JP3149181U - 洗髪器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベッドで横たわったままで洗髪が可能であり、洗髪の大部分を自動的に行うことも可能で、洗髪中に湯やシャンプー等の飛沫を周囲に飛散させないこと。【解決手段】頭部Hhを間隔をあけて被覆する硬質の頭部カバー1と、その外縁開口部に着脱自在に接続し、被洗髪者Hの顔Hfの周囲に密着する顔周囲被覆部材2と、その両内側に被洗髪者Hの耳を被覆すべく配した耳カバー5、5と、頭部カバー1に配した、その内側の被洗髪者Hの頭部Hhに洗浄湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯を必要に応じて噴射することができる複数のノズル3、3…とで構成する。頭部カバー1は、その下部に排水口1ahを開口し、下部前側に被洗髪者Hの後頭部Hhを載せる頭部載せ台1bを備えている。【選択図】 図1

Description

本考案は、人の頭髪を洗浄する洗髪器、特に、寝たきりの老人や、身体を動かすことのできない病人、その他の要介護者の頭髪を洗う場合に使用する洗髪器に関する。
老人や病人等の洗髪の手段として、フェイスガードが提案されている(特許文献1)。このフェイスガードは、手で握ることができる小径円筒状のにぎりと、該にぎりから徐々に拡大するテーパ状円筒である顔の装入部とで構成されたものであり、顔の装入部の先端周縁にはゴムが被覆してある。
介護者が被介護者の洗髪を行う際には、被介護者にこのフェイスガードのにぎりを握らせ、その顔の装入部に顔を入れ、顔にシャンプーやお湯等が掛からないように保護した上で、その洗髪を行う。被介護者の小さな負担で顔にシャンプー等を掛からないようにできる利点があることは確かである。
しかし、このフェイスガードを使用しただけでは、被介護者をベッド上で洗髪するようなことはできない。このフェイスガードは、被介護者がある程度、自ら自分の身体を動かすことができる比較的、軽度の要介護者であることが前提である。
寝たきりの高齢者や病人のための洗髪用容器の提案がある(特許文献2)。これは、容器本体と、その中央付近に立ち上げた載頭台と、該容器本体内の載頭台に頭部を載せて仰向けになっている高齢者等の背中を支持する肩台とで構成したものである。該肩台は容器本体側に向かって徐々に高くなる傾斜状の台である。
この洗髪用容器の場合は、当然、以上のように寝た状態のままで使用可能であり、その面では、身体を自ら動かすことが困難になっている要介護者の洗髪の場合に有効である。しかし、この洗髪用容器は、これ自体が洗髪動作をするものではないので、洗髪動作そのものは介護者がせざるを得ない。また洗髪中、頭部が何らかの手段で囲まれているというものではないので、水滴や湯滴、シャンプーの泡等が周囲に飛散する虞も少なからずあると云わざるを得ない。また被洗髪者の顔に掛かることもあると云わざるを得ない。
上記洗髪用容器と類似の思想に基づいて作成された装置に移動式洗髪器(特許文献3)がある。この移動式洗髪器は、中央部が二又状になった容器本体と、該容器本体の下部に起伏自在に結合した背あて板とで構成したものであり、被洗髪者は、その首を該容器本体の二又中に装入し、背中に背あて板を当てた状態で椅子に座るか、或いは仰向けに寝ることにより洗髪をして貰うことができるようになる。前記特許文献2の洗髪容器と同様の利点欠点を有する。
以上の洗髪容器及び移動式洗髪器と若干類似するが少し異なるものにディスポーザブル洗髪ケープ(特許文献4)がある。これは、首を入れることができる開口部があるケープ本体と、該開口部付近に配した肩当て布と、肩部ガード壁と、ケープ本体の周縁に構成した汚水等の流出防止壁と、上部ケープ体と、前記ケープ本体及び前記上部ケープ体に配された吸収体とから構成されたものである。
前記開口部に首を装入して、要介護者は仰向けに寝たままで、ケープ本体上の頭部の髪を洗うことができるものである。洗髪手段があるわけではないので、介護者が洗髪をしてあげる必要があるのは、特許文献1〜3までのいずれとも同様である。また洗髪の際に湯やシャンプー等の飛沫が飛散する可能性があるのも同様である。ただし、このディスポーザブル洗髪ケープでは、汚水を他所に流し出す必要がない利点はあるが、汚水を吸収体で吸収するものであり、順次切り取って汚れを廃棄する必要があり、この点が好ましくないように思われる。
仰向けに寝たまま洗髪可能な装置に簡易可搬式洗髪器(特許文献5)及び洗髪装置(特許文献6)がある。
前者の洗髪器は、内部に頭あてを配した洗髪箱と、その手前に配した肩当てと、洗髪箱の後部に立ち上げた支柱と、支柱上部の清水タンクと、清水タンクの清水を噴霧するシャワーと、洗髪箱の下方に位置し、排水を溜める排水タンクとで構成したものであり、仰向けになった要介護者の洗髪に使用できる。
要介護者の肩から背中の下に前記肩当てを装入し、頭部を洗髪箱内の頭あて上に載せれば、洗髪動作を行うことができる。洗髪動作は、上部の清水タンクの清水を利用して行うことができる。排水は排水タンクに流れ込むことになる。シャンプー等を用いた洗髪動作は介護者がやってあげることになる。この場合も、洗髪動作そのものは、以上のように、介護者がやってあげる外はない。シャンプーその他の飛沫が飛散する虞があるのも、以上の他の従来例と同様である。
後者の洗髪装置も、大まかに云えば、ほぼ同様の構成である。同様に使用可能であり、同様の利点及び問題点がある。
特開2007−105434号公報 特開2000−175727号公報 実用新案登録第3012760号公報 特開2000−197515号公報 特開2002−85135号公報 特開2005−144094号公報
本考案は、以上に述べた従来技術の問題点を解決し、寝たきりの老人や病人等の身体を自ら動かすことのできない要介護者を含め、殆どの人のベッドで横たわったままでの洗髪が可能であり、更に洗髪の大部分を自動的に行うことも可能であり、加えて洗髪中に湯やシャンプー等の飛沫を周囲に飛散することも殆どあり得ない洗髪器を提供することを解決の課題とする。
本考案の1は、頭部を間隔をあけてカバーする硬質の頭部カバーであって、下部に排水口を開口し、下部前側に被洗髪者の後頭部を載せる頭部載せ台を備えた頭部カバーと、
前記頭部カバーの外縁部に着脱自在に接続し、被洗髪者の顔の周囲に密着する顔周囲被覆部材であって、その両内側に被洗髪者の耳を被覆する耳カバーを備えた顔周囲被覆部材と、
前記頭部カバーに配した、その内側の被洗髪者の頭部に洗浄湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯を必要に応じて噴射することができる複数のノズルと、
で構成した洗髪器である。
本考案の2は、本考案の1の洗髪器に於いて、前記耳カバーを、被洗髪者の耳側に進出させ又は後退させるべく、顔周囲被覆部材の外部から操作可能に構成したものである。
本考案の3は、本考案の2の洗髪器に於いて、前記耳カバーを被洗髪者の耳側に進出させ又は後退させるべく顔周囲被覆部材の外部から操作可能な構成を、該耳カバーの中央に先端を回転自在に結合した雄ねじ部材と、該雄ねじ部材を螺合貫通させるべく前記顔周囲被覆部材の両側部に形成した雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合貫通させた該雄ねじ部材の後端に配した摘み部とで構成したものである。
本考案の1の洗髪器によれば、殆ど寝たきりの老人や病人等であっても、介護者は、僅かの労力でそれらの要介護者の頭髪を、ベッドに寝たまま、その周辺を殆ど濡らすことなく、洗浄することができる。要介護者に対しても殆ど負担を掛けることもない。
洗髪する際は、まず頭部カバーを、仰向けになって寝ている要介護者等の被洗髪者の頭部の下に配し、後頭部をその内側に配してある頭部載せ台に載せる。次いで、顔周囲被覆部材を被洗髪者の顔の周囲に配しつつ、その後部縁を前記頭部カバーの外縁部に着脱自在に結合する。該顔周囲被覆部材は、こうして被洗髪者の顔の回りに密着し、頭部カバーの内側と外側とをほぼ完全に遮断した状態にする。また該顔周囲被覆部材をこのように頭部カバーの外縁に接続すると、その両内側に配してある耳カバーが被洗髪者の両耳をそれぞれ被覆することになる。
なお、前記頭部カバーのノズルには、通常、被洗髪者への装着に先だって、湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯(又は濯ぎ水)を切り換えて供給できる供給手段を接続しておく。更に頭部カバーの下部の排水口には排水タンクに接続する排水ホースを接続しておくものとする。
次いで、必要に応じて、ノズルから所望の時間、湯を噴出させ、また必要に応じてシャンプー溶液を所望の時間噴出させ、その後、濯ぎ湯を噴出させて、被洗髪者の頭部及び頭髪を洗浄する。このとき頭部カバーの下方に流下した汚れた湯等は、前記排水口及び排水ホースを通じて排水タンクに送り出されることになる。
また噴出する湯等は、頭部に衝突し、或いは接触して、その汚れを除去するものであるが、これによって生じる飛沫は頭部カバーで遮断され、外部に飛散することはない。また顔周囲被覆部材によって顔の周囲が密着状態に閉じられているので、これらの部位から湯やシャンプー等がしみだすようなこともない。従って被洗髪者の周囲が濡れるような虞は殆どない。
また、前記のように、介護者は、この装置を被洗髪者に装脱すること及びノズルへの湯やシャンプーの供給の切換をする程度の作業で被洗髪者の洗髪作業を行うことが可能であり、非常に労力が軽減されるものでもある。
本考案の2の洗髪器によれば、本考案の1の洗髪器の効果を全て有することに加えて、前記耳カバーを前記のように動くように構成したため、この洗髪器を装着した上で、外側から進退調節して、この耳カバーを確実に耳に被覆させるように調節することが可能であり、被洗髪者の耳への湯やシャンプーの浸入を確実に回避することができる。
本考案の3の洗髪器によれば、本考案の2の洗髪器の効果を全て有することに加えて、前記耳カバーの操作が極めて簡単である利点がある。
考案を実施するための最良の形態を一実施例に基づき、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例の洗髪器は、図1、図2(a)、図3及び図4に示すように、基本的に、頭部Hhを間隔をあけてカバーする硬質の頭部カバー1と、該頭部カバー1の前側外縁部に着脱自在に接続し、被洗髪者Hの顔Hfの周囲に密着する顔周囲被覆部材2と、前記頭部カバー1に配した、その内側の被洗髪者Hの頭部Hhに洗浄湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯を必要に応じて噴射することができる複数のノズル3、3…と、で構成したものである。
前記頭部カバー1は、図1、図2(a)、図3及び図4に示すように、被洗髪者Hの概ね後頭部Hhを間隔をあけて被覆する硬質のヘルメット状部材であり、該頭部カバー1には、前記複数のノズル3、3…を、この洗髪器を装着状態とした被洗髪者Hの頭部Hhに洗浄湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯を、順次、或いは必要に応じて噴射させるべく、各々の間隔を適切に離間させて配してある。該頭部カバー1の下部には中央に向かって低くなるテーパ状底面1aが構成してあり、その最低部である中央部に排水口1ahが開口してある。該排水口1ahの下部には、排水ホース4を結合できるようになっている。
該頭部カバー1は、特に図2(a)、図3及び図4に示すように、その下部前側に被洗髪者Hの後頭部Hhを載せる頭部載せ台1bが配してある。この頭部載せ台1bは、同図に示すように、直立状態の基部1b1と、その上端から後方に倒れた斜面状の台座部1b2とで構成したものであり、該基部1b1は、特に図2(a)に示すように、その最下部が二又状の結合部1b1kになっており、これで前記頭部カバー1の下部前側に構成してある取付部1akに結合してある。該頭部カバー1の下部前側の取付部1akは、同図に示すように、該頭部載せ台1bに於ける基部1b1の結合部1b1kの内側部分uを装入する溝mと、該溝mに装入した結合部1b1kの内側部分uとその表側部分oとで挟持される溝外側の直立板状部cとからなり、以上に述べたように、該頭部載せ台1bに於ける基部1b1の結合部1b1kの内側部分uを該溝mに装入し、表側部分oを該直立板状部cの外側に垂下させると、この状態で固定状態となる。
該頭部載せ台1bの台座部1b2は、前記のように、後方に倒れた斜面状の構成であり、図3及び図4に示すように、上部上面側には中央部に被洗髪者Hの後頭部Hhを載せる凹部が形成してあり、周囲には、水切り用の穴g、g…が開口してある。
また前記頭部カバー1の前側の開口部縁には、図2(b)に示すように、該開口部縁に沿って連結部1cを構成しておくものとする。この連結部1cは、同図に示すように、開口部縁に沿って内側を切り欠いて形成する。切り欠きは、連結部1cの断面形状が先端側で厚く、後端部側で薄くなるように行うものである。
前記顔周囲被覆部材2は、前記頭部カバー1の外縁の開口部縁に、その内側縁の連結部2cで着脱自在に結合して、図1に示すように、被洗髪者Hの顔Hfの周囲を被覆するものである。その外縁には、内部の洗浄湯等が外部に漏れ出ないように、密着するパッキン部2pが構成してある。またその両内側には耳カバー5、5が配してある。
前記連結部2cは、図2(b)に示すように、前記顔周囲被覆部材2の内側縁に沿って、前記頭部カバー1の連結部1cと基本的には対称形に構成し、ただし、その先端には、該連結部1cの内側に滑り込みやすくする趣旨で、同図に示すように、曲面上の面取りを施しておくものとする。そして該顔周囲被覆部材2を該頭部カバー1の前面側に配置して、該連結部2c側から押し込むと、該連結部2cが弾力的に変形して該頭部カバー1の前面開口部縁の連結部1cの内側に滑り込むようにして入り込み、同図に示すように、相互は連結状態になる。該顔周囲被覆部材2は、以上の連結部2cを含めて全体を弾力性を有する、例えば、弾性のプラスチック類で構成する。
該顔周囲被覆部材2の前縁は、前記したように、パッキン部2pであり、これは、図2(a)に示すように、前縁に沿って内側に膨らんだ構成としたものである。この部位に弾力性のある部材を貼り付けて構成することも可能であるが、この実施例では、顔周囲被覆部材2全体を弾力性のある部材で構成し、この部位は、上記のように、土手状に膨らんだ構成としたものである。従って、図1に示すように、被洗髪者Hへの装着状態では、該パッキン部2pが顔Hfの周囲に密着することになる。
前記耳カバー5、5は、特に図3に示すように、顔周囲被覆部材2の両内側に配してあり、両側外部の摘み部5a、5aを回転操作することで、進退動作させ、この洗髪器を装着状態の被洗髪者Hの耳を密着被覆状態にすることができるようにしてある。
該耳カバー5、5は、それぞれ、図1、図2(a)及び図3に示すように、楕円形容器状の弾力性部材であり、普通の大人の耳を覆うことができるサイズに構成してある。これらの耳カバー5、5は、特に図3に示すように、その中央に先端を回転自在に結合した雄ねじ部材5b、5bと、該雄ねじ部材5b、5bを螺合貫通させるべく前記顔周囲被覆部材2の両側部に形成した雌ねじ部2s、2sと、該雌ねじ部2s、2sに螺合貫通させた該雄ねじ部材5b、5bの後端に配した摘み部5a、5aとで構成したものである。
それ故、該耳カバー5、5は、摘み部5a、5aを回転操作することによって、顔周囲被覆部材2の側部に接する状態から離れて奥側に移動したり、逆に顔周囲被覆部材2の側部に接する側に戻ってきたりすることができる。該耳カバー5、5は、洗髪器を被洗髪者Hに装着状態とした場合は、それらが最も顔周囲被覆部材2の側部に近接している状態であっても、被洗髪者Hの耳に接触状態程度にはなるように配置してある。それ故、雄ねじ部材5b、5bを回転させても、それとともに回転してしまうような虞はない。
従ってこの実施例の洗髪器によれば、殆ど寝たきりの老人や病人等であっても、介護者は、僅かの労力でそれらの要介護者の頭髪を、ベッドに寝たまま、その周辺を殆ど濡らすこともなく、洗浄することができる。要介護者に対しても殆ど負担を掛けることもない。
洗髪する際は、予め、前記頭部カバー1のノズル3、3…には、湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯(又は濯ぎ水)を切り換えて供給できる供給手段から延長したホースを接続しておく。また頭部カバー1の下部の排水口1ahには排水タンクから延長した排水ホース4を接続しておくものとする。
このような準備をした上で、被洗髪者Hに洗髪器を装着する。まず顔周囲被覆部材2を外した上で、頭部カバー1を、仰向けになって寝ている要介護者等の被洗髪者Hの頭部Hhの下に置き、被洗髪者Hの後頭部Hhを該頭部カバー1の内側に配してある頭部載せ台1bの台座部1b2上に載せる。次いで、前記顔周囲被覆部材2を、これで被洗髪者Hの顔Hfを囲むように配しつつ、その内側の縁の連結部2cを前記頭部カバー1の外縁部の連結部1cに押し込むようにして着脱自在に結合する。こうして、該顔周囲被覆部材2は、その外縁部内側のパッキン部2pが被洗髪者Hの顔Hfの回りに密着し、頭部カバー1の内側と外側とをほぼ完全に遮断した状態にする。また該顔周囲被覆部材2をこのように頭部カバー1の外縁に接続する際に、その両内側に配してある耳カバー5、5を被洗髪者Hの両耳に被覆状態になるようにする。
この状態で、前記摘み部5a、5aを回転操作して、前記耳カバー5、5が良好に被洗髪者Hの耳を覆い、かつ確実に密着するようにし、被洗髪者Hの耳に洗浄湯等が入ることのないようにする。この操作は、以上のように極めて簡単に行い得る。
この後、必要に応じて、ノズル3、3…から所望の時間、湯を噴出させ、又必要に応じてシャンプー溶液を所望の時間噴出させ、その後、濯ぎ湯を噴出させて、被洗髪者Hの頭部Hh及び頭髪を洗浄する。これは前記供給手段のバルブ類を操作して自由に動作させることができる。このとき、頭部カバー1の下方に流下した汚れた湯等は、前記排水口1ah及び排水ホース4を通じて排水タンクに送り出されることになる。
またノズル3、3…から噴出する湯等は、頭部に衝突し、或いは接触して、その汚れを除去するものであるが、これによって生じる飛沫は頭部カバー1で遮断され、外部に飛散することはない。また顔周囲被覆部材2によって顔の周囲が密着状態に閉じられているので、これらの部位から湯やシャンプー等がしみだすようなこともない。従って被洗髪者Hの周囲が濡れるような虞は殆どない。
洗髪後は、ノズル3、3…から濯ぎ湯を噴射させて、十分濯いで、該ノズル3、3…からの噴射を止めた後、前記顔周囲被覆部材2を若干強く引くことで頭部カバー1側から取り外す。この状態で、介護者は、被洗髪者Hの顔Hfの周囲の雫等を拭き取り、更に頭部Hhを若干持ち上げ、頭部カバー1を取り除いた上で、該被洗髪者Hの頭部Hhの水分をタオル等で拭き取り除去する。その後は一般のやり方に従ってドライヤー等を利用して髪の乾燥を行う。
介護者は、この洗髪器による洗髪作業では、以上のように、この装置を被洗髪者Hの頭部Hhに装着すること、ノズル3、3…への湯やシャンプーの供給の切換をすること、及び洗髪完了後にこの洗髪器を取り外して、被洗髪者Hの頭部Hhの乾燥作業を行う程度の比較的軽微な作業で被洗髪者Hの洗髪作業を行うことが可能であり、非常に労力が軽減されるものでもある。
被洗髪者の頭部に実施例の洗髪器を装着した状態の側面説明図(一部のノズルは煩雑になるため図示を省略してある)。 (a)は実施例の洗髪器の縦断側面説明図、(b)は頭部カバーの連結部と顔周囲被覆部材の連結部との結合状態を示した拡大断面図。 実施例の洗髪器の縦断正面説明図。 実施例の洗髪器の正面説明図。
符号の説明
1 頭部カバー
1a テーパ状底面
1ah 排水口
1ak 取付部
1b 頭部載せ台
1b1 基部
1b1k 結合部
1b2 台座部
1c 頭部カバーの連結部
2 顔周囲被覆部材
2c 顔周囲被覆部材の連結部
2p パッキン部
2s 雌ねじ部
3 ノズル
4 排水ホース
5 耳カバー
5a 摘み部
5b 雄ねじ部材
c 頭部カバー下部の直立板状部
g 水切り用の穴
m 頭部カバー下部の溝
o 表側部分
u 頭部載せ台の結合部の内側部分
H 被洗髪者
Hf 顔
Hh 頭部

Claims (3)

  1. 頭部を間隔をあけてカバーする硬質の頭部カバーであって、下部に排水口を開口し、下部前側に被洗髪者の後頭部を載せる頭部載せ台を備えた頭部カバーと、
    前記頭部カバーの外縁部に着脱自在に接続し、被洗髪者の顔の周囲に密着する顔周囲被覆部材であって、その両内側に被洗髪者の耳を被覆する耳カバーを備えた顔周囲被覆部材と、
    前記頭部カバーに配した、その内側の被洗髪者の頭部に洗浄湯、シャンプー溶液及び濯ぎ湯を必要に応じて噴射することができる複数のノズルと、
    で構成した洗髪器。
  2. 前記耳カバーを、被洗髪者の耳側に進出させ又は後退させるべく、顔周囲被覆部材の外部から操作可能に構成した請求項1の洗髪器。
  3. 前記耳カバーを被洗髪者の耳側に進出させ又は後退させるべく顔周囲被覆部材の外部から操作可能な構成を、該耳カバーの中央に先端を回転自在に結合した雄ねじ部材と、該雄ねじ部材を螺合貫通させるべく前記顔周囲被覆部材の両側部に形成した雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合貫通させた該雄ねじ部材の後端に配した摘み部とで構成した請求項2の洗髪器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200089010A (ko) * 2019-01-16 2020-07-24 성풍솔레드 주식회사 자동 두발세정 의자

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