JP2004073327A - 皮膚の測色方法、皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物、及びそれを用いた化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】皮膚評価部位の被験組成物塗布時のL* a* b* 表色系で表した表面反射光成分の色度a* と色度b* を(Aa* )と(Ab* )、無塗布時の皮膚評価部位における表面反射光成分の色度a* と色度b* を(Ba* )と(Bb* )とした場合、(Aa* )<0、(Ab* )<0、(Ba* )<0、(Bb* )<0において、前記照射光の入射角が前記皮膚表面に対して20〜70度の何れかの角度である場合の受光角が前記皮膚表面に対して反射方向20〜70度の何れかの角度で、常に(Aa* )−(Ba* )>0、又は常に(Ab* )−(Bb* )>0、又は常に(Ba* )×(Bb* )−(Aa* )×(Ab* )>0となる粉体組成物を調製する。
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚の測色方法、皮膚くすみの解消に有効な無機粉体組成物のスクリーニング法、並びに該スクリーニング法により選択された無機粉体組成物及びその組成物を含有する化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
皮膚(肌)のくすみに関して、日本化粧品工業連合会編集、1995、101、日本化粧品工業連合会技術資料、p148によると「くすみとはある特定の視覚現象である。顔全体または目のまわりや頬などの部位に生じ、肌の赤みが減少して黄みが増し、および/または肌のつやや透明感が減少したり、皮膚の表面の凹凸などによる影によって明度が低下してみえる状態で、境界線は不明瞭である。」と、多様で総合的な視覚的現象として定義されている。
【0003】
計測機器を用いたくすみの測定項目として、1)肌色の明度または色相、2)肌色の不均一性、3)皮膚の凹凸、4)光の透過度、5)光沢値、を挙げている。中でも、肌の測色が比較的に多く用いられている。
肌の測色には一般的に、JIS Z− 8722に規定される色の測定方法に準拠した色差計や分光光度計が用いられる。しかし、この測色法では、汎用されている測色器の測定可能面積がφ数mm〜φ20数mm程度に限られていること、また、測定値の再現性の点からも測定部位は平坦であることが望まれるため頬や額などの部位にしか適していないことなど、顔全体からの測定には制限が多く、くすみという総合的な視覚現象を客観化するには困難がある。
【0004】
顔全体を測色する場合、CCDカメラ等の電子的カメラによるRGB画像値を人の色彩感覚と一致したL* a* b* 表色系等の色空間に変換している(1996− 2、FRAGRANCE JOURNAL、p47〜54等)。その際、光源及び撮影装置に偏光板を組み込み測色部位の内部反射光成分に絞った測色を行っている場合もある(特許1960075号等)。
皮膚の色は白い真皮の上にある表皮のメラニンと表皮直下血管網のヘモグロビンの量で殆ど決定される。正常皮膚に含まれる程度の量ではメラニンを含んだ層(主に表皮基底層)と血液層での入射光の散乱は少なく、吸収・透過のみが生じると言っても良い。一方、真皮は逆に入射光を殆ど乱反射し、光は再び血液層とメラニン層で吸収された後、人の眼において「肌色」とみえる。このことからも、内部反射光成分に主眼をおいた従来の皮膚の測色方法は、ほぼ、人の眼が感知している像を客観化していると考えられていた。
【0005】
一方、皮膚の表面反射光成分に関しては、皮膚の構造からも干渉等を顕著に起こすとは考えにくいこと、入射光の表面反射光成分および表皮(主に角層)からの乱反射光成分の人の眼への影響は小さいこと、表面反射光成分は単純に光源色しか反映していないと考えられていることから、表面反射光成分からの皮膚の測色は殆ど為されていなかった。
しかし、人の眼が皮膚をみる場合、内部反射光成分以外も感知し、表面反射光成分を含めた総合的な認識を行っていることは確かである。だが、その表面反射光成分における「色」に関する知見は何ら得られていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような状況を踏まえて為されたものであり、皮膚の表面反射成分からの測色方法及び評価方法を確立し、該評価方法を用いるスクリーニング法により選択された無機粉体組成物やそれを含有する化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような状況を鑑みて、本発明者らは、人の皮膚の表面反射光成分を光学的に解明すべく鋭意研究を重ねた結果、皮膚のくすみの大きな要素の一つとして、表面反射光成分における色相、及び皮膚の表面反射光成分を得るための光源入射角とそれに対する受光角の組み合わせに光学的要素が存在することを見出した。
光源の対象物に対する表面反射光成分の色特性は内部からの干渉光が存在しない限り光源色自身に由来する。人の皮膚は干渉を起こし難いためその成分の色特性は光源色に由来する。しかし、角質層を含む表皮層は半透明性を有するため、その狭角が75度以上の入受光角の組み合わせでは、レイリー散乱による色特性の付加が確認でき、この要素が肌のくすみを解消することに大きく寄与していることを見いだした。
【0008】
散乱とは光が小さな粒子に当たって、方向が不規則に散らされる現象である。その散乱の強弱は光の波長と粒子の大きさに関係する。粒子の大きさが光の波長よりも大きい場合には、散乱の程度はどの波長でも一様で、例えば霧や雲の水滴によって散乱された光はどの波長も一様に散乱されるので白くみえる。ところが、粒子の大きさが光の波長以下になると、散乱の程度は各波長によって異なり、短波長(紫− 青)の光は長波長(橙− 赤)よりも散乱されやすく、この散乱をレイリー散乱と言う。青空の青みは大気中の微粒子により散乱された短波長の青い光を見ている。この大気中での現象が皮膚内モデルとして援用できる。例えば、太田母斑は表皮メラニン顆粒の不規則な増加が真皮にもおよび皮膚のレイリー散乱により短波長の青色が呈され、表皮のメラニン顆粒による褐色も混色され、褐青色にみえる。
【0009】
本発明者らは、皮膚の法線方向に対して入受光の挟角が小さいと、光源の可視光全域波長の表面反射は僅かだけ生じ、残りは表皮を透過し真皮まで達するため、レイリー散乱を表皮中で生じることなく基底層のメラニンと真皮のヘモグロビンの吸収を受け、最終的に長波長が短波長よりも強い内部反射光成分として散乱されるが、皮膚の法線方向に対して入受光の挟角が75度以上であると、表面反射光成分の増加によりレイリー散乱が強調され、特に、老いたくすみのある肌においては、表面反射光成分の強度とともにその程度が角質層の肥厚によって一層強くなることを見いだした。
【0010】
このことは、老いた肌の明度が下がること、黄みが増大すること、美しい肌には青みの多さが重要であることなどがすべて光学的に説明できる。これらすべては皮膚の内部反射光成分についての現象である。皮膚表面反射光成分の視点からみると、その成分の増大により角層の厚い老いた肌では皮膚内部に入る光が減少し、明度が低下する。また、表皮反射光成分である青− 緑味が増大するため皮膚内部には青− 緑味の入光が減少するため内部散乱からの青− 緑味が減少し美しく見えない。さらに青− 緑味の減少により補色である黄みの散乱が相対的に増加し、また、表皮反射光成分及び表面反射光成分の人の視覚への影は軽微であることから、青− 緑味は内部反射光成分に覆われ、皮膚が黄み帯びてみえる。
【0011】
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、以下の各発明を包含する。
[1]皮膚の表面反射光成分から色特性を求めることを特徴とする皮膚の測色方法。
[2]皮膚の色を、
(1)偏光板が装着された電子的カメラの撮影装置を用いて皮膚の内部反射光成分を含む表面反射光成分を最も強調した画像及び皮膚の表面反射光成分を最も除去した画像をそれぞれ撮影する工程、
(2)前記両撮影画像の差分処理により皮膚の表面反射光成分画像を得る工程、ならびに
(3)前記表面反射光成分画像をL* a* b* 表色系に変換し、増幅する工程、を含んで成る方法で測定し、皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物を選択するにあたり、
(4)皮膚くすみを評価すべく被験者の皮膚評価部位における被験組成物塗布時の表面反射光成分のL* a* b* 表色系色度a* と色度b* を(Aa* )と(Ab* )、無塗布時の皮膚評価部位における表面反射光成分のL* a* b* 表色系色度a* と色度b* を(Ba* )と(Bb* )とした場合、(Aa* )<0、(Ab* )<0、(Ba* )<0、(Bb* )<0において、前記照射光の入射角が前記皮膚表面に対して20〜70度の何れかの角度である場合の受光角が前記皮膚表面に対して反射方向20〜70度の何れかの角度で、常に(Aa* )−(Ba* )>0、又は常に(Ab* )−(Bb* )>0、又は常に(Ba* )×(Bb* )−(Aa* )×(Ab* )>0である無機粉体組成物を選択することを特徴とする皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物のスクリーニング方法。
【0012】
[3]上記[2]項記載のスクリーニング方法で選択された皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物。
[4]タルクに、酸化チタン、酸化アルミニウム、球状シリカ、シリカの順で被覆され、その重量比がタルク:酸化チタン:酸化アルミニウム:球状シリカ:シリカ=40〜60:3〜13:8〜20:8〜24:5〜15重量%であることを特徴とする上記[3]項記載の皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物。
【0013】
[5]上記[3]項又は[4]項記載の無機粉体組成物を0.1〜90重量%含有することを特徴とする化粧料。
[6]化粧料であることを特徴とする上記[3]項記載の皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物。
本発明に用いるタルクとしては、平均粒子径が2〜20μmで厚みが0.05〜1μmであることが好ましい。無機酸化物の被覆方法は、前記無機酸化物などの前駆物質の金属塩を加水分解する方法や、同様の金属アルコキシドをアルコール溶液中で加水分解する方法など、従来から無機酸化物の被覆方法として知られている方法であれば特に制限はない。例えば鱗片状基材を水中に分散させた物に四塩化チタンなどの金属塩を添加し、アルカリ雰囲気で加水分解し、鱗片状基材表面に金属塩加水分解物を析出させ所定の厚みの酸化チタン被覆層を得る方法などが挙げられる。また、シリカを被覆する場合には、鱗片状基材の分散液にアルカリ金属ケイ酸塩水溶液を添加し、鱗片状基材表面にケイ酸の重合物を付着させることにより、所定の厚みのシリカ被覆層を得る方法が挙げられる。
【0014】
以上のように、基材に対する金属酸化物の被覆を順次おこない目的とする前記無機粉体組成物を得る。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を説明する。
本発明の皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物は、皮膚のくすみを評価すべく被験者の皮膚評価部位における被験組成物塗布時のL* a* b* 表色系で表した表面反射光成分の色度a* と色度b* を(Aa* )と(Ab* )、無塗布時の皮膚評価部位における表面反射光成分の色度a* と色度b* を(Ba* )と(Bb* )とした場合、(Aa* )<0、(Ab* )<0、(Ba* )<0、(Bb* )<0において、前記照射光の入射角が前記皮膚表面に対して20〜70度の何れかの角度である場合の受光角が前記皮膚表面に対して反射方向20〜70度の何れかの角度で、常に(Aa* )−(Ba* )>0、又は常に(Ab* )−(Bb* )>0、又は常に(Ba* )×(Bb* )−(Aa* )×(Ab* )>0であることを指標にスクリーニングされたものであり、化粧料として好適である。
【0016】
本発明における皮膚表面反射光成分の色相の評価方法につきその一例を示す。
1)用いる照明光源下における標準白色を設定する。本発明では、3200ケルビン(以下Kと記す。)の光源(株式会社LPL製ブロムランプJCD100V− 300W)の拡散光をJIS K 5400に沿った隠蔽力測定紙(太佑機械株式会社製)に10度の方向から照射し、0度の受光角で60cm離れ観察される白色を、白色点が6500K、ガンマ値が0.45、色空間がsRGBをもつデジタルカメラ C− 2500L(OLYMPUS社製)にて変換標準化し標準白色として設定する。
【0017】
2)皮膚表面に、前記光源からの拡散光を一方向から照射し、偏光板(株式会社ケンコー製C− PL(W))の装着された撮影装置にて前記皮膚表面を複数の受光角度で撮影する。ここで撮影する皮膚表面の部位は特に限定されないが、顔全体又は人の頬の撮影が適切な評価結果が得られることから好ましい。受光角度は、前記皮膚表面に対して前記照射光の入射方向と反対方向に0〜80度、より好ましくは20〜70度である。その際、偏光板の回転により皮膚の内部反射光成分を含む表面反射光成分を最も強調した画像、並びに皮膚の表面反射光成分を最も除去した画像をそれぞれ撮影し、ファイルとして得る。
【0018】
3)前記2)の方向とは異なる角度で前記拡散光を照射し、同様に皮膚の内部反射光成分を含む表面反射光成分を最も強調した画像、並びに皮膚の表面反射光成分を最も除去した画像をそれぞれ上記1)と同様に受光角度を変化させ複数撮影する。これらの撮影は、複数回、各々異なる角度の拡散光照射で行う。このとき、1)と2)の照射する光の皮膚表面に対する入射角は、0〜80度、より好ましくは20〜70度である。
【0019】
4)前記2)の前記皮膚の内部反射光成分を含む表面反射光成分を最も強調した画像ファイル並びに皮膚の表面反射光成分を最も除去した画像ファイルを、白色点が6500K、ガンマ値が2.22、色空間がsRGBに設定されたモニタにて、イメージ編集ソフト(アドビシステムズ株式会社製Adobe Photoshop 5.0)がインストールされたパーソナルコンピュータ(アップルコンピュータ株式会社製Power Macintosh G3、MacOS 8.5)にて読み込み、両画像ファイルの差分処理により表面反射光成分画像を得る。同様に前記2)の前記皮膚の内部反射光成分を含む表面反射光成分を最も強調した画像並びに皮膚の表面反射光成分を最も除去した画像についても同様に行い表面反射光成分画像を得る。
【0020】
5)前記表面反射光成分画像をL* a* b* 表色系に変換し、a* 及びb* 色度を増幅した。その色度が皮膚の色相の指標となる。このとき増幅の倍率は1〜6、より好ましくは2〜5、さらに好ましくは2.5〜4.5である。前記3)の差分処理、並びに4)の表色系変換及び増幅処理には各処理が可能ならば特に限定されない。ここで、皮膚の表面反射光成分の色相を検出する方法として前記1)〜4)の手順を行ったが、表面反射光成分の色相の検出が可能であるなら特に限定されない。
【0021】
6)かくして得られた様々な組み合わせをもつ皮膚の表面反射光成分における色相の傾向から皮膚のくすみを評価する。特に、照明光の皮膚表面に対する入射角が20〜70度で、受光角度が入射方向と反対方向の20〜70度で測定した表面反射光成分の色相についてくすみの評価を行うのがより好ましい。
図1及び図2は、L* a* b* 表色系画像の中、輝度であるL* 画像を削除し、色相である色度a* 及び色度b* を重ね合わせた画像の例である。光源の入射角は顔面正面に対して0、22.5、45、67.5度のそれぞれで照射し、撮影装置の受光角は前記顔面表面に対して反射方向に正の角度を表すとし、22.5、45、67.5度とし、前記1)〜4)の手順により測定した場合における顔の表面反射光成分の色相である。図1は殆どくすみの観られない21歳女性の顔全体についてのくすみの傾向を示し、図2はくすみの多く観られる50歳女性の顔全体についてのくすみの傾向を示す。横軸は照射光の顔面表面に対する入射角で67.5、45、22.5、0度と順に示し、縦軸は撮影装置の受光角で顔面表面に対する反射方向を正とし、67.5、45、22.5、0度と順に示す。表色系変換後の色度増幅は3倍である。
【0022】
図1と図2を比較した場合、67.5度入射67.5度受光、45度入射67.5度受光、22.5度入射67.5度受光、45度入射45度受光各々にて、加齢に伴い色度a* 及び/又は色度b* が減少していることが観察される。このことから、加齢に伴い特異的なこれら入射角受光角の組み合わせにおいて顕著な表面反射光成分の色相が見受けられ、この色相を抑制しくすみの殆どみられない皮膚と同等に近づければ、くすみの解消された仕上がりになることが判る。したがって、得られた表面反射光成分の色相の傾向を比較すれば無機粉体組成物や化粧料のくすみ解消程度を評価することができる。
【0023】
本発明の無機粉体組成物は、好ましくは、タルクに、酸化チタン、酸化アルミニウム、球状シリカおよびシリカをこの順に被覆し、その重量比がタルク:酸化チタン:酸化アルミニウム:球状シリカ:シリカ=40〜60:3〜13:8〜20:8〜24:5〜15重量%である。また、化粧料へ好適に配合するため、粉体表面の疎水処理を行うことが好ましい。
本発明の化粧料は特に限定されないが、ファンデーション又はおしろいが好適である。ルース型、固形、固形パウダー型、固形油性型、固形油中水型乳化型、油中水型乳化型、水中油型乳化型、二層分散油中水型、水性型等のいずれであってよく、ルース型、固形、固形パウダー型、固形油性型が好ましく、特に、ルース型おしろい、固形パウダー型及び固形油性型のファンデーションの場合に本発明の効果は最も発揮される。
【0024】
前記化粧料に含まれる、前記無機粉体組成物の含有量は0.1〜90重量%であるが、おしろいのルース型の場合はより好ましくは5〜35重量%、固形の場合はより好ましくは7〜30重量%であり、ファンデーションの固形パウダー型の場合はより好ましくは7〜30重量%、固形油性型の場合は好ましくは0.1〜50重量%、より好ましくは5〜25重量%、固形油中水型乳化型、油中水型乳化型及び水中油型乳化型の場合は好ましくは0.1〜40重量%、より好ましくは5〜20重量%、二層分散油中水型の場合は好ましくは0.1〜30重量%、より好ましくは5〜15重量%、水性型の場合は0.1〜20重量%、より好ましくは5〜10重量%である。
【0025】
本発明の化粧料は、上記必須成分に加えて本発明の効果を損なわない範囲で、通常化粧料、医薬部外品等に用いられる成分を配合することができる。このような成分としては、例えば水、油分、保湿剤、活性剤、前記以外の粉体、分散剤、防腐剤、香料、増粘剤等が挙げられる。
油分としては、例えば、エステル油、シリコーンオイル、鉱物油、炭化水素、ワックス、脂肪酸、脂肪族アルコール天然脂肪、油性ゲル化剤等が挙げられ、配合量としては、0.01〜70重量%が好ましい。
【0026】
保湿剤としては、例えば、多価アルコール、ムコ多糖類等の水溶液、コラーゲンなどのタンパク質水溶液、糖類、アミノ酸水溶液等が挙げられ、配合量としては、0.001〜30重量%が好ましい。
粉体としては、例えば、無機顔料、有機顔料、シリコーン及びその誘導体、金属石鹸、フッ素化合物及びその誘導体、レシチン及びその誘導体、アミノ酸及びその塩等で表面処理された顔料等が挙げられ、配合量としては、0.1〜99重量%が好ましい。
【0027】
活性剤としては、例えば、脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、レシチン及びホスフェートのような両性及び陰イオン界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンのようなシリコーン系活性剤等が挙げられ、配合量としては、0.01〜20重量%が好ましい。
【0028】
【実施例】
次に、実施例をあげて本発明をより詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1、比較例1および2の各粉体について、皮膚の表面反射光成分の色相に対する影響を前記の方法により評価した。
実施例1
タルク100gを純水1L に添加して充分に分散し、これに二酸化チタンとして濃度20%の硫酸チタニル水溶液75gを加え攪拌しながら加熱し5時間沸騰させた。これを室温まで冷却し、濾過水洗し、110℃で乾燥させて、二酸化チタンの水和物が被覆されたタルクを得た。これを更に100g計量し750mL の純水中に添加しよく分散させたものを、酸化アルミニウムとして濃度10%の塩化アルミニウム水溶液260g及び尿素160gを水500mL に溶かした溶液に加えてよく混合し90℃で5時間加熱し、室温まで冷却した。これを濾過水洗し、110℃で乾燥後、更に600℃で6時間加熱し、ニ酸化チタン、酸化アルミニウムで順次被覆されたタルクを得た。次に平均粒子径120μm 真球状シリカの濃度20%モノエチレングリコールを分散媒とするシリカオルガノゾル78gとイソプロパノール200gの混合液を調製した。これに二酸化チタン、酸化アルミニウムで順次被覆されたタルク100gを加え、室温で攪拌混合した。次いでこの分散液に500gのエタノールを加え、更にアンモニア水を加えてpH 9.5以上とし、液温を45℃に加温した後、この温度とpH を維持しつつ攪拌しながらシリカとして濃度28.8%の正ケイ酸エチルと28%アンモニア水を同時に2時間かけて添加した。正ケイ酸エチルの添加量は45gであった。添加終了後、更に2時間攪拌した後、濾過洗浄し、110℃で乾燥して、ニ酸化チタン、酸化アルミニウム、球状シリカおよびシリカで順次被覆されたタルクを得た。また、その重量%はタルク:酸化チタン:酸化アルミニウム:球状シリカ:シリカ=54:8:16:12:10である。
【0029】
皮膚への粉体の塗布量は15mg/cm2 とした。その結果を表1に示す。
比較例1
実施例1で使用したタルクのみを、実際に皮膚に塗布した。皮膚への粉体の塗布量は15mg/cm2 とした。その結果を表1に示す。
比較例2
平均粒子径300nmの酸化チタンを、実際に皮膚に塗布した。皮膚への粉体の塗布量は15mg/cm2 とした。その結果を表1に示す。
【0030】
被験者の皮膚評価部位における被験組成物塗布時のL* a* b* 表色系で表した表面反射光成分の色度a* と色度b* を(Aa* )と(Ab* )、無塗布時の皮膚評価部位における表面反射光成分の色度a* と色度b* を(Ba* )と(Bb* )とした場合、(Aa* )<0、(Ab* )<0、(Ba* )<0、(Bb* )<0において、前記照射光の入射角が前記皮膚表面に対して20〜70度の何れかの角度である場合の受光角が前記皮膚表面に対して反射方向20〜70度の何れかの角度で、常に(Aa* )−(Ba* )>0、又は常に(Ab* )−(Bb* )>0、又は常に(Ba* )×(Bb* )−(Aa* )×(Ab* )>0である場合を○、そうでない場合を×と評価した。
【0031】
また、官能評価専門パネラー21名を用いて、試料粉体を皮膚に塗布し、くすみ評価について官能評価を行った。評価基準はその項目が感じられる、やや感じられる、感じられないの3段階評価において、感じられる人数が16〜21名を○、6〜15名を△、1〜5名を×とした。
【0032】
【表1】
【0033】
実施例1の無機粉体組成物は比較例1及び2よりも、くすみに有効で、老いた肌のくすみ解消に効果がある、優れた無機粉体組成物であった。
次に、表2に示す処方に従って化粧料を作成した。単位は重量%とした。
【0034】
【表2】
【0035】
ルース型おしろいについて、製法として、A、Bをヘンシェルミキサーにて攪拌混合後、粉砕を行い、実施例2及び比較例3からなる化粧料を得た。
固形パウダー型ファンデーションについて、製法として、Aを攪拌混合し粉砕を行い、混合溶解したBを粉砕したAとヘンシェルミキサーで攪拌混合し、再び粉砕を行い、金皿容器にプレスし、実施例3及び比較例4からなる化粧料を得た。
【0036】
固形油性型ファンデーションについて、製法として、A、Bを加熱溶解分散後、3本ロールミルを行い、70℃で金皿容器に流し込み、実施例4及び比較例5からなる化粧料を得た。
図3は、実施例2及び比較例3のファンデーションを塗布した場合の皮膚表面反射光成分を示す。表面反射光成分評価における皮膚へのファンデーションの塗布量は10mg/cm2 とし、照射光の入射角は35度、受光角は反射方向に60度である。また、表3に光学的評価結果及び官能評価を含む総合評価を示す。実施例2のファンデーションは比較例3よりも、実施例3のファンデーションは比較例4よりも、実施例4のファンデーションは比較例5よりも、それぞれの剤型における化粧料にてくすみに有効で、老いた肌のくすみ解消に効果がある、優れた化粧料であった。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば皮膚のくすみを新たな客観的な方法で評価し、皮膚のくすみを解消する無機粉体組成物やそれを含む化粧料を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、21歳女性の、顔全体の表面反射光成分の色相を示す。
【図2】図2は、50歳女性の、顔全体の表面反射光成分の色相を示す。
【図3】図3は、本発明の評価方法により有効性を示す表面反射光成分の色相画像データ である。
Claims (6)
- 皮膚の表面反射光成分から色特性を求めることを特徴とする皮膚の測色方法。
- 皮膚の色を、
(1)偏光板が装着された電子的カメラの撮影装置を用いて皮膚の内部反射光成分を含む表面反射光成分を最も強調した画像及び皮膚の表面反射光成分を最も除去した画像をそれぞれ撮影する工程、
(2)前記両撮影画像の差分処理により皮膚の表面反射光成分画像を得る工程、ならびに
(3)前記表面反射光成分画像をL* a* b* 表色系に変換し、増幅する工程、を含んで成る方法で測定し、皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物を選択するにあたり、
(4)皮膚くすみを評価すべく被験者の皮膚評価部位における被験組成物塗布時の表面反射光成分のL* a* b* 表色系色度a* と色度b* を(Aa* )と(Ab* )、無塗布時の皮膚評価部位における表面反射光成分のL* a* b* 表色系色度a* と色度b* を(Ba* )と(Bb* )とした場合、(Aa* )<0、(Ab* )<0、(Ba* )<0、(Bb* )<0において、前記照射光の入射角が前記皮膚表面に対して20〜70度の何れかの角度である場合の受光角が前記皮膚表面に対して反射方向20〜70度の何れかの角度で、常に(Aa* )−(Ba* )>0、又は常に(Ab* )−(Bb* )>0、又は常に(Ba* )×(Bb* )−(Aa* )×(Ab* )>0である無機粉体組成物を選択することを特徴とする皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物のスクリーニング方法。 - 請求項2記載のスクリーニング方法で選択された皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物。
- タルクに、酸化チタン、酸化アルミニウム、球状シリカおよびシリカをこの順に被覆し、その重量比がタルク:酸化チタン:酸化アルミニウム:球状シリカ:シリカ=40〜60:3〜13:8〜20:8〜24:5〜15重量%であることを特徴とする請求項3記載の皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物。
- 請求項3又は4記載の皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物を0.1〜90重量%含有することを特徴とする化粧料。
- 化粧料であることを特徴とする請求項3記載の皮膚のくすみ解消に有効な無機粉体組成物。
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