JP2004075150A - 密封パック器の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源部4と、ヒータ7を動作制御する制御部12と、ヒータ7の動作時間をカウントするタイマ部と、ヒータ7を保持している保持部又は周囲の温度を検出して制御部12に検出信号を出力する温度検出センサ14と、電源部4の電圧を検出して制御部12に検出信号を出力する電圧値出力部5bとを備え、制御部12は、ヒータ7の動作前に保持部又は周囲の温度と電源部4の電圧に応じて適切な加熱時間を算出し、算出した時間だけヒータ7を動作させるように構成した。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱溶着性樹脂フィルムからなる袋を密封パックする密封パック器の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
密封パック器として、熱溶着性樹脂フィルムからなる袋の開口部を本体と蓋体との間に挟み込んで袋内の気体を吸引脱気し、袋の開口部を本体と蓋体との間で挟圧した状態で挟圧部に配設されたヒータに通電して加熱し、袋の開口部を熱融着して封口するようにしたものが知られている。
【0003】
また、このような密封パック器の制御装置として、特開昭63−125123号公報には、袋の開口部を熱溶着するためのヒータの温度をヒータに近接して配置した温度検出センサにて検出し、ヒータが所定温度になるまで通電し、ヒータが所定温度に達すると通電を停止するとともに、その後所定時間圧着状態を保持することで確実に熱融着させた後、挟圧を解除するようにしたものが開示されている。
【0004】
このような構成によれば、タイマを用いた時間制御によってヒータへの通電制御を行う構成に対して、気温や電源電圧の変動による影響を受けず、溶融不足により非融着部が発生したり、溶融し過ぎて袋に穴があいてしまうなどの不具合を発生することなく、安定的に高い信頼性をもって封口することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記構成ではヒータ温度を精度良く検出するため、高温になるヒータに近接して温度検出センサを配設しているため、この温度検出センサの寿命が短く、長期にわたって安定した動作特性を確保するのが困難であり、温度検出センサの故障によって適切な密封ができなくなったり、動作不能になる恐れがあるという問題があった。
【0006】
また、脱気ポンプはオン・オフ制御が行われるだけであるため、袋内を十分に脱気できなかったり、逆に袋内に液体等を収容している際には液体が吸引されてしまうなどの問題があって使い勝手が良くないという問題があった。
【0007】
また、ヒータ用の電源部には低周波トランスが用いられており、電源スイッチのオンによって低周波トランスの1次側が商用電源に接続されるように構成されていると、無駄にエネルギーが消費されるとともに本体内の温度上昇をもたらすという問題もある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、長期にわたって故障の恐れなく適切な密封ができ、また袋内の収容状態に応じて適正な脱気が可能で使い勝手が良く、また省エネルギーを達成できる密封パック器の制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の密封パック器の制御装置は、熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体を吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、電源部と、ヒータ部を動作制御する制御部と、ヒータ部の動作時間をカウントするタイマ部と、ヒータ部を保持している保持部又は周囲の温度を検出して制御部に検出信号を出力する温度検出部と、電源部の電圧を検出して制御部に検出信号を出力する電圧検出部とを備え、制御部は、ヒータ部の動作前に保持部又は周囲の温度と電源部の電圧に応じて適切な加熱時間を算出し、算出した時間だけヒータ部を動作させるように構成したものである。
【0010】
このような構成によれば、温度検出部がヒータ部の高温に直接晒されないため、長期にわたって故障の恐れなく適切に温度検出でき、かつそれに伴ってヒータ部を加熱時間で制御するに当たって、保持部又は周囲の温度と電源部の電圧に応じて加熱時間制御を行うことにより、ヒータ部の温度制御を精度良く行うことができ、適切な密封を確保することができる。
【0011】
また、電源部と、ヒータ部を動作制御する制御部と、ヒータ部の動作時間をカウントするタイマ部と、ヒータ部を保持している保持部又は周囲の温度を検出して制御部に検出信号を出力する温度検出部と、電源部の電圧を検出して制御部に検出信号を出力する電圧検出部とを備え、制御部は、ヒータ部の動作前に電源部の電圧を測定し、ヒータ部の動作開始後検出温度を監視し、検出温度が所定温度を越えた後検出電圧に応じて設定された時間の後にヒータ部の動作を停止させるように構成しても、同様の作用効果を奏することができる。
【0012】
また、温度異常時に警告を行う警告手段を設け、ヒータ部の動作前に温度検出部にて検出した温度が、予め設定された温度より高いときは、ヒータ部の動作を中止するとともに警告手段を動作させるように構成するのが好ましく、そうすることで、連続使用等によってヒータ部の保持部や周囲が温度上昇して適正な密封動作を行えない場合に警告を発して密封動作が停止し、不良な密封状態が発生するのを未然に防止することができる。
【0013】
また、熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体をポンプ部で吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、ヒータ部とポンプ部に電源を供給する電源部と、ヒータ部及びポンプ部の動作制御を行う制御部とを備え、ポンプ部の駆動モードとして少なくとも2つ以上のPWM駆動モードを有し、制御部は、脱気時に若しくは脱気時と密封時の間でPWM駆動モードを可変するように構成すると、袋内の収容状態に応じてポンプ部のPWM駆動モードを可変することで適正な脱気が可能で使い勝手が向上する。
【0014】
また、熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体をポンプ部で吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、低周波トランスを有してヒータ部とポンプ部に電源を供給する電源部と、ヒータ部とポンプ部の動作制御を行う制御部と、制御部にて制御される半導体素子で構成され、商用電源と電源部との間の開閉を行う開閉部とを備え、制御部は、ヒータ部又はポンプ部を動作するときのみ開閉部を閉成するように構成すると、ヒータ部又はポンプ部を動作するときのみ電源部の低周波トランスの1次側が商用電源に接続されるため、無駄にエネルギーが消費されず、本体内の温度上昇をもたらすこともない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の密封パック器の制御装置の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0016】
図1において、31は密封パック器の本体、32は本体31の後端に支軸33にて回動自在に取付けられた蓋体である。蓋体32の下面前端部には、両側に本体31側に設けられた係止穴34に係合する係止爪35が設けられるとともに、それらの間に係止爪35と連動して僅かに揺動するロック解除レバー36が配設されている。本体31の上面には蓋体32を閉じた状態で密閉される脱気室37が形成され、その底面には後述の脱気ポンプ10(図3参照)に連通する脱気口38が設けられている。なお、脱気室37は、本体31に一体的に設けてもよいが、容易に洗浄できるように本体31に対して脱着可能な脱気室カートリッジとして構成することもできる。
【0017】
脱気室37の前方には、食品等を収容して密封を行う袋の開口部を熱融着するシールヒータ部40が設けられ、蓋体32にはこのシールヒータ部40に対向するようにロック解除レバー36の後部位置にシール押さえ部39が設けられている。
【0018】
本体31の上面後部には、この密封パック器を操作する操作部16が設けられ、脱気弱スイッチ17と、脱気強スイッチ18と、シールスイッチ19と、それぞれの動作状態を表示する表示LED20が配設されている。
【0019】
シールヒータ部40は、図2に示すように、その表面がガラステープ41にて被覆され、その裏面にヒータ7が配設されている。ヒータ7はアルミフレームから成る保持部13の上面に配設され、保持部13はクッション部材42を介して本体31にて支持されている。そして、保持部13のヒータ7とは直接接触若しくは近接しない適所にシールヒータ部40の温度を検知するサーミスタから成る温度検出センサ14が配設されている。
【0020】
次に、以上の全体構成の密封パック器における制御装置について、図3を参照して説明する。1はAC、100Vの商用電源に接続される電源プラグであり、電源スイッチ2とスイッチングトランジスタを用いた第1の開閉部3を介して、低周波トランスを有する電源部4に接続されている。また、電源プラグ1は、電源スイッチ2を介して制御用電源回路5に接続されている。
【0021】
電源部4の出力はスイッチングトランジスタを用いた第2の開閉部6を介してヒータ7に接続されている。また、電源部4の出力はPWM動作を行うモータ駆動回路8に接続され、このモータ駆動回路8にて駆動されるモータ9にて吸引脱気するための脱気ポンプ10を駆動するように構成されている。
【0022】
制御用電源回路5のマイコン用の電源出力端子5aからマイコンにて構成された制御部12に電源が供給されている。また、制御用電源回路5の電圧値出力部5bから商用電源電圧に比例した電圧信号が制御部12に入力されている。
【0023】
制御部12には、ヒータ7を保持している保持部13の適所に配設した温度検出センサ14による検出信号、蓋体32の開閉状態を検知する蓋開閉スイッチ15の開閉信号、及び操作部16に設けられた脱気弱スイッチ17、脱気強スイッチ18、シールスイッチ19のスイッチ信号が入力されている。また、制御部12には、ヒータ7への通電時間をカウントするタイマ部(図示せず)を内蔵されている。
【0024】
制御部12は、操作部16に設けられた各操作スイッチ17、18、19の作動状態を表示する表示LED20を点灯制御し、投光素子21aと受光素子21bから成る第1のフォトカプラ21を介して第1の開閉部3を開閉制御して電源部4への商用電源の供給を制御し、投光素子22aと受光素子22bから成る第2のフォトカプラ22を介して第2の開閉部6を開閉制御してヒータ7への通電を制御し、モータ駆動回路8を複数のPWM駆動モードの何れかを選択して制御し、脱気ポンプ10による脱気動作を制御するように構成されている。上記第1と第2のフォトカプラ21、22は制御系と電力系を光絶縁するために配設されている。また、上記複数のPWM駆動モードとしては、本実施形態では脱気弱に対応するモードと脱気強に対応するモードの2つのPWM駆動モードが設定されている。
【0025】
次に、以上の構成の密封パック器による密封動作を説明する。まず、電源スイッチ2をオンし、収容物が収容された袋の開口部を本体31のヒータ7が配設されたシールヒータ部40上に載置し、蓋体32を閉じ、シール押さえ部39との間で挟圧して保持する。制御部12は、蓋開閉スイッチ15からの開閉信号にて蓋体32が完全に閉じられたことを検出すると制御動作を開始する。次に、操作部16の脱気スイッチ17、18の何れかを押すと、制御部12は第1のフォトカプラ21を介して第1の開閉部3を閉成し、電源部4に商用電源が供給されて動作を開始するとともに、制御部12が押された脱気スイッチ17、18に対応するPWM駆動モードでモータ駆動回路8を駆動制御し、所望の吸引脱気が行われる。すなわち、袋内に液体等が収容されている場合には高い吸引力で脱気すると収容物が吸引される恐れがあるので脱気弱スイッチ17を押し、袋内に固い固形物等が収容されている場合には脱気強スイッチ18を押すことで高い吸引力で袋内を脱気する。
【0026】
次に、袋内が脱気されると、シールスイッチ19を押す。すると、制御部12は第2のフォトカプラ22を介して第2の開閉部6を閉成し、ヒータ7に通電されて袋の開口部が適正に加熱溶融されて密封される。なお、この密封動作時においては、脱気弱スイッチ17が押されている場合には脱気を停止して万一にも収容物が密封部分に移動して密封が不完全になるのを防止し、脱気強スイッチ18が押されている場合には脱気弱スイッチ17を押しているのに対応した吸引力で脱気を継続することで、開口部から空気が流入するのを確実に防止している。
【0027】
この密封動作に際してヒータ7に対する適正な通電加熱時間は、制御部12にて次のように制御される。すなわち、制御部12は、ヒータ7の動作前に温度検出センサ14にて検出された保持部13の温度と、制御用電源回路5からの電圧信号から求められる電源部4からヒータ7への出力電圧に応じて適切な加熱時間を算出し、算出した時間だけヒータ7を動作させる。
【0028】
若しくは、ヒータ7の動作前に、制御用電源回路5からの電圧信号に基づいて電源部4からヒータ7への出力電圧を測定し、ヒータ7へ通電を開始した後、温度検出センサ14による検出温度を監視し、その検出温度が所定温度を越えると、その後検出したヒータ7への出力電圧に応じて設定された時間だけ通電を継続し、その後にヒータ7への通電を停止させるようにしても良い。
【0029】
さらに、ヒータ7の動作前に温度検出センサ14にて検出した温度が、予め設定された温度より高いときは、ヒータ7ヘの通電動作を中止するとともに表示LED20を点滅させたり、別途設けられたブザー等を鳴動させて警告動作を行うようにしている。
【0030】
以上の密封動作が終了すると、第1と第2のフォトカプラ21、22を介して第1と第2の開閉部3、6が開成され、モータ駆動回路8の駆動制御が停止され、表示LED20が消灯されて密封動作の終了が告知されるので、ロック解除レバー36を軽く操作して蓋体32を開き、開口部が密封された袋を取り出す。
【0031】
本実施形態によれば、脱気工程において、脱気ポンプ10を複数のPWM駆動モードで駆動するようにし、脱気時に袋内の収容状態に応じて、また脱気時と密封時との間でPWM駆動モードを可変するようにしているので、各種条件に応じた適正な脱気が可能となって使い勝手が向上する。
【0032】
また、密封工程において、温度検出センサ14が操作部16の適所に配設され、ヒータ7の高温に直接晒されないため、長期にわたって故障の恐れなく適切に温度検出できる。一方、ヒータ7の温度を直接検出しないため、ヒータ7の温度を加熱時間で制御することになるが、検出した保持部13の温度と電源部4の電圧に応じて加熱時間を制御するようにしているので、ヒータ7の温度制御を精度良く行うことができ、適切な密封を確保することができる。
【0033】
また、ヒータ7への通電前に制御用電源回路5からの電圧信号に基づいて電源部4からヒータ7への出力電圧を測定しておき、温度検出センサ14により保持部13の温度を監視しつつヒータ7への通電を開始し、その検出温度が所定温度を越えると、その後は上記検出電圧に応じて設定された時間だけヒータ7に通電し、その後にヒータ7の動作を停止させるように構成しても、同様の作用効果を奏することができる。
【0034】
また、連続使用等によってヒータ7の保持部13や周囲の温度が上昇していて、ヒータ7の動作前に温度検出センサ14にて検出した温度が、予め設定された温度より高く、適正な密封動作を行えない場合には、ヒータ7の動作を中止するとともに適当な警告を発するようにしているので、不良な密封状態が発生するのを未然に防止することができる。
【0035】
また、電源スイッチ2と低周波トランスを有する電源部4との間に第1の開閉部3を配設し、ヒータ7又はモータ9を動作するときのみ、この第1の開閉部3を制御部12からの指令で第1のフォトカプラ21を介して閉成するように構成しているので、ヒータ7又はモータ9を動作するときのみ電源部4の低周波トランスの1次側が商用電源に接続されるため、無駄にエネルギーが消費されず、本体内の温度上昇をもたらすこともない。
【0036】
なお、上記実施形態の説明では、温度検出センサ14をヒータ7の保持部13の適所に配設した例を示したが、必ずしも保持部13に配設する必要はなく、ヒータ7の周囲に配設しても良く、同様の作用効果を奏することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の密封パック器の制御装置によれば、ヒータ部を保持している保持部又は周囲の温度を検出して制御部に検出信号を出力する温度検出部と、電源部の電圧を検出して制御部に検出信号を出力する電圧検出部とを設け、ヒータ部の動作前に保持部又は周囲の温度と電源部の電圧に応じて適切な加熱時間を算出し、算出した時間だけヒータ部を動作させるように構成したので、温度検出部がヒータ部の高温に直接晒されないことで長期にわたって故障の恐れなく適切に温度検出でき、かつそれに伴ってヒータ部を加熱時間で制御するに当たって、保持部又は周囲の温度と電源部の電圧に応じて加熱時間制御を行うことにより、ヒータ部の温度制御を精度良く行うことができ、適切な密封を確保することができる。
【0038】
また、ヒータ部の動作前に電源部の電圧を測定し、ヒータ部の動作開始後検出温度を監視し、検出温度が所定温度を越えた後検出電圧に応じて設定された時間の後にヒータ部の動作を停止させるように構成しても、同様の作用効果を奏することができる。
【0039】
また、ポンプ部の駆動モードとして少なくとも2つ以上のPWM駆動モードを設け、脱気時に若しくは脱気時と密封時の間でPWM駆動モードを可変するように構成することで、袋内の収容状態に応じてポンプ部のPWM駆動モードを可変することで適正な脱気が可能で使い勝手が向上する。
【0040】
また、ヒータ部又はポンプ部を動作するときのみ電源部の低周波トランスの1次側が商用電源に接続されるようにすることで、無駄にエネルギーが消費されず、本体内の温度上昇をもたらすこともないという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の密封パック器の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同実施形態の密封パック器の要部の縦断側面図である。
【図3】同実施形態の密封パック器の制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電源プラグ
3 第1の開閉部
4 電源部
5 制御用電源回路
5b 電圧値出力部
7 ヒータ
8 モータ駆動回路
9 モータ
10 脱気ポンプ
12 制御部
14 温度検出センサ
20 表示LED
Claims (5)
- 熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体を吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、電源部と、ヒータ部を動作制御する制御部と、ヒータ部の動作時間をカウントするタイマ部と、ヒータ部を保持している保持部又は周囲の温度を検出して制御部に検出信号を出力する温度検出部と、電源部の電圧を検出して制御部に検出信号を出力する電圧検出部とを備え、制御部は、ヒータ部の動作前に保持部又は周囲の温度と電源部の電圧に応じて適切な加熱時間を算出し、算出した時間だけヒータ部を動作させるように構成したことを特徴とする密封パック器の制御装置。
- 熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体を吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、電源部と、ヒータ部を動作制御する制御部と、ヒータ部の動作時間をカウントするタイマ部と、ヒータ部を保持している保持部又は周囲の温度を検出して制御部に検出信号を出力する温度検出部と、電源部の電圧を検出して制御部に検出信号を出力する電圧検出部とを備え、制御部は、ヒータ部の動作前に電源部の電圧を測定し、ヒータ部の動作開始後検出温度を監視し、検出温度が所定温度を越えた後検出電圧に応じて設定された時間の後にヒータ部の動作を停止させるように構成したことを特徴とする密封パック器の制御装置。
- 温度異常時に警告を行う警告手段を設け、ヒータ部の動作前に温度検出部にて検出した温度が、予め設定された温度より高いときは、ヒータ部の動作を中止するとともに警告手段を動作させるように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の密封パック器の制御装置。
- 熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体をポンプ部で吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、ヒータ部とポンプ部に電源を供給する電源部と、ヒータ部及びポンプ部の動作制御を行う制御部とを備え、ポンプ部の駆動モードとして少なくとも2つ以上のPWM駆動モードを有し、制御部は、脱気時に若しくは脱気時と密封時の間でPWM駆動モードを可変するように構成したことを特徴とする密封パック器の制御装置。
- 熱溶着性樹脂フィルムからなる袋内部の気体をポンプ部で吸込脱気し、ヒータ部で加熱溶融して密封する密封パック器の制御装置であって、低周波トランスを有してヒータ部とポンプ部に電源を供給する電源部と、ヒータ部とポンプ部の動作制御を行う制御部と、制御部にて制御される半導体素子で構成され、商用電源と電源部との間の開閉を行う開閉部とを備え、制御部は、ヒータ部又はポンプ部を動作するときのみ開閉部を閉成するように構成したことを特徴とする密封パック器の制御装置。
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