JP2004074732A - インクカートリッジホルダ - Google Patents

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橋爪 良博
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Abstract

【課題】より迅速にデザインを行うことができ、且つ、付加価値の高いインクカートリッジホルダを得ること。
【解決手段】インクカートリッジ11a、11bを収納(保持)するインクカートリッジホルダ1は、インクジェットプリンタの下部ハウジングに相当する、インクカートリッジ11a、11bを保持する本体部2と、インクジェットプリンタの上部ハウジングに相当する、本体部2を覆う開閉自在な蓋部3とを備えている。本体部2及び蓋部3は、それぞれインクジェットプリンタの外観形状を模して形成されており、これにより、その外観形状のデザインに際しては、インクジェットプリンタのデザインをそのまま流用することによって容易且つ迅速に行うことができると共に、デザイン変更についても極めて容易且つ迅速に行うことができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録材に記録を行う記録装置において着脱可能に設けられるインクカートリッジの、保管用(収納用)ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置の一つとしてインクジェットプリンタがあり、インクジェットプリンタは、インク滴を吐出する為のノズルを有するインクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドに供給されるべきインクを貯留するインクカートリッジを、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに備えている。
【0003】
インクカートリッジは、キャリッジに装着された際に、そのインク供給口にノズルに連通するインク供給針が刺さる様に構成されていて、インクカートリッジがキャリッジに装着され、且つ、インクジェット記録ヘッドをキャッピングして負圧を生じさせるキャッピング手段がキャップ内に負圧を生じさせると、インクカートリッジからノズルへとインクが導かれる様になっている。
【0004】
ここで、一旦装着したインクカートリッジをインクが一定量残留したまま取り外し、その後に再度装着すると、インク供給口に付着した異物等がノズルに進入し、インク流通路を詰まらせたり、或いは、インク供給口におけるシール性能が低下して、インク漏れを生じさせることがある。そこで、インクが一定量残留した状態のインクカートリッジを適切に保管すべく、専用のインクカートリッジホルダが用いられることがある。
【0005】
このインクカートリッジホルダは、インクカートリッジの形状に合わせてインクカートリッジ保持部が形成された本体部と、該本体部を覆う開閉自在な蓋部とによって構成されていて、外部からの塵埃の進入を防ぎ、適切な状態でインクカートリッジを保管できる様になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の製品開発においては機能もさることながらデザインが重視される場合が少なくなく、インクジェットプリンタ及びその周辺商品についても同様である。しかし、デザイン性を重視する場合、その設計開発に時間を費やすこととなり、特に、上述したインクカートリッジホルダの様なプリンタ周辺商品はある程度流行性に富む性質を有し、商品のライフサイクルが短いことから、商品開発のスピードアップが求められる。
【0007】
加えて、従来のインクカートリッジホルダは、インクカートリッジを保管する機能を有するのみであり、その他の機能は有しておらず、付加価値性の低いものであった。
【0008】
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、より迅速にデザインを行うことができ、且つ、付加価値の高いインクカートリッジホルダを得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の実施の態様は、インクカートリッジを保持する本体部と、該本体部に開閉自在に設けられる蓋部と、を備えたインクカートリッジホルダであって、外観形状が、被記録材に記録を行う記録装置の外観形状を模して形成されていることを特徴とする。
上記第1の実施の態様によれば、インクカートリッジを保持する本体部と、該本体部に開閉自在に設けられる蓋部と、からなるインクカートリッジホルダは、その外観形状が被記録材に記録を行う記録装置の外観形状を模して形成されているので、その外観形状のデザインに際しては、前記記録装置のデザインをそのまま流用することによって容易且つ迅速に行うことができると共に、デザイン変更についても極めて容易且つ迅速に行うことができる。
【0010】
また、インクカートリッジホルダの外観形状が記録装置(例えば、インクジェットプリンタ)の外観形状を模して形成されていることから、インクカートリッジホルダの記録装置に対する従属性(関連性)を容易に判断することができ、ユーザフレンドリとなる。つまり、インクカートリッジホルダが、一見してプリンタに係るものであることが判断できるので、その用途・機能が外観から何人にも判断し易く、ユーザフレンドリとなる。
【0011】
本発明の第2の実施の態様は、上記第1の実施の態様において、前記記録装置が、外観を構成するハウジング部材の略中央部にインクカートリッジ交換用の開口部及び該開口部を覆う開閉自在なプリンタカバーを備え、前記蓋部において前記プリンタカバーに相当する部分が透明部材によって形成されることにより、内部が視認可能に構成されていることを特徴とする。
上記第2の実施の態様によれば、インクカートリッジホルダにおいて、記録装置のプリンタカバーに相当する部分が透明部材によって形成されることにより、内部が視認可能に構成されているので、内部のインクカートリッジの有無が容易に判別することができる。
【0012】
本発明の第3の実施の態様は、上記第1のまたは第2の実施の態様において、前記蓋部が、前記本体側の後部を回動支点として回動可能となる様に設けられ、前記蓋部を閉状態から開状態への切り替わり方向に付勢する付勢手段と、前記蓋部を閉状態に保持する蓋保持手段とを備えていることを特徴とする。
上記第3の実施の態様によれば、蓋部は本体部に対して回動可能に設けられ、且つ、閉状態から開状態への切り替わり方向に蓋部を付勢する付勢手段と、蓋部を閉状態に保持する蓋保持手段とを備えているので、蓋部の開放が行い易く、取り扱い性が向上する。
【0013】
本発明の第4の実施の態様は、上記第3の実施の態様において、前記蓋保持手段が、前記本体部に設けられ、前記蓋部と弾性的に係合する本体側係合部と、前記蓋部に形成され、前記本体側係合部と係合する蓋側係合部と、を備え、前記本体側係合部を押圧することにより、前記本体側係合部と前記蓋側係合部との係合状態が解除される様に構成されていることを特徴とする。
【0014】
上記第4の実施の態様によれば、蓋部を閉状態に保持する蓋保持手段が、本体部に設けられる本体側係合部と、蓋部に設けられ、前記本体側係合部と係合する蓋側係合部とを備え、前記本体側係合部を押圧することにより、前記本体側係合部と前記蓋側係合部との係合状態が解除される様に構成されているので、前記本体側係合部をワンプッシュすることによって蓋部を開放することができ、操作性が良い。
【0015】
本発明の第5の実施の態様は、上記第4の実施の態様において、前記本体側係合部が、樹脂成形によって前記本体部と一体的に設けられていることを特徴とする。
上記第5の実施の態様によれば、前記本体側係合部が、樹脂成形によって前記本体部と一体的に設けられているので、インクカートリッジホルダをより安価に構成することができる。
【0016】
本発明の第6の実施の態様は、上記第1から第5の実施の態様のうちいずれかにおいて、前記蓋部が、前記本体部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする。
上記第6の実施の態様によれば、前記蓋部が、前記本体部に対して着脱可能に設けられているので、新たなデザイン形状を有する蓋部に交換することが可能となり、より一層ユーザフレンドリとなる。
【0017】
本発明の第7の実施の態様は、上記第1から第6の実施の態様のうちいずれかにおいて、前記本体部又は前記蓋部に、収納する前記インクカートリッジの種類を示す識別表示が設けられていることを特徴とする。
上記第7の実施の態様によれば、前記本体部又は前記蓋部に、収納する前記インクカートリッジの種類(インク色)を示す識別表示が設けられているので、インクカートリッジ収納時の取り扱い性が向上する。
【0018】
本発明の第8の実施の態様は、上記第1から第7の実施の態様のうちいずれかにおいて、前記記録装置が、装置後方側に被記録材を傾斜姿勢に支持するプリンタペーパーサポートを備え、前記蓋部に、前記プリンタペーパーサポートに相当するホルダペーパーサポートを備えていることを特徴とする。
上記第8の実施の態様によれば、インクカートリッジホルダは蓋部に記録装置におけるペーパーサポート(プリンタペーパーサポート)と同様なペーパーサポート(ホルダペーパーサポート)を備えているので、例えば、このホルダペーパーサポートに記録済みの被記録材(L版サイズ印刷用紙、ハガキサイズ印刷用紙等)をセットすれば、写真立てとしても利用することができ、インクカートリッジホルダの付加価値を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について図1乃至図6を参照しながら説明する。ここで、図1は本発明に係るインクカートリッジホルダ(以下「ホルダ」と言う)1の蓋部3を閉じた状態の外観斜視図、図2は同じく開いた状態の外観斜視図、図3はホルダ1を斜め下から見た外観斜視図である。また、図4は本体2の外観斜視図であり、図5はペーパーサポート6の外観斜視図である。更に、図6は「記録装置」としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)501の外観斜視図である。
【0020】
先ず、プリンタ501の外観構成について説明すると、プリンタ501は、下部ハウジング502と上部ハウジング503によってプリンタ本体の外観が構成され、下部ハウジング502には図示しない装置本体が載設され、上部ハウジング503は、前記装置本体を覆う様なドーム形状をなし、前記装置本体を覆う様に下部ハウジング502に取り付けられる。
【0021】
上部ハウジング503の中央部には透明部材からなるカバー505が開閉自在に設けられていて、該カバー505を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等が行える様になっている。
【0022】
プリンタ501の後方側にはペーパーサポート506が着脱自在に設けられ、該ペーパーサポート506によって、複数枚の印刷用紙が傾斜姿勢で保持され、そして図示しない給紙装置によって最上位のものから1枚ずつ給送される。また、プリンタ501の前方側には開口部507が設けられ、該開口部507から、印刷の行われた印刷用紙が略水平に排出される。
【0023】
この開口部507には排紙スタッカ504が設けられている。排紙スタッカ504は前方側に引き出し(スライド)可能に設けられていて、引き出されることにより、開口部507から排出される印刷用紙をスタックする。以上が、プリンタ501の外観構成である。
【0024】
次に、図1に示す様に、本発明に係るホルダ1は、その外観形状がプリンタ501の外観形状を模したものとなっている。即ち、ホルダ1は本体部2と蓋部3とから構成されていて、図6と図1から明らかな様に、本体部2はプリンタ501の下部ハウジング502の外観形状を、蓋部3はプリンタ501の上部ハウジング503の外観形状をそれぞれ模して形成されている。加えて、プリンタ501のペーパーサポート506とサイズは異なるものの同様な形状をなすペーパーサポート6を、蓋部3の後方側に着脱自在に備えている。更に加えて、蓋部3の前方側下部はプリンタ501の開口部507と同様な開口形状1aが形成され、一方で本体部2において開口形状1aに位置する部分には、排紙スタッカ504の代替として、符号4で示す押圧操作部4(後述)が設けられている。
【0025】
以上により、ホルダ1は、その外観形状が一般的な記録装置としてのプリンタ501の外観形状を模したものとなっていて、換言すれば、プリンタ501をそのまま小型化した様な外観形状を有している。
【0026】
次に、蓋部3の略中央付近には、符号5で示す透明部材が配設されている。透明部材5は、プリンタ501におけるカバー505に相当する部材であり、外部から内部が視認可能な様に構成されている。尚、本実施形態では、透明部材5はプリンタ501におけるカバー505の様に前方側から後方側に向かって開く(開閉自在)様に設けられておらず、蓋部3の中央部に固設された状態となっているが、プリンタ501のカバー505と同様に、開閉自在となる様に蓋部3に取り付けても構わない。
【0027】
続いて、蓋部3は、本体部2の後部で回動可能に軸支されている。より詳しくは、図3及び図4に示す様に、本体部2には軸受け部9a、9b、9cが形成されていて、一方で蓋部3の側には、基端部10a、10bの両側から軸(図示略)が延び、軸受け部9a、9b、9cに弾性的に嵌入した状態となっている。従ってこれにより、蓋部3は本体部2の後部で回動可能に軸支され、図1及び図2に示す様に、開閉可能となっている。尚、上述の通り蓋部3は軸(図示略)が軸受け部9a、9b、9cに弾性的に嵌入することによって本体部2に取り付けられる為、蓋部3は、本体部2から容易に取り外すことができる様になっている。
【0028】
次に、図2に示す様に本体部2の内部右側にはねじりコイルばね7が設けられ、その一端側は本体部2に、他端側(符号7aで示す)は蓋部3に弾接した状態となっている。従って蓋部3は、このねじりコイルばね7の付勢力によって、閉状態から開状態への切り替わり方向に付勢された状態となっている。
【0029】
続いて、本体部2の略中央付近には、「本体側係合部」としての押圧操作部4が配設されている。押圧操作部4には、図2に示す様に係止突起4aが形成され、該係止突起4aが、蓋部3側に設けられた「蓋側係合部」としての係止溝3bに係止(係合)し、前記ねじりコイルばね7の付勢力に抗して、蓋部3を閉状態に保持する様になっている。
【0030】
従って、蓋部3を開放する際には、押圧操作部4を押圧して係止突起4aと係止溝3bとの係合状態を解除する。すると、これにより、ねじりコイルばね7の付勢力によって蓋部3が図1から図2の変化に示す様に回動し、本体部2の内部が露呈する。
尚、押圧操作部4は本体部2と樹脂成形によって一体的に形成されていて、これにより、押圧操作部4が低コストに設けられている。
【0031】
次に、本体部2には、インクカートリッジ11a、11bが嵌合する様に、それぞれのインクカートリッジ11a、11bの下部の形状に合わせてインクカートリッジ収納用凹部8a、8bが形成されている(図4参照)。
【0032】
ここで、インクカートリッジ11a、11bは、それぞれカラー用及びブラック用のインクカートリッジであり、図示する様に、ブラック用のインクカートリッジ11bは、カラー用のインクカートリッジ11aよりもサイズ(幅寸法)が小なる様に形成されている。そして、収納凹部8a、8bは、これらサイズの異なるインクカートリッジ11a、11bのサイズ及びその下部の形状に合わせて形成され、インクカートリッジ11aは収納用凹部8aに、インクカートリッジ11bは収納用凹部8bにそれぞれほぼ隙間無く嵌合する様に、収納(保持)される様になっている。従ってこれにより、インクカートリッジ11a、11bのぞれぞれの底部に設けられたインク供給口(図示せず)への塵埃等の付着を防止することができる様になっている。
【0033】
尚、蓋部3の側には、図1及び図2に示す様に収納用凹部8a、8bに収納すべきインクカートリッジの種類を示す表示部12a、12bが設けられている。表示部12aにはカラー用のインクカートリッジ11aの収納用を表す”COLOR”の文字が、表示部12bにはブラック用のインクカートリッジ11bの収納用を表す”BK”の文字がそれぞれ刻印され、これにより、収納すべきインクカートリッジの種類が容易に判断可能となっている。
【0034】
次に、蓋部3の後方側には、図2に示す様にペーパーサポート6の差し込み口3aが形成されている。一方で、ペーパーサポート6は、図5に示す様に蓋部3に装着された際にやや後方側に湾曲する様なサポート部6aと、該サポート部6aの下部に差し込み部6c及び弾性係止部6bが形成されている。
【0035】
弾性係止部6bは差し込み部6cの両側に形成されていて、差し込み部6cが蓋部3の差し込み口3aに差し込まれる際に、内側に弾性変形することができる様になっている。そして、差し込み部6cが蓋部3の差し込み口3aに完全に差し込まれると、弾性変形部6bの先端部の鉤状部が、差し込み口3aの縁部に係止し、これにより、ペーパーサポート6が蓋部3から脱落しない様に装着される。即ち、ぺーパーサポート6はこの様に装着されることにより、蓋部3に対して着脱自在となっている。
【0036】
以下、以上の様に構成されたホルダ1の作用効果について図1を参照しながら説明する。先ず、ホルダ1は、その外観形状が一般的な記録装置としてのプリンタ501の外観形状を模して形成されているので、その外観形状のデザインに際しては、プリンタ501のデザインをそのまま流用することによって容易且つ迅速に行うことができると共に、デザイン変更についても極めて容易且つ迅速に行うことができる。
【0037】
また、ホルダ1の外観形状がプリンタ501の外観形状を模して形成されていることから、プリンタ501に対するホルダ1の従属性(関連性)を容易に判断することができ、ユーザフレンドリとなる。つまり、ホルダ1が、一見してプリンタ501に係る物品であることが容易に判断できるので、その用途・機能が何人にも外観から判断し易く、ユーザフレンドリとなる。
【0038】
特に、図1から明らかな様に、透明部材5を介して外部から視認可能なインクカートリッジ11a、11bは、その配置構成が、あたかもプリンタ501において透明部材5に相当するカバー505を介して外部から視認可能なインクカートリッジ(図6では図示せず)と同様であり、プリンタ501の外観形状のみならず、プリンタ501の内部における配置構成についても、プリンタ501を模したものと認識することができ、より一層ユーザフレンドリとなっている。
【0039】
尚、本実施形態では蓋部3を本体部2から容易に取り外すことができるので、蓋部3のみを他のデザインのものに変更することにより、ホルダ1のデザインをプリンタ501の外観形状に常に容易に合わせることができる。
【0040】
更に、ホルダ1において、プリンタ501のカバー505に相当する部分が透明部材5によって形成されることにより、内部が視認可能に構成されているので、内部のインクカートリッジ11a、11bの有無が容易に判別することができる。
【0041】
加えて、蓋部3は本体部2に対して回動可能に設けられ、且つ、閉状態から開状態への切り替わり方向に蓋部3を付勢する付勢手段としてのねじりコイルばね7(図2参照)と、蓋部を閉状態に保持する蓋保持手段としての押圧操作部4及び係止溝3b(図2参照)とによってその開放操作が行われるので、ワンタッチで蓋部3の開放操作を行うことができ、取り扱い性が向上すると共に、開放状態(図2の状態)でもねじりコイルばね7の付勢力が働いている為、蓋部3が揺動しづらく、また、閉じることもない為、この点においても取り扱い性が良い。
【0042】
更に加えて、蓋部3には、プリンタ501におけるペーパーサポート506と同様なペーパーサポート6を備えているので、例えば、このペーパーサポート6に印刷の行われた印刷用紙(例えば、L版サイズ印刷用紙、ハガキサイズ印刷用紙等)をセットすれば、写真立てとしても利用することができる。尚、本実施形態では、ペーパーサポート6は着脱可能に設けられているので、ペーパーサポート6の代替として他のホルダ部品、例えば、メモリカード(半導体メモリ)を保持するメモリカードホルダを装着して、前記メモリカードを保持する様に構成しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、インクカートリッジを保持する本体部と、該本体部に開閉自在に設けられる蓋部と、からなるインクカートリッジホルダは、その外観形状が被記録材に記録を行う記録装置の外観形状を模して形成されているので、その外観形状のデザインに際しては、前記記録装置のデザインをそのまま流用することによって容易且つ迅速に行うことができると共に、デザイン変更についても極めて容易且つ迅速に行うことができる。また、インクカートリッジホルダの外観形状が記録装置(例えば、プリンタ)の外観形状を模して形成されていることから、インクカートリッジホルダの記録装置に対する従属性(関連性)を容易に判断することができ、ユーザフレンドリとなる。つまり、インクカートリッジホルダが、一見してプリンタに係るものであることが判断できるので、その用途・機能が外観から判断し易く、ユーザフレンドリとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクカートリッジホルダの外観斜視図である。
【図2】本発明に係るインクカートリッジホルダの外観斜視図である。
【図3】本発明に係るインクカートリッジホルダの外観斜視図である。
【図4】本発明に係るインクカートリッジホルダの外観斜視図である。
【図5】ペーパーサポートの外観斜視図である。
【図6】インクジェットプリンタの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジホルダ、2 本体部、3 蓋部、4 押圧操作部、5 透明部材、6 ペーパーサポート、7 ねじりコイルばね、8 収納凹部、9a、9b、9c 軸受け部、10a、10b 基端部、11a、11b インクカートリッジ、12a、12b 表示部

Claims (9)

  1. インクカートリッジを保持する本体部と、
    該本体部に開閉自在に設けられる蓋部と、を備えたインクカートリッジホルダであって、
    外観形状が、被記録材に記録を行う記録装置の外観形状を模して形成されている、ことを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  2. 請求項1において、前記記録装置が、外観を構成するハウジング部材の略中央部にインクカートリッジ交換用の開口部及び該開口部を覆う開閉自在なプリンタカバーを備え、
    前記蓋部において前記プリンタカバーに相当する部分が透明部材によって形成されることにより、内部が視認可能に構成されている、
    ことを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  3. 請求項1または2において、前記蓋部が、前記本体側の後部を回動支点として回動可能となる様に設けられ、
    前記蓋部を閉状態から開状態への切り替わり方向に付勢する付勢手段と、
    前記蓋部を閉状態に保持する蓋保持手段と、
    を備えていることを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  4. 請求項3において、前記蓋保持手段が、前記本体部に設けられ、前記蓋部と弾性的に係合する本体側係合部と、
    前記蓋部に形成され、前記本体側係合部と係合する蓋側係合部と、を備え、
    前記本体側係合部を押圧することにより、前記本体側係合部と前記蓋側係合部との係合状態が解除される様に構成されている、
    ことを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  5. 請求項4において、前記本体側係合部が、樹脂成形によって前記本体部と一体的に設けられている、
    ことを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項において、前記蓋部が、前記本体部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項において、前記本体部又は前記蓋部に、収納する前記インクカートリッジの種類を示す識別表示が設けられている、
    ことを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  8. 請求項1から7のいずれか1項において、前記記録装置が、装置後方側に被記録材を傾斜姿勢に支持するプリンタペーパーサポートを備え、
    前記蓋部に、前記プリンタペーパーサポートに相当するホルダペーパーサポートを備えている、
    ことを特徴とするインクカートリッジホルダ。
  9. 請求項8において、前記ホルダペーパーサポートが着脱自在に設けられていることを特徴とするインクカートリッジホルダ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006110946A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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