JP2004068057A - バレルメッキ装置用の電極及びバレルメッキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水平な軸部に連続して先下がり状を呈する曲げ下げ部とを一体に有する硬い導電バーからなり、軸部の基端側には接続部を、曲げ下げ部の先端側には電極本体をそれぞれ有し、接続部と前記電極本体とを除く部分を絶縁層により被覆したことを特徴とする。水平な回転軸心に対して垂直方向へ傾斜したバレル内に、電極本体が回転軸心よりも低いレベルで相対して位置し、軸部が回転軸心の両端部へ回転不能な状態で位置するように、前記電極を取り付ける。
【選択図】 図4
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば多孔板又は網、若しくは多孔板と網とを重ねた通水材料によって構成されたバレル内に対象物を投入し、このバレルをメッキ槽のメッキ浴中で回転させながら対象物にメッキを施すバレルメッキ装置用の電極(カソード)、及びこの電極を使用したバレルメッキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実願昭46−95644号(48−50618号)の明細書には、図11のようなバレルメッキ装置のリード線電極(カソード)が記載されている。
同図において、10aは電線(単線又は束線)10bに柔軟なプラスチック製の絶縁層10cを被覆した被覆電線であり、被覆電線10aの先端の裸線部10dには銅等の導電性の良い連結片11aがカシメ止めされている。連結片11aの先端中央にはボルト部11bが一体に形成されており、連結片11aのボルト部11b以外の部分は柔軟なプラスチック製の絶縁層11cにより被覆されている。前記ボルト部11bに、銅等の導電性の良い材料からなる袋ナット状の電極本体12aをねじ締めて電極を構成している。
【0003】
バレルメッキ装置は、所定の間隔を置いて垂直状態で平行する一対の保持板を複数の連結バーで連結したバレル保持枠を備えており、各保持板には、水平な同一軸線上に位置する状態で管状軸がそれぞれ貫通状に取り付けられている。
バレルは、前述のような通水材料で構成された多角形(例えば六角形)の胴部と、胴部の両端を塞ぐ状態に固定された同様な通水材料からなる端板とから構成されており、胴部の一辺面には同様な通水材料からなる開平自在な蓋が取り付けられている。
このような構成のバレルは、胴部が水平な回転軸線に対して上下方向へ所定角度傾斜した状態で、前記両端の端板の部分が前記管状軸へ回転自在に取り付けられている。各管状軸には、各電極本体12aがバレル内に相対して位置する状態で、電極の被覆電線10aの基端側が貫通状態にかつ水密状にそれぞれ取り付けられる。
各管状軸から外側に突出した被覆電線10aの基端側は、絶縁層10cを剥ぎ取った接続部が形成されており、当該各接続部には外部より電流を導入する通電部材がそれぞれ連結され、接続部と通電部材の連結部はそれぞれ水密に絶縁カバーされている。
前記バレルにメッキを施すべき適量の対象物を封入し、当該バレルを保持した前記保持枠をメッキ槽等のメッキ浴中に沈めた状態で、回転伝達手段を通じて前記バレルを減速回転させることにより、バレル内の対象物に対し電気的にメッキを施す。
なお、各通電部材のメッキ浴中に没する部分は適当な絶縁層により水密状にカバーされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、長さ0.2〜1mmのような小さいセラミックベースの一部に導電片を取り付けた対象物の前記導電片にメッキを施す場合には、メッキを均一にかつ能率的に施すため、通常はバレルに対象物を投入する際多数の鉄球等のダミー片を混合する。
このような場合に前述の従来の電極を使用すると、電極本体12aを支持する被覆電線10aが軟らかく曲がり易いので、バレルの回転に伴ってダミーを含む対象物群が移動するとき、電極本体12aが対象物群の中に沈まないで表面側へ浮上し、かつ、電極本体12aの位置が頻繁に変化する。
前述のように、バレル内において電極本体12aが対象物群から浮上し、あるいは頻繁に移動すると、対象物群に対して均一なメッキを施すことができず、また、製品を均質にしようとすれば長時間を要して製品のコスト高を招く。
【0005】
本発明の目的は、メッキの対象物が細かく大量の導電性のダミー片を混合して処理することを要するバレルメッキ装置において、対象物群に対しより均一にかつより短時間内にメッキを施すことに寄与することができる電極を提供することにある。
本発明の他の目的は、前述の目的が達成される電極を使用することにより、メッキ対象物が細かく大量のダミー片とともに処理することを要する場合でも、対象物群に対しより均一にかつ短時間内にメッキを施すことができるバレルメッキ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明に係るバレルメッキ装置用の電極及びバレルメッキ装置は、前述の課題を解決するために以下のように構成したものである。
すなわち、請求項1に記載のバレルメッキ装置用の電極は、所定長さの軸部と当該軸部を水平姿勢に保ったときに重力により先下がり状を呈する曲げ下げ部とを一体に有する硬い導電バーからなり、前記軸部の基端側には接続部を有するとともに前記曲げ下げ部の先端側には電極本体を有し、前記接続部と前記電極本体とを除く部分を絶縁層により被覆したことを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載のバレルメッキ装置用の電極は、請求項1の電極において、前記電極本体は前記曲げ下げ部へ取替え可能に取り付けられていることを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載のバレルメッキ装置は、
所定の間隔を置いて垂直状態で平行する一対の保持板を複数の連結バーで連結したバレル保持枠と、
水平な同一軸線上に位置する状態で前記各保持板へそれぞれ貫通状に取り付けられた各管状軸と、
前記両管状軸へ回転自在取り付けられたバレルと、
メッキ槽内で前記バレルへ回転力を伝達する回転伝達手段と、
前記バレル内においてそれぞれの電極本体が軸部よりも下位レベルで相対して位置し、かつ、それぞれの軸部が対応する前記管状軸へ水密に貫通する状態に取り付けられた請求項1又は2に記載の一対の電極と、を備え、
前記各接続部にはそれぞれ通電部材が連結されるとともに当該接続部と前記通電部材との連結部は水密に絶縁カバーされ、
前記電極の軸部は回転不能に規制されていることを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載のバレルメッキ装置は、請求項3のバレルメッキ装置において、回転軸線に対して垂直方向へ所定角度傾いた状態に前記バレルを前記各管状軸に取り付けたことを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載のバレルメッキ装置は、請求項3又は4のバレルメッキ装置において、前記バレルを、回転軸線に対して水平方向へ所定角度傾いた状態で前記各管状軸に取り付けたことを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載のバレルメッキ装置は、請求項3〜5のいずれかのバレルメッキ装置において、前記接続部には先端に小径のボルト状部を形成し、当該接続部の先端部を前記通電部材の下端部に貫通させて前記ボルト状部へナットをねじ締めることにより、当該接続部に通電部材を接続したことを特徴としている。
【0012】
請求項7に記載のバレルメッキ装置は、請求項3〜6のいずれかのバレルメッキ装置において、前記軸部の前記管状軸から外側に突出した部分には、前記接続部に隣接して断面が非円形である非円形部が形成され、当該非円形部には当該非円形部が貫通しかつ電極の軸部と一体回転するように規制板が取り外し可能に取り付けられ、前記規制板は、前記軸部と直交する断面において前記曲げ下げ部が垂直状態からバレルの回転方向へ所定角度先下がり傾斜した状態で前記通電部材又は管状軸へねじにより固定されていることを特徴としている。
【0013】
【実施の形態】
以下、本発明に係るバレルメッキ装置用電極とその電極を使用したバレルメッキ装置の実施形態を説明する。
【0014】
バレルメッキ装置用電極の実施形態
図1は、本発明に係るバレルメッキ装置用電極の一実施形態を示す部分破断正面図である。
電極1の導電バー10は銅バー等の導電性の良い硬い丸棒であり、所定長さの軸部100と、当該軸部100を水平姿勢に保ったときに重力により先下がり状を呈する曲げ下げ部101とを一体に形成したものである。
軸部100の基端側には、断面非円形の非円形部14を介して小径なボルト状部(雄ねじ状部)を有する接続部13が一体に形成され、曲げ下げ部101の先端側には導電性の良い連結片11を介して銅製等の電極本体12が設けられている。導電バー10の接続部13を含む基端側の裸部103と先端側の裸部102を除く部分は、プラスチック等の絶縁層104で被覆されている。
連結片11の基端側には、曲げ下げ部101の裸部102を含む先端部分が埋め込み状に固定(カシメ止め)されており、連結片11の先端中央には小径なボルト部110が形成されている。連結片11のボルト部110を除く部分にはプラスチックなどの絶縁層111が被覆され、ボルト部110には袋ナット状の電極本体12がねじ付けられていて、電極本体12の基端面は連結片11のボルト部110を除く先端面の絶縁層111へ押し付けられている。
【0015】
前述のように、曲げ下げ部101は、軸部100を水平状態に保った状態において軸部110に対し先下がり状に曲げらているが、軸部100に対する曲げ下げ部101の曲げ角度(厳密には、導電バー10の軸部110側の曲げ始め部分と電極本体12の中央先端を結ぶ線と、軸部110とが形成する角度)θ1は、後述のバレルにおける胴部の断面積や容積、軸部100の長さ、バレルに投入するメッキ対象物(ダミー片を混合するときはこれを含む)の量、その他の条件により異なる。一般的な目安としては、前記曲げ角度θ1は25〜60°程度であるのが好ましい。
この実施形態の電極1は、電極本体12の消耗が激しい場合にこれを取り替えることができるようにするため、導電バー10の先端部へ周囲が絶縁層111で被覆された連結片11を介して電極本体12を取り付けているが、導電バー10の先端部の裸部102を電極本体12とすることもできる。
【0016】
バレルメッキ装置の実施形態
図2は本発明に係るバレルメッキ装置の一実施形態を示す一部省略正面図、図3はバレルを省略した状態の図2の矢印A−Aに沿う拡大断面図、図4は図2のバレルメッキ装置のバレルとバレル保持枠との関係を示す部分拡大断面図、図5は図4の装置におけるバレル ,回転伝達手段,左側の電極及び通電部材との組合せ構造を詳細に示す部分拡大断面図、図6は図4の装置におけるバレル,右側の電極,及び通電部材との組合せ構造を詳細に示す部分拡大断面図、図7は通電部材の下端部の正面図、図8は電極の軸部をロックする規制板の正面図、図9は図4の矢印B−Bに沿って見た電極の側面図である。
【0017】
この実施形態のバレルメッキ装置は、バレル保持枠2、バレル保持枠2の下部寄り部分に管状軸4,4を介して回転自在に保持されたバレル3、バレル3に取り付けられる一対の電極1,1、各電極1に直流電流を供給する各通電部材5、図示しない駆動原からバレル3に回転を伝達する回転伝達手段6、及び、バレル3を保持したバレル保持枠2を移動可能に収容するメッキ槽7とから構成されている。
【0018】
バレル保持枠2は、所定の間隔を置いて垂直状態で平行する一対の保持板20,20を上下4本の連結バー22で連結して構成され、各保持板20は上部に固定された上部保持板21をそれぞれ有している。
【0019】
図2及び図4で示すように、バレル3は、多数の小孔を密に形成した硬質合成樹脂製の多孔板(図示しない)を多角形(この実施形態では六角形)に組み合わせた胴部30と、同様な多孔板を材質とし、胴部30の両端に当該両端を塞ぐように固定された端板31,31とから構成されている。
胴部30の一辺面には、同様な材質の多孔板からなる図示しない蓋が開閉できるように取り付けられている。
蓋を含む胴部30の各辺面の内側には、小さなメッシュの図示しない網が定着されている。
【0020】
図4,図5および図6で示すように、保持版20,20の下部寄り位置には、互いの軸線が水平になるように、硬質合成樹脂製の管状軸4,4が当該保持板20を直角に貫通する状態に取り付けられている。
この実施形態において、各管状軸4は軸本体40と当該軸本体40へ外側から一部が埋め込み状に圧入された電極カバー41とによって構成され、各電極カバー41の外側の端部には、円形で深皿状のハウジング部42がそれぞれ形成されている。
各管状軸4は、それぞれの軸本体40の外端部に形成された鍔43を適数のねじビス44で保持板20へねじ付けることにより、それぞれ対応する保持板20に固定されている。
一方の(図4の左側の)管状軸4は、回転伝達手段6の端末歯車60を取り付けるため他方の管状軸4よりも長い寸法になっている。
【0021】
各管状軸4には、端板31に貫通状に固定された軸受け32を介してバレル3が回転自在に取り付けられている。このバレル3の取付の際には、バレル3の胴部30が、図2で示す水平な回転軸線aに対して垂直方向へ所定角度θ4傾き、かつ、水平方向へ所定角度傾く状態に取り付けられる。このように傾かせた状態でバレル3を取り付けることにより、バレル3の回転に伴う内部のメッキ対象物の好ましい移動や攪拌を促進させる。
胴部30の回転軸線aに対する垂直方向の傾きの量及び水平方向への傾きの量は、バレル3の容量,メッキ対象物の大きさやバレル3への投入量その他の具体的な条件に応じて設定されるが、一般的な目安としては、垂直方向の傾き及び水平方向の傾きともに回転軸線aに対して15°以下の範囲で設定するのが好ましい。バレル3の前記の傾きの量が前記角度よりも大きい場合には、バレル3内に投入されたメッキ対象物の移動や攪拌が促進されなくなり、バレルの回転が円滑でなくなるからである。
この実施形態では、バレル3の胴部30を回転軸線aに対して垂直方向及び水平方向ともに12°程度傾かせてある。
【0022】
管状軸4,4に対するバレル3の具体的な取付構造は以下のとおりである。
図4〜図6で示すように、各端板31の適切な位置には、バレル3の前述のような両方の傾きに適合し、かつ、対応する管状軸4の内側の端部外周に適合する状態に、例えば硬質合成樹脂からなる軸受32が貫通状に固定されている。各軸受32の所要部分の外周には、同様な材質のハウジング33が取り付けられている。
前述のように取り付けられた軸受32は、管状軸4の軸本体40にそれぞれ回転自在に取り付けられている。
一方の(図4の左側の)軸受32とハウジング33は、回転伝達手段6の硬質合成樹脂製の末端歯車60の側面と固定され、この末端歯車60も対応する軸本体40へ回転自在に取り付けられている。
【0023】
各管状軸4には、接続部13がそれぞれの電極カバー41のハウジング部42側に突出するように、電極1の軸部100が貫通状に取り付けられている。
各軸部100の裸部103及び絶縁被覆部の外周面とそれに接触する管状軸4の内周面は、両者間に介入された各シールリング45により水密状態に保たれている。
各軸部100の外周と前記軸受け32の内側の端部内周との間には、軸部100側に固定され軸受32とは回転自在な状態に硬質合成樹脂製のブシュ15が装着されている。
【0024】
図5及び図6で示されているように、各電極1の軸部100の裸部103には、前述のように非円形部14がそれぞれ形成されており、各非円形部14には軸部100一体回転するように規制板46が取り付けられている。
前記規制板46を所望の姿勢に保ち、ねじビス47により規制板46を後述の通電部材5の下端部へ固定することによって、電極1を回転しないように規制している。規制板46は同時に、図4のように電極本体12が回転軸線a(図2)よりも適量だけ下位に位置し、かつ、図9のように、曲げ下げ部101が軸部100と直交する断面において前記回転軸線aに対してバレル3の回転方向へ所定角度θ5だけ傾くように、電極本体12の位置を規制している。
このような電極1,1の設置状態において、電極本体12,12は図4のように回転するバレル3の長さ方向のほぼ中央で近接して相対する状態になる。
【0025】
この実施形態において、各規制板46は図8で示されているように扇形に形成されており、その扇形状の中心部には前記非円形部14に対して回転方向に適合する長孔461が形成されている。規制板46の扇形状の中心線dの上部両側にはねじタップ形態の規制孔462,463が一定の間隔でそれぞれ形成されている。
そして、前記非円形部14を規制板46の長孔461へ通す状態に当該非円形部14に規制板46を装着し、いずれかの規制孔462、463を選択して選択した当該規制孔を非円形部14の直上に位置させ、後述する通電部材5の下部寄り部分に形成された案内孔52を通じて、ねじビス47を選択された規制孔462又は463へねじ込むことにより、図9で示す曲げ下げ部101の傾斜角度θ5を設定するように構成している。
【0026】
この実施形態では、規制板46における長孔461の中心(扇形状の回転中心)と前記中心線dの直近の各規制孔462の中心とを結ぶ各線eと、前記中心線dとが形成する角度θ2は30°に設定されている。また、長孔461の中心と他の各規制孔463の中心とを結ぶ各線fとそれらに隣接する前記各線eとが形成する角度θ3は15°に設定されている。
したがって、図9における曲げ下げ部101の傾きの角度θ5は、30°か又は45°に選択して設定することができる。
【0027】
前述のような電極本体12の適切なレベル位置や、軸部100と直交する断面における曲げ下げ部101のバレル回転方向への適切な傾斜各度θ5は、バレル3の胴部30の断面容積や、メッキ対象物の大きさや投入量、バレル3の回転数その他の具体的条件によって異なる。
図9のように、バレル3内に投入されたダミー片を含む小さなメッキ対象物群cの上面は、バレル3の長さ方向の中央部では、バレル3の時計方向の回転にともなってその回転方向へ先上がり傾斜する状態を呈し、対象群はこの状態で同図の矢印のように移動攪拌される。そして、このメッキ対象物群cの移動の際に下り方向に移動する対象物が電極本体12へできるだけ均等に接触するように、電極本体12のレベル及び図9の傾斜角θ5を設定するのが好ましい。
一応の目安としては、電極1の曲げ下げ部101のバレル回転方向への傾斜角度θ5は25〜50°の範囲で設定するのが好ましい。
【0028】
電極1への通電は、図2,図4〜図6で示すように、上方よりバレル保持枠2の側部に沿って垂下するプレート状の通電部材5を通じて行われる。
通電部材5の下端部分は管状軸4のハウジング部42内へ上方より突入しており、この突入部分は電極1の接続部13へ次のように電気的に連結されている。
図7で示すように、ハウジング部42内に突入される通電部材5の下端部には、下端に通じる切り欠き状の案内部50と、当該案内部50の上端部周囲に位置するように座ぐり状の座部51とが形成されている。この案内部50には接続部13のボルト状部を案内して突出させ、前記座部51に案内された真鍮又は銅からなる導電接触板54及びばねワッシャー55を介して前記接続部13にナット53をねじ締めることにより、電気的に接触抵抗を小さくした状態で接続部13へ通電部材5を連結している。
【0029】
ハウジング部42の先端部内周面には雌ねじ部が形成されており、前記ハウジング部42に、雄ねじ部が形成された硬質合成樹脂製のねじキャップ8をシールリング80を介してねじ締めることにより、接続部13と通電部材5との連結部を他の部分から絶縁された水密状態に保っている。
通電部材5のハウジング部42から上方に突出した部分は、プラスチック等の絶縁部材56によりカバーされ、図2のようにバレル保持枠2がメッキ槽7内に設置された状態において、通電部材5がメッキ槽7内のメッキ液(bは液面レベル)に対して水密状に絶縁されるようになっている。
各通電部材5の上端は、バレル保持枠2の上部側部に取り付けられた通電プレート57とT字状を呈するように連結され、この通電プレート57を介して他から電流を受けるように構成されている。
【0030】
図2及び図3で示すように、回転伝達手段6は、上部保持板21,21へそれらを貫通するように回転自在に取り付けられた回転軸64、この回転軸64の一端部に固定された硬質合成樹脂製の歯車65、及び、この歯車65が図示しないモータその他の駆動源より受けた回転をバレル3に伝達する歯車列とにより構成されている。
前記歯車列は、回転軸64に固定された硬質合成樹脂製の歯車63、それぞれ一方の保持板20に取り付けられた同様な材質の各中間歯車62,61、及び、管状軸4へ回転自在に取り付けられた同様な材質の端末歯車60とにより構成されている。
【0031】
図2で示すように、回転軸64には、バレル保持枠2の両側方に位置するように軸受部材64a,64aが回転自在に取り付けられている。各軸受部材64a,64aがメッキ槽7の両側の上縁に設けられた受け具70,70へ案内される状態に、前記回転軸64をメッキ槽7の両側縁上へ差渡し状に載置すると、バレル保持枠2がメッキ槽7内へ適切な姿勢で吊り下げ状に設置され、バレル保持枠2に保持されたバレル3がメッキ槽7内のメッキ液中へ適当量沈んだ状態になるように構成されている。
各上部保持板21,21の対向側には、それぞれ複数の連結バー23を介して取付板24,24が垂直に固定されており、各取付板24には同レベルに平行するように把手バー25,25が水平に取り付けられている。バレル保持枠2を他の場所へ移動させ、又は他の場所から図示のメッキ槽7へ移動させるときは、前記各把手バー25に図示しない搬送装置のフックバーを引っ掛け、バレル保持枠2を持ち上げて移動させるように構成されている。
【0032】
前記実施形態のバレルメッキ装置は、バレル3内へ適量のメッキ対象物を投入して蓋を閉め、図2のように、メッキ液の液面レベルb以下にバレル3が沈むようにバレル保持枠2をメッキ槽7にセットし、回転伝達手段6を介してバレル3を減速回転させながら、電極1へ通電して対象物にメッキを施す。
バレル3の回転により、メッキ対象物はバレル3内を胴部に沿って往復するように移動するとともに良く攪拌される。バレル3の回転に伴なって、対象物が電極本体12へ繰り返し接触し、対象物の攪拌を一層促進させる。
【0033】
前記実施形態のバレルメッキ装置用の電極は、被覆電線ではなく導電性の良い硬い導電バー10を主体とし、水平な軸部100の先端方向に曲げ下げ部101を形成したので、これをバレルメッキ装置に回転しないように取り付けて装置を運転するとき、電極本体12の位置が一定に保たれる。
また、バレルメッキ装置のバレル3内において、電極本体12が、回転軸線aよりも低いレベルに位置するように、また回転軸線aと直交する断面における曲げ下げ部101がバレル回転方向へ先下がり傾斜する状態に位置するように取り付けることができる。
したがって、特にメッキの対象物が細かく大量の導電性のダミー片を混合して処理することを要するバレルメッキ装置において、対象物群に対しより均一にかつより短時間内にメッキを施すことに寄与することができる。
【0034】
前記実施形態のバレルメッキ装置は、前記実施形態の電極を、バレル3内においてそれぞれの電極本体12が回転軸線a(軸部100)よりも下位レベルで相対して位置するように取り付けたので、バレル3が減速回転するとき、電極本体12を含む曲げ下げ部の一部にメッキ対象物が繰り返し接触し、メッキ対象物の攪拌が促進され、対象物に対してより均一にかつ短時間にメッキを施すことができる。
バレル3は、回転軸線に対して垂直方向へ所定角度傾いた状態に管状軸4,4に取り付けられているので、メッキ対象物はバレルの胴部30に沿って往復するように移動し、攪拌がさらに促進され、対象物にさらに均一なメッキ処理を施すことができる。
バレル3は、回転軸線に対して水平方向へ所定角度傾いた状態で前記各管状軸に取り付けられているので、メッキ対象物の移動と攪拌が一層促進され、対象物に一層均一なメッキを施すことができる。
電極1の接続部13には先端に小径のボルト状部を形成し、当該接続部13の先端部を前記通電部材5の下端部に貫通させて前記ボルト状部へナット53をねじ締めることにより、当該接続部に通電部材を接続したので、両者の連結部の電気抵抗が小さくなる。
電極本体12を含む曲げ下げ部101は、軸部100と直交する断面においてバレルの回転方向へ所定角度先下がり傾斜した状態に取り付けられているので、対象物の攪拌と電極本体12への均一な接触が促進され、対象物群へメッキをさらに一層均一に施すことができる。
【0035】
その他の実施形態
図10は本発明に係るバレルメッキ装置の他の実施形態を示す部分拡大断面図である。
前記実施形態では、規制板46を通電部材5に固定したものであるが、この実施形態では、規制板46に形成する各規制孔462(463)をねじタップ形態とせずにねじ通し孔の形態とし、いずれかの規制孔462(463)に通したねじビス47を管状軸4の電極カバー42に形成したねじタップ孔にねじ締め、規制板46を管状軸4に固定したものである。このような構成でも、前記実施形態の装置と同様な効果を奏する。
【0036】
前記実施形態の電極1は、曲げ下げ部101が軸部100に対して所定の角度θ1を形成する状態で真っ直ぐに形成されているが、この曲げ下げ部は先下がり方向へ円弧状又は多角状に曲がっていても実施することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明に係るバレルメッキ装置用の電極によれば、被覆電線ではなく導電性の良い硬い導電バーを主体とし、水平な軸部の先端方向に曲げ下げ部を形成したので、これをバレルメッキ装置に回転しないように取り付けて装置を運転するとき、電極本体の位置が一定に保たれる。
また、バレルメッキ装置のバレル内において、電極本体が、バレルの回転軸線よりも低いレベルに位置するように、また回転軸線と直交する断面における曲げ下げ部がバレル回転方向へ先下がり傾斜する状態に位置するように取り付けることができる。
したがって、特にメッキの対象物が細かく大量の導電性のダミー片を混合して処理することを要するバレルメッキ装置において、対象物群に対しより均一にかつより短時間内にメッキを施すことに寄与することができる。
【0038】
請求項2の発明に係る電極によれば、電極本体が曲げ下げ部に取替え可能に取り付けられていので、電極本体の消耗が激しい場合には本体のみを取り替えて使用することができる。
【0039】
請求項3の発明に係るバレルメッキ装置にれば、請求項1又は2に記載の電極を、バレル内においてそれぞれの電極本体がバレルの回転軸線よりも下位レベルで相対して位置するように取り付けたので、バレルが減速回転するとき、電極本体を含む曲げ下げ部の一部にメッキ対象物が繰り返し接触し、メッキ対象物の攪拌が促進され、対象物に対してより均一にかつ短時間にメッキを施すことができる。
【0040】
請求項4に記載のバレルメッキ装置によれば、バレルがバレルの回転軸線に対して垂直方向へ所定角度傾いた状態に各管状軸に取り付けられているので、メッキ対象物はバレルの胴部に沿って往復するように移動し、攪拌がさらに促進され、対象物にさらに均一なメッキ処理を施すことができる。
【0041】
請求項5に記載のバレルメッキ装置によれば、バレルが回転軸線に対して水平方向へ所定角度傾いた状態で前記各管状軸に取り付けられているので、メッキ対象物の移動と攪拌が一層促進され、対象物に一層均一にメッキを施すことができる。
【0042】
請求項6に記載のバレルメッキ装置によれば、電極の接続部には先端に小径のボルト状部を形成し、当該接続部の先端部を前記通電部材の下端部に貫通させて前記ボルト状部へナットをねじ締めることにより、当該接続部に通電部材を接続したので、両者の連結部の電気抵抗が小さくなる。
【0043】
請求項7に記載のバレルメッキ装置によれば、電極本体を含む曲げ下げ部は、軸部と直交する断面においてバレルの回転方向へ所定角度先下がり傾斜した状態に取り付けられているので、対象物の攪拌と電極本体への均一な接触が促進され、対象物群へメッキをさらに一層均一に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバレルメッキ装置用電極の一実施形態を示す部分破断正面図である。
【図2】本発明に係るバレルメッキ装置の一実施形態を示す一部省略正面図である。
【図3】バレルを省略した状態の図2の矢印A−Aに沿う拡大断面図である。
【図4】図2のバレルメッキ装置のバレルとバレル保持枠との関係を示す部分拡大断面図である。
【図5】図4の装置におけるバレル ,回転伝達手段,左側の電極及び通電部材との組合せ構造を詳細に示す部分拡大断面図である。
【図6】図4の装置におけるバレル,右側の電極,及び通電部材との組合せ構造を詳細に示す部分拡大断面図である。
【図7】通電部材の下端部の正面図である。
【図8】電極の軸部をロックする規制板の正面図である。
【図9】図4の矢印B−Bに沿って見た電極の側面図である。
【図10】本発明に係るバレルメッキ装置の他の実施形態を示す部分拡大断面図である。
【図11】従来のバレルメッキ装置用の電極の部分断面図である。
【符号の説明】
10a 被覆電線
10b 電線
10c 絶縁層
10d 裸線部
11a 連結片
11b ボルト部
11c 絶縁層
12a 電極本体
1 電極
10 導電バー100 軸部
101 曲げ下げ部
102,103 裸部
104 絶縁層
11 連結片
110 ボルト部
111 絶縁層
12 電極本体
13 接続部
14 非円形部
2 バレル保持枠
20 保持板
21 上部保持板
22,23 連結バー
24 取付板
25 把手バー
3 バレル
30 胴部
31 端板
32 軸受
33 ハウジング
4 管状軸
40 軸本体
41 電極カバー
42 ハウジング部
43 鍔
44,47 ねじビス
45 シールリング
46 規制板
461 長孔
462,463 規制孔
5 通電部材
50 案内部
51 座部
52 案内孔
53 ナット
54 導電接触板
55 ワッシャー
56 絶縁部材
57 通電プレート
6 回転伝達手段
60 末端歯車
61,62 中間歯車
63,65 歯車
64 回転軸
64a 軸受部材
7 メッキ層
70 受け具
8 ねじキャップ
80 シールリング
Claims (7)
- 所定長さの軸部と当該軸部を水平姿勢に保ったときに重力により先下がり状を呈する曲げ下げ部とを一体に有する硬い導電バーからなり、前記軸部の基端側には接続部を有するとともに前記曲げ下げ部の先端側には電極本体を有し、前記接続部と前記電極本体とを除く部分は絶縁層により被覆されていることを特徴とする、バレルメッキ装置用の電極。
- 前記電極本体は前記曲げ下げ部へ取替え可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のバレルメッキ装置用の電極。
- 所定の間隔を置いて垂直状態で平行する一対の保持板を複数の連結バーで連結したバレル保持枠と、
水平な同一軸線上に位置する状態で前記各保持板へそれぞれ貫通状に取り付けられた各管状軸と、
前記両管状軸へ回転自在取り付けられたバレルと、
メッキ槽内で前記バレルへ回転力を伝達する回転伝達手段と、
前記バレル内においてそれぞれの電極本体が軸部よりも下位レベルで相対して位置し、かつ、それぞれの軸部が対応する前記管状軸へ水密に貫通する状態に取り付けられた請求項1又は2に記載の一対の電極と、を備え、
前記各接続部にはそれぞれ通電部材が連結されるとともに当該接続部と前記通電部材との連結部は水密に絶縁カバーされ、
前記電極の軸部は回転不能に規制されている、
ことを特徴とするバレルメッキ装置。 - 前記バレルは、回転軸線に対して垂直方向へ所定角度傾いた状態で前記各管状軸に取り付けられていることを特徴とする、請求項3に記載のバレルメッキ装置。
- 前記バレルは、回転軸線に対して水平方向へ所定角度傾いた状態で前記各管状軸に取り付けられていることを特徴とする、請求項3又は4に記載のバレルメッキ装置。
- 前記接続部は先端に小径のボルト状部を有し、当該接続部の先端部を前記通電部材の下端部に貫通させて前記ボルト状部へナットをねじ締めることにより、当該接続部に通電部材を接続したことを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載のバレルメッキ装置。
- 前記軸部の前記管状軸から外側に突出した部分には、前記接続部に隣接して断面が非円形である非円形部が形成され、当該非円形部には当該非円形部が貫通しかつ電極の軸部と一体回転するように規制板が取り外し可能に取り付けられ、前記規制板は、前記軸部と直交する断面において前記曲げ下げ部が垂直状態からバレルの回転方向へ所定角度先下がり傾斜した状態で前記通電部材又は管状軸へねじにより固定されていることを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のバレルメッキ装置。
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