JP2004071314A - 扁平導体用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】扁平導体の正確な位置決めと確実な電気的接触が可能であり、しかも、扁平導体の差し換えを容易に行うことができる扁平導体用コネクタを提供する。
【解決手段】扁平導体用コネクタは、ハウジング1と加圧部材2と一対のコネクタ取付端子3と抜止機構4とロック機構5とを具備する。図示しない扁平導体をハウジング1に挿入して加圧部材2を閉じると共に、抜止機構4の一対のボス部40を一対のボス受孔45に挿入することで、扁平導体の位置決めと抜け防止とを図る。さらに、ロック機構5のガイド部50に形成された切り欠き51に加圧部材2に形成された摘み部55を圧入することで、加圧部材2をロック状態に保持することができる。逆に、摘み部55を切り欠き51から外すことで、加圧部材2のロック状態を解除することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】扁平導体用コネクタは、ハウジング1と加圧部材2と一対のコネクタ取付端子3と抜止機構4とロック機構5とを具備する。図示しない扁平導体をハウジング1に挿入して加圧部材2を閉じると共に、抜止機構4の一対のボス部40を一対のボス受孔45に挿入することで、扁平導体の位置決めと抜け防止とを図る。さらに、ロック機構5のガイド部50に形成された切り欠き51に加圧部材2に形成された摘み部55を圧入することで、加圧部材2をロック状態に保持することができる。逆に、摘み部55を切り欠き51から外すことで、加圧部材2のロック状態を解除することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フレクシブルフラットケーブル(FFC)やフレクシブルプリント基板(FPC)等の扁平導体の抜止機構を備えた扁平導体用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の扁平導体用コネクタとしては、例えば、実用新案登録第2512531号の技術がある。
図9は、この扁平導体用コネクタを示す水平断面図であり、図10は垂直断面図である。
図9に示すように、この扁平導体用コネクタ100は、両側壁の内面に水平なスリット101を有し、フレクシブル基板Fの先端部をこのスリット101に挿入することで、図10に示すように、フレクシブル基板Fの端子部201が扁平導体用コネクタ100の接触端子110に圧接するようになっている。
そして、スリット101内部には係合突起102が設けられ、フレクシブル基板Fの先端部側縁に設けられた凸部202がこの係合突起102に係合して、フレクシブル基板Fの抜け止めが図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の扁平導体用コネクタでは、次のような問題がある。
フレクシブル基板Fの凸部202と扁平導体用コネクタ100の係合突起102とを係合させるだけの構造であるので、フレクシブル基板Fの抜け止めを図ることはできるものの、フレクシブル基板Fの収納室103の幅に誤差が生じた場合には、フレクシブル基板Fが収納室103の幅方向にずれて、フレクシブル基板Fの正確な位置決めが達成されないおそれがある。
また、フレクシブル基板Fの端子部201を扁平導体用コネクタ100の接触端子110に圧入して、電気的接触を図る構造であるので、接触端子110の弾性の誤差や弾性の劣化等によって、フレクシブル基板Fの端子部201との接触力が弱くなり、接触不良を生じるおそれもある。
さらに、フレクシブル基板Fを扁平導体用コネクタ100に一度差し込むと取り外しが困難なため、フレクシブル基板Fの差し換えができず、非常に不便である。
【0004】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、扁平導体の正確な位置決めと確実な電気的接触が可能であり、しかも、扁平導体の差し換えを容易に行うことができる扁平導体用コネクタを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、複数の接触端子を収納し、且つ前面に開口した扁平導体挿入用の挿入口及び上方に開口した加圧部材組付用の開口部を有するハウジングと、後端部がハウジングに軸支された状態で開口部内に開閉自在に配され、その閉時に、挿入口からハウジング内に挿入された扁平導体を押圧して、扁平導体を接触端子に圧接する蓋状の加圧部材と、ハウジングの両側壁に取り付けられた一対のコネクタ取付端子と、ハウジングに挿入された扁平導体の抜け止めを行うための抜止機構とを具備する扁平導体用コネクタであって、抜止機構は、加圧部材の下面両縁部に突設された一対のボス部と、ハウジングの下壁の両端部であって一対のボス部と対応する個所に設けられ且つボス部の外径と略等しい内径を有した上方開口の一対のボス受孔とを具備し、先端部の両端部にボス部の外径と略等しい内径の一対の孔を有した扁平導体を挿入口からハウジング内に挿入して、加圧部材を閉じた際に、一対のボス部を当該扁平導体の一対の孔を通じてハウジングの一対のボス受孔に挿入することで、当該扁平導体を固定するものである。
かかる構成により、扁平導体を挿入口からハウジング内に挿入して、加圧部材を閉じると、加圧部材が扁平導体を押圧して、扁平導体を接触端子に圧接する。これと並行して、抜止機構の一対のボス部が扁平導体の一対の孔を通じて一対のボス受孔内に挿入し、扁平導体が固定される。
【0006】
特に、請求項2の発明は、請求項1に記載の扁平導体用コネクタにおいて、一対のボス部の先端部を先細りのテーパー状に形成すると共に、上方拡開のテーパー面を一対のボス受孔の開口部分に形成した構成としてある。
【0007】
さらに、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の扁平導体用コネクタにおいて、一対のコネクタ取付端子間に連結された状態でハウジングの挿入口の上方に位置し、その略中央部の前側に切り欠きを有するガイド部と、加圧部材の前端部であって加圧部材の切り欠きと対応する個所に突設され、且つ当該加圧部材の閉時に、切り欠きに圧入可能な摘み部とを具備するロック機構を設けた構成としてある。
かかる構成により、加圧部材の閉時に、ロック機構の摘み部をガイド部の切り欠きに圧入することで、加圧部材をロック状態に保持することができる。逆に、摘み部を切り欠きから外すことで、加圧部材のロックを解除することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る扁平導体用コネクタの斜視図であり、図2は、加圧部材を閉じた状態の扁平導体用コネクタの斜視図であり、図3は、図2の矢視A−A断面図である。
図1に示すように、この扁平導体用コネクタは、ハウジング1と、加圧部材2と、一対のコネクタ取付端子3と、抜止機構4と、ロック機構5とを具備している。
【0009】
ハウジング1は、複数の接触端子15を収納した箱体であり、図3に示すように、前面(図3の左側面)に開口した挿入口10と、上方の開口部11とを有している。
挿入口10は、後述する扁平導体としてのフレクシブル基板Fを挿入する部分であり、開口部11は、加圧部材2を組み付ける部分である。
各接触端子15は、下アーム部15aをハウジング1の下壁12に形成された溝12aに圧入すると共に、上アーム部15bを上壁13に形成された溝13aに圧入した状態で、ハウジング1内に装着されている。
【0010】
加圧部材2は、蓋状の板体であり、開口部11内に配された状態でハウジング1に組み付けられている。
具体的には、図1に示すように、加圧部材2の後端部側面に突設された軸20を、ハウジング1の側壁16の凹部で軸受した構造になっている。これにより、加圧部材2を軸20を中心に回動させることで、開口部11を開閉することができるようになっている。
【0011】
コネクタ取付端子3は、上記の如き加圧部材2が組み付けられたハウジング1を図示しない基板等に固定するための部材である。
具体的には、コネクタ取付端子3の取付部30を側壁16の上面に載置固定し、取付部30から側壁16の側面に沿って垂下した延出部31の下端部に水平なタブ部32を設け、このタブ部32を基板等に半田付け等することで、ハウジング1を基板などに固定する。
【0012】
抜止機構4は、上記の如くコネクタ取付端子3を用いて基板等に固定されたハウジング1に挿入されたフレクシブル基板Fが、ハウジング1から抜ける事態を防止するための機構であり、一対のボス部40と一対のボス受孔45とでなる。
一対のボス部40は、加圧部材2の下面両縁部にそれぞれ突設され、一対のボス受孔45はハウジング1の両端部であって上記一対のボス部40と対応する個所に穿設されている。
【0013】
図4は、抜止機構4を示す部分斜視図である。
図4に示すように、各ボス部40は外径d1の円柱形状をなし、その先端部には、テーパ面41が形成されて、先端部が先細りになっている。
一方、ボス受孔45は、下壁12の端部を構成する幅広のテーブル部46に穿設されている。このボス受孔45は、上方に開口しており、その内径d2は、ボス部40の外径d1とほぼ等しく設定され、ボス部40のボス受孔45への挿入を可能にしている。また、ボス受孔45の開口部分には、上方拡開のテーパ面47が形成されている。
これにより、加圧部材2を閉じると、一対のボス部40が一対のボス受孔45内に入り込む。
【0014】
ロック機構5は、図1に示すように、ガイド部50と摘み部55とで構成されている。
ガイド部50は、長尺状の板体であり、一対のコネクタ取付端子3と一体に形成されている。
具体的には、ガイド部50は、コネクタ取付端子3の取付部30の前端部と連続するように形成され、図3に示すように、ハウジング1の挿入口10の真上に配置されている。これにより、図示しないフレクシブル基板Fをガイド部50の下面に当てて、挿入口10内に挿入すると、フレクシブル基板Fがガイド部50に案内されて接触端子15の下アーム部15aと上アーム部15bとの間に正確に差し込まれる。
【0015】
このようなガイド部50の中央部の前側には、図1に示すように、コ字状の切り欠き51が形成されている。
摘み部55は、この切り欠き51に圧入するための部分である。
具体的には、切り欠き51の幅と略等しい幅の当接板部56が加圧部材2の前端面21に突設され、切り欠き51の幅より小幅の摘み部55がこの当接板部56の先端に形成されている。
【0016】
図5は、ロック機構5の機能を説明するための概略図であり、図5の(a)は、加圧部材2の開状態を示し、図5の(b)は、摘み部55がガイド部50の上面に当接するまで、加圧部材2を閉じた状態を示し、図5の(c)は、摘み部55をガイド部50の切り欠き51内に圧入して、加圧部材2を完全に閉じた状態を示す。
図5の(a)に示すように、摘み部55は断面矩形であり、その厚さが当接板部56の厚さの約2倍に設定されて、その下部55aが当接板部56より下方に突出している。
また、当接板部56の突出長さtが、図5の(c)に示すように、摘み部55を切り欠き51内に嵌めたときに、摘み部55の後面が切り欠き51の前面51aに当接するような値に設定されている。
したがって、加圧部材2を図5の(a)に示す状態から閉じていくと、図5の(b)に示すように、摘み部55の角が切り欠き51の前面51aの上部付近に当接することとなる。
この状態から、摘み部55を強く押圧すると、図5の(c)に示すように、摘み部55がガイド部50を撓ませながら切り欠き51内に圧入し、加圧部材2がロック状態になる。
逆に、摘み部55を切り欠き51から外すことで、加圧部材2のロック状態を解除することができる。
【0017】
次に、この実施形態の扁平導体用コネクタの使用例について説明する。
図6は、フレクシブル基板Fの先端部分を示す平面図であり、図7は、フレクシブル基板Fと接触端子15との接触状態を示す断面図であり、図7の(a)は、加圧部材2が開状態のハウジング1にフレクシブル基板Fを挿入した状態を示し、図7の(b)は加圧部材2を閉じてフレクシブル基板Fを接触端子15に圧接させた状態を示す。
【0018】
図6に示すように、この実施形態の扁平導体用コネクタに適用されるフレクシブル基板Fには、その先端部両端であって一対のボス部40と対応する個所に、ボス部40の外径d1と略等しい内径の一対の孔6が穿設されている。そして、接触端子15と同数の端子7がこれら一対の孔6の間に並設されている。これらの端子7はフレクシブル基板Fに設けられた配線パターンと電気的に接続されている。
【0019】
図7の(a)に示すように、フレクシブル基板Fをガイド部50の下面に当てた状態で、挿入口10からハウジング1内に挿入していくと、フレクシブル基板Fの先端部は、接触端子15の下アーム部15aと上アーム部15bとの間に案内される。
この状態で、図7の(b)に示すように、加圧部材2を閉じ、摘み部55を切り欠き51内に圧入すると、フレクシブル基板Fが加圧部材2に押圧され、フレクシブル基板Fの各端子7(図6参照)が各接触端子15の下アーム部15aに圧接する。この結果、扁平導体用コネクタの接触端子15とフレクシブル基板Fの上に配線パターンとが、電気的に接続されることとなる。
【0020】
上記加圧部材2の閉動作とロック機構5のロック動作とに並行して、抜止機構4のフレクシブル基板Fに対する位置決め動作及び抜け防止の動作が実行される。
図8は、抜止機構4の動作を説明するための概略部分断面図であり、図8の(a)は、ボス部40とフレクシブル基板Fとが当接した状態を示し、図8の(b)は、ボス部40がフレクシブル基板Fの孔6を貫通した状態を示し、図8の(c)は、ボス部40が孔6を通じてボス受孔45内に進入した状態を示す。
フレクシブル基板Fをハウジング1内に差し込んだ時点では、図8の(a)に示すように、ボス部40の中心軸L1と孔6の中心軸L2とボス受孔45の中心軸L3とがわずかにずれた状態になっている場合がある。
しかし、この実施形態の扁平導体用コネクタでは、ボス部40の先端部にテーパ面41が設けられているので、図8の(a)に示すように、このテーパ面41が孔6の上開口縁に接触すると、ボス部40がテーパ面41に案内されて、孔6の中心側に移動しながら、孔6内に進入する。この結果、図8の(b)に示すように、ボス部40が孔6内を貫通し、中心軸L1と中心軸L2とが一致することとなる。
この状態から、加圧部材2をさらに閉じていくと、ボス部40の先端部がボス受孔45のテーパ面47に案内されて、ボス部40がボス受孔45内に進入し、中心軸L1,中心軸L2,中心軸L3が一致することとなる。
この結果、フレクシブル基板Fは、孔6を通じてボス受孔45内に進入したボス部40によって、所望の位置に正確に位置決めされ、フレクシブル基板Fの各端子7が各接触端子15の下アーム部15aに確実に接触することになる。また、ハウジング1内に差し込まれたフレクシブル基板Fが、ボス部40とボス受孔45との係合力によって固定され、フレクシブル基板Fをハウジング1から抜き出すことが不可能な状態になる。
また、かかる状態において、フレクシブル基板Fを他のフレクシブル基板と差し換える必要が生じた場合には、ロック機構5の摘み部55をガイド部50の切り欠き51から外し、加圧部材2のロック状態を解除する。しかる後、加圧部材2を開いて、現在のフレクシブル基板Fを他のフレクシブル基板とを差し換える。
【0021】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、抜止機構4のボス部40及びボス受孔45にテーパ面を形成すると共に、ロック機構5を設けた扁平導体用コネクタについて説明したが、テーパ面を有しないボス部40及びボス受孔45でなる抜止機構4とロック機構5のいずれか一方又は双方を欠いた扁平導体用コネクタを発明の要旨から除外する意味ではない。
【0022】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、この発明の扁平導体用コネクタによれば、加圧部材が扁平導体を接触端子に圧接すると共に、抜止機構のボス部がボス受孔に入り込んで、扁平導体を固定するので、扁平導体の正確な位置決めがなされ、この結果、扁平導体と接触端子との電気的接触が確実に維持されるという優れた効果がある。
また、ボス部の先端部を先細りのテーパー状に形成すると共に、テーパー面をボス受孔の開口部分に形成することで、扁平導体をハウジングに挿入した際に、多少の位置ズレが生じた場合においても、ボス部をボス受孔に確実に挿入させることができるという効果がある。
特に、ロック機構を設けることにより、加圧部材のロック及びロック解除を行うことができるので、扁平導体の差し換えを自由に行うことができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る扁平導体用コネクタの斜視図である。
【図2】加圧部材を閉じた状態の扁平導体用コネクタの斜視図である。
【図3】図2の矢視A−A断面図である。
【図4】抜止機構を示す部分斜視図である。
【図5】ロック機構の機能を説明するための概略図であり、図5の(a)は、加圧部材の開状態を示し、図5の(b)は、摘み部がガイド部の上面に当接するまで、加圧部材を閉じた状態を示し、図5の(c)は、摘み部をガイド部の切り欠き内に圧入して、加圧部材を完全に閉じた状態を示す。
【図6】フレクシブル基板Fの先端部分を示す平面図である。
【図7】フレクシブル基板と接触端子との接触状態を示す断面図であり、図7の(a)は、加圧部材が開状態のハウジングにフレクシブル基板を挿入した状態を示し、図7の(b)は、加圧部材を閉じてフレクシブル基板を接触端子に圧接させた状態を示す。
【図8】抜止機構の動作を説明するための概略部分断面図であり、図8の(a)は、ボス部とフレクシブル基板とが当接した状態を示し、図8の(b)は、ボス部がフレクシブル基板の孔を貫通した状態を示し、図8の(c)は、ボス部が孔を通じてボス受孔内に進入した状態を示す。
【図9】従来の扁平導体用コネクタを示す水平断面図である。
【図10】図9に示す扁平導体用コネクタの垂直断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、 2…加圧部材、 3…コネクタ取付端子、 4…抜止機構、 5…ロック機構、 10…挿入口、 11…開口部、 15…接触端子、 40…ボス部、 45…ボス受孔、 50…ガイド部、 51…切り欠き、 55…摘み部、 F…フレクシブル基板。
【発明の属する技術分野】
この発明は、フレクシブルフラットケーブル(FFC)やフレクシブルプリント基板(FPC)等の扁平導体の抜止機構を備えた扁平導体用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の扁平導体用コネクタとしては、例えば、実用新案登録第2512531号の技術がある。
図9は、この扁平導体用コネクタを示す水平断面図であり、図10は垂直断面図である。
図9に示すように、この扁平導体用コネクタ100は、両側壁の内面に水平なスリット101を有し、フレクシブル基板Fの先端部をこのスリット101に挿入することで、図10に示すように、フレクシブル基板Fの端子部201が扁平導体用コネクタ100の接触端子110に圧接するようになっている。
そして、スリット101内部には係合突起102が設けられ、フレクシブル基板Fの先端部側縁に設けられた凸部202がこの係合突起102に係合して、フレクシブル基板Fの抜け止めが図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の扁平導体用コネクタでは、次のような問題がある。
フレクシブル基板Fの凸部202と扁平導体用コネクタ100の係合突起102とを係合させるだけの構造であるので、フレクシブル基板Fの抜け止めを図ることはできるものの、フレクシブル基板Fの収納室103の幅に誤差が生じた場合には、フレクシブル基板Fが収納室103の幅方向にずれて、フレクシブル基板Fの正確な位置決めが達成されないおそれがある。
また、フレクシブル基板Fの端子部201を扁平導体用コネクタ100の接触端子110に圧入して、電気的接触を図る構造であるので、接触端子110の弾性の誤差や弾性の劣化等によって、フレクシブル基板Fの端子部201との接触力が弱くなり、接触不良を生じるおそれもある。
さらに、フレクシブル基板Fを扁平導体用コネクタ100に一度差し込むと取り外しが困難なため、フレクシブル基板Fの差し換えができず、非常に不便である。
【0004】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、扁平導体の正確な位置決めと確実な電気的接触が可能であり、しかも、扁平導体の差し換えを容易に行うことができる扁平導体用コネクタを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、複数の接触端子を収納し、且つ前面に開口した扁平導体挿入用の挿入口及び上方に開口した加圧部材組付用の開口部を有するハウジングと、後端部がハウジングに軸支された状態で開口部内に開閉自在に配され、その閉時に、挿入口からハウジング内に挿入された扁平導体を押圧して、扁平導体を接触端子に圧接する蓋状の加圧部材と、ハウジングの両側壁に取り付けられた一対のコネクタ取付端子と、ハウジングに挿入された扁平導体の抜け止めを行うための抜止機構とを具備する扁平導体用コネクタであって、抜止機構は、加圧部材の下面両縁部に突設された一対のボス部と、ハウジングの下壁の両端部であって一対のボス部と対応する個所に設けられ且つボス部の外径と略等しい内径を有した上方開口の一対のボス受孔とを具備し、先端部の両端部にボス部の外径と略等しい内径の一対の孔を有した扁平導体を挿入口からハウジング内に挿入して、加圧部材を閉じた際に、一対のボス部を当該扁平導体の一対の孔を通じてハウジングの一対のボス受孔に挿入することで、当該扁平導体を固定するものである。
かかる構成により、扁平導体を挿入口からハウジング内に挿入して、加圧部材を閉じると、加圧部材が扁平導体を押圧して、扁平導体を接触端子に圧接する。これと並行して、抜止機構の一対のボス部が扁平導体の一対の孔を通じて一対のボス受孔内に挿入し、扁平導体が固定される。
【0006】
特に、請求項2の発明は、請求項1に記載の扁平導体用コネクタにおいて、一対のボス部の先端部を先細りのテーパー状に形成すると共に、上方拡開のテーパー面を一対のボス受孔の開口部分に形成した構成としてある。
【0007】
さらに、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の扁平導体用コネクタにおいて、一対のコネクタ取付端子間に連結された状態でハウジングの挿入口の上方に位置し、その略中央部の前側に切り欠きを有するガイド部と、加圧部材の前端部であって加圧部材の切り欠きと対応する個所に突設され、且つ当該加圧部材の閉時に、切り欠きに圧入可能な摘み部とを具備するロック機構を設けた構成としてある。
かかる構成により、加圧部材の閉時に、ロック機構の摘み部をガイド部の切り欠きに圧入することで、加圧部材をロック状態に保持することができる。逆に、摘み部を切り欠きから外すことで、加圧部材のロックを解除することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る扁平導体用コネクタの斜視図であり、図2は、加圧部材を閉じた状態の扁平導体用コネクタの斜視図であり、図3は、図2の矢視A−A断面図である。
図1に示すように、この扁平導体用コネクタは、ハウジング1と、加圧部材2と、一対のコネクタ取付端子3と、抜止機構4と、ロック機構5とを具備している。
【0009】
ハウジング1は、複数の接触端子15を収納した箱体であり、図3に示すように、前面(図3の左側面)に開口した挿入口10と、上方の開口部11とを有している。
挿入口10は、後述する扁平導体としてのフレクシブル基板Fを挿入する部分であり、開口部11は、加圧部材2を組み付ける部分である。
各接触端子15は、下アーム部15aをハウジング1の下壁12に形成された溝12aに圧入すると共に、上アーム部15bを上壁13に形成された溝13aに圧入した状態で、ハウジング1内に装着されている。
【0010】
加圧部材2は、蓋状の板体であり、開口部11内に配された状態でハウジング1に組み付けられている。
具体的には、図1に示すように、加圧部材2の後端部側面に突設された軸20を、ハウジング1の側壁16の凹部で軸受した構造になっている。これにより、加圧部材2を軸20を中心に回動させることで、開口部11を開閉することができるようになっている。
【0011】
コネクタ取付端子3は、上記の如き加圧部材2が組み付けられたハウジング1を図示しない基板等に固定するための部材である。
具体的には、コネクタ取付端子3の取付部30を側壁16の上面に載置固定し、取付部30から側壁16の側面に沿って垂下した延出部31の下端部に水平なタブ部32を設け、このタブ部32を基板等に半田付け等することで、ハウジング1を基板などに固定する。
【0012】
抜止機構4は、上記の如くコネクタ取付端子3を用いて基板等に固定されたハウジング1に挿入されたフレクシブル基板Fが、ハウジング1から抜ける事態を防止するための機構であり、一対のボス部40と一対のボス受孔45とでなる。
一対のボス部40は、加圧部材2の下面両縁部にそれぞれ突設され、一対のボス受孔45はハウジング1の両端部であって上記一対のボス部40と対応する個所に穿設されている。
【0013】
図4は、抜止機構4を示す部分斜視図である。
図4に示すように、各ボス部40は外径d1の円柱形状をなし、その先端部には、テーパ面41が形成されて、先端部が先細りになっている。
一方、ボス受孔45は、下壁12の端部を構成する幅広のテーブル部46に穿設されている。このボス受孔45は、上方に開口しており、その内径d2は、ボス部40の外径d1とほぼ等しく設定され、ボス部40のボス受孔45への挿入を可能にしている。また、ボス受孔45の開口部分には、上方拡開のテーパ面47が形成されている。
これにより、加圧部材2を閉じると、一対のボス部40が一対のボス受孔45内に入り込む。
【0014】
ロック機構5は、図1に示すように、ガイド部50と摘み部55とで構成されている。
ガイド部50は、長尺状の板体であり、一対のコネクタ取付端子3と一体に形成されている。
具体的には、ガイド部50は、コネクタ取付端子3の取付部30の前端部と連続するように形成され、図3に示すように、ハウジング1の挿入口10の真上に配置されている。これにより、図示しないフレクシブル基板Fをガイド部50の下面に当てて、挿入口10内に挿入すると、フレクシブル基板Fがガイド部50に案内されて接触端子15の下アーム部15aと上アーム部15bとの間に正確に差し込まれる。
【0015】
このようなガイド部50の中央部の前側には、図1に示すように、コ字状の切り欠き51が形成されている。
摘み部55は、この切り欠き51に圧入するための部分である。
具体的には、切り欠き51の幅と略等しい幅の当接板部56が加圧部材2の前端面21に突設され、切り欠き51の幅より小幅の摘み部55がこの当接板部56の先端に形成されている。
【0016】
図5は、ロック機構5の機能を説明するための概略図であり、図5の(a)は、加圧部材2の開状態を示し、図5の(b)は、摘み部55がガイド部50の上面に当接するまで、加圧部材2を閉じた状態を示し、図5の(c)は、摘み部55をガイド部50の切り欠き51内に圧入して、加圧部材2を完全に閉じた状態を示す。
図5の(a)に示すように、摘み部55は断面矩形であり、その厚さが当接板部56の厚さの約2倍に設定されて、その下部55aが当接板部56より下方に突出している。
また、当接板部56の突出長さtが、図5の(c)に示すように、摘み部55を切り欠き51内に嵌めたときに、摘み部55の後面が切り欠き51の前面51aに当接するような値に設定されている。
したがって、加圧部材2を図5の(a)に示す状態から閉じていくと、図5の(b)に示すように、摘み部55の角が切り欠き51の前面51aの上部付近に当接することとなる。
この状態から、摘み部55を強く押圧すると、図5の(c)に示すように、摘み部55がガイド部50を撓ませながら切り欠き51内に圧入し、加圧部材2がロック状態になる。
逆に、摘み部55を切り欠き51から外すことで、加圧部材2のロック状態を解除することができる。
【0017】
次に、この実施形態の扁平導体用コネクタの使用例について説明する。
図6は、フレクシブル基板Fの先端部分を示す平面図であり、図7は、フレクシブル基板Fと接触端子15との接触状態を示す断面図であり、図7の(a)は、加圧部材2が開状態のハウジング1にフレクシブル基板Fを挿入した状態を示し、図7の(b)は加圧部材2を閉じてフレクシブル基板Fを接触端子15に圧接させた状態を示す。
【0018】
図6に示すように、この実施形態の扁平導体用コネクタに適用されるフレクシブル基板Fには、その先端部両端であって一対のボス部40と対応する個所に、ボス部40の外径d1と略等しい内径の一対の孔6が穿設されている。そして、接触端子15と同数の端子7がこれら一対の孔6の間に並設されている。これらの端子7はフレクシブル基板Fに設けられた配線パターンと電気的に接続されている。
【0019】
図7の(a)に示すように、フレクシブル基板Fをガイド部50の下面に当てた状態で、挿入口10からハウジング1内に挿入していくと、フレクシブル基板Fの先端部は、接触端子15の下アーム部15aと上アーム部15bとの間に案内される。
この状態で、図7の(b)に示すように、加圧部材2を閉じ、摘み部55を切り欠き51内に圧入すると、フレクシブル基板Fが加圧部材2に押圧され、フレクシブル基板Fの各端子7(図6参照)が各接触端子15の下アーム部15aに圧接する。この結果、扁平導体用コネクタの接触端子15とフレクシブル基板Fの上に配線パターンとが、電気的に接続されることとなる。
【0020】
上記加圧部材2の閉動作とロック機構5のロック動作とに並行して、抜止機構4のフレクシブル基板Fに対する位置決め動作及び抜け防止の動作が実行される。
図8は、抜止機構4の動作を説明するための概略部分断面図であり、図8の(a)は、ボス部40とフレクシブル基板Fとが当接した状態を示し、図8の(b)は、ボス部40がフレクシブル基板Fの孔6を貫通した状態を示し、図8の(c)は、ボス部40が孔6を通じてボス受孔45内に進入した状態を示す。
フレクシブル基板Fをハウジング1内に差し込んだ時点では、図8の(a)に示すように、ボス部40の中心軸L1と孔6の中心軸L2とボス受孔45の中心軸L3とがわずかにずれた状態になっている場合がある。
しかし、この実施形態の扁平導体用コネクタでは、ボス部40の先端部にテーパ面41が設けられているので、図8の(a)に示すように、このテーパ面41が孔6の上開口縁に接触すると、ボス部40がテーパ面41に案内されて、孔6の中心側に移動しながら、孔6内に進入する。この結果、図8の(b)に示すように、ボス部40が孔6内を貫通し、中心軸L1と中心軸L2とが一致することとなる。
この状態から、加圧部材2をさらに閉じていくと、ボス部40の先端部がボス受孔45のテーパ面47に案内されて、ボス部40がボス受孔45内に進入し、中心軸L1,中心軸L2,中心軸L3が一致することとなる。
この結果、フレクシブル基板Fは、孔6を通じてボス受孔45内に進入したボス部40によって、所望の位置に正確に位置決めされ、フレクシブル基板Fの各端子7が各接触端子15の下アーム部15aに確実に接触することになる。また、ハウジング1内に差し込まれたフレクシブル基板Fが、ボス部40とボス受孔45との係合力によって固定され、フレクシブル基板Fをハウジング1から抜き出すことが不可能な状態になる。
また、かかる状態において、フレクシブル基板Fを他のフレクシブル基板と差し換える必要が生じた場合には、ロック機構5の摘み部55をガイド部50の切り欠き51から外し、加圧部材2のロック状態を解除する。しかる後、加圧部材2を開いて、現在のフレクシブル基板Fを他のフレクシブル基板とを差し換える。
【0021】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、抜止機構4のボス部40及びボス受孔45にテーパ面を形成すると共に、ロック機構5を設けた扁平導体用コネクタについて説明したが、テーパ面を有しないボス部40及びボス受孔45でなる抜止機構4とロック機構5のいずれか一方又は双方を欠いた扁平導体用コネクタを発明の要旨から除外する意味ではない。
【0022】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、この発明の扁平導体用コネクタによれば、加圧部材が扁平導体を接触端子に圧接すると共に、抜止機構のボス部がボス受孔に入り込んで、扁平導体を固定するので、扁平導体の正確な位置決めがなされ、この結果、扁平導体と接触端子との電気的接触が確実に維持されるという優れた効果がある。
また、ボス部の先端部を先細りのテーパー状に形成すると共に、テーパー面をボス受孔の開口部分に形成することで、扁平導体をハウジングに挿入した際に、多少の位置ズレが生じた場合においても、ボス部をボス受孔に確実に挿入させることができるという効果がある。
特に、ロック機構を設けることにより、加圧部材のロック及びロック解除を行うことができるので、扁平導体の差し換えを自由に行うことができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る扁平導体用コネクタの斜視図である。
【図2】加圧部材を閉じた状態の扁平導体用コネクタの斜視図である。
【図3】図2の矢視A−A断面図である。
【図4】抜止機構を示す部分斜視図である。
【図5】ロック機構の機能を説明するための概略図であり、図5の(a)は、加圧部材の開状態を示し、図5の(b)は、摘み部がガイド部の上面に当接するまで、加圧部材を閉じた状態を示し、図5の(c)は、摘み部をガイド部の切り欠き内に圧入して、加圧部材を完全に閉じた状態を示す。
【図6】フレクシブル基板Fの先端部分を示す平面図である。
【図7】フレクシブル基板と接触端子との接触状態を示す断面図であり、図7の(a)は、加圧部材が開状態のハウジングにフレクシブル基板を挿入した状態を示し、図7の(b)は、加圧部材を閉じてフレクシブル基板を接触端子に圧接させた状態を示す。
【図8】抜止機構の動作を説明するための概略部分断面図であり、図8の(a)は、ボス部とフレクシブル基板とが当接した状態を示し、図8の(b)は、ボス部がフレクシブル基板の孔を貫通した状態を示し、図8の(c)は、ボス部が孔を通じてボス受孔内に進入した状態を示す。
【図9】従来の扁平導体用コネクタを示す水平断面図である。
【図10】図9に示す扁平導体用コネクタの垂直断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、 2…加圧部材、 3…コネクタ取付端子、 4…抜止機構、 5…ロック機構、 10…挿入口、 11…開口部、 15…接触端子、 40…ボス部、 45…ボス受孔、 50…ガイド部、 51…切り欠き、 55…摘み部、 F…フレクシブル基板。
Claims (3)
- 複数の接触端子を収納し、且つ前面に開口した扁平導体挿入用の挿入口及び上方に開口した加圧部材組付用の開口部を有するハウジングと、
後端部が上記ハウジングに軸支された状態で上記開口部内に開閉自在に配され、その閉時に、上記挿入口からハウジング内に挿入された扁平導体を押圧して、扁平導体を上記接触端子に圧接する蓋状の加圧部材と、
上記ハウジングの両側壁に取り付けられた一対のコネクタ取付端子と、
上記ハウジングに挿入された扁平導体の抜け止めを行うための抜止機構と、
を具備する扁平導体用コネクタであって、
上記抜止機構は、
上記加圧部材の下面両縁部に突設された一対のボス部と、上記ハウジングの下壁の両端部であって上記一対のボス部と対応する個所に設けられ且つ上記ボス部の外径と略等しい内径を有した上方開口の一対のボス受孔とを具備し、
先端部の両端部に上記ボス部の外径と略等しい内径の一対の孔を有した扁平導体を上記挿入口からハウジング内に挿入して、上記加圧部材を閉じた際に、上記一対のボス部を当該扁平導体の上記一対の孔を通じて上記ハウジングの一対のボス受孔に挿入することで、当該扁平導体を固定するものである、
ことを特徴とする扁平導体用コネクタ。 - 請求項1に記載の扁平導体用コネクタにおいて、
上記一対のボス部の先端部を先細りのテーパー状に形成すると共に、上方拡開のテーパー面を上記一対のボス受孔の開口部分に形成した、
ことを特徴とする扁平導体用コネクタ。 - 請求項1または請求項2に記載の扁平導体用コネクタにおいて、
上記一対のコネクタ取付端子間に連結された状態で上記ハウジングの挿入口の上方に位置し、その略中央部の前側に切り欠きを有するガイド部と、
上記加圧部材の前端部であって上記加圧部材の切り欠きと対応する個所に突設され、且つ当該加圧部材の閉時に、上記切り欠きに圧入可能な摘み部と
を具備するロック機構を設けた、
ことを特徴とする扁平導体用コネクタ。
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-
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