JP2001119864A - バッテリ残量検出装置、バッテリ残量検出方法及び電子機器並びに記録媒体 - Google Patents

バッテリ残量検出装置、バッテリ残量検出方法及び電子機器並びに記録媒体

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JP2001119864A
JP2001119864A JP29987799A JP29987799A JP2001119864A JP 2001119864 A JP2001119864 A JP 2001119864A JP 29987799 A JP29987799 A JP 29987799A JP 29987799 A JP29987799 A JP 29987799A JP 2001119864 A JP2001119864 A JP 2001119864A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリにより駆動され、バッテリの残量を
検出し、表示するためのバッテリ容量検出装置、バッテ
リ容量検出方法及び電子機器並びに記録媒体に関し、安
価で、かつ、バッテリの容量を正確に検出できるバッテ
リ容量検出装置、バッテリ容量検出方法及び電子機器並
びに記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 バッテリの電圧及びバッテリから供給さ
れる電流を検出し、検出された検出電圧を検出された検
出電流に基づいて補正し、補正された電圧に基づいてバ
ッテリの残量を算出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ残量検出装
置、バッテリ残量検出方法及び電子機器並びに記録媒体
に係り、特に、バッテリにより駆動され、バッテリの残
量を検出し、表示するためのバッテリ残量検出装置、バ
ッテリ残量検出方法及び電子機器並びに記録媒体に関す
る。
【0002】携帯型のコンピュータは、内蔵されたバッ
テリにより駆動される。このようなコンピュータでは、
バッテリの残量を表示し、使用者に知らせる機能があ
る。このとき、使用者は、使用中にバッテリが切れるこ
とがないように、表示されたバッテリの残量に応じてバ
ッテリの交換や使用時間管理を行う。このため、バッテ
リの残量を正確に検出し、表示する必要があった。
【0003】
【従来の技術】従来の携帯型のコンピュータにおいて、
バッテリの残量を検出する方法の一つとして、バッテリ
に流入出する電流を積算する電流積算法が知られてい
る。この方法は、バッテリから流入出する電流の総和が
バッテリの残量に対応することを利用して残量を検出し
ようとする方法である。
【0004】図1は従来の電流積算法の一例を説明する
ための図を示す。図1において、1はバッテリパック、
2は携帯型コンピュータ本体を示す。バッテリパック1
は、外部端子T1 、T2 、T3 を有する。外部端子T1
、T2 、T3 は、携帯型コンピュータ本体2の外部端
子T11、T12、T13に接続される。
【0005】バッテリパック1は、バッテリ本体3、電
流検出抵抗R、電源マイコン4から構成される。バッテ
リ本体3は、電圧V1 を発生する。バッテリ本体3は、
内部抵抗rを有する。電流検出抵抗Rは、バッテリ本体
3と端子T1 との間に直列に接続され、バッテリ本体3
から端子T1 を介して携帯型コンピュータ本体2に流出
する電流及び携帯型コンピュータ本体2から端子T1 を
介してバッテリ本体3に流入する電流に応じた電圧を検
出する。
【0006】電源マイコン4は、電流検出抵抗Rの両端
に接続され、電流検出抵抗Rに流れる電流Iに応じて電
流検出抵抗Rに発生される電圧Vを検出する。電源マイ
コン4は、バッテリ本体3に流入出する電流Iを積算し
て、バッテリ本体3の残量値を算出する。電源マイコン
4で算出された残量値は、端子T2 から出力され、携帯
型コンピュータ本体2の端子T12に供給される。
【0007】携帯型コンピュータ本体2は、処理部5、
表示部6を内蔵する。処理部5は、端子T11、T12、T
13に接続され、端子T11、T13から駆動電源を受け取る
とともに、端子T12からバッテリパック1の残量値を受
け取る。処理部5は、表示部6を制御してバッテリパッ
ク1の残量値を表示する。図1に示す電流積算法では、
バッテリパック1に流入出する電流を積算する必要があ
る。このとき、携帯型コンピュータ本体2に装着される
バッテリパック1が交換されても装着されたバッテリパ
ック1の残量値を表示するためには、バッテリパック毎
に流入出する電流を検出し、バッテリ本体3の残量を管
理する必要がある。これは、携帯型コンピュータ本体2
側でバッテリパック1に流入出する電流を積算した場
合、バッテリパック1が交換されると、それまで積算し
た電流が無効になり、残量を表示することができなくな
るからである。
【0008】バッテリパック1側でバッテリ本体2の残
量を管理するためには、バッテリパック1側に電源マイ
コン4を搭載する必要があり、バッテリパック1が高価
になる。このため、バッテリパックを低価格にするため
には、携帯型コンピュータ本体2側で装着されたバッテ
リパック1の残量を算出する必要がある。
【0009】携帯型コンピュータ本体2側でバッテリパ
ック1の残量を算出する方法として、バッテリの電圧か
ら残量を算出する方法がある。この方法は、バッテリが
エネルギーの消耗に応じて出力電圧が低下する特性を利
用して、バッテリの残量を検出しようとするものであ
る。図2は従来のバッテリの電圧から残量を算出する方
法を説明するための図を示す。同図中、図1と同一構成
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0010】図2において、11はバッテリパック、1
2は携帯型コンピュータ本体を示す。バッテリパック1
1は、外部端子T21、T22を有する。外部端子T21、T
22は、携帯型コンピュータ本体12の外部端子T31、T
32に接続される。バッテリパック11は、少なくともバ
ッテリ本体3が内蔵され、バッテリ本体3で発生される
電源電圧が外部端子T21、T22に印加される。
【0011】携帯型コンピュータ本体12の外部端子T
31、T32は、処理部5及び電源マイコン13に接続され
る。処理部5は、外部端子T31、T32に供給された電源
電圧により駆動される。また、電源マイコン13は、端
子T31と端子T32との間の電圧を検出し、検出された電
圧からバッテリ本体3の残量を算出する。電源マイコン
13で算出されたバッテリ本体3の残量は処理部5に供
給され、表示部6に表示される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のバッ
テリから供給された電流を積算する電流積算法では、バ
ッテリパック毎に電流を積算する必要があり、バッテリ
パック毎に電源マイコンを搭載する必要があるので、高
価になる等の問題点があった。バッテリパックを安価に
するために用いられるバッテリパックの電圧を検出して
バッテリパックの残量を算出する方法では、携帯型コン
ピュータ本体12の負荷の変動によりバッテリパック3
から供給される電流が変動すると、バッテリ本体が有す
る内部抵抗rに流れる電流が変動する。内部抵抗rに流
れる電流が変動すると、内部抵抗rによる電圧降下が変
化して、携帯型コンピュータ本体12の外部端子T31、
T32に印加される電圧が変動する。このため、電源マイ
コン13により検出される電圧が変動する。電源マイコ
ン13は、外部端子T31、T32に印加される電圧に応じ
てバッテリパックの残量を算出しているので、外部端子
T31、T32に印加される電圧が変動すると、バッテリパ
ックの残量も変動していしまう。よって、正確な残量表
示が行えないなどの問題点があった。バッテリ本体3と
してリチウムイオン電池を用いると、リチウムイオン電
池は、内部抵抗rが大きいので、負荷変動による外部端
子T31、T32に印加される電圧の変動が特に大きくな
り、残量表示が大きくずれてしまう等の問題点があっ
た。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、安価で、かつ、バッテリの残量を正確に検出できる
バッテリ残量検出装置、バッテリ残量検出方法及び電子
機器並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、6、
7、9、10は、バッテリの電圧及びバッテリの電流を
検出し、検出された電圧を検出された電流に基づいて補
正し、補正された電圧に基づいてバッテリの残量を算出
するようにする。請求項2は、検出電流からバッテリ電
圧の電圧降下を算出し、電圧検出手段で検出された検出
電圧を補正するようにする。
【0015】請求項3は、バッテリが放電されている場
合において、算出された残量が前回の残量より小さいと
きには、算出された残量を今回の残量にし、算出された
残量が前回の残量より大きいときには、前回の残量を今
回の残量にする。請求項4、8、11は、バッテリが充
電されている場合において、算出された残量が前回の残
量より大きいときには、算出された残量を今回の残量に
し、算出された残量が前回の残量より小さいときには、
前回の残量を今回の残量にする。
【0016】請求項5は、バッテリの脱着が検出された
ときには、算出されたバッテリの残量を今回の残量にす
る。本発明の請求項1、2、6、7、9、10によれ
ば、電流を検出することによりバッテリの内部抵抗の電
圧降下の影響をバッテリ電圧に考慮することができるた
め、バッテリの正確な電圧を検出でき、よって、バッテ
リの残量を正確に検出できる。
【0017】請求項3によれば、バッテリが放電されて
いる場合には、バッテリの残量が順次減少するので、算
出された残量が小さいときの残量をバッテリの残量とし
て採用することにより、正確な充電量を表示できる。請
求項4、8、11によれば、バッテリが充電されている
場合には、バッテリの残量が順次増加するので、算出さ
れた残量が大きいときの残量をバッテリの残量として採
用することにより、正確な充電量を表示できる。
【0018】請求項5によれば、バッテリの脱着が検出
されたときには、記憶手段に記憶された残量とは異なる
バッテリの残量であるので、不要な比較を避けて、算出
されたバッテリの残量をそのまま出力することにより、
処理の負荷を低減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図3は本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例の電子機器として携帯型コン
ピュータについて説明する。本実施例の携帯型コンピュ
ータ20は、処理装置21、電源制御回路22が内蔵さ
れ、バッテリパック23が装着される。
【0020】処理装置21は、記憶装置24、CPU2
5、RAM26、入力装置27、表示装置28、PCカ
ードコントローラ29、PCカードコネクタ30、モデ
ム31、モジュラジャック32、入出力インタフェース
33、入出力コネクタ34、赤外線ポート35、バス3
6を有する。記憶装置24は、ROM、フラッシュメモ
リなどから構成され、OS(Operating System)、ドラ
イバソフト、アプリケーションソフトがインストールさ
れている。後に詳細に説明する本実施例のバッテリパッ
ク23の残量を表示するためのプログラムは、ドライバ
ソフトの一つとして記憶されている。
【0021】CPU25は、記憶装置24に記憶された
ソフトウェアに応じた演算処理を行う。RAM26は、
EDO−DRAM、SD−RAMなどから構成され、C
PU25での処理の作業用記憶領域として用いられる。
入力装置27は、キーボードやタッチパネルから構成さ
れ、CPU25にデータを入力したり、処理の指示を与
える。表示装置28は、LCD(Liquid Crystal Devic
e )パネルから構成され、CPU25での処理に応じた
画面を表示する。
【0022】PCカード制御部29は、PCカードコネ
クタ30とバス36との間に接続される。PCカードコ
ネクタ30には、PCカード37が接続される。PCカ
ード制御部29は、PCカード37とバス36とのイン
タフェースをとる。PCカード37は、PCMCIA規
格に準拠した構造とされており、PCカードコネクタ3
0に接続されて、各種機能を付加する。例えば、PCカ
ード37とインタフェースとして用いてフロッピーディ
スクドライブ38やCD−ROMドライブ39が接続さ
れる。
【0023】フロッピーディスクドライブ38にはフロ
ッピーディスク40が装着される。フロッピーディスク
ドライブ38は、フロッピーディスク40に情報を書き
込むとともに、フロッピーディスク40に書き込まれた
情報を読み出し、処理装置21に供給する。また、CD
−ROMドライブ39にはCD−ROMディスク41が
装着される。CD−ROMドライブ39は、装着された
CD−ROMディスク41から情報を読み出し、処理装
置21に供給する。
【0024】なお、本実施例のバッテリパック23の残
量を表示するためのプログラムは、フロッピーディスク
40、あるいはCD−ROMディスク41などの記録媒
体として提供されてもよい。フロッピーディスク40、
あるいはCD−ROMディスク41などの記録媒体とし
て提供されたプログラムは、フロッピーディスクドライ
ブ38、あるいはCD−ROMドライブ39により読み
出され、記憶装置24にインストールされて、用いられ
る。
【0025】入出力インタフェース33は、CPU25
と、入出力コネクタ34並び赤外線ポート35との間に
接続され、CPU25と、入出力コネクタ34並びに赤
外線ポート35とのインタフェースをとる。入出力コネ
クタ34は、RS−232Cに準拠したコネクタであ
り、RS−232Cケーブルが接続される。赤外線ポー
ト35は、IrDA規格に準拠した赤外線通信ポートで
あり、赤外線により外部装置との通信を行う。
【0026】電源制御回路22は、処理装置21への電
源の供給を制御、バッテリパック23の充電の制御を行
うとともに、CPU25にバッテリパック23の残量を
検出するのに必要な情報を提供する。バッテリパック2
3は、図2に示すバッテリパック11と同じ構成であ
り、内部に電源マイコンを内蔵しない。
【0027】図4は本発明の一実施例の電源制御回路の
ブロック構成図を示す。電源制御回路22は、外部端子
T41、T42、T43を有する。外部端子T41には、ACア
ダプタ51が接続される。外部端子T42、T43には、バ
ッテリパック23が接続される。ACアダプタ51は、
交流電源52に接続され、交流電源52から印加される
交流電圧を所定の直流電圧に変換する。また、外部端子
T42には、バッテリパック23から直流電圧が印加され
る。外部端子T43には、バッテリパック23が装着され
ていないときには、開放され、バッテリパック23が装
着されると、バッテリパック23の内部で接地される。
外部端子T43は、バッテリパック23の接続の有無を検
出するための端子として用いられる。
【0028】電源制御回路22は、充電部53、ACア
ダプタ検出部54、ラッチ回路55、センス抵抗56、
電圧検出部57、電流検出部58、逆流防止用ダイオー
ド59、60から構成される。充電部53は、外部端子
T41に接続され、ACアダプタ51から供給される直流
電圧によりバッテリパック23を充電する。
【0029】充電部53は、ダイオード61、62、ト
ランジスタ63、コイル64、抵抗65a、65b、コ
ンデンサ66、充電制御IC67、充電コントロール回
路68から構成される。ダイオード61は、アノードが
外部端子T41に接続され、カソードが抵抗65aを介し
てトランジスタ63のソースに接続される。ダイオード
61は、充電部53側から外部端子T41側への電流の逆
流を防止する。トランジスタ63は、nチャネルMOS
トランジスタから構成され、ゲートが充電制御IC67
に接続され、ドレインがコイル64、抵抗65bを介し
て抵抗56とダイオード60との接続点に接続される。
トランジスタ63は、充電制御IC67から供給される
制御信号に応じてオン・オフし、バッテリパック23に
供給する充電電流をPWM制御する。
【0030】ダイオード62は、ツェナーダイオードか
ら構成され、トランジスタ63のドレインと接地間に逆
方向に接続され、トランジスタ63のドレイン電位を一
定レベル以下にする。コイル64、コンデンサ66は、
フィルタを構成しており、トランジスタ63のドレイン
電流を整流して、出力する。抵抗65aは、ダイオード
61とトランジスタ63のソースとの間に直列に接続さ
れるとともに、充電制御IC67に接続される。抵抗6
5aの両端には、トランジスタ63に供給される電流に
応じた電圧が発生する。充電制御IC67は、抵抗65
aの両端の電圧を検出することにより充電部53への入
力電流を検出し、トランジスタ63を制御する。
【0031】抵抗65bは、コイル64に直列に接続さ
れるとともに、充電制御IC67に接続される。抵抗6
5aの両端には、充電部53から出力される電流に応じ
た電圧が発生する。充電制御IC67は、抵抗65bの
両端の電圧を検出することにより充電部53の出力電流
を検出する。また、充電制御IC67は、抵抗65bの
出力側の電圧を検出することにより充電部53の出力電
圧を検出する。
【0032】また、充電制御IC67は、抵抗65bの
両端電圧に応じて充電電流及び充電電圧を検出し、定電
流充電制御時には出力電流が定電流となるようにように
トランジスタ63を制御し、定電圧制御時には出力電圧
が定電圧となるようにトランジスタ63を制御する。図
5は本発明の一実施例の充電制御ICのブロック構成図
を示す。
【0033】充電制御IC67は、端子T50〜T57を有
する。端子T50は、ダイオード61と抵抗65aとの接
続点に接続される。端子T51は、抵抗65aとトランジ
スタ63のドレインとの接続点に接続される。端子T52
には、基準電源69から基準電圧Vref0が印加される。
端子T53は、コイル64と抵抗65bとの接続点に接続
される。端子T54は、抵抗65bとコンデンサ66との
接続点に接続される。端子T55には、基準電源70から
基準電圧Vref1が印加される。端子T56は、充電コント
ロール回路68に接続される。端子T57は、トランジス
タ63のゲートに接続される。
【0034】充電制御IC67は、誤差増幅器71〜7
5、三角波発振器76、PWM比較器77、ドライバ7
8から構成される。誤差増幅器71は、非反転入力端子
が端子T50に接続され、反転入力端子が端子T51に接続
される。誤差増幅器71は、抵抗65aに印加される電
圧に応じた信号を出力する。
【0035】誤差増幅器72は、反転入力端子が誤差増
幅器71の出力に接続され、非反転入力端子が端子T52
に接続される。誤差増幅器72は、誤差増幅器71の出
力と基準電圧Vref0との差に応じた信号を出力する。誤
差増幅器73は、非反転入力端子が端子T53に接続さ
れ、反転入力端子が端子T54に接続される。誤差増幅器
73は、抵抗65bの両端に印加される電圧に応じた信
号を出力する。
【0036】誤差増幅器74は、非反転入力端子に誤差
増幅器73の出力が供給され、反転入力端子が端子T55
に接続される。誤差増幅器74は、誤差増幅器73の出
力と基準電圧Vref1との差に応じた信号を出力する。誤
差増幅器75は、非反転入力端子が端子T54に接続さ
れ、反転入力端子に内蔵された基準電源79から基準電
圧Vref2が供給される。誤差増幅器75は、充電電圧と
基準電圧Vref2との差に応じた信号を出力する。
【0037】また、三角波発振器76は、三角波信号を
発生し、PWM比較器77に供給する。PWM比較器7
7は、3つの非反転入力端子と、1つの反転入力端子を
有し、非反転入力端子には、誤差増幅器72、74、7
5の出力信号が入力され、反転入力端子には三角波発振
器76の出力三角波信号が入力される。PWM比較器7
7は、誤差増幅器72、74、75の出力と三角波発振
器76の出力とを比較し、誤差増幅器72、74、75
の出力のうち最も小さい出力が三角波発振器76の出力
より小さいときにはローレベルとなり、誤差増幅器7
2、74、75の出力のうち最も小さい出力が三角波発
振器76の出力より大きいときにハイレベルとなるパル
ス信号を出力する。
【0038】PWM比較器77から出力されたパルス信
号は、ドライバ78に供給される。ドライバ78は、端
子T57に接続され、PWM比較器77から出力されたパ
ルス信号に応じたトランジスタ63をドライブする。以
上により、充電制御IC67により、入力電圧、充電電
圧、充電電流に応じて定電流充電制御及び定電圧充電制
御が行われるとともに、充電動作が制御される。
【0039】また、充電制御IC67の端子T56は、充
電コントロール回路68が接続される、充電制御IC6
7は、端子T56に供給される充電制御信号が有効なとき
には、回路を動作状態とし、端子T56に供給される充電
制御信号が無効なときには、回路を停止状態とし、トラ
ンジスタ63を常時オフにする。充電コントロール回路
68は、外部端子T42、T43に接続され、外部端子T42
の電圧に応じて充電の要否を判定し、充電制御IC67
を制御する。充電コントロール回路68は、外部端子T
42がバッテリパック23の満充電電圧V2 以上であれ
ば、充電を停止させるように充電制御IC67を制御す
る。
【0040】充電コントロール回路68は、外部端子T
43がローレベルで、かつ、外部端子T42がバッテリパッ
ク23の満充電電圧V2 未満であれば、バッテリパック
23の充電状況を示す充電ステータスを有効にする。ま
た、充電コントロール回路68は、外部端子T43がハイ
レベル又は外部端子T42がバッテリパック23の満充電
電圧V2 以上であれば、バッテリパック23の充電状況
を示す充電ステータス無効にする。
【0041】図6は本発明の一実施例の充電コントロー
ル回路のブロック構成図を示す。充電コントロール回路
68は、端子T61〜T64を有する。端子T61は、端子T
42に接続される。端子T62は、端子T43に接続される。
端子T63は、充電制御IC67の端子T63に接続され
る。端子T64は、CPU25に接続される。充電コント
ロール回路68は、コンパレータ81、基準電圧源8
2、インバータ83、ANDゲート84から構成され
る。コンパレータ81は、反転入力端子が端子T61に接
続され、非反転入力端子が基準電圧源82に接続され
る。基準電源82は、バッテリパック23に満充電電圧
V2 を基準電圧として発生する。コンパレータ81は、
端子T61の電圧と基準電圧源82からの基準電圧とを比
較して、端子T61の電圧が基準電圧より小さければハイ
レベル、大きければローレベルとなる信号を出力する。
コンパレータ81の出力は、ANDゲート84に供給さ
れる。
【0042】インバータ83は、端子T62に接続され、
端子T62に供給されるバッテリパック23の接続の有無
を検出する信号を反転してANDゲート84に供給す
る。ANDゲート84は、コンパレータ81の出力とイ
ンバータ83とのAND論理を出力する。ANDゲート
84の出力は、コンパレータ81の出力がハイレベル
で、かつ、インバータ83の出力がハイレベルのとき、
ハイレベルとなり、その他の場合は、ローレベルとな
る。ANDゲート84の出力は、端子T63、T64から出
力される。なお、ANDゲート84の出力がハイレベル
のときを有効と呼び、ローレベルのときを無効と呼ぶ。
【0043】充電コントロール回路68は、端子T61の
電圧が満充電電圧V2 以上のとき、及び端子T62がハイ
レベルのとき、端子T63から出力する充電制御信号を無
効にする。また、充電コントロール回路68は、端子T
61の電圧が満充電電圧V2 未満で、かつ、端子T62がロ
ーレベルのとき、端子T63から出力する充電制御信号を
有効にする。さらに、充電コントロール回路68は、端
子T61の電圧が満充電電圧V2 未満で、かつ、端子T62
がローレベルのとき、端子T64から出力する充電ステー
タスを有効にする。
【0044】充電部53は、バッテリパック23への充
電を迅速かつ安全に行うために、バッテリパック23の
電圧が所定電圧V1 より小さいときには、定電流充電を
行い、バッテリパック23の電圧が所定電圧V1 より大
きいときには、定電圧充電を行う。定電流充電は、一定
電流I0 で充電を行う制御であり、定電圧充電は、一定
電圧V2 で充電を行う制御である。
【0045】図7は本発明の一実施例の充電動作を説明
するための図を示す。図7において、実線はバッテリパ
ック23の充電時の充電電圧波形、破線はバッテリパッ
ク23の充電時の充電電流波形を示す。充電部53は、
バッテリパック23の充電電圧が所定電圧V1 より小さ
いときには、図7に破線で示すように定電流I0 で定電
流充電を行う。時刻t0 で、バッテリパック23の充電
電圧が所定電圧V1 以上になると、略満充電電圧V2 で
定電圧充電を行う。このとき、図7に破線で示すように
充電電流は、漸次減少する。
【0046】次に、ACアダプタ検出部54について説
明する。ACアダプタ検出部54は、抵抗91、92か
ら構成される。抵抗91、92は、端子T41と接地との
間に直列に接続され、ACアダプタ51からの電圧を分
圧し、ACアダプタステータスとして出力する。ACア
ダプタステータスは、端子T41にACアダプタ51から
直流電圧が供給されると有効となり、端子T41が開放さ
れると無効となる。
【0047】次に、ラッチ回路55について説明する。
ラッチ回路55は、抵抗101、インバータ102、N
ORゲート103、フリップフロップ104から構成さ
れる。抵抗101は、一端が端子T43に接続され、他端
に所定の電圧V0 が印加される。インバータ102は、
端子T42が接続され、端子T42のレベルを反転してNO
Rゲート103に供給する。
【0048】NORゲート103は、インバータ102
の出力と端子T42の出力とのNOR論理を出力する。N
ORゲート103の出力は、フリップフロップ104に
供給される。フリップフロップ104は、NORゲート
103の出力を保持する。フリップフロップ104の出
力は、バッテリ状態ステータスとしてCPU25に供給
される。
【0049】センス抵抗56は、端子T42に一端が接続
され、他端がダイオード60を介して処理部21に接続
される。センス抵抗56には、バッテリパック23から
処理部21に供給される電流が流れる。電圧検出部57
は、抵抗111、112から構成される。抵抗111、
112は、直列に接続されており、一端が端子T42に接
続され、他端が接地されており、抵抗111と抵抗11
2との接続点からバッテリパック23の出力電圧を分圧
して出力する。電圧検出部57の出力電圧は、検出電圧
Vs としてCPU25に供給される。
【0050】電流検出部58は、抵抗121〜127、
差動増幅器128〜130から構成される。抵抗12
1、122は、センス抵抗56とダイオード60との接
続点と接地との間に直列に接続される。抵抗121と抵
抗122との接続点からは、レベルシフトされた電圧が
出力される。抵抗123、124は、センス抵抗56と
端子T42との接続点と接地との間に直列に接続される。
抵抗123と抵抗124との接続点からは、レベルシフ
トされた電圧が出力される。
【0051】差動増幅器128は、非反転増幅回路を構
成しており、抵抗121、122によりレベルシフトさ
れた電圧を非反転増幅する。差動増幅回路129は、反
転増幅回路を構成しており、抵抗123、124により
レベルシフトされた電圧を反転増幅する。抵抗125〜
127、差動増幅器130は、差動増幅回路を構成して
おり、差動増幅器128の出力と差動増幅器129の出
力との差動信号を出力する。差動増幅器130の出力
は、検出電流Is としてCPU25に供給される。
【0052】CPU25は、上記電源制御回路22で生
成された充電ステータス、ACアダプタステータス、バ
ッテリ状態ステータス、検出電圧Vs 、検出電流Is に
よりバッテリパック23の残量を算出する。次に、バッ
テリパック23の残量を検出するためのCPU25での
処理について説明する。
【0053】図8は本発明の一実施例のバッテリ残量検
出処理のフローチャートを示す。バッテリ残量検出処理
プログラムは、記憶装置24に記憶されており、CPU
25により所定時間毎に実行される。バッテリ残量検出
処理プログラムは、電源制御回路22から供給される充
電ステータス、ACアダプタステータス、バッテリ状態
ビット、検出電流値、検出電圧値からバッテリ残量の検
出を行う。
【0054】バッテリ残量検出処理プログラムでは、ま
ず、ステップS0が実行される。ステップS0は、電圧
検出部57で検出された電圧及び電流検出部58で検出
された電流を取り込む。次にステップS1が実行され
る。ステップS1は、電源制御回路22からのバッテリ
状態変更ビットを参照して、バッテリ状態ビットが有効
か否かを判定する。
【0055】ステップS1で、バッテリ状態ビットが無
効であれば、バッテリパック23が交換されたと判断で
きる。ステップS1で、バッテリ状態ビットが無効であ
れば、ステップS2を実行する。ステップS2は、電源
制御回路22で検出された検出電圧値及び検出電流値に
応じてバッテリ残量を算出し、そのときのバッテリ残量
として採用する。
【0056】ここで、ステップS2でのバッテリ残量の
算出方法について説明する。バッテリ残量CB は、検出
電圧をVs 、検出電流をIs 、電圧重み係数をA、電流
重み係数をB、補正値をC、電圧/%変換値をDとする
と、下記の式(1)により算出される。 CB =(A×Vs +B×Is −C)/D〔%〕 ・・・(1) で表される。なお、上記各係数A、B、C、Dは、バッ
テリパック23に内蔵されるバッテリの残量、内部抵抗
rなどの特性によって実験的に決定される。
【0057】なお、係数A、Bは、バッテリパック23
の内部抵抗rによりその比率が決定される。例えば、バ
ッテリパック23の内部抵抗rが大きく、電流Is に応
じて電圧Vs が大きく変化する場合には、Bを大きく、
Aを小さく設定し、内部抵抗rが小さく、電流Is に応
じた電圧Vs の変化が小さい場合には、Aを大きく、B
を小さく設定する。
【0058】また、係数Dは、電圧の変換比率を決定す
る。係数Dは、バッテリパック23が満充電電圧で、残
量CB が100%となるように設定される。係数Cは、
補正係数であり、バッテリパック23の内部抵抗r及び
(A×Vs+B×Is )を%に変換する際の変換特性に
よって決定される。ここで、係数A〜Dについて詳細に
説明する。
【0059】係数Aは、バッテリ電圧についての重み係
数であり、バッテリパック23の電圧及び、それをCP
U25に内蔵されたA/Dコンバータ経由でCPU25
に読み込んだ数値からバッテリ残量比率に変換するため
の数値である。この数値は、バッテリパック23の特性
及びA/Dコンバータの特性、装置の特性などにより決
定される。
【0060】係数Bは、検出電流についての重み係数で
あり、電流検出抵抗の両端に発生する電圧をA/Dコン
バータ経由でCPU25に読み込んだ数値から、バッテ
リ電圧の補正値を求めるための数値である。この数値
は、電流検出抵抗値及びA/Dコンバータの特性、装置
の特性、内部抵抗などのバッテリパック23の特性によ
り決定される。
【0061】係数C、Dは、バッテリ電圧を容量に換算
するための係数である。バッテリパック23は、放電時
でも一定の電圧を持っているため、バッテリ電圧から残
量に変換するためには、この電圧を考慮する必要があ
る。また、容量の表示を百分率とするために、これらの
係数を用いる。これらの数値についてもバッテリや装置
の条件により異なるものであり、計算・実験などの方法
により値を決めるものである。
【0062】上記式(1)では、A×Vs にB×Is を
加算する計算を行っている。すなわち、バッテリパック
23の内部抵抗による電圧降下分に対応する値(B×I
s )をバッテリパック23の電圧Vs に対応する値(A
×Vs )に加算することにより、内部抵抗rによる電圧
降下分により測定された電池電圧を補正している。すな
わち、バッテリパック23の電圧の落ち込みを補正して
いる。
【0063】以上のように上記式(1)によれば、バッ
テリパック23の電圧Vs がバッテリパック23の内部
抵抗rに流れる電流Is によって補正できる。このた
め、バッテリパック23の電圧を正確に決定できる。よ
って、バッテリパック23の残量を正確に算出できるよ
うになる。ステップS2で、上記の式(1)に基づいて
バッテリパック23の残量が算出されると、次にステッ
プS3が実行される。ステップS3は、ステップS2で
算出されたバッテリパック23の残量を記憶装置24に
設定された残量メモリに格納する。
【0064】また、ステップS1で、バッテリ状態ビッ
トが有効であれば、次にステップS4が実行される。ス
テップS4は、ACアダプタ51が外部端子T41に接続
されたか否かを判定する。ACアダプタ51が外部端子
T41に接続されたか否かは、電源制御回路22から供給
されるACアダプタステータスにより判定される。ステ
ップS4で、ACアダプタ51が装着されていれば、次
にステップS5が実行される。ステップS5は、バッテ
リパック23が充電中か否かを判定する。バッテリパッ
ク23が充電中か否かは、電源制御回路22から供給さ
れる充電ステータスにより判定される。
【0065】ステップS5で、充電中でなければ、次に
ステップS6が実行される。ステップS6は、電源制御
回路22で検出された検出電圧Vs が満充電電圧V2 か
否かを判定する。ステップS6で、検出電圧Vs が満充
電電圧V2 以上であれば、次にステップS7が実行され
る。ステップS7は、バッテリ残量は、100%である
と判断できるので、バッテリ残量を100%に決定す
る。ステップS7でバッテリパック23の残量が100
%に決定されると、ステップS3によりバッテリパック
23の残量として100%が残量メモリに格納される。
【0066】ステップS6で、検出電圧Vs が満充電電
圧V2 未満のときには、装置に異常があると判定できる
ので、「UNKOWN」を表示し、終了するまた、ステ
ップS5で、充電中の場合には、次にステップS9が実
行される。ステップS9は、検出電圧Vs が定電流充電
と定電圧充電とを切り換える切換電圧V1 以上か否かを
判定する。
【0067】ステップS9で検出電圧Vs が切換電圧V
1 以上のときには、次にステップS10が実行される。
ステップS10は、検出電流Is からバッテリ残量を算
出する。検出電圧Vs が切換電圧V1 以上のときには、
充電部51により定電圧充電が行われており、図7に実
線で示すように検出電圧Vs の変化は微小などので、検
出電圧Vs からバッテリパック23の残量を正確に算出
できない。そこで、図7に破線で示すように漸次減少す
る検出電流Is からバッテリパック23の残量を算出す
る。
【0068】検出電流Is からバッテリ残量CB を算出
する方法について説明する。バッテリ残量CB は、検出
電流をIs 、αを補正係数、βを%変換係数とすると、
下記の式(2)により求められる。 CB =(Is +α)/β ・・・(2) なお、係数α、βは、バッテリパック23の特性に応じ
て決定されもので、実験的に求められる。
【0069】ステップS9で検出電圧Vs が切換電圧V
1 未満のときには、次にステップS11が実行される。
ステップS11は、検出電圧Vs からバッテリ残量CB
を算出する。検出電圧Vs が切換電圧V1 未満のときに
は、充電部51によりバッテリパック23が定電流I0
で定電流充電が行われているので、検出電流Is は図7
に破線で示すように一定の電流I0 となる。このため、
検出電流Is からバッテリパック23の残量CB を検出
することはできない。このため、検出電圧Vsからバッ
テリ残量CB を算出する。
【0070】検出電圧Vs からバッテリ残量CB を算出
する方法について説明する。バッテリ残量CB は、Vs
を検出電圧s 、γを%変換係数とすると、下記の式
(3)により算出される。 CB =Vs /γ ・・・(3) なお、係数γは、バッテリパック23の特性に応じて決
定されもので、実験的に求められる。
【0071】次に、ステップS10、S11でバッテリ
残量CB が算出されると、次にステップS12が実行さ
れる。ステップS12は、ステップS10、S11で算
出されたバッテリ残量CB とステップS3で残量メモリ
に格納されたバッテリ残量Cb とを比較し、バッテリ残
量CB がバッテリ残量Cb より大きいか否かを判定す
る。
【0072】ステップS12で、バッテリ残量CB がバ
ッテリ残量Cb より大きければ、ステップS13が実行
される。ステップS13では、ステップS10、S11
で算出されたバッテリ残量CB を今回のバッテリ残量と
して決定する。これは、ステップS12でバッテリ残量
CB がバッテリ残量Cb より大きければ、充電が行わ
れ、バッテリ残量が増加したものと判断できるためであ
る。
【0073】また、ステップS12で、バッテリ残量C
B がバッテリ残量Cb より小さければ、ステップS14
が実行される。ステップS14では、前回処理にステッ
プS3で残量メモリに格納されたバッテリ残量Cb を今
回のバッテリ残量として決定する。これは、充電中であ
るため、バッテリ残量が低下することはなく、検出電流
Is あるは検出電圧Vs の測定誤差であると判断できる
ためである。
【0074】ステップS13、S14でバッテリ残量C
B 、Cb が決定されると、ステップS3で決定されたバ
ッテリ残量を残量メモリに格納する。次に、ステップS
4でACアダプタ51が外部端子T41に接続されてない
と判断された場合について説明する。ステップS4で、
ACアダプタ51が外部端子T41に接続されていない場
合には、次にステップS15が実行される。ステップS
15は、上述の式(1)によりバッテリ残量を算出す
る。
【0075】ステップS15で式(1)によりバッテリ
残量が算出されると、次にステップS16が実行され
る。ステップS16は、ステップS15で算出されたバ
ッテリ残量CB と前回処理にステップS3で残量メモリ
に格納されたバッテリ残量Cbとを比較し、バッテリ残
量CB がバッテリ残量Cb 以下か否かを判定する。ステ
ップS16で、バッテリ残量CB がバッテリ残量Cb 以
下であれば、ステップS13が実行される。これは、バ
ッテリパック23が消費されたと判断できるためであ
る。
【0076】また、ステップS16で、バッテリ残量C
B がバッテリ残量Cb より大きいときには、ステップS
14が実行される。これは、バッテリパック23が消費
されているため、バッテリパック23のバッテリ残量C
B が増加することはなく、よって、検出電流Is あるは
検出電圧Vs の測定誤差であると判断できるためであ
る。
【0077】以上により残量メモリに表示すべきバッテ
リ残量が格納される。CPU25は、残量メモリに格納
されたバッテリ残量を表示装置28に表示させる。な
お、本実施例では、携帯型コンピュータにおけるバッテ
リパックの残量表示について説明したが、携帯型コンピ
ュータに限定されるものではなく、バッテリで駆動され
る電子機器に適用できる。
【0078】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1、2、
6、7、9、10によれば、電流を検出することにより
バッテリの内部抵抗の電圧降下の影響をバッテリ電圧に
考慮することができるため、バッテリの正確な電圧を検
出でき、よって、バッテリの残量を正確に検出できる等
の特長を有する。
【0079】請求項3によれば、バッテリが放電されて
いる場合においては、バッテリの残量が順次減少するの
で、算出された残量が小さいときの残量をバッテリの残
量として採用することにより、正確な充電量の表示が行
える等の特長を有する。請求項4、8、11によれば、
バッテリが充電されている場合においては、バッテリの
残量が順次増加するので、算出された残量が大きいとき
の残量をバッテリの残量として採用することにより、正
確な充電量の表示が行える等の特長を有する。
【0080】請求項5によれば、バッテリの脱着が検出
されたときには、記憶手段に記憶された残量とは異なる
バッテリの残量であるので、不要な比較を避けて、算出
されたバッテリの残量をそのまま出力することにより、
処理の負荷を低減できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電流積算法の一例を説明するための図で
ある。
【図2】従来のバッテリの電圧から残量を算出する方法
を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図4】本発明の一実施例の電源制御回路のブロック構
成図である。
【図5】本発明の一実施例の充電制御ICのブロック構
成図である。
【図6】本発明の一実施例の充電コントロール回路のブ
ロック構成図である。
【図7】本発明の一実施例の充電動作を説明するための
図である。
【図8】本発明の一実施例のバッテリ残量検出処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
20 携帯型コンピュータ 21 処理装置 22 電源制御回路 23 バッテリパック 24 記憶装置 25 CPU 28 表示装置 51 ACアダプタ 53 充電部 54 ACアダプタ検出部 55 ラッチ回路 56 センス抵抗 57 電圧検出部 58 電流検出部 63 トランジスタ 64 コイル 65 抵抗 66 コンデンサ 67 充電制御IC 68 充電コントロール回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 秀浩 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G016 CA00 CB12 CB13 CC01 CC04 CC23 CC27 CC28 CD01 CD09 CD14 5G003 AA01 BA01 CA03 CC02 EA05 FA07 GA01 GB03 GC05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリの残量を検出するバッテリ残量
    検出装置において、 前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、 前記バッテリから供給される電流を検出する電流検出手
    段と、 前記電圧検出手段で検出された検出電圧を前記電流検出
    手段で検出された検出電流に基づいて補正し、補正され
    た電圧に基づいて前記バッテリの残量を算出するバッテ
    リ残量算出手段とを有することを特徴とするバッテリ残
    量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記バッテリ残量算出手段は、前記電流
    検出手段で検出された検出電流からバッテリ電圧の電圧
    降下を算出し、前記電圧検出手段で検出された検出電圧
    を補正することを特徴とする請求項1記載のバッテリ残
    量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリが放電されている場合に、
    前記バッテリ残量算出手段で算出された残量が前回の残
    量より小さいときには、算出された残量を今回の残量に
    し、算出された残量が前回の残量より大きいときには、
    前回の残量を今回の残量にするバッテリ残量比較決定手
    段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のバッ
    テリ残量検出装置。
  4. 【請求項4】 バッテリの残量を検出するバッテリ残量
    検出装置において、 前記バッテリの残量を算出するバッテリ残量算出手段
    と、 前記バッテリが充電されている場合に、前記バッテリ残
    量算出手段で算出された残量が前回の残量より大きいと
    きには、算出された残量を今回の残量にし、算出された
    残量が前回の残量より小さいときには、前回の残量を今
    回の残量にする残量比較決定手段とを有することを特徴
    とするバッテリ残量検出装置。
  5. 【請求項5】 前記バッテリの脱着を検出する脱着検出
    手段と、 前記脱着検出手段で前記バッテリの脱着が検出されたと
    きに、前記バッテリ残量算出手段で算出された残量を前
    記バッテリの残量に決定する残量決定出力手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載
    のバッテリ残量検出装置。
  6. 【請求項6】 バッテリの残量を検出するバッテリ残量
    検出装置において、 前記バッテリの電圧を前記バッテリの電流に基づいて補
    正し、補正された電圧に基づいて前記バッテリの残量を
    算出するバッテリ残量算出手段とを有することを特徴と
    するバッテリ残量検出装置。
  7. 【請求項7】 バッテリの残量を検出するバッテリ残量
    検出方法において、前記バッテリの電圧を前記バッテリ
    に流れる電流に基づいて補正し、補正された電圧に基づ
    いて前記バッテリの残量を算出することを特徴とするバ
    ッテリ残量検出方法。
  8. 【請求項8】 バッテリの残量を検出するバッテリ残量
    検出方法において、 前記バッテリの残量を算出するバッテリ残量算出手順
    と、 前記バッテリが充電されている場合に、算出された残量
    が前回の残量より大きいときには、算出された残量を今
    回の残量にし、算出された残量が前回の残量より小さい
    ときには、前回の残量を今回の残量にする残量比較決定
    手順とを有することを特徴とするバッテリ残量検出方
    法。
  9. 【請求項9】 バッテリにより駆動される電子機器にお
    いて、 前記バッテリの電圧及び前記バッテリから供給される電
    流を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された検出電圧を前記検出手段で検
    出された検出電流に基づいて補正し、補正された電圧に
    基づいて前記バッテリの残量を算出するバッテリ残量算
    出手段とを有することを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、 バッテリの電圧を該バッテリの電流に基づいて補正さ
    せ、補正された電圧に基づいて前記バッテリの残量を算
    出させるプログラムが記録されたコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、 バッテリの電圧及び該バッテリの電流に基づいてバッテ
    リ残量を算出させ、算出された残量と前回の残量とを比
    較させ、前記バッテリが充電されている場合に、算出さ
    れた残量が前回の残量より大きいときには、算出された
    残量を今回の残量とさせ、算出された残量が前回の残量
    より小さいときには、前回の残量を今回の残量とさせる
    プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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