電極部、中流部1mに位置する2本の鋸歯電極11Bを第2の鋸歯電極部、下流部1bに位置する2本の鋸歯電極11Cを第3の鋸歯電極部と呼ぶ。各電極部11A,11B,11Cの電極の数は1個でもよいが、均一な電界を形成するためには複数個設けることが望ましい。
第1、第2、及び第3の鋸歯電極11A,11B,11Cにはそれぞれ電源16A,16B,11Cが接続され、それぞれ電流Iu,Im,Ibが印加されている。
前記の仕切板14はシールドケース12と導通している。鋸歯電極11は、感光体2の軸方向(紙面に垂直方向)とほぼ平行に張架される。鋸歯電極11は、鋸歯電極11とシールドケース12側面との距離が8mm、鋸歯電極11の間隔が12mm、鋸歯電極11の先端と感光体2との距離が9mmの位置に設置される。
鋸歯電極11の材質はステンレス(SUS304)であり、鋸歯電極11の形状は、感光体2軸方向の長さが550mm、厚みが0.1mm、鋸歯の高さが20mm、鋸歯間距離は1mm、歯角は15度である。この鋸歯電極はエッチング加工で形成される。
また、シールドケース12の形状は、幅が86mmであり、長さは600mmである。一方、グリッド13の形状はグリッド線幅が0.1mmであり、グリッド間隔が1.3mmであり、厚みが0.1mmある。鋸歯電極11と同様にエッチング加工で形成される。
鋸歯電極11を用いた帯電装置1は感光体2から1.5mm離れた位置に設置される。シールドケース12はアース電位に保たれており、鋸歯電極11の電源16は電流で制御され、グリッド13の電源は電圧で制御されている。なお、鋸歯電極11の清掃は、図5に示すように弾性を有する薄板状清掃部材91を鋸歯電極11の両側から挟み、軸方向に移動することで行われる。薄板状清掃部材91は例えばポリウレタンである。
前記の画像形成装置を用いて、感光体2移動方向に対して中流部1mに設置される鋸歯電極11の単位長さ当たりの印加電流Imを変えて、空気中の塵やトナー、または紙粉が鋸歯電極11の歯先に付着して発生する黒すじについて評価し、本発明の効果を確認した。ここで、鋸歯電極11の単位長さ当たりの印加電流とは、鋸歯電極11に電源より印加した電流を、鋸歯電極11の感光体2軸方向の長さ550mmで割った値である。評価した環境条件は常温常湿であり、グリッド13の印加電圧は−550Vであり、また鋸歯電極11に印加するトータルでの電流、つまり6本の鋸歯電極11に印加した電流の総和が同じとなるようにして、感光体移動方向に対して上流部1u及び下流部1bに設置される鋸歯電極11A,11Cの長さ当たりの印加電流Iu、Ibを変更した。トータルの印加電流は、帯電装置1を通過した後の感光体2の表面電位がグリッド13の印加電圧より負側に50V高くなるように設定し、また上流部1uと下流部1bとに設置される鋸歯電極11A,11Cの長さ当たりの印加電流Iu、Ibが均等となるように設定した。黒すじの発生評価は、黒すじが比較的に現れ易い細線パターン(2ON4OFF)を印刷して行った。
以下実験例について説明する。
(実験例1)
まず比較対象として上流部1u、中流部1m、下流部1bに設置される鋸歯電極11A,11B,11Cに均等に1.39μA/mmの電流を印加した場合では、感光体2を約3.5万回転行うと黒すじの発生が認められた。この黒すじが生じている箇所の鋸歯電極11の歯先を電子顕微鏡で観測したところ、空気中の塵やトナー、または紙粉が変色したと考えられる異物が付着していた。鋸歯電極11の歯先に空気中の塵やトナー、または紙粉が鋸歯電極11に付着するとコロナ放電が起きにくくなり、コロナ放電電圧が上昇するため、コロナ放電電圧を測定することにより鋸歯電極11に付着した空気中の塵やトナー、または紙粉の量を推測できる。コロナ放電電圧を評価したところ、中流部1mに設置される鋸歯電極11Bのコロナ放電電圧の上昇量が0.4kVに対して、上流部1u及び下流部1bに設置される鋸歯電極11A,11Cのコロナ放電電圧の上昇量が0.7kVであり、上・下流部の方が約0.3kV高くなっていた。
(実験例2)
中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに2.93μA/mmの電流を印加し、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cに0.63μA/mmの電流を印加した場合、つまり中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流または下流に設置される鋸歯電極11A,11Cの単位長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、4.7倍の単位長さ当たりの電流Imを印加した場合には、感光体2を約2万回転行うと鋸歯電極11の歯先に空気中の塵やトナー、または紙粉が付着し、コロナ放電電圧が上昇して火花放電に発展することが確認された。
(実験例3)
中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cの単位長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、1.3倍乃至3.0倍の単位長さ当たりの電流Imを印加して、上記同様に黒すじの発生を評価した。まず中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに1.67μA/mmの電流を印加し、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cに1.25μA/mmの電流を印加した場合、つまり中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流または下流に設置される鋸歯電極11A,11Cの長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、1.3倍の単位長さ当たりの電流Imを印加した場合には、感光体2を約4万回転行うまでは黒すじが発生しないことが確認された。
(実験例4)
中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに2.09μA/mmの電流を印加し、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cに1.05μA/mmの電流を印加した場合、つまり中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流または下流に設置される鋸歯電極11A,11Cの長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、2.0倍の長さ当たりの電流Imを印加した場合、また中流部1mに設置される鋸歯電極11に2.51μA/mmの電流を印加し、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cに0.84μA/mmの電流を印加した場合、つまり中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流または下流に設置される鋸歯電極11A,11Cの単位長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、3.0倍の長さ当たりの電流Imを印加した場合には、感光体2を約5.5万回転行うまでは黒すじが発生しないことが確認された。
以上の実験から、上流部1u、中流部1m、下流部1bに設置される鋸歯電極11A,11B,11Cの単位長さ当たりの電流を等しくした場合に比べて、ImをIuまたはIbの1.3倍乃至3.0倍にした場合は、黒すじ発生周期を感光体2回転数で約0.5万から約2万回転分長くでき、鋸歯電極11の清掃周期を長くできることが確認できた。
また、中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに2.09μA/mmの電流を印加し、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cに1.05μA/mmの電流を印加した場合、つまり中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流または下流に設置される鋸歯電極11A,11Cの単位長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、2.0倍の単位長さ当たりの電流Imを印加した場合、感光体2を約3.5万回転行ったときのコロナ放電電圧の上昇量は、上流部1u、中流部1m、及び下流部1bに設置されている鋸歯電極11とも変わらず0.5kVであり、上流部1u、下流部1bに設置されている鋸歯電極11のコロナ放電電圧の上昇量を従来よりも低減できることが確認できた。
更に、上流部1uと下流部1bに設置されている鋸歯電極11A,11Cの単位長さ当たりの印加電流IuまたはIbを少なくすることにより、鋸歯電極11の歯先に付着する空気中の塵やトナー、または紙粉の量を低減できると共に、上流部1uと下流部1bに設置されている鋸歯電極11A,11Cの単位長さ当たりの電流は均等に印加した方が良いことが確認された。
本実施例において、上流部1u、下流部1bに設置される鋸歯電極11A,11Cには個別の電源16A,16Cを接続して実験を行ったが、他の構成でもよい。例えば上流部1u、下流部1bに設置される鋸歯電極11A,11Cの電源を1つにして、中央部1mに設置される鋸歯電極11の単位長さ当たりの印加電流Imが、上流部1uまたは下流部Ibに設置される鋸歯電極11の単位長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して1.3倍乃至3.0倍を満たすように印加する電流に分布を持たしても良い。
次に本発明に係る帯電装置の第2の実施例を図6を参照して説明する。
本帯電装置1は、その背面側にフィルタ104を配設すると共に、帯電装置1の開口面側に、画像形成装置100の外部の空気を吹き付ける吹付け装置101を設けたものである。
帯電装置1の背面側から帯電装置1の開口面側に空気を吹き付ける吹付け装置101は、帯電装置1と画像形成装置100とが繋がった管103と、空気を流入して帯電装置1に吹き付けるファン102から構成されている。空気の吹付けは、帯電装置1の背面全域から行われるように、管103は帯電装置1側が広く形成されている。ファン102の作動により、トナーや紙粉を含まない空気が、帯電装置1の背面側から帯電装置1の開口面側に吹き付けられる。帯電装置1の背面側のシールドケース12及び仕切り板14にはフィルタ104を保持するための保持部材105が設けられており、ファン102により空気が吹き付けられたとしても、フィルタ104を一定箇所に保持する役割をする。帯電装置1の背面全域にフィルタ104を設けるため、本実施例ではフィルタ104の大きさを幅を86mm、長さを600mm、厚みを5mmとした。また、フィルタ104には平均捕集効率が60%程度のエバーライトスコットフィルタ(HR−20)を用いた。
このように、フィルタ104を設けることで空気中の塵を低減でき、空気中の塵が鋸歯電極11の歯先に付着するのを低減できる。また上記のようにフィルタ104を背面に設けることにより交換も容易であり保守性においても優れている。
次に、上記画像形成装置を用いてフィルタ104を設けた場合と、設けない場合の効果を確認した。即ち常温常湿の環境で、グリッド13の印加電圧を−550V、帯電装置1に設置される鋸歯電極11の長さ当たりの印加電流を中流部1mに設置される鋸歯電極11Bで2.09μA/mm、上流部または下流部に設置される鋸歯電極11A,11Cで1.05μA/mmという条件で実験を行った。つまり中流部1mに設置される鋸歯電極11Bに、上流または下流に設置される鋸歯電極11A,11Cの長さ当たりの印加電流IuまたはIbに対して、2.0倍の長さ当たりの電流Imを印加して行った。
その結果、フィルタ104を設けた場合では、感光体2を約6.5万回転行うことで黒すじが発生し、設けていない場合と比べて、黒すじの発生周期を感光体2の回転数で約1万回転分長くできることが確認できた。本実施例においてはエバーライトスコットフィルタを用いたが、同様の効果が得られるサランロックフィルタ、ガラス繊維フィルタなどを用いても良い。
本実施例においては、空気中の塵の流入を低減する目的としてフィルタ104を用いたが、オゾンを廃棄する目的で活性炭素などを含んだフィルタを用い、帯電装置1の開口面側から帯電装置1の背面側に空気の流れを作ってもよい。何れの場合においても、帯電装置1を画像形成装置100から取り外すことにより、フィルタも同時に取り外すことができるため保守性においても優れている。
本発明に係る帯電装置の一実施例を示す構成概略図である。 従来の画像形成装置の説明図である。 従来の帯電装置の一例を示す概略図である。 本発明に係る帯電装置を用いた画像形成装置の一実施例を示す説明図である。 鋸歯電極の清掃方法の説明図である。 本発明に係る帯電装置の他の実施例を示す構成概略図である。
符号の説明
1:帯電装置
2:感光体
3:露光装置
4:現像装置
5:転写装置
6:清掃装置
7:転写材
8:定着装置
1u:感光体移動方向に対して上流部
1m:感光体移動方向に対して中流部
1b:感光体移動方向に対して下流部
11A,11B,11C:鋸歯電極
12:シールドケース
13:グリッド
14:仕切り板
15:ワイヤ電極
91:鋸歯電極の清掃部材
100:画像形成装置
101:吹付け装置
104:フィルタ
105:保持部材

Claims (4)

  1. 感光体を一様に帯電するための帯電装置と、画像情報に応じて帯電された前記感光体に光を照射し、前記感光体に静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体にトナー画像を形成する現像装置と、前記感光体上に形成されたトナー画像を記録媒体に転写するための転写装置とを有する画像形成装置において、
    前記帯電装置は、前記感光体の移動方向に対し上流部に位置する第1の鋸歯電極部と、中流部に位置する第2の鋸歯電極部と、下流部に位置する第3の鋸歯電極部とを有し、前記第2の鋸歯電極部に流す単位長当たりの電流を前記第1及び第3の鋸歯電極部の単位長当たりの電流の1.3倍〜3倍の範囲としたことを特徴とする画像形成装置
  2. 請求項1において、前記第1及び第3の鋸歯電極部の単位長当たりの電流を均等としたことを特徴とする画像形成装置
  3. 請求項1において、前記第1、第2及び第3の鋸歯電極部を、複数本の鋸歯状の電極より構成したことを特徴とする画像形成装置
  4. 請求項1において、前記第1、第2及び第3の鋸歯電極部が前記感光体と対向する面と反対側の面にトナーや紙粉を除去するためのフィルタを配設したことを特徴とする画像形成装置
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