JP2004071251A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の酸素極から排出されるオフガスに含まれる水素を検出する水素検出器において結露が発生することを防止する。
【解決手段】燃料電池11から排出されるカソードオフガスを流通させるカソードオフガス配管11Bに水素検出器12を配置し、燃料電池11の空気排出口11bと水素検出器12との間に除湿器13を設けた。カソードオフガス配管11Bに、燃料電池11の空気排出口11bと水素検出器12との間で除湿器13を迂回するバイパス配管23を接続した。燃料電池11から排出されるカソードオフガスの一部をバイパス配管23に流通させ、除湿器13から排出されるカソードオフガスに混合し、混合後のカソードオフガスを水素検出器12へ供給するように設定した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムに係り、特に燃料電池の酸素極から排出されるオフガスに含まれる水素濃度を検知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば固体高分子膜型燃料電池は、固体高分子電解質膜を燃料極と酸素極とで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して構成されたスタック(以下において燃料電池と呼ぶ)を備えており、燃料極に燃料として水素が供給され、酸素極に酸化剤として空気が供給されて、燃料極で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を透過して酸素極まで移動して、酸素極で酸素と電気化学反応を起こして発電するようになっている。
【0003】
このような固体高分子膜型燃料電池等の燃料電池において、従来、例えば特開平6−223850号公報に開示された燃料電池の保護装置のように、燃料電池の酸素極側の排出系に水素検出器を備え、この水素検出器によって、燃料極側の水素が固体高分子電解質膜を通じて酸素極側に漏洩したことを検知したときは、燃料の供給を遮断する保護装置が知られている。
また、水素検出器としては、例えば白金等の触媒からなるガス検出素子と温度補償素子とを一対備え、水素が白金等の触媒に接触した際の燃焼により発生する熱によってガス検出素子が相対的に高温の状態になったときに、相対的に低温の状態の温度補償素子との間に生じる電気抵抗の差異に応じて、水素ガスの濃度を検出するガス接触燃焼式の水素検出器が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような固体高分子膜型燃料電池等の燃料電池においては、固体高分子電解質膜のイオン導電性を保つために、燃料電池に供給される反応ガス(例えば、水素や空気)には加湿装置等によって水(加湿水)が混合されており、さらに、燃料電池の作動時には電気化学反応による反応生成水が生成される。
このため、上記従来技術の一例に係る燃料電池の保護装置においては、燃料電池から排出される高湿潤のオフガスによって、オフガスの流路内に配置された水素検出器等に結露が発生する場合があり、この場合には、水素検出器の劣化や破損等が生じる虞がある。特に、上述した固体高分子膜型燃料電池は、通常作動温度が、水の蒸気化温度よりも低く、オフガスは多湿度で水分量が多いガスとなって排出されるため、オフガス中の水分が結露しやすいという問題がある。
また、前述のガス接触燃焼式の水素検出器を燃料電池の、特に、酸素極側の排出系に備える場合などは、ガス検出素子に加湿水、反応生成水等が付着すると、素子表面に局所的な温度分布の不均一が発生し、素子破壊や感度低下をもたらす虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、燃料電池の酸素極から排出されるオフガスに含まれる水素量を検知し、燃料電池の状態を検知する装置で、このオフガス中の水素を検出する水素検出器において結露が発生することを防止することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の燃料電池システムは、水素を酸素極へ、酸素を酸素極へ供給することによる電気化学反応によって発電する燃料電池と、前記燃料電池の酸素極から排出されるオフガス(例えば、後述する実施の形態におけるカソードオフガス)を流通させるカソードオフガス流通管(例えば、後述する実施の形態におけるカソードオフガス配管11B)と、前記カソードオフガス流通管に設けられ、前記オフガス中の水素を検出する水素検出器(例えば、後述する実施の形態における水素検出器12)とを備えた燃料電池システムであって、前記オフガスの温度を低下させることで、前記オフガス中の水分を凝縮分離する除湿手段(例えば、後述する実施の形態における除湿器13)を、前記燃料電池と前記水素検出器との間の前記カソードオフガス流通管に配置することを特徴としている。
【0006】
上記構成の燃料電池システムによれば、除湿手段は、燃料電池の酸素極から排出されるオフガスの温度を低下させることによって、オフガスの飽和水蒸気圧を低下させ、オフガス中の水蒸気を凝縮分離させる。これにより、燃料電池から排出されるオフガス中に含まれる水分の絶対量を低減させることができ、この除湿後のオフガスを水素検出器へと供給することによって、水素検出器に結露が発生することを防止することができる。
【0007】
さらに、請求項2に記載の本発明の燃料電池システムは、前記除湿手段と前記水素検出器との間の前記カソードオフガス流通管に、前記除湿手段から排出される前記オフガスを加熱する加熱手段(例えば、後述する実施の形態におけるバイパス配管23、ヒータ)を備えることを特徴としている。
【0008】
上記構成の燃料電池システムによれば、加熱手段は、除湿手段において冷却されたオフガスの温度を上昇させる。これにより、除湿手段から排出されるオフガスが、例えば飽和含水状態であっても、このオフガスの温度上昇に伴って飽和水蒸気圧が高くなり、オフガスの相対湿度を低下させることができるようになり、この相対湿度が低下したオフガスを水素検出器へと供給することによって、水素検出器に結露が発生することを、より一層、防止することができる。
【0009】
さらに、請求項3に記載の本発明の燃料電池システムでは、前記加熱手段は、前記燃料電池の酸素極から排出される前記オフガスの一部を、前記除湿手段を迂回して流通させるバイパス流通管(例えば、後述する実施の形態におけるバイパス配管23)を備え、前記バイパス流通管の一端は前記燃料電池と前記除湿手段との間で前記カソードオフガス流通管に接続され、前記バイパス流通管の他端は前記除湿手段と前記水素検出器との間で前記カソードオフガス流通管に接続されていることを特徴としている。
【0010】
上記構成の燃料電池システムによれば、除湿手段によって冷却されたオフガスは、燃料電池の酸素極から排出されたオフガスの一部、つまり除湿手段によって冷却されていないオフガスと混合されることによって加熱される。これにより、除湿手段から排出されるオフガスが、例えば飽和含水状態であっても、このオフガスの温度上昇に伴って飽和水蒸気圧が高くなり、オフガスの相対湿度を低下させることができ、この相対湿度が低下したオフガスを水素検出器へと供給することによって、水素検出器に結露が発生することを防止することができる。さらに、加熱のために特別の加熱装置を設ける場合に比べて、装置構成
簡略化することができると共に、燃料電池システム全体としてのエネルギー効率を向上させることができる。
【0011】
さらに、請求項4に記載の本発明の燃料電池システムでは、前記水素検出器は接触燃焼式の水素センサであることを特徴としている。
上記構成の燃料電池システムによれば、接触燃焼式の水素センサをなす水素検出器に結露が発生することを防止することができ、水素検出器に破損や感度低下等の劣化が生じることを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る燃料電池システムについて添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る燃料電池システム10の構成図であり、図2は図1に示す水素検出器12の側断面図である。
本実施の形態による燃料電池システム10は、例えば電気自動車等の動力源として車両に搭載されており、例えば、燃料電池11と、水素検出器12と、除湿器13と、冷却回路14とを備えて構成されている。
【0013】
燃料電池11は、例えば固体高分子電解質膜を燃料極と酸素極とで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して構成されたスタックからなり、燃料として水素が供給される燃料極と、酸化剤として例えば酸素を含む空気が供給される酸素極とを備えている。
燃料電池11の酸素極には、図示しない空気供給源より空気が供給される空気供給口11aと、酸素極内の空気等を外部に排出するための空気排出口11bが設けられている。一方、燃料極には、図示しない水素供給源より水素が供給される燃料供給口11cと、燃料極内の水素等を外部に排出するための燃料排出口11dが設けられている。
【0014】
燃料電池11の空気排出口11bには、燃料電池11から排出される空気(カソードオフガス)の流路となるカソードオフガス配管11Bが接続され、このカソードオフガス配管11Bには、図2に示す水素検出器12が備えられている。水素検出器12は、カソードオフガス配管11Bの外周面上の上部に固定され、水素を検知する検知部12aがカソードオフガス配管11B内に露出するように配置されている。
【0015】
図2に示すように、水素検出器12はカソードオフガス配管11Bの長手方向に沿って長い直方形状のケース41を備えている。ケース41は、例えばポリフェニレンサルファイド製であって、長手方向両端部にフランジ部42を備えている。フランジ部42にはカラー43を取り付けてあり、このカラー43内にボルトを挿入して、カソードオフガス配管11Bの取付座(図示略)に締め付け固定されるようになっている。
【0016】
ケース41の下面には、カソードオフガス配管11Bの貫通孔(図示略)に外側から挿通される筒状部44が形成されている。ケース41内には樹脂で封止された回路基板45が設けられ、この回路基板45に後述する検出素子46と温度補償素子47が接続されている。筒状部44の内部はガス検知室48として形成され、ガス検知室48のカソードオフガス配管11Bの内部側面には、内側に向かってフランジ部49が形成され、フランジ部49の内周部分がガス導入部50として開口形成されている。
【0017】
そして、このガス導入部50は、前記カソードオフガス配管11Bの内壁に面一に設定されている。したがって、ガス導入部50はカソードオフガス配管11Bを流通するオフガスに対して直角方向に指向することとなる。これによって、カソードオフガス配管11Bを流通するオフガスは直接的にガス導入部50に当たらなくなるため、検出精度の低下を防止できる。
また、筒状部44の外周面にはシール材51が取り付けられ、カソードオフガス配管11Bの貫通孔の内周壁に密接して気密性を確保している。そして、この筒状部44の内部に検出素子46と温度補償素子47とが装着されている。
【0018】
検出素子46と温度補償素子47は前記回路基板45に接続されガス検知室48内で同一高さで所定間隔を隔てて一対設けられたものである。
検出素子46は周知の素子であって、被検出ガスである水素が白金等の触媒に接触した際に燃焼する熱を利用し、水素の燃焼により高温となった検出素子46と雰囲気温度下の温度補償素子47との間に電気抵抗の差が生ずることを利用し、水素ガス濃度を検出するガス接触燃焼式のガスセンサである。
そして、このような検出素子46に加湿水、反応生成水等が付着すると、素子表面に局所的な温度分布の不均一が発生し、素子破壊や感度低下をもたらす虞がある。
【0019】
カソードオフガス配管11Bには、燃料電池11の空気排出口11bと水素検出器12との間に除湿器13が設けられており、この除湿器13は、燃料電池11から排出されるカソードオフガスに含まれる水分を除去して外部へ排出する。
【0020】
除湿器13は、カソードオフガス冷却用エバポレータ21と排水弁22とを備えて構成され、カソードオフガス冷却用エバポレータ21は、例えば車両の空調装置等に具備される冷却回路14に接続されている。
すなわち、燃料電池11から排出されるカソードオフガスは、除湿器13内を流通する際に、カソードオフガス冷却用エバポレータ21内を流通する冷却媒体によって冷却され、この温度低下に伴って飽和水蒸気圧が低下し、カソードオフガス中の水蒸気が凝縮分離させられる。そして、凝縮分離により発生した液体状の水は、例えば除湿器13内の底部に設けられた排水口から鉛直方向下方に向かって伸びる配水管13Aの排水弁22が開状態に設定されることで、外部へと排出される。このとき、除湿器13内の水と共にカソードオフガスが配水管13Aから外部に排出されることを防止するために、配水管13A内は常に水が充満した状態となるように設定されている。
特に、水素検出器12は、カソードオフガス配管11Bの外周面上の上部に固定されているので、液化した反応生成水が直接付着しないように構成されているが、さらに、カソードオフガスの相対湿度を下げることによって、カソードオフガスの温度が低下した場合であっても、カソードオフガスに含まれる水分が検出素子46に付着することを防止することができる。
【0021】
さらに、カソードオフガス配管11Bには、燃料電池11の空気排出口11bと水素検出器12との間において、除湿器13を迂回するバイパス配管23が設けられている。このバイパス配管23は、燃料電池11から排出される相対的に高温のカソードオフガスの一部を、除湿器13にて冷却されたカソードオフガスに混合し、除湿器13から排出されるカソードオフガスの温度を上昇させる。
これにより、除湿器13から排出されるカソードオフガスが、例えば飽和含水状態であっても、このカソードオフガスの温度上昇に伴って飽和水蒸気圧が高くなり、カソードオフガスの相対湿度を低下させることができるようになり、この相対湿度が低下したカソードオフガスが水素検出器12へと供給される。
【0022】
なお、カソードオフガス冷却用エバポレータ21に接続される空調装置の冷却回路14は、冷媒循環用コンプレッサ31と、空調装置用エバポレータ32とを備えて構成され、空調装置用エバポレータ32から供給される冷却媒体は、冷媒循環用コンプレッサ31を介して、空調装置用コンデンサ33へ供給されている。そして、空調装置用コンデンサ33から排出される冷却媒体は、2つの流路に分岐させられ、一方の流路の冷却媒体は空調装置用エバポレータ32へ供給され、他方の流路の冷却媒体はカソードオフガス冷却用エバポレータ21へ供給される。
そして、空調装置用エバポレータ32から排出された冷却媒体と、カソードオフガス冷却用エバポレータ21から排出された冷却媒体とは、混合させられた後に、冷媒循環用コンプレッサ31を介して空調装置用コンデンサ33へ供給され、循環させられている。
また、空調装置用コンデンサ33にはコンデンサ用冷却ファン34が備えられ、コンデンサ用冷却ファン34からの送風によって空調装置用コンデンサ33が冷却されている。
【0023】
上述したように、本実施の形態による燃料電池システム10によれば、燃料電池11から排出されるカソードオフガスは除湿器13によって除湿されることで、カソードオフガス内に含まれる水分の絶対量が減少させられる。さらに、除湿器13によって除湿されたカソードオフガスは、加熱され、飽和水蒸気圧が上昇させられた後に水素検出器12へと供給されることによって、水素検出器12の検知部12aに結露が発生することを、より一層、防止することができる。
しかも、除湿器13によって除湿されたカソードオフガスは、燃料電池11から排出されるカソードオフガスの一部、つまり除湿器13を迂回するカソードオフガスによって加熱されるため、例えば加熱のために特別の加熱装置を設ける場合に比べて、装置構成を簡略化することができると共に、燃料電池11のシステム全体としてのエネルギー効率を向上させることができる。
そして、水素検出器12が水素を検出した場合には、例えば固体高分子電解質膜の劣化あるいは破損等が発生した虞があると判断して、燃料電池システム10の運転停止等の対策を速やかに講ずることができる。
【0024】
なお、本実施の形態においては、除湿器13にて冷却されたカソードオフガスの温度を上昇させるために、除湿器13を迂回するバイパス配管23を設けたが、これに限定されず、例えば除湿器13と水素検出器12との間にヒータ等の加熱装置を設けてもよいし、例えば除湿器13内を断熱状態に保持する断熱部材等を設けて除湿器13内のカソードオフガスの温度を、除湿器13外部の温度よりも低くなるように設定してもよい。要するに、除湿器13から排出されるカソードオフガスが、例えば飽和含水状態であっても、このカソードオフガスの温度を、加熱装置や除湿器13外部の雰囲気温度等によって上昇させることにより、カソードオフガスの飽和水蒸気圧を上昇させ、飽和含水状態を解消するものであればよい。
なお、加熱装置は、例えば電気ヒータ等でもよいし、例えば燃料電池11に供給される反応ガス(空気および水素)や燃料電池11から排出されるオフガス(空気および水素)の一部を分岐して導入し、水素を空気と共に燃焼させて発生する燃焼熱によって加熱するものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の燃料電池システムによれば、除湿手段は、燃料電池の酸素極から排出されるオフガスの温度を低下させることによって、オフガスの飽和水蒸気圧を低下させ、オフガス中の水蒸気を凝縮分離させる。これにより、燃料電池から排出されるオフガス中に含まれる水分の絶対量を低減させることができ、この除湿後のオフガスを水素検出器へと供給することによって、水素検出器に結露が発生することを防止することができる。
【0026】
さらに、請求項2に記載の本発明の燃料電池システムによれば、加熱手段は、除湿手段において冷却されたオフガスの温度を上昇させる。これにより、除湿手段から排出されるオフガスが、例えば飽和含水状態であっても、このオフガスの温度上昇に伴って飽和水蒸気圧が高くなり、オフガスの相対湿度を低下させることができるようになり、この相対湿度が低下したオフガスを水素検出器へと供給することによって、水素検出器に結露が発生することを、より一層、防止することができる。
【0027】
さらに、請求項3に記載の本発明の燃料電池システムによれば、除湿手段によって冷却されたオフガスは、燃料電池の酸素極から排出されたオフガスの一部、つまり除湿手段によって冷却されていないオフガスと混合されることによって加熱されるため、水素検出器に結露が発生することを防止することができる。さらに、加熱のために特別の加熱装置を設ける場合に比べて、装置構成を簡略化することができると共に、燃料電池のシステム全体としてのエネルギー効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。
【図2】図1に示す水素検出器の側断面図である。
【符号の説明】
10 燃料電池システム
11 燃料電池
11B カソードオフガス配管
12 水素検出器
13 除湿器(除湿手段)
23 バイパス配管(加熱手段、バイパス流通管)

Claims (4)

  1. 水素を燃料極へ、酸素を酸素極へ供給することによる電気化学反応によって発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の酸素極から排出されるオフガスを流通させるカソードオフガス流通管と、前記カソードオフガス流通管に設けられ、前記オフガス中の水素を検出する水素検出器とを備えた燃料電池システムであって、
    前記オフガスの温度を低下させることで、前記オフガス中の水分を凝縮分離する除湿手段を、前記燃料電池と前記水素検出器との間の前記カソードオフガス流通管に配置することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記除湿手段と前記水素検出器との間の前記カソードオフガス流通管に、前記除湿手段から排出される前記オフガスを加熱する加熱手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記加熱手段は、前記燃料電池の酸素極から排出される前記オフガスの一部を、前記除湿手段を迂回して流通させるバイパス流通管を備え、前記バイパス流通管の一端は前記燃料電池と前記除湿手段との間で前記カソードオフガス流通管に接続され、前記バイパス流通管の他端は前記除湿手段と前記水素検出器との間で前記カソードオフガス流通管に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記水素検出器は接触燃焼式の水素センサであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の燃料電池システム。
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