JP2004069573A - 電圧検出装置および電圧検出方法、並びに電子機器 - Google Patents

電圧検出装置および電圧検出方法、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷電流にかかわらず、電池の残容量を、より正確に求める。
【解決手段】電圧降下推定部161は、電池部71と負荷171との間に直列に接続された負荷171に流れる負荷電流iを検出する電流検出抵抗Rの端子間の電圧を所定数倍することにより、電池部71の内部抵抗Rにおける負荷電流iによる電圧降下を推定する。電圧補正部162は、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値を、電池部71の端子電圧vに加算することによって、その端子電圧vを補正し、電池部71の定電圧源の電源電圧Vを求める。
【選択図】   図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧検出装置および電圧検出方法、並びに電子機器に関し、特に、例えば、電池の残容量(残放電容量)をより正確に算出することができるようにする電圧検出装置および電圧検出方法、並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば携帯電話機や携帯型端末装置等に代表される携帯型の機器が普及している。これらの携帯型の機器において、その電源は、アルカリ乾電池やマンガン乾電池等の一次電池、または、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池、若しくは、リチウムイオン蓄電池等の二次電池が用いられる。
【0003】
電源となるこれらの一次電池または二次電池の放電容量は、例えば、それらの電池が電源として使用された装置の連続使用可能時間に大きく影響し、携帯型の機器における性能評価の重要な要素となる。
【0004】
これらの電池を電源とする携帯型の機器において、電池の全放電容量とともに重要であるのが放電容量の残量である。一般的な携帯型の機器においては、突然残容量が無くなって電源が切断されてしまわないように、電源である電池の残容量が必要に応じて監視されており、また、装置によっては、その残容量がディスプレイ等に表示され、ユーザに視覚的に認識させることができるようになっている。
【0005】
例えば、携帯電話機において、残容量が表示されることにより、ユーザは、残りの通話可能時間、または、充電作業若しくは電池の交換作業が必要な時期を推定することができる。
【0006】
この電池の残容量の測定方法として、使用中の電池の出力電圧を測定する方法がある。
【0007】
図1は、従来の残容量測定方法の原理を示す図である。
【0008】
図1において、電源部1は、例えば、アルカリ乾電池やマンガン乾電池等の一次電池、または、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池、若しくは、リチウムイオン蓄電池等の二次電池であり、本体回路等により構成される負荷2に接続され、電源を供給している。電源部1は、図1に示されるように、等価的に、電圧源11および内部抵抗(RI)12により構成される。
【0009】
このような回路において、電源部1の出力電圧(Vo)3が測定され、その出力電圧3の値から、予め作成されている電源部1の放電特性のテーブルを用いて、電源部1の残容量が算出される。
【0010】
しかしながら、本体回路である負荷2においては各種の処理が行われており、その処理の内容によって負荷2の消費電力は大幅に変化する。すなわち、電源部1と負荷2との間においては、負荷電流(If)4が流れており、負荷2の状態により負荷電流(If)4の値が変化する。従って、内部抵抗(RI)12による電圧降下の量も変化し、測定された出力電圧(Vo)3の値が変化してしまうので、出力電圧(Vo)3より正確に残容量を算出することができない場合があった。
【0011】
そこで、図1の負荷2が携帯電話機である場合等において、負荷電流(If)4の値が既知である状態のときの、出力電圧(Vo)3を計測することにより、電源部1の内部インピーダンスを求め、その内部インピーダンスと、電源部1の残容量との相関を利用して、残容量を求める方法が提案されている。
【0012】
即ち、図2は、負荷電流(If)4が既知の値であるとして、出力電圧(Vo)3を測定する方法の1つである従来のTDMA同期型電圧検出方法の原理を示す図である。
【0013】
図2において、波形21は、送信用タイムスロット(TDMA(Time Division Multiple Access) TX Timeslot)の波形である。TDMAは、GSM(Global System for Mobile Communications)やPDC(Personal Digital Cellular)等の無線通信方式で使用されている無線通信技術であり、送信用タイムスロットは、送信時に出力されるバーストタイミング(Burst Timing)を示している。
【0014】
波形22は、電源部1の出力電圧(Vo)3(Battery Output Voltage)の波形を示しており、波形23は、電源部1の出力電圧(Vo)3を測定するタイミング(Sampling Timing)を示している。
【0015】
送信用タイムスロット(TDMA TX Timeslot)においてバーストが出力されるとき(T1,T2、およびT3)、図1に示される負荷電流(If)4が大きくなるので、図2の波形22に示されるように、電源部1の出力電圧(Vo)3の値は、降下している(V1,V2、およびV3)。出力電圧(Vo)3は、波形23に示されるように、バーストが出力されるタイミング(S1,S2、およびS3)で測定される。そして、その出力電圧(Vo)3と負荷電流(If)4とから、電源部1の内部インピーダンスが求められ、その内部インピーダンスから、電源部1の残容量が算出される。
【0016】
この場合、負荷電流(If)4は、電波の送信出力を調整するパワークラス値(Power Class)を利用して認識される。
【0017】
即ち、一般的な携帯電話機には、送信出力を制御するためのパワークラス値(Power Class)が、基地局から供給されており、携帯電話機が、制御信号や通話データ等を基地局に送信する場合、他の携帯電話機より送信された制御信号や通話データ等に悪影響を与えないようにするため、パワークラス値を用いて、上述した送信用タイムスロットにおける送信出力が、基地局における受信レベルがすべての携帯電話機について同じになるように調整される。
【0018】
このパワークラス値は、基地局から携帯電話機の距離に比例して増減される。すなわち、基地局と携帯電話機の距離が近いほど、送信出力が小さくなるようにパワークラス値が調整され、逆に、基地局と携帯電話機との距離が遠いほど、送信出力が大きくなるようにパワークラス値が調整される。携帯電話機では、このパワークラス値から携帯電話機の送信部の増幅回路における消費電力が算出され、その消費電力より負荷電流(If)4が算出される。
【0019】
しかしながら、他の処理動作によっても負荷電流(If)4は変化する。すなわち、図2の波形22において示されるように、送信用タイムスロット(TDMA TX Timeslot)においてバーストが出力されるタイミングであるT1に対応する、タイミングS1において測定された出力電圧V1、T2に対応するタイミングS2において測定された出力電圧V2、および、T3に対応するタイミングS3において測定された出力電圧V3は、互いに異なる値をとっている。
【0020】
具体的には、タイミングS1からS2にかけて、他の処理動作が少なくなって負荷電流が小さくなり、出力電圧3が上昇しており、出力電圧V2の値の方が出力電圧V1の値より大きくなっている。
【0021】
また、タイミングS2からS3にかけて、他の処理動作が増加して負荷電流が大きくなり、出力電圧3が下降しており、出力電圧V3の値の方が、出力電圧V2の値より小さくなっている。
【0022】
このように、実際の負荷電流(If)4には、携帯電話機の送信部の増幅回路に流れる電流だけでなく、携帯電話機において他の様々な処理を行うブロックに流れる電流も含まれるため、携帯電話機の送信部の増幅回路に流れる電流を、負荷電流(If)4として、電源部1の内部インピーダンスを求めたのでは、その内部インピーダンスの算出値に、大きな誤差が含まれることがある。
【0023】
また、残容量の算出方法としては、例えば、電源部1の充放電時の電流を全て積算する方法もある。この電流積算方法においては、電源部1の最大電流容量を何らかの方法により予め測定しておく必要がある。また、電源部1の最大電流容量は、温度特性や経時変化等により大きく変化する。従って、非常に複雑な補正計算処理が必要になる場合がある。さらに、電源部1の種類等に基づいて必要な補正計算処理も異なってくるので、電源部1を交換するたびに、電源部1に関する情報が予め必要になる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、電池の残容量の算出方法としては、大きく分けて、電源部1の電圧を測定する方法と、電流を積算する方法とがあるが、基本的には、電圧を測定する方法の方が、電流を積算する方法よりも処理が簡単である。
【0025】
しかしながら、電圧を測定することにより、電池の残容量を算出する場合には、上述したように、特に、電池の電圧が、負荷電流(If)4の影響を受けてしまい、電池の電圧の測定、ひいては残容量の算出を、正確に行うことが困難となることがあった。
【0026】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、負荷電流にかかわらず、電池の電圧を、より正確に求めることができるようにし、これにより、例えば、電池の残容量等をより正確に算出することができるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明の電圧検出装置は、電源と負荷との間に直列に接続された、負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、電源の内部抵抗における負荷電流による電圧降下を推定する推定手段と、推定手段において求められた内部抵抗における電圧降下の推定値によって、電源の端子電圧を補正することにより、電源の電源電圧を求める補正手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明の電圧検出方法は、電源と負荷との間に直列に接続された、負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、電源の内部抵抗における負荷電流による電圧降下を推定する推定ステップと、推定ステップにおいて求められた内部抵抗における電圧降下の推定値によって、電源の端子電圧を補正することにより、電源の電源電圧を求める補正ステップとを備えることを特徴とする。
【0029】
本発明の電子機器は、電源と負荷との間に直列に接続された、負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、電源の内部抵抗における負荷電流による電圧降下を推定する推定手段と、推定ステップにおいて求められた内部抵抗における電圧降下の推定値によって、電源の端子電圧を補正することにより、電源の電源電圧を求める補正手段とを備えることを特徴とする。
【0030】
本発明においては、電源と負荷との間に直列に接続された、負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、電源の内部抵抗における負荷電流による電圧降下が推定され、その内部抵抗における電圧降下の推定値によって、電源の端子電圧を補正することにより、電源の電源電圧が求められる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明を適用した携帯電話機を用いたデジタルセルラー通信システム(システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示している。
【0032】
図3において、携帯電話機31は、最寄りの基地局32と無線通信を行い、デジタル回線網であるネットワーク33に接続される。また、ネットワーク33には、基地局34も接続されている。携帯電話機35は、携帯電話機31の場合と同様に、最寄りの基地局34と無線通信を行い、ネットワーク33に接続される。
【0033】
なお、携帯電話機31は、回線が接続されていないアイドル状態にある場合、最寄りの基地局32から送信されてくるスケジュール指示にしたがい、定期的に、基地局32に制御信号を送信する。これにより、携帯電話機31は、基地局32の制御下にあることを認識し、呼接続維持を行う。同様に、携帯電話機35も、最寄りの基地局34に制御信号を送信することで、呼接続維持を行う。
【0034】
例えば、携帯電話機31が携帯電話機35に対して発呼する場合、携帯電話機31のユーザは、携帯電話機35の電話番号を入力し、発信ボタンを操作して、携帯電話機31にダイヤル発信処理を指示する。
【0035】
ダイヤル発信処理を指示された携帯電話機31は、基地局32と無線通信を行い、基地局32に接続する。
【0036】
なお、上述したダイヤル発信処理は、携帯電話機31に内蔵される記憶部が記憶しているソフトウェアにより自動的に実行されるようにしてもよい。
【0037】
基地局32は、ネットワーク33および図示せぬ交換局等を介して、携帯電話機35が位置登録されている基地局34と通信を行い、基地局34は、その通信に基づいて、携帯電話機35と無線通信を行う。このようにして、最終的に携帯電話機31と携帯電話機35が接続され、通話可能となる。
【0038】
また、ネットワーク33にはサービスプロバイダ36が接続されており、携帯電話機31は、基地局32と無線通信を行い、ネットワーク33を介してサービスプロバイダ36にアクセスすることにより、契約内容に従って各種のサービスを受けることができる。
【0039】
このサービスは、例えば、SMS−PP(Short Message Service Point−To−Point)または、同報通信のSMS−CB(Short Message Service Cell Broadcast)等を用いて所定のデータを携帯電話機31に送信し、それに対する応答に基づいて、サービス利用者のメッセージや選択結果等の情報を携帯電話機31に送信するといったような形で行われる。
【0040】
さらに、ネットワーク33は、ゲートウェイを介してインターネット(ともに図示せず)に接続されており、携帯電話機31は、インターネット上で公開されているWEBページを取得し、表示することもできる。
【0041】
さらに、ネットワーク33には、有線電話機の交換局であるPSTN(Public Switched Telephone Network)局37が接続されている。携帯電話機31は、基地局32およびネットワーク33を介してPSTN局37と通信を行うことにより、PSTN局37が接続されている公衆電話回線網38を介して、有線電話機39と接続することができる。
【0042】
図4は、図3の携帯電話機31の内部の構成例を示す図である。
【0043】
図4において、携帯電話機31は、通信処理を行う通信部51、および、通信部51に電力を供給する電源部52により構成されている。
【0044】
通信部51のアンテナ61は、最寄りの基地局32からの電波を受信し、その受信信号を、変復調部62に供給するとともに、変復調部62からの信号を、電波で、最寄りの基地局32に送信する。変復調部62は、アンテナ61からの信号を、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access)方式やCDMA(Code Division Multiple Access)方式等によって復調し、その結果得られる復調信号を、受信部63に供給する。また、変復調部62は、送信部64から供給される送信データを、例えば、TDMA方式やCDMA方式等で変調し、その結果得られる変調信号を、アンテナ61に供給する。送信部64は、そこに入力されるユーザの音声を符号化する等の所定の処理を行い、送信データを得て、変復調部62に供給する。受信部63は、変復調部62からの復調信号である受信データを受信し、高音質の音声を復号して出力する。
【0045】
また、送信部64と受信部63との間では、必要に応じて情報をやりとりすることができるようになっている。
【0046】
通信部51の制御部65は、これらの変復調部62、受信部63、および送信部64の動作を制御し、各部に様々な処理を実行させる。また、後述するように、制御部65は、発呼先の電話番号や、所定のコマンド等を入力するときに、ユーザによって操作される入力部141(図5)を有しており、その入力部141の操作に対応する操作信号は、送信部64や受信部63に供給される。
【0047】
また、上述した通信部51の変復調部62、受信部63、送信部64、および制御部65の各部に電力を供給する電源部52は、電池部71および電源管理部72により構成される。
【0048】
電池部71は、例えば、アルカリ乾電池やマンガン乾電池等に代表される一次電池、または、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池、若しくは、リチウムイオン蓄電池等に代表される二次電池等により構成される。
【0049】
電源管理部72は、電池部71の電圧を検出し、制御部65に供給する。
【0050】
図5は、図4の通信部51の詳細な構成例を示す図である。
【0051】
図5において、変復調部62のセレクタ81は、アンテナ61に接続され、アンテナ61を受信RF(Radio Frequency)部82または送信RF部90に接続する。
【0052】
受信RF部82は、セレクタ81を介してアンテナ61より供給された受信信号に対して、中間周波フィルタ等を用いた帯域制限や、AGC(Automatic Gain Control)等のゲイン調整等の処理を行い、処理した受信信号を乗算器83に供給する。
【0053】
乗算器83には、また、制御部65に制御された局発部84により生成された所定の周波数の信号が供給される。乗算器83は、受信RF部82より供給された受信信号に、局部発信器等により構成される局発部84より供給された信号を乗算して、所定の周波数の受信信号が得られるようにし、所定の周波数を強調した受信信号を受信IF(Intermediate Frequency)部85に供給する。
【0054】
受信IF部85は、取得した受信信号をA/D(Analog/Digital)変換し、位相と振幅が直交変調された、所定のビットレートのIQデジタルデータとして受信復調部86に供給する。
【0055】
受信復調部86は、取得したIQデジタルデータの受信信号に対して、フェージング等の影響除去処理、受信した信号の種類判別処理、多重化された信号を分離するデインタリーブ処理、およびエラーコレクション等の誤り制御処理等を行い、適切な復号を行い音声データと通信データを分離する。そして、受信復調部86は、分離された音声データを受信部63の音声復号部101に供給し、分離された通信データを受信部63の通信データ復号部104に供給する。
【0056】
音声データは、圧縮され、受信したバースト毎のブロックに分割されており、受信部63の音声復号部101は、取得した音声データを所定の方式で伸長し、復号した後、D/A(Digital/Analog)変換し、スピーカアンプ102に供給する。
【0057】
スピーカアンプ102は、取得した音声信号を増幅し、スピーカ103より出力する。
【0058】
また、変復調部62の受信復調部86より通信データを供給された受信部63の通信データ復号部104は、取得した通信データを所定の方式で伸長して復号し、バス131を介して制御部65のCPU(Central Processing Unit)121、RAM(Random Access Memory)123、または記憶部143等に供給する。
【0059】
ところで、送信部64のマイク111より入力された音声は、マイク111により電気信号に変換され、マイクアンプ112に供給され、増幅された後、音声符号化部113に供給される。
【0060】
音声符号化部113は、取得した音声信号に対して、所定のサンプリングレートでA/D変換を行い、符号化した後、圧縮処理を施す。そして、音声符号化部113は、圧縮した音声データを、送信RF部90におけるバースト信号に応じたブロック毎に分割し、変復調部62の送信変調部87に供給する。
【0061】
また、通信データ符号化部114は、バス131を介して制御部65より供給された通信データを符号化した後、圧縮し、送信RF部90におけるバースト信号に応じたブロック毎に分割して変復調部62の送信変調部87に供給する。
【0062】
変復調部62の送信変調部87は、取得した音声データおよび通信データを多重化し、直交変調して所定のビットレートのIQデジタルデータ(直交するI軸とQ軸とで定義される平面上で表されるシンボル)として送信IF部88に供給する。
【0063】
送信IF部88は、取得したIQデジタルデータをD/A変換してアナログ変調信号に変換し、乗算器89に供給する。
【0064】
乗算器89には、また、制御部65に制御された局発部84により生成された所定の周波数の信号が供給される。乗算器89は、送信IF部88より供給されたアナログ変調信号に、局部発信器等により構成される局発部84より供給された信号を乗算して、所定の周波数の送信信号が得られるようにし、所定の周波数を強調した送信信号を送信RF部90に供給する。
【0065】
送信RF部90は、取得した送信信号を増幅し、セレクタ81を介してアンテナ61に供給し、放射させる。
【0066】
ところで、制御部65のCPU121は、ROM(Read Only Memory)122若しくはEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)124に記憶されているプログラム、または記憶部143からRAM123にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。ROM122は、CPU121が実行するプログラムの他、表示用のフォントのデータなども記憶している。RAM123およびEEPROM124は、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。さらに、EEPROM124は、装置の電源がオフされた後も保持する必要があるデータを記憶する。即ち、例えば、EEPROM124は、装置の電源がオフされる直前の装置の状態を表す情報を記憶し、これにより、次に電源がオンされたときに、装置の状態が、電源をオフする直前の状態と同一の状態とされ、ユーザに利便性が提供される。
【0067】
またRTC(Real Time Clock)125は、時計機能を有しており、内蔵するRAM等に時刻情報を保持している。そして、RTC125は、CPU121に制御され、各部に保持している時刻情報を供給する。この時刻情報は、出力部142で表示される時計表示や、同じく出力部142から出力されるアラーム音を鳴らす時刻の検出、データへのタイムスタンプの付加などに利用される。
【0068】
CPU121、ROM122、RAM123、EEPROM124、およびRTC125は、バス130を介して相互に接続されている。また、バス130は、バス131にも接続されており、CPU121は、バス131を介して、変復調部62、受信部63、および送信部64の各部を制御する。
【0069】
さらに、バス130には、入出力インタフェース140も接続されている。
【0070】
入出力インタフェース140には、ダイヤルボタンやジョグダイヤル等よりなる入力部141、有機EL(Electro luminescence)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)等よりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部142、フラッシュメモリやハードディスクなどより構成される記憶部143、赤外線インタフェースおよびデジタルデータインタフェースなどにより構成されるデータ通信部144、SIM(Subscriber Identity Module)が装着されるSIMスロット部145が接続されている。
【0071】
入力部141は、ユーザによって操作され、発呼先の電話番号や、所定のコマンド等の入力を受け付ける。なお、入力部141としてのジョグダイヤルとしては、例えば、多機能ロータリエンコーダを用いた5つの自由度のものなどを採用することができる。ここで、5つの自由度のジョグダイヤルの可動方向は、正回転、逆回転、ダイヤルプッシュ、プロントプッシュ、バックプッシュの5方向である。
【0072】
出力部142には、入力部141の操作に応じて、各種のメニューや、電話番号が登録された電話帳などが表示される。また、出力部142には、入力部141を操作することにより入力された電話番号や、着呼があった場合の相手の電話番号、インターネットからダウンロードされた情報なども表示される。さらに、出力部142には、基地局からの電波の受信状態を表すアイコンや、電源部52の残容量を表すアイコンなども表示される。
【0073】
記憶部143は、CPU121が実行する各種のプログラムや必要なデータなどを記憶する。
【0074】
データ通信部144には、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394ケーブルやUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介して大容量の外部記憶装置(図示せず)等が必要に応じて接続され、記憶部143に記憶できないような大きなデータを記憶させたり、記憶部143に記憶されているデータをバックアップとして記憶させたりする。なお、データ通信部144に接続される装置は、外部記憶装置以外であっても、もちろんよい。
【0075】
SIMスロット部145に装着されるSIMは、ユーザの個人情報を記録するIC(Integrated Circuit)カードであり、例えば、電話番号、ユーザID、および通話料金等の情報が記録される。
【0076】
入出力インタフェース140にはさらに、必要に応じてドライブ150が接続され、磁気ディスク151、光ディスク152、光磁気ディスク153、或いは半導体メモリ(メモリカード)154などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部143などにインストールされる。
【0077】
また、入出力インタフェース140には、電源部52も接続されており、CPU121は、入出力インタフェース140およびバス130を介して、電源部52から、その電源電圧を受信し、電源部52の残容量を求める。そして、CPU121は、その残容量を表すアイコンを、出力部142に表示させる。
【0078】
図6は、図4の電源部52の構成例を示している。
【0079】
電池部71は、上述したように、1次電池や2次電池で構成されるが、図6の実施の形態では、電池部71は、理想的な電圧源Vと内部抵抗Rとを直列接続した回路として、等価的に表されている。即ち、図6の実施の形態では、電圧源Vのプラス端子は、内部抵抗Rの一方の端子に接続されており、電源部Vのマイナス端子が電池部71のマイナス端子とされいるとともに、内部抵抗Rの他方の端子が電池部71のプラス端子とされている。そして、電池部71のマイナス端子は、接地され、そのプラス端子は、電源管理部72を経由して、通信部51(図4)などの負荷171に接続されており、これにより、電池部71は、負荷171に対して電力を供給している。
【0080】
ここで、電池部71の端子電圧v、即ち、電圧源Vの電源電圧から内部抵抗Rにおける電圧降下分を差し引いた電圧vは、電池部71のプラス端子とマイナス端子との間の電圧を測定することにより得ることができる。また、電圧源Vの電源電圧(以下、適宜、電源電圧Vという)は、理論的には、電池部71から電流が流れていない状態の電池部71の端子電圧を測定することにより得ることができる。さらに、内部抵抗Rは、電池部71から電流が流れている状態において、その電流と、電池部71の端子電圧vを測定することにより、その電流、端子電圧v、および電源電圧Vから求めることができる。
【0081】
電源管理部72は、電流検出抵抗R、電圧降下推定部161、および電圧補正部162から構成され、電池部71の電源電圧Vを検出する。
【0082】
即ち、電流検出抵抗Rは、電池部71から負荷171に流れる負荷電流iを検出するための抵抗で、電池部71と負荷171との間に直列に接続されている。なお、電流検出抵抗Rとしては、微小抵抗が採用されており、これにより、電流検出抵抗Rにおける電圧降下は、負荷171における電圧降下からすれば、無視することができる程度のものとされている。
【0083】
電圧降下推定部161は、電流検出抵抗Rの2つの端子に接続されており、この電流検出抵抗Rを用いて、電池部71から負荷電流iが流れることにより生じる、内部抵抗Rにおける電圧降下を推定し、その推定値を、電圧補正部162に供給する。
【0084】
電圧補正部162には、電圧降下推定部161から内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値が供給される他、電池部71のプラス端子が接続されている。そして、電圧補正部162は、電池部71の端子電圧vを、電圧降下推定部161から供給される内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値によって補正することにより、電池部71の電圧源Vの電源電圧を求め、制御部65(のCPU121)に供給する。
【0085】
次に、図7を参照して、電源管理部72による電源電圧Vの検出原理について説明する。
【0086】
いま、図7に示すように、電池部71の端子電圧(電池部71と電流検出抵抗Rの一方の端子との接続点の電位)をvと、負荷171にかかる電圧(電流検出抵抗Rの他方の端子と負荷171との接続点の電位)をvと、電池部71から負荷171に流れる負荷電流(電流検出抵抗Rを流れる電流)をiと、それぞれ表すと、負荷電流iは、次式で表すことができる。
【0087】
【数1】
Figure 2004069573
・・・(1)
【0088】
また、電池部71の電源電圧Vは、電池部71の端子電圧と内部抵抗Rにおける電圧降下との和であるから、次式で表すことができる。
【0089】
【数2】
Figure 2004069573
・・・(2)
【0090】
式(1)を、式(2)に代入することにより、次式を得ることができる。
【0091】
【数3】
Figure 2004069573
・・・(3)
【0092】
いま、Gを、次式で定義する。
【0093】
【数4】
Figure 2004069573
・・・(4)
【0094】
この場合、式(3)は、次式で表すことができる。
【0095】
【数5】
Figure 2004069573
・・・(5)
【0096】
式(5)によれば、電流検出抵抗Rの2つの端子の間の電圧(v−v)を、あるゲインG倍し、これを、電池部71の端子電圧vに加算する補正を行うことで、負荷電流iに依存せずに、電源電圧Vを求めることができることが分かる。
【0097】
ここで、式(2)と式(5)を比較することにより、G(v−v)は、負荷電流iが流れることにより生じる内部抵抗Rにおける電圧降下iに等価である。図6の電源管理部72では、電圧降下推定部161において、内部抵抗Rにおける電圧降下G(v−v)(=i)が推定され、電源補正部162において、その電圧降下G(v−v)と、電池部71の端子電圧vとが加算されることにより、式(5)にしたがった電源電圧Vが求められる。
【0098】
従って、電源管理部72では、負荷電流iに依存しない電源電圧Vを正確に求めることができるので、その電源電圧Vから、電池部71の残容量を正確に求めることが可能となる。
【0099】
即ち、図8は、電池部71の電源電圧Vと残容量との関係を表す放電曲線を示している。なお、放電曲線は、電池部71の特性により決まる。
【0100】
図8において、初期電圧viniは、満充電時の電池部71の電源電圧Vを表す。この初期電圧viniは、電池部71の特性により決まる。また、図8において、終止電圧vendは、負荷171が必要とする最小の電圧を表す。
【0101】
いま、電池部71から、ある負荷電流iが流れているときに、その端子電圧vを測定し、測定電圧vが得られたとする。この測定電圧vによって、図8の放電曲線から、電池部71の残容量を求めると、容量cが得られる。
【0102】
しかしながら、測定電圧vは、内部抵抗Rにおける電圧降下iによって変化する。従って、負荷171に流れる負荷電流iが変化すれば、内部抵抗Rにおける電圧降下iも変化し、これにより、測定電圧v、ひいては、残容量cまで変化することになる。
【0103】
そこで、電源管理部72では、電圧降下推定部161において、内部抵抗Rにおける電圧降下G(v−v)(=i)が推定され、電源補正部162において、その電圧降下G(v−v)によって、電池部71の端子電圧vを測定して得られる測定電圧vが補正されることにより、補正電圧vmcが求められる。この補正電圧vmcは、電池部71における電圧源Vの電源電圧を表しており、従って、この補正電圧vmcによって、図8の放電曲線から、電池部71の残容量を求めることにより、正確な残容量cを得ることができる。
【0104】
次に、図9のフローチャートを参照して、図6の電源管理部72の処理について説明する。
【0105】
まず最初に、ステップS1において、電圧降下推定部161は、電流検出抵抗Rの2つの端子の間の電圧(v−v)を、式(4)のゲインG倍することにより、内部抵抗Rにおける電圧降下G(v−v)を推定し、ステップS2に進む。
【0106】
ステップS2では、電圧補正部162は、電池部71の端子電圧vに、電圧降下推定部161で求められた、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)を加算することにより、端子電圧vを補正した補正電圧、即ち、電池部71の電源電圧V(=v+G(v−v))を求め、制御部65(図5)のCPU121に供給する。
【0107】
そして、ステップS1に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0108】
次に、図10は、図6の電源管理部72の、より具体的な回路構成例を示している。
【0109】
電流検出抵抗Rの2つの端子のうちの、電池部71のプラス端子と接続されている方には、抵抗Rの一方の端子が接続されており、抵抗Rの他方の端子には、抵抗Rの一方の端子が接続されている。そして、抵抗Rの他方の端子は接地されている。
【0110】
抵抗Rと抵抗Rとの接続点は、オペアンプ181の非反転入力端子に接続されており、その出力端子は、オペアンプ183の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ181は、その出力端子が、その反転入力端子に接続され、ボルテージホロア構成となっている。
【0111】
従って、電流検出抵抗Rの、電池部71のプラス端子と接続されている方の端子に現れる電池部71の端子電圧vは、抵抗RとRで分圧され、オペアンプ181を介して、オペアンプ183の非反転入力端子に供給される。
【0112】
一方、電流検出抵抗Rの2つの端子のうちの、電池部71のプラス端子と接続されていない方、即ち、電流検出抵抗Rと負荷171との接続点には、抵抗Rの一方の端子が接続されており、抵抗Rの他方の端子は、抵抗Rの一方の端子と接続されている。そして、抵抗Rの他方の端子は接地されている。
【0113】
抵抗RとRとの接続点は、オペアンプ181と同様にボルテージホロア構成となっているオペアンプ182の非反転入力端子に接続されている。そして、オペアンプ182の出力端子は、抵抗Rの一方の接続端子に接続されており、抵抗Rの他方の端子は、オペアンプ183の反転入力端子に接続されている。
【0114】
従って、電流検出抵抗Rの、負荷171と接続されている方の端子に現れる負荷171にかかる電圧vは、抵抗RとRで分圧され、オペアンプ182および抵抗Rを介して、オペアンプ183の反転入力端子に供給される。
【0115】
ここで、抵抗RとRとして、例えば、同一の抵抗値の抵抗を採用するとともに、抵抗RとRも、例えば、同一の抵抗値の抵抗を採用することとする。この場合、オペアンプ181の出力電圧は、v/2となり、この電圧v/2が、オペアンプ183の非反転入力端子に印加される。また、オペアンプ182の出力電圧は、v/2となり、この電圧v/2が、抵抗Rを介して、オペアンプ183の反転入力端子に印加される。
【0116】
オペアンプ183の出力端子には、抵抗Rの一方の端子が接続されており、抵抗Rの他方の端子は、オペアンプ183の反転入力端子と抵抗Rとの接続点に接続されている。
【0117】
従って、オペアンプ183、並びに抵抗RおよびRでなる回路は、増幅回路を構成しており、そのゲインをgとすると、ゲインgは、抵抗RとRによって決まる。
【0118】
オペアンプ183の出力には、その非反転入力端子に印加されている電圧v/2と、その反転入力端子に接続されている抵抗Rに印加されている電圧v/2との差(v/2−v/2)を、ゲインg倍に増幅した電圧が現れる。
【0119】
従って、いま、ゲインgが、式(4)で表されるゲインGの2倍の値である2Gに調整されているとすると、オペアンプ183の出力端子には、電流検出抵抗Rの2つの端子の間の電圧(v−v)をゲインG倍した電圧G(v−v)(=(v/2−v/2)×2G)が現れることになる。即ち、オペアンプ183の出力には、内部抵抗Rにおける電圧降下iの推定値G(v−v)が現れる。
【0120】
ここで、以上の抵抗R乃至R、およびオペアンプ181乃至183が、図6の電圧降下推定部161に対応する。
【0121】
オペアンプ183の出力端子は、抵抗Rの一方の端子に接続され、抵抗Rの他方の端子は、オペアンプ184の反転入力端子に接続されている。さらに、オペアンプ184の反転入力端子には、抵抗Rの一方の端子も接続されており、抵抗Rの他方の端子は、オペアンプ181の出力端子に接続されている。
【0122】
従って、オペアンプ184の反転入力端子に接続されている抵抗Rには、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)が印加され、同じく、オペアンプ184の反転入力端子に接続されている抵抗Rには、オペアンプ181の出力電圧v/2が印加される。
【0123】
オペアンプ184の出力端子には、抵抗R10の一方の端子が接続されており、抵抗R10の他方の端子は、オペアンプ184の反転入力端子に接続されている。
【0124】
従って、オペアンプ184、および抵抗R乃至R10からなる回路では、オペアンプ184の反転入力端子に接続されている抵抗RとRに印加されている電圧が重み付け加算されて出力される。
【0125】
即ち、例えば、いま、抵抗RとR10が同一の抵抗値を有し、抵抗Rが、抵抗R(R10)の1/2の抵抗値を有するものであるとすると、オペアンプ184の出力端子には、抵抗Rに印加されている電圧と、抵抗Rに印加されている電圧の2倍の電圧とを加算した電圧が現れる。
【0126】
いまの場合、抵抗Rに印加されている電圧は、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)であり、抵抗Rに印加されている電圧は、電池部71の端子電圧vの1/2の電圧v/2であるから、オペアンプ184の出力端子には、電池部71の端子電圧vを、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)によって補正した補正電圧、即ち、電池部71の電源電圧V(=2×v/2+G(v−v))が現れることになる。
【0127】
ここで、以上の抵抗R乃至R10、およびオペアンプ184が、図6の電圧補正部162に対応する。
【0128】
オペアンプ184の出力端子は、A/Dコンバータ185に接続されており、従って、A/Dコンバータ185には、オペアンプ184が出力する電池部71の電源電圧Vが供給される。オペアンプ184が出力する電池部71の電源電圧Vはアナログ信号であり、A/Dコンバータ185は、このアナログの電源電圧VをA/D変換することにより、ディジタル信号とし、レジスタ186に供給する。レジスタ186は、A/Dコンバータ185からのディジタルの電源電圧Vをラッチし、この電源電圧V(電池部71の端子電圧vを補正した補正電圧)が、制御部65(図5)のCPU121に供給される。
【0129】
なお、図10の実施の形態では、A/Dコンバータ185とレジスタ186に対して、例えば、制御部65のCPU121からサンプリングインターバル信号が供給されるようになっている。サンプリングインターバル信号は、電圧検出を行うタイミングを表す所定の時間間隔(例えば、1分間隔)の信号で、A/Dコンバータ185とレジスタ186は、このサンプリングインターバル信号を受信したときに動作する。
【0130】
即ち、常時、A/Dコンバータ185とレジスタ186を動作させ、電源電圧Vを検出して、CPU121に供給する場合には、電池部71の消費電力を大にするだけでなく、CPU121の処理負担も増加することになる。そこで、図10の実施の形態では、サンプリングインターバル信号を受信したときだけ、電源電圧Vを検出して、CPU121に供給するようになっている。
【0131】
また、図10の実施の形態では、オペアンプ184の非反転入力端子が接地されておらず、その非反転入力端子には、抵抗Rを介して、基準電圧vrevが印加されている。この基準電圧vrevは、オペアンプ184の出力電圧にオフセットを与えるものであり、例えば、電池部71の満充電時の電源電圧の1/2とした場合には、オペアンプ184の出力として、電池部71の放電が進むに連れて、0V[volt]から上昇していく電圧を得ることが可能となる。なお、抵抗Rは、オペアンプ184の反転入力端子と非反転入力端子との間に生じるDC(Direct Current)オフセットを補正するためのものである。また、オペアンプ184の出力電圧は、A/Dコンバータ185の分解能を有効に利用することのできる範囲(例えば、0乃至1.2Vなど)とするのが望ましい。
【0132】
さらに、図10の実施の形態では、電流検出抵抗Rの一端における電圧vを分圧するとともに、その他端における電圧vを分圧してから、オペアンプ183、並びに抵抗RおよびRからなる回路において、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)を求めるようにしたが、そのような分圧を行わすに、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)を求めることも可能である。即ち、図10において、オペアンプ181(の非反転入力端子)には、電流検出抵抗Rの、電池部71のプラス端子に接続されている方の端子を接続し、オペアンプ182には、電流検出抵抗Rの、電池部71のプラス端子に接続されている方の端子を接続するとともに、オペアンプ183、並びに抵抗RおよびRからなる回路のゲインgをGとして、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)を求めることも可能である。但し、電流検出抵抗Rの一端における電圧vを分圧するとともに、その他端における電圧vを分圧してから、オペアンプ183、並びに抵抗RおよびRからなる回路において、内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値G(v−v)を求めるようにした場合には、電池部71の放電時の他、放電時における場合と電流検出抵抗Rの2つの端子の電圧極性が逆になる充電時においても、上述したようにして、電源電圧Vの検出が可能となる。
【0133】
次に、図11は、図6の電源管理部72の他の回路構成例を示している。なお、図中、図10における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。即ち、図11の電源管理部72は、抵抗Rに代えて、サーミスタR’が設けられている他は、図10における場合と同様に構成されている。
【0134】
サーミスタR’は、電池部71(図6)の内部抵抗Rの温度特性にしたがい、オペアンプ183、並びに抵抗RおよびRからなる回路のゲインgを制御する。
【0135】
即ち、現実には、内部抵抗Rの抵抗値は、常に一定ではなく、例えば、温度によって変動する。内部抵抗Rの抵抗値が変動すると、式(4)のゲインGも変動するから、オペアンプ183、並びに抵抗RおよびRからなる回路のゲインgを固定とすると、内部抵抗Rの温度特性によって、オペアンプ183が出力する内部抵抗Rにおける電圧降下の推定値が誤差を有するものとなる。
【0136】
そこで、サーミスタR’は、例えば、内部抵抗Rの温度特性にしたがい、その抵抗値を変化させることで、その抵抗値R’と抵抗Rによって決まるゲインgを、式(4)の内部抵抗Rと電流検出抵抗Rで決まるゲインGに一致するように制御する。
【0137】
この場合、より正確に電源電圧Vを検出することが可能となる。
【0138】
なお、図11の実施の形態では、サーミスタR’によって、ゲインgを制御するようにしたが、図10の実施の形態において、抵抗Rをサーミスタとすることにより、ゲインgを制御するようにすることも可能である。
【0139】
次に、上述したように、制御部65(図5)の出力部142においては、電源部52の残容量を表すアイコン(以下、適宜、残容量アイコンという)などが表示されるが、この残容量アイコンを表示する残容量表示処理は、制御部65のCPU121が、電源管理部72で検出される電源電圧Vを用いて行う。
【0140】
そこで、図12のフローチャートを参照して、残容量表示処理について説明する。なお、残容量表示処理は、例えば、図10で説明したサンプリングインターバル信号で表されるタイミングで開始される。
【0141】
残容量表示処理では、まず最初に、ステップS11において、CPU121が、電源管理部72で検出された電源電圧Vを受信することにより取得し、ステップS12に進む。ステップS12では、CPU121は、電源管理部72で検出された電源電圧Vから、電池部71(図6)の残容量を算出する。
【0142】
ここで、制御部65(図5)のEEPROM124には、例えば、図8に示した電池部71の放電曲線をテーブル化した放電曲線テーブルを記憶させておくことができ、この場合、ステップS12では、その放電曲線テーブルから、電源電圧Vに対応する残容量を求めるようにすることができる。
【0143】
また、ステップS12では、直前のステップS11で取得した電源電圧Vと、過去に行われた残容量表示処理において取得された1以上の電源電圧Vの平均値を求め、その平均値に対応する残容量を求めるようにすることも可能である。携帯電話機31の動作状態によっては、電源管理部72で検出された電源電圧Vにノイズが含まれることがあり得るが、上述のように、電源電圧Vの平均値を求めることにより、ノイズの影響を低減することが可能となる。
【0144】
ステップS12において電池部71の残容量を求めた後は、ステップS13に進み、CPU121は、その残容量を表す残容量アイコンを、出力部142に表示させ、処理を終了する。
【0145】
以上の残容量表示処理によれば、正確な電源電圧Vから残容量が求められるので、従来より正確で、さらには、細かな残容量の表示を行うことができる。
【0146】
具体的には、従来の携帯電話機では、例えば、図13Aに示すように、4段階の残容量を表す残容量アイコンが表示されるケースが殆どであるが、図12の残量表示処理によれば、例えば、図13Bに示すような、4段階よりも多い5段階の残容量を表す残容量アイコンを表示することが可能となる。
【0147】
即ち、前述の図1や図2で説明したような、負荷電流によって変動する電圧に対応して残容量が求められる場合には、負荷電流の大小によって、求められる残容量が変化する。このため、図13Bに示したような細かな残容量表示を行う残容量アイコンを表示すると、負荷電流の変化によって、残容量アイコンが表示する残容量が変動し、ユーザに煩わしさを感じさせることになる。
【0148】
これに対して、電源管理部72において、負荷電流に影響を受けずに、正確な電源電圧Vが検出される場合には、負荷電流の変化によって生じる、上述したような、残容量アイコンが表示する残容量の変動を防止することができる。
【0149】
ここで、図13では、斜線を付してある部分が、電池部71の残容量を表している。
【0150】
なお、上述の場合には、CPU121において、電源電圧Vから、電池部71の残容量を求めて表示するようにしたが、CPU121では、その他、例えば、電源電圧Vから、携帯電話機31を使用することのできる使用可能時間(残使用時間)を求め、出力部142で表示するようにすることなども可能である。
【0151】
即ち、例えば、電源電圧Vと、その電源電圧Vを有する電池部71から携帯電話機31に電力を供給することのできる時間(平均時間など)との関係をあらかじめ求めておき、その関係を表すテーブルを、EEPROM124に記憶させておく。そして、CPU121に、そのテーブルを用いて、電源電圧Vから使用可能時間を求めさせるようにすることができる。なお、使用可能時間は、電池部71の残容量によって決まるが、電池部71の放電曲線は、図8に示したように、変化の大きい部分と小さい部分とが存在する。そこで、その放電曲線の変化に応じて、使用時間を補正するテーブルを用意しておき、求めた使用可能時間を、そのテーブルを用いて補正するようにすることが可能である。
【0152】
次に、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な汎用のコンピュータ(例えば、CPUやDSP(Digital Signal Prcessor)など)などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0153】
この記録媒体は、図5に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク151(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク152(CD−ROM(Compact Disk − Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク153、もしくは半導体メモリ154などよりなるパッケージメディアにより構成することができる。また、記録媒体は、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM122や、記憶部143に含まれるハードディスクなどで構成することができる。
【0154】
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0155】
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
【0156】
以上、本発明を携帯電話機に適用した場合について説明したが、本発明は、携帯電話機以外の、1次電池や2次電池等を電源として動作するあらゆる電子機器に適用可能である。
【0157】
また、電源管理部72の回路構成は、図10や図11に示したものに限定されるものではない。即ち、電源管理部72は、式(5)にしたがって、電源電圧Vを検出することができるものであれば、どのような回路構成を採用してもかまわない。
【0158】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、負荷電流にかかわらず、電池の電圧、ひいては残容量を、より正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の残容量測定方法の原理を示す模式図である。
【図2】従来のTDMA同期型電圧検出方法の原理を示す図である。
【図3】本発明を適用したデジタルセルラー通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図4】携帯電話機31の内部の構成例を示すブロック図である。
【図5】通信部51の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図6】電源部52の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図7】電源管理部72による電源電圧Vの検出原理を説明する図である。
【図8】電池部71の放電曲線を示す図である。
【図9】電源管理部72の処理を説明するフローチャートである。
【図10】電源管理部72の構成例を示す回路図である。
【図11】電源管理部72の他の構成例を示す回路図である。
【図12】残容量表示処理を説明するフローチャートである。
【図13】残容量アイコンの表示例を示す図である。
【符号の説明】
31 携帯電話機, 51 通信部, 52 電源部, 65 制御部, 71 電池部, 72 電源管理部, 121 CPU, 142 出力部, 161 電圧降下推定部, 162 電圧補正部, 171 負荷, 181乃至184 オペアンプ, 185 A/Dコンバータ, 186 レジスタ

Claims (21)

  1. 負荷に接続された電源の電源電圧を検出する電圧検出装置であって、
    前記電源と負荷との間に直列に接続された、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、前記電源の内部抵抗における前記負荷電流による電圧降下を推定する推定手段と、
    前記推定手段において求められた前記内部抵抗における電圧降下の推定値によって、前記電源の端子電圧を補正することにより、前記電源の電源電圧を求める補正手段と
    を備えることを特徴とする電圧検出装置。
  2. 前記推定手段は、前記電流検出抵抗の2つの端子の間の電圧を所定数倍することにより、前記内部抵抗における電圧降下を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。
  3. 前記所定数は、前記電流検出抵抗の2つの端子の間の電圧を、前記内部抵抗と電流検出抵抗との比によって決まる値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧検出装置。
  4. 前記推定手段は、前記電流検出抵抗の2つの端子それぞれの電圧を分圧した電圧どうしの差を所定数倍することにより、前記内部抵抗における電圧降下を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧検出装置。
  5. 前記推定手段は、前記電流検出抵抗の2つの端子の間の電圧を増幅することにより、前記内部抵抗における電圧降下の推定値を求める増幅手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。
  6. 前記増幅手段のゲインは、前記内部抵抗と電流検出抵抗との比によって決まる値である
    ことを特徴とする請求項5に記載の電圧検出装置。
  7. 前記推定手段は、前記内部抵抗の温度特性にしたがい、前記増幅手段のゲインを制御する制御手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電圧検出装置。
  8. 前記補正手段は、前記電源の端子電圧に、前記内部抵抗における電圧降下の推定値を加算することにより、前記電源の電源電圧を求める加算手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。
  9. 負荷に接続された電源の電源電圧を検出する電圧検出方法であって、
    前記電源と負荷との間に直列に接続された、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、前記電源の内部抵抗における前記負荷電流による電圧降下を推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにおいて求められた前記内部抵抗における電圧降下の推定値によって、前記電源の端子電圧を補正することにより、前記電源の電源電圧を求める補正ステップと
    を備えることを特徴とする電圧検出方法。
  10. 電源から電力が供給される電子機器であって、
    前記電源と負荷との間に直列に接続された、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出抵抗を用いて、前記電源の内部抵抗における前記負荷電流による電圧降下を推定する推定手段と、
    前記推定ステップにおいて求められた前記内部抵抗における電圧降下の推定値によって、前記電源の端子電圧を補正することにより、前記電源の電源電圧を求める補正手段と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  11. 前記推定手段は、前記電流検出抵抗の2つの端子の間の電圧を所定数倍することにより、前記内部抵抗における電圧降下を推定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記所定数は、前記電流検出抵抗の2つの端子の間の電圧を、前記内部抵抗と電流検出抵抗との比によって決まる値である
    ことを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記推定手段は、前記電流検出抵抗の2つの端子それぞれの電圧を分圧した電圧どうしの差を所定数倍することにより、前記内部抵抗における電圧降下を推定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  14. 前記推定手段は、前記電流検出抵抗の2つの端子の間の電圧を増幅することにより、前記内部抵抗における電圧降下の推定値を求める増幅手段を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  15. 前記増幅手段のゲインは、前記内部抵抗と電流検出抵抗との比によって決まる値である
    ことを特徴とする請求項14に記載の電子機器。
  16. 前記推定手段は、前記内部抵抗の温度特性にしたがい、前記増幅手段のゲインを制御する制御手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の電子機器。
  17. 前記補正手段は、前記電源の端子電圧に、前記内部抵抗における電圧降下の推定値を加算することにより、前記電源の電源電圧を求める加算手段を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  18. 前記電源の電源電圧に基づいて、前記電源の残容量を算出する残容量算出手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  19. 前記残容量算出手段は、前記補正手段により求められた複数の前記電源電圧に基づいて、前記電源の残容量を算出する
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記電源の残容量を表示する表示手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  21. 前記電源の電源電圧に基づいて、前記電源から供給される電力によって電子機器を使用することができる残使用時間を算出する残使用時間算出手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
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