JP2004074866A - 作業用車両における走行用変速装置の改造部構造 - Google Patents

作業用車両における走行用変速装置の改造部構造 Download PDF

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Tetsuji Tanaka
田中 哲二
Masami Higaki
檜垣 正美
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Abstract

【課題】搭載された走行変速機を載せ換えたり、ギヤ交換することなく必要な走行速度が得られ、安価でかつ走行時の変速操作もスムーズに行える。
【解決手段】主変速機2から出力されるプロペラシャフトに、滑り機構を有しない副変速機4を介在させ、シフトスイッチ7により主変速機2を操作する変速コントローラ6で副変速機4を操作可能とし、変速コントローラ6をシフトレバーが前記特定走行モードに操作された場合、所定条件を確認後に走行用変速機と前記副変速機とを連動して切り換えるように構成し、前記所定条件を、主変速機が中立位置でかつ車両が極低速状態であることとした。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばトンネルの掘削土砂や高炉からの排滓などを搬送するベッセルダンプなどの運搬車両や特殊作業車両などにおいて、特定モードの変速比を変更するための作業用車両における走行用変速装置の改造部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
運搬車両や特殊作業車両では、製造当初から使用目的に適した適正な走行速度が得られるギア比のトランスミッション(変速機)が搭載されている。しかし、使用様態や条件が変更されたり、特別な作業に使用される場合には、特別な作業に対応する走行速度が求められることがあり、搭載されたトランスミッションでは対応できない場合がある。このような場合には、トランスミッション自体を交換したり、またはトランスミッションのギヤを交換することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、必要なギヤ比を持つトランスミッションに交換する場合には、その費用が多大であるとともにトランスミッションの大きさが変更されると、車体の搭載位置に設置できなくなるという問題がある。またトランスミッションのギヤ交換は、ケーシングに対して装着するギヤの大きさに制限を受けることから、必ずしも必要なギヤ比が得られるとはかぎらない。
【0004】
ところで、農耕用車両や特殊作業車両には主変速機と副変速機を搭載することがあるが、通常、副変速機専用のシフトレバーが設けられているため、走行時の変速操作が煩雑になるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決して、搭載された走行変速機を載せ換えたり、改造することなく必要な走行速度が得られ、安価でかつ走行時の変速操作も容易でスムーズに行える作業用車両における走行用変速装置の改造部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、走行用変速機を改造することなく特定走行モードの変速比を変更する作業用車両の走行用変速装置の改造部構造であって、前記走行用変速機から出力されるプロペラシャフトに、滑り機構を有しない副変速機を介在させ、シフトスイッチで走行用変速機を操作する変速コントローラにより、前記副変速機を操作可能とし、前記変速コントローラを、シフトスイッチが前記特定走行モードに操作された時に、所定条件を満す場合にのみ走行用変速機と前記副変速機とを連動して切り換えるように構成し、前記所定条件を、主変速機が中立位置で、かつ車両の走行速度が極低速から停止状態としたものである。
【0007】
上記構成によれば、副変速機をプロペラシャフトに介在させるとともに、シフトレバーの操作により、主変速機が中立位置で、かつ車両の走行速度が極低速から停止状態を検出して、走行用変速機と副変速機とを連動して切換えるようにしたので、滑り機構を有しない安価な副変速機を使用しても、切換え時のギヤ鳴りや破損を防止しつつ、スムーズな変速が可能となり、また安価な滑り機構を有しない副変速機を採用することで、改造コストを低減することができる。したがって、搭載された走行変速機を載せ換えたり、変速機自体改造することなく必要な走行速度が得られ、安価で変速比を改造可能でかつ変速操作も容易に行える。
【0008】
また請求項2記載の発明は、運搬車両の走行速度を検出する速度検出器と、ブレーキの操作を検出するブレーキスイッチと、アクセルの操作を検出するアクセルスイッチとを設け、変速コントローラは、前記速度検出器の走行速度と前記ブレーキスイッチの作動信号と前記アクセルスイッチの非作動とにより、車両の走行速度が極低速から停止状態にあることを確認するように構成されたものである。
【0009】
上記構成によれば、車両の走行状態を、速度検出器に加えてブレーキスイッチとアクセルスイッチとで確認することにより、副変速機の切換時にギヤ鳴りやギヤ破損をより確実に防止できて、副変速機の切換えをさらにスムーズに行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る大型搬送車両の変速装置の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。
【0011】
この大型搬送車両の変速装置は、たとえば特定走行モードである後進モードの走行速度を増速するように構成したものである。すなわち、この変速装置は、図1に示すように、エンジン1の出力軸に主クラッチ(図示せず)を介して主変速機(走行用変速機)2が接続され、主変速機2に接続されるプロペラシャフト3の基端部に副変速機4が介在されている。そしてプロペラシャフト3にディファレンシャルギヤなどを介して2個または4個の走行車輪5に連結されている。
【0012】
前記主変速機2および副変速機4を操作する変速コントローラ6には、シフトレバー7aの操作状態を検出するシフトスイッチ7と、走行車輪5などの回転速度を近接スイッチによりパルス波として検出する車両速度センサ8と、アクセルペダルのオン(作動)・オフ(非作動)を検出するアクセルスイッチ9と、ブレーキペダルのオン(作動)・オフ(非作動)を検出するブレーキスイッチ10から信号が入力される。また変速コントローラ6からの操作指令により警告ブザー11をオン・オフして、条件が整わない変速操作を運転者に警告することができるように構成されている。
【0013】
また変速コントローラ6は、シフトスイッチ7が中立(ニュートラル)モードNから後進モードRに切り換えられた時に、所定条件を満たすと副変速機4を低速から高速に切換え、さらに主変速機2を後進モードに切り換える。またシフトスイッチ7が後進モードRから中立モードNに切り換えられた時に、主変速機2を中立モードNに切り換え、さらに一定の条件を満たすと副変速機4を高速から低速に切換えるように構成されている。ここで、所定条件とは、▲1▼.車両の走行速度が1km/h以下であること、▲2▼.アクセルペダルが踏まれていないこと、▲3▼ブレーキペダルが踏まれていること、▲4▼.主変速機2が中立位置であることである。
【0014】
上記変速装置における動作を図2を参照して説明する。
1.シフトスイッチ7が前進モードD→中立モードN→後進モードRに切り換えられた場合、
a.シフトスイッチ7が前進モードDから中立モードNに切り換えられると、変速コントローラ6から主変速機2に前進モードDから中立モードNへの操作指令が出力され、主変速機2が中立モードNに切り換えられる。
【0015】
b.シフトスイッチ7が中立モードN→後進モードRに切り換えられると、▲1▼.車両速度センサ8により車両速度が1km/h以下であり、▲2▼.アクセルスイッチ9がオフ状態であり、▲3▼ブレーキスイッチ10がオンされているとともに、主変速機2が中立モードNである(▲4▼主変速機2は中立モードN)と、変速コントローラ6から副変速機4に低速モードLから高速モードHに切り換える操作指令が出力され、副変速機4が高速モードHに切り換えられる。次いで、変速コントローラ6から主変速機2に中立モードNから後進モードRへの操作指令が出力され、副変速機4が後進モードRに切り換えられる。
【0016】
c.シフトスイッチ7が中立モードN→後進モードRに切り換えられた時に、上記▲1▼〜▲4▼の条件のいずれかが整わなかった場合には、変速コントローラ6から警告ブザー11に起動指令が出力されて警告ブザー11が鳴動される。そして▲1▼〜▲4▼の条件が整うと、変速コントローラ6から警告ブザー11に停止指令が出力され警告ブザー11が停止される。
【0017】
2.シフトスイッチ7が後進モードR→中立モードN→前進モードDに切り換えられた場合、
a.シフトスイッチ7が後進モードRから中立モードNに切り換えられると、変速コントローラ6から主変速機2に後進モードRから中立モードNへの操作指令が出力され、主変速機2が中立モードNに切り換えられる。
【0018】
b.さらに上記▲1▼〜▲4▼の条件が満足され、かつ主変速機2が中立モードNであると、変速コントローラ6から副変速機4に低速モードLから高速モードHに切り換える操作指令が出力され、副変速機4が低速モードLに切り換えられる。
【0019】
c.シフトスイッチ7が後進モードR→中立モードNに切り換えられた時に、上記▲1▼〜▲4▼の条件のいずれかが整わなかった場合には、変速コントローラ6から警告ブザー11に起動指令が出力されて警告ブザー11が鳴動される。そして▲1▼〜▲4▼の条件が整うと、変速コントローラ6から警告ブザー11に停止指令が出力され警告ブザー11が停止される。
【0020】
d.次いでシフトスイッチ7が中立モードNから前進モードDに切り換えられると、変速コントローラ6から主変速機2に中立モードNから前進モードDへの操作指令が出力され、主変速機2は前進モードDに切り換えられる。
【0021】
上記実施の形態によれば、副変速機4をプロペラシャフト3に介在させるとともに、シフトレバー7aが操作された時に、変速コントローラ6では、走行速度が1km/hの極低速と、主変速機2の中立モードMを確認して主変速機2と副変速機4とを連動して切換えるように構成したので、滑り機構を有しない安価な副変速機4を使用することで改造コストを大幅に低減することができ、また副変速機4の変速操作時のギヤ鳴りやギヤ破損を防止しつつ、スムーズな変速が可能となる。したがって、搭載された主変速機を載せ換えたり、変速機のギヤを交換することなく、必要な走行速度が得られ、安価で変速機の変速比を改良可能でかつ、変速操作も1つのシフトレバー7aによりスムーズに行うことができる。
【0022】
また変速コントローラ6では、走行速度が1km/hの極低速時に、さらにアクセルスイッチ9がオフ状態と、ブレーキスイッチ10のオン状態とを確認して、副変速機4を切り換えるように構成したので、変速操作時のギヤ鳴りやギヤ破損をより確実に防止することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、副変速機をプロペラシャフトに介在させるとともに、シフトレバーの操作により、主変速機が中立位置で、かつ車両の走行速度が極低速から停止状態を検出して、走行用変速機と副変速機とを連動して切換えるようにしたので、滑り機構を有しない安価な副変速機を使用しても、切換え時のギヤ鳴りや破損を防止しつつ、スムーズな変速が可能となり、また改造コストを低減することができる。したがって、搭載された走行変速機を載せ換えたり、変速機自体改造することなく必要な走行速度が得られ、安価で変速比を改造可能でかつ変速操作も容易に行える。
【0024】
また請求項2記載の発明によれば、車両の走行状態を、速度検出器に加えてブレーキスイッチとアクセルスイッチとで確認することにより、副変速機の切換時にギヤ鳴りやギヤ破損をより確実に防止できて、副変速機の切換えをさらにスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大型搬送車両の変速装置の実施の形態を示す構成図である。
【図2】同変速コントローラを示すブロック図である。
【符号の説明】
1  エンジン
2  主変速機
3  プロペラシャフト
4  副変速機
5  走行車輪
6  変速コントローラ
7  シフトスイッチ
8  車両速度センサ
9  アクセルスイッチ
11  警告ブザー

Claims (2)

  1. 走行用変速機を改造することなく特定走行モードの変速比を変更する作業用車両の走行用変速装置の改造部構造であって、
    前記走行用変速機から出力されるプロペラシャフトに、滑り機構を有しない副変速機を介在させ、
    シフトスイッチで走行用変速機を操作する変速コントローラにより、前記副変速機を操作可能とし、
    前記変速コントローラを、シフトスイッチが前記特定走行モードに操作された時に、所定条件を満す場合にのみ走行用変速機と前記副変速機とを連動して切り換えるように構成し、
    前記所定条件を、主変速機が中立位置で、かつ車両の走行速度が極低速から停止状態とした
    ことを特徴とする作業用車両における走行用変速装置の改造部構造。
  2. 運搬車両の走行速度を検出する速度検出器と、ブレーキの操作を検出するブレーキスイッチと、アクセルの操作を検出するアクセルスイッチとを設け、
    変速コントローラは、前記速度検出器の走行速度と前記ブレーキスイッチの作動信号と前記アクセルスイッチの非作動とにより、車両の走行速度が極低速から停止状態にあることを確認するように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の作業用車両における走行用変速装置の改造部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529181A (ja) * 2008-07-24 2011-12-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 距離測定
CN113593252A (zh) * 2021-07-26 2021-11-02 西安商汤智能科技有限公司 渣土车管理方法及装置、电子设备及计算机可读存储介质

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