JP2004068445A - 柱脚接合具及びその柱脚接合具を用いた柱接合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価かつ精度良く製造できるとともに、アンカーボルトの取り付けが容易で、かつ、柱の支圧面積を確保が容易な柱脚接合具を提供する。
【解決手段】ベースプレート(4)及び鉛直プレート(5)からなるベース部材(2)と、その鉛直プレート(5)の上端部を貫通させるスリット(13)が形成されたスペーサ(3)とからなる柱脚接合具(1)において、前記スペーサ(3)に、アンカーボルト(7)とナット(9)とを収納するための空洞部(18)を、そのスペーサ(3)の上端部分にある程度の厚みを残して形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】ベースプレート(4)及び鉛直プレート(5)からなるベース部材(2)と、その鉛直プレート(5)の上端部を貫通させるスリット(13)が形成されたスペーサ(3)とからなる柱脚接合具(1)において、前記スペーサ(3)に、アンカーボルト(7)とナット(9)とを収納するための空洞部(18)を、そのスペーサ(3)の上端部分にある程度の厚みを残して形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物において、柱と基礎とを緊結するための柱脚接合具とその柱脚接合具を用いた柱接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、柱脚接合具は、図5に示すように、基礎(30)に固定されるベースプレート(31)と、柱(32)に連結される鉛直プレート(33)とを備えている。このベースプレート(31)は、基礎(30)の上面(34)から突出したアンカーボルト(35)とナット(36)とで固定されるが、アンカーボルト(35)の突出部分やナット(36)に柱(32)の下端が当たると、その柱(32)を安定して設置することができなかった。
【0003】
そこで、従来から、柱脚接合具(37)のアンカーボルト(35)上端よりも高い位置に、柱(32)の下端を受ける柱受けプレート(38)を設けることが行われている。このような柱脚接合具(37)は、ベースプレート(31)、鉛直プレート(33)及び柱受けプレート(38)が、溶接により一体に形成されている。また、アンカーボルト(35)の上方が柱受けプレート(38)で覆われているため、その柱受けプレート(38)には、アンカーボルト(35)の位置に合わせて、ナット(36)を締めるためのレンチソケット差込み用の穴部(39)が設けられている。
【0004】
一方、登録実用新案第3018443号公報には、ベースプレートと鉛直プレートをからなるベース部材に対して、かぶせ鋼板と称する柱受けプレートが別部材とされた柱脚接合具が開示されている。この柱脚接合具は、柱受けプレートを外してナットの締め付けが行えるため、柱受けプレートが締め付け作業の邪魔になることがない。そして、ナットを締め付け後に柱受けプレートを取り付けて、その上に柱下端を載置するようにしている。この場合、柱受けプレートには、前記鉛直プレートとアンカーボルト及びナットを避ける透孔(21)が上下に貫通して形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の柱脚接合具(37)は、ベースプレート(31)、鉛直プレート(33)及び柱受けプレート(38)が溶接により一体とされているため、溶接の箇所が多く生産性が悪かった。また、製造過程において各プレート(31)(33)(38)にそりが発生し易く、製品精度の確保が困難であった。さらに、アンカーボルト(35)へのナット(36)の締付け作業は、柱受けプレート(38)の穴部(39)にレンチのソケットを差し込んで行うため、作業性が悪かった。特に、アンカーボルト(35)の精度によっては、レンチのソケットが差し込み難いことがあった。その上、柱受けプレート(38)には、穴部(39)が設けられているため、その穴部(39)の分だけ柱(32)を受ける面積が小さくなり、構造的な支圧面積の欠損を引き起こしていた。
【0006】
一方、登録実用新案第3018443号公報に開示された柱脚接合具の場合、柱受けプレートは、鉛直プレートとアンカーボルト及びナットを避けるための透孔が柱載置面側に貫通して形成され、その柱載置面での開口が大きくなっており、その分柱を受ける面積が小さくなり、支圧面積の欠損を引き起こす虞があった。
【0007】
そこで、この発明は、上記不具合を解消し、安価かつ精度良く製造できるとともに、アンカーボルトの取り付けが容易で、かつ、柱の支圧面積を確保が容易な柱脚接合具及びその柱脚接合具を用いた柱接合構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明の柱脚接合具は、建物の基礎上面より突出するアンカーボルトとナットとで固定されるベースプレートを備え、そのベースプレートから立ち上がって、上端部が柱に連結される鉛直プレートを有するベース部材と、その鉛直プレートの上端部を貫通させるスリットが設けられたスペーサとからなる柱脚接合具であって、前記スペーサには、アンカーボルトの前記突出部分とナットとが収納される空洞部が、そのスペーサの上端部分にある程度の厚みを残して形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、前記スペーサは、略ブロック状であって、そのスペーサの上面が柱の下端を受ける柱載置面とされている。
【0010】
さらに、前記空洞部は、アンカーボルトの位置に合わせて、各アンカーボルト毎別個に形成されている。また、それら空洞部は、アンカーボルトに取り付けるナット及び座金を収容できるような大きさである。
【0011】
その上、前記スペーサの上面には、アンカーボルトの位置に合わせて、空洞部と連通するようにして、アンカーボルトよりも僅かに径の大きい貫通穴が設けられている。
【0012】
加えて、この発明の柱脚接合具を用いた柱接合構造は、ベース部材とスペーサとからなる柱脚接合具を用いた柱接合構造であって、前記ベース部材のベースプレートが、建物の基礎上面から突出するアンカーボルトとナットとで固定され、そのベースプレートから立ち上がった鉛直プレートの上端部が、スペーサに設けられたスリットを貫通して柱に連結されるとともに、スペーサ上端部分にある程度の厚みを残すようにしてそのスペーサに形成された空洞部に、アンカーボルトの前記突出部分とナットとが収納されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、この発明の一実施形態に係る柱脚接合具(1)は、ベース部材(2)とスペーサ(3)とからなる。
【0014】
ベース部材(2)は、水平なベースプレート(4)と、そのベースプレート(4)から垂直に立ち上がった鉛直プレート(5)とを備えている。このベース部材(2)は、例えば、金属製のベースプレート(4)と鉛直プレート(5)とを溶接したものである。なお、ベースプレート(4)と鉛直プレート(5)は、一体成型されたものであっても良く、溶接以外の方法で連結されていても良い。
【0015】
ベースプレート(4)は、例えば略正方形のプレートで、対向する一対の辺が、基礎上面(6)の短手方向側の端縁と平行となるように配置されている。このベースプレート(4)には、基礎上面(6)から突出するアンカーボルト(7)(7)を貫通させるためのボルト穴(8)(8)…が設けられている。これらボルト穴(8)(8)…は、鉛直プレート(5)の両側において、基礎上面(6)の長手方向に間隔を置いて夫々2個ずつ、合計4箇設けられている。なお、ベースプレート(4)の形状及びボルト穴(8)(8)…の位置や数は、上記に限定されるものではない。
【0016】
このベースプレート(4)は、対角方向一対のボルト穴(8)(8)を選び、これにアンカーボルト(7)(7)を貫通させ、基礎上面(6)に設置される。そして、ナット(9)(9)及び座金(10)(10)をそのアンカーボルト(7)(7)に取り付け、そのナット(9)(9)を締め付けることによって基礎(11)に固定される。
【0017】
鉛直プレート(5)は、例えば縦長の略方形で且つその上端コーナーが切り落とされた形状のプレートからなり、その横幅は、ベースプレート(4)の一辺の長さよりもやや短くなっている。この鉛直プレート(5)は、基礎上面(6)の長手方向に沿って、ベースプレート(4)の略中央に配置されている。なお、鉛直プレート(5)の形状やベースプレート(4)に対する配置は、上記に限定されるものではない。
【0018】
鉛直プレート(4)の上端部付近には、一対のピン穴(12)(12)が、水平方向に並べて2つ設けられている。この鉛直プレート(5)の上端部は、図2及び3に示すように、スペーサ(3)の後述するスリット(13)を貫通して、柱(14)の下端部に形成されたスリット(15)内に差し込まれる。
【0019】
また、柱(14)には、鉛直プレート(5)の上端部を柱(14)のスリット(15)に差し込んだ状態において、鉛直プレート(5)のピン穴(12)(12)と連通するピン穴(16)(16)が設けられている。そして、連通したそれらピン穴(12)(16)…にピン(17)(17)が差し込まれて、鉛直プレート(5)と柱(14)とが連結される。
【0020】
このように、ベースプレート(4)が基礎(11)に固定され、鉛直プレート(5)が柱(14)に連結されることによって、基礎(11)と柱(14)とがベース部材(2)を介して緊結されている。
【0021】
スペーサ(3)は、例えばポリプロピレンや炭酸カルシウムなどの混合物を、略ブロック状に成型したものである。このスペーサ(3)には、鉛直プレート(5)の上端部を貫通させるためのスリット(13)が、そのスペーサ(3)の上面から下面にかけて形成されている。なお、スペーサ(3)は、ポリプロピレン及び炭酸カルシウム以外の材料を用いて成形したものであっても良い。
【0022】
スペーサ(3)には、アンカーボルト(7)(7)とナット(9)(9)とを収納するための空洞部(18)(18)…が、スペーサ(3)の上端部分にある程度の厚み(L)を残して形成されている。そして、スペーサ(3)の上面(19)は、柱(14)の下端を受けるフラットな柱載置面となっている。
【0023】
このように、スペーサ(3)には空洞部(18)(18)…が設けられているため、アンカーボルト(7)(7)やナット(9)(9)に柱(14)の下端が当たるのを防止できる。また、スペーサ(3)の上面全体を柱載置面(19)とすることができるため、柱(14)を受けるための支圧面積を広く確保することができる。
【0024】
これら空洞部(18)(18)…は、図4に示すように、スペーサ(3)の下端にアンカーボルト(7)(7)の位置に合わせて形成されている。具体的には、例えばアンカーボルトが差し込まれる可能性のあるボルト穴(8)(8)…の全てに合わせて、アンカーボルト(7)(7)毎別個に形成されている。また、空洞部(18)(18)…は、ナット(9)(9)及び座金(10)(10)を収容できるように、それら座金(10)(10)の径よりも一回り大きい円筒形とされている。
【0025】
したがって、全てのアンカーボルト(7)(7)、ナット(9)(9)及び座金(10)(10)を収納できる大きさの空洞部を1つだけ形成したり、各空洞部(18)(18)…の形状を直方体とする場合に比べて、それら空洞部(18)(18)…の大きさをより小さくすることができ、スペーサ(3)の強度を極端に弱めることがない。
【0026】
なお、空洞部(18)(18)…の位置、個数及び形状は、上記に限定されるものではない。但し、スペーサ(3)の強度を考慮すると空洞部は小さい方が望ましい。
【0027】
スペーサ(3)の下面には、凹部(20)が形成されている。この凹部(20)は、図4に示すように、水平断面の形状が、ベースプレート(4)よりも一回り大きな略正方形である。また、凹部(20)の深さは、ベースプレート(4)の厚みと略同じ大きさである。
【0028】
この凹部(20)にベースプレート(4)を嵌め込むようにしてスペーサ(3)を載置すると、その凹部(20)の上面(21)が、ベースプレート(4)の上面(22)に当たる。したがって、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重の一部は、ベースプレート(4)に伝えられる。
【0029】
一方、スペーサ(3)の下端面(23)は、基礎上面(6)に当たる。そのため、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重の一部は、直接基礎上面(6)に伝えられる。さらに、金属製のベースプレート(4)の上面(22)及び側面が、冬季に冷え難い非金属製のスペーサ(3)で覆われるため、外部にそのベースプレート(4)が露出することがなく結露が付き難い。
【0030】
また、このスペーサ(3)は、ベース部材(2)に取り付けられた状態において、その下端面(23)が基礎上面(6)に当たるため、そのスペーサ(3)の柱載置面(19)と、図3に仮想線で示すようなベース部材(2)と組み合わせることなく単独で基礎上面(6)に載置したスペーサ(3)の柱載置面(19)とが、同じ高さレベルとなる。したがって、このスペーサ(3)を、外壁パネルの下地材(24)などのスペーサとして、単独で利用することもできる。
【0031】
なお、凹部(20)の形状は上記に限られるものではなく、また、形成しない場合も考えられる。例えば、凹部(20)の深さをベースプレート(4)の厚みより小さくした場合、凹部(20)の上面(21)はベースプレート(4)の上面(22)に当たるが、スペーサ(3)の下端面(23)は基礎上面(6)に当たらない。したがって、スペーサ(3)は、ベースプレート(4)にのみ載置された状態となり、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重は、全てベースプレート(6)に伝えられる。また、凹部(20)を形成しない場合も、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重は、全てベースプレート(6)に伝えられる。
【0032】
一方、凹部(20)の深さをベースプレート(4)の厚みより大きくした場合、スペーサの下端面(23)は基礎上面(6)に当たるが、凹部(20)の上面(21)はベースプレート(4)の上面(22)に当たらない。したがって、スペーサ(3)は、基礎上面(6)にのみ載置された状態となり、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重は全て基礎上面(6)に伝えられる。
【0033】
スペーサ(3)の柱載置面(19)には、アンカーボルト(7)(7)の位置に合わせて、貫通穴(25)(25)…が設けられている。具体的には、例えばアンカーボルト(7)(7)が差し込まれる可能性のあるボルト穴(8)(8)…の全てに合わせて、設けられている。これら貫通穴(25)(25)…は、アンカーボルト(7)(7)よりも僅かに径が大きく、空洞部(18)(18)…と連通している。
【0034】
したがって、アンカーボルト(7)(7)の突出部分が空洞部(18)(18)…内に納まりきらない場合であっても、その貫通穴(25)(25)…の高さ分だけアンカーボルト(7)(7)を収納することができる。また、貫通穴(25)(25)…は、アンカーボルト(7)(7)よりも僅かに径が大きいだけであり、柱(14)を受ける支圧面積が極端に小さくなることがない。なお、貫通穴(25)(25)…の大きさは上記のものに限られず、貫通穴(25)(25)…を設けない場合も考えられる。
【0035】
以上のように、この発明の柱脚接合具(1)は、比較的構造の簡単なベース部材(2)とスペーサ(3)からなり、製造過程での溶接箇所も少ないため、精度の高いものを安価に製造することが可能である。
【0036】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
この発明の柱脚接合具は、ベース部材とスペーサのからなるため、それらベース部材とスペーサとを溶接等により一体に成形する場合と比べて、各部材の形状を簡単にすることができる。したがって、溶接箇所が少なくて済み、精度の高いものを安価に製造することが可能である。
【0038】
また、先にベース部材だけを基礎上面に取り付けることができるため、アンカーボルトへのナット取付け作業及び締付け作業が容易である。
【0039】
さらに、スペーサの上面が柱載置面とされているため、柱を安定した状態で設置できる。また、アンカーボルトやナットを収納するための空洞部が、スペーサの上端部分にある程度の厚みを残して形成されており、スペーサの上面に大きな開口が形成されないため、柱載置面を大きく確保することができ、柱を受けるための支圧面積を広くすることができる。
【0040】
さらにまた、空洞部は、アンカーボルトの位置に合わせて、アンカーボルト毎に形成されており、しかも、アンカーボルトに取り付けるナット及び座金を収容できる大きさとされているため、空洞部を必要最小限の大きさにすることができ、スペーサの強度を極端に弱めることがない。
【0041】
その上、スペーサの上面には、貫通穴が設けられているため、アンカーボルトの突出部分が空洞内に納まりきらない場合であっても、その貫通穴の長さ分だけアンカーボルトを収納することができる。また、貫通穴は、ボルト穴径程度の大きさしかないため、柱の支圧面積が極端に小さくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る柱脚接合具を示す斜視図である。
【図2】柱と基礎との接合部分を示す基礎上面の短手方向に沿って切断した縦断面図である。
【図3】柱と基礎との接合部分を示す基礎上面の手方向に沿って切断した縦断面図である。
【図4】柱と基礎との接合部分を示す横断面図である。
【図5】従来の柱脚接合具を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 柱脚接合具
(2) ベース部材
(3) スペーサ
(4) ベースプレート
(5) 鉛直プレート
(6) 基礎上面
(7) アンカーボルト
(9) ナット
(10) 座金
(13) スリット
(14) 柱
(18) 空洞部
(19) 柱載置面
(25) 貫通穴
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物において、柱と基礎とを緊結するための柱脚接合具とその柱脚接合具を用いた柱接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、柱脚接合具は、図5に示すように、基礎(30)に固定されるベースプレート(31)と、柱(32)に連結される鉛直プレート(33)とを備えている。このベースプレート(31)は、基礎(30)の上面(34)から突出したアンカーボルト(35)とナット(36)とで固定されるが、アンカーボルト(35)の突出部分やナット(36)に柱(32)の下端が当たると、その柱(32)を安定して設置することができなかった。
【0003】
そこで、従来から、柱脚接合具(37)のアンカーボルト(35)上端よりも高い位置に、柱(32)の下端を受ける柱受けプレート(38)を設けることが行われている。このような柱脚接合具(37)は、ベースプレート(31)、鉛直プレート(33)及び柱受けプレート(38)が、溶接により一体に形成されている。また、アンカーボルト(35)の上方が柱受けプレート(38)で覆われているため、その柱受けプレート(38)には、アンカーボルト(35)の位置に合わせて、ナット(36)を締めるためのレンチソケット差込み用の穴部(39)が設けられている。
【0004】
一方、登録実用新案第3018443号公報には、ベースプレートと鉛直プレートをからなるベース部材に対して、かぶせ鋼板と称する柱受けプレートが別部材とされた柱脚接合具が開示されている。この柱脚接合具は、柱受けプレートを外してナットの締め付けが行えるため、柱受けプレートが締め付け作業の邪魔になることがない。そして、ナットを締め付け後に柱受けプレートを取り付けて、その上に柱下端を載置するようにしている。この場合、柱受けプレートには、前記鉛直プレートとアンカーボルト及びナットを避ける透孔(21)が上下に貫通して形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の柱脚接合具(37)は、ベースプレート(31)、鉛直プレート(33)及び柱受けプレート(38)が溶接により一体とされているため、溶接の箇所が多く生産性が悪かった。また、製造過程において各プレート(31)(33)(38)にそりが発生し易く、製品精度の確保が困難であった。さらに、アンカーボルト(35)へのナット(36)の締付け作業は、柱受けプレート(38)の穴部(39)にレンチのソケットを差し込んで行うため、作業性が悪かった。特に、アンカーボルト(35)の精度によっては、レンチのソケットが差し込み難いことがあった。その上、柱受けプレート(38)には、穴部(39)が設けられているため、その穴部(39)の分だけ柱(32)を受ける面積が小さくなり、構造的な支圧面積の欠損を引き起こしていた。
【0006】
一方、登録実用新案第3018443号公報に開示された柱脚接合具の場合、柱受けプレートは、鉛直プレートとアンカーボルト及びナットを避けるための透孔が柱載置面側に貫通して形成され、その柱載置面での開口が大きくなっており、その分柱を受ける面積が小さくなり、支圧面積の欠損を引き起こす虞があった。
【0007】
そこで、この発明は、上記不具合を解消し、安価かつ精度良く製造できるとともに、アンカーボルトの取り付けが容易で、かつ、柱の支圧面積を確保が容易な柱脚接合具及びその柱脚接合具を用いた柱接合構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明の柱脚接合具は、建物の基礎上面より突出するアンカーボルトとナットとで固定されるベースプレートを備え、そのベースプレートから立ち上がって、上端部が柱に連結される鉛直プレートを有するベース部材と、その鉛直プレートの上端部を貫通させるスリットが設けられたスペーサとからなる柱脚接合具であって、前記スペーサには、アンカーボルトの前記突出部分とナットとが収納される空洞部が、そのスペーサの上端部分にある程度の厚みを残して形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、前記スペーサは、略ブロック状であって、そのスペーサの上面が柱の下端を受ける柱載置面とされている。
【0010】
さらに、前記空洞部は、アンカーボルトの位置に合わせて、各アンカーボルト毎別個に形成されている。また、それら空洞部は、アンカーボルトに取り付けるナット及び座金を収容できるような大きさである。
【0011】
その上、前記スペーサの上面には、アンカーボルトの位置に合わせて、空洞部と連通するようにして、アンカーボルトよりも僅かに径の大きい貫通穴が設けられている。
【0012】
加えて、この発明の柱脚接合具を用いた柱接合構造は、ベース部材とスペーサとからなる柱脚接合具を用いた柱接合構造であって、前記ベース部材のベースプレートが、建物の基礎上面から突出するアンカーボルトとナットとで固定され、そのベースプレートから立ち上がった鉛直プレートの上端部が、スペーサに設けられたスリットを貫通して柱に連結されるとともに、スペーサ上端部分にある程度の厚みを残すようにしてそのスペーサに形成された空洞部に、アンカーボルトの前記突出部分とナットとが収納されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、この発明の一実施形態に係る柱脚接合具(1)は、ベース部材(2)とスペーサ(3)とからなる。
【0014】
ベース部材(2)は、水平なベースプレート(4)と、そのベースプレート(4)から垂直に立ち上がった鉛直プレート(5)とを備えている。このベース部材(2)は、例えば、金属製のベースプレート(4)と鉛直プレート(5)とを溶接したものである。なお、ベースプレート(4)と鉛直プレート(5)は、一体成型されたものであっても良く、溶接以外の方法で連結されていても良い。
【0015】
ベースプレート(4)は、例えば略正方形のプレートで、対向する一対の辺が、基礎上面(6)の短手方向側の端縁と平行となるように配置されている。このベースプレート(4)には、基礎上面(6)から突出するアンカーボルト(7)(7)を貫通させるためのボルト穴(8)(8)…が設けられている。これらボルト穴(8)(8)…は、鉛直プレート(5)の両側において、基礎上面(6)の長手方向に間隔を置いて夫々2個ずつ、合計4箇設けられている。なお、ベースプレート(4)の形状及びボルト穴(8)(8)…の位置や数は、上記に限定されるものではない。
【0016】
このベースプレート(4)は、対角方向一対のボルト穴(8)(8)を選び、これにアンカーボルト(7)(7)を貫通させ、基礎上面(6)に設置される。そして、ナット(9)(9)及び座金(10)(10)をそのアンカーボルト(7)(7)に取り付け、そのナット(9)(9)を締め付けることによって基礎(11)に固定される。
【0017】
鉛直プレート(5)は、例えば縦長の略方形で且つその上端コーナーが切り落とされた形状のプレートからなり、その横幅は、ベースプレート(4)の一辺の長さよりもやや短くなっている。この鉛直プレート(5)は、基礎上面(6)の長手方向に沿って、ベースプレート(4)の略中央に配置されている。なお、鉛直プレート(5)の形状やベースプレート(4)に対する配置は、上記に限定されるものではない。
【0018】
鉛直プレート(4)の上端部付近には、一対のピン穴(12)(12)が、水平方向に並べて2つ設けられている。この鉛直プレート(5)の上端部は、図2及び3に示すように、スペーサ(3)の後述するスリット(13)を貫通して、柱(14)の下端部に形成されたスリット(15)内に差し込まれる。
【0019】
また、柱(14)には、鉛直プレート(5)の上端部を柱(14)のスリット(15)に差し込んだ状態において、鉛直プレート(5)のピン穴(12)(12)と連通するピン穴(16)(16)が設けられている。そして、連通したそれらピン穴(12)(16)…にピン(17)(17)が差し込まれて、鉛直プレート(5)と柱(14)とが連結される。
【0020】
このように、ベースプレート(4)が基礎(11)に固定され、鉛直プレート(5)が柱(14)に連結されることによって、基礎(11)と柱(14)とがベース部材(2)を介して緊結されている。
【0021】
スペーサ(3)は、例えばポリプロピレンや炭酸カルシウムなどの混合物を、略ブロック状に成型したものである。このスペーサ(3)には、鉛直プレート(5)の上端部を貫通させるためのスリット(13)が、そのスペーサ(3)の上面から下面にかけて形成されている。なお、スペーサ(3)は、ポリプロピレン及び炭酸カルシウム以外の材料を用いて成形したものであっても良い。
【0022】
スペーサ(3)には、アンカーボルト(7)(7)とナット(9)(9)とを収納するための空洞部(18)(18)…が、スペーサ(3)の上端部分にある程度の厚み(L)を残して形成されている。そして、スペーサ(3)の上面(19)は、柱(14)の下端を受けるフラットな柱載置面となっている。
【0023】
このように、スペーサ(3)には空洞部(18)(18)…が設けられているため、アンカーボルト(7)(7)やナット(9)(9)に柱(14)の下端が当たるのを防止できる。また、スペーサ(3)の上面全体を柱載置面(19)とすることができるため、柱(14)を受けるための支圧面積を広く確保することができる。
【0024】
これら空洞部(18)(18)…は、図4に示すように、スペーサ(3)の下端にアンカーボルト(7)(7)の位置に合わせて形成されている。具体的には、例えばアンカーボルトが差し込まれる可能性のあるボルト穴(8)(8)…の全てに合わせて、アンカーボルト(7)(7)毎別個に形成されている。また、空洞部(18)(18)…は、ナット(9)(9)及び座金(10)(10)を収容できるように、それら座金(10)(10)の径よりも一回り大きい円筒形とされている。
【0025】
したがって、全てのアンカーボルト(7)(7)、ナット(9)(9)及び座金(10)(10)を収納できる大きさの空洞部を1つだけ形成したり、各空洞部(18)(18)…の形状を直方体とする場合に比べて、それら空洞部(18)(18)…の大きさをより小さくすることができ、スペーサ(3)の強度を極端に弱めることがない。
【0026】
なお、空洞部(18)(18)…の位置、個数及び形状は、上記に限定されるものではない。但し、スペーサ(3)の強度を考慮すると空洞部は小さい方が望ましい。
【0027】
スペーサ(3)の下面には、凹部(20)が形成されている。この凹部(20)は、図4に示すように、水平断面の形状が、ベースプレート(4)よりも一回り大きな略正方形である。また、凹部(20)の深さは、ベースプレート(4)の厚みと略同じ大きさである。
【0028】
この凹部(20)にベースプレート(4)を嵌め込むようにしてスペーサ(3)を載置すると、その凹部(20)の上面(21)が、ベースプレート(4)の上面(22)に当たる。したがって、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重の一部は、ベースプレート(4)に伝えられる。
【0029】
一方、スペーサ(3)の下端面(23)は、基礎上面(6)に当たる。そのため、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重の一部は、直接基礎上面(6)に伝えられる。さらに、金属製のベースプレート(4)の上面(22)及び側面が、冬季に冷え難い非金属製のスペーサ(3)で覆われるため、外部にそのベースプレート(4)が露出することがなく結露が付き難い。
【0030】
また、このスペーサ(3)は、ベース部材(2)に取り付けられた状態において、その下端面(23)が基礎上面(6)に当たるため、そのスペーサ(3)の柱載置面(19)と、図3に仮想線で示すようなベース部材(2)と組み合わせることなく単独で基礎上面(6)に載置したスペーサ(3)の柱載置面(19)とが、同じ高さレベルとなる。したがって、このスペーサ(3)を、外壁パネルの下地材(24)などのスペーサとして、単独で利用することもできる。
【0031】
なお、凹部(20)の形状は上記に限られるものではなく、また、形成しない場合も考えられる。例えば、凹部(20)の深さをベースプレート(4)の厚みより小さくした場合、凹部(20)の上面(21)はベースプレート(4)の上面(22)に当たるが、スペーサ(3)の下端面(23)は基礎上面(6)に当たらない。したがって、スペーサ(3)は、ベースプレート(4)にのみ載置された状態となり、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重は、全てベースプレート(6)に伝えられる。また、凹部(20)を形成しない場合も、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重は、全てベースプレート(6)に伝えられる。
【0032】
一方、凹部(20)の深さをベースプレート(4)の厚みより大きくした場合、スペーサの下端面(23)は基礎上面(6)に当たるが、凹部(20)の上面(21)はベースプレート(4)の上面(22)に当たらない。したがって、スペーサ(3)は、基礎上面(6)にのみ載置された状態となり、スペーサ(3)が受けた柱(14)の荷重は全て基礎上面(6)に伝えられる。
【0033】
スペーサ(3)の柱載置面(19)には、アンカーボルト(7)(7)の位置に合わせて、貫通穴(25)(25)…が設けられている。具体的には、例えばアンカーボルト(7)(7)が差し込まれる可能性のあるボルト穴(8)(8)…の全てに合わせて、設けられている。これら貫通穴(25)(25)…は、アンカーボルト(7)(7)よりも僅かに径が大きく、空洞部(18)(18)…と連通している。
【0034】
したがって、アンカーボルト(7)(7)の突出部分が空洞部(18)(18)…内に納まりきらない場合であっても、その貫通穴(25)(25)…の高さ分だけアンカーボルト(7)(7)を収納することができる。また、貫通穴(25)(25)…は、アンカーボルト(7)(7)よりも僅かに径が大きいだけであり、柱(14)を受ける支圧面積が極端に小さくなることがない。なお、貫通穴(25)(25)…の大きさは上記のものに限られず、貫通穴(25)(25)…を設けない場合も考えられる。
【0035】
以上のように、この発明の柱脚接合具(1)は、比較的構造の簡単なベース部材(2)とスペーサ(3)からなり、製造過程での溶接箇所も少ないため、精度の高いものを安価に製造することが可能である。
【0036】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
この発明の柱脚接合具は、ベース部材とスペーサのからなるため、それらベース部材とスペーサとを溶接等により一体に成形する場合と比べて、各部材の形状を簡単にすることができる。したがって、溶接箇所が少なくて済み、精度の高いものを安価に製造することが可能である。
【0038】
また、先にベース部材だけを基礎上面に取り付けることができるため、アンカーボルトへのナット取付け作業及び締付け作業が容易である。
【0039】
さらに、スペーサの上面が柱載置面とされているため、柱を安定した状態で設置できる。また、アンカーボルトやナットを収納するための空洞部が、スペーサの上端部分にある程度の厚みを残して形成されており、スペーサの上面に大きな開口が形成されないため、柱載置面を大きく確保することができ、柱を受けるための支圧面積を広くすることができる。
【0040】
さらにまた、空洞部は、アンカーボルトの位置に合わせて、アンカーボルト毎に形成されており、しかも、アンカーボルトに取り付けるナット及び座金を収容できる大きさとされているため、空洞部を必要最小限の大きさにすることができ、スペーサの強度を極端に弱めることがない。
【0041】
その上、スペーサの上面には、貫通穴が設けられているため、アンカーボルトの突出部分が空洞内に納まりきらない場合であっても、その貫通穴の長さ分だけアンカーボルトを収納することができる。また、貫通穴は、ボルト穴径程度の大きさしかないため、柱の支圧面積が極端に小さくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る柱脚接合具を示す斜視図である。
【図2】柱と基礎との接合部分を示す基礎上面の短手方向に沿って切断した縦断面図である。
【図3】柱と基礎との接合部分を示す基礎上面の手方向に沿って切断した縦断面図である。
【図4】柱と基礎との接合部分を示す横断面図である。
【図5】従来の柱脚接合具を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 柱脚接合具
(2) ベース部材
(3) スペーサ
(4) ベースプレート
(5) 鉛直プレート
(6) 基礎上面
(7) アンカーボルト
(9) ナット
(10) 座金
(13) スリット
(14) 柱
(18) 空洞部
(19) 柱載置面
(25) 貫通穴
Claims (6)
- 建物の基礎上面より突出するアンカーボルトとナットとで固定されるベースプレートを備え、そのベースプレートから立ち上がって、上端部が柱に連結される鉛直プレートを有するベース部材と、その鉛直プレートの上端部を貫通させるスリットが設けられたスペーサとからなる柱脚接合具であって、前記スペーサには、アンカーボルトの前記突出部分とナットとが収納される空洞部が、そのスペーサの上端部分にある程度の厚みを残して形成されていることを特徴とする柱脚接合具。
- 前記スペーサは、略ブロック状であって、そのスペーサの上面が柱の下端を受ける柱載置面とされている請求項1記載の柱脚接合具。
- 前記空洞部は、アンカーボルトの位置に合わせて、各アンカーボルト毎別個に形成されている請求項2記載の柱脚接合具。
- 前記空洞部は、アンカーボルトに取り付けるナット及び座金を収容できるような大きさである請求項3記載の柱脚接合具。
- 前記スペーサの上面には、アンカーボルトの位置に合わせて、空洞部と連通するようにして、アンカーボルトよりも僅かに径の大きい貫通穴が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の柱脚接合具。
- ベース部材とスペーサとからなる柱脚接合具を用いた柱接合構造であって、前記ベース部材のベースプレートが、建物の基礎上面から突出するアンカーボルトとナットとで固定され、そのベースプレートから立ち上がった鉛直プレートの上端部が、スペーサに設けられたスリットを貫通して柱に連結されるとともに、スペーサ上端部分にある程度の厚みを残すようにしてそのスペーサに形成された空洞部に、アンカーボルトの前記突出部分とナットとが収納されていることを特徴とする柱脚接合具を用いた柱接合構造。
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JP2002230081A JP2004068445A (ja) | 2002-08-07 | 2002-08-07 | 柱脚接合具及びその柱脚接合具を用いた柱接合構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008138411A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Kumagai Gumi Co Ltd | 既存建物の躯体と耐震補強材との接合部材及び接合構造 |
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2002
- 2002-08-07 JP JP2002230081A patent/JP2004068445A/ja active Pending
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