JP2004069358A - タイヤの歪み状態検出方法、歪み状態検出装置及びそのセンサユニット並びにこれを備えたタイヤ - Google Patents

タイヤの歪み状態検出方法、歪み状態検出装置及びそのセンサユニット並びにこれを備えたタイヤ Download PDF

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    • B60T2240/04Tire deformation

Abstract

【課題】劣化の発生を低減できると共に、スタビリティー制御システム等の制御システムに用いることができる車両走行時のタイヤの歪み状態を検出するタイヤの歪み状態検出方法、歪み状態検出装置及びそのセンサユニット並びにこれを備えたタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ300の歪みに応じて導電体パターンの形状が変化して輻射電磁波の共振周波数が変化するセンサユニット100をタイヤの周方向に間隔をあけて埋設し、車両のタイヤハウス400に設けたモニタ装置200からセンサユニット100へ電磁波を輻射すると共に、センサユニット100から輻射された電磁波を受波し、受波した電磁波の強度、位相、周波数のうちの少なくとも1つを検出して、検出結果と、記憶しているタイヤ300に歪みの生じていないときの検出結果とを比較することによりタイヤ300の歪み状態を検出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両走行時のタイヤの歪み状態を検出するタイヤの歪み状態検出方法、歪み状態検出装置及びそのセンサユニット並びにこれを備えたタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両において安全走行を行うために注意しなければならない事項として、車両のタイヤ内空気圧を適度な状態に設定することや、タイヤの摩耗状態に注意を払うことなどがあげられる。例えば、タイヤ内空気圧が低下すると、パンクの発生率が増大すると共に、高速走行においてはバーストを生じ、重大事故を引き起こす原因となる。このため、運転者は常日頃、タイヤの点検を行う必要がある。
【0003】
しかしながら、タイヤの点検を行い、タイヤの状態を良好な状態に保っていても、雨天候時に路面が濡れている場合など、路面とタイヤとの間の摩擦力が低下すると、ブレーキをかけたときにスリップして、思わぬ方向に車両が移動してしまい、事故を引き起こすことがあった。
【0004】
このようなスリップや急発進などによって発生する事故を防止するために、アンチロック・ブレーキ・システム(Anti−Lock Brake System、以下、ABSと称する)、トラクション・コントロール・システム、さらには、これらに加えてYAWセンサを設けたスタビリティー制御システムが開発された。
【0005】
例えば、ABSは、各タイヤの回転状態を検出し、この検出結果に基づいて各タイヤロック状態に入るのを防止するように制動力を制御するシステムである。
【0006】
タイヤの回転状態として、各タイヤの回転数や、空気圧、歪み等の状態を検出して、この検出結果を制御に用いることが可能である。
【0007】
例えば、ABSスピ一ドセンサからデー夕を入力し、タイヤ空気圧を推定する、所謂「間接式」と呼ばれるタイヤ空気圧の検出方法を用いてタイヤ空気圧を自動的に検出する装置も知られている。
【0008】
この装置に用いられるタイヤ空気圧の検出方法としては、例えば、(a)空気圧低下によるタイヤの転動半径の変化(撓み)を車輪の回転角速度から求める方法、(b)入力信号をFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理し、タイヤの固有振動数の変化から算出する方法などが知られている。
【0009】
一方、ABSや、トラクション・コントロール・システム、スタビリティー制御システムに用いることができるセンサ及びそのタイヤの一例としては、U.S.P.No.5,895,854(以下、第1従来例と称する)やU.S.P.No.6,308,758(以下、第2従来例と称する)が知られている。
【0010】
上記第1従来例では、タイヤのサイドウォール部の周方向に列をなすように隣接部位の極性を相互に変えた磁性バーコードを設け、シャーシや車輪軸に固定したセンサで前記バーコードを読み取る。これにより、タイヤの回転速度を検出することができると共に、磁性バーコードをタイヤの半径方向に2列以上設けることにより内外輪の磁性バーコードの検出結果の位相差から、タイヤの半径方向の力や変形を算出可能にしている。
【0011】
上記第2従来例には、上記第1従来例では狭い間隔で磁性帯を形成することが困難であったことを改善し、前述したタイヤのサイドウォール部の周方向に列をなすように隣接部位の極性を相互に変えた磁性バーコードの解像度を高めたタイヤが開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1,2従来例では、タイヤの製造時にサイドウォールに磁性帯を形成するため、この磁性帯の磁力を最適値に設定するのに非常に手間がかかる。即ち、磁性帯の磁力が最適値よりも強すぎると路面上の砂鉄や鉄片などの磁性体を吸着してしまうことがある。また、磁性帯の磁力が最適値よりも小さいとセンサによる検出が困難になる。
【0013】
さらに、車両走行中にタイヤに発生する熱によって上記磁性帯の磁化が徐々に弱まり、走行時間が増すにつれてセンサによる検出が困難になる可能性がある。
【0014】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、劣化の発生を低減できると共に、スタビリティー制御システム等の制御システムに用いることができる車両走行時のタイヤの歪み状態を検出するタイヤの歪み状態検出方法、歪み状態検出装置及びそのセンサユニット並びにこれを備えたタイヤを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に埋設され且つタイヤの歪みに応じて形状が変化する導電体パターンを有する複数のセンサユニットと、車両のタイヤハウスに設けられた輻射ユニットを有するモニタ装置とを用いたタイヤの歪み状態検出方法であって、前記輻射ユニットから前記センサユニットへ向けて第1周波数の電磁波を輻射し、前記第1周波数の電磁波を受けた前記センサユニットは、前記第1周波数の電磁波のエネルギーを電気エネルギーに変換して、該電気エネルギーによって電磁波輻射手段を駆動し、前記電磁波輻射手段は、前記導電体パターンの歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射し、前記モニタ装置は、前記センサユニットの電磁波輻射手段から輻射された電磁波を受波し、該受波した電磁波の強度、位相、周波数のうちの少なくとも1つを検出し、該検出結果と、前記記憶しているタイヤに歪みの生じていないときの検出結果とを比較することにより、前記タイヤの歪み状態を検出するタイヤの歪み状態検出方法を提案する。
【0016】
本発明によれば、タイヤハウスに設けられた輻射ユニットからタイヤ内に埋設されたセンサユニットへ向けて第1周波数の電磁波が輻射される。これにより、第1周波数の電磁波を受波したセンサユニットは、第1周波数の電磁波のエネルギーを電気エネルギーに変換して、該電気エネルギーによって電磁波輻射手段を駆動して電磁波を輻射する。
【0017】
このとき、センサユニットの電磁波輻射手段は、前記導電体パターンの歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する。即ち、前記導電体パターンはタイヤ内に埋設されているので、タイヤの歪みに応じて変形する。この結果、導電体パターンの電気的な共振周波数や、該導電体パターンをアンテナとして用いたときの電磁波の位相などが変化する。
【0018】
前記モニタ装置は、前記センサユニットから輻射された電磁波を受波する。このとき、前記導電体パターンの変形に応じて受波した電磁波の位相や、電界強度、周波数などが変化する。
【0019】
さらに、前記モニタ装置は、例えば車両の始動時などにおけるタイヤに歪みが生じていないときに、前記センサユニットから受波した電磁波の位相、電界強度、周波数のうちの少なくとも1つを検出し、該検出結果を記憶しておく。
【0020】
また、モニタ装置は、例えば車両走行時においては、センサユニットから受波した電磁波の位相、電界強度、周波数のうちの少なくとも1つを検出し、該検出結果と、前記タイヤに歪みの生じていないときの検出結果の記憶値とを比較することにより、前記タイヤの歪み状態を検出する。
【0021】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出方法において、前記輻射ユニットは該輻射ユニットが装着されている位置から所定距離内に存在する前記タイヤ内の1つ以上のセンサユニットに対して電磁波を輻射するタイヤの歪み状態検出方法を提案する。
【0022】
本発明によれば、輻射ユニットが装着されている位置から所定距離内に存在する1つ以上のセンサユニットから輻射された電磁波を受波することによって前記所定距離内のタイヤの歪みを検出することができる。
【0023】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出方法において、前記タイヤハウスの異なる2つ以上の位置にそれぞれ設けられた前記輻射ユニットから時分割で電磁波の輻射を行うタイヤの歪み状態検出方法を提案する。
【0024】
本発明によれば、前記異なる2つ以上の輻射ユニットが装着されているそれぞれの位置から所定距離内に存在する1つ以上のセンサユニットに電磁波を輻射することによって、前記輻射ユニット毎に1つのタイヤにおける異なる部位の歪みを検出することができる。
【0025】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出方法において、前記第1周波数と前記第2周波数が1GHz以上の周波数に設定されているタイヤの歪み状態検出方法を提案する。
【0026】
本発明によれば、前記第1周波数と前記第2周波数のそれぞれを1GHz以上の周波数に設定することによって、タイヤ内に設けられている補強用金属の影響を低減すると共に、前記導電体パターンの変形によって引き起こされる電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変動を得ることができる。
【0027】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出方法において、前記センサユニットは、前記電磁波によって当該センサユニットに固有の識別情報を送信し、前記モニタ装置は、前記センサユニットから受信した識別情報に基づいて、前記センサユニットを特定するタイヤの歪み状態検出方法を提案する。
【0028】
本発明によれば、各センサユニットが前記識別情報によって特定可能であるため、車両に装着されている複数のタイヤのそれぞれにセンサユニットを設けた場合にも、各タイヤ毎の歪みを検出することができる。
【0029】
本発明は、車両走行中におけるタイヤの歪み状態を検出するタイヤの歪み状態検出装置において、タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に埋設されている複数のセンサユニットと、車両のタイヤハウスに設けられた輻射ユニットを含むモニタ装置とからなり、前記センサユニットは、所定面積の可撓性及び電気的絶縁性を有するシートの面上に設けられた所定形状の導電体パターンと、前記輻射ユニットから輻射された第1周波数の電磁波を受波して該電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換する手段と、前記電気エネルギーによって動作すると共に前記導電体パターンに接続され、前記導電体パターンの形状の歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する手段とを備え、前記モニタ装置は、前記輻射ユニットから第1周波数の電磁波を前記センサユニットへ向けて輻射する手段と、前記センサユニットから輻射された電磁波を受波する手段と、前記受波した電磁波の強度、位相、周波数のうちの少なくとも1つを検出する手段と、前記タイヤに歪みが生じていないときの検出結果を記憶する手段と、前記検出結果をと、前記タイヤに歪みの生じていないときの検出結果とを比較することにより、前記タイヤの歪み状態を検出する手段とを備えているタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0030】
本発明によれば、タイヤハウスに設けられた輻射ユニットからタイヤ内に埋設されたセンサユニットへ向けて第1周波数の電磁波が輻射されると、この第1周波数の電磁波を受波したセンサユニットでは、第1周波数の電磁波のエネルギーが電気エネルギーに変換され、該電気エネルギーによってセンサユニットから前記第2周波数の電磁波が輻射される。
【0031】
このとき、センサユニットから輻射される電磁波は、タイヤの歪みに伴って生じる前記導電体パターンの歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数が変化されたものとなる。即ち、前記導電体パターンは、タイヤ内に埋設されているので、タイヤの歪みに応じて変形する。この結果、タイヤの歪みに応じて、導電体パターンの電気的な共振周波数や、該導電体パターンをアンテナとして用いたときに輻射される電磁波の位相などが変化する。
【0032】
前記センサユニットから輻射された電磁波はモニタ装置によって受波される。このとき、前記導電体パターンの変形に応じて前記モニタ装置が受波する電磁波の位相や、電界強度、周波数などが変化する。
【0033】
前記モニタ装置によって、前記受波した電磁波の位相、電界強度、周波数のうちの少なくとも1つが検出され、該検出結果と、前記タイヤに歪みの生じていないときの検出結果の記憶値とが比較され、この比較結果によって前記タイヤの歪み状態が検出される。
【0034】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出装置において、前記導電体パターンの少なくとも一部が矩形波形状をなしているタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0035】
本発明によれば、前記導電体パターンが矩形波のような形状をなしているため、導電体パターンの隣り合う部分の位置関係がタイヤの歪みに伴って容易に変化するので、導電体パターン自体の共振周波数などの電気的な特性がタイヤの歪みに応じて容易に変化される。これにより、タイヤの歪みに応じて、センサユニットから輻射される電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変化を得ることができる。
【0036】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出装置において、前記第1周波数と前記第2周波数の双方が1GHz以上の周波数に設定されているタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0037】
本発明によれば、前記第1周波数と前記第2周波数のそれぞれが1GHz以上の周波数に設定されているため、タイヤ内に設けられている補強用金属の影響が低減されると共に、前記導電体パターンの変形によって引き起こされる電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変化を得ることができる。
【0038】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出装置において、前記第1周波数と前記第2周波数が同一周波数に設定されており、前記モニタ装置は、前記第1周波数の電磁波の輻射と、前記センサユニットから輻射された電磁波の受波とを交互に繰り返して行う手段を備えているタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0039】
本発明によれば、前記モニタ装置或いは前記センサユニットにおいて、電磁波輻射用のアンテナと電磁波受波用のアンテナを共用することが可能になると共に、車両に装着されている複数のタイヤ毎の歪み状態を容易に識別可能になる。
【0040】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出装置において、前記モニタ装置は、前記タイヤハウスの異なる2つ以上の位置にそれぞれ設けられた複数の輻射ユニットを備え、各輻射ユニットから時分割で電磁波の輻射を行う手段を有し、各輻射ユニットは該スキャナユニットが装着されている位置から所定距離内に存在する前記タイヤ内の1つ以上のセンサユニットに電磁波を輻射するタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0041】
本発明によれば、各輻射ユニット毎に1つのタイヤにおける異なる部位の歪みを検出することができる。
【0042】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出装置において、前記センサユニットは、前記導電体パターンをアンテナとして、前記第1周波数の電磁波の受波に用いるか又は前記第2周波数の電磁波の輻射に用いるかを切り替える手段を有するタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0043】
本発明によれば、前記第1周波数の電磁波の受波用又は前記第2周波数の電磁波の輻射用のアンテナとして前記導電体パターンを用いることができるので、センサユニットの形状を小型化できる。
【0044】
また、本発明は、上記タイヤの歪み状態検出装置において、前記センサユニットは、当該センサユニットに固有の識別情報を格納する手段と、前記格納されている識別情報を前記電磁波によって送信する手段とを備え、前記モニタ装置は、前記センサユニットから送信された前記識別情報を受信する手段と、前記受信した識別情報に基づいて、前記センサユニットを特定する手段とを備えているタイヤの歪み状態検出装置を提案する。
【0045】
本発明によれば、各センサユニットが前記識別情報によって特定可能であるため、車両に装着されている複数のタイヤのそれぞれにセンサユニットを設けた場合にも、各タイヤを特定してその歪み状態を検出することができる。
【0046】
本発明は、タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に埋設された複数のセンサユニットと、車両のタイヤハウスに設けられた輻射ユニットを有するモニタ装置とを備えたタイヤの歪み状態検出装置の前記センサユニットであって、所定面積の可撓性及び電気的絶縁性を有するシートの面上に設けられた所定形状の導電体パターンと、前記輻射ユニットから輻射された第1周波数の電磁波を受波して該電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換する手段と、前記電気エネルギーによって動作すると共に前記導電体パターンに接続され、前記導電体パターンの形状の歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する手段とを備えているセンサユニットを提案する。
【0047】
本発明によれば、輻射ユニットからセンサユニットへ向けて第1周波数の電磁波が輻射されると、この第1周波数の電磁波を受波したセンサユニットでは、第1周波数の電磁波のエネルギーが電気エネルギーに変換され、該電気エネルギーによってセンサユニットから前記第2周波数の電磁波が輻射される。
【0048】
このとき、センサユニットから輻射される電磁波は、タイヤの歪みに伴って生じる前記導電体パターンの歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数が変化されたものとなる。即ち、前記導電体パターンは、タイヤ内に埋設されているので、タイヤの歪みに応じて変形する。この結果、タイヤの歪みに応じて、導電体パターンの電気的な共振周波数や、該導電体パターンをアンテナとして用いたときに輻射される電磁波の位相或いは周波数などが変化する。
【0049】
前記センサユニットから輻射された電磁波は、前記モニタ装置によって受波され、前記導電体パターンの変形に応じて前記外部装置が受波する電磁波の位相や、電界強度、周波数などが変化する。
【0050】
前記モニタユニットによって、前記受波された電磁波の位相、電界強度、周波数のうちの少なくとも1つが検出され、該検出結果と、前記タイヤに歪みの生じていないときの検出結果の記憶値とを比較することにより前記タイヤの歪み状態を検出することができる。
【0051】
また、本発明は、上記センサユニットにおいて、前記導電体パターンの少なくとも一部が矩形波形状をなしているセンサユニットを提案する。
【0052】
本発明によれば、前記導電体パターンが矩形波のような形状をなしているため、導電体パターンの隣り合う部分の位置関係がタイヤの歪みに伴って容易に変化するので、導電体パターン自体の電気的な特性がタイヤの歪みに応じて容易に変化される。これにより、タイヤの歪みに応じて、センサユニットから輻射される電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変化を得ることができる。
【0053】
また、本発明は、上記センサユニットにおいて、前記第1周波数が1GHz以上の周波数に設定されているセンサユニットを提案する。
【0054】
本発明によれば、前記第1周波数と前記第2周波数のそれぞれが1GHz以上の周波数に設定されているため、タイヤ内に設けられている補強用金属の影響が低減されると共に、前記導電体パターンの変形によって引き起こされる電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変化を得ることができる。
【0055】
また、本発明は、上記センサユニットにおいて、前記導電体パターンをアンテナとして、前記第1周波数の電磁波の受波に用いるか又は前記第2周波数の電磁波の輻射に用いるかを切り替える手段を有するセンサユニットを提案する。
【0056】
本発明によれば、前記導電対パターンをアンテナとして、電磁波の輻射用と電磁波受波用に共用することが可能になり、センサユニットの小型化が可能になる。
【0057】
また、本発明は、上記センサユニットにおいて、当該センサユニットに固有の識別情報を格納する手段と、前記格納されている識別情報を前記電磁波によって送信する手段とを備えているセンサユニットを提案する。
【0058】
本発明によれば、各センサユニットが前記識別情報によって特定可能であるため、車両に装着されている複数のタイヤのそれぞれにセンサユニットを設けた場合にも、各タイヤ毎の歪み状態を検出することができる。
【0059】
本発明は、所定面積の可撓性及び電気的絶縁性を有するシートの面上に設けられた所定形状の導電体パターンと、モニタ装置から輻射された第1周波数の電磁波を受波して該電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換する手段と、前記電気エネルギーによって動作すると共に前記導電体パターンに接続され、前記導電体パターンの形状の歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する手段とを備えているセンサユニットが、タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に複数埋設されているタイヤを提案する。
【0060】
本発明によれば、モニタ装置から輻射された第1周波数の電磁波を受波したセンサユニットでは、第1周波数の電磁波のエネルギーが電気エネルギーに変換され、該電気エネルギーによってセンサユニットから前記第2周波数の電磁波が輻射される。
【0061】
このとき、センサユニットから輻射される電磁波は、タイヤの歪みに伴って生じる前記導電体パターンの歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数が変化されたものとなる。即ち、前記導電体パターンは、タイヤ内に埋設されているので、タイヤの歪みに応じて変形する。この結果、タイヤの歪みに応じて、導電体パターンの電気的な共振周波数や、該導電体パターンをアンテナとして用いたときに輻射される電磁波の位相などが変化する。
【0062】
前記センサユニットから輻射された電磁波は、前記モニタ装置によって受波され、前記導電体パターンの変形に応じて前記外部装置が受波する電磁波の位相や、電界強度、周波数などが変化する。
【0063】
従って、前記モニタ装置によって、前記受波された電磁波の位相、電界強度、周波数のうちの少なくとも1つを検出し、該検出結果と、前記タイヤに歪みが生じていないときの検出結果の記憶値とを比較することにより前記タイヤの歪み状態を検出することができる。
【0064】
また、本発明は、上記タイヤにおいて、前記導電体パターンの少なくとも一部が矩形波形状をなしているタイヤを提案する。
【0065】
本発明によれば、前記導電体パターンが矩形波のような形状をなしているため、導電体パターンの隣り合う部分の位置関係がタイヤの歪みに伴って容易に変化するので、導電体パターン自体の電気的な特性がタイヤの歪みに応じて容易に変化される。これにより、タイヤの歪みに応じて、センサユニットから輻射される電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変化を得ることができる。
【0066】
また、本発明は、上記タイヤにおいて、前記第1周波数が1GHz以上の周波数に設定されているタイヤを提案する。
【0067】
本発明によれば、前記第1周波数と前記第2周波数のそれぞれが1GHz以上の周波数に設定されているため、タイヤ内に設けられている補強用金属の影響が低減されると共に、前記導電体パターンの変形によって引き起こされる電磁波の位相や、電界強度、周波数などの大きな変化を得ることができる。
【0068】
また、本発明は、上記タイヤにおいて、前記複数のセンサユニットのそれぞれがタイヤ内の同一層に配置されているタイヤを提案する。
【0069】
本発明によれば、各センサユニットが同一層に埋設されるため、タイヤ製造工程の簡略化を図ることができると共に、各センサユニット間の位置関係の設定を容易に行うことができる。
【0070】
また、本発明は、上記タイヤにおいて、少なくとも4つ以上の前記センサユニットが等間隔を開けて埋設されているタイヤを提案する。
【0071】
本発明によれば、少なくとも4つ以上の前記センサユニットが等間隔を開けて埋設されているため、タイヤのほぼ全周に亘って歪みを検出することが可能になる。また、少なくとも4つのセンサユニットを等間隔で設けた場合、隣り合うセンサユニット間の部位に発生した歪みはタイヤの構成部材を伝搬してセンサユニットに伝わるので、タイヤのほぼ全周に亘って歪みを検出することが可能になる。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0073】
図1は本発明の第1実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置の車両への装着状態を示す概略図、図2は第1実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置の電気系回路を示す概略構成図である。図において、100はセンサユニットでタイヤ300内に複数埋設されている。200はモニタ装置で、タイヤ300の最頂部に対応するように車両のタイヤハウス400内に設けられている。本実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置は、上記複数のセンサユニット100とモニタ装置200によって構成されている。
【0074】
センサユニット100は、2.45GHz帯の所定周波数(第1周波数)の電磁波を受波するためのアンテナ110と、受波した電磁波のエネルギーを電気エネルギーに変換するエネルギー変換部120、エネルギー変換部120から供給される電気エネルギーによって動作する発振部130、発振部130に接続されて2.45GHz帯の所定周波数(第2周波数)の電磁波を輻射するためのアンテナ140とから構成されている。本実施形態では、上記第1周波数及び第2周波数の双方が2.45GHzに設定されている。
【0075】
センサユニット100は、図3に示すように、エネルギー変換部120を構成するICチップと、発振部130を構成するICチップ、ループ状のアンテナ110、および矩形波状の導電体パターン140aと直線状の導電体パターン140bとからなるアンテナ140を2枚のフィルム150で挟み込むことにより構成されている。
【0076】
フィルム150は、例えば幅(W2)が5mm、長さ(L2)が20mmの電気的な絶縁性を有するポリイミドフィルムからなり、下側のフィルム上にアンテナ110,140が印刷形成されている。ループ状のアンテナ110はフィルム150の周縁部に配置され、矩形波状の導電体パターン140aと直線状の導電体パターン140bはフィルム150の長さ(L2)方向に延びるように配置されている。尚、フィルム150は、その幅方向や長さ方向及び厚み方向に十分撓む可撓性を有するものであり、導電体パターン140a,140及びその他の印刷配線パターンはタイヤの歪みに伴ってフィルム150が撓んでも切断される可能性が極めて低い材質を有するものからなる。
【0077】
また、エネルギー変換部120を構成するICチップ及び発振部130を構成するICチップと、2枚のフィルム150との間は可撓性を有する樹脂によって接着されている。上記構成のセンサユニット100は、図4に示すように、タイヤ300の周方向に等間隔をあけて複数個埋設されている。
【0078】
尚、本実施形態では、センサユニット100がタイヤの周方向に延びるように、センサユニット100をキャップトレッド301とアンダートレッド302との間に埋設したが、アンダートレッド302とベルト303Aとの間、或いはベルト303Aとベルト303bとの間、ベルト303Bとカーカス304との間に埋設してもよい。本実施形態では、前述したように2.45GHz帯の周波数を上記第1及び第2周波数として用いることによって、補強用の金属ワイヤが織り込まれたベルト303A,303Bの影響を受け難くしているため、タイヤ内の何れの層にセンサユニット100を配置してもよい。このように、補強用の金属ワイヤなどのタイヤ内の金属の影響を受け難くするためには、1GHz以上の周波数を上記第1及び第2周波数として用いることが好ましい。
【0079】
また、タイヤ300内に埋設するセンサユニット100の数は、タイヤ300の周方向に等間隔をあけ配置した場合には、少なくとも4個以上が好ましい。実験結果によれば、4〜8個で十分にタイヤ歪み状態の検出を行うことが可能であった。
【0080】
センサユニット100の電気系回路の一具体例としては、図5に示す回路があげられる。すなわち、図5に示す一例では、エネルギー変換部120は、ダイオード121,122、コンデンサ123、及び抵抗器124からなる周知の整流回路125によって構成されている。この整流回路125の入力側にはループ状のアンテナ110が接続され、整流回路125はアンテナ110に誘起した高周波電流を整流して電気エネルギーとしての直流電流に変換し、この直流電流が平滑及び蓄電に用いるコンデンサ123に充電される。このコンデンサ123として、本実施形態では0.001〜0.003F(ファラド)のコンデンサを用いている。
【0081】
また、発振部130は、発振回路131と、電力増幅回路132、制御回路133、電子スイッチ134から構成されている。
【0082】
発振回路131は、周知のPLL回路などを用いて構成され、電子スイッチ134を介してエネルギー変換部120から電力が供給されると2.45GHzの周波数の搬送波を出力する。
【0083】
電力増幅回路132は、エネルギー変換部120から供給され電力によって動作し、発振回路131から出力された搬送波を増幅してアンテナ140に給電する。これにより、アンテナ140から2.45GHzの電磁波が輻射される。尚、後述するように、アンテナ140を構成する矩形波状の導電体パターン140aの形状が歪むと、アンテナ140の共振周波数が変わり、アンテナ140から輻射される電磁波の中心周波数や、位相、強度などが変わる。
【0084】
制御回路133は、エネルギー変換部120から出力される電圧が所定値以上の電圧、例えば3V以上の電圧になったときに電子スイッチ134をオフ状態からオン状態に切り替えて、エネルギー変換部120から発振回路131と電力増幅回路132に電力を供給する。
【0085】
尚、センサユニット100は、タイヤ300の製造時においてタイヤ300内に埋設されるので、加硫時の熱に十分耐え得るようにICチップやその他の構成部分が設計されていることは言うまでもない。
【0086】
モニタ装置200は、図2に示すように、輻射ユニット210と、受波ユニット220、制御部230、操作部240、演算部250によって構成されている。
【0087】
輻射ユニット210は、2.45GHz帯の所定周波数(上記第1周波数)の電磁波を輻射するためのアンテナ211と発振部212とから構成され、制御部230からの指示に基づいて、アンテナ211から上記第1周波数の電磁波を輻射する。
【0088】
発振部212の一例としては、図6に示すように、発振回路213と電力増幅回路214から構成された発振部212を挙げることができる。
【0089】
発振回路213は、周知のPLL回路などを用いて構成され、制御部230から指示に基づいて2.45GHzの周波数の搬送波を出力する。
【0090】
電力増幅回路214は、発振回路131から出力された搬送波を増幅してアンテナ211に給電する。これにより、アンテナ211から2.45GHzの電磁波が輻射される。尚、電力増幅回路214から出力される高周波電力は、図1に示すようにモニタ装置200(電磁波輻射用のアンテナ211)を中心とした距離L1の範囲内に存在するセンサユニット100に対して電気エネルギーを供給できる程度の値に設定されている。これにより、モニタ装置200の電磁波輻射用のアンテナ211を中心とした距離L1の範囲内、例えばタイヤ300の回転軸を中心する上部の角度θ(例えば90度)の範囲内に位置するタイヤ300の部分的な歪み状態を検出できるようにしている。
【0091】
受波ユニット220は、2.45GHz帯の所定周波数(上記第2周波数)の電磁波を受波するためのアンテナ221と検波部222とから構成され、制御部230からの指示に基づいて、アンテナ221によって受波した上記第2周波数を含む所定幅の周波数帯の電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換して検出電圧Voutとして出力する。
【0092】
検波部222の一例としては、図6に示すように、同調回路223と検波回路224から構成された検波部222を挙げることができる。
【0093】
同調回路223は、図7に示すように、第2周波数(本実施形態では2.45GHz)を中心として±Δf1の周波数帯域の電磁波に同調してその高周波エネルギーを電気エネルギー、たとえば交流電圧に変換して出力する。
【0094】
検波回路224は、同調回路223から出力された交流電圧を直流電圧に変換して検出電圧Voutとして出力する。
【0095】
制御部230は、操作部240から初期設定の指示を受けたときに発振部212を駆動して所定時間t1の間だけ電磁波を輻射させ、その後、所定時間t2の間、検波部222を駆動して検出電圧Voutを出力させ、この検出電圧Voutを基準電圧Vstdとしてその値を演算部250に記憶させる。
【0096】
尚、本実施形態では、モニタ装置200における上記輻射時間t1を0.15ms、上記受波時間t2を0.30msにそれぞれ設定している。本実施形態では、時間t1だけ輻射ユニット210から電磁波を輻射することにより、上記距離L1内に存在するセンサユニット100のエネルギー変換部120に3V以上の電圧を蓄電することができる。また、上記操作部240は、制御部230に対して初期設定の指示を与えるための信号を出力するものであればよい。本実施形態では、操作部240はモーメンタリのスイッチによって構成されている。
【0097】
この後、制御部230は、上記と同様にして発振部212を駆動して電磁波を輻射させ、検波部222に検出電圧Voutを出力させると共に、演算部250に対して、記憶している基準電圧Vstdの値と検出電圧Voutの値との差を算出させて、この値を上位装置(図示せず)に出力させる処理を繰り返す。
【0098】
上記演算部250から出力される基準電圧Vstdの値と検出電圧Voutの値との差の値は、タイヤ300の歪み状態に応じて変化する。即ち、前述したようにタイヤ300の歪みに応じてセンサユニット100の導電体パターン140aが歪むため、導電体パターン140aの形状が変化するので、導電体パターン140aから輻射される電磁波の位相や強度、周波数が変化する。例えば、図7に示すように、センサユニット100から輻射される電磁波の周波数が変化する。このため、モニタ装置200の同調回路223に設定されている(2.45GHz−Δf1)から(2.45GHz+Δf1)の周波数帯域における電磁波のエネルギー量がタイヤ300の歪みに応じて変化する。検出電圧Voutは、タイヤの歪みが最小のとき、すなわち上記基準電圧Vstdを検出したときに最大値を示し、タイヤ300の歪みが増大するにつれて検出電圧Voutは減少する。従って、演算部250から出力される基準電圧Vstdの値と検出電圧Voutの値との差(Vstd−Vout)の値は、タイヤ300の歪み状態に応じて変化することになるので、この差(Vstd−Vout)の値によってタイヤ300の歪み状態を検出することができる。
【0099】
また、センサユニット100は、前述したように、タイヤ300の製造時においてタイヤ300内に埋設されるので、加硫時の熱に十分耐え得るようにICチップやその他の構成部分が設計されているため、車両走行中にタイヤに発生する熱による劣化や破壊の確率は極めて低くなるので、高い信頼性と耐久性を得ることができる。
【0100】
前述したタイヤの歪み状態検出装置は、例えば図8に示すようなスタビリティー制御装置500に用いることができる。従来の一般的なスタビリティー制御装置は、車両に装着されているタイヤ300の回転数を検知するセンサ510,520から出力される検知結果を取り込んでスタビリティー制御を行っていたが、これに加えて、上記のセンサユニット100を有するタイヤ300とモニタ装置200を設け、モニタ装置200から出力されるタイヤ300の歪み状態の検出結果を取り込んでスタビリティー制御を行うスタビリティー制御装置500を構成することにより、さらに高精度の制御を行うことが可能になる。この場合、モニタ装置200の操作部240を車両のイグニッションキーに連動させ、車両を始動したときに基準電圧Vstdを検出するようにしてもよい。
【0101】
尚、前述したように、本実施形態では、モニタ装置200の電磁波輻射用のアンテナ211を中心とした距離L1の範囲内に位置するタイヤ300の部分的な歪み状態を検出できるようにしているが、タイヤ300を構成する部材の大部分はゴムであるため、最も歪みが大きく発生する路面との接触部分の歪みがタイヤの構成部材を伝搬してタイヤ300の上部にまで伝わるので、上記距離L1の範囲内の歪みの検出結果からタイヤ300と路面とが接触する部分のタイヤ300の歪み状態を推定することも可能である。
【0102】
また、上記実施形態では、タイヤの周方向に延びるようにセンサユニット100を埋設したが、図9に示すように、タイヤの周方向に延びるようにセンサユニット100を埋設したタイヤ310を構成しても、上記実施形態と同様にタイヤの歪み状態を検出することができる。
【0103】
また、図10に示すように、タイヤハウス400の上部前後に2つのモニタ装置200A,200Bを設けてもよい。この場合、各モニタ装置200A,200Bによる電磁波の輻射と受波を時分割で行う。これにより、一方のモニタ装置200Aによってタイヤ300の回転軸を中心として水平位置から前側上部の角度θ(例えば90度)の範囲のタイヤの歪み状態を検出することができ、他方のモニタ装置200Bによってタイヤ300の回転軸を中心として水平位置から後側上部の角度θ(例えば90度)の範囲のタイヤの歪み状態を検出することができる。
【0104】
また、モニタ装置200から輻射する電磁波の高周波電力や位相などを変えることによって上記距離L1を変えることができることは言うまでもないことである。
【0105】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0106】
図11は本発明の第2実施形態におけるモニタ装置の電気系回路を示す構成図である。図において、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、第2実施形態におけるモニタ装置200の配置、及びセンサユニット100並びにタイヤ300の構成は第1実施形態と同じである。
【0107】
第2実施形態のモニタ装置200は、受波ユニット220に3つのアンテナ221A〜221Cとそれぞれに接続された3つの検波部222A〜222Cを備え、演算部250によって各検波部222A〜222Cから出力される検出電圧Vout−A〜Vout−Cを取り込んでタイヤ300の歪み状態を検出するようにした。
【0108】
第1のアンテナ221Aとこれに接続される第1の検波部222Aは第1実施形態と同じものであり、同調回路223Aが同調する周波数帯域は図12に示す周波数帯域fである。
【0109】
第2のアンテナ221Bとこれに接続される第2の検波部222Bは、同調回路223Bが同調する周波数帯域fが図12に示すように低い側にΔf1だけずらして設定されている。
【0110】
第3のアンテナ221Cとこれに接続される第3の検波部222Cは、同調回路223Cが同調する周波数帯域fが図12に示すように高い側にΔf1だけずらして設定されている。
【0111】
また、各検波回路224A〜224Cの構成は同一である。
【0112】
演算部250は、これらの検波部222A〜222Cから出力される検出電圧Vout−A〜Vout−Cを同一タイミングで取り込み、第1実施形態と同様に基準電圧Vstdの値と第1検波部222Aから出力される検出電圧Voutの値との差(Vstd−Vout)の値を算出すると共に、各検波部222A〜222Cから出力される検出電圧Vout−A〜Vout−Cを比較することによって、受波した電磁波の周波数が低い方にずれたのか、或いは高い方にずれたのか、の何れであるのかを検出する。この周波数のずれ方によってタイヤの歪み状態の変化を検出することができる。
【0113】
尚、センサユニット100から輻射される電磁波の周波数の変化を、さらに詳細に検出する方法として周知のAFC回路を使用することも可能である。
【0114】
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
【0115】
図13は本発明の第3実施形態のタイヤの歪み状態検出装置を示す構成図、図14は第3実施形態におけるセンサユニットを示す平面図、図15は第3実施形態におけるセンサユニットの電気系回路の一例を示す構成図である。図において、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、前述した第1実施形態と第3実施形態との相違点は、第1実施形態におけるセンサユニット100に代えてセンサユニット100Aを備えたことである。
【0116】
第3実施形態におけるセンサユニット100Aは、第1実施形態におけるループ状アンテナ110を除去し、アンテナ140によって電磁波の輻射と受波を行う用にしたものである。
【0117】
即ち、センサユニット100Aは、エネルギー変換部120と、発振部130A、アンテナ140、及びアンテナ140をエネルギー変換部120か発振部130Aのいずれか一方に接続する電子スイッチ160から構成されている。
【0118】
電子スイッチ160は、初期状態においてアンテナ140をエネルギー変換部120に接続し、エネルギー変換部120に所定値以上の電気エネルギーが蓄電されたときにアンテナ140を発振部130Aに接続する。
【0119】
センサユニット100Aは、図14に示すように、2つのICチップ170,180と、矩形波状の導電体パターン140aと直線状の導電体パターン140bとからなるアンテナ140を2枚のフィルム190で挟み込むことにより構成されている。
【0120】
フィルム150は、例えば幅(W3)が3mm、長さ(L3)が16mmのポリイミドフィルムからなり、下側のフィルム上にアンテナ140が印刷形成されている。矩形波状の導電体パターン140aと直線状の導電体パターン140bはフィルム150の長さ(L3)方向に延びるように配置されている。
【0121】
一方のICチップ170はエネルギー変換部120を構成し、他方のICチップ180は発振部130Aと電子スイッチ160を構成している。
【0122】
発振部130Aと電子スイッチ160を構成しているICチップ180は、アンテナ140とICチップ170との間に配置され、これらの双方に接続されている。
【0123】
センサユニット100aの電気系回路の具体的な一例を図15に示す。図15において、第1実施形態におけるセンサユニット100と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。第3実施形態のセンサユニット100Aでは、発振部130Aにおいて電子スイッチ134のオン・オフ切り替え制御信号を電子スイッチ160の切り替え制御信号として用いている。
【0124】
即ち、制御回路133は、エネルギー変換部120から出力される電圧が所定値以上の電圧、例えば3V以上の電圧になったときに、電子スイッチ134をオフ状態からオン状態に切り替えてエネルギー変換部120から発振回路131と電力増幅回路132に電力を供給すると共に、電子スイッチ160を切り替えてアンテナ140と電力増幅回路132の出力とを接続する。
【0125】
上記構成のセンサユニット100Aを用いることにより、センサユニット100の形状を小型化することができる。
【0126】
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
【0127】
図16は本発明の第4実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置を示す構成図、図17はそのセンサユニットの電気系回路の一具体例を示す構成図である。図において、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、第1実施形態と第4実施形態との相違点は、センサユニット100Bの発振部130Bに変調回路135と記憶回路136を設けると共に、モニタ装置200Bに4つの輻射ユニット210A〜210Dを設けたことである。
【0128】
図17に示すように、センサユニット100Bにおいて、変調回路135は発振回路131と電力増幅回路132との間に接続されている。この変調回路135は、制御回路133から入力した信号(識別情報を表す信号)によって変調回路131から出力された搬送波を変調する。
【0129】
記憶回路136は、制御回路133に接続され、各センサユニット100Bに固有の識別情報を格納している。この識別情報は、センサユニット100Bの製造時に格納される。
【0130】
また、制御部133は、発振部130Bから電磁波を輻射するときに、記憶回路136に格納されている識別情報を表す信号を変調回路135に出力して、前記識別情報を表す信号によって搬送波を変調し、この変調された電磁波を輻射する。
【0131】
従って、センサユニット100Bは、電磁波を輻射するときに自己に固有の識別情報を複数回送信する。
【0132】
尚、タイヤ300へのセンサユニット100Bの埋設状態は、前述した舞台具体例と同じである。
【0133】
一方、モニタ装置200Bは4つの輻射ユニット210A〜210Dと、1つの受波ユニット220、1つのモニタ装置本体260から構成されている。
【0134】
4つの輻射ユニット210A〜210Dのそれぞれは、第1実施形態における輻射ユニット210と同一の回路構成を有している。4つの輻射ユニット210A〜210Dのそれぞれは、図18に示すように、各タイヤ300毎にタイヤハウス400に、第1実施形態におけるモニタ装置200の装着位置と同様の位置に設けられている。
【0135】
また、モニタ装置200Bの受波ユニット220は、車両の各タイヤ300のセンサユニット100Bから輻射される電磁波を受信できる位置に配置されている。
【0136】
モニタ装置本体260は、図16に示すように、制御部230B、操作部240、演算部250Bによって構成されている。尚、本実施形態では、制御部230Bと演算部250Bは1つのCPU及びプログラムによって構成されている。
【0137】
制御部230Bは、図19及び図20のフローチャートに示すように、操作部240から初期設定の指示を受けたときに(S1)、各輻射ユニット210A〜210Dの発振部212から所定時間t1の間だけ電磁波を輻射させた後、所定時間t2の間、検波部222を駆動して検出電圧Voutを出力させる処理を、各輻射ユニット210A〜210D毎に順次時分割で複数回(Nstd)繰り返す(S2〜S12)。これにより、演算部250Bは、検出電圧Voutの電圧値の変化に基づいて各タイヤ300に埋設されている全てのセンサユニット100Bの識別情報を検出し、検出した識別情報を各輻射ユニット210A〜210D毎に記憶する。さらに、演算部150Bは、各輻射ユニット210A〜210D毎に基準電圧Vstdを検出してこれを記憶する(S13)。
【0138】
この後、制御部230Bは、上記と同様にして第1乃至第4の輻射ユニット210A〜210Dからの電磁波の輻射と、受波ユニット220を用いた電磁波の受波とを繰り返す。さらに、制御部230Bは、演算部250Bに対して、記憶している基準電圧Vstdの値と検出電圧Voutの値との差を算出させて、この値を輻射ユニット210A〜210Dを表す情報に対応づけてこの情報と共にスタビリテェー制御装置などの上位装置に出力させる処理を繰り返す(S14〜S25)。
【0139】
上記構成においても、演算部250Bから出力される基準電圧Vstdの値と検出電圧Voutの値との差の値は、第1実施形態と同様にタイヤ300の歪み状態に応じて変化する。従って、演算部250Bから出力される各輻射ユニット210A〜210D毎の基準電圧Vstdの値と検出電圧Voutの値との差(Vstd−Vout)の値は、タイヤ300の歪み状態に応じて変化することになるので、この差(Vstd−Vout)の値によって各タイヤ300の歪み状態を検出することができる。
【0140】
尚、上記実施形態は、トランクションコントロール装置、或いはサスペンションや、サスペンションの中のスタビライザーなどをアクティブ制御する装置のセンサとして用いても良いことは言うまでもない。
【0141】
また、上記各実施形態の構成を組み合わせたり或いは一部の構成部分の入れ替えたりしたタイヤの歪み状態検出装置を構成してもよい。
【0142】
また、上記実施形態では、主としてセンサユニット100から輻射された電磁波の強度の変化によってタイヤの歪み状態を検出したが、電磁波の位相の変化や周波数の変化によってタイヤの歪み状態を検出するようにしても良いことは、上記実施形態によって明らかである。
【0143】
また、上記実施形態では、前記第1及び第2周波数の双方を2.45GHzとしたが、これに限定されることはなく、前述したように1GHz以上の周波数であればタイヤ内の金属による電磁波の反射や遮断などの影響を極めて低減して、高精度にタイヤの歪み状態を検出することができ、これらの第1及び第2周波数が異なる周波数であっても良い。これら第1及び第2周波数は設計時に適宜設定することが好ましい。また、これら第1及び第2周波数は、タイヤの歪みに応じて形状が変化し、輻射電磁波の共振周波数を変化させる導電体パターン140aの形状や大きさによって、適宜設定して良いことは言うまでもない。
【0144】
また、タイヤの歪みに応じて形状が変化して輻射電磁波の共振周波数を変化させる導電体パターン140aの形状や大きさは、上記実施形態では矩形波状としたが、これに限定されないことは当業者であれば前述した実施形態の内容から十分に理解できるであろう。
【0145】
また、タイヤのサイドウォールにセンサユニット100を埋設しても、上記と同様の効果を得ることができることは言うまでもないことである。
【0146】
また、上記実施形態では、車両に装着された複数のタイヤの歪み状態を所定の順番で検出するようにした。しかし、予め設定された順番で検出を行う場合、タイヤの回転数によっては各タイヤの一部の領域の歪み状態を検出できないことが生じる可能性も多少ある。これを回避するために、各タイヤの歪み状態をランダムに検出するようにしても良い。
【0147】
また、上記実施形態では、センサユニット100において導電体パターン140aを電磁波輻射用のアンテナとして用いたが、電磁波輻射用のアンテナを別に設けるか或いはアンテナ110を輻射及び受波用として用いて、導電体パターン140aを発振回路131の発振周波数を決定するインダクタとして用いても上記と同様の効果を得ることができることは言うまでもないことである。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、従来例に比べてタイヤ製造時の手間を低減できると共に、スタビリティー制御システム等の制御システムに用いることができ、さらに、車両走行中に発生するタイヤの熱によるセンサユニットの劣化や破壊も低減可能であり、高精度にタイヤの歪み状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置の車両への装着状態を示す概略図
【図2】本発明の第1実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置の電気系回路を示す概略構成図
【図3】本発明の第1実施形態におけるセンサユニットを示す平面図
【図4】本発明の第1実施形態におけるタイヤへのセンサユニットの埋設状態を示す破断図
【図5】本発明の第1実施形態におけるセンサユニットの電気系回路の一具体例を示す構成図
【図6】本発明の第1実施形態におけるモニタ装置の電気系回路の一具体例を示す構成図
【図7】本発明の第1実施形態における検出電圧と周波数との関係を示す図
【図8】本発明の第1実施形態におけるタイヤ歪み状態検出装置の一使用例を説明する図
【図9】本発明の第1実施形態におけるタイヤへのセンサユニットの埋設状態の他の例を示す破断図
【図10】本発明の第1実施形態におけるモニタ装置の設置状態の他の例を示す図
【図11】本発明の第2実施形態におけるモニタ装置の電気系回路の一具体例を示す構成図
【図12】本発明の第2実施形態におけるモニタ装置の各同調回路の同調周波数を説明する図
【図13】本発明の第3実施形態のタイヤの歪み状態検出装置を示す構成図
【図14】本発明の第3実施形態におけるセンサユニットを示す平面図
【図15】本発明の第3実施形態におけるセンサユニットの電気系回路の一例を示す構成図
【図16】本発明の第4実施形態におけるタイヤの歪み状態検出装置を示す構成図センサユニットの電気系回路の一具体例を示す構成図
【図17】本発明の第4実施形態におけるセンサユニットの電気系回路の一具体例を示す構成図
【図18】本発明の第4実施形態におけるタイヤ歪み状態検出装置の一使用例を説明する図
【図19】本発明の第4実施形態におけるモニタ装置本体の制御処理及び演算処理を説明するフローチャート
【図20】本発明の第4実施形態におけるモニタ装置本体の制御処理及び演算処理を説明するフローチャート
【符号の説明】
100,100A,100B…センサユニット、110…アンテナ、120…エネルギー変換部、121,122…ダイオード、123…コンデンサ、124…抵抗器124、125整流回路、130,130A,130B…発振部、131…発振回路、132…電力増幅回路、133…制御回路、134…電子スイッチ、135…変調回路、136…記憶回路、140…アンテナ、140a,140b…導電体パターン、150…フィルム、160…電子スイッチ、170,180…ICチップ、200,200A,200B…モニタ装置、210,210A〜210D…輻射ユニット、211…アンテナ、212…発振部、220…受波ユニット、221…アンテナ、222,222A〜222C…検波部、223…同調回路、224…検波回路、230…制御部、240…操作部、250,250B…演算部、260…モニタ装置本体、300…タイヤ、400…タイヤハウス、500…スタビリティー制御装置、510,520…センサ。

Claims (22)

  1. タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に埋設され且つタイヤの歪みに応じて形状が変化する導電体パターンを有する複数のセンサユニットと、車両のタイヤハウスに設けられた輻射ユニットを有するモニタ装置とを用いたタイヤの歪み状態検出方法であって、
    前記輻射ユニットから前記センサユニットへ向けて第1周波数の電磁波を輻射し、
    前記第1周波数の電磁波を受けた前記センサユニットは、前記第1周波数の電磁波のエネルギーを電気エネルギーに変換して、該電気エネルギーによって電磁波輻射手段を駆動し、
    前記電磁波輻射手段は、前記導電体パターンの歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射し、
    前記モニタ装置は、前記センサユニットの電磁波輻射手段から輻射された電磁波を受波し、該受波した電磁波の強度、位相、周波数のうちの少なくとも1つを検出し、該検出結果と、前記記憶しているタイヤに歪みの生じていないときの検出結果とを比較することにより、前記タイヤの歪み状態を検出する
    ことを特徴とするタイヤの歪み状態検出方法。
  2. 前記輻射ユニットは該輻射ユニットが装着されている位置から所定距離内に存在する前記タイヤ内の1つ以上のセンサユニットに対して電磁波を輻射する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの歪み状態検出方法。
  3. 前記タイヤハウスの異なる2つ以上の位置にそれぞれ設けられた前記輻射ユニットから時分割で電磁波の輻射を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のタイヤの歪み状態検出方法。
  4. 前記第1周波数と前記第2周波数が1GHz以上の周波数に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの歪み状態検出方法。
  5. 前記センサユニットは、前記電磁波によって当該センサユニットに固有の識別情報を送信し、
    前記モニタ装置は、前記センサユニットから受信した識別情報に基づいて、前記センサユニットを特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの歪み状態検出方法。
  6. 車両走行中におけるタイヤの歪み状態を検出するタイヤの歪み状態検出装置において、
    タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に埋設されている複数のセンサユニットと、車両のタイヤハウスに設けられた輻射ユニットを含むモニタ装置とからなり、
    前記センサユニットは、
    所定面積の可撓性及び電気的絶縁性を有するシートの面上に設けられた所定形状の導電体パターンと、
    前記輻射ユニットから輻射された第1周波数の電磁波を受波して該電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換する手段と、
    前記電気エネルギーによって動作すると共に前記導電体パターンに接続され、前記導電体パターンの形状の歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する手段とを備え、
    前記モニタ装置は、
    前記輻射ユニットから第1周波数の電磁波を前記センサユニットへ向けて輻射する手段と、
    前記センサユニットから輻射された電磁波を受波する手段と、
    前記受波した電磁波の強度、位相、周波数のうちの少なくとも1つを検出する手段と、
    前記タイヤに歪みが生じていないときの検出結果を記憶する手段と、
    前記検出結果と、前記タイヤに歪みの生じていないときの検出結果とを比較することにより、前記タイヤの歪み状態を検出する手段とを備えている
    ことを特徴とするタイヤの歪み状態検出装置。
  7. 前記導電体パターンの少なくとも一部が矩形波形状をなしていることを特徴とする請求項6に記載のタイヤの歪み状態検出装置。
  8. 前記第1周波数と前記第2周波数の双方が1GHz以上の周波数に設定されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のタイヤの歪み状態検出装置。
  9. 前記第1周波数と前記第2周波数が同一周波数に設定されており、
    前記モニタ装置は、前記第1周波数の電磁波の輻射と、前記センサユニットから輻射された電磁波の受波とを交互に繰り返して行う手段を備えている
    ことを特徴とする請求項6に記載のタイヤの歪み状態検出装置。
  10. 前記モニタ装置は、前記タイヤハウスの異なる2つ以上の位置にそれぞれ設けられた複数の輻射ユニットを備え、各輻射ユニットから時分割で電磁波の輻射を行う手段を有し、
    各輻射ユニットは該輻射ユニットが装着されている位置から所定距離内に存在する前記タイヤ内の1つ以上のセンサユニットに電磁波を輻射する
    ことを特徴とする請求項6に記載のタイヤの歪み状態検出装置。
  11. 前記センサユニットは、前記導電体パターンをアンテナとして、前記第1周波数の電磁波の受波に用いるか又は前記第2周波数の電磁波の輻射に用いるかを切り替える手段を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のタイヤの歪み状態検出装置。
  12. 前記センサユニットは、当該センサユニットに固有の識別情報を格納する手段と、
    前記格納されている識別情報を前記電磁波によって送信する手段とを備え、
    前記モニタ装置は、前記センサユニットから送信された前記識別情報を受信する手段と、
    前記受信した識別情報に基づいて、前記センサユニットを特定する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項6に記載のタイヤの歪み状態検出装置。
  13. タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に埋設された複数のセンサユニットと、車両のタイヤハウスに設けられた輻射ユニットを有するモニタ装置とを備えたタイヤの歪み状態検出装置の前記センサユニットであって、
    所定面積の可撓性及び電気的絶縁性を有するシートの面上に設けられた所定形状の導電体パターンと、
    前記輻射ユニットから輻射された第1周波数の電磁波を受波して該電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換する手段と、
    前記電気エネルギーによって動作すると共に前記導電体パターンに接続され、前記導電体パターンの形状の歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する手段とを備えている
    ことを特徴とするセンサユニット。
  14. 前記導電体パターンの少なくとも一部が矩形波形状をなしていることを特徴とする請求項13に記載のセンサユニット。
  15. 前記第1周波数が1GHz以上の周波数に設定されていることを特徴とする請求項13に記載のセンサユニット。
  16. 前記導電体パターンをアンテナとして、前記第1周波数の電磁波の受波に用いるか又は前記第2周波数の電磁波の輻射に用いるかを切り替える手段を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載のセンサユニット。
  17. 当該センサユニットに固有の識別情報を格納する手段と、
    前記格納されている識別情報を前記電磁波によって送信する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項13に記載のセンサユニット。
  18. 所定面積の可撓性及び電気的絶縁性を有するシートの面上に設けられた所定形状の導電体パターンと、
    モニタ装置から輻射された第1周波数の電磁波を受波して該電磁波の高周波エネルギーを電気エネルギーに変換する手段と、
    前記電気エネルギーによって動作すると共に前記導電体パターンに接続され、前記導電体パターンの形状の歪みに応じて第2周波数を基本周波数として該第2周波数を含む所定幅の周波数帯で共振周波数を変化させて電磁波を輻射する手段とを備えているセンサユニットが、
    タイヤの周方向に所定の間隔をあけてタイヤ内に複数埋設されている
    ことを特徴とするタイヤ。
  19. 前記導電体パターンの少なくとも一部が矩形波形状をなしていることを特徴とする請求項18に記載のタイヤ。
  20. 前記第1周波数が1GHz以上の周波数に設定されていることを特徴とする請求項18に記載のタイヤ。
  21. 前記複数のセンサユニットのそれぞれがタイヤ内の同一層に配置されている
    ことを特徴とする請求項18に記載のタイヤ。
  22. 少なくとも4つ以上の前記センサユニットが等間隔を開けて埋設されている
    ことを特徴とする請求項18に記載のタイヤ。
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