JP2004069779A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示装置に関し、シフトデータ配線がその他のデータの入力配線と交差しないように構成することを目的とする。
【解決手段】液晶表示装置は、液晶パネル12の一辺に沿って配置され、駆動用IC20を有する第1及び第2のフレキシブル基板18とを備え、液晶パネル12及び第1及び第2のフレキシブル基板18は、第1の駆動用IC20から出力されるシフトデータの信号が、液晶パネル及び第1のフレキシブル基板を通って信号入力部に戻り、該戻った信号が液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板を通って第2の駆動用IC18に入力されるように形成されたシフトデータのための配線32a,32b,32c:34a,34bを備えた構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】液晶表示装置は、液晶パネル12の一辺に沿って配置され、駆動用IC20を有する第1及び第2のフレキシブル基板18とを備え、液晶パネル12及び第1及び第2のフレキシブル基板18は、第1の駆動用IC20から出力されるシフトデータの信号が、液晶パネル及び第1のフレキシブル基板を通って信号入力部に戻り、該戻った信号が液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板を通って第2の駆動用IC18に入力されるように形成されたシフトデータのための配線32a,32b,32c:34a,34bを備えた構成とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は駆動ドライバを含む液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、画像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの一辺に沿って配置されたプリント基板と、液晶パネルとプリント基板とを接続し、駆動用ICが搭載された複数のフレキシブル基板とを備えている。液晶パネルの一辺に沿ってソースバス電極が設けられ、液晶パネルの他の一辺に沿ってゲートバス電極が設けられる。ここでは、ソースバス電極及びゲートバス電極の一方について、従って液晶パネルの一辺について述べる。
【0003】
各フレキシブル基板は駆動用ICを有している。入力信号は、信号入力部からプリント基板の入力配線及びフレキシブル基板の入力配線を通って駆動用ICに入力される。駆動用ICは入力信号を液晶駆動信号に変換する。このようにして液晶が駆動される。
【0004】
このタイプの液晶表示装置においては、プリント基板とフレキシブル基板とが接合され、さらにフレキシブル基板と液晶パネルとが接合される。従って、部品点数が多く、且つ組立作業が面倒になる。そこで、プリント基板を削除することのできる液晶表示装置が提案されている。この場合、プリント基板の入力配線の代わりに、液晶パネルに入力配線が設けられる。液晶パネルの入力配線はフレキシブル基板の入力配線に接続され、フレキシブル基板の入力配線は駆動用ICに接続される。入力信号はこれらの入力配線を通って駆動用ICに入力される。こうして第1の駆動用ICに入力された入力信号は、第1の駆動用ICに入力されるとともに、さらに第2の駆動用ICに入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
駆動用ICはシフトデータの入力端子及び出力端子を含む。第1の駆動用ICはシフトデータの入力信号を受け、シフトデータの出力信号を出力する。第2の駆動用ICは第1の駆動用ICのシフトデータの出力信号をその入力信号として受ける。さらに、第2の駆動用ICはシフトデータの出力信号を出力する。このようにして各駆動用ICはシフトデータの出力信号を次の駆動用ICへ出力し、全ての駆動用ICが順番に信号を処理していく。
【0006】
第1の駆動用ICのシフトデータの出力信号を第2の駆動用ICのシフトデータの入力信号として供給するためには、第1の駆動用ICの出力端子と第2の駆動用ICの入力端子とを接続するシフトデータ配線を設ける必要がある。しかし、シフトデータ配線は、その他のデータの入力配線と交差するという問題があった。
【0007】
本発明の目的はシフトデータ配線がその他のデータの入力配線と交差しないようにした液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による液晶表示装置は、画像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの一辺に沿って配置された少なくとも第1及び第2のフレキシブル基板とを備え、第1のフレキシブル基板は第1の駆動用ICを有し、第2のフレキシブル基板は第2の駆動用ICを有し、該液晶パネル及び該第1及び第2のフレキシブル基板はそれぞれ入力配線及び出力配線を有し、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の入力配線は、信号入力部から供給された信号が、第1及び第2の駆動用ICに入力されるように形成され、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の出力配線は、第1及び第2の駆動用ICの出力信号が液晶パネルへ出力されるように形成され、さらに、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板は、第1の駆動用ICから出力されるシフトデータの信号が、液晶パネル及び第1のフレキシブル基板を通って信号入力部に戻り、該戻った信号が液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板を通って第2の駆動用ICに入力されるように形成されたシフトデータのための配線を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
この構成によれば、シフトデータの配線がその他のデータの入力配線と交差しないようにした液晶表示装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の実施例の液晶表示装置を示す図である。液晶表示装置10は、画像を表示する液晶パネル12を含む。液晶パネル12は一対のガラス基板の間に液晶を挟持してなる。一対のガラス基板のうちの一方の基板はTFT基板であり、多数の画素電極と、TFTと、縦横に延びるバスラインとを含む。ゲートバスラインは図1において水平方向に延び、ソースバスラインは図1において垂直方向に延びる。
【0012】
液晶表示装置10は、液晶パネル12の一辺に沿って配置されたゲート駆動部14と、ソース駆動部16とを備える。ゲート駆動部14は複数のフレキシブル基板18を含み、ソース駆動部16は複数のフレキシブル基板18を含む。各フレキシブル基板18は駆動用IC(ICチップ)20を有する。各フレキシブル基板18は、液晶パネル12の一辺に沿って配置され、異方性導電性接着剤(ACF)により液晶パネル12に接合される。図1においては、ゲート側に2つのフレキシブル基板18が示され、ソース側に3つのフレキシブル基板18が示されている。しかし、これは例として示すためのものであって、フレキシブル基板18の数はこの例のものに限定されるものではない。
【0013】
入力基板22がゲート駆動部14とソース駆動部16の間に配置される。入力基板22は配線を有するプリント基板であり、図示しない制御回路に接続されて画像形成のための入力信号を駆動用IC20に入力するためのものである。
【0014】
液晶パネル12は入力配線24及び出力配線26を有する。入力基板22の配線は、それの近くに位置するゲート側及びソース側の液晶パネル12の入力配線24に接続される。フレキシブル基板18は入力配線28及び出力配線30を有する。液晶パネル12の入力配線24とフレキシブル基板18の入力配線28とは連続し、フレキシブル基板18の入力配線28は駆動用IC20の入力端子に接続される。液晶パネル12の出力配線26とフレキシブル基板18の出力配線30とは連続し、フレキシブル基板18の出力配線30は駆動用IC20の出力端子に接続され、液晶パネル12の出力配線26がバスラインに接続される。
【0015】
図2は図1の液晶表示装置10のソース駆動部16の部分を示す詳細図であり、図3は図2の部分拡大図である。図2及び図3の駆動用IC20の形状は入力配線24,28を分かりやすく示すために図1のものとは形状を変えて示してある。以下ソース駆動部16について説明するが、ゲート駆動部14についても同様である。図2及び図3において、左側に位置するフレキシブル基板18及び駆動用IC20を第1のフレキシブル基板18及び第1の駆動用IC20と呼び、その隣に位置するものを第2のフレキシブル基板18及び第2の駆動用IC20と呼ぶことにする。
【0016】
入力配線24,28は電源ライン24a及び信号ライン24bを含む。電源ライン24a及び信号ライン24bの実際の数は図示のものよりも多く、数十本ある。出力配線26,30は数100本の出力ラインを含む。
【0017】
さらに、シフトデータの信号を入力するための入力配線(シフトデータ入力配線)32a,32b,32cが入力配線24,28の列の中に配置されている。さらに、シフトデータの信号を戻すための出力配線(シフトデータ出力配線)34a,34bが入力配線24,28の列の中に配置されている。
【0018】
図4はフレキシブル基板18を示す断面図である。フレキシブル基板18はCOF(チップオンフィルム)構造として構成される。すなわち、フレキシブル基板18は、ベースフィルム40と、ベースフィルム40の上に配置された導体パターン42と、導体パターン42を覆うソルダレジスト44とからなる。導体パターン42は入力配線28及び出力配線30を含む。駆動用IC20はソルダレジスト44の開口部において導体パターン42に接合され、樹脂46がベースフィルム40と駆動用IC20との間に挿入される。駆動用IC20は入力端子20A及び出力端子20Bを有する。図4は入力端子20Aを通る断面図であり、導体パターン42は入力配線28の導体ラインの1つ(電源ライン24a及び信号ライン24bの1つ)を示している。
【0019】
図3及び図4において、第1のフレキシブル基板18において、図の左側から第1の駆動用IC20へ向かって延びる入力配線28は、第1の駆動用IC20の下を通って第1の駆動用IC20の入力端子20Aに接続される。従って、第1の駆動用IC20はこの入力信号を受けて作動する。
【0020】
入力配線28は第1の駆動用IC20の入力端子20Aからさらに第1の駆動用IC20の外側へ延び、液晶パネル12の入力配線24に接続される。液晶パネル12の入力配線24は第2のフレキシブル基板18の入力配線28に接続され、第2のフレキシブル基板18の第2の駆動用IC20へ向かって延びる。入力配線28は、第2の駆動用IC20の下を通って第2の駆動用IC20の入力端子20Aに接続される。従って、第2の駆動用IC20はこの入力信号を受けて作動する。さらに、入力配線28は、以下順次に次のフレキシブル基板18の駆動用IC20の入力端子20Aに接続される。
【0021】
図2及び図3において、駆動用IC20の入力端子20Aの列は示されているが、バスラインに接続される駆動用IC20の出力端子20Bの列は示されていない。ただし、入力端子20Aの列の中に1つだけシフトデータ用出力端子20Cが示されている。シフトデータ出力配線34aは第1の駆動用IC20の出力端子20Cに接続される。シフトデータ出力配線34bは第2の駆動用IC20の出力端子20Cに接続される。
【0022】
シフトデータ入力配線32aは、第1の駆動用IC20の(図3の左から3番目の)入力端子20Aに接続される。シフトデータ入力配線32aは第1の駆動用IC20の入力端子20Aで終端する。他のシフトデータ入力配線32b,32cは第1の駆動用IC20の入力端子20Aに接続されず、第1の駆動用IC20を通過する。
【0023】
第1の駆動用IC20の作動の終わりに、第1の駆動用IC20は出力端子20Cから第2の駆動用IC20に向かってシフトデータの信号を送る。しかし、シフトデータの信号を送るための配線は、第1の駆動用IC20から第2の駆動用IC20へ直接に接続されるように形成されたものではない。もしシフトデータの信号を送るための配線が、第1の駆動用IC20から第2の駆動用IC20へ直接に接続されるように形成しようとすると、その配線は他の入力配線28と交差させなければならないので、不都合である。
【0024】
第1の駆動用IC20のシフトデータの信号は、出力端子20Cからシフトデータ出力配線34aを通って入力基板22へ戻される。図5は戻されたシフトデータの信号の処理を説明する図である。入力基板22へ戻された信号aは制御基板36において入力信号bとして再度入力基板22へ入力される。この入力信号bはシフトデータ入力配線32bを通り、第1の駆動用IC20を通過する。シフトデータ入力配線32bはさらに第1のフレキシブル基板18、液晶パネル20、及び第2のフレキシブル基板18に連続的に形成されており、第2の駆動用IC20の(図3の左から3番目の)入力端子20Aに接続される。シフトデータ入力配線32bは第2の駆動用IC20の入力端子20Aで終端する。他のシフトデータ入力配線32cは第2の駆動用IC20の入力端子20Aに接続されず、第2の駆動用IC20を通過する。
【0025】
第2の駆動用IC20の作動の終わりに、第2の駆動用IC20は出力端子20Cから第3の駆動用IC20に向かってシフトデータの信号を送る。このシフトデータの信号は、出力端子20Cからシフトデータ出力配線34bを通って入力基板22へ戻される。シフトデータ出力配線34bは第1駆動用IC20を通過する。戻されたシフトデータの信号は図5の制御基板により入力信号として再度入力基板22へ入力される。この入力信号はシフトデータ入力配線32cを通り、第1の駆動用IC20及び第2の駆動用IC20を通過して、第3の駆動用IC20の(図3の左から3番目の)入力端子20Aに接続される。
【0026】
以上のように構成された液晶表示装置10では、全ての駆動用IC20は同じ構成をもつものとすることができる。また、ゲート駆動部14及びソース駆動部16の両方をこのように構成する必要はなく、ゲート駆動部14及びソース駆動部16の一方をこのように構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シフトデータの配線がその他のデータの入力配線と交差しないようにした液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の液晶表示装置を示す図である。
【図2】図1の液晶表示装置のソース駆動部の部分を示す詳細図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】フレキシブル基板を示す断面図である。
【図5】戻されたシフトデータの信号の処理を説明する図である。
【符号の説明】
12…液晶パネル
14…ゲート駆動部
16…ソース駆動部
18…フレキシブル基板
20…駆動用IC
22…入力基板
24…入力配線
26…出力配線
28…入力配線
30…出力配線
32a,32b,32c…シフトデータ入力配線
34a,34b…シフトデータ出力配線
【発明の属する技術分野】
本発明は駆動ドライバを含む液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、画像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの一辺に沿って配置されたプリント基板と、液晶パネルとプリント基板とを接続し、駆動用ICが搭載された複数のフレキシブル基板とを備えている。液晶パネルの一辺に沿ってソースバス電極が設けられ、液晶パネルの他の一辺に沿ってゲートバス電極が設けられる。ここでは、ソースバス電極及びゲートバス電極の一方について、従って液晶パネルの一辺について述べる。
【0003】
各フレキシブル基板は駆動用ICを有している。入力信号は、信号入力部からプリント基板の入力配線及びフレキシブル基板の入力配線を通って駆動用ICに入力される。駆動用ICは入力信号を液晶駆動信号に変換する。このようにして液晶が駆動される。
【0004】
このタイプの液晶表示装置においては、プリント基板とフレキシブル基板とが接合され、さらにフレキシブル基板と液晶パネルとが接合される。従って、部品点数が多く、且つ組立作業が面倒になる。そこで、プリント基板を削除することのできる液晶表示装置が提案されている。この場合、プリント基板の入力配線の代わりに、液晶パネルに入力配線が設けられる。液晶パネルの入力配線はフレキシブル基板の入力配線に接続され、フレキシブル基板の入力配線は駆動用ICに接続される。入力信号はこれらの入力配線を通って駆動用ICに入力される。こうして第1の駆動用ICに入力された入力信号は、第1の駆動用ICに入力されるとともに、さらに第2の駆動用ICに入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
駆動用ICはシフトデータの入力端子及び出力端子を含む。第1の駆動用ICはシフトデータの入力信号を受け、シフトデータの出力信号を出力する。第2の駆動用ICは第1の駆動用ICのシフトデータの出力信号をその入力信号として受ける。さらに、第2の駆動用ICはシフトデータの出力信号を出力する。このようにして各駆動用ICはシフトデータの出力信号を次の駆動用ICへ出力し、全ての駆動用ICが順番に信号を処理していく。
【0006】
第1の駆動用ICのシフトデータの出力信号を第2の駆動用ICのシフトデータの入力信号として供給するためには、第1の駆動用ICの出力端子と第2の駆動用ICの入力端子とを接続するシフトデータ配線を設ける必要がある。しかし、シフトデータ配線は、その他のデータの入力配線と交差するという問題があった。
【0007】
本発明の目的はシフトデータ配線がその他のデータの入力配線と交差しないようにした液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による液晶表示装置は、画像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの一辺に沿って配置された少なくとも第1及び第2のフレキシブル基板とを備え、第1のフレキシブル基板は第1の駆動用ICを有し、第2のフレキシブル基板は第2の駆動用ICを有し、該液晶パネル及び該第1及び第2のフレキシブル基板はそれぞれ入力配線及び出力配線を有し、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の入力配線は、信号入力部から供給された信号が、第1及び第2の駆動用ICに入力されるように形成され、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の出力配線は、第1及び第2の駆動用ICの出力信号が液晶パネルへ出力されるように形成され、さらに、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板は、第1の駆動用ICから出力されるシフトデータの信号が、液晶パネル及び第1のフレキシブル基板を通って信号入力部に戻り、該戻った信号が液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板を通って第2の駆動用ICに入力されるように形成されたシフトデータのための配線を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
この構成によれば、シフトデータの配線がその他のデータの入力配線と交差しないようにした液晶表示装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の実施例の液晶表示装置を示す図である。液晶表示装置10は、画像を表示する液晶パネル12を含む。液晶パネル12は一対のガラス基板の間に液晶を挟持してなる。一対のガラス基板のうちの一方の基板はTFT基板であり、多数の画素電極と、TFTと、縦横に延びるバスラインとを含む。ゲートバスラインは図1において水平方向に延び、ソースバスラインは図1において垂直方向に延びる。
【0012】
液晶表示装置10は、液晶パネル12の一辺に沿って配置されたゲート駆動部14と、ソース駆動部16とを備える。ゲート駆動部14は複数のフレキシブル基板18を含み、ソース駆動部16は複数のフレキシブル基板18を含む。各フレキシブル基板18は駆動用IC(ICチップ)20を有する。各フレキシブル基板18は、液晶パネル12の一辺に沿って配置され、異方性導電性接着剤(ACF)により液晶パネル12に接合される。図1においては、ゲート側に2つのフレキシブル基板18が示され、ソース側に3つのフレキシブル基板18が示されている。しかし、これは例として示すためのものであって、フレキシブル基板18の数はこの例のものに限定されるものではない。
【0013】
入力基板22がゲート駆動部14とソース駆動部16の間に配置される。入力基板22は配線を有するプリント基板であり、図示しない制御回路に接続されて画像形成のための入力信号を駆動用IC20に入力するためのものである。
【0014】
液晶パネル12は入力配線24及び出力配線26を有する。入力基板22の配線は、それの近くに位置するゲート側及びソース側の液晶パネル12の入力配線24に接続される。フレキシブル基板18は入力配線28及び出力配線30を有する。液晶パネル12の入力配線24とフレキシブル基板18の入力配線28とは連続し、フレキシブル基板18の入力配線28は駆動用IC20の入力端子に接続される。液晶パネル12の出力配線26とフレキシブル基板18の出力配線30とは連続し、フレキシブル基板18の出力配線30は駆動用IC20の出力端子に接続され、液晶パネル12の出力配線26がバスラインに接続される。
【0015】
図2は図1の液晶表示装置10のソース駆動部16の部分を示す詳細図であり、図3は図2の部分拡大図である。図2及び図3の駆動用IC20の形状は入力配線24,28を分かりやすく示すために図1のものとは形状を変えて示してある。以下ソース駆動部16について説明するが、ゲート駆動部14についても同様である。図2及び図3において、左側に位置するフレキシブル基板18及び駆動用IC20を第1のフレキシブル基板18及び第1の駆動用IC20と呼び、その隣に位置するものを第2のフレキシブル基板18及び第2の駆動用IC20と呼ぶことにする。
【0016】
入力配線24,28は電源ライン24a及び信号ライン24bを含む。電源ライン24a及び信号ライン24bの実際の数は図示のものよりも多く、数十本ある。出力配線26,30は数100本の出力ラインを含む。
【0017】
さらに、シフトデータの信号を入力するための入力配線(シフトデータ入力配線)32a,32b,32cが入力配線24,28の列の中に配置されている。さらに、シフトデータの信号を戻すための出力配線(シフトデータ出力配線)34a,34bが入力配線24,28の列の中に配置されている。
【0018】
図4はフレキシブル基板18を示す断面図である。フレキシブル基板18はCOF(チップオンフィルム)構造として構成される。すなわち、フレキシブル基板18は、ベースフィルム40と、ベースフィルム40の上に配置された導体パターン42と、導体パターン42を覆うソルダレジスト44とからなる。導体パターン42は入力配線28及び出力配線30を含む。駆動用IC20はソルダレジスト44の開口部において導体パターン42に接合され、樹脂46がベースフィルム40と駆動用IC20との間に挿入される。駆動用IC20は入力端子20A及び出力端子20Bを有する。図4は入力端子20Aを通る断面図であり、導体パターン42は入力配線28の導体ラインの1つ(電源ライン24a及び信号ライン24bの1つ)を示している。
【0019】
図3及び図4において、第1のフレキシブル基板18において、図の左側から第1の駆動用IC20へ向かって延びる入力配線28は、第1の駆動用IC20の下を通って第1の駆動用IC20の入力端子20Aに接続される。従って、第1の駆動用IC20はこの入力信号を受けて作動する。
【0020】
入力配線28は第1の駆動用IC20の入力端子20Aからさらに第1の駆動用IC20の外側へ延び、液晶パネル12の入力配線24に接続される。液晶パネル12の入力配線24は第2のフレキシブル基板18の入力配線28に接続され、第2のフレキシブル基板18の第2の駆動用IC20へ向かって延びる。入力配線28は、第2の駆動用IC20の下を通って第2の駆動用IC20の入力端子20Aに接続される。従って、第2の駆動用IC20はこの入力信号を受けて作動する。さらに、入力配線28は、以下順次に次のフレキシブル基板18の駆動用IC20の入力端子20Aに接続される。
【0021】
図2及び図3において、駆動用IC20の入力端子20Aの列は示されているが、バスラインに接続される駆動用IC20の出力端子20Bの列は示されていない。ただし、入力端子20Aの列の中に1つだけシフトデータ用出力端子20Cが示されている。シフトデータ出力配線34aは第1の駆動用IC20の出力端子20Cに接続される。シフトデータ出力配線34bは第2の駆動用IC20の出力端子20Cに接続される。
【0022】
シフトデータ入力配線32aは、第1の駆動用IC20の(図3の左から3番目の)入力端子20Aに接続される。シフトデータ入力配線32aは第1の駆動用IC20の入力端子20Aで終端する。他のシフトデータ入力配線32b,32cは第1の駆動用IC20の入力端子20Aに接続されず、第1の駆動用IC20を通過する。
【0023】
第1の駆動用IC20の作動の終わりに、第1の駆動用IC20は出力端子20Cから第2の駆動用IC20に向かってシフトデータの信号を送る。しかし、シフトデータの信号を送るための配線は、第1の駆動用IC20から第2の駆動用IC20へ直接に接続されるように形成されたものではない。もしシフトデータの信号を送るための配線が、第1の駆動用IC20から第2の駆動用IC20へ直接に接続されるように形成しようとすると、その配線は他の入力配線28と交差させなければならないので、不都合である。
【0024】
第1の駆動用IC20のシフトデータの信号は、出力端子20Cからシフトデータ出力配線34aを通って入力基板22へ戻される。図5は戻されたシフトデータの信号の処理を説明する図である。入力基板22へ戻された信号aは制御基板36において入力信号bとして再度入力基板22へ入力される。この入力信号bはシフトデータ入力配線32bを通り、第1の駆動用IC20を通過する。シフトデータ入力配線32bはさらに第1のフレキシブル基板18、液晶パネル20、及び第2のフレキシブル基板18に連続的に形成されており、第2の駆動用IC20の(図3の左から3番目の)入力端子20Aに接続される。シフトデータ入力配線32bは第2の駆動用IC20の入力端子20Aで終端する。他のシフトデータ入力配線32cは第2の駆動用IC20の入力端子20Aに接続されず、第2の駆動用IC20を通過する。
【0025】
第2の駆動用IC20の作動の終わりに、第2の駆動用IC20は出力端子20Cから第3の駆動用IC20に向かってシフトデータの信号を送る。このシフトデータの信号は、出力端子20Cからシフトデータ出力配線34bを通って入力基板22へ戻される。シフトデータ出力配線34bは第1駆動用IC20を通過する。戻されたシフトデータの信号は図5の制御基板により入力信号として再度入力基板22へ入力される。この入力信号はシフトデータ入力配線32cを通り、第1の駆動用IC20及び第2の駆動用IC20を通過して、第3の駆動用IC20の(図3の左から3番目の)入力端子20Aに接続される。
【0026】
以上のように構成された液晶表示装置10では、全ての駆動用IC20は同じ構成をもつものとすることができる。また、ゲート駆動部14及びソース駆動部16の両方をこのように構成する必要はなく、ゲート駆動部14及びソース駆動部16の一方をこのように構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シフトデータの配線がその他のデータの入力配線と交差しないようにした液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の液晶表示装置を示す図である。
【図2】図1の液晶表示装置のソース駆動部の部分を示す詳細図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】フレキシブル基板を示す断面図である。
【図5】戻されたシフトデータの信号の処理を説明する図である。
【符号の説明】
12…液晶パネル
14…ゲート駆動部
16…ソース駆動部
18…フレキシブル基板
20…駆動用IC
22…入力基板
24…入力配線
26…出力配線
28…入力配線
30…出力配線
32a,32b,32c…シフトデータ入力配線
34a,34b…シフトデータ出力配線
Claims (3)
- 画像を表示する液晶パネルと、
液晶パネルの一辺に沿って配置された少なくとも第1及び第2のフレキシブル基板とを備え、
第1のフレキシブル基板は第1の駆動用ICを有し、第2のフレキシブル基板は第2の駆動用ICを有し、
該液晶パネル及び該第1及び第2のフレキシブル基板はそれぞれ入力配線及び出力配線を有し、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の入力配線は、信号入力部から供給された信号が、第1及び第2の駆動用ICに入力されるように形成され、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の出力配線は、第1及び第2の駆動用ICの出力信号が液晶パネルへ出力されるように形成され、
さらに、液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板は、第1の駆動用ICから出力されるシフトデータの信号が、液晶パネル及び第1のフレキシブル基板を通って信号入力部に戻り、該戻った信号が液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板を通って第2の駆動用ICに入力されるように形成されたシフトデータのための配線を備えていることを特徴とする液晶表示装置。 - 液晶パネル及び第1及び第2のフレキシブル基板の入力配線は、第1の駆動用ICの入力端子に接続されるとともに、第1の駆動用ICの入力端子を経由して第2の駆動用ICの入力端子に接続されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 該シフトデータのための配線は、信号入力部から第1の駆動用ICの入力端子へと延びる第1のシフトデータ入力配線と、該第1の駆動用ICの出力端子から信号入力部へ延びるシフトデータ出力配線と、信号入力部から第2の駆動用ICへ延びる第2のシフトデータ出力配線とからなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002225153A JP2004069779A (ja) | 2002-08-01 | 2002-08-01 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002225153A JP2004069779A (ja) | 2002-08-01 | 2002-08-01 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004069779A true JP2004069779A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32012902
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002225153A Pending JP2004069779A (ja) | 2002-08-01 | 2002-08-01 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004069779A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1808554B (zh) * | 2004-12-01 | 2011-02-09 | 三星电子株式会社 | 利用最少布线将信号路由到显示设备的驱动器 |
-
2002
- 2002-08-01 JP JP2002225153A patent/JP2004069779A/ja active Pending
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