JP3789846B2 - 読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法及びプログラム - Google Patents

読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読書及び読書を介した知的活動の効率を向上させるための支援を行うと共に、出版物の在庫管理を行って在庫量の不足している又は絶版となった出版物の継続的な出版を行うことができる読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、読書家が本を読む過程で記録したいと欲するのは、本の中で重要と読者が思った部分と本を読んで自らが抱いた感想や本の文章から触発されて生まれたアイデア、感慨である。本の中で重要と思った部分には、主に2つの操作をしてその本の内容を学ぶ効率を向上させようとする。すなわち、切抜き及び傍線である。そして、読書の中で自らが抱いた観念については、書込みがなされている。
【0003】
切り抜きをする部分は、当該読者にとって読書の対象たる書籍の真髄と思われる部分であり、エッセンスであるので、その部分が独立して存することは、後での利用に大いに役立つことになる。これらの切抜きは、多くはノートに筆記用具によって書き写され、またはワープロによって入力される。
【0004】
一方、読者に出版物を提供する手段としては、一般的に3つの手段がある。1つは、刷版印刷であり、大量に同じ内容の出版物を製作するのに適している。また、2つ目の手段としては、個別印刷があり、小部数を出版するのに適している。最後に、3つ目の手段としては、電子出版があり、検索やデータのコピーが容易であるという特徴を有している。
【0005】
これらの手段は、それぞれ特長を有しており、出版や読書の中で固有の役割を果たすことができる。すなわち、出版物当初では出版物は比較的大量に必要とされるので、刷版印刷が適していると考えられる。しかし、時間が経過して、例えば出版されてから数年が経過すると、版を重ねることもなく、在庫品を販売するようになる。そして、経済的に成立しなくなったとき、版を重ねることなく、絶版となる。
【0006】
この時期になると、個別印刷が大きな役割を果たす。個別印刷は、一冊づつ製作するのであるから、売れ残りが無いため、未来永劫に読者の要求がある限り出版を継続することが可能となる。
【0007】
従って、刷版印刷と個別印刷は時間的にシリアルにそれぞれ固有の役割を果たすことが可能と考えられる。
【0008】
これに対して、電子出版は、刷版印刷や個別印刷で製作された紙媒体の出版物と同時にパラレルに利用することができる。すなわち、切り抜き等の処理や本文の検索処理等に利用することができる。従って、刷版印刷と電子出版そして、個別印刷と電子出版の組み合わせで用いられていくことにより、より効率的な読書環境が整うこととなる。
【0009】
近年において、インターネットのような自由なネットワーク環境を背景に、WWW(World Wide Web)などのマルチメディア環境が整備されてきた。特に、最近では、このインターネットを利用して特定のサービスを行うインターネットビジネス(eビジネス)といわれるものが多く提案され運営されている。このインターネットビジネス(eビジネス)として、電子出版が行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、本の内容を学ぶ効率を向上させようとする、切抜き、傍線、書込みの行為において、本に直接施す傍線は、単に該当箇所に線を引くだけであり、あまり労力は必要としないが、読書後にどこに傍線を引いたかを検索することができない。
【0011】
また、人手による切抜きは、量が少なければよいが、量が多い場合には多大な労力を必要とする。そして、このような切抜きは、上述と同様に検索することができない。
【0012】
また、読書を通じて抱いた観念についての書込みについても、本に直接書き込んだり、ノートに書き込んでも検索することができない。
【0013】
また、通常の電子出版では出版物の内容のみを提供し、出版物の内容の検索程度しか実現できない。
【0014】
さらに、現在の出版システムでは、需要の無くなった出版物は、商業的な採算が取れないと判断された場合には、増刷されずに絶版となり、絶版後に読むには、古本に頼るしかない。そして、多くの書籍は、古本として流通することがないので、結局絶版後は、その本を読むことができないのが現状である。
【0015】
従って、本発明の目的は、容易に傍線、切抜き、書込みができ、そして読書後にそれらを検索可能として、読書および読書を介した知的活動を効率化すると共に、出版物の在庫管理を行って在庫量の不足している又は絶版となった出版物の継続的な出版を行うことができる読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法及びプログラムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の読書支援サーバは、出版物の読書を支援する読書支援サーバであって、出版物を特定する出版物特定情報と出版物の内容を関連付けて記憶する出版物記憶手段と、出版物の購入者に関する情報を読者情報として記憶する読者情報記憶手段と、購入者側の端末から入力された当該購入者の読者情報と読者情報記憶手段に記憶されている読者情報とに基づいて読者確認を行う読者管理手段と、購入者側の端末から入力された所定の出版物を特定する出版物特定情報と読者管理手段で確認された読者情報とに基づいて、出版物記憶手段に記憶されている出版物の内容から当該所定の出版物の内容を検索し、当該所定の出版物の内容を購入者側の端末から閲覧可能にする出版物データ処理手段と、を備え、出版物データ処理手段は、購読者側の端末から入力された所定の出版物の内容の一部又は全部の指定とその指定箇所に対する処理の指示に応じて、編集処理を行い、当該編集処理の結果と、出版物特定情報と、読者情報と、編集処理の日時と、を関連付けて読者情報記憶手段に記憶する、ことを特徴とする。
【0017】
出版を行うとき、印刷に用いた出版物の内容データを読書支援サーバに記憶し、その出版物の内容データを出版物の購入者に、ネットワーク経由で参照させ、必要な部分について、切抜きや傍線を引くことや書込みを可能とするのである。すなわち、出版物を特定する情報と出版物の内容と購入者情報とを読書支援サーバ上に登録し、当該入力された出版物の内容を端末に表示して閲覧可能とする。購読者が出版物の内容の一部を指定することにより、当該出版物を特定する情報とともに指定された内容について、指定された処理をするので、読者が紙と筆記用具を用いて行っていた作業をコンピュータを用いて行うことが可能となり、より大量の書籍を効率的に読書し、効果を高めることが可能となる。また、読書記録の管理は、数十年という長い期間に渡って行う必要があるが、それらをすべて個人のパソコン上で行うには、パソコンの機種変更が数年に一度発生することを考えると、あまりにも煩雑であると言える。これに対して、上述の本発明では、読書支援サーバ上のデータに対して作業を行うようにしたので、読書記録データを管理する手間がかからない。
【0018】
また、指定箇所に対する処理の指示は、切抜きの指示を含み、編集処理の結果は、切抜きによる指定箇所の内容である、ようにすることができる。
【0019】
この指定した処理は、切抜きであり、指定された部分の内容を読書支援サーバに記憶させるので、ノートに書き写したり、パソコン上で入力する手間を無くすことができる。読書の目的の1つは、新たな発見であり、その部分を抽出する作業は読書の本質である。また、現在切抜きをしていない人も容易に切抜きが可能となり、読書の効果を向上させることができる。
【0020】
また、指定箇所に対する処理の指示は、傍線の指示を含み、編集処理の結果は、傍線による指定範囲の内容であり、出版物データ処理手段は、当該所定の出版物の内容を購入者側の端末から当該傍線による指定範囲の内容を閲覧可能にする際に、当該指定範囲の内容に傍線を引いて表示する、ようにすることもできる。
【0021】
これにより指定した処理は、傍線であり、指定された部分の範囲を読書支援サーバに記憶させ、当該部分を参照したとき、当該部分に傍線を引いて表示するので、出版物に筆記具を用いて傍線を引くのと同じ効果を得る事ができる。すなわち、読者にとって重要であったり、または特別な観念を抱いた場合に、その箇所を確実に記録しておき、その後参照することが可能となる。
【0022】
ここで、指定箇所に対する処理の指示は、傍線の指示と共に、当該指定箇所に読者側の端末から入力された書込みを含み、編集処理の結果は、傍線による指定範囲の内容と書込みであり、出版物データ処理手段は、当該所定の出版物の内容を購入者側の端末から当該傍線による指定範囲の内容を閲覧可能にする際に、当該指定範囲の内容に傍線を引いて表示すると共に、書込みを表示する、ようにするとよい。
【0023】
これにより、傍線処理を行う場合において、傍線部を指定して、別途購読者が書き込んだ内容を併せて記憶させるので、傍線部に対して抱いた観念を、文字等で表し、記録することが可能となり、後に検索し、参照することが可能となる。自分が抱いた観念のすべてを読者本人は記憶してはいないので、どの出版物のどこでどのような観念をいだいたかが記録され、曖昧な記憶をもとにその観念に関するキーワードで検索可能となることで、読者本人の記憶を補完し、読書の効率は相当程度向上される。
【0024】
また、書込みが他の出版物からの引用である場合、編集処理の結果は、他の出版物の種別番号と他の出版物の引用内容を含む、ようにすることができる。
【0025】
書込みが他の出版物からの引用である場合、当該他の出版物の種別番号と引用内容を記憶するので、他の出版物の関連部分を記入でき、参照が容易となる。
【0026】
さらに、出版物の広告登録を行う広告処理手段を備え、出版物データ処理手段は、書込みが他の出版物からの引用であり、且つ当該他の出版物について広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を購読者側の端末に表示する、ことができる。
【0027】
これにより、読書支援サーバに接続して、閲覧している出版物について、当該購読者が指定した部分について、他の購読者が他の出版物の引用指定をしている場合、当該他の出版物について広告登録がなされている場合、他の出版物の広告を当該購読者側の端末に表示するので、他の購読者が関連していると判断している出版物の広告を表示できる。このような出版物は、当該購読者が必要とする出版物である可能性が高く、広告効果が高いものとなる。
【0028】
または、さらに、出版物の広告登録を行う広告処理手段を備え、出版物データ処理手段は、指定箇所について、他の購読者による要求によって編集処理がなされている場合、当該他の購読者の要求によって登録している出版物であって、且つ当該購読者が登録していない出版物について広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を購読者側の端末に表示する、ようにすることもできる。
【0029】
これにより、読書支援サーバに接続して、閲覧している出版物について、当該購読者が指定した部分について、他の購読者が切り抜き処理または傍線処理をしている場合、他の購読者が登録している出版物であって且つ、当該購読者が登録していない出版物について、広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を当該購読者の端末に表示する。同じ出版物を購入し、同じ場所に何らかの観念を抱いたということは、価値観を共有している可能性がある。このような場合、他の購読者が既に関心を寄せて購読した出版物について、広告を表示することができる。このような出版物は、当該購読者の関心がある出版物である可能性が高く、広告効果が高いものとなる。
【0030】
また、出版物データ処理手段は、書込みを、当該書込みの登録者以外の者が参照可能とする、ようにするとよい。
【0031】
これにより、出版物の書名とともに記憶した内容及び、書き込みについて、登録した者以外の者が参照可能となるので、他の読者が特定の出版物について、どこに傍線を引き、当該部分にいかなる観念を抱き、切抜きをしたかということが判り、よりその出版物について理解を深めることができる。
【0032】
また、出版物データ処理手段は、対価の支払いを条件に、書込みを、当該書込みの登録者以外の者が参照可能とする、ことができる。
【0033】
これにより、登録者以外の者への参照を、対価を得ておこなうので、例えば、当該出版物の注釈を教師が行い、その注釈を広く全世界の学生に教示することで対価を得ることが可能となる。また、対価を得ることで知的な情報発信が活性化され、読者がいろいろな意見や考え方に接する機会が増大し、読者にとっても有益である。
【0034】
また、出版物データ処理手段は、書込みの登録者以外の者が参照可能となる書込みの表示色を異ならせることにより、当該登録者の区別を可能とする、ことができる。
【0035】
他者の処理の表示において、当該部分の表示色を異ならせることにより、当該読者の区別を可能としたので、複数の登録者の登録内容を表示する場合に、個々の登録者ごとの登録内容を識別することが可能となる。
【0036】
また、読者情報は、購入者を特定するための会員番号と購入者が購入した出版物の種別番号を含み、読者管理手段は、購入者側の端末から入力された当該購入者の読者情報と読者情報記憶手段に記憶されている読者情報に含まれる会員番号と出版物の種別番号に基づいて読者確認を行う、ことができる。
【0037】
指定された出版物の購入者であることの確認は、会員が購入したことを登録しておき、会員番号と出版物固有番号が入力されたとき、登録内容と照合するので、出版物を購入していない読者が対価を支払わずにサービスを受けることを防止でき、また、サービスを受ける読者から確実に対価を収受することが可能となる。
【0038】
また、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含む、ことができる。
【0039】
出版物の種別番号には、出版物を特定する情報及び出版物の改訂情報を含むので、同じ名称の出版物でも著者が改訂を加える場合があり、その場合には、読者が購入した内容に的確に対応させることが可能となる。一般に、日本の出版業界では出版物を区別するために、ISBN番号が用いられている。ISBN番号は、「ISBNx−yy−yyyyyy−z」の形式で表される。 ここで、ISBNの表示に続く数字「x」が、国別記号であり、言語を示している。日本語は「4」である。また、国別記号の後の8桁の数字「yy−yyyyyy」が、出版者コードと、出版者が独自に決める書名コードである。日本においては、出版者コードは、2桁から7桁の数字で表される。この領域の桁数は合計8桁であるので、残りの6桁から1桁が、出版者が自由に使える書名コードになる。例えば、2桁の出版者コード「yy」で、出版社を示した場合、残り6桁がその出版社が使える書名コードとなり、最大100万点の出版物を区別できる。ISBN番号の最後の桁「z」は、チェック数字である。このISBN番号は、出版物の書名の区別に使用可能であるが、同じ書名でも改訂された出版物を区別することができない。読書支援に用いる場合には、購読者が購入した出版物と同じである必要があり、出版物の種別番号に改訂情報(改訂番号)を含むようにしたので、読者が購入した出版物の内容に的確に対応させることが可能となる。
【0040】
また、出版物データ処理手段は、同一の出版物番号に対して複数の改定番号が存在する場合、読者情報に含まれる改定番号に対応する出版物の内容に存在する文言に対して行われた編集処理について、読者情報に含まれる出版物の改定番号とは異なる改定番号の出版物の内容に存在する同一の文言に対して参照可能とする、ことができる。
【0041】
版の異なる複数の出版社データが読書支援サーバに存在するとき、読者の登録した出版物の版に存在する文言について、読者の登録した出版物とは異なる版の出版物の文言に対して行われた切抜き、傍線及び書込みについて、参照可能としたので、改版があっても同じ出版物として一体として、他者の登録内容を参照することが可能となる。
【0042】
また、上記課題を解決するため、本発明の出版システムは、出版物のデータを供給する出版社サーバと、出版物の読書を支援する読書支援サーバと、出版社サーバからの出版物のデータに基づいて、出版物を個別に印刷製本する個別印刷会社システムと、購入者の読者情報を入力する購入者側の端末と、出版社サーバ、読書支援サーバ、個別印刷会社システム及び購入者側の端末間で情報の通信を可能にするネットワークと、を備える、出版システムであって、読書支援サーバは、上述の読書支援サーバであり、出版社サーバは、購入者側の端末から要求された出版物の在庫を確認し、当該在庫が所定の数より少ない場合に、読書支援サーバからの読者情報及び出版物特定情報に基づいて、個別印刷会社システムに、当該出版物の個別印刷製本を要求する、ことを特徴とする。
【0043】
これにより、当該出版物の在庫が皆無または少なくなった場合に、読書支援サーバに記憶されたデータに基づいて、出版社のインターネットに接続された端末からなされた請求により、個別に印刷製本するので、小部数の販売しか期待できない出版物について、個別印刷による小部数印刷対応を可能とする。
【0044】
さらに、ネットワークに接続され、出版社サーバから出版物のデータの供給を受けて、購入者側の端末に出版物の内容を提供するオンライン書店サーバを備え、出版社サーバ又はオンライン書店サーバは、購入者側の端末から要求された出版物が絶版の場合、読書支援サーバからの読者情報及び出版物特定情報に基づいて、個別印刷会社システムに、当該出版物の個別印刷製本を要求する、ことができる。
【0045】
当該出版物が絶版になった場合には、インターネットに接続された読者の端末から、オンライン書店サーバまたは出版社サーバに対して読書支援サーバに記憶されたデータに基づいて、印刷製本をするので、絶版になった場合でも、市場からの要求により出版物の供給を絶やすことなく、永久に出版することが可能となる。通常、版を用いた出版では、一度に少なくとも1000冊程度を印刷し、市場に流通させているが、それらがすべて販売された場合に、さらに追加に印刷することについて、経済的に引き合わない場合には、絶版とされる。それに対して、個別出版では、読者の要求により、必要な冊数だけ印刷するので、その待機コストは小額となる。また読者に出版物が届けられるので、読者にとっては通常の刷版出版物を注文するのと同じ手順で注文することができる。また、読者は当該出版物が絶版になっているか否かを意識することなく、注文が可能である。
【0046】
さらに、ネットワークに接続され、出版社サーバから出版物のデータの供給を受けて、購入者側の端末に出版物の内容を提供するオンライン書店サーバと、ネットワークに接続され、出版物を販売する書店に設けられた書店側端末と、を備え、出版社サーバ又はオンライン書店サーバは、書店側端末から要求された出版物が絶版の場合、読書支援サーバからの読者情報及び出版物特定情報に基づいて、個別印刷会社システムに、当該出版物の個別印刷製本を要求する、ことができる。
【0047】
これにより、当該出版物が絶版になった場合には、インターネットに接続された一般書店の端末から、出版社サーバに対して読書支援サーバに記憶されたデータに基づいて、印刷製本をするので、読者が書店で絶版になった出版物を注文をしたときには、当該書店から発注され、また書店に出版物が届けられるので、読者にとっては通常の刷版出版物を注文するのと同じ手順で注文することができる。また、読者は当該出版物が絶版になっているか否かを意識することなく、注文が可能である。
【0048】
出版物特定情報は、出版物の種別番号と製造番号を含む出版物個別番号であり、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含み、読書支援サーバは、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録し、当該出版物個別番号を前記購読者側の端末に通知する、ようにすることができる。
【0049】
これにより、購入者の購入登録は、書店から自動的に登録が行われるので、確実に登録が実施され、且つ購読者の手数がかからない。
【0050】
出版物特定情報は、出版物の種別番号と製造番号を含む出版物個別番号であり、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含み、読書支援サーバは、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録し、当該出版物個別番号を前記購読者側の端末に通知し、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の種別番号は、オンライン書店サーバから読書支援サーバに送信される、ことができる。
【0051】
インターネットなどの通信回線に接続されたオンライン書店サーバから出版物を購入する場合、購入者に関する情報が購入者から提示されるので、それを用いて容易に登録することができる。なお、ここでオンライン書店とは、インターネットに接続された購読者側の端末から購読者に関する情報と購入する出版物を指定して、発注し、直接購読者の指定する場所へ出版物を送付して、出版物を受け取る出版物販売を行う書店である。
【0052】
また、書店側端末は、POS端末であり、出版物特定情報は、出版物の種別番号と製造番号を含む出版物個別番号であり、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含み、読書支援サーバは、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録し、当該出版物個別番号を前記購読者側の端末に通知し、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の種別番号は、POS端末から読書支援サーバに送信される、ことができる。
【0053】
インターネットなどの通信回線に接続された端末は、一般書店のPOS端末であるので、オンライン書店での販売と同様に個々の出版物が販売されたという事実のみでなく、その購入者も同時に登録するので、より確実にリアルタイムに登録することができるとともに、購読者の登録という操作を不要にすることができる。また、出版物の固有番号を読書支援サーバ側で生成、付与することとし、販売後に当該出版物に出版物固有番号を付与するので、出版物を印刷する時にはすべて同じものを印刷することができる。印刷時に付与する方法では、出版物にすべて異なった出版物固有番号を印刷する必要があり、版を用いる印刷では、コストアップの要因となるが、その問題点を解決するものである。
【0054】
また、書店側端末は、POS端末であり、出版物特定情報は、出版物の種別番号と製造番号を含む出版物個別番号であり、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含み、購入者が購入した出版物の種別番号は、POS端末から読書支援サーバに送信すると共に、読書支援サーバから通知される当該出版物の出版物個別番号を印刷し、読書支援サーバは、POS端末からの種別番号に基づいて出版物の出版物個別番号を特定してPOS端末に送信し、購入者側の端末から送信されてきた購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録する、ことができる。
【0055】
購入者の購入登録は、一般書店のPOS端末から出版物の種別情報を読書支援サーバに送信し、読書支援サーバでは当該出版物について固有番号を付与して登録し、固有番号をPOS端末で印刷する領収書または領収書と同時に発行する別紙に印刷することにより行い、購入者がインターネットに接続された端末から、通知された出版物固有番号と購入者に関する情報を読書支援サーバに送信することにより購入登録を行うので、購読者は書店で購読者に関する情報を開示することなく、登録することが可能となる。
【0056】
また、読書支援サーバは、出版物に対する対価の支払いを条件に登録を行う、ようにすることができる。
【0057】
出版物の購入者が図書館である場合など登録者が当該出版物を購入していない場合、出版物の種別番号と読者に関する情報をインターネットに接続された端末から送信し、登録要求があったとき、対価を得て、登録を許すので、図書館から借り出した出版物についても、読書支援サービスを受けることを可能とするとともに、図書館の利用者からもサービス提供の対価を収受することを可能とする。
【0058】
ネットワークは、インターネットである、ようにするとよい。
【0059】
出版物を特定する情報とともに記憶した内容について、検索参照可能としたので、複数の出版物について、読者が抱き、記録した文章を検索し、特定の観念を抱いた出版物を調べることが可能となる。記録を検索して、再確認できることで、頭への記憶を補完することができ、より効率的な知的活動が可能となる。
【0060】
また、上記課題を解決するため、本発明の出版支援方法は、出版物の出版状況を管理して出版物の出版を支援する出版支援方法であって、(A)出版物を特定する出版物特定情報と出版物の内容を関連付けて記憶し、(B)出版物の購入者に関する情報を読者情報として記憶し、(C)入力された当該購入者の読者情報と記憶されている読者情報とに基づいて読者確認を行い、(D)入力された所定の出版物を特定する出版物特定情報と確認された読者情報とに基づいて、所定の出版物の在庫を確認し、当該在庫が所定の数より少ない場合に、読者情報及び出版物特定情報に基づいて、当該所定の出版物の個別印刷製本を行う、ことを特徴とする。
【0061】
出版物の在庫が皆無または少なくなった場合に、読書支援サーバに記憶されたデータに基づいて、出版社のインターネットに接続された端末からなされた要求により、個別に印刷製本するので、小部数の販売しか期待できない出版物について、個別印刷による小部数印刷対応が可能となる。
【0062】
また、ステップ(D)は、所定の出版物が絶版と確認された場合、読者情報及び出版物特定情報に基づいて、当該所定の出版物の個別印刷製本を行う、ようにする、ことができる。
【0063】
出版物が絶版になった場合には、インターネットに接続された読者の端末から、オンライン書店サーバまたは出版社サーバに対して読書支援サーバに記憶されたデータに基づいて、印刷製本をするので、絶版になった場合でも、市場からの要求により出版物の供給を絶やすことなく、永久に出版することが可能となる。個別出版では、読者の要求により、必要な冊数だけ印刷するので、その待機コストは小額となる。また、読者又は書店に出版物が届けられるので、読者にとっては通常の刷版出版物を注文するのと同じ手順で注文することができる。また、読者は当該出版物が絶版になっているか否かを意識することなく、注文が可能である。
【0064】
また、上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のプログラムは、コンピュータに読書の支援を行わせるためのプログラムであって、上述の読書支援サーバの機能を、コンピュータに実現させる、ことを特徴とする。
【0065】
また、上記課題を解決するため、本発明の第2の態様のプログラムは、コンピュータに出版物の出版状況の管理を行わせて出版物の出版を支援させるためのプログラムであって、上述の出版システムの機能を、コンピュータに実現させる、ことを特徴とする。
【0066】
また、上記課題を解決するため、本発明の第3の態様のプログラムは、コンピュータに出版物の出版状況の管理を行わせて出版物の出版を支援させるためのプログラムであって、上述の出版支援方法の処理を、コンピュータに実現させる、ことを特徴とする。
【0067】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法及びプログラムの実施の形態を説明する。
【0068】
図1は、本発明の読書支援サーバを利用した出版システムの一例を示す図である。図1において、この出版システムは、出版物のデータを供給する出版社サーバ10と、出版物の読書を支援する読書支援サーバ14と、出版社サーバ10からの出版物のデータに基づいて、出版物を刷版印刷して製本する刷版印刷会社システム20と、出版社サーバ10からの出版物のデータに基づいて、出版物を個別に印刷製本する個別印刷会社システム30と、購入者の読者情報を入力する購入者側の端末(以下、「読者側端末」ともいう)51,52,53と、出版社サーバ10から出版物のデータの供給を受けて、購入者側の端末51,52,53に出版物の内容を提供するオンライン書店サーバ40と、出版物を販売する書店に設けられた一般書店POS端末(以下、単に「POS端末」ともいう)43と、図書館に設けられた図書館端末60と、出版物の著者から原稿を出版社サーバに送信する著者PC(Personal Computer)70と、出版社サーバ10、読書支援サーバ14、刷版印刷会社システム20、個別印刷会社システム30、オンライン書店サーバ40、POS端末43、図書館端末60、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53及び著者PC間で情報の通信を可能にするインターネット80と、を備える。
【0069】
ここで、個別印刷会社システム30は、出版社サーバ10からの出版物のデータを処理する印刷サーバ35と、出版物を個別に印刷製本する印刷装置33と、を備えている。
【0070】
出版社サーバ10は、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から要求された出版物の在庫を確認し、当該在庫が所定の数より少ない場合に、読書支援サーバ14からの読者情報及び出版物特定情報に基づいて、個別印刷会社システム30に、当該出版物の個別印刷製本を要求する。
【0071】
これにより、当該出版物の在庫が皆無または少なくなった場合に、読書支援サーバ14に記憶されたデータに基づいて、個別に印刷製本するので、小部数の販売しか期待できない出版物について、個別印刷による小部数印刷対応を可能とする。
【0072】
また、出版社サーバ10又はオンライン書店サーバ40は、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から要求された出版物が絶版の場合、読書支援サーバ14からの読者情報及び出版物特定情報に基づいて、個別印刷会社システム30に、当該出版物の個別印刷製本を要求する。
【0073】
当該出版物が絶版になった場合には、インターネット80に接続された読者側端末51,52,53から、オンライン書店サーバ40または出版社サーバ10に対して読書支援サーバ14に記憶されたデータに基づいて、印刷製本をするので、絶版になった場合でも、市場からの要求により出版物の供給を絶やすことなく、永久に出版することが可能となる。このような個別出版では、読者の要求により、必要な冊数だけ印刷するので、その待機コストは小額となる。また読者に出版物が届けられるので、読者にとっては通常の刷版出版物を注文するのと同じ手順で注文することができる。また、読者は当該出版物が絶版になっているか否かを意識することなく、注文が可能である。
【0074】
さらに、出版社サーバ10又はオンライン書店サーバ40は、一般書店POS端末43から要求された出版物が絶版の場合、読書支援サーバ14からの読者情報及び出版物特定情報に基づいて、個別印刷会社システム30に、当該出版物の個別印刷製本を要求する。
【0075】
これにより、当該出版物が絶版になった場合には、インターネット80に接続された一般書店POS端末43から、出版社サーバ10に対して読書支援サーバ14に記憶されたデータに基づいて、印刷製本をするので、読者が書店で絶版になった出版物を注文をしたときには、当該書店から発注され、また書店に出版物が届けられるので、読者にとっては通常の刷版出版物を注文するのと同じ手順で注文することができる。また、読者は当該出版物が絶版になっているか否かを意識することなく、注文が可能である。
【0076】
ここで、出版物特定情報は、出版物の種別番号と製造番号を含む出版物個別番号であり、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含み、読書支援サーバ14は、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録し、当該出版物個別番号を購読者側の端末(読者側端末)51,52,53に通知する。
【0077】
これにより、購入者の購入登録は、書店のPOS端末43から自動的に登録が行われるので、確実に登録が実施され、且つ購読者の手数がかからない。
【0078】
また、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の種別番号は、オンライン書店サーバ40から読書支援サーバ14に送信され、読書支援サーバ14は、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録し、当該出版物個別番号を購読者側の端末(読者側端末)51,52,53に通知される。
【0079】
インターネット80に接続されたオンライン書店サーバ40から出版物を購入する場合、購入者に関する情報が購入者から提示されるので、それを用いて容易に登録することができる。
【0080】
また、読書支援サーバ14は、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録し、当該出版物個別番号を購読者側の端末(読者側端末)51,52,53に通知し、購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の種別番号は、POS端末43から読書支援サーバ14に送信される。
【0081】
インターネット80に接続された一般書店POS端末43から、オンライン書店サーバ40での販売と同様に個々の出版物が販売されたという事実のみでなく、その購入者も同時に登録するので、より確実にリアルタイムに登録することができると共に、購読者の登録という操作を不要にすることができる。また、出版物の固有番号を読書支援サーバ14側で生成、付与することとし、販売後に当該出版物に出版物固有番号を付与するので、出版物を印刷する時にはすべて同じものを印刷することができる。
【0082】
また、購入者が購入した出版物の種別番号は、POS端末43から読書支援サーバ14に送信すると共に、読書支援サーバ14から通知される当該出版物の出版物個別番号を印刷し、読書支援サーバ14は、POS端末43からの種別番号に基づいて出版物の出版物個別番号を特定してPOS端末43に送信し、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から送信されてきた購入者を特定する読者情報と当該購入者が購入した出版物の出版物個別番号を関連付けて登録する。
【0083】
購入者の購入登録は、一般書店POS端末43から出版物の種別情報を読書支援サーバ14に送信し、読書支援サーバ14では当該出版物について固有番号を付与して登録し、固有番号をPOS端末43で印刷する領収書または領収書と同時に発行する別紙に印刷することにより行い、購入者がインターネット80に接続された端末(読者側端末)51,52,53から、通知された出版物固有番号と購入者に関する情報を読書支援サーバ14に送信することにより購入登録を行うので、購読者は書店で購読者に関する情報を開示することなく、登録することが可能となる。
【0084】
また、読書支援サーバ14は、出版物に対する対価の支払いを条件に登録を行う。
【0085】
出版物の購入者が図書館である場合など登録者が当該出版物を購入していない場合、出版物の種別番号をインターネット80に接続された図書館端末60から送信し、読者側端末51,52,53から入力した読者に関する情報を指定して登録要求があったとき、対価を得て、登録を許すので、図書館から借り出した出版物についても、読書支援サービスを受けることを可能とすると共に、図書館の利用者からもサービス提供の対価を収受することを可能とする。
【0086】
図2は、出版社サーバ10の一例を示す図である。図2において、この出版社サーバ10は、刷版印刷会社システム20及びインターネット80に接続され、通信の制御を行う通信制御部11と、著者PC70からの印刷物の原稿を刷版印刷会社システム20及び個別印刷会社システム30で印刷可能に編集する原稿編集部12と、著者PC70からの印刷物の原稿を記憶する原稿DB(Data Base)13と、を備えている。
【0087】
図3は、読書支援サーバ14の一例を示す図である。図3において、この読書支援サーバ14は、インターネット80に接続され、通信を制御する通信制御部15と、出版物を特定する出版物特定情報と出版物の内容を関連付けて記憶する出版物DB17と、出版物の購入者に関する情報を読者情報として記憶する読者情報DB19と、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から入力された当該購入者の読者情報と読者情報DB19に記憶されている読者情報とに基づいて読者確認を行う読者管理部18と、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から入力された所定の出版物を特定する出版物特定情報と読者管理部18で確認された読者情報とに基づいて、出版物DB17に記憶されている出版物の内容から当該所定の出版物の内容を検索し、当該所定の出版物の内容を購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から閲覧可能にする出版物データ処理部16と、出版物の広告登録を行う広告処理部21と、を備えている。
【0088】
ここで、出版物データ処理部16は、購読者側の端末(読者側端末)51,52,53から入力された所定の出版物の内容の一部又は全部の指定とその指定箇所に対する処理の指示に応じて、編集処理を行い、当該編集処理の結果と、出版物特定情報と、読者情報と、編集処理の日時と、を関連付けて読者情報DB19に記憶する。
【0089】
これにより、出版を行うとき、印刷に用いた出版物の内容データを読書支援サーバ14に記憶し、その出版物の内容データを出版物の購入者に、インターネット80経由で参照させ、必要な部分について、切抜きや傍線を引くことや書込みを可能とするのである。すなわち、出版物を特定する情報と出版物の内容と購入者情報とを読書支援サーバ14上に登録し、当該入力された出版物の内容を読者側端末51,52,53に表示して閲覧可能とする。購読者が出版物の内容の一部を指定することにより、当該出版物を特定する情報とともに指定された内容について、指定された処理をするので、読者が紙と筆記用具を用いて行っていた作業をコンピュータ(読者側端末)51,52,53を用いて行うことが可能となり、より大量の書籍を効率的に読書し、効果を高めることが可能となる。また、読書記録の管理は、数十年という長い期間に渡って行う必要があるが、それらをすべて個人のパソコン上で行うには、パソコンの機種変更が数年に一度発生することを考えると、あまりにも煩雑であると言える。これに対して、上述の本発明では、読書支援サーバ14上のデータに対して作業を行うようにしたので、読書記録データを管理する手間がかからない。
【0090】
また、指定箇所に対する処理の指示は、切抜き、傍線、書込みの指示を含み、編集処理の結果は、切抜きによる指定箇所の内容、傍線による指定範囲の内容、又は傍線による指定範囲の内容と書込みであり、出版物データ処理部16は、当該所定の出版物の内容を購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から指示の内容を閲覧可能にする。この際に、当該指定範囲の内容に傍線を引いて表示し、又は当該指定範囲の内容に傍線を引いて表示すると共に、書込みを表示する。
【0091】
切抜きで指定された部分の内容を読書支援サーバ14に記憶させるので、ノートに書き写したり、パソコン上で入力する手間を無くすことができる。容易に切抜きが可能となり、読書の効果を向上させることができる。また、傍線で指定された部分の範囲を読書支援サーバ14に記憶させ、当該部分を参照したとき、当該部分に傍線を引いて表示する。これにより、出版物に筆記具を用いて傍線を引くのと同じ効果を得る事ができる。すなわち、読者にとって重要であったり、または特別な観念を抱いた場合に、その箇所を確実に記録しておき、その後参照することが可能となる。さらに、傍線処理を行う場合において、傍線部を指定して、別途購読者が書き込んだ内容を併せて記憶させることにより、傍線部に対して抱いた観念を、文字等で表し、記録することが可能となり、後に検索し、参照することが可能となる。自分が抱いた観念のすべてを読者本人は記憶してはいないので、どの出版物のどこでどのような観念をいだいたかが記録され、曖昧な記憶をもとにその観念に関するキーワードで検索可能となることで、読者本人の記憶を補完し、読書の効率は相当程度向上される。
【0092】
また、書込みが他の出版物からの引用である場合、編集処理の結果は、他の出版物の種別番号と他の出版物の引用内容を含む。これにより、当該他の出版物の種別番号と引用内容を記憶するので、他の出版物の関連部分を記入でき、参照が容易となる。
【0093】
さらに、出版物データ処理部16は、書込みが他の出版物からの引用であり、且つ当該他の出版物について広告処理部21によって広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を購読者側の端末(読者側端末)51,52,53に表示する。または、出版物データ処理部16は、指定箇所について、他の購読者による要求によって編集処理がなされている場合、当該他の購読者の要求によって登録している出版物であって、且つ当該購読者が登録していない出版物について広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を購読者側の端末(読者側端末)51,52,53に表示する。
【0094】
これにより、読書支援サーバ14に接続して、閲覧している出版物について、当該購読者が指定した部分について、他の購読者が他の出版物の引用指定をし、当該他の出版物について広告登録がなされている場合、他の出版物の広告を当該購読者側の端末(読者側端末)51,52,53に表示するので、他の購読者が関連していると判断している出版物の広告を表示できる。このような出版物は、当該購読者が必要とする出版物である可能性が高く、広告効果が高いものとなる。さらに、当該購読者が指定した部分について、他の購読者が切り抜き処理または傍線処理をしている場合、他の購読者が登録している出版物であって且つ、当該購読者が登録していない出版物について、広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を当該購読者の端末(読者側端末)51,52,53に表示する。同じ出版物を購入し、同じ場所に何らかの観念を抱いたということは、価値観を共有している可能性がある。このような場合、他の購読者が既に関心を寄せて購読した出版物について、広告を表示することができる。このような出版物は、当該購読者の関心がある出版物である可能性が高く、広告効果が高いものとなる。
【0095】
また、出版物データ処理部16は、書込みを、当該書込みの登録者以外の者が参照可能とする。これにより、出版物の書名ともに記憶した内容及び、書込みについて、登録した者以外の者が参照可能となるので、他の読者が特定の出版物について、どこに傍線を引き、当該部分にいかなる観念を抱き、切抜きをしたかということが判り、よりその出版物について理解を深めることができる。
【0096】
また、出版物データ処理部16は、対価の支払いを条件に、書込みを、当該書込みの登録者以外の者が参照可能とする。これにより、登録者以外の者への参照を、対価を得て行うので、例えば、当該出版物の注釈を教師が行い、その注釈を広く全世界の学生に教示することで対価を得ることが可能となる。また、対価を得ることで知的な情報発信が活性化され、読者がいろいろな意見や考え方に接する機会が増大し、読者にとっても有益である。
【0097】
また、出版物データ処理部16は、書込みの登録者以外の者が参照可能となる書込みの表示色を異ならせることにより、当該登録者の区別を可能とする。他者の処理の表示において、当該部分の表示色を異ならせることにより、当該読者の区別を可能とし、複数の登録者の登録内容を表示する場合に、個々の登録者ごとの登録内容を識別することが可能となる。
【0098】
また、読者情報は、購入者を特定するための会員番号と購入者が購入した出版物の種別番号を含み、読者管理部18は、購入者側の端末(読者側端末)51,52,53から入力された当該購入者の読者情報と読者情報DB19に記憶されている読者情報に含まれる会員番号と出版物の種別番号に基づいて読者確認を行う。
【0099】
指定された出版物の購入者であることの確認は、会員が購入したことを登録しておき、会員番号と出版物固有番号が入力されたとき、登録内容と照合するので、出版物を購入していない読者が対価を支払わずにサービスを受けることを防止でき、また、サービスを受ける読者から確実に対価を収受することが可能となる。
【0100】
また、出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含む。出版物の種別番号には、出版物を特定する情報及び出版物の改訂情報を含むので、同じ名称の出版物でも著者が改訂を加える場合があり、その場合には、読者が購入した内容に的確に対応させることが可能となる。一般に、日本の出版業界では出版物を区別するために、ISBN番号が用いられている。ISBN番号は、出版物の書名の区別に使用可能であるが、同じ書名でも改訂された出版物を区別することができない。読書支援に用いる場合には、購読者が購入した出版物と同じである必要があり、出版物の種別番号に改訂情報(改訂番号)を含むようにしたので、読者が購入した出版物の内容に的確に対応させることが可能となる。
【0101】
また、出版物データ処理部16は、同一の出版物番号に対して複数の改定番号が存在する場合、読者情報に含まれる改定番号に対応する出版物の内容に存在する文言に対して行われた編集処理について、読者情報に含まれる出版物の改定番号とは異なる改定番号の出版物の内容に存在する同一の文言に対して参照可能とする。
【0102】
版の異なる複数の出版社データが読書支援サーバ14に存在するとき、読者の登録した出版物の版に存在する文言について、読者の登録した出版物とは異なる版の出版物の文言に対して行われた切抜き、傍線及び書込みについて、参照可能としたので、改版があっても同じ出版物として一体として、他者の登録内容を参照することが可能となる。
【0103】
以上のように、出版物を特定する情報とともに記憶した内容について、検索参照可能としたので、複数の出版物について、読者が抱き、記録した文章を検索し、特定の観念を抱いた出版物を調べることが可能となる。記録を検索して、再確認できることで、頭への記憶を補完することができ、より効率的な知的活動が可能となる。
【0104】
次に、図1〜図3に示した本発明の出版システム及び出版支援方法について具体的に説明する。
【0105】
図1において、この出版システムは、通信ネットワーク、例えば、インターネット80を中心にして構成され、このインターネット80に、出版社サーバ10が接続されている。出版社サーバ10には、出版物のデータが格納されているとともに、インターネット80経由で各種の端末から後述するようなアクセスを処理する機能を有している。出版物は、刷版印刷会社システム20によって、印刷の版が製作され、印刷、製本され、一般読者に販売される。個別印刷会社システム30は、版を用いず、1冊づつ印刷する方式で印刷し、出版社サーバ10からインターネット80経由で接続される印刷サーバ35を有し、印刷装置33で印刷、製本を行う。オンライン書店サーバ40は、読者側端末51,52,53からインターネット80経由で発注を受け、当該出版物を読者に送付し、代金は例えばクレジットカードを用いて支払う。一般書店POS端末43は通常の書店に設置され、読者が店舗内に陳列されている出版物を選択し、レジで代金を支払うことにより、出版物を購入する。読者側端末51,52,53を有する読者は出版物を購入し読む者であり、インターネット80に接続される読者側端末51,52,53を経由して、出版社サーバ10にアクセスし、読書支援サービスを享有する。
【0106】
図4は、出版物を印刷製本して市場で販売するまでの過程と読書支援のための出版物のデータ準備についての処理の流れを示すフローチャートである。まず著者がパソコン等(著者PC70)を用いて原稿を作成し、その原稿データが出版社サーバ10に入力される(ステップ101)。
【0107】
次に、その原稿が編集され、印刷可能なデータに加工される(ステップ102)。この印刷データは、出版物種別番号とともに印刷を実施する刷版印刷会社システム20に送信される(ステップ103)と共に、読者支援サーバ14に送信される(ステップ104)。
【0108】
次に、刷版印刷会社システム20では、印刷データを受信し(ステップ105)、受信した印刷データをもとに刷版を製作する(ステップ106)。そして、必要な数量を印刷製本(ステップ107)し、出版社を介して、市場に提供される。
【0109】
また、読者支援サーバ14では、印刷データを受信し(ステップ108)、読者側端末51,52,53に出版物データを表示させるために、印刷データを加工する(ステップ109)。そして、出版物番号と一体として記憶(ステップ110)し、読者の要求に応じる準備を終える。この処理は当該出版物が改訂され、改版された場合にも同じであり、出版物種別番号の中の改版番号がカウントアップされる。
【0110】
次に、読者が購入した出版物について、特定の読者が購入したことを登録する方法について説明する。
【0111】
図5は、読者がオンライン書店サーバ40で出版物を購入し、読書支援サーバ14に自動的に登録する処理を示すフローチャートである。図5において、読者は端末51からオンライン書店サーバ40にアクセスし(ステップ111)、予めオンライン書店サーバ40から各読者に割り当てた会員番号と代金の支払い方法を入力する(ステップ112)。そして、出版物を選択してそれを入力し(ステップ113)、受注する。また、受注した出版物について、当該出版物の種別番号及び読者番号を読書支援サーバ14に送出する(ステップ114)。
【0112】
読書支援サーバ14では、出版物固有番号を付与し、読書番号と関連付けて登録し、処理を終える。ここで、読書支援サーバ14に送信される読者番号は、読書支援システムの会員番号に変換して送出される。
【0113】
次に、一般書店で出版物を購入し、読書支援サーバ14への登録は購読者が行う場合について説明する。
【0114】
図6は、一般書店で出版物を購入し、読書支援サーバ14への登録は購読者が行う場合のフローチャートである。図6において、読者が一般書店で出版物を選択し、購入する場合には、出版物は書店のレジに持参され、例えば、POS端末43に接続されたバーコード読み取り装置により、出版物に付されたバーコードを読み取ることにより、出版物種別番号及び価格が入力される(ステップ121)。これにより、購入価格が特定されるので、料金を収受するとともに、POS端末43から当該出版物の出版物種別番号を読書支援サーバ14に送出する(ステップ122)。
【0115】
出版物種別番号を受信した読書支援サーバ14は、当該出版物に出版物固有番号を付与して、POS端末43に送信する。POS端末43では、これを受信し(ステップ123)、当該出版物の領収金額等を記載した領収書を印刷すると共に、受信した出版物固有番号を併せて領収書に印刷する(ステップ124)。
【0116】
図7は、領収書の例を示す図である。ここで用いている出版物固有番号としては、出版物番号、改訂番号、製造番号からなり、出版物番号としては、ISBN番号をそのまま用いている。すなわち、出版物種別番号としてISBN番号と改訂番号を合わせた番号を用いている。また、出版物固有番号を用いて、購読者が読書支援サーバ14に登録を行う。
【0117】
また、一般書店で出版物を購入し、読書支援サーバ14に自動的に登録する場合も、上記とほぼ同じステップを経て処理が行われる。違いは、ステップ122において、読書支援サーバ14に出版物種別番号を送出しているが、このとき同時に読者の会員番号を送出して、読者番号を出版物固有番号を関連づけて登録を行う点にある。
【0118】
次に、購入した出版物について、読書支援サービスを受ける場合についての処理について、説明する。オンライン書店サーバ40にて購入した場合には、購入者と購入出版物がコンピュータ上で簡単に対応させることができるため、図5に示した処理の流れで出版物を購入する中で自動登録がされる。それに対して、一般書店で購入した場合には、出版物は特定できるが購入者を特定するのが比較的困難である。そこで、一般書店では、特定の出版物が購入された事実だけを読書支援サーバ14に登録しておき、その出版物と購入者の対応付けを、購入者の登録によって行わせるのが、以下で説明する登録処理である。
【0119】
図8は、出版物と購入者の対応付けを購入者の登録によって行う場合のフローチャートである。図8においおて、まず、初めに、読者は、読者側端末52からインターネット80経由で読書支援サーバ14に接続し、読書支援サーバ14は、読者側端末52に入り口画面を表示する(ステップ132)。
【0120】
図9は、読者側端末52に表示された入り口画面を示す図である。図9に示された画面上で、読者は、会員番号及びパスワードを入力し(ステップ133)、登録されている会員登録データベースと比較する(ステップ134)。登録されているデータと一致しない場合には、会員ではないと判断して、登録データと異なる旨を端末に表示して、会員登録の処理(ステップ136)か又は再度入力を求める。登録されているデータと一致した場合には、メニュー処理に入り、メニュー画面を表示する。
【0121】
図10は、メニュー画面を示す図である。図10に表示する左側の処理指定表示において、購入出版物登録を選択すると、購入出版物登録処理(ステップ135)に入る。
【0122】
図11は、購入出版物登録処理を示すフローチャートである。購入出版物登録処理に入ると、図10の右側の画面が表示される。そこで、出版物固有番号を入力する(ステップ141)。入力された出版物固有番号が当該会員に購入されたデータが登録されているか否かを確認し(ステップ142)、登録されていない場合には、購入されていないと判断し、読者支援サービスを提供できないとして、その旨端末に表示して(ステップ143)、再度入力を求める。登録されている場合には、当該会員に購入された出版物であると判断して、当該出版物についての読書支援サービスを開始する。
【0123】
図12は、有料サービスである旨を表示する画面を示す図である。登録しようとした出版物が、既に図書館の購入出版物として登録されている場合には、図12に示すように、図書館の出版物であり、読書支援サービスを受けるには有料サービスとなり、その確認を行わせてサービスを提供する。この場合には、対価を得ることにより、当該読者が当該出版物を購入したものとみなして処理を行う。
【0124】
次に、出版物の購読者が出版物を読み、その内容を切り抜きまたは、傍線を引く記入処理について説明する。
【0125】
図13は、記入処理を示すフローチャートである。また、図14は、読書内容登録を示す画面の図である。図10の左側に示すメニュー画面において、読書内容登録を選択すると、図14に示す画面が表示され、記入処理に入る。記入処理は、対象とする出版物が購読者が登録した出版物を対象にしているかを確認する処理と実際の記入処理の2つの処理から成る。
【0126】
図14に示す画面において、出版物種別番号を入力させる(ステップ151)。ここで入力させるのが出版物固有番号ではないのは、出版物固有番号が出版物種別番号に比して、固有番号の分だけデータ多く、入力が煩雑であるからであり、既にデータベース上では、出版物種別番号と購入者とが結合して登録されており、固有番号が不要だからである。
【0127】
次に、当該出版物について、出版物データベースと比較し、当該会員が登録しているか否かが判定され(ステップ152)、登録出版物であれば、読書内容記入画面を表示し、メニュー選択により(ステップ153)、読書内容記入処理(メニュー処理)に入る(ステップ154)。
【0128】
図15は、読書内容記入画面を示す図である。また、図16は、読書内容記入処理を示すフローチャートである。購読者は、切り抜きまたは、傍線を引きたい部分を画面に表示し、当該部分を例えばマウスなどを用いて指定する(ステップ161)。また、切り抜きまたは傍線部分に付帯してコメントを入力する(ステップ162)。
【0129】
次に、当該部分について、他者に公開するか否か、及び公開する場合有償にするか、無償にするかを選択する(ステップ163)。これらの選択は、処理画面(図15)で、『有償公開』または『無償公開』の部分をクリックすることにより行う。次に、同様に、『切り抜き』または『傍線』の部分をクリックすることにより処理内容の選択がなされ(ステップ164)、指定された処理とともに記憶する(ステップ165)。また、図15の左側の選択画面で傍線種別指定を選択すると、傍線の種別を選択可能である。ここで選択可能な傍線種別には、太実線、細実線、点線などがある。また、文字表示色を指定することや文字の背景色を選択することも可能である。次に、選択した文章をもとに、広告処理がなされる(ステップ166)。
【0130】
図17は、広告処理を示すフローチャートである。広告処理は、2つの部分から成る。1つは、他者が引用している出版物についての広告(他者引用出版物広告)であり、もう1つは、他者が登録している出版物についての広告(他者登録出版物広告)である。まず、初めに他者引用出版物広告の処理に入り、他者が当該選択された文章部分について、記入処理を行っているか否かの判定を行う(ステップ301)。他者が記入処理を行っていなければ、広告処理はこれで終了する。記入処理が行われている場合には、他の出版物を引用しているか否かを判定する(ステップ302)。引用していなければ、ステップ306に進む。引用していれば、引用された出版物について、当該読者が登録しているか、すなわち既に購入しているか否かを判定する(ステップ303)。既に登録されていれば、ステップ306に進む。次に、当該引用された出版物について、当該出版物を出版した出版社から広告する対象として登録されているか否かを判定する(ステップ304)。登録されていなければ、広告対象とはならないので、ステップ306に進む。広告対象として登録されていれば、画面に広告表示する対象としてリストに書き込み(ステップ305)、別途このリストをもとに、順次広告が表示される。
【0131】
次に、他者登録出版物広告処理に進み、当該他社が他の出版物を登録しているか否かを判定する(ステップ302)。他者が登録処理を行っていなければ、広告処理はこれで終了する。登録処理が行われていた場合には、ステップ307に進むが、これ以降の処理はステップ302〜305と同様である。
【0132】
以上で広告処理を終える。上述では、他者の引用または登録した出版物が1つの場合について説明したが、複数存在する場合には、それぞれについてステップ302〜305の処理を実行する。ここで、図15の画面で、『終了』が選択されると、処理を終了する。
【0133】
また、他の出版物の内容をコメント欄に転記して、当該出版物の記述と対比する場合には、他の出版物について同じ画面を開いておき、そこから引用する部分についてコピー操作を行い、当該出版物のコメント欄に貼り付け操作を行う。このとき、引用した他の出版物の出版物種別番号を同時に記憶して、引用元を明確にする。
【0134】
次に、登録した内容を参照する場合について説明する。まず、初めに、出版物の番号を指定して出版物を選択する場合について示す。
【0135】
図18は、出版物の番号を指定して出版物を選択する処理を示すフローチャートである。また、図19は、登録参照(指定)を選択した場合に表示される画面を示す図である。メニュー画面において、登録参照(指定)を選択すると、図19に示す画面が表示されるので、そこで、出版物の番号を入力する(ステップ171)。すると、予め購読者が登録してあれば、図15に示す内容登録と同様な画面を表示し、参照処理を可能とする。他者の記入内容を参照する場合には、『他者記入参照』を選択する(ステップ172)。
【0136】
図20は、他者の選択画面を示す図である。他者記入参照が選択されると、複数の人が登録している場合には、図20に示す他者の選択画面が表示されるので、ここで必要な他者を選択する。また、登録者全員を選択することも可能である。複数の他者には、それぞれ表示文字色または文字背景色が割り当てられ、色表示によって他者を識別可能としている。また、図示しないが、選択した他者の記入が有償公開を指定されている場合には、有償でも参照するか否かの意思確認も実施する。この後、必要な参照または追加の書き込みを行う(ステップ173)。文章の表示において、登録された切り抜きまたは傍線処理部を画面に明示して表示する。切り抜きについては、文字の背景の色を通常は白色であるが例えば緑色で表示する。傍線については、指定された文字部分について、傍線を引いて表示する。また、当該部分にコメントが付帯されていれば、文字の背景または傍線の色を例えば、青色に替えて表示し、コメントがある旨を示す。そして、当該部分がクリックされると、コメント欄にコメントを表示する。
【0137】
次に、登録参照する場合に、上記では出版物の番号を入力して出版物を指定したが、ここでは読者自ら登録した出版物から選択する処理について説明する。
【0138】
図21は、読者自ら登録した出版物から選択する処理を示すフローチャートである。また、図22は、メニュー画面を示す図である。図22の左側に示すメニュー画面から、『登録参照(選択)』を指定すると、図22の右側に示す画面が表示される。この中で、当該会員番号の会員が登録したすべての出版物が出版物番号と出版物の名称が表示される(ステップ181)。この中から、購読者が参照したい出版物を選択する(ステップ182)。
【0139】
その他の処理は、登録参照(指定)の場合と同じであり、参照処理を可能とする(ステップ183)。
【0140】
次に、登録参照する場合に、上記では出版物の番号を入力して出版物を指定し、または、登録した出版物から選択する場合について説明したが、ここでは登録した内容を指定して検索し、指定する処理について説明する。
【0141】
図23は、登録した内容を指定して検索し、指定する処理を示すフローチャートである。また、図24は、メニュー画面を示す図である。図24の左側のメニュー画面から、登録参照(検索)を指定すると、図24の右側に示す画面が表示される。この中で、当該会員番号の会員が登録したすべての出版物の登録内容を対象にして、検索する検索語を入力する(ステップ191)。
【0142】
図25は、出版物番号と出版物の名称を表示する画面を示す図である。検索処理(ステップ192)の結果、入力した検索語と登録内容が一致した文言が存在する場合には、図25に示すように、一致する出版物番号と出版物の名称が表示される(ステップ193)。この中から、購読者が参照したい出版物を選択する(ステップ194)。
【0143】
その他の処理は、登録参照(指定)の場合と同じであり、参照処理を可能とする(ステップ195)。
【0144】
次に、出版物が絶版となった場合に、当該読者支援サーバ14に記憶された出版物データから、印刷、製本して出版物を製作する処理について説明する。
【0145】
図26は、出版物が絶版となった場合に、当該読者支援サーバ14に記憶された出版物データから、印刷、製本して出版物を製作する処理を示すフローチャートである。購読者が当該出版物の購読を希望する場合には、オンライン書店サーバ40または通常の書店に発注を行う。これらの書店のサーバ40又は端末43から出版社サーバ10が発注を受けると、出版社サーバ10は、個別印刷モードになっているか、否かを判定し(ステップ201)、個別印刷モードになっていない場合には、出版社サーバ10は在庫を検索し(ステップ202、203)、在庫があれば、当該オンライン書店サーバ40または書店に在庫がある旨回答し、在庫を出荷する。
【0146】
また、在庫が存在しない場合、追加の印刷を行うか否かの判定を行い(ステップ204)、追加の印刷を行う場合には、その完成、出荷可能日を予測し、その旨をオンライン書店サーバ40または書店に回答を行う(ステップ205)。追加の印刷を行わない場合には、読書支援サーバ14に記憶されている出版物に関するデータを印刷会社の印刷サーバ35に転送指示し(ステップ206)、以後、個別印刷モードに移行する(ステップ207)。
【0147】
そして、個別印刷モードへの移行後、及びステップ201において個別印刷モードになっている場合、印刷サーバ35に注文のあった数量のみを印刷、製本する指示を行い(ステップ208)、完成した出版物を出荷して処理を終える。
【0148】
また、出版社に在庫が少なくなったり、または全く無くなった場合に、刷版印刷をして大量に印刷するほどの要求はないが、ある程度の販売が見込める場合に、書店に配置用の小部数印刷が必要になる場合がある。この場合には、出版社が自ら判断で印刷するのであるから、図26のステップ206からの処理を実行する。
【0149】
以上、本発明の読書支援サーバ、出版システム及び出版支援方法について説明したが、出版社サーバ10、読書支援サーバ14、印刷サーバ35の何れかの機能を1つのハードウェーアに兼ねてもよい。また、出版物は、書籍に限定されずに、いわゆる月刊紙、週刊誌や新聞についても応用可能である。さらに、出版物の種別番号及び固有番号には、数字だけでなく、アルファベットやカタカナ等の文字や記号を用いてもよい。
【0150】
また、上述した読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法の各機能や処理をコンピュータに実現可能にするプログラムとすることができる。
【0151】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明の読書支援サーバ、出版システム、出版支援方法及びプログラムによれば、容易に傍線、切抜き、書込みができ、そして読書後にそれらを検索可能として、読書および読書を介した知的活動を効率化すると共に、出版物の在庫管理を行って在庫量の不足している又は絶版となった出版物の継続的な出版を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出版システムの一例を示す図である。
【図2】出版社サーバの形態の一例を示す図である。
【図3】読書支援サーバの形態の一例を示す図である。
【図4】出版物を印刷製本して市場で販売するまでの過程と読書支援のための出版物のデータ準備についての処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】読者がオンライン書店サーバ40で出版物を購入し、読書支援サーバ14に自動的に登録する処理を示すフローチャートである。
【図6】一般書店で出版物を購入し、読書支援サーバ14への登録は購読者が行う場合のフローチャートである。
【図7】領収書の例を示す図である。
【図8】出版物と購入者の対応付けを購入者の登録によって行う場合のフローチャートである。
【図9】読者側端末52に表示された入り口画面を示す図である。
【図10】メニュー画面を示す図である。
【図11】購入出版物登録処理を示すフローチャートである。
【図12】有料サービスである旨を表示する画面を示す図である。
【図13】記入処理を示すフローチャートである。
【図14】読書内容登録を示す画面の図である。
【図15】読書内容記入画面を示す図である。
【図16】読書内容記入処理を示すフローチャートである。
【図17】広告処理を示すフローチャートである。
【図18】出版物の番号を指定して出版物を選択する処理を示すフローチャートである。
【図19】登録参照(指定)を選択した場合に表示される画面を示す図である。
【図20】他者の選択画面を示す図である。
【図21】読者自ら登録した出版物から選択する処理を示すフローチャートである。
【図22】メニュー画面を示す図である。
【図23】登録した内容を指定して検索し、指定する処理を示すフローチャートである。
【図24】メニュー画面を示す図である。
【図25】出版物番号と出版物の名称を表示する画面を示す図である。
【図26】出版物が絶版となった場合に、当該読者支援サーバ14に記憶された出版物データから、印刷、製本して出版物を製作する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 出版社サーバ
11,15 通信制御部
12 原稿編集部
13 原稿DB
14 読書支援サーバ
16 出版物データ処理部
17 出版物DB
18 読者管理部
19 読者情報DB
20 刷版印刷会社システム
21 広告処理部
30 個別印刷会社システム
33 印刷装置
35 印刷サーバ
40 オンライン書店サーバ
43 一般書店POS端末
51,52,53 読者側端末
60 図書館端末
70 著者PC
80 インターネット

Claims (11)

  1. 出版物の読書を支援する読書支援サーバであって、
    出版物を特定する出版物特定情報と出版物の内容を関連付けて記憶する出版物記憶手段であって、前記出版物を特定する出版物特定情報は、出版物の種別番号と製造番号を含む出版物個別番号であり、前記出版物の種別番号は、当該出版物を特定するための出版物番号及び当該出版物の改訂版を特定する改訂番号を含む、出版物記憶手段と、
    出版物の購入者に関する情報を読者情報として記憶し、前記読者情報に含まれる購入者を特定するための会員番号と前記購入者が購入した前記出版物の種別番号を含む前記出版物特定情報を関連付けて記憶する読者情報記憶手段と、
    購入者側の端末から入力された当該購入者の当該会員番号と当該出版物の種別番号を含む読者情報と前記読者情報記憶手段に記憶されている読者情報に含まれる前記会員番号と前記出版物の種別番号に基づいて、入力された当該購入者の読者情報である入力データと前記読者情報記憶手段に記憶されている読者情報である会員登録データを比較し、当該会員番号を含む読者情報の一致により会員と判断し、当該会員番号及び当該出版物の種別番号の一致により当該出版物が当該会員登録された出版物であると判断することにより読者確認を行う読者管理手段と、
    前記読者情報記憶手段に前記読者情報と関連付けて記憶されている前記出版物特定情報と前記読者管理手段で確認された当該会員番号及び当該出版物の種別番号を含む前記読者情報とに基づいて、前記読者情報記憶手段に記憶されている出版物特定情報データより当該購入者の当該出版物の出版物特定情報である出版物個別番号を特定し、特定された当該出版物個別番号と前記出版物記憶手段に記憶されている出版物特定情報及び出版物の内容を含む出版物データを比較し、一致した当該出版物個別番号に関連付けて記憶されている当該所定の出版物の内容を検索し、特定した当該所定の出版物の内容を含む画面データを前記購入者側の端末に送信して前記端末に画面表示させることにより出版物の内容を閲覧可能にする出版物データ処理手段と、
    を備え、
    前記出版物データ処理手段は、前記購読者側の端末から入力された前記所定の出版物の内容の一部又は全部の指定とその指定箇所に対する処理の指示に応じて、編集処理を行い、当該編集処理の結果と、前記出版物特定情報と、前記読者情報と、前記編集処理の日時と、を関連付けて前記読者情報記憶手段に記憶し、
    前記出版物データ処理手段は、特定された前記当該出版物の種別番号に含まれる当該出版物番号と当該改訂番号に基づいて、前記出版物記憶手段に記憶されている出版物特定情報データに含まれる出版物番号が前記当該出版物の当該出版物番号と同一の出版物特定情報を抽出し、抽出された前記出版物特定情報において、当該出版物番号に対して複数の改訂番号が存在する場合、特定された前記当該会員番号及び前記当該出版物の出版物特定情報に基づいて、前記読者情報記憶手段に記憶されている読者情報である当該会員番号及び当該出版物の出版物特定情報に関連付けられた当該編集処理の結果データより、前記読者情報に含まれる当該改訂番号に対応する出版物の内容に存在する当該編集処理の行われた文言を抽出し、前記読者情報記憶手段に記憶されている全ての読者情報を対象として、出版物番号が前記当該出版物番号と同一であり当該出版物の当該改訂番号とは異なる全ての改訂番号の出版物特定情報に関連付けられた編集処理の結果データより、前記抽出された当該文言と同一の文言が編集処理の行われた文言として存在するかを検索し、当該文言と同一の文言が存在する場合、前記編集処理の結果データより当該文言と同一の文言に対して行われた編集処理内容を抽出し、前記端末に前記当該出版物の当該文言が含まれる内容を画面表示する場合に、前記当該出版物の内容と、前記当該会員により当該文言に対して行われた当該編集処理内容と、当該文言と同一の文言に対して行われた全ての前記抽出された編集処理内容と、を含む画面データを前記端末に送信して画面表示させることにより、前記読者情報に含まれる改訂番号に対応する出版物の内容に存在する文言に対して行われた編集処理について、前記読者情報に含まれる前記出版物の改訂番号とは異なる改訂番号の出版物の内容に存在する同一の文言に対して参照可能とする、
    ことを特徴とする読書支援サーバ。
  2. 前記指定箇所に対する処理の指示は、切り抜きの指示を含み、
    前記編集処理の結果は、前記切り抜きによる指定箇所の内容である、
    ことを特徴とする請求項1記載の読書支援サーバ。
  3. 前記指定箇所に対する処理の指示は、傍線の指示を含み、
    前記編集処理の結果は、前記傍線による指定範囲の内容であり、
    前記出版物データ処理手段は、当該所定の出版物の内容を前記購入者側の端末から当該傍線による指定範囲の内容を閲覧可能にする際に、当該指定範囲の内容に傍線を引いて表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の読書支援サーバ。
  4. 前記指定箇所に対する処理の指示は、傍線の指示と共に、当該指定箇所に前記読者側の端末から入力された書込みを含み、
    前記編集処理の結果は、前記傍線による指定範囲の内容と前記書込みであり、
    前記出版物データ処理手段は、当該所定の出版物の内容を前記購入者側の端末から当該傍線による指定範囲の内容を閲覧可能にする際に、当該指定範囲の内容に傍線を引いて表示すると共に、前記書込みを表示する、
    ことを特徴とする請求項3記載の読書支援サーバ。
  5. 前記書込みが他の出版物からの引用である場合、前記編集処理の結果は、前記他の出版物の種別番号と前記他の出版物の引用内容を含む、ことを特徴とする請求項4の読書支援サーバ。
  6. さらに、出版物の広告登録を行う広告処理手段を備え、
    前記出版物データ処理手段は、前記書込みが他の出版物からの引用であり、且つ当該他の出版物について広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を前記購読者側の端末に表示する、
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の読書支援サーバ。
  7. さらに、出版物の広告登録を行う広告処理手段を備え、
    前記出版物データ処理手段は、前記指定箇所について、他の購読者による要求によって編集処理がなされている場合、当該他の購読者の要求によって登録している出版物であって、且つ当該購読者が登録していない出版物について広告登録がなされている場合、当該他の出版物の広告を前記購読者側の端末に表示する、
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の読書支援サーバ。
  8. 前記出版物データ処理手段は、前記書込みを、当該書込みの登録者以外の者が参照可能とする、ことを特徴とする請求項4又は5記載の読書支援サーバ。
  9. 前記出版物データ処理手段は、前記読者管理手段で当該出版物が当該会員登録された出版物でないと確認された場合、対価の支払いが必要の旨を示す画面データを前記購入者側の端末に送信して前記端末に画面表示させ、前記画面上において前記購入者が対価の支払いを承認した旨を示す承認データを前記端末より受信することを条件に、前記書込みを、当該書込みの登録者以外の者が参照可能とする、ことを特徴とする請求項8記載の読書支援サーバ。
  10. 前記出版物データ処理手段は、書込みの登録者以外の者が参照可能となる書込みの表示色を異ならせることにより、当該登録者の区別を可能とする、ことを特徴とする請求項8又は9記載の読書支援サーバ。
  11. コンピュータに読書の支援を行わせるためのプログラムであって、
    前記請求項1乃至10記載の読書支援サーバの機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
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