JP2004073375A - 洗髪装置 - Google Patents

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JP2004073375A
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Taiji Ito
伊藤 泰二
Ritsuko Ito
伊藤 理津子
Masaru Maneyama
間根山 勝
Fumiko Arimura
有村 文子
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UKIMA KAGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

【課題】洗髪すべき者をベッドに寝かせた状態で、周囲をよごすことなく洗髪することができるように構成した洗髪装置を提供する。
【解決手段】洗髪装置100は、洗髪すべき者の頭部を受け入れることができる洗髪器110と、洗髪器110の下方に配置され、かつ洗髪器110を支持するための支持部材140と、支持部材140の下方に配置され、かつ移動可能なタンク部材150とを備える。タンク部材150は、洗髪器110の中に温水を供給するための給水タンク170と、洗髪器110の底部から排水を受け入れるための排水タンク180とを含む。洗髪器110の垂直方向の中心軸線と、支持部材140の垂直方向の中心軸線とは、一致するように構成される。支持部材140の垂直方向の中心軸線と、タンク部材150の垂直方向の中心軸線とは、一致するように構成される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗髪すべき者の頭部を洗髪するための洗髪装置に関する。特に、本発明は、要介護者、病院に入院中の患者などをベッドに寝かせた状態で周囲をよごすことなく患者などを洗髪するための密閉型洗髪器を含む洗髪装置に関する。また、本発明は、家庭、床屋、美容院等において、仰向け状態で洗髪すべき者の頭部をほぼ水平な状態に保持して周囲をよごすことなく頭部を洗髪するための密閉型洗髪器を含む洗髪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭54−53066号公報に開示されている自動洗髪機は、本体頂面に配置されたシャンプーボールと、給湯回路と、循環回路と、廃湯回路とを備え、噴射ノズルを介してシャンプーボール内に湯又は石けん水を噴射するように構成されている。
特開平9−28447号公報に開示されている洗髪装置は、移動可能な筐体の上部にシャワー部を設ける。メイン制御装置は、三方制御弁、電磁弁、電源の制御と、給水ポンプ及び吸引ポンプを制御する。サブ制御装置は、貯留タンクの水位及び水温を監視し、水温が設定温度を保つようにヒータへ印加される電圧を制御する。この洗髪装置は、加温されたオゾン水を使用する。
特開平10−290713号公報に開示されている可動洗髪台は、下部本体と、上部本体とを備える。下部本体内部には、タンク、電動給水ポンプ、流動センサ、圧力センサ、アキュームレータ、制御回路が設けられる。給水路が、タンク底面から電動給水ポンプ、流動センサ、アキュームレータを経て、上部本体に設けられたコックに至る。更に、給水路はコックからホースを経てシャワーヘッドに至る。上部本体には、洗髪ボールが形成される。
【0003】
特開平11−290115号公報に開示されている可動式シャンプー装置は、上部に洗髪台を有する移動可能なケーシングを備える。シャワーノズルが洗髪台に設けられる。ケーシング内には、清水タンクおよび汚水タンクが設けられる。ケーシングには、清水タンクからシャワーノズルに清水を供給するポンプと、シャンプーノズルにノズルにシャンプーを供給するポンプとが設けられる。洗髪台と汚水タンクは配管で接続される。
特開2000−342324号公報に開示されている洗髪車は、シャンプボール保持具を、台車に設けたガイドレールに横方向に移動可能に支持した保持具と、この保持具に高さ調整可能に固定するようにした昇降フレームと、この昇降フレームに固定し、シャンプボールを旋回及び取り外し可能に保持する環状のシャンプボール受けとを備える。
【0004】
特開2001−95619号公報に開示されている洗髪車は、洗髪用水タンクと、汚水溜タンクと、シャンプボールとを台車に備える。
特開2002−65341号公報に開示されている自動洗髪器は、下位L水量センサにより貯湯タンクが空であることを検出すると、給湯バルブを開いて貯湯タンクへの温水供給を開始する。中位M水量センサが貯湯タンクに水位Mまで温水がたまったことを検知すると、サーミスタが温水温度を検知する。この温度が低すぎるとき、給湯を継続しながら、ポンプを一定時間動作させ、貯湯タンクにたまった温水を排水する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動洗髪器は、装置の構造が複雑で、装置のサイズが大きく、作業性がよくない形状を有していた。また、従来の洗髪装置は、シャワーリングの操作が複雑であり、病院、家庭などで素人が簡単に洗髪作業を行うのが困難であった。
【0006】
【発明の目的】
本発明の目的は、要介護者、病院に入院中の患者などをベッドに寝かせた状態で、患者などの頭部を確実に支持して、周囲をよごすことなく簡単に洗髪することができるように構成した洗髪装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、家庭、床屋、美容院等において、少ないスペースを用いるだけで、頭部以外をぬらさずに、周囲をよごすことなしに、頭部を気持ち良く洗髪することができるように構成した洗髪装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、洗髪すべき者の頭部を洗髪するための洗髪装置であって、洗髪すべき者の頭部を受け入れることができるように構成された洗髪器と、洗髪器の下方に配置され、かつ洗髪器を支持するための支持部材と、支持部材の下方に配置され、かつ移動可能なように構成されたタンク部材とを備えるように構成した。この洗髪装置では、洗髪器は、前側に設けられ、洗髪すべき者の頭部を受け入れるための前開口部と、後側に設けられた1つ以上の作業用孔と、底部に設けられた排水用の底開口部とを有しており、タンク部材は、洗髪器の中に温水を供給するための給水タンクと、洗髪器の底部から排水を受け入れるための排水タンクとを含んでおり、洗髪器の垂直方向の中心軸線と、支持部材の垂直方向の中心軸線とは一致するように構成され、支持部材の垂直方向の中心軸線と、前記タンク部材の垂直方向の中心軸線とは一致するように構成されることを特徴とする。
この構成により、患者などをベッドに寝かせた状態で、患者などの近くに小型の洗髪装置を配置して、周囲をよごすことなく、患者などを洗髪することができる。
【0008】
本発明の洗髪装置においては、支持部材は、円筒形の保持筒部と、該保持筒部の下部に配置されたベース部とを備え、保持筒部は、その軸線方向に伸縮可能なように、ベローズ状の形態をもつように構成されるのが好ましい。この構成により、洗髪すべき者の頭部の位置に合わせて、洗髪器の垂直方向の高さを調節することができる。
また、本発明の洗髪装置においては、給水タンクの中には、給水ポンプと、ヒータと、レリーフ弁とが設けられ、給水ポンプが作動することにより、給水タンクの中の水は、供給管を介してヒータを通して、給湯用管に送られるように構成され、レリーフ弁用管は、一端がレリーフ弁に接続され、他端は供給管に接続される。さらに、本発明の洗髪装置においては、レリーフ弁の動作圧力が設定圧を超えているときにレリーフ弁は開かれ、レリーフ弁の動作圧力が設定圧以下であるときにレリーフ弁は閉じられ、レリーフ弁を閉じることにより、給水タンクの中の水は、供給管を介してヒータを通して、給湯用管に送られるように構成される。そして、本発明の洗髪装置においては、給水ポンプとヒータを作動させて、給水タンク内の水を加熱し、加熱した温水を給湯用管の中に送り込むように構成され、シャワーヘッドが、給湯用管の一端に接続されるのが好ましい。この構成により、一定の温度に加熱した温水を給湯用管を介してシャワーヘッドに確実に供給することができる。
【0009】
また、本発明の洗髪装置においては、シャワーヘッドの噴射孔から噴射される温水の噴射及び停止を制御するための手元スイッチが、前記シャワーヘッドの噴射頭部の外周部に配置されており、前記手元スイッチを「ON」の位置にセットすると、温水を前記噴射孔から噴射させることができ、前記手元スイッチを「OFF」の位置にセットすると、温水の噴射を停止させることができるように構成されるのが好ましい。この構成により、手元スイッチにより、温水の噴射の制御をたやすく行うことができる。
また、本発明の洗髪装置においては、温度センサが、前記ヒータの出口における温水の温度を検出するために設けられるのが好ましい。この構成により、シャワー温度を確実に知ることができる。
また、本発明の洗髪装置においては、液量センサが、給水タンクの中の水の貯水量を検出するために設けられるのが好ましい。この構成により、給水タンクの中の水の量を確実に知ることができる。
更に、本発明の洗髪装置においては、ミストスチームを出力する動作時間、ミストスチーム温度などを設定することができるように構成されたタイマー式のミストスチーマを備え、タイマーを設定して、動作スイッチを入れると、設定した時間の間、設定温度のミストスチームが、スチーム管路を通って前記洗髪器の中に供給されるように構成されるのが好ましい。この構成により、設定温度のミストスチームを、洗髪すべき者の頭部に、設定した時間の間、供給することができる。
【0010】
【発明の効果】
本発明の洗髪装置を用いると、要介護者、病院に入院中の患者などをベッドに寝かせた状態で周囲をよごすことなく、患者などを洗髪することができる。また、本発明の洗髪装置を用いると、素人でも確実に要介護者などを洗髪することができるので、要介護者は気持ちの良さを感じ、洗髪する者と洗髪される者との間に人間としての感情のふれあいが生じ、両者が生きる喜びを分かち合うようになる。
また、本発明の洗髪装置は、水飛散防止タイプであるので、家庭、床屋、美容院等において、少ないスペースを用いるだけで、周囲をよごすことなく、洗髪することができる。また、本発明の洗髪装置は、水飛散防止タイプであるので、シャワー圧力を十分に上げることができるので、頭部を気持ち良く洗髪することができる。
さらに、本発明の洗髪装置は、小型であり、広い利用スペースを必要としない。
さらに、本発明の洗髪装置は、操作が容易であり、移動が簡単である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の洗髪装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)第1の実施の形態
最初に、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態を説明する。
(1・1)洗髪装置の全体構造
図1および図2を参照すると、洗髪すべき者の頭部を洗髪するための洗髪装置100を図示している。洗髪装置100は、洗髪すべき者の頭部を受け入れることができるように構成された洗髪器110と、洗髪器110の下方に配置され、かつ洗髪器110を支持するための支持部材140と、支持部材140の下方に配置され、かつ移動可能なように構成されたタンク部材150とを備える。すなわち、支持部材140は、洗髪器110とタンク部材150との間に位置する。タンク部材150は、洗髪器110の中に温水を供給するための給水タンク170と、洗髪器110の底部から排水を受け入れるための排水タンク180とを含む。洗髪器110の垂直方向の中心軸線と、支持部材140の垂直方向の中心軸線とは、一致するように構成されるのが好ましい。支持部材140の垂直方向の中心軸線と、タンク部材150の垂直方向の中心軸線とは、一致するように構成されるのが好ましい。
【0012】
図16を参照すると、本明細書において、「前」とは、洗髪器110において、洗髪すべき者102の足102tに向かう方向を示し、「後」とは、洗髪器110において、洗髪すべき者102の身体102bを配置していない方の方向を示し、「上」とは、洗髪器110において、洗髪すべき者102の身体102bより上へ向かう方向を示し、「下」とは、洗髪器110において、洗髪すべき者102の身体102bより下へ向かう方向を示し、「右」とは、洗髪器110において、洗髪すべき者102の右手102rのある方を示し、「左」とは、洗髪器110において、洗髪すべき者102の左手102fのある方を示す。
【0013】
図1〜図5を参照すると、洗髪器110は、本体ヘルメット112を含む。給湯用管162の一端が給水タンク170に接続される。シャワーヘッド164が給湯用管162の他端に接続される。シャワーヘッド164の表面には複数の噴射孔が設けられる。給水タンク170の中から給湯用管162を介して、シャワーヘッド164の噴射孔を通して、温水を洗髪すべき者102の頭部102hに噴射させることができるように構成される。
【0014】
オプションとして、洗髪装置100は、洗髪すべき者102の首部の後ろ側を受けるための背上げパッド118(図20参照)を備えることができる。この構成では、背上げパッド118は合成ゴムなどの弾性変形可能な材料で形成される。背上げパッド118はナイロンなどの防水材料のカバーを備えるのがよい。
オプションとして、洗髪装置100は、ドライヤヘッド(図示せず)を備えることができる。この構成では、ドライヤヘッドは送風用管(図示せず)に接続される。送風装置(図示せず)はタンク部材150に配置するのがよい。この構成では、送風装置から送風用管を介してドライヤヘッドの吹出孔より温風および冷風を洗髪すべき者102の頭部102hに吹き出すことができるように構成することができる。
【0015】
(1・2)本体ヘルメットの構造
図2、図8〜図11を参照すると、本体ヘルメット112は、上半部112tと、下半部112vとを含むように構成される。本体ヘルメット112は、上半部112tと下半部112vをそれぞれ別個に成形し、その後、上半部112tと下半部112vを接着、溶着などにより接合することにより製造することができる。本体ヘルメット112は、プラスチック材料で形成されるのがよい。本体ヘルメット112は、例えば、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリプロピレンなどの合成樹脂で製造することができる。この構成では、上半部112tと下半部112vとは密封されるように結合される。上半部112tと下半部112vとは同一材料で形成されるのが好ましいが、上半部112tは下半部112vと異なる材料で形成することもできる。
或いは、本体ヘルメット112の上半部112tと下半部112vとは、互いに嵌め込み可能なように構成され、上半部112tの嵌め込み部と下半部112vの嵌め込み部を嵌め込んだとき、上半部112tと下半部112vの嵌め込み部分は密封できるように構成することもできる。この構成により、本体ヘルメット112を容易に成形加工により製作することができる。
【0016】
本体ヘルメット112の上半部112tは、透明なプラスチック材料又は半透明なプラスチック材料で作られるのが好ましい。すなわち、本体ヘルメット112は、少なくともその上半部112tが、透明なプラスチック材料又は半透明なプラスチック材料で作られるのが好ましい。この構成により、洗髪中、洗髪作業者は洗髪すべき者の頭部と洗髪作業者の両方の手を見ながら、頭部を洗髪することができる。本体ヘルメット112の下半部112vを、透明なプラスチック材料又は半透明なプラスチック材料で作ることもできる。ここで、半透明な材料とは、材料に照射した光線のうちの、少なくとも10%が透過するような材料を示す。或いは、本体ヘルメット112は、アルミニウム、チタンなどの金属又はそれらの金属の合金で製造することもできる。或いは、本体ヘルメット112は、防水加工を施した板紙で製造することもできるし、プラスチックフィルムを積層した厚紙などで製造することもできる。この構成においても、本体ヘルメット112の上半部112tが、透明なプラスチック材料又は半透明なプラスチック材料で作られるのが好ましい。
【0017】
本体ヘルメット112は、前側に設けられ、かつ洗髪すべき者102の頭部102hを受け入れるための前開口部112bと、後側に設けられた作業用孔112cと、底部に設けられた排水用の底開口部112fとを有する。前開口部112の形状は、洗髪すべき者102の身長の長手方向(以下、「縦方向」という)の長さが250mm程度であり、洗髪すべき者102の身体102bの幅方向(以下、「横方向」という)の長さが200mm程度であるのが好ましい。一般に、洗髪すべき者102の頭部102hの幅は168mm程度であるので、前開口部112を上記のような寸法に構成すれば、前開口部112の縁部と洗髪すべき者の顔面部との間に、フレキシブルスペースを30〜50mm程度とることができる。この構成により、洗髪すべき者102の頭部102hの動きに十分に対応することができる。
【0018】
底開口部112fの形状は円形であるのがよい。作業用孔112cの形状は、水平方向に長手方向軸線を配置した長円形であるのがよい。作業用孔112cの形状は楕円形であってもよいし、多角形であってもよい。図には、1つの長円形の作業用孔112cを示しているが、作業用孔の数は、1個であってもよいし、2個であってもよいし、3個であってもよいし、4個以上であってもよい。水平方向に長手方向軸線を配置した長円形の作業用孔112cを本体ヘルメット112に設ければ、洗髪中、洗髪作業者は両方の手を作業用孔112cから本体ヘルメット112の中に入れて、効率的に洗髪作業を行うことができる。本体ヘルメット112に2個の円形の作業用孔を設ければ、洗髪中、洗髪作業者は両方の手をそれぞれ、2つの作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れて、効率的に洗髪作業を行うことができる。
【0019】
本体ヘルメット112に4個の円形の作業用孔を設ければ、洗髪中、一方の洗髪作業者が、一方の手を第1の作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れ、他方の手を第2の作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れ、他方の洗髪作業者が、一方の手を第3の作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れ、他方の手を第4の作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れ、2人同時に効率的に洗髪作業を行うことができる。本体ヘルメット112に2個の長円形の作業用孔を設ければ、洗髪中、一方の洗髪作業者が、両方の手を第1の長円形の作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れ、他方の洗髪作業者が、両方の手を第2の長円形の作業用孔から本体ヘルメット112の中に入れ、2人同時に効率的に洗髪作業を行うことができる。
前開口部112bの一部分と、作業用孔112cは、上半部112tに設けられ、前開口部112bの他の一部分と、底開口部112fとは、下半部112vに設けられる。
【0020】
本体ヘルメット112の作業用孔112cを通して、洗髪作業者は本体ヘルメット112の中にシャワーヘッド164(図12、図13参照)を持ち込み、洗髪すべき者102の頭部102hに温水を送ることができる。さらに、本体ヘルメット112の作業用孔112cを通して、洗髪作業者は本体ヘルメット112の中にドライヤヘッドを持ち込み、洗髪すべき者102の頭部102hに温風および冷風を送ることができる。この構成により、患者などの洗髪すべき者102をベッドに寝かせた状態で、すなわち、仰向け状態で洗髪すべき者の頭部をほぼ水平な状態に保持して、洗髪すべき者102の周囲をよごすことなく、洗髪すべき者102などを気持ち良く洗髪することができる。
本発明の洗髪装置を用いれば、美容院、家庭などにおいて、背もたれ部が傾斜可能な椅子に洗髪すべき者を配置した状態で、すなわち、仰向け状態で洗髪すべき者の頭部をほぼ水平な状態に保持して、洗髪すべき者を洗髪することができる。この場合においても、洗髪すべき者の周囲をよごすことなく、美容院、家庭などにおいて、洗髪すべき者を気持ち良く洗髪することができる。
【0021】
図10を参照すると、本体ヘルメット112は、上半部112tの後側に設けられた1つの追加作業用孔112gを備える。この構成により、洗剤などを追加作業用孔112gから本体ヘルメット112の中に入れることができる。追加作業用孔112gには、開閉可能な蓋112jを設けるのがよい。追加作業用孔を2つ以上設けることもできる。追加作業用孔112gの内径は、例えば、50mmであるのがよい。
【0022】
図8〜図11を参照すると、本体ヘルメット112は、例えば、内径が400mmで、ほぼ球形に形成される。本体ヘルメット112は、例えば、肉厚が2mmの球形に形成されるのがよい。本体ヘルメット112は、縦方向に長軸を有する回転楕円体のような形に形成してもよいし、縦方向に長軸を有するラグビーボールのような形に形成してもよいし、正20面体のような正多面体、或いは、多面体のような形に形成してもよい。
【0023】
作業用孔112cの水平方向の長さは、例えば、350mmであるのがよい。作業用孔112cの垂直方向の長さは、例えば、140mmであるのがよい。底開口部112fの内径は、例えば、80mmであるのがよい。
本体ヘルメット112の底開口部112fには、底部フィルタ(図示せず)を設けることができる。底部フィルタを設けることにより、洗髪中に、抜け落ちた髪の毛、髪の毛に付いていたごみなどを底部フィルタに溜めることができる。この構成により、排水管の目詰まりの発生を防ぐことができる。
【0024】
(1・3)頭部受座の構造
図5、図9および図11を参照すると、洗髪器110は、本体ヘルメット112の内部に配置され、洗髪すべき者102の頭部102hを支持するための、1つ以上の頭部受座120b、120cを備える。この構成により、洗髪すべき者102の頭部102hを確実に下方から支持することができる。図5および図11には、2つの頭部受座120b、120cを示しているが、頭部受座の数は、1個であってもよいし、2個であってもよいし、3個であってもよいし、4個以上であってもよい。頭部受座120b、120cは、シリコンゴムなどの弾性変形可能な材料で形成するのがよい。頭部受座120b、120cのサイズは、例えば、断面が20mm×30mmの長方形であり、長さが120mmであるのがよい。頭部受座120b、120cの突起部を本体ヘルメット112の内側に嵌め込むことにより、頭部受座120b、120cを本体ヘルメット112の内部に固定することができる。
【0025】
(1・4)頭部シール部材の構造
図1を参照すると、洗髪器110において、本体ヘルメット112の前開口部112bには、洗髪すべき者102の頭部102hを密封するための、伸縮可能な頭部シール部材124が設けられる。頭部シール部材124は、本体ヘルメット112の前開口部112bに固定するためのリング状の面ファスナA124dと、防水ビニールで形成された接続部材124fと、洗髪すべき者102の頭部102hに取り付けるためのリング状のヘアーバンド124hとを含む。接続部材124fは、面ファスナA124dとヘアーバンド124hとの間に配置される。接続部材124fは、伸縮可能なように、防水性があるゴム又は軟質プラスチックで形成するのがよい。例えば、面ファスナA124dは直径が320mmで、幅が20mmになるように形成される。例えば、ヘアーバンド124hは直径が120mmで、幅が15mmになるように形成される。例えば、接続部分124fは幅が100mmになるように形成される。
【0026】
本体ヘルメット112の前開口部112bの縁部付近には、リング状の面ファスナB(図示せず)が固着される。面ファスナA124dと面ファスナBは、互いに密着して一体になるように形成されている。したがって、頭部シール部材124の面ファスナA124dを本体ヘルメット112の面ファスナBに対して固定することができる。この構成により、洗髪中、洗髪すべき者の顔などがぬれるおそれをなくすことができる。面ファスナBは本体ヘルメット112の前開口部112bの縁部付近で、本体ヘルメット112の内面に固着することができるし、或いは、面ファスナBは本体ヘルメット112の前開口部112bの縁部付近で、本体ヘルメット112の外面に固着することもできる。
【0027】
(1・5)作業用孔シール部材の構造
図5及び図7を参照すると、本体ヘルメット112の作業用孔112cには、作業用孔112cを密封するための、弾性変形可能な作業用孔シール部材130が設けられる。図7に示すように、作業用孔シール部材130は、本体ヘルメット112の作業用孔112cの外側に取り付けることができる。或いは、作業用孔シール部材130は、本体ヘルメット112の内側に取り付けることもできるし、本体ヘルメット112の内側に固定することもできる。作業用孔シール部材130は、間隔を隔てた2つの手挿入用穴130b、130cを有する長円形の部材である。作業用孔シール部材130の手挿入用穴130bと130cとの間にはスリットが設けられる。作業用孔シール部材130の手挿入用穴130b、130cから作業用孔シール部材130の外形部に向かう、放射状の複数のスリットが設けられる。例えば、作業用孔シール部材130の手挿入用穴130b、130cの内径は60mmであるのがよい。作業用孔シール部材130の厚さは、例えば、1mm〜5mmであるのがよい。
【0028】
この構成により、洗髪中、洗髪作業者の腕の部分から温水が漏れることがないので、洗髪作業者の衣服などがぬれるおそれをなくすことができる。或いは、作業用孔シール部材130の手挿入用穴130b、130cの内径を0mmとしてもよい。この構成により、洗髪中、洗髪作業者が一方の作業用孔に腕を入れない場合でも、その作業用孔から温水が漏れることがないようにすることができる。作業用孔シール部材130の外形部は、本体ヘルメット112の作業用孔112cの縁部に接着される。作業用孔シール部材130は、硬質ゴム、軟質ゴム、硬質プラスチック、軟質プラスチックで形成されるのがよい。例えば、本体ヘルメット112は、ネオプレン、シリコンゴム、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、テフロン(登録商標)などで製造することができる。
【0029】
(1・6)シャワーヘッド用ホルダの構造
次に、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態に用いられるシャワーヘッド用ホルダの構造を説明する。
図1および図2を参照すると、シャワーヘッド用ホルダ134を本体ヘルメット112の外側に取り付けることができる。シャワーヘッド用ホルダ134に吸盤を設けることができる。この吸盤により、シャワーヘッド用ホルダ134を本体ヘルメット112の外側に取り付けることができる。固定部134cはプラスチックで形成されるのがよい。シャワーヘッド用ホルダ134は、シャワーヘッドを収容するためのカップ状部分を有する。
【0030】
(1・7)シャワーヘッドの構造
次に、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態に用いられるシャワーヘッドの構造を説明する。
図12及び図13を参照すると、シャワーヘッド164は、円盤状の噴射頭部164cと、噴射頭部164cの後面の中央部に設けられた直線パイプ部164dと、直線パイプ部164dの後端部に設けられた支持用の円板部164fと、円板部164の後側に設けられた曲線パイプ部164kと、手元スイッチ164tとを有する。本明細書のシャワーヘッド164において、「前」とは、液体が流れる下流側の方向を示し、「後」とは、液体が流れる上流側の方向を示す。
シャワーヘッド164の曲線パイプ部164kの後端部は、給湯用管162の一端に接続される。シャワーヘッド164の噴射頭部164cの前面には複数の噴射孔164hが設けられる。給水タンク170から給湯用管162を介して供給される温水は、曲線パイプ部164kの中を通り、円板部164fの中心穴の中を通り、直線パイプ部164dの中を通り、噴射頭部164cの噴射孔164hから噴射されるように構成される。噴射孔164hから噴射される温水の噴射及び停止を制御するための手元スイッチ164tは、噴射頭部164cの外周部に配置される。図18を参照すると、手元スイッチ164tを「ON」の位置にセットすると、温水を噴射孔164hから噴射させることができ、手元スイッチ164tを「OFF」の位置にセットすると、温水の噴射を停止させることができるように構成される。
【0031】
図示するように、直線パイプ部164dは、噴射頭部164cの後面の中央部から偏心した位置に設けられる。すなわち、直線パイプ部164dは、噴射頭部164cの後面の上部に設けられる。或いは、噴射頭部164cの後面の中央部に設けることもできる。噴射頭部164cの後面の中央部から偏心した位置に設けることもできる。直線パイプ部164dの中心軸線は、噴射頭部164cの後面に対して直角に設けられるのが好ましい。直線パイプ部164dの中心軸線は、噴射頭部164cの後面に対して1度〜60度の角度をなすように設ることもできる。円板部164fの前面は、噴射頭部164cの後面に対して平行に設けられるのが好ましい。円板部164fの前面は、噴射頭部164cの後面に対して1度〜30度の角度をなすように形成することもできる。直線パイプ部164dと円板部164fを設けることにより、洗髪作業者はシャワーヘッド164をしっかりと保持することができる。
【0032】
(1・8)支持部材の構造
図1、図2、図3、図5を参照すると、支持部材140は、円筒形の保持筒部142と、保持筒部142の下部に配置されたベース部144とを備える。保持筒部142は、その軸線方向に伸縮可能なように、ベローズ状の形態をもつように構成されるのが好ましい。保持筒部142は、ゴムのような伸縮可能な材料で形成される。保持筒部142の上部が本体ヘルメット112の底開口部112fの底縁の外周部に嵌め込み可能なように構成される。或いは、保持筒部142の上部は、底開口部112fの底縁の内周部に嵌め込み可能なように構成することもできる。支持部材140のベース部144は、タンク部材150の上面に配置される。図2に示すように、支持部材140のベース部144は、タンク部材150の上蓋部を構成するのがよい。この構成では、支持部材140のベース部144は、タンク部材150の上面に固定されて、給水タンク170及び排水タンク180の蓋を構成する。
洗髪作業者が洗髪装置100の動作を制御するための動作制御ボックス146がベース部144の上面に配置される。タイマー式のミストスチーマ168がベース部144の上面に配置される。温水を給水タンク170に補給するための温水補給口148がベース部144に形成される。
【0033】
(1・9)タイマー式ミストスチーマの構造
図6を参照すると、タイマー式のミストスチーマ168は、ミストスチームを出力する動作時間、ミストスチーム温度などを設定することができるように構成される。スチーム管路168bは、一端がミストスチーマ168に接続され、他端が本体ヘルメット112に接続される。ミストスチーマ168において、ミストスチーム温度を設定し、タイマーを設定して、動作スイッチを入れると、設定した時間の間、設定温度のミストスチームが、スチーム管路168bを通って本体ヘルメット112の中に供給されるように構成される。
ミストスチーマ168は、電源100V(50/60Hz)で使用可能に構成される。例えば、ミストスチーマ168の給水能力は80ミリリットルであり、連続使用可能時間は3分となるようにに構成するのがよい。例えば、ミストスチーマ168の消費電力は200Wとなるようにに構成するのがよい。
【0034】
(1・10)タンク部材の構造
次に、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態に用いられるタンク部材150の構造を説明する。
図2、図3、図5を参照すると、タンク部材150の中に、給水タンク170及び排水タンク180が設けられる。タンク部材150の平面形状は、一面をカットした円形に形成される。タンク部材150のカット面の向きは、本体ヘルメット112の前開口部112bの向きに合わせて配置される。例えば、タンク部材150の円形部の外径は250mmであり、円形部の中心からカット面までの距離は140mmである。例えば、タンク部材150の総高さは550mmであり、タンク部材150のタンク部分(車150gを除いたケーシング部分)の高さは520mmである。タンク部材150の平面形状は、楕円形であってもよいし、三角形、四角形、五角形などの多角形であってもよい。本体ヘルメット112の前開口部112bの下面までの高さ(洗髪者の頭部設置高さ)は、740mmである。
【0035】
例えば、シャワーの能力を12リットル/分とし、ぬらしに必要な時間を20秒とし、第1回目のシャワーに必要な時間を25秒とし、第2回目のシャワーに必要な時間を80秒とし、リンスに必要な時間を20秒とすれば、すすぎに必要な合計時間は150秒になる。このような洗髪条件において、150秒間に必要な使用水量は30リットル(150秒×0.2リットル)である。このような洗髪条件については、給水タンク170は、容量が30リットルになるように形成されるのがよい。給水タンク170は、例えば、容量が25リットル、40リットルになるように形成することもできる。給水タンク170の容量と、排水タンク180の容量は、等しくなるように構成されるのが好ましい。したがって、排水タンク180は、例えば、容量が25リットル、30リットル、40リットルなどで形成されるのがよい。
【0036】
排水パイプ112mは、一端が本体ヘルメット112の底開口部112fに接続され、他端は排水タンク180の中に延びる。排水パイプ112mは、例えば、直径が30mmであり、長さが300mmになるように形成される。排水パイプ112mの本体ヘルメット112側の端部には、排水ポンプ184(図14参照)を設けるのがよい。
給水タンク170内の水の量を確認するための監視窓部150bが給水タンク170の外周部に垂直に延びるように形成される。監視窓部150bには、透明なプラスチックが嵌め込まれる。給水タンク170内の水の量を示す目盛を監視窓部150bの近くに設ければ、給水タンク170内の水の量を定量的に(何リットル残っているか)知ることができる。
【0037】
給水タンク用蛇腹ホース170mは、一端が給水タンク170に接続される。給水タンク用蛇腹ホース170mは、例えば、直径が30mmであり、長さが520mmになるように形成される。給水タンク用蛇腹ホース170mにより、給水タンク170の中の水を排出することができる。排水タンク用蛇腹ホース180mは、一端が排水タンク180に接続される。排水タンク用蛇腹ホース180mは、例えば、直径が30mmであり、長さが520mmになるように形成される。排水タンク用蛇腹ホース180mにより、排水タンク180の中の排水を排出することができる。タンク部材150は、例えば、PAI樹脂で形成される。タンク部材150の底部には、移動用の複数の車150gを設けるのがよい。この構成により、タンク部材150を容易に移動させることができる。
【0038】
給水タンク170の中には、給水ポンプ172と、ヒータ174と、レリーフ弁176とが設けられる。給水ポンプ172が作動することにより、給水タンク170の中の水は、供給管172bを介してヒータ174を通して、給湯用管162に送られるように構成される。レリーフ弁用管は、一端がレリーフ弁176に接続され、他端は供給管172bに接続される。給水ポンプ172とヒータ174を作動させて、給水タンク170内の水を所定の温度に加熱し、加熱した温水を給湯用管162の中に送り込むように構成される。給水温度は、35°C以上であるのが好ましい。ヒータ174を作動させる温度条件として、ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)を41°C〜44°Cに設定する「高温モード」と、ヒータ174の出口における温水の温度を39°C〜42°Cに設定する「中温モード」と、ヒータ174の出口における温水の温度を37°C〜40°Cに設定する「低温モード」とが設けられる。ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)の設定は、動作制御ボックス146に設けられた温度設定スイッチにより行われる。
【0039】
動作制御ボックス146に接続されたコンセント150c(図1参照)を用いて、外部の電源から電力を受け入れるように構成される。給水ポンプ172を用いることにより、例えば、0.2kg/cm前後のシャワー圧力を発生するように、給水タンク170内の水をヒータ174で加熱して給湯用管162の中に供給することができる。
【0040】
(1・11)動作制御ボックスとセンサの構成
図14を参照すると、動作制御ボックス146は、洗髪作業者がスイッチなどを操作して、洗髪装置100の動作を制御することができるように構成される。動作制御ボックス146はIC(図示せず)を備える。このIC内には、CPU、ROM、RAMなどが設けられる。このICは各種の動作を行うプログラムを内蔵したPLA−ICで構成されるのが好ましい。必要に応じて、ICとともに、水晶振動子、抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、電池などを用いることができる。動作制御ボックス146は、作動スイッチ230と、温度設定スイッチ232と、温度設定部234と、入力制御部236と、温度制御部238と、ヒータ作動制御部240と、出力制御部242と、ポンプ作動制御部244と、レリーフ弁制御部246と、表示部248と、発音部250とを含む。温度設定部234と、入力制御部236と、温度制御部238と、ヒータ作動制御部240と、出力制御部242と、ポンプ作動制御部244と、レリーフ弁制御部246とは、各種の動作を行うプログラムを内蔵したICに設けられる。表示部248は、液晶表示装置で構成されるのが好ましい。発音部250は、スピーカで構成されるのが好ましい。
【0041】
作動スイッチ230は、洗髪装置100の動作のON/OFFを入力するために設けられる。温度設定スイッチ232は、ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)を設定するために設けられる。温度設定部234は、温度設定スイッチ232からの信号に基づいて、シャワー温度のモードに対応する出力信号を温度制御部238に出力するために設けられる。入力制御部236は、作動スイッチ230からの信号に基づいて、温度制御部238の動作と、ポンプ作動制御部244の動作と、ミストスチーマ168の動作とを制御し、必要な情報を出力制御部242に出力するために設けられる。温度制御部238は、入力制御部236からの信号と、温度設定部234からの信号とに基づいて、ヒータ174の作動を制御するための出力信号をヒータ作動制御部240に出力するために設けられる。さらに、温度制御部238は、ヒータ174の作動に関する情報を出力制御部242に出力するために設けられる。
【0042】
ヒータ作動制御部240は、温度制御部238からの信号に基づいて、ヒータ174を作動させるために設けられる。出力制御部242は、入力制御部236、温度制御部238およびポンプ作動制御部244からの信号に基づいて、表示部248と発音部250とを作動させるために設けられる。ポンプ作動制御部244は、入力制御部236からの信号に基づいて、給水ポンプ172と排水ポンプ184とを作動させるために設けられる。さらに、ポンプ作動制御部244は、レリーフ弁176の作動を制御するための出力信号をレリーフ弁制御部246に出力するために設けられる。ポンプ作動制御部244は、給水ポンプ172の供給するシャワー圧を「弱」モードと「強」モードの2モードに設定することができるように構成される。
【0043】
表示部248は、出力制御部242からの信号に基づいて、設定された作動条件、作動状況などを表示するために設けられる。発音部250は、出力制御部242からの信号に基づいて、特定の作動状態にあることを洗髪作業者に知らせるために設けられる。
温度センサ260が、ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)を検出するために設けられる。温度センサ260の検出結果に関する信号は、温度制御部238に出力される。液量センサ262が、給水タンク170の中の水の貯水量を検出するために設けられる。液量センサ262の検出結果に関する信号は、ポンプ作動制御部244に出力される。
【0044】
図15を参照すると、動作制御ボックス146の動作を示すフローチャートが示されている。洗髪作業者は作動スイッチ230を操作して、洗髪装置100の電源をONさせる(ステップS501)。洗髪作業者は温度設定スイッチ232を操作して、ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)を設定する(ステップS502)。シャワー温度は、前述した「高温モード」、「中温モード」、「低温モード」のいずれかに設定することができる。
液量センサ262が、給水タンク170の中の水の貯水量を検出する(ステップS503)。ポンプ作動制御部244は、液量センサ262の検出結果に関する信号を入力して、給水タンク170の中の水の貯水量が1リットル以上であるかどうか判定する(ステップS504)。給水タンク170の中の水の貯水量が1リットル以上でないとき、発音部250は合成音声により、「貯水量が1リットル以上でない」ことを発音する(ステップS505)。発音部250が「貯水量が1リットル以上でない」ことを発音したとき、洗髪作業者は給水タンク170の中に水を補給する(ステップS506)。
【0045】
温度制御部238は、入力制御部236からの信号と、温度設定部234からの信号とに基づいて、ヒータ174の作動を制御するための出力信号をヒータ作動制御部240に出力する。ヒータ作動制御部240は、温度制御部238からの信号に基づいて、ヒータ174を作動させる。ヒータ174の作動により、給水タンク170の中の水は加熱される。シャワー温度を「高温モード」に設定したとき、温度制御部238は、温度センサ260が出力する信号に基づいて、ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)が41°Cになっているかを検出する(ステップS507)。ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)が41°Cになっていないときは、一定の時間をおいて、温度制御部238はステップS507の動作を繰り返す。ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)が41°Cになっているとき、温度制御部238は、温度センサ260が出力する信号に基づいて、ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)が44°Cになっているかを検出する(ステップS508)。ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)が44°Cを超えているとき、ポンプ作動制御部244は、給水ポンプ172および排水ポンプ184の作動を停止させ(ステップS509)、ヒータ作動制御部240は、ヒータ174の作動を停止させる(ステップS510)。この場合、発音部250は合成音声により、「シャワー温度が高すぎる」ことを発音する(ステップS511)。
【0046】
ヒータ174の出口における温水の温度(シャワー温度)が44°Cになっているとき、ポンプ作動制御部244は、給水ポンプ172を作動させる信号を給水ポンプ172に出力し、排水ポンプ184を作動させる信号を排水ポンプ184に出力する(ステップS512)。ポンプ作動制御部244から信号を入力すると、給水ポンプ172と排水ポンプ184は作動する(ステップS513)。ポンプ作動制御部244は、レリーフ弁176の作動を制御するための出力信号をレリーフ弁制御部246に出力する。レリーフ弁制御部246はレリーフ弁176の動作圧力を設定する(ステップS514)。レリーフ弁制御部246はレリーフ弁176の動作圧力が設定圧を超えているかどうかを判定する(ステップS515)。レリーフ弁176の動作圧力が設定圧を超えていると、レリーフ弁制御部246はレリーフ弁176を開く(ステップS516)。レリーフ弁176の動作圧力が設定圧以下であるとき、レリーフ弁制御部246はレリーフ弁176を閉じる(ステップS517)。レリーフ弁176を閉じることにより、給水タンク170の中の水は、供給管172bを介してヒータ174を通して、給湯用管162に送られ、シャワー作業を行うことができる(ステップS518)。
【0047】
(1・12)第1の実施の形態の作用
次に、本発明の洗髪装置100第1の実施の形態の作用を説明する。
図16を参照すると、ベッド108の上に洗髪すべき者102が仰向けに状態で横たわっている。洗髪装置100を用いて洗髪すべき者102を洗髪するとき、洗髪すべき者102の頭部102hを約200mm上げる必要がある。したがって、洗髪すべき者102の首部の後ろ側に背上げパッド118を置く。
図1、図2、図5、図16及び図18を参照すると、洗髪すべき者102の頭部102hを本体ヘルメット112の前開口部112bに配置するために、本体ヘルメット112の内面に固着されている面ファスナBに頭部シール部材124の面ファスナAを固定する。次に、ヘアーバンド124hを大きく広げて、洗髪すべき者102の頭部102hにヘアーバンド124hを固定し、洗髪すべき者102の頭部102hを本体ヘルメット112の内部に配置された頭部受座120b、120cの上に案内する(段階S701)。
作動スイッチ230を操作することにより、電源を入れ、洗髪装置100の動作スイッチをONにして、ヒータ174を作動させる。ヒータ174の作動により、給水タンク170の中の水は加熱される。また、温度センサ260により、給水タンク170の中の水の温度の調節が行われる(段階S702)。
【0048】
液量センサ262が、給水タンク170の中の水の貯水量を検出する。貯水量が1リットル以上でないとき、発音部250は合成音声により、「貯水量が1リットル以上でない」ことを発音する。発音部250が「貯水量が1リットル以上でない」ことを発音したとき、洗髪作業者は給水タンク170の中に水を補給する(段階S703)。シャワーヘッド164を片手にセットし、シャワーヘッド164の手元スイッチ164tを「OFF」の位置にセットする(段階S704)。作動スイッチ230を操作することにより、給水ポンプ172と排水ポンプ184を作動させる(段階S705)。このとき、作動スイッチ230を操作することにより、シャワー圧を「弱」モードに設定する。
【0049】
次に、洗髪作業者はシャワーヘッド164の直線パイプ部164dを指の間にはさんで、シャワーヘッド164を作業用孔112cから本体ヘルメット112の中に入れる(段階S706)。この状態で、洗髪作業者は、シャワーヘッド164の手元スイッチ164tを「ON」の位置にセットする。また、洗髪作業者は温水の温度を確認する。給水ポンプ172の作動により、給水タンク170から給湯用管162を介して温水をシャワーヘッド164に供給する。洗髪作業者は、噴射頭部164cの噴射孔164hから温水を洗髪すべき者102の頭部102hに噴射させて、濯ぎを開始する(段階S707)。洗髪作業者は、片手でシャワーヘッド164を持ちながら、その手を作業用孔112cから本体ヘルメット112の中にいれ、もう一方の手を作業用孔112cから本体ヘルメット112の中に入れて、効率良く洗髪作業を行うことができる(図18参照)。
【0050】
次に、シャワーヘッド164の手元スイッチ164tを「OFF」の位置にセットする(図18参照)。洗髪作業者は、洗剤を追加作業用孔112gから本体ヘルメット112の中に入れ、洗髪すべき者102の頭部102hに注ぐことにより、シャンプーにて洗髪を開始する(段階S708)。次に、洗髪作業者は、シャワーヘッド164の手元スイッチ164tを「ON」の位置にセットし、洗剤を洗い流す(段階S709)。リンス作業も同様に行うことができる。次に、洗髪作業者は、トリートメント、育毛剤、養毛剤などを洗髪すべき者102の頭部102hに注ぎ、ミストスチーマ168において、ミストスチームを出力する動作時間、ミストスチーム温度などを設定する(段階S710)。ミストスチーマ168はスチーマの動作を開始する(段階S711)。
【0051】
次に、洗髪作業者は、シャワーヘッド164の手元スイッチ164tを「ON」の位置にセットし、スチーマの動作終了後のすすぎ作業を行う(段階S712)。次に、洗髪作業者は、作動スイッチ230を操作することにより、シャワー圧を「強」モードに設定し、頭皮シャワーマッサージを開始する(段階S713)。給水タンク170の中の水の貯水量が1リットル以上でないとき、発音部250は合成音声により、「貯水量が1リットル以上でない」ことを発音する(段階S714)。
次に、洗髪作業者は、両手を作業用孔112cから本体ヘルメット112の外に出す(段階S715)。次に、洗髪作業者は、タオルをもった両手を作業用孔112cから本体ヘルメット112の中に入れて、洗髪すべき者102の頭部102hを拭き取る(段階S716)。洗髪すべき者102の頭部102hをそのままタオルで覆った状態で、頭部シール部材124を本体ヘルメット112から外し、洗髪すべき者102の頭部102hを本体ヘルメット112から抜き出す(段階S717)。洗髪すべき者102の頭部102hを拭き取った後、洗髪作業者はドライヤで洗髪すべき者102の頭部102hを乾かし、洗髪作業を終了させる(段階S718)。次に、洗髪作業者は本体ヘルメット112および頭部シール部材124を市販の殺菌剤で洗浄する。
【0052】
以上説明したように、本発明の洗髪装置100では、洗髪作業および髪を乾かす作業は、全て本体ヘルメット112の中で行われる。したがって、患者などの洗髪すべき者102をベッドに寝かせた状態で、或いは、美容院などで洗髪すべき者を椅子に配置して仰向きにした状態で、周囲をよごすことなく洗髪すべき者を気持ち良く洗髪することができる。また、本発明の洗髪装置100を用いることにより、仰向け状態で洗髪すべき者の頭部をほぼ水平な状態に保持して、洗髪すべき者の頭部以外をぬらすことなく洗髪することができる。
さらに、本発明の洗髪装置100のシャワーヘッド164は、洗髪作業者の手の平の内側に入る大きさに構成されるので、洗髪作業者はシャワーヘッド164をしっかりと保持することができる。したがって、洗髪作業者は洗髪すべき者102の頭部102hに対して常に直角に温水を噴射させることができる。このため、洗髪すべき者102は100%のシャワー圧を感じることができ、気持ちの良い洗髪感を味わうことができる。
【0053】
(2)第2の実施の形態
次に、本発明の洗髪装置の第2の実施の形態の構造および作用を説明する。
以下の説明は、本発明の洗髪装置の第2の実施形態の構造および作用が本発明の洗髪装置の第1の実施形態の構造および作用と異なる点を主に述べる。したがって、以下に記載がない個所は、前述した本発明の洗髪装置の第1の実施形態についての説明をここに準用する。
図19および図20を参照すると、洗髪すべき者の頭部を洗髪するための洗髪装置300を図示している。洗髪装置300は、洗髪すべき者の頭部を受け入れることができるように構成された洗髪器310と、洗髪器310の下方に配置され、かつ洗髪器310を支持するための支持部材340と、支持部材340の下方に配置され、かつ移動可能なように構成されたタンク部材350とを備える。洗髪器310は本体ヘルメット312を含む。洗髪器310は支持部材340から外せるように構成される。支持部材340はから外せるように構成される。タンク部材350タンク部材350は、洗髪器310の中に温水を供給するための給水タンク370と、洗髪器310の底部から排水管382を介して排水を受け入れるための排水タンク380とを含む。シャワーヘッド364には、給水タンク370から給湯用管362を介して温水を供給することができる。
【0054】
布団340の上に洗髪すべき者102が仰向けに状態で横たわっている。洗髪装置300を用いて洗髪すべき者102を洗髪するとき、洗髪すべき者102の頭部102hを約200mm上げる必要がある。したがって、洗髪すべき者102の首部の後ろ側に背上げパッド118を置く。洗髪器310を支持部材340から外し、洗髪すべき者102の頭部102hを本体ヘルメット312の前開口部に配置する。洗髪作業者は、本発明の洗髪装置の第1の実施形態と同様な手順で、洗髪作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪器と、支持部材と、タンク部材とを示す分解斜視図である。
【図3】図3は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪装置の全体構造を示す側断面図である。
【図4】図4は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、タンク部材を示す上面図である。
【図5】図5は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪装置の全体構造を示す部分断面背面図である。
【図6】図6は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、タイマー式ミストスチーマを示す部分断面側面図である。
【図7】図7は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、作業用孔シール部材を取り付けた洗髪器の全体構造を示す背面図である。
【図8】図8は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、本体ヘルメットを示す分解正面図である。
【図9】図9は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、本体ヘルメットを示す分解側面図である。
【図10】図10は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、本体ヘルメットを示す上面図である。
【図11】図11は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、本体ヘルメットを示す分解背面図である。
【図12】図12は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、シャワーヘッドを示す斜視図である。
【図13】図13は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、シャワーヘッドを示す側面図である。
【図14】図14は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪装置の制御を示すシステムブロック図である。
【図15】図15は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪装置の制御方法を示すフローチャートである。
【図16】図16は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、ベッドでの使用状態における洗髪装置を示す斜視図である。
【図17】図17は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、洗髪装置の作業手順を示すフローチャートである。
【図18】図18は、本発明の洗髪装置の第1の実施の形態において、シャワーヘッドを使用している状態を示す斜視図である。
【図19】図19は、本発明の洗髪装置の第2の実施の形態において、洗髪装置の外観を示す斜視図である。
【図20】図20は、本発明の洗髪装置の第2の実施の形態において、布団での使用状態における洗髪装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
100  洗髪装置
102  洗髪すべき者
110  洗髪器
112  本体ヘルメット
124  頭部シール部材
130  作業用孔シール部材
140  支持部材
150  タンク部材
170  給水タンク
162  給湯用管
164  シャワーヘッド
170  給水タンク
180  排水タンク
300  洗髪装置
310  洗髪器
312  本体ヘルメット

Claims (7)

  1. 洗髪すべき者の頭部を洗髪するための洗髪装置であって、
    洗髪すべき者の頭部を受け入れることができるように構成された洗髪器と、
    前記洗髪器の下方に配置され、かつ前記洗髪器を支持するための支持部材と、
    前記支持部材の下方に配置され、かつ移動可能なように構成されたタンク部材とを備え、
    前記洗髪器は、前側に設けられ、洗髪すべき者の頭部を受け入れるための前開口部と、後側に設けられた1つ以上の作業用孔と、底部に設けられた排水用の底開口部とを有しており、
    前記タンク部材は、前記洗髪器の中に温水を供給するための給水タンクと、前記洗髪器の底部から排水を受け入れるための排水タンクとを含んでおり、
    前記洗髪器の垂直方向の中心軸線と、前記支持部材の垂直方向の中心軸線とは一致するように構成され、前記支持部材の垂直方向の中心軸線と、前記タンク部材の垂直方向の中心軸線とは一致するように構成される、
    ことを特徴とする洗髪装置。
  2. 前記支持部材は、円筒形の保持筒部と、該保持筒部の下部に配置されたベース部とを備え、前記保持筒部は、その軸線方向に伸縮可能なように、ベローズ状の形態をもつように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の洗髪装置。
  3. 前記給水タンクの中には、給水ポンプと、ヒータと、レリーフ弁とが設けられ、給水ポンプが作動することにより、給水タンクの中の水は、供給管を介してヒータを通して、給湯用管に送られるように構成され、レリーフ弁用管は、一端がレリーフ弁に接続され、他端は前記供給管に接続されており、レリーフ弁の動作圧力が設定圧を超えているときにレリーフ弁は開かれ、レリーフ弁の動作圧力が設定圧以下であるときにレリーフ弁は閉じられ、レリーフ弁を閉じることにより、前記給水タンクの中の水は、前記供給管を介して前記ヒータを通して、給湯用管に送られるように構成され、前記給水ポンプと前記ヒータを作動させて、前記給水タンク内の水を加熱し、加熱した温水を前記給湯用管の中に送り込むように構成され、シャワーヘッドが、前記給湯用管の一端に接続されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の洗髪装置。
  4. 前記シャワーヘッドの噴射孔から噴射される温水の噴射及び停止を制御するための手元スイッチが、前記シャワーヘッドの噴射頭部の外周部に配置されており、前記手元スイッチを「ON」の位置にセットすると、温水を前記噴射孔から噴射させることができ、前記手元スイッチを「OFF」の位置にセットすると、温水の噴射を停止させることができるように構成されることを特徴とする、請求項3に記載の洗髪装置。
  5. 温度センサが、前記ヒータの出口における温水の温度を検出するために設けられることを特徴とする、請求項3又は4に記載の洗髪装置。
  6. 液量センサが、前記給水タンクの中の水の貯水量を検出するために設けられることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の洗髪装置。
  7. 更に、ミストスチームを出力する動作時間、ミストスチーム温度などを設定することができるように構成されたタイマー式のミストスチーマを備え、タイマーを設定して、動作スイッチを入れると、設定した時間の間、設定温度のミストスチームが、スチーム管路を通って前記洗髪器の中に供給されるように構成されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の洗髪装置。
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