JP2010035004A - 電池電圧検出装置および携帯端末 - Google Patents

電池電圧検出装置および携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】電池残量を正当に示す検出結果を安定的に取得可能な電池電圧検出装置および携帯端末を提供する。
【解決手段】GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、測定手段の出力信号を、出力信号の位相を逆転させた逆転信号を用いて補正する補正手段と、補正手段で得られた補正後の信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段とを備える。また、GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末において、電池の端子間電圧を測定する測定手段と、測定手段の出力信号を、出力信号の位相を逆転させた逆転信号を用いて補正する補正手段と、補正手段で得られた補正後の信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、GSM(Global System for Mobile Communication)方式で通信を行う携帯端末に備えられた電池電圧を検出するための電池電圧検出装置および携帯端末に関する。
GSM方式では、送信フレームは8個のタイムスロットに分けられており、各タイムスロットのデータフィールドにデータを乗せることでデータの伝送が行われる。音声通信の場合は、1フレームにつき1スロットが音声データの伝送に使われ、GPRS(General Packet Radio Service)などのパケット通信では、複数のスロットがまとめてパケットデータの伝送に利用される。このように、GSM方式の携帯端末では、音声通話やパケット通信のための送信処理が時間的に集中してバースト的に実行されており、このような送信処理が行われている期間(送信バースト期間)には、携帯端末に備えられた様々な電気回路が一斉に動作している。
一方、携帯端末に備えられた様々な電気回路には、内蔵された電池パックから電力が供給されている。この電池パックの電圧は、携帯端末内に設けられた電池電圧検出装置によって定期的に測定されており、この測定結果は、電池残量に関する情報を利用者に提供するための表示や電池残量が一定値以下にまで低下した場合の自動停止処理などに利用されている(特許文献1参照)。
特開2005−204359
ところで、上述した電池電圧検出装置による電池電圧の検出動作は、携帯端末に備えられた無線通信処理部による送信動作とは非同期に行われている。このため、まれに、送信バーストのタイミングで電池電圧の検出が行われてしまう場合がある。
このとき、電池パックから通信処理部に供給される電流が、内部抵抗やコネクタ、内部配線パターンを通る際に生じる電圧降下のために、電池電圧検出装置で検出される電池電圧が数百mV程度低下してしまう。
このような送信バーストに伴う電池電圧の一時的な低下が電池残量の表示に反映されると、通信中に、時折、待ち受け中に表示されていた電池残量よりも残量が少なく表示され、通信終了後には、元の残量に戻るといった一見不可解な表示となってしまい、利用者の混乱を招く可能性があった。
本発明は、電池残量を正当に示す検出結果を安定的に取得可能な電池電圧検出装置および携帯端末を提供することを目的とする。
上述した目的は、以下に開示する電池電圧検出装置によって達成することができる。
この電池電圧検出装置の特徴は、GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、測定手段の出力信号を、出力信号の位相を逆転させた逆転信号を用いて補正する補正手段と、補正手段で得られた補正後の信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段とを備える点にある。
このように構成された電池電圧検出装置では、補正手段により、測定手段によって得られる出力信号に現れたGMS方式の音声・パケット送信に伴う電池の端子間電圧の一時的な変動を打ち消すことができる。これにより、送信バーストの発生の有無にかかわらず、出力手段により、電池の残量を正当に示す検出結果を得ることができる。
上述した目的は、以下に開示する電池電圧検出装置によって達成することができる。
この電池電圧検出装置の特徴は、GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、測定手段の出力信号について微分信号を生成する微分手段と、微分手段で得られた信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段とを備える点にある。
このように構成された電池電圧検出装置では、測定手段で得られた出力信号は、微分手段によって微分された後に出力手段によるサンプリング処理に供される。したがって、出力信号が変動している期間を、送信バーストに伴う電圧低下の発生と元の電圧への復帰のタイミングに圧縮することができる。これにより、出力手段が送信バーストに伴って変動した電圧値をサンプリングしてしまう確率を大幅に低減することができる。
上述した目的は、以下に開示する電池電圧検出装置によって達成することができる。
この電池電圧検出装置の特徴は、GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、測定手段によって得られた端子間電圧について、音声信号あるいはパケットの通信のための送信バーストが発生しているか否かによる端子間電圧の差分を評価する差分評価手段と、測定手段の出力信号で示される電圧値を定期的に取得する取得手段と、電圧値を取得したタイミングが送信バースト発生のタイミングである場合に、電圧値に差分評価手段で得られた評価結果を加算して電圧値を補正して、補正された電圧値を電池についての電圧の検出結果として出力する補正手段とを備える点にある。
このように構成された電池電圧検出装置では、測定手段で得られた端子間電圧の測定結果に現れた送信バーストに伴う電圧低下分が差分評価手段によって評価され、この電圧低下分を用いて、補正手段により、送信バースト中に取得手段によって取得された電圧値の補正が行われる。したがって、補正手段を介して出力される電池電圧の検出結果に、送信バーストに伴う一時的な電圧低下が現れることはなく、電池残量を示す電圧検出結果が安定的に得られる。
上述した目的は、以下に開示する電池電圧検出装置によって達成することができる。
この電池電圧検出装置の特徴は、GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、音声信号あるいはパケットの通信のための送信バーストに応じて測定手段の出力信号に現れる端子間電圧の振幅を抑圧する抑圧手段と、抑圧手段による振幅抑圧後の出力信号で示される電圧値を定期的に取得する取得手段と、取得手段によって複数のサンプリングポイントで取得した電圧値について平均値を求め、得られた平均値に対応する電圧値を電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段とを備える点にある。
このように構成された電池電圧検出装置では、測定手段の出力信号に現れる送信バーストに伴う一時的な電圧低下幅が抑圧手段によって抑圧された後に取得手段によるサンプリング処理に供される。これにより、取得手段によるサンプリングで得られた電圧値相互の差異を低減することができる。更に、このようにして得られる複数のサンプリング結果を平均化した値に、例えば適切な補正値を加えた電圧値を電池電圧の検出結果として出力することで、送信バーストの発生の有無にかかわらず、電池残量を示す電圧検出結果を安定的に得ることができる。
上述した目的は、以下に開示する携帯端末によって達成することができる。
この携帯端末の特徴は、GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末において、携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、測定手段の出力信号を、前記出力信号の位相を逆転させた逆転信号を用いて補正する補正手段と、補正手段で得られた補正後の信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を前記電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段とを備える点にある。
このように構成された携帯端末では、補正手段により、測定手段によって得られる出力信号に現れたGMS方式の音声・パケット送信に伴う電池の端子間電圧の一時的な変動を打ち消すことができる。これにより、送信バーストの発生の有無にかかわらず、出力手段により、電池の残量を正当に示す検出結果を得て、例えば、電池の残量表示処理などに供することができる。
以上に開示した基本構成を備えた電池電圧検出装置および携帯端末では、送信バーストの発生の有無にかかわらず、電池残量を正当に示す電圧検出結果を安定的に得ることができるので、この電池電圧検出結果を電池の残量表示に用いれば、利用者の混乱を招くような不可解な表示を防ぐことができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、電池電圧検出装置の一実施形態を示す。
図1に示した携帯端末において、電池パック201は、端末制御用CPU202、液晶表示部203、無線送受信部204などの携帯端末を構成する様々な部品に電力を供給している。この電池パック201からは、内部のバッテリの端子間電圧を示す信号が出力されている。
この信号は2つに分岐され、一方は、電池電圧検出装置210の位相反転回路211、整流回路212を介して加算回路214に入力され、もう一方は、遅延回路213を介して加算回路214に入力される。電池電圧検出回路215は、加算回路214によって得られた加算結果を示す出力信号を定期的にサンプリングし、電池パック201の電圧値の検出結果として端末制御用CPU202に通知する。
図2(a)に示すように、電池パック201から出力される信号により、無線送受信部204によって音声信号あるいはデータパケットが送信されるタイムスロット(送信バースト期間)で端子間電圧が所定の電圧低下分だけ低下し、その後、また元の電圧値に回復する変化を繰り返すことが示されている。このような電池パック201の出力信号は、位相反転回路211により、図2(b)に示すように、送信バースト期間に対応する区間の始まりで立ち上がり、その区間の終わりで立下りが現れる信号に変換され、更に、整流回路212により、直流成分が取り除かれる。これにより、図2(c)に示すように、送信バースト期間に相当するパルス幅を持ち、上述した電圧低下分に相当する振幅を持つパルス状の信号が得られる。なお、図2において、音声通話時の送信バーストに伴う電圧の変動を太い実線で示し、パケット送信時の電圧変動は、太い破線で示した。
図2(c)に示したパルス状の信号では、図2(a)に示した元の信号において送信バーストによる電圧低下が発生したタイミングよりも、位相反転回路211および整流回路212による処理に要する時間(図2(c)において符号Δtとして示す)分だけ遅れて正のパルスが立ち上がっている。したがって、遅延回路213により、上述した処理遅延に相当する時間だけ電池パック201の出力信号を遅延させた上で、加算回路214により、整流回路212の出力信号と加算することにより、送信バーストに伴う電圧低下分を補正して、図2(e)に示すように、電圧低下が現れない平坦な信号を生成して、電池電圧検出回路215によるサンプリング処理に供することができる。
この場合は、図2(e)に示したように、送信バーストによる電圧低下分が補償された信号を対象として、電池伝達検出回路215によるサンプリングが行われる。したがって、電池電圧検出回路215がサンプリングを行うタイミング(図2(e)において矢印で示す)が送信バースト期間に含まれているか否かにかかわらず、電池パック201内のバッテリの残量を正当に示す検出結果を取得して、端末制御用CPU202に通知することができる。
これにより、通話中やパケット通信中と待ち受け中とで電池の残量表示が食い違うといった不可解な表示を防ぐことができるので、電池残量の表示に対する利用者の信頼感を向上することができる。
なお、上述した送信バーストに伴う電圧低下分の補償処理は、送信バーストの発生の有無にかかわらず、位相反転回路211、整流回路212、遅延回路213および加算回路214によって自動的に行われる。したがって、電池電圧検出回路215から通知された電圧値が、送信バースト期間中にサンプリングされたか否かを端末制御用CPU202によって判別して処理する場合に比べて、端末制御用CPU202の処理負担を軽減することができる。
(第2の実施形態)
図3に、電池電圧検出装置の別実施形態を示す。
なお、図3に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図2に示した電池電圧検出装置210において、電池パック201の出力信号は、微分回路216を介して電池電圧検出回路215に入力されている。
例えば、データパケットの送信中は、パケット送信に使われるタイムスロットにおいて、電池パック201からの出力信号に、図4(a)に示すような電圧低下が現れる。この電池パック201の出力信号を微分回路216によって微分することにより、図4(b)に示すように、網掛けを付した区間以外では電池パック201内のバッテリの残量に対応する電圧値を示す信号が得られ、この信号がサンプリング対象として電池電圧検出回路215に入力される。
図4(b)に示したように、網掛けが付された区間は、図4(a)に示した送信バースト期間に比べて短く抑えられており、他の区間では、微分回路216の出力信号により、バッテリの残量を正当に示す電圧値が示される。したがって、電池電圧検出回路215により、バッテリの残量を正当に示す電圧値がサンプリング結果として得られる可能性を高くすることができる。これにより、通話中やパケット通信中と待ち受け中とで電池の残量表示が食い違うといった不可解な表示が発生する確率を大幅に低減することができる。
(第3の実施形態)
図5に、電池電圧検出装置の別実施形態を示す。
なお、図5に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図5に示した電池電圧検出装置210は、電池パック201の出力信号を電池電圧検出回路215によって定期的にサンプリングし、得られたサンプリング結果を、端末制御用CPU202内に設けられた差分評価部217と補正処理部218とによって補正した後に、端末制御部205に渡して電池の残量表示などに供するように構成される。
上述した差分評価部217は、補正処理部218からの指示に応じて電池電圧検出回路215の出力に基づいて上述した電圧低下分に相当する補正値を算出し、電圧低下が生じていないときの定常電圧とともに算出した補正値をメモリ206に保持する。
また、補正処理部218は、端末制御部205からの指示に応じて、差分評価部217による補正値算出動作を制御するとともに、メモリ206に保持された定常電圧値および補正値と電池電圧検出回路215によるサンプリング結果とを用いて後述する補正処理を行い、電池パック201内のバッテリの残量を正当に示す電圧値を求めて端末制御部205に通知する。この補正処理部218には、無線送受信部204によってデータ送信が行われているか否かを示す送信状態が端末制御部205から通知されている。
図6に、電池電圧検出回路によるサンプリング結果を補正する動作を表す流れ図を示す。
補正処理部218は、電池電圧検出回路215からサンプル値Vmを受け取るごとに(図6(a)のステップ301)、上述したサンプル値Vmが、端末制御部205からの送信状態通知によって送信バースト中に取得されたものか否かを判定する(ステップ302)。
例えば、図7(a)に符号Si−1で示したi−1番目のサンプリング点では、図7(b)に示す送信状態通知が論理0となっており、送信バースト中ではないことが示されている。このとき補正処理部218は、ステップ302の否定判定として、取得されたサンプル値Vmi−1を定常電圧値Voの値としてメモリ206に保持するとともに(ステップ303)、サンプル値Vmi−1を電池電圧検出装置210の出力として端末制御部205に通知して(ステップ304)、処理を終了する。
一方、図7(a)に符号Sで示したi番目のサンプリング点では、図7(b)に示す送信状態通知が論理1となっており、送信バースト中であることが示される。このとき、補正処理部218は、メモリ206を参照して評価済みの補正値Dが保持されているか否かを判定し(ステップ305)、否定判定の場合は、図6(b)に示す処理を行う。
この場合に、補正処理部218は、まず、補正値算出部217に、補正値の算出を指示し、これに応じて、補正値算出部217は、上述したようにしてメモリ206に保持された定常電圧値Voとサンプル値Vmとの差分を求め(図7参照)、これを補正値Dとしてメモリ206に保持する(ステップ311)。また、このとき、補正処理部218は、メモリ206に保持されている定常電圧値Voを電池電圧検出装置210の出力として端末制御部205に通知して(ステップ312)、処理を終了する。
このようにして補正値Dが評価された後に、例えば、図7(a)に示すように、k番目のサンプル点が送信バーストにかかった場合には(ステップ302の肯定判定)、メモリ206に既に補正値Dが保持されているので、補正処理部218は、ステップ305の肯定判定としてステップ306からステップ308の処理を行う。
この場合に、補正処理部218は、まず、取得したサンプル値Vm(例えば、図7(a)に示したVm)に補正値Dを加算して補正電圧値V´mを算出するとともに(ステップ306)、上述したステップ311と同様にして、補正値算出部217を介して新たな補正値Dを求め、メモリ206内の補正値Dの値を更新する(ステップ307)。また、このとき、補正処理部218は、上述したステップ306で算出した補正電圧値V´mを電池電圧検出装置210の出力として端末制御部205に通知して(ステップ308)、処理を終了する。
このように、図5に示した電池電圧検出装置によれば、送信バーストに伴う電圧低下が発生している期間に、電池電圧検出回路215によるサンプリングが行われた場合には、このサンプリングで取得されたサンプル値Vmに適切な補正値Dを加えて、送信バーストに伴う電圧低下分を補正することができる。
したがって、電池電圧検出回路215がサンプリングを行うタイミング(図7(a)において矢印で示す)が送信バースト期間に含まれているか否かにかかわらず、電池パック201内のバッテリの残量を正当に示す電圧値を端末制御用CPU202に通知することができる。
これにより、通話中やパケット通信中と待ち受け中とで電池の残量表示が食い違うといった不可解な表示を防ぐことができるので、電池残量の表示に対する利用者の信頼感を向上することができる。
なお、図5に示した電池電圧検出装置によれば、送信バーストが発生していない期間に電池電圧検出回路215によるサンプリングが行われた場合には、その都度、上述したステップ304において定常電圧値Voが更新され、送信バーストが発生している期間にサンプリングが行われた場合には、その都度、ステップ307において補正値Dが更新される。したがって、送信バーストに伴う電圧低下の影響を受けたサンプル値を非常に高い精度で補正して、電池パック201内のバッテリの残量を正当に示す検出結果を確実に取得することができる。
(第4の実施形態)
図8に、電池電圧検出装置の別実施形態を示す。
なお、図8に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図8に示した電池電圧検出装置210においては、電池パック201の出力信号は、減衰器219を介して電池電圧検出回路215に入力されている。
したがって、電池電圧検出回路215に入力される信号では、図9(a)に示した電池パック201の出力信号に現れていた送信バーストに伴う電圧変動が、図9(b)に示すように振幅が抑圧されているため、送信バースト期間に取得されたサンプル値とそれ以外の期間に取得されたサンプル値との差が小さくなっている。
この電池電圧検出回路215によって得られたサンプル値は、メモリ206を介して端末制御用CPU202に設けられた平均値算出部221に渡される。メモリ206は、電池電圧検出回路215で得られた所定回数分(例えば3回分)のサンプル値を保持する。このメモリ206は、新たに得られたサンプル値の入力に応じて、元も古いサンプル値を削除する機能を備えている。
平均値算出部221は、メモリ206に保持されているサンプル値の平均値を算出し、補正処理部222は、上述した減衰器219による減衰率から決定される補正値Vcを、算出された平均値Vavに加算して補正電圧値V´を求め、得られた補正電圧値V´を電池電圧検出装置210の出力として端末制御部205に通知する。
ここで、図9(b)に符号S,Si+1,Si+2を付して示したように、送信バーストによる電圧低下が発生しているサンプル点で取得されたサンプル値Vi+1と送信バーストが発生していないサンプル点で取得されたサンプル値V,Vi+2について、上述した平均化処理と補正処理を行う場合を例にとって、補正電圧値V´を求めることで得られる効果を説明する。
上述したように、電池電圧検出回路215に入力される信号に現れる電圧変動は、振幅が減衰器219の減衰率に応じて抑圧されているので、上述した3つのサンプル点S,Si+1,Si+2で取得されたサンプル値V,Vi+1,Vi+2のうち、送信バーストに伴う電圧低下を反映しているのはサンプル値Vi+1のみである。したがって、これらのサンプル値V,Vi+1,Vi+2の平均値Vavに上述した補正値Vcを加算して得られる補正電圧値V´と、待ち受け状態における電池パック201の出力信号で示される電圧値との差は、図9(c)に太い実線で示すように、送信バーストに伴う電圧低下分(図9(c)に破線で示した)よりも小さく抑えることができる。
このようにして、端末制御部205に通知される電圧値の変動幅を抑制したことにより、この電圧値に基づいて行われる電池残量の表示の変化を抑えることができる。これにより、通話中やパケット通信中と待ち受け中とで電池の残量表示が食い違うといった不可解な表示を防ぐことができるので、電池残量の表示に対する利用者の信頼感を向上することができる。
電池電圧検出装置の一実施形態を示す図である。 位相反転信号による補正を説明する図である。 電池電圧検出装置の別実施形態を示す図である。 微分信号に基づく電池電圧検出動作を説明する図である。 電池電圧検出装置の別実施形態を示す図である。 電池電圧検出回路によるサンプリング結果を補正する動作を表す流れ図である。 サンプリング結果の補正処理を説明する図である。 電池電圧検出装置の別実施形態を示す図である。 減衰器を用いた電池電圧検出動作を説明する図である。
符号の説明
201 電池パック
202 端末制御用CPU
203 液晶表示部
204 無線送受信部
205 端末制御部
206 メモリ
210 電池電圧検出装置
211 位相反転回路
212 整流回路
213 遅延回路
214 加算回路
215 電池電圧検出回路
216 微分回路
217 差分評価部
218,222 補正処理部
219 減衰器
221 平均値算出部

Claims (5)

  1. GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、
    前記携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段の出力信号を、前記出力信号の位相を逆転させた逆転信号を用いて補正する補正手段と、
    前記補正手段で得られた補正後の信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を前記電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする電池電圧検出装置。
  2. GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、
    前記携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段の出力信号について微分信号を生成する微分手段と、
    前記微分手段で得られた信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を前記電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする電池電圧検出装置。
  3. GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、
    前記携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって得られた端子間電圧について、音声信号あるいはパケットの通信のための送信バーストが発生しているか否かによる前記端子間電圧の差分を評価する差分評価手段と、
    前記測定手段の出力信号で示される電圧値を定期的に取得する取得手段と、
    前記電圧値を取得したタイミングが前記送信バースト発生のタイミングである場合に、前記電圧値に前記差分評価手段で得られた評価結果を加算して前記電圧値を補正する補正手段と、
    前記補正された電圧値を前記電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする電池電圧検出装置。
  4. GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末の電池電圧検出装置において、
    前記携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、
    音声信号あるいはパケットの通信のための送信バーストに応じて前記測定手段の出力信号に現れる前記端子間電圧の振幅を抑圧する抑圧手段と、
    前記抑圧手段による振幅抑圧後の出力信号で示される電圧値を定期的に取得する取得手段と、
    前記取得手段によって複数のサンプリングポイントで取得した電圧値について平均値を求め、得られた平均値に対応する電圧値を前記電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする電池電圧検出装置。
  5. GSM方式で音声信号通信およびパケット通信を行う携帯端末において、
    前記携帯端末に備えられた電池の端子間電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段の出力信号を、前記出力信号の位相を逆転させた逆転信号を用いて補正する補正手段と、
    前記補正手段で得られた補正後の信号で示される電圧値を定期的に取得し、取得した電圧値を前記電池についての電圧の検出結果として出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
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JP2004069573A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 電圧検出装置および電圧検出方法、並びに電子機器

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