JP2004070630A - ホームページを利用した書籍等の販売方法 - Google Patents

Abstract

【課題】設備投資を殆ど必要とせずに、ホームページ上に、紙媒体に掲載された情報以上に詳しい情報を掲載し、書籍等の購入者のみが取得できるパスワード機能を有する文字配列を用いてアクセス可能とし書籍等の紙媒体販売の促進を可能にするホームページを利用した書籍等の販売方法を提供する。
【解決手段】有料紙媒体中に任意の文字配列が記載され、文字配列は、有料紙媒体に記載された概要ホームページから、概要記事をより詳細に説明するアクセス無料の詳細ホームページへのリンクアクセスを可能に実行されるコンピュータシステムを設け、この紙媒体を販売することで紙媒体の需要者層に該紙媒体の購買意欲を促進することを特徴とするホームページを利用した書籍等の販売方法を提供する。
【選択図】　図３

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホームページを利用した書籍等の販売方法に関し、より詳しくは、設備投資を殆ど必要とせずに、ホームページ上に、紙媒体に掲載された情報以上に詳しい情報を掲載し、書籍等の購入者のみが取得できるパスワード機能を有する文字配列を用いてアクセス可能とし書籍等の紙媒体販売の促進を可能にするホームページを利用した書籍等の販売方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、新聞若しくは書籍等に記載されている情報では情報量の限界から、カラー写真での情報若しくはさらに詳しい情報を知ることができなかった。そこで、書籍販売者は、インターネット等を利用した無料ホームページ上にカラー写真若しくは更に詳しい情報を掲載し、書籍では十分に表現できない情報を提供するようになった。しかし、新聞若しくは書籍等を購入せずにインターネットの無料ホームページだけを利用するようになった。そのため出版社等は、有料のホームページを開設するようになった。
【０００３】
しかしながら、有料ホームページは会員になる手続きが必要であったり、ホームページにアクセスする毎に自分のパスワード等を入力して出版社等のホスト側からの認可を待つ必要があったりなど大変不便且つ時間を要するものであるために、会員数が増えないという欠点があった。
また、ホスト側に於いても、手の込んだパスワードを作成することは、システムを開発する開発費及びそのシステムを維持する維持費等の設備投資が必要となり大きなリスクを背負うことになりかねない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、設備投資を殆ど必要とせずに、ホームページ上に、紙媒体に掲載された情報以上に詳しい情報を掲載し、書籍等の購入者のみが取得できるパスワード機能を有する文字配列を用いてアクセス可能とし書籍等の紙媒体販売の促進を可能にするホームページを利用した書籍等の販売方法を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、　雑誌、新聞、専門書、文庫本等の有料紙媒体中に任意の文字配列が記載され、この文字配列は、前記有料紙媒体に記載された種々の概要記事を掲載するアクセス無料の概要ホームページから、その概要記事をより詳細に説明するアクセス無料の詳細ホームページへのリンクアクセスを可能にするものであり、更に、この文字配列は、前記概要ホームページのアドレスに付け加えられる文字配列であって、この文字配列を前記概要ホームページのアドレスに付け加えてなるアドレスが前記詳細ホームページのアドレスを構成し、前記概要ホームページを開いた後、前記紙媒体に記載されたパスワードをこの概要ホームページの所定の位置に入力するという利用過程を経ることにより、前記詳細ホームページへのリンクアクセスが実行されるコンピュータシステムを設け、このシステムの利用方法を前記有料紙媒体に記載し、この紙媒体を販売することで、該紙媒体の需要者層に該紙媒体の購買意欲を促進することを特徴とするホームページを利用した書籍等の販売方法を提供する。
これらの発明を提供することにより上記課題を悉く解決する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本発明に於けるホームページを利用した書籍等の販売方法は、ホームページ上で詳細情報を閲覧するために必要なパスワード機能を有する文字配列を書籍等に記載しておくことにより
書籍等の紙媒体の購買意欲を高めようとするものである。
【０００７】
図１は、詳細ホームページアドレスの一部にあたる任意の文字配列（２）が記載された紙媒体（１）を示す図である。尚、本発明に於ける詳細ホームページとは、無料ホームページのアドレス部等に任意の文字配列（２）を入力することにより表示される、詳細な内容を記載したホームページのことを指す。詳細ホームページアドレスの一部にあたる任意の文字配列（２）を掲載する場所は、特に限定はされないが、紙媒体に掲載した記事に関連した更に詳しい情報のある詳細ホームページの所在を示すために、図示の如く、その関連する記事若しくはキーワードの終わり部分に掲載するのが好ましい。
【０００８】
記事に関連した詳細ホームページが存在すること及びその詳細ホームページの内容を知ることが出来るように、図示の如く、詳細ホームページアドレスの一部にあたる任意の文字配列（２）の前にその説明を挿入してやると効果的である。その説明内容は特に限定しないが、キャッチコピーのようなものが好ましい。例えば、「更に情報あり」、「より詳しい情報」、「特別手記」、「来週」、「映像」、「カラー写真」、「おまけ記事」などと記載されればわかりやすい。図１では、詳細ホームページアドレスの一部にあたる任意の文字列（２）は１つしか存在していないが、その数は特に限定されるものではなく、紙媒体に掲載できなかった情報全てを個別の詳細ホームページ上に掲載するために、そのアドレスを紙媒体に個別に掲載してもよい。尚、任意の文字配列（２）を増やすのはよいが、紙媒体自体に掲載される情報がしっかりしたものであって初めて付随的な情報である詳細ホームページ上の情報が生かされることを注意しておかなければならない。
【０００９】
新聞及び書籍等の紙媒体販売者及び／又は出版者は、紙媒体を購入するしないに関係なく誰でもアクセスできる無料の概要ホームページを開設する。紙媒体購入者が購入した紙媒体中の記事の中に紙媒体購入者が更に詳しく知りたい情報があれば、先ず紙媒体購入者はこの無料の概要ホームページにアクセスする。次に、前述した場所にある所望する該当記事の詳細ホームページアドレスの一部にあたるパスワードをこの無料概要ホームページの特定の入力欄に入力する。これだけで、紙媒体購入者は所望する該当記事の更に詳しい情報が記載されている詳細ホームページにアクセス可能となる。
【００１０】
図２は、無料の概要ホームページ（１００）上に設ける該当記事の詳細ホームページアドレスの一部である任意の文字配列を入力する入力欄の場所の例を示す図である。上記した該当記事に関する任意の文字配列を入力する概要ホームページ（１００）の特定の入力欄は、特に限定されるものではないが、インターネット等のアドレスバー（１０）に直接入力する形とするか、若しくは概要ホームページ（１００）内に文字配列入力欄（２０）を設けこの欄に文字配列を入力できるようにする形とすることが可能である。どちらにしても、紙媒体記載の任意の文字配列を入力するだけでよいので無駄な手続き及び時間は全く必要としない。
【００１１】
紙媒体に掲載する該当記事のホームページアドレスの一部である任意の文字配列は、数字及び／又はアルファベット等の文字配列によって構成される。紙媒体に掲載される文字配列は一見すると単なる数字及び／又はアルファベット等からなる出たら目に並んだ文字配列にしか見えない。出たら目に並んだように見える文字配列が、該当記事の情報を掲載する詳細ホームページアドレスの一部になっているので、紙媒体を購入した者は無料の概要ホームページの文字配列入力欄に文字配列を入力することで簡単に自分の所望する情報にアクセスすることができる。これに対して、紙媒体を購入していない者は、無料の概要ホームページまでは容易にアクセス可能であるが、そこから先の情報にはアクセスすることができない。アクセスすることができたとしてもアクセス先の詳細ホームページ上に掲載された情報が所望するものであるとは限らない。
【００１２】
例えば、詳細ホームページアドレスの一部にあたる任意の文字配列が４桁の数字で構成されている場合、詳細ホームページのアドレスに付け足し可能なパターンは簡単に見積もって約１００００通りもある。紙媒体上に記載された各情報の文字配列が１００通りであったとしても、ランダムに入力すると１００分の１の確率でしかヒットしない。更に紙媒体未購入者が所望する情報にアクセスしようと思えば１００００分の１の確率でしかアクセスすることができないので、紙媒体未購読者がアクセスすることは実質的に不可能である。
つまり、任意の文字配列が紙媒体購入者しか利用できない詳細ホームページにアクセスすることを可能にするパスワードの役割を果たすことになる。
【００１３】
図３は、本発明に於けるホームページを利用した書籍等の販売方法の一連の流れを示すフローチャートである。
先ず、新聞若しくは書籍等の紙媒体を購入しているかどうか（ステップ１）で本発明の効果が大きく現れる。紙媒体購入者が、紙媒体に掲載された情報を更に詳しく知りたい（ステップ２）と望めば、その紙媒体出版社が提供する無料の概要ホームページへアクセスする（ステップ３）。紙媒体未購入者も紙媒体出版社が提供する無料の概要ホームページにはアクセス可能なのでアクセスする（ステップ３）。
【００１４】
無料の概要ホームページ上には、該当記事の詳細ホームページアドレスの一部である紙媒体記載の文字配列を入力するための入力欄が設けられているので、紙媒体未購入者にも概要ホームページから詳細ホームページへ何らかのリンクアクセスが可能なことは想像がつく。例えば、図示の如く、「記事番号を入力してください」等記載してあれば安易に想像がつく。
【００１５】
無料の概要ホームページ上には、該当記事の詳細ホームページアドレスの一部である任意の文字配列を入力するための入力欄が設けられているので、この欄に紙媒体記載の文字配列を入力することができる。紙媒体購入者は所望する紙媒体に関連する記事の情報を得るために紙媒体記載の文字配列を入力できる一方、紙媒体未購入者は自分の所望する情報の紙媒体記載の文字配列が何かわからないのでランダムで入力することになる（ステップ４）。紙媒体購入者は、自分の所望する情報の正しい文字配列を知っているので容易に且つ迅速に所望する情報にたどり着ける（ステップ６）。
紙媒体未購入者は、自分の所望する情報の正しい文字配列を知ることができないのでその詳細ホームページにアクセスすることは困難である。アクセスできたとしてもその詳細ホームページの内容が自分の所望する内容の情報とは限らない（ステップ５）。
【００１６】
紙媒体購入者は、ステップ５から容易に且つ迅速にステップ６にたどり着けるので、無駄な手続き且つ時間が全く必要ない。一方、紙媒体未購入者は、結局自分の所望する情報にたどり着くことができない。
尚、紙媒体未購入者は、その記事が掲載されている紙媒体を購入するかどうかを判断し（ステップ７）、紙媒体を購入すればアクセス可能となるが、購入しなければ諦めざるを得ない（ステップ９）。紙媒体を購入すれば（ステップ８）、紙媒体購入者となってステップ１にもどることとなる。以上が本発明に於ける簡単な流れである。
【００１７】
次に、本発明に於ける利用方法について説明する。
新聞や書籍等の紙媒体出版者等は新聞や書籍等の紙媒体新聞や書籍等の紙媒体の情報欄のどこかに、無料の概要ホームページのアドレスとその情報の更に詳しい情報を掲載している詳細ホームページにリンクアクセスを可能にする任意の文字配列を掲載する。紙媒体購入者は、自分がその記事を更に詳しく知りたいと思えば、まず無料の概要ホームページにアクセスし、その紙媒体に掲載されている詳細ホームページの文字配列を無料の概要ホームページの文字配列入力欄に入力する。文字配列を入力することは
【００１８】
詳細ホームページ上には、特に限定されないが、紙媒体には掲載することの出来ないカラー写真による情報、更に詳しい情報、特別な情報、紙媒体購入者しかわかりえない丸秘情報などを掲載する。更に望ましくは、詳細ホームページは更新が容易で迅速に行うことが可能なので、最近の情報として、特に限定されないが、今日若しくは昨日に於ける情報も直ぐに掲載して提供することができるし、テーマパークのような人ごみの予想される場所の様子を詳細ホームページ上に掲載すれば混雑の状態がいち早く紙媒体購入者にはわかる。更に好ましくは、絵若しくは写真等の二次元的な情報だけでなく動画等による三次元的な情報も掲載して提供することも可能である。
【００１９】
例えば、特に限定はしないが、新聞等の毎日発行される紙媒体及び週刊誌等の毎週発行されるサイクルの早い紙媒体等に於いては、それらの紙媒体自体の情報量に制限があるために、紙媒体には掲載することのできない漏れ出る情報がある。このような漏れ出る情報を詳細ホームページに記載することによって、出版者等が収集した情報も新たな情報として提供できるようになり無駄になることはないし、紙媒体購入者も更なる情報として知ることができる。
【００２０】
更に、映画紹介雑誌等の紙媒体から映画の予告を提供する詳細ホームページにアクセスすることができれば、映画の予告編を試写することが出来る。紙媒体を購入することで実際の映画の雰囲気を味わうことも可能である。
紙媒体購入者は、紙媒体自体の内容も知ることができる他、紙媒体に記載のアドレスを入力することで、更に詳しい情報及び紙媒体のみでは知ることの出来ない情報をインターネット上の無料の詳細ホームページで知ることができる。
【００２１】
紙媒体に於いては、無料で誰でも閲覧できる概要ホームページのアドレスと、各情報にそれぞれ詳しい情報を記載している詳細ホームページアドレスの一部となる文字配列を掲載する。紙媒体購入者が自分の所望する情報に関する更に詳しい情報を知りたい時は、所望する紙媒体内の情報欄に記載されている該当記事の詳細ホームページアドレスの一部となる文字配列さえ入力すれば、所望する情報を入手することが出来る。通常のホームページ閲覧のように、紙媒体購入者が知りたくない情報を逐一見回りながら知りたい該当記事の情報までたどり着く方法ではなく、紙媒体購入者の所望する該当記事の情報に直接アクセスすることができるので余計な手間と時間を省略できる。
【００２２】
更に、本発明に於けるホームページを利用した書籍等の販売方法によって、ホームページ上に、紙媒体に掲載された情報以上に詳しい情報を掲載し、書籍等の購入者のみが取得できるパスワードを用いてアクセス可能とすると共に、特殊な機能を有するパスワード機能を有するを利用することで書籍等の紙媒体販売の促進を可能にする。
【００２３】
【本発明の効果】
請求項１記載の発明に於いては、雑誌、新聞、専門書、文庫本等の有料紙媒体中に任意の文字配列が記載され、この文字配列は、前記有料紙媒体に記載された種々の概要記事を掲載するアクセス無料の概要ホームページから、その概要記事をより詳細に説明するアクセス無料の詳細ホームページへのリンクアクセスを可能にするものであり、更に、この文字配列は、前記概要ホームページのアドレスに付け加えられる文字配列であって、この文字配列を前記概要ホームページのアドレスに付け加えてなるアドレスが前記詳細ホームページのアドレスを構成し、前記概要ホームページを開いた後、前記紙媒体に記載された文字配列をこの概要ホームページの所定の位置に入力するという利用過程を経ることにより、前記詳細ホームページへのリンクアクセスが実行されるコンピュータシステムを設け、このシステムの利用方法を前記有料紙媒体に記載し、この紙媒体を販売することで、該紙媒体の需要者層に該紙媒体の購買意欲を促進することを特徴とするホームページを利用した書籍等の販売方法を提供することによって以下の効果を生じる。紙媒体購入者は紙媒体を購入することで紙媒体に掲載される以上の情報を、簡単な文字配列を入力するだけでアクセスが可能になるホームページ上で知ることができる。そのため、紙媒体の需要者層に紙媒体の購買意欲を促進し、購買数を伸ばすことができる効果を生じる。また、紙媒体出版者等も少ない設備投資で紙媒体購買数を伸ばすことができる効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図１】詳細ホームページアドレスの一部にあたる文字配列が記載された紙媒体を示す図である。
【図２】無料ホームページ上に設けられる該当記事の文字配列入力欄の一例を示す図である。
【図３】本発明に於けるホームページを利用した書籍等の販売方法の一連の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
１・・・・書籍等の紙媒体
２・・・・詳細ホームページアドレスの一部にあたる文字配列
１００・・概要ホームページ

Claims (1)

1. 雑誌、新聞、専門書、文庫本等の有料紙媒体中に任意の文字配列が記載され、この文字配列は、前記有料紙媒体に記載された種々の概要記事を掲載するアクセス無料の概要ホームページから、その概要記事をより詳細に説明するアクセス無料の詳細ホームページへのリンクアクセスを可能にするものであり、更に、この文字配列は、前記概要ホームページのアドレスに付け加えられる文字配列であって、この文字配列を前記概要ホームページのアドレスに付け加えてなるアドレスが前記詳細ホームページのアドレスを構成し、
   前記概要ホームページを開いた後、前記紙媒体に記載された文字配列をこの概要ホームページの所定の位置に入力するという利用過程を経ることにより、前記詳細ホームページへのリンクアクセスが実行されるコンピュータシステムを設け、
   このシステムの利用方法を前記有料紙媒体に記載し、この紙媒体を販売することで、該紙媒体の需要者層に該紙媒体の購買意欲を促進することを特徴とするホームページを利用した書籍等の販売方法。

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