JP2004072971A - モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004072971A
JP2004072971A JP2002232769A JP2002232769A JP2004072971A JP 2004072971 A JP2004072971 A JP 2004072971A JP 2002232769 A JP2002232769 A JP 2002232769A JP 2002232769 A JP2002232769 A JP 2002232769A JP 2004072971 A JP2004072971 A JP 2004072971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
excitation
speed data
motor
timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002232769A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Komada
駒田 保雄
Naoto Akimoto
秋元 直人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002232769A priority Critical patent/JP2004072971A/ja
Publication of JP2004072971A publication Critical patent/JP2004072971A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

【課題】ステッピングモータ及びその制御回路を有した画像形成装置において、CPUのソフトウェア処理を軽減し、かつ高速の記録紙搬送等を実現できるようにする。
【解決手段】ステッピングモータの回転制御をCPU7により行い、M個の速度データからなる加速テーブルデータを励磁パターンレジスタ101に格納するとともに、N<MであるN個のリング状のバッファを有した励磁信号生成回路104を設け、CPU7により、励磁パターンレジスタ101からM個の速度データを順次読み出し、読み出した速度データをN個の上記バッファに対して既定タイミングで順次セットするとともに、モータ駆動を指示するようにし、モータ駆動指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被駆動媒体の駆動源となるステッピングモータモータの制御装置、特に、装置制御用のCPU(MPU)のデータ処理負担を軽減させながら、低コストかつ正確なタイミングでのステッピングモータの制御を行うモータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ、複写機等の画像形成装置におけるプリンタ部のモータとして、また例えばプリンタの記録紙搬送用のモータとして、ステッピングモータが多く使用されている。このステッピングモータの制御においては、従来、CPUのタイマ割り込みを該ステッピングモータの1ステップと同期させて、ステッピングモータに対する駆動制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のステッピングモータの駆動制御では、例えば画像形成装置における記録紙搬送速度が高速になるにつれて、CPUの割り込み処理のインターバルが短くなる。したがって、ソフトウェアの割り込みルーチンの比率が増大し、その他のソフトウェア処理との両立が速度的に難しくなるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、CPUのソフトウェア処理を軽減し、かつ高速の記録紙搬送等を実現できるモータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るモータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置は、次のように構成したものである。
【0006】
(1)ステッピングモータの駆動を制御する制御装置であって、前記ステッピングモータの回転を制御する回転制御手段と、M個の速度データからなる加速テーブルデータを格納する速度データ格納手段と、N<MであるN個のバッファと、前記速度データ格納手段からM個の速度データを順次読み出し、読み出した速度データをN個の前記バッファに対して既定タイミングで順次セットするとともに、前記回転制御手段に対してモータ駆動を指示する動作制御手段とを有し、前記回転制御手段は、前記動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行うようにした。
【0007】
(2)前記(1)において、前記速度データ格納手段に格納されたM個の速度データは、それぞれ相励磁を切り替えるためのタイマデータ及びそのタイマデータによる相励磁切り替えを行うステップ回数によって構成され、前記回転制御手段は、前記バッファからロードされたタイマデータが示す間隔にて相励磁を切り替え、該相励磁切り替えを前記バッファからロードされたステップ回数分繰り返し、指定回数の相励磁切り替え終了時に前記バッファから次の速度データをロードするようにした。
【0008】
(3)前記(2)において、前記動作制御手段は、前記回転制御手段に対して無限にステップ繰り返しを行うよう指示する機能を有し、前記回転制御手段は、前記動作制御手段からのモータ駆動の指示及びステップの無限繰り返し指示に対応し、ロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うようにした。
【0009】
(4)前記(2)において、前記回転制御手段は、前記バッファからロードされたステップ回数があらかじめ定められた一定値である場合に、前記動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、ロードされているタイマデータの示す間隔にて相励磁切り替えを行う回数を制限しないようにした。
【0010】
(5)前記(3)または(4)において、前記動作制御手段は、前記回転制御手段に対して例外的に速度データの切り替えを指示する機能を有し、前記回転制御手段は、前記動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、前記バッファから次の速度データをロードして速度データを変更するようにした。
【0011】
(6)前記(5)において、前記回転制御手段は、前記動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、指示後の最初の相励磁切り替えタイミングにて速度データを変更するようにした。
【0012】
(7)ステッピングモータの駆動を制御する制御方法であって、M個の速度データからなる加速テーブルデータを速度データ格納手段に格納しておき、前記速度データ格納手段からM個の速度データを順次読み出し、読み出した速度データをN<MであるN個のバッファに対して既定タイミングで順次セットするとともに、前記ステッピングモータの回転を制御する回転制御手段に対してモータ駆動を指示し、前記回転制御手段により、前記モータ駆動の指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行うようにした。
【0013】
(8)前記(7)において、前記速度データ格納手段に格納されたM個の速度データは、それぞれ相励磁を切り替えるためのタイマデータ及びそのタイマデータによる相励磁切り替えを行うステップ回数によって構成され、前記回転制御手段により、前記バッファからロードされたタイマデータが示す間隔にて相励磁を切り替え、該相励磁切り替えを前記バッファからロードされたステップ回数分繰り返し、指定回数の相励磁切り替え終了時に前記バッファから次の速度データをロードするようにした。
【0014】
(9)前記(8)において、前記回転制御手段により、モータ駆動の指示及びステップの無限繰り返し指示に対応し、ロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うようにした。
【0015】
(10)前記(8)において、前記回転制御手段により、前記バッファからロードされたステップ回数があらかじめ定められた一定値である場合に、モータ駆動の指示期間中、ロードされているタイマデータの示す間隔にて相励磁切り替えを行う回数を制限しないようにした。
【0016】
(11)前記(9)または(10)において、前記回転制御手段により、例外的な速度データ切り替え指示に対応し、前記バッファから次の速度データをロードして速度データを変更するようにした。
【0017】
(12)前記(11)において、前記回転制御手段により、例外的な速度データ切り替え指示に対応し、指示後の最初の相励磁切り替えタイミングにて速度データを変更するようにした。
【0018】
(13)画像形成装置において、前記(1)ないし(6)の何れかのモータ制御装置を備えた。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面について説明する。
【0020】
図1は本発明に係るモータ制御回路を含む画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。この画像形成装置1は、記録制御を含め装置全体を制御するCPU7と、画像の解像度変換や変倍等の処理を行う画像処理部2と、記録用モータの駆動データの設定及び制御を行うモータ制御部3と、記録用モータの制御の基本動作を行うためのプログラムを格納してあるROM4と、画像バッファ及び画像メモリ等に使用されるRAM5と、画像プリント・画像定着を行う記録部6とを備えている。
【0021】
ここで、上記の記録部6は、LBP(レーザビームプリンタ)等で用いられる公知の方法にて画像の記録を行うものである。また、画像形成用のモータには、ステッピングモータが使用されている。
【0022】
上記モータ制御部3は、大きく分けて4つのブロックから構成されている。
【0023】
第1のブロックは励磁位相を制御するブロックであり、CPU7によりセットされた励磁パターンを格納する励磁パターンレジスタ101と、励磁位相をカウントする励磁位相カウンタ102と、励磁位相カウンタ102のカウント値により励磁パターンを選択する励磁パターンセレクタ103と、励磁パターンセレクタ103により選択された励磁パターンにより4本の励磁信号を出力する励磁信号生成回路104とから構成されている。
【0024】
第2のブロックは励磁タイマデータと励磁ステップデータにより位相切り替えを行うブロックであり、CPU7によりセットされた3個の励磁タイマデータT1、T2、T3を格納する励磁タイマレジスタ105と、各励磁タイマデータにて切り替えたステップ数を示しCPU7によりセットされた励磁ステップデータS1、S2、S3を格納する励磁ステップレジスタ106と、励磁タイマデータ及び励磁ステップデータのデータナンバー(1〜3)をカウントする励磁データナンバーカウンタ107と、励磁データナンバーカウンタ107のカウント値に対応する励磁タイマデータを選択する励磁タイマデータセレクタ108と、励磁を開始もしくは励磁パターンを切り替えてから現在までの短い方の時間を計測する励磁タイマカウンタ110と、励磁タイマデータセレクタ108で選択された励磁タイマデータと励磁タイマカウンタ110のカウント値を比較し、一致したときに励磁ステップカウンタ111及び励磁位相カウンタ102をインクリメントする信号を送出する励磁タイマ比較部112と、励磁データナンバーカウンタ107のカウント値に対応する励磁ステップデータを選択する励磁ステップデータセレクタ109と、励磁タイマ比較部112から送出される信号によってインクリメントを行う励磁ステップカウンタ111と、励磁ステップデータセレクタ109により選択された励磁ステップデータと励磁ステップカウンタ111のカウント値を比較し、一致したときに励磁データナンバーカウンタ107をインクリメントするための信号を送出する励磁ステップ比較部113とから構成されている。
【0025】
ここで、データナンバー1に対応した励磁タイマレジスタ105上のデータ領域を励磁タイマレジスタ105(1)、励磁ステップレジスタ106上のデータ領域を励磁ステップレジスタ106(1)、データナンバー2に対応した励磁タイマレジスタ105上のデータ領域を励磁タイマレジスタ105(2)、励磁ステップレジスタ106上のデータ領域を励磁ステップレジスタ106(2)、データナンバー3に対応した励磁タイマレジスタ105上のデータ領域を励磁タイマレジスタ105(3)、励磁ステップレジスタ106上のデータ領域を励磁ステップレジスタ106(3)とする。
【0026】
第3のブロックはモータ動作開始/停止を行うブロックであり、CPU7によってモータの動作開始指示/停止命令を受ける動作命令レジスタ114と、動作命令レジスタ114がモータ停止状態を示すときに、励磁データナンバーカウンタ107と励磁タイマカウンタ110と励磁ステップカウンタ111を初期化する第1初期化回路115とから構成されている。ここで、動作命令レジスタ112がモータ停止状態を示す場合であっても、励磁位相カウンタ102は初期化されない。
【0027】
第4のブロックは励磁ステップの切り替えを制御するブロックであり、励磁ステップデータセレクタ109により選択された励磁ステップデータが既定値例えば“0”であった場合に励磁ステップ比較部113に対して励磁データナンバーカウンタ107をインクリメントするための信号送出を禁止する励磁データ変更禁止部116と、CPU7によって励磁タイマデータ及び励磁ステップデータを変更するための命令を受ける変更命令レジスタ117と、変更命令レジスタ117にライトアクセスがあった場合に励磁データナンバーカウンタ107を強制的にインクリメントする強制インクリメント部118と、励磁タイマカウンタ110と励磁ステップカウンタ111を初期化する第2初期化回路119とから構成されている。
【0028】
そして、これらにより励磁ステップデータを“0”に設定すると、励磁データナンバーカウンタ107はインクリメントされず、その励磁ステップデータ例えばS2に対応した励磁タイマデータT2にて無限に位相切り替えを繰り返すことができる。また、励磁タイマデータT2にて無限に位相切り替えを繰り返している際に変更命令レジスタ107にライトアクセスすることで、励磁データナンバーカウンタ107を1つインクリメントした値に対応する励磁タイマデータT3と励磁ステップデータS3によって位相切り替えを繰り返すことができる。励磁ステップデータS3が“0”であれば、励磁タイマデータT3によって無限に位相切り替えを繰り返すことになる。
【0029】
ここで、上記構成の画像形成装置にはステッピングモータの駆動を制御する制御装置(制御回路)が含まれており、この制御装置は、次の構成、機能を有している。
【0030】
すなわち、ステッピングモータの回転を制御する回転制御手段がCPU7により構成され、M個の速度データからなる加速テーブルデータを格納する速度データ格納手段として励磁パターンレジスタ101が設けられ、N<MであるN個のリング状のバッファとして励磁信号生成回路104が設けられている。また、上記速度データ格納手段からM個の速度データを順次読み出し、読み出した速度データをN個の上記バッファに対して既定タイミングで順次セットするとともに、上記回転制御手段に対してモータ駆動を指示する動作制御手段がCPU7により構成されている。そして、上記回転制御手段は、上記動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行うようにしている。
【0031】
また、上記速度データ格納手段に格納されたM個の速度データは、それぞれ相励磁を切り替えるためのタイマデータ及びそのタイマデータによる相励磁切り替えを行うステップ回数によって構成され、上記回転制御手段は、上記バッファからロードされたタイマデータが示す間隔にて相励磁を切り替え、該相励磁切り替えを上記バッファからロードされたステップ回数分繰り返し、指定回数の相励磁切り替え終了時に上記バッファから次の速度データをロードするようにしている。
【0032】
また、上記動作制御手段は、回転制御手段に対して無限にステップ繰り返しを行うよう指示する機能を有し、回転制御手段は、動作制御手段からのモータ駆動の指示及びステップの無限繰り返し指示に対応し、ロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行う。
【0033】
また、回転制御手段は、バッファからロードされたステップ回数があらかじめ定められた一定値である場合に、動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、ロードされているタイマデータの示す間隔にて相励磁切り替えを行う回数を制限しないようにする。
【0034】
また、動作制御手段は、回転制御手段に対して例外的に速度データの切り替えを指示する機能を有し、回転制御手段は、動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、バッファから次の速度データをロードして速度データを変更するようにする。
【0035】
また、回転制御手段は、動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、指示後の最初の相励磁切り替えタイミングにて速度データを変更する。
【0036】
次に、上記構成に基づく本発明の第1の実施例の動作を図2〜図4のフローチャートを用いて説明する。ここでは上記の画像形成装置におけるモータ制御回路の記録モータ動作(モータ制御方法)を示し、このフローチャートに示す制御処理は、後述する図5及び図8に示す制御処理と共に、図1のCPU7によりあらかじめROM4に記憶されたプログラムに従って実行されるものである。
【0037】
まず、最初に図2のS101で画像処理装置1の電源をONにする。その後、回路初期化のためにS102で励磁位相カウンタ102を0にする。そして、S103で励磁信号生成回路104から出力された位相別の信号パターンをセットする。続いて、S104で励磁タイマカウンタ110を0に、S105で励磁ステップカウンタ111を0に、S106で励磁データナンバーカウンタ107を1に順次セットする。
【0038】
ここで、先に別ロジックについて説明しておく。図3のS201では動作命令レジスタ114が1か否かを評価する。動作命令レジスタ114が0であるならば、S201の再評価を行う。動作命令レジスタ114が1であるならば、S202でタイマ2をスタートして動作を開始する。動作を開始すると、S203で動作命令レジスタ114が0であるか否かを評価する。
【0039】
上記S203において動作命令レジスタ114が0であるならば、S207でタイマ2をストップしてS201に戻る。S203において動作命令レジスタ114が1であるならば、S204で0.1msec経過したか否かをチェックする。S204において0.1msec経過していなければ、S203に戻る。S204において0.1msec経過していれば、S205で励磁タイマカウンタ110をインクリメントして、S206でタイマ2をリスタートし、S203に戻る。
【0040】
また、他の別ロジックについても説明しておく。図4のS301では動作命令レジスタ114が0か否かを評価する。S301で動作命令レジスタ114が0つまりモータ停止状態ならば、S302で励磁信号生成回路104よりモータの停止状態を示すA信号Lレベル、/A信号Lレベル、B信号Lレベル、/B信号Lレベルの信号を出力して、S301に戻る。S301で動作命令レジスタ114が0でなくモータ動作状態ならば、S303で励磁位相カウンタ102が0であるか否かをチェックする。S303において励磁位相カウンタが0であれば、S304で励磁信号生成回路104よりA信号Hレベル、/A信号Lレベル、B信号Lレベル、/B信号Hレベルの信号を出力して、S301に戻る。
【0041】
上記S303で励磁位相カウンタが0でなければ、S305で励磁位相カウンタ102が1であるか否かをチェックする。S305において励磁位相カウンタが1であれば、S306で励磁信号生成回路104よりA信号Hレベル、/A信号Lレベル、B信号Hレベル、/B信号Lレベルの信号を出力して、S301に戻る。S305で励磁位相カウンタが1でなければ、S307で励磁位相カウンタ102が2であるか否かをチェックする。S307において励磁位相カウンタが2であれば、S308で励磁信号生成回路104よりA信号Lレベル、/A信号Hレベル、B信号Hレベル、/B信号Lレベルの信号を出力して、S301に戻る。
【0042】
上記S307で励磁位相カウンタが2でなければ、S309で励磁位相カウンタ102が3であるか否かをチェックする。S309において励磁位相カウンタが3であれば、S310で励磁信号生成回路104よりA信号Lレベル、/A信号Hレベル、B信号Lレベル、/B信号Hレベルの信号を出力して、S301に戻る。S309において励磁位相カウンタが3でなければ、S311で励磁位相カウンタを0にセットして、S301に戻る。
【0043】
元のロジックの説明に戻ると、図2のS105での設定後、S108で動作命令レジスタ114が0つまりモータ停止指示状態か否かをチェックする。動作命令レジスタ114が0でモータ停止指示状態であるならば、S104に戻る。動作命令レジスタ114が1つまりモータ動作指示状態に変化したならば、S109で変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったかどうかを評価する。ライトアクセスがなければ、S111で励磁タイマカウンタ110が励磁タイマレジスタ105(1)上の励磁タイマデータ1と一致するか、すなわち位相の変化タイミングであるか否かを評価する。一致していなければ、S108に戻る。一致していれば、S112で励磁タイマカウンタ110をクリアすなわち0にセットし、S113で励磁位相カウンタ102をインクリメントし、S114で励磁ステップカウンタ111をインクリメントする。
【0044】
その後、S115で励磁ステップデータ1が固有値“0”であるか否かを評価する。励磁ステップデータ1が固有値“0”であればS108に戻り、励磁タイマレジスタ105(1)上の励磁タイマデータ1に基づく位相変化によってモータ動作を無限に繰り返す。励磁ステップレジスタ106(1)上の励磁ステップデータ1が固有値“0”でなければ、S116で励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ1に一致するか否か評価する。S116において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ1に一致しないならS108に戻り、モータ動作を繰り返す。励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ1に一致するならS117に進む。
【0045】
次に、S109において変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったなら、S110で励磁タイマカウンタ110を0にセットして、S117に進む。S117では励磁ステップカウンタを0にセットし、続いてS118で励磁データナンバーカウンタ107をインクリメントして“2”にする。S118の後、S119で動作命令レジスタ114が0か否かを評価する。S119において動作命令レジスタ114が0ならば、S104に戻ってモータ動作を停止する。S119において動作命令レジスタ114が1ならば、S120で変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったかどうかを評価する。ライトアクセスがなければ、S121で励磁タイマカウンタ110が励磁タイマレジスタ105(2)上の励磁タイマデータ2と一致するか、すなわち位相の変化タイミングであるか否かを評価する。一致していなければ、S119に戻る。一致していれば、S123で励磁タイマカウンタ110をクリアすなわち0にセットし、S124で励磁位相カウンタ102をインクリメントし、S125で励磁ステップカウンタ111をインクリメントする。
【0046】
その後、S126で励磁ステップレジスタ106(2)上の励磁ステップデータ2が固有値“0”であるか否かを評価する。励磁ステップデータ2が固有値”0”であればS119に戻り、励磁タイマデータ2に基づく位相変化によってモータ動作を無限に繰り返す。励磁ステップデータ2が固有値“0”でなければ、S127で励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ2に一致するか否か評価する。S128において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ2に一致しないならS119に戻り、モータ動作を繰り返す。励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ2に一致するならS128に進む。
【0047】
また、S120において変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったなら、S122で励磁タイマカウンタ110を0にセットして、S128に進む。S128では励磁ステップカウンタを0にセットし、続いてS129で励磁データナンバーカウンタ107をインクリメントして“3”にする。S129の後、S130で動作命令レジスタ114が0か否かを評価する。S130において動作命令レジスタ114が0ならば、S104に戻ってモータ動作を停止する。
【0048】
上記S130において動作命令レジスタ114が1ならば、S131で変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったかどうかを評価する。ライトアクセスがなければ、S133で励磁タイマカウンタ110が励磁タイマレジスタ105(3)上の励磁タイマデータ3と一致するか、すなわち位相の変化タイミングであるか否かを評価する。一致していなければS130に戻る。一致していればS134で励磁タイマカウンタ110をクリアすなわち0にセットし、S135で励磁位相カウンタ102をインクリメントし、S136で励磁ステップカウンタ111をインクリメントする。
【0049】
その後、S137で励磁ステップレジスタ106(3)上の励磁ステップデータ3が固有値“0”であるか否かを評価する。励磁ステップデータ3が固有値”0”であればS130に戻り、励磁タイマデータ3に基づく位相変化によってモータ動作を無限に繰り返す。励磁ステップデータ3が固有値“0”でなければ、S138で励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ3に一致するか否か評価する。S138において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ3に一致しないならS130に戻り、モータ動作を繰り返す。励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ3に一致するならS139に進む。
【0050】
また、S131において変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったなら、S132で励磁タイマカウンタ110を0にセットして、S139に進む。S139では励磁ステップカウンタを0にセットし、続いてS140で励磁データナンバーカウンタ107に“1”にする。そしてS108に戻る。
【0051】
次に、本実施例のCPU7の動作について、図5のフローチャートに沿って説明する。
【0052】
まず、最初にS401で画像処理装置1の電源をONにする。その後、S402で励磁パターンレジスタ101に励磁信号生成回路104から出力された励磁パターンをセットする。
【0053】
ここで、上記の励磁パターンはROM4にあらかじめ記憶されており、CPU7がROM4からロードした後にセットを行う。励磁パターンレジスタ101は16ビットであり、4本の信号線から出力される4パターンの信号組み合わせをセットする。
【0054】
次に、S428でモータ動作開始タイミングか否かを評価し、動作開始タイミングでないなら、S428にてループする。動作開始タイミングであるならば、ROM4にあらかじめ記憶されている励磁タイマデータと励磁ステップデータの9組の組み合わせからなるモータのスローアップ制御のための速度テーブルを順次励磁タイマレジスタ105及び励磁ステップレジスタ106にセットすることを開始する。
【0055】
このとき、まずS403で第1タイマデータを励磁タイマレジスタ105(1)に励磁タイマデータ1としてセットし、S404で第2タイマデータを励磁タイマレジスタ105(2)に励磁タイマデータ2としてセットし、S405で第3タイマデータを励磁タイマレジスタ105(3)に励磁タイマデータ3としてセットし、S406で第1ステップデータを励磁ステップレジスタ106(1)に励磁ステップデータ1としてセットし、S407で第2ステップデータを励磁ステップレジスタ106(2)に励磁ステップデータ2としてセットし、S408で第3ステップデータを励磁ステップレジスタ106(3)に励磁ステップデータ3としてセットする。その後、S409で動作命令レジスタ114を1にセットしてモータ回転を開始させるとともに、S410でタイマ1をスタートする。
【0056】
そして、S411でタイマ1が300msec経過か否かをチェックし、経過していないならS411に戻る。経過しているならば、S412で第4タイマデータを励磁タイマレジスタ105(1)に励磁タイマデータ1としてセットし、S413で第5タイマデータを励磁タイマレジスタ105(2)に励磁タイマデータ2としてセットし、S414で第4ステップデータを励磁ステップレジスタ106(1)に励磁ステップデータ1としてセットし、S415で第5ステップデータを励磁ステップレジスタ106(2)に励磁ステップデータ2としてセットする。
【0057】
次に、S416でタイマ1が500msec経過か否かをチェックし、経過していないならS416に戻る。経過しているならば、S417で第6タイマデータを励磁タイマレジスタ105(3)に励磁タイマデータ3としてセットし、S418で第6ステップデータを励磁ステップレジスタ106(3)に励磁ステップデータ3としてセットする。
【0058】
次に、S419でタイマ1が1000msec経過か否かをチェックし、経過していないならS419に戻る。経過しているならば、S420で第7タイマデータを励磁タイマレジスタ105(1)に励磁タイマデータ1としてセットし、S421で第8タイマデータを励磁タイマレジスタ105(2)に励磁タイマデータ2としてセットし、S422で第7ステップデータを励磁ステップレジスタ106(1)に励磁ステップデータ1としてセットし、S423で第8ステップデータを励磁ステップレジスタ106(2)に励磁ステップデータ2としてセットする。
【0059】
次に、S424でタイマ1が60sec経過か否かをチェックし、経過していないならS424に戻る。この間、ステッピングモータは等速度にて回転を続ける。タイマ1が60sec経過しているならば、S425で第9タイマデータを励磁タイマレジスタ105(3)に励磁タイマデータ3としてセットし、S426で第9ステップデータを励磁ステップレジスタ106(3)に励磁ステップデータ3としてセットする。そして、S427で変更命令レジスタ117にライトアクセスする。このライトアクセスにより、図1の励磁データナンバーカウンタ107が強制的にインクリメントされて、励磁タイマデータと励磁ステップデータが切り替わり、モータの回転速度が変更されて等速回転を行う。
【0060】
次に、S428でタイマ1が120sec経過か否かをチェックし、経過していないならS428に戻る。経過しているならば、S429で動作命令レジスタ114に0をセットし、モータ回転を停止する。
【0061】
図6、図7は本実施例の記録モータ動作のタイミングを示す図である。本タイミングチャートでは、2相励磁によるモータ駆動について示している。
【0062】
PAT REG(A)、PAT REG(B)、PAT REG(C)、PAT REG(D)は、励磁パターンレジスタ101にセットされるデータ4ビット×4に相当し、それぞれ励磁位相カウンタ102が0、1、2、3のときに励磁信号生成回路の4本の信号線から出力される4パターンの信号の組み合わせを示している。
【0063】
Time REG(1)、Time REG(2)、Time REG(3)は、励磁タイマレジスタ105にセットされるタイマデータ1、タイマデータ2、タイマデータ3であり、それぞれ励磁ナンバーカウンタ102が1、2、3のときのタイマデータとして使用される。
【0064】
Step REG(1)、Time REG(2)、Time REG(3)は、励磁ステップレジスタ106にセットされるステップデータ1、ステップデータ2、ステップデータ3であり、それぞれ励磁ナンバーカウンタ102が1、2、3のときのステップデータとして使用される。
【0065】
Phase CNTは、励磁位相カウンタ102のカウンタ値を示している。
【0066】
data numberは、励磁ナンバーカウンタ102のカウンタ値を示している。
【0067】
loaded Time dataは、data numberに基づいて使用されるタイマデータ1あるいはタイマデータ2あるいはタイマデータ3を示している。
【0068】
loaded Step dataは、data numberに基づいて使用されるステップデータ1あるいはステップデータ2あるいはステップデータ3を示している。
【0069】
Step CNTは、励磁ステップカウンタ111のカウント値である。
【0070】
Motor on REGは、動作命令レジスタの状態を示している。
【0071】
Change REGは、変更命令レジスタ117へのアクセス状態を示している。アクセス時は矢印で示し、記述がない場合はアクセスがない状態であることを示す。
【0072】
A,/A,B,/Bは、励磁信号生成回路104から出力される4本の信号のレベル状態を示している。
【0073】
T*は、位相切り替えにかかる時間を示している。タイマデータ170msでの位相切り替えはT1のみ1回、タイマデータ5msでの位相切り替えはT2〜T6の5回、タイマデータ4msでの位相切り替えはT7〜T12の6回、タイマデータ3msでの位相切り替えはT13〜T18の6回、タイマデータ2.7msでの位相切り替えはT19〜T28の10回、タイマデータ2.5msでの位相切り替えはT29〜T43の15回、タイマデータ2.3msでの位相切り替えはT44〜T63の20回、タイマデータ2.2ms=Tm1での位相切り替えの回数設定は無限、タイマデータ2.1ms=Tm2での位相切り替えの回数設定は無限である。なお、タイマデータTm1からTm2への移行は変更命令レジスタ117へのライトアクセスで行われる。
【0074】
上記のタイミングチャートにおいては、CPU7がタイマデータ及びステップデータを設定するタイミングについて固定値にて示したが、これらはそれぞれのデータをロードするタイミングに間に合うような値であれば他の任意の値であって構わない。また、設定されるタイマデータ及びステップデータについても固定値にて示したが、希望のモータ制御を実現するための他の任意の値であっても構わない。また、励磁タイマレジスタ105に設定するタイマデータ及び励磁ステップレジスタ106に設定するステップデータは共に各3個として示したが、他の任意の整数値であっても構わない。
【0075】
図8は本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャートであり、記録モータ動作について示している。なお、本実施例は図3及び図4の動作を含み、またCPU7の動作制御方法は図5の動作と同様であるので、これらの動作説明については省略する。
【0076】
まず、最初にS101で画像処理装置1の電源をONにする。その後、回路初期化のためにS102で励磁位相カウンタ102を0にセットし、S510で変更命令レジスタライトビットを0にセットし、S103で励磁信号生成回路104から出力する位相別の信号パターンをセットする。そして、S104で励磁タイマカウンタ110を0に、S105で励磁ステップカウンタ111を0に、S106で励磁データナンバーカウンタ107を1に順次セットする。
【0077】
上記S105での設定後、S108で動作命令レジスタ114が0か、すなわちモータ停止指示状態か否かをチェックする。動作命令レジスタ114が0でモータ停止指示状態であるならば、S104に戻る。動作命令レジスタ114が1でモータ動作指示状態に変化したならば、S109で変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったかどうかを評価する。ここでライトアクセスがあったなら、S501で変更命令レジスタライトビットを1にセットしてS111に進む。ライトアクセスがなければそのままS111に進み、S111で励磁タイマカウンタ110が励磁タイマレジスタ105(1)上の励磁タイマデータ1と一致するか、すなわち位相の変化タイミングであるか否かを評価する。一致していなければS108に戻る。一致していれば、S112で励磁タイマカウンタ110をクリアすなわち0にセットし、S113で励磁位相カウンタ102をインクリメントし、S502で変更命令レジスタライトビットが1か否かを評価する。
【0078】
S502で変更命令レジスタライトビットが1であればS503に進む。S502で変更命令レジスタライトビットが0であれば、S114で励磁ステップカウンタ111をインクリメントする。その後、S115で励磁ステップデータ1が固有値“0”であるか否かを評価する。励磁ステップデータ1が固有値“0”であればS108に戻り、励磁タイマレジスタ105(1)上の励磁タイマデータ1に基づく位相変化によってモータ動作を無限に繰り返す。励磁ステップレジスタ106(1)上の励磁ステップデータ1が固有値“0”でなければ、S116で励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ1に一致するか否か評価する。
【0079】
S116において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ1に一致しないならS108に戻り、モータ動作を繰り返す。励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ1に一致するならS503に進む。S503では変更命令レジスタビットに0をセットしてS117に進む。S117では励磁ステップカウンタを0にセットし、続いてS118で励磁データナンバーカウンタ107をインクリメントして“2”にする。S118の後、S119で動作命令レジスタ114が0か否かを評価する。
【0080】
S119において動作命令レジスタ114が0ならば、S104に戻ってモータ動作を停止する。S119において動作命令レジスタ114が1ならば、S120で変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったかどうかを評価する。ここでライトアクセスがあったなら、S504で変更命令レジスタライトビットを1にセットしてS121に進む。ライトアクセスがなければそのままS121に進み、励磁タイマカウンタ110が励磁タイマレジスタ105(2)上の励磁タイマデータ2と一致するか、すなわち位相の変化タイミングであるか否かを評価する。一致していなければS119に戻る。一致していれば、S123で励磁タイマカウンタ110をクリアすなわち0にセットし、S124で励磁位相カウンタ102をインクリメントし、S505で変更命令レジスタライトビットが1か否かを評価する。
【0081】
S505で変更命令レジスタライトビットが1であればS506に進む。S505で変更命令レジスタライトビットが0であれば、S125で励磁ステップカウンタ111をインクリメントする。その後、S126で励磁ステップレジスタ106(2)上の励磁ステップデータ2が固有値“0”であるか否かを評価する。励磁ステップデータ2が固有値“0”であればS119に戻り、励磁タイマデータ2に基づく位相変化によってモータ動作を無限に繰り返す。励磁ステップデータ2が固有値”0”でなければ、S127で励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ2に一致するか否か評価する。
【0082】
S127において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ2に一致しないならS119に戻り、モータ動作を繰り返す。励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ2に一致するならS506に進む。S506では変更命令レジスタビットに0をセットしてS128に進む。S128では励磁ステップカウンタを0にセットし、続いてS129で励磁データナンバーカウンタ107をインクリメントして“3”にする。S129の後、S130で動作命令レジスタ114が0か否かを評価する。
【0083】
S130において動作命令レジスタ114が0ならば、S104に戻ってモータ動作を停止する。S130において動作命令レジスタ114が1ならば、S131で変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったかどうかを評価する。ここでライトアクセスがあったなら、S507で変更命令レジスタライトビットを1にセットしてS133に進む。ライトアクセスがなければそのままS133に進み、励磁タイマカウンタ110が励磁タイマレジスタ105(3)上の励磁タイマデータ3と一致するか、すなわち位相の変化タイミングであるか否かを評価する。一致していなければS130に戻る。一致していれば、S134で励磁タイマカウンタ110をクリアすなわち0にセットし、S135で励磁位相カウンタ102をインクリメントし、S508で変更命令レジスタライトビットが1か否かを評価する。
【0084】
S505で変更命令レジスタライトビットが1であればS509に進む。S508で変更命令レジスタライトビットが0であれば、S136で励磁ステップカウンタ111をインクリメントする。その後、S137で励磁ステップレジスタ106(3)上の励磁ステップデータ3が固有値“0”であるか否かを評価する。励磁ステップデータ3が固有値“0”であればS130に戻り、励磁タイマデータ3に基づく位相変化によってモータ動作を無限に繰り返す。励磁ステップデータ3が固有値“0”でなければ、S138で励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ3に一致するか否か評価する。
【0085】
S138において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ3に一致しないならS130に戻り、モータ動作を繰り返す。S138において励磁ステップカウンタ111が励磁ステップデータ3に一致するならS509に進む。S509では変更命令レジスタビットに0をセットしてS139に進む。ここでS131において変更命令レジスタ117にライトアクセスがあったなら、S132で励磁タイマカウンタ110を0にセットしてS139に進む。S139では励磁ステップカウンタを0にセットし、続いてS140で励磁データナンバーカウンタ107に”1”にする。そしてS108に戻る。
【0086】
図9は本実施例の記録モータ動作のタイミングを示す図である。
【0087】
図7のタイミングチャートとの違いは、変更命令レジスタ117へのアクセスタイミングと実際にタイマデータが切り替わるタイミングの関係であり、変更命令レジスタ117へライトアクセスした後、次の相励磁切り替えタイミングにおいて、新しいタイムデータ及びステップデータがロードされ、新タイミングによるモータ制御に使用される。
【0088】
以上、本発明の実施例について説明したが、実施例によれば、CPU7のソフトウェア処理を軽減でき、かつ高速の記録紙搬送等を実現することができる。
【0089】
すなわち、回転制御手段により、動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行うようにしたので、ソフトウェア負荷が増大しないようモータ駆動制御が可能となり、かつバッファ削減によるハードウェア回路の削減となる。
【0090】
また、速度データ格納手段に格納されたM個の速度データは、それぞれ相励磁を切り替えるためのタイマデータ及びそのタイマデータによる相励磁切り替えを行うステップ回数によって構成し、回転制御手段は、バッファからロードされたタイマデータが示す間隔にて相励磁を切り替え、該相励磁切り替えを上記バッファからロードされたステップ回数分繰り返し、指定回数の相励磁切り替え終了時にバッファから次の速度データをロードするようにしたので、ソフトウェア負荷が増大しないようスローアップ・スローダウン等のモータ駆動制御が可能となり、かつバッファ削減によるハードウェア回路の削減となる。
【0091】
また、動作制御手段は回転制御手段に対して無限にステップ繰り返しを行うよう指示する機能を有し、回転制御手段は動作制御手段からのモータ駆動の指示及びステップの無限繰り返し指示に対応し、ロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うようにしたので、例えばモータの定常回転中にデータの再設定を行わなくてもモータ駆動制御が可能となり、かつバッファ削減によるハードウェア回路の削減となる。
【0092】
また、回転制御手段は、バッファからロードされたステップ回数があらかじめ定められた一定値である場合に、動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、ロードされているタイマデータの示す間隔にて相励磁切り替えを行う回数を制限しないようにしたので、例えばステップ回数を“0”として設定した場合、わざわざ他のビットを操作しなくてもロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うことが可能となる。
【0093】
また、動作制御手段は回転制御手段に対して例外的に速度データの切り替えを指示する機能を有し、回転制御手段は動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、バッファから次の速度データをロードして速度データを変更するようにしたので、例えば定常回転中の装置状態変化に対応してわずかにモータ速度を補正したい場合であっても、複雑なソフト操作無しにモータの速度変更を行うことができる。
【0094】
また、回転制御手段は動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、指示後の最初の相励磁切り替えタイミングにて速度データを変更するようにしたので、例えば定常回転中の装置状態変化に対応してわずかにモータ速度を補正したい場合であっても、複雑なソフト操作無しに安全にモータの速度変更を行うことができる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、CPUのソフトウェア処理を軽減でき、かつ画像形成装置においては高速の記録紙搬送等を実現することができる。
【0096】
すなわち、ソフトウェア負荷が増大しないようモータ駆動制御が可能となり、かつバッファ削減によるハードウェア回路の削減となる。
【0097】
また、ソフトウェア負荷が増大しないようスローアップ・スローダウン等のモータ駆動制御が可能となり、かつバッファ削減によるハードウェア回路の削減となる。
【0098】
また、例えばモータの定常回転中にデータの再設定を行わなくてもモータ駆動制御が可能となり、かつバッファ削減によるハードウェア回路の削減となる。
【0099】
また、例えばステップ回数を“0”として設定した場合、わざわざ他のビットを操作しなくてもロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うことが可能となる。
【0100】
また、例えば定常回転中の装置状態変化に対応してわずかにモータ速度を補正したい場合であっても、複雑なソフト操作無しにモータの速度変更を行うことができる。
【0101】
また、例えば定常回転中の装置状態変化に対応してわずかにモータ速度を補正したい場合であっても、複雑なソフト操作無しに安全にモータの速度変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャート
【図5】第1の実施例のCPUの動作を示すフローチャート
【図6】第1の実施例の動作タイミングを示すタイミングチャート
【図7】第1の実施例の動作タイミングを示すタイミングチャート
【図8】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャート
【図9】第2の実施例の動作タイミングを示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 画像処理部
3 モータ制御部
4 ROM
5 RAM
6 記録部
101 励磁パターンレジスタ
102 励磁位相カウンタ
103 励磁パターンセレクタ
104 励磁信号生成回路
105 励磁タイマレジスタ
106 励磁ステップレジスタ
107 励磁データナンバーカウンタ
108 励磁タイマデータセレクタ
109 励磁ステップデータセレクタ
110 励磁タイマカウンタ
111 励磁ステップカウンタ
112 励磁タイマ比較部
113 励磁ステップ比較部
114 動作命令レジスタ
115 第1初期化回路
116 励磁データ変更禁止部
117 変更命令レジスタ
118 強制インクリメント部
119 第2初期化回路

Claims (13)

  1. ステッピングモータの駆動を制御する制御装置であって、前記ステッピングモータの回転を制御する回転制御手段と、M個の速度データからなる加速テーブルデータを格納する速度データ格納手段と、N<MであるN個のバッファと、前記速度データ格納手段からM個の速度データを順次読み出し、読み出した速度データをN個の前記バッファに対して既定タイミングで順次セットするとともに、前記回転制御手段に対してモータ駆動を指示する動作制御手段とを有し、
    前記回転制御手段は、前記動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行うことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記速度データ格納手段に格納されたM個の速度データは、それぞれ相励磁を切り替えるためのタイマデータ及びそのタイマデータによる相励磁切り替えを行うステップ回数によって構成され、
    前記回転制御手段は、前記バッファからロードされたタイマデータが示す間隔にて相励磁を切り替え、該相励磁切り替えを前記バッファからロードされたステップ回数分繰り返し、指定回数の相励磁切り替え終了時に前記バッファから次の速度データをロードすることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記動作制御手段は、前記回転制御手段に対して無限にステップ繰り返しを行うよう指示する機能を有し、
    前記回転制御手段は、前記動作制御手段からのモータ駆動の指示及びステップの無限繰り返し指示に対応し、ロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うことを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記回転制御手段は、前記バッファからロードされたステップ回数があらかじめ定められた一定値である場合に、前記動作制御手段からのモータ駆動の指示期間中、ロードされているタイマデータの示す間隔にて相励磁切り替えを行う回数を制限しないことを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  5. 前記動作制御手段は、前記回転制御手段に対して例外的に速度データの切り替えを指示する機能を有し、
    前記回転制御手段は、前記動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、前記バッファから次の速度データをロードして速度データを変更することを特徴とする請求項3または4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記回転制御手段は、前記動作制御手段の例外的な速度データ切り替え指示に対応し、指示後の最初の相励磁切り替えタイミングにて速度データを変更することを特徴とする請求項5記載のモータ制御装置。
  7. ステッピングモータの駆動を制御する制御方法であって、M個の速度データからなる加速テーブルデータを速度データ格納手段に格納しておき、前記速度データ格納手段からM個の速度データを順次読み出し、読み出した速度データをN<MであるN個のバッファに対して既定タイミングで順次セットするとともに、前記ステッピングモータの回転を制御する回転制御手段に対してモータ駆動を指示し、
    前記回転制御手段により、前記モータ駆動の指示期間中、N個のバッファについて順に速度データをロードし、該速度データに基づいてステッピングモータの回転制御を行うようにしたことを特徴とするモータ制御方法。
  8. 前記速度データ格納手段に格納されたM個の速度データは、それぞれ相励磁を切り替えるためのタイマデータ及びそのタイマデータによる相励磁切り替えを行うステップ回数によって構成され、
    前記回転制御手段により、前記バッファからロードされたタイマデータが示す間隔にて相励磁を切り替え、該相励磁切り替えを前記バッファからロードされたステップ回数分繰り返し、指定回数の相励磁切り替え終了時に前記バッファから次の速度データをロードするようにしたことを特徴とする請求項7に記載のモータ制御方法。
  9. 前記回転制御手段により、モータ駆動の指示及びステップの無限繰り返し指示に対応し、ロードされているタイマデータが示す間隔にて無限に相励磁切り替えを行うようにしたことを特徴とする請求項8に記載のモータ制御方法。
  10. 前記回転制御手段により、前記バッファからロードされたステップ回数があらかじめ定められた一定値である場合に、モータ駆動の指示期間中、ロードされているタイマデータの示す間隔にて相励磁切り替えを行う回数を制限しないようにしたことを特徴とする請求項8に記載のモータ制御方法。
  11. 前記回転制御手段により、例外的な速度データ切り替え指示に対応し、前記バッファから次の速度データをロードして速度データを変更するようにしたことを特徴とする請求項9または10に記載のモータ制御方法。
  12. 前記回転制御手段により、例外的な速度データ切り替え指示に対応し、指示後の最初の相励磁切り替えタイミングにて速度データを変更するようにしたことを特徴とする請求項11に記載のモータ制御方法。
  13. 請求項1ないし6何れかに記載のモータ制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2002232769A 2002-08-09 2002-08-09 モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置 Withdrawn JP2004072971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002232769A JP2004072971A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002232769A JP2004072971A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004072971A true JP2004072971A (ja) 2004-03-04

Family

ID=32018066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002232769A Withdrawn JP2004072971A (ja) 2002-08-09 2002-08-09 モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004072971A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330000A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Seiko Epson Corp モータ制御装置
JP2009005576A (ja) * 2007-05-23 2009-01-08 Kyocera Mita Corp ステッピングモータ制御装置、画像形成装置、ステッピングモータ、およびステッピングモータの制御方法
US8804212B2 (en) 2007-05-23 2014-08-12 Kyocera Document Solutions Inc. Stepping motor control device capable of reducing load on CPU

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330000A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Seiko Epson Corp モータ制御装置
JP2009005576A (ja) * 2007-05-23 2009-01-08 Kyocera Mita Corp ステッピングモータ制御装置、画像形成装置、ステッピングモータ、およびステッピングモータの制御方法
US8804212B2 (en) 2007-05-23 2014-08-12 Kyocera Document Solutions Inc. Stepping motor control device capable of reducing load on CPU

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3384667B2 (ja) 電子装置
JP2007306707A (ja) ステッピングモータ制御装置、画像形成装置、及びシーケンス制御装置
JP2004072971A (ja) モータ制御装置、モータ制御方法及び画像形成装置
JP2011035990A (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP2002140286A (ja) 情報処理装置及びdma転送方法
JP2003237189A (ja) 印刷装置及びその制御方法
US20020145764A1 (en) Image processing apparatus
JP4086471B2 (ja) ステッピングモータ制御方法及び制御回路とステッピングモータを備えた電子装置
US5959743A (en) Image processing apparatus with image overlaying function
US7948200B2 (en) Motor drive device, image reading device, image forming apparatus, and motor drive method
JP4047033B2 (ja) ステッピングモータの制御装置、画像形成装置、ステッピングモータの制御方法、画像形成装置の制御方法
JPH10127097A (ja) 駆動制御装置および方法、画像形成装置ならびにモータ駆動制御用プログラムを記録した記録媒体
US6407765B1 (en) Image forming apparatus
JP3534148B2 (ja) 画像処理システム
JP2006149088A (ja) ステッピングモータ制御装置およびステッピングモータ制御方法
JP2007060757A (ja) ステッピングモータ制御装置,ステッピングモータ制御方法
JP2007068283A (ja) モータ制御装置、電子機器およびプリンタ装置
JP2004212894A (ja) カラー画像形成装置
JPH09212410A (ja) 画像データ記憶装置
JP2003244993A (ja) ステッピングモータ速度制御装置および速度制御方法
JPH1023797A (ja) モータ駆動装置
JP2005189540A (ja) 速度制御装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2003295098A (ja) 画像形成装置、その制御方法
JP2000227747A (ja) 画像複写装置
US20080231224A1 (en) Timer circuit and time count method

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101