JP2004066827A - 改良されたラベル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シアン、マゼンタ及びイエローの各色素でプリントしたバーコードの機械可読性を高めること。
【解決手段】 受像層及び保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法であって、
a)熱ヘッドを使用して、画像を前記受像層上に提供し、次いで、
b)前記保護オーバーレイヤーを適用するのに使用される前記熱ヘッドの温度を変えることによって、前記保護オーバーレイヤー上に機械可読表示物を提供する
ステップを含んでなる方法。
【選択図】 図1
【解決手段】 受像層及び保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法であって、
a)熱ヘッドを使用して、画像を前記受像層上に提供し、次いで、
b)前記保護オーバーレイヤーを適用するのに使用される前記熱ヘッドの温度を変えることによって、前記保護オーバーレイヤー上に機械可読表示物を提供する
ステップを含んでなる方法。
【選択図】 図1
Description
本発明は、表示物が書きこまれた保護オーバーレイヤーを含む感熱色素転写プリントに関する。
米国特許第6,092,942号(Koichiら)には、イエロー、マゼンタ及びシアンの色素のパッチで構成された感熱色素ドナー要素、並びに熱プリントヘッドによってプリントされた画像を含む受容体層に適用された保護オーバーレイヤーが含まれている。この保護層は、その頁にエネルギーを均一に適用するのではなくて、画像面をマスクとして使用して適用される。その保護層の画像は、転写された保護層に対応する濃度領域を生成するように、低エネルギー領域と高エネルギー領域がパターンで配置されるように設計されている。その転写された保護オーバーレイヤーの最終のパターンは、その保護層の厚さの変動を、機械的に又は光学的に検出することによって解釈できる表示物を示す。
シアン、マゼンタ及びイエローの色素の組合せを使用して感熱プリンタで製造される従来のバーコードは、これらの色素にはカーボンブラックが欠けているので、比較的機械可読性の劣ったコードを生成する。カーボンブラック及び類似の吸光性材料は、バーコードを読み取るため、多くのハンドヘルドスキャナ及び店頭販売用スキャナが利用する近赤外線及び赤色光線の吸収を高める。一般に、バーコードを高い信頼性で読み取るには、バーコード記号をプリントする際に利用される色素が、近赤外線及び赤色光を吸収することが好ましい。
今日、ますます多くの情報が製品ラベルに要求されている。情報が多くなると、それをプリントしたり、より大きいラベルに変換するためにより大きい面積が必要になる。より大きいラベルは、多くの製品、特に化粧品や医薬品などの小さい商品には許容できない。したがって、多くの場合、ヒト及び/又は機械が読み取ることができるより小さいラベルにより多くの情報を提供することによってラベルを節約する必要がある。
本発明は、表示物を示すように選択的に適用される保護オーバーレイヤーを有する感熱色素転写プリントを提供するものである。また、本発明は、表示物の読取りやすさを高めるため、保護オーバーレイヤーに提供される表示物の少なくとも一部分が、画像層に提供される表示物と、内容及び位置が同一である感熱色素転写プリントも提供するものである。また、本発明は、保護オーバーレイヤーに提供される表示物の少なくとも一部分が、画像層に提供される表示物と異なっている感熱色素転写プリントも提供するものである。また、本発明は、このようなプリントの製造方法及びその表示物を読み取る方法も提供するものである。
また、本発明は、ヒトの読取り可能な表示物を画像層に従来プリントしているものより、多くの情報をラベルに提供することもできる。詳しく述べると、このことは、機械が読み取ることができる表示物を、保護オーバーレイヤーに熱でプリントすることによって達成される。保護オーバーレイヤーに配置された機械可読表示物は、ヒトの読取り可能な表示物と同じラベルの領域に配置することができる。例えば、製品の情報、すなわち消費者の関心がある情報は画像層上にプリントされる。バーコードの情報又は他の製品追跡情報、すなわち消費者の関心がない情報は保護オーバーレイヤーにプリントされる。したがって、機械可読表示物を含む感熱転写された保護オーバーレイヤーを有するプリントを含むより審美的に快適か又は魅力的なラベルを製造することができる。
さらに、シアン、マゼンタ及びイエローの色素でプリントしたバーコードの機械可読性を高める方法を開示する。
本発明の一側面によって、受像層及び保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法が提供され、その方法は、
a)熱ヘッドを使用して、受像層上に画像を提供し、次いで
b)保護オーバーレイヤーを適用するため使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、その保護オーバーレイヤー上に機械可読表示物を提供する、
ステップを含んでなる方法である。
a)熱ヘッドを使用して、受像層上に画像を提供し、次いで
b)保護オーバーレイヤーを適用するため使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、その保護オーバーレイヤー上に機械可読表示物を提供する、
ステップを含んでなる方法である。
本発明の他の一側面によって、受像層及び保護オーバーレイヤーを有する媒体上に画像を提供する方法が提供され、その方法は、
a)受像層上に画像を提供し、
b)保護オーバーレイヤーを適用するため使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する、
ステップを含んでなる方法である。
a)受像層上に画像を提供し、
b)保護オーバーレイヤーを適用するため使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する、
ステップを含んでなる方法である。
本発明のさらに別の一側面によって、受像層及び保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法が提供され、その方法は、
a)熱ヘッドを使用して受像層上に画像を提供し、次いで
b)保護オーバーレイヤーを適用するために使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する、
ステップを含んでなる方法である。
a)熱ヘッドを使用して受像層上に画像を提供し、次いで
b)保護オーバーレイヤーを適用するために使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する、
ステップを含んでなる方法である。
本発明のさらに別の一側面によって、受像層及び保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法が提供され、その方法は、
a)保護オーバーレイヤーを適用するために使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する、
ステップを含んでなる方法である。
a)保護オーバーレイヤーを適用するために使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する、
ステップを含んでなる方法である。
本発明の別の一側面によって、保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法が提供され、その方法は、
a)保護オーバーレイヤーを適用するために使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する
ステップを含んでなる方法である。
a)保護オーバーレイヤーを適用するために使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー上に提供する
ステップを含んでなる方法である。
本発明のさらに別の一側面によって、保護オーバーレイヤーを有する媒体上に機械可読表示物を提供する方法が提供され、その方法は、
a)第一機械可読表示物を、上記媒体上の画像層に提供し、
b)上記画像層内の第一機械可読表示物と内容が同一でかつ正確に重なり合っている第二機械可読表示物を保護オーバーレイヤーに提供する、
ことを含んでなる方法である。
a)第一機械可読表示物を、上記媒体上の画像層に提供し、
b)上記画像層内の第一機械可読表示物と内容が同一でかつ正確に重なり合っている第二機械可読表示物を保護オーバーレイヤーに提供する、
ことを含んでなる方法である。
本発明のさらに別の一側面によって、保護オーバーレイヤーを有する媒体上に表示物を提供する方法が提供され、その方法は、
a)第一機械可読表示物を媒体上の画像層に提供し、
b)上記画像層内の第一機械可読表示物と、内容が同一でかつ正確に重なりあっている第二機械可読表示物を、保護オーバーレイヤーに提供する、
ステップを含んでなる方法である。
a)第一機械可読表示物を媒体上の画像層に提供し、
b)上記画像層内の第一機械可読表示物と、内容が同一でかつ正確に重なりあっている第二機械可読表示物を、保護オーバーレイヤーに提供する、
ステップを含んでなる方法である。
本発明のさらに別の一側面によって、
a)表面に画像を形成することができる受像層、及び
b)上記受像層を覆って設けられた保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成された保護オーバーレイヤー、
を含んでなる媒体が提供される。
a)表面に画像を形成することができる受像層、及び
b)上記受像層を覆って設けられた保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成された保護オーバーレイヤー、
を含んでなる媒体が提供される。
本発明のさらに別の一側面によって、
a)熱ヘッドを使用して表面に画像を形成できる受像層、及び
b)上記受像層を覆って設けられた保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成された保護オーバーレイヤー、
を含んでなる媒体が提供される。
a)熱ヘッドを使用して表面に画像を形成できる受像層、及び
b)上記受像層を覆って設けられた保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成された保護オーバーレイヤー、
を含んでなる媒体が提供される。
本発明の別の一側面によって、
a)媒体上の画像層内の第一機械可読表示物、
b)上記画像層内の第一機械可読表示物と、内容が同一でかつ正確に重なりあっている第二機械可読表示物を保護オーバーレイヤー内に含んでなる媒体が提供される。
a)媒体上の画像層内の第一機械可読表示物、
b)上記画像層内の第一機械可読表示物と、内容が同一でかつ正確に重なりあっている第二機械可読表示物を保護オーバーレイヤー内に含んでなる媒体が提供される。
本発明のさらに別の一側面によって、
a)熱ヘッドを使用して表面に画像を形成することができる受像層、及び
b)上記受像層を覆って設けられた保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成された保護オーバーレイヤー、
を含んでなるラベルが提供される。
a)熱ヘッドを使用して表面に画像を形成することができる受像層、及び
b)上記受像層を覆って設けられた保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成された保護オーバーレイヤー、
を含んでなるラベルが提供される。
本発明の別の一側面によって、コンピュータにプログラムされると、コンピュータに、
a)媒体上の画像層内に第一機械可読表示物を形成し、
b)第一機械可読表示物と、内容が同一でかつ正確に重なりあっている第二機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー内に形成する、
ステップを提供させるコンピュータプログラムが提供される。
本発明のさらに別の一側面によって、機械可読コードを示す物理的トポグラフィを有する表示物が保護オーバーレイヤー内に形成されている媒体を読み取る方法が提供され、その方法は、
a)機械によって表示物の物理的トポグラフィを読み取って、その中に符号化された情報を得て、次いで
b)上記符号化された情報を解釈して該情報を得る、
ステップを含んでなる方法である。
a)媒体上の画像層内に第一機械可読表示物を形成し、
b)第一機械可読表示物と、内容が同一でかつ正確に重なりあっている第二機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー内に形成する、
ステップを提供させるコンピュータプログラムが提供される。
本発明のさらに別の一側面によって、機械可読コードを示す物理的トポグラフィを有する表示物が保護オーバーレイヤー内に形成されている媒体を読み取る方法が提供され、その方法は、
a)機械によって表示物の物理的トポグラフィを読み取って、その中に符号化された情報を得て、次いで
b)上記符号化された情報を解釈して該情報を得る、
ステップを含んでなる方法である。
本発明のこれらの及びその外の側面、目的、特徴及び利点は、好ましい諸実施態様の下記詳細な説明、添付した請求項を見てかつ添付図面を参照することによって、より明らかに理解され認識されるであろう。
本発明の好ましい実施態様の下記の詳細な説明は、添付図面を参照して行う。
本発明は、前の章に要約してある。本発明は、保護オーバーレイヤーを有する感熱色素転写プリントを含み、そしてその保護オーバーレイヤーは、情報保有表示物、特に機械で読取り可能な表示物、すなわちプリントの製造方法及び前記情報保有表示物を読取る方法を含んでいる。
本発明は、前の章に要約してある。本発明は、保護オーバーレイヤーを有する感熱色素転写プリントを含み、そしてその保護オーバーレイヤーは、情報保有表示物、特に機械で読取り可能な表示物、すなわちプリントの製造方法及び前記情報保有表示物を読取る方法を含んでいる。
本発明のプリントには、保護オーバーレイヤーがさらにIR吸収色素を含有し、又はその保護オーバーレイヤーの厚さが変化する、そのようなオーバーコート配置が包含される。
感熱色素転写プリント上に保護オーバーレイヤーを形成する方法は、
1)プリントに、重合体結合剤又は重合体材料製の層を含む固体シートを適用し、次いで
2)その保護オーバーレイヤーシートの表面に、熱を選択的に加える、
ことを含んでなる方法である。
1)プリントに、重合体結合剤又は重合体材料製の層を含む固体シートを適用し、次いで
2)その保護オーバーレイヤーシートの表面に、熱を選択的に加える、
ことを含んでなる方法である。
本発明の上記方法では、熱プリントヘッド、特にどの画素を付勢するか及び/又は画素が付勢される程度を変えることができる熱プリントヘッドによって熱を加えることが適切である。あるいは、上記保護オーバーレイヤーはIR色素を含有し、かつ熱はレーザービームを選択して加えることによって加えられる。
その色素が熱の作用によって受像層に転写可能であるならば、どの色素でも、本発明の色素ドナー要素の色素層に使用することができる。昇華性色素によって、特に良好な結果が得られた。
昇華性色素の例としては、アントラキノン色素例えばSumikaron Violet RS(登録商標)〔住友化学工業(株)〕、Dianix Fast Violet 3R FS(登録商標)〔三菱化成(株)〕、及びKayalon Polyol Brilliant Blue N BGM(登録商標)とKST Black 146(登録商標)〔日本化薬(株)〕;アゾ色素例えばKayalon Polyol Brilliant Blue BM(登録商標)、Kayalon Polyol Dark Blue 2BM(登録商標)及びKST Black KR(登録商標)〔日本化薬(株)〕、Sumikaron Diazo Black 5G(登録商標)〔住友化学工業(株)〕、並びにMiktazol Black 5GH(登録商標)〔三井東圧化学(株)〕;直接色素例えばDirect Dark Green B(登録商標)〔三菱化成(株)〕、及びDirect Brown M(登録商標)とDirect Fast Black D(登録商標)〔日本化薬(株)〕;酸性色素例えばKayanol Milling Cyanine 5R(登録商標)〔日本化薬(株)〕;塩基性色素例えばSumiacryl Blue 6G(登録商標)〔住友化学工業(株)〕及びAizen Malachite Green(登録商標)〔保土谷化学工業(株)〕;又は米国特許第4,541,830号に開示されている色素類のいずれかがある。なおこの特許の開示事項は本明細書に援用するものである。上記色素類は、モノクロを得るため単独で又は組み合わせて利用することができる。これら色素は、約0.05〜約1g/m2 の被覆量で使用することができ、好ましくは疎水性である。
色素バリア層は、本発明の色素ドナー色素に利用して、転写色素の濃度を改善することができる。このような色素バリア層の材料としては、米国特許第4,716,144号に記述され特許請求されているような親水性材料がある。
色素ドナー要素の色素層と保護層は、支持体上にコートするか、又はグラビア法などの印刷法によって支持体上に印刷することができる。
滑り層を本発明の色素ドナー要素の裏面に使用して、プリンティングヘッドが色素ドナー要素に粘着するのを防止することができる。このような滑り層は、固体もしくは液体の潤滑剤又はその混合物を、重合体結合剤又は界面活性剤あり又はなしで含有している。好ましい潤滑剤としては、100℃より低い温度で溶融する油類又は半結晶性有機固体、例えばポリ(ステアリン酸ビニル)、みつろう、過フッ素化アルキルエステルエーテル類、ポリカプロラクトン、シリコーン油、ポリ(テトラフルオロエチレン)、カーボワックス、ポリ(エチレングリコール)類又は、米国特許第4,717,711号、4,717,712号、4,737,485号及び4,738,950号に開示されている潤滑剤のどれでもよい。滑り層の適切な重合体結合剤としては、ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラール)、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)、ポリスチレン、ポリ(酢酸ビニル)、酢酸酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース又はエチルセルロースがある。
滑り層に使用される潤滑剤の量は、主として潤滑剤のタイプに依存しているが、一般に約0.001〜約2g/m2 の範囲内である。重合体結合剤を使用する場合、潤滑剤の量は、利用される重量体結合体の0.05〜50質量%の範囲内であり、好ましくは0.5〜40質量%の範囲内である。
寸法が安定していてかつ熱プリンティングヘッドの熱に耐えることができれば、どの材料でも、本発明の色素ドナー要素の支持体として使用できる。このような材料としては下記のものがある。すなわち、ポリエステル類、例えばポリ(エチレンテレフタレート);ポリアミド類;ポリカーボネート類;グラシンペーパー;コンデンサペーパー;セルロースエステル類、例えば酢酸セルロース;フッ素重合体類、例えばポリ(フッ化ビニリデン)もしくはポリ(テトラフルオロエチレン−コ−ヘキサフルオロプロピレン);ポリエーテル類、例えばポリオキシメチレン;ポリアセタール類;ポリオレフィン類、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、もしくはメチルペンテン重合体類;並びにポリイミド類、例えばポリイミドアミド類及びポリエーテルイミド類がある。この支持体は一般に厚さが約2〜約30μmである。
本発明の色素ドナー要素とともに使用される受像要素は通常、色素画像受容層(以後、受像層と呼称する)を表面に有する支持体を備えている。この支持体は、ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、セルロースエステル、例えば酢酸セルロース、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)又はポリ(エチレンテレフタレート)などの透明フィルムであってもよい。また、この受像要素用の支持体は、バライタをコートした紙、ポリエチレンをコートした紙、白色ポリエステル(白色顔料を混入したポリエステル)、アイボリーペーパー、コンデンサペーパー又はDupont Tyvek(登録商標)などの合成紙のような反射性の支持体でもよい。
上記色素画像受容層は、例えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリカプロラクトン又はその混合物を含有していてもよい。その色素画像受容層は、意図する目的に対して有効な量で含まれている。一般に、約1〜約5g/m2 の濃度で良好な結果が得られた。
上記のように、本発明の色素ドナー要素は、色素転写画像を形成するために使用される。このようなプロセスには、上記の色素ドナー要素を像様加熱し次に、色素画像を受像要素に転写して色素転写画像を形成させるステップが含まれている。色素画像を転写した後、保護層が、上記色素画像の上面に転写される。
本発明の色素ドナー要素は、シート形又は連続のロールもしくはリボンで使用できる。連続のロールもしくはリボンが使用される場合、その色素ドナー要素は、1種だけの色素を有しているか、又は他の異なる色素、例えば昇華性のシアン及び/又はマゼンタ及び/又はイエロー及び/又はブラック又は他の色素の別の領域を有していてもよい。このような色素は、米国特許第4,541,830号、同第4,698,651号、同第4,695,287号、同第4,701,439号、同第4,757,046号、同第4,743,582号、同第4,769,360号及び同第4,753,922号に開示されている。なおこれらの特許の開示事項は本明細書に援用するものである。したがって、1色、2色、3色又は4色の(又はさらに種類数の多い色)の要素が本発明の範囲内に含まれている。
本発明の好ましい実施態様の色素ドナー要素は、イエロー、シアン及びマゼンタの色素の逐次繰返し領域及び上述の保護層をコートされたポリ(エチレンテレフタレート)支持体を含み、そして、上記方法のステップが各色について逐次実行されて、最高面に保護層を有する3色色素転写画像が得られる。上記方法が単一色だけで実施される場合は、勿論モノクロの色素転写画像が得られる。
本発明の色素ドナー要素から色素を転写するために使用できる熱プリンティングヘッドは市販されている。例えば、Fujitsu Thermal Head FTP−040MCS001,TDK Thermal Head LV5416又はRohm Thermal Head KE2008−F3を利用できる。
本発明の感熱色素転写集成体は、
(a)上記のような色素ドナー要素、及び
(b)上記のような受像要素
を備え、そして上記ドナー要素の色素層が上記受容要素の色素画像受容層と接触するように、色素受容要素が色素ドナー要素と重なり合った関係になっている。
(a)上記のような色素ドナー要素、及び
(b)上記のような受像要素
を備え、そして上記ドナー要素の色素層が上記受容要素の色素画像受容層と接触するように、色素受容要素が色素ドナー要素と重なり合った関係になっている。
これら二つの要素を含む上記集成体は、モノクロ画像を得たい場合、一体ユニットとして予備集成することができる。これは、これら2要素を、その縁で一時的に接着することによって実施できる。転写を行った後、その受像要素をひきはがすと色素転写画像が現われる。
3色画像を得たい場合、上記集成体は、熱が熱プリンティングヘッドによって加えられている期間中、三つの事象で形成される。第一色素が転写された後、その要素をひきはがす。第二色素ドナー要素(又は異なる色素領域を有するドナー要素の別の領域)を、受像要素と正確に重ね合わせ、次に前記プロセスを繰り返す。第三色は同じようにして得られる。最後に、保護層を、頂面に適用する。
A.受容体要素:
本発明の色素ドナー要素とともに使用される受像要素は通常、上に色素受容層を有する支持体を備えている。その支持体は、ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、酢酸セルロースなどのセルロースエステル、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)又はポリ(エチレンテレフタレート)などの透明フィルムでもよい。また、色素受容要素用支持体は、バライタをコートした紙、ポリエチレンをコートした紙、白色ポリエステル(白色顔料を混入したポリエステル)、アイボリーペーパー、コンデンサペーパー又はDupont Tyvek(登録商標)などの合成紙のような反射性支持体でもよい。
本発明の色素ドナー要素とともに使用される受像要素は通常、上に色素受容層を有する支持体を備えている。その支持体は、ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、酢酸セルロースなどのセルロースエステル、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)又はポリ(エチレンテレフタレート)などの透明フィルムでもよい。また、色素受容要素用支持体は、バライタをコートした紙、ポリエチレンをコートした紙、白色ポリエステル(白色顔料を混入したポリエステル)、アイボリーペーパー、コンデンサペーパー又はDupont Tyvek(登録商標)などの合成紙のような反射性支持体でもよい。
色素画像受容層としては、例えばKodak Ektatherm receiver catalog #172−5514に見られるものがある。
色素画像受容層は、例えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリカプロラクトン又はその混合物を含有している。色素画像受容層は、意図する目的に対して有効な量で存在している。一般に、約1〜5g/m2 の濃度で良好な結果が得られた。
B.ドナー要素:
保護層ドナー要素は、6μmのPET〔ポリ(エチレンテレフタレート)〕支持体にコートして製造した。すなわちドナー要素の裏面に下記の層を順にコートした。
1)85%酢酸n−プロピルと15%n−ブチルアルコールの溶媒混合物からコートした0.13g/m2 のチタンブトキシド〔Dupont Tyzor TBT(登録商標)〕の下塗り層;
2)ジエチルケトン、メタノール及び蒸留水(88.7/9.0/2.3)の溶媒混合物からコートした、アミノプロピル−ジメチル基を末端基とするポリジメチルシロキサンPS513(United Chemical Technologies、米国ペンシルベニア州ブリストル)(0.011g/m2 )、ポリ(ビニルアセタール)(Sekisui KS−1)結合剤(0.38g/m2 )、p−トルエンスルホン酸(0.0003g/m2 )、カンデリラろう(0.022g/m2 )を含有する滑り層。
保護層ドナー要素は、6μmのPET〔ポリ(エチレンテレフタレート)〕支持体にコートして製造した。すなわちドナー要素の裏面に下記の層を順にコートした。
1)85%酢酸n−プロピルと15%n−ブチルアルコールの溶媒混合物からコートした0.13g/m2 のチタンブトキシド〔Dupont Tyzor TBT(登録商標)〕の下塗り層;
2)ジエチルケトン、メタノール及び蒸留水(88.7/9.0/2.3)の溶媒混合物からコートした、アミノプロピル−ジメチル基を末端基とするポリジメチルシロキサンPS513(United Chemical Technologies、米国ペンシルベニア州ブリストル)(0.011g/m2 )、ポリ(ビニルアセタール)(Sekisui KS−1)結合剤(0.38g/m2 )、p−トルエンスルホン酸(0.0003g/m2 )、カンデリラろう(0.022g/m2 )を含有する滑り層。
C.保護オーバーレイヤー:
上記要素のおもて面上に、79%3−ペンタノンと21%メタノールの混合物からコートした、ポリ(ビニルアセタール)KS−1(Sekisui Co.)(塗布量:0.63g/m2 );コロイドシリカIPA−ST(Nissan Chemical Co.)(塗布量:0.462g/m2 )及びジビニルベンゼンビーズ、平均直径4μm(Eastman Kodak Company)(塗布量:0.011g/m2 )からなる転写可能のオーバーレイヤーをコートした。
D.試験条件
Kodak Professional EKTATHERM XLS XTRALIFE Color Ribbon(Eastman Kodak Co.Catalog No.807−6135)及びKodak Model 8300 Thermal Printerを使用して、最大濃度が少なくとも2.3のステータスA中性濃度画像を、上記受容体にプリントした。そのカラーリボン受容体集成体を、18mmのプラテンローラーの上に配置し、次にヘッド荷重が6.35kgのTDK熱ヘッド(No.3K0345)を上記プラテンローラーに対して押し付けた。そのTDK 3K0345熱プリントヘッドは、解像度が300ドット/インチであり平均抵抗が3314Ωである独立してアドレス指定できる2560個のヒーターを備えている。この画像形成電子機器は、初期プリントヘッドの温度36.4℃に到達すると、付勢される。前記集成体が、プリンティングヘッドとプラテンローラーの間を16.9mm/秒の速度で引き出される。同時に、熱プリントヘッドの抵抗素子を、76μ秒毎に58μ秒間パルスオンした。最大濃度でプリントするには、印刷ライン5.0ミリ秒当り64のパルス「オン」タイムが必要であった。約58.18×10-3ワット/ドットの瞬間ピークパワーを得るのに印加した電圧は13.6ボルトであり、そしてDmaxをプリントするのに必要な最大総エネルギーは0.216mジュール/ドットであった。このプロセスは、イエロー、マゼンタ、シアンと順次繰り返して、所望の中性画像が得られる。
上記要素のおもて面上に、79%3−ペンタノンと21%メタノールの混合物からコートした、ポリ(ビニルアセタール)KS−1(Sekisui Co.)(塗布量:0.63g/m2 );コロイドシリカIPA−ST(Nissan Chemical Co.)(塗布量:0.462g/m2 )及びジビニルベンゼンビーズ、平均直径4μm(Eastman Kodak Company)(塗布量:0.011g/m2 )からなる転写可能のオーバーレイヤーをコートした。
D.試験条件
Kodak Professional EKTATHERM XLS XTRALIFE Color Ribbon(Eastman Kodak Co.Catalog No.807−6135)及びKodak Model 8300 Thermal Printerを使用して、最大濃度が少なくとも2.3のステータスA中性濃度画像を、上記受容体にプリントした。そのカラーリボン受容体集成体を、18mmのプラテンローラーの上に配置し、次にヘッド荷重が6.35kgのTDK熱ヘッド(No.3K0345)を上記プラテンローラーに対して押し付けた。そのTDK 3K0345熱プリントヘッドは、解像度が300ドット/インチであり平均抵抗が3314Ωである独立してアドレス指定できる2560個のヒーターを備えている。この画像形成電子機器は、初期プリントヘッドの温度36.4℃に到達すると、付勢される。前記集成体が、プリンティングヘッドとプラテンローラーの間を16.9mm/秒の速度で引き出される。同時に、熱プリントヘッドの抵抗素子を、76μ秒毎に58μ秒間パルスオンした。最大濃度でプリントするには、印刷ライン5.0ミリ秒当り64のパルス「オン」タイムが必要であった。約58.18×10-3ワット/ドットの瞬間ピークパワーを得るのに印加した電圧は13.6ボルトであり、そしてDmaxをプリントするのに必要な最大総エネルギーは0.216mジュール/ドットであった。このプロセスは、イエロー、マゼンタ、シアンと順次繰り返して、所望の中性画像が得られる。
転写可能な保護オーバーレイヤーの受容体層への適用は、72マイクロ秒のイネーブル(enable)幅で13.6ボルトのヘッド電圧を使用して行った。そのプリントの大きさは2400×2680画素である。
図1〜4を参照して、本発明のプリント製造方法を説明する。図1に示す好ましい方法では、抵抗素子12を備えている熱プリントヘッド10を使用して、保護オーバーレイヤー14を、ドナー要素16からプリント18に転写する。プリント18は、支持媒体28上の画像層26を備えている。本発明のプリント18は、熱で転写される色素プリントに限定されず、他のプリント製造方法、例えば、インクジェット、電子写真、リソグラフィを含んでいてもよい。ドナー要素16は、ドナー支持体22の裏面に滑り層(図示せず)及び下塗り層(図示せず)を備えている。そのドナー支持体のおもて面にドナーオーバーレイヤー24がコートされている。
図1に示すように、プリント18の画像層26をドナー要素16のドナーオーバーレイヤー24と接触させて、そのドナーオーバーレイヤー24を熱プリントヘッド10によってプリント18に転写することができる。熱プリントヘッド10が「A」方向に移動し、抵抗素子12を異なる程度に選択して付勢すると、ドナーオーバーレイヤー24はドナー支持体22から分離されてプリント18の画像層26に対して異なる厚さで結合される。保護オーバーレイヤー14の部分「1a」の厚さを保護オーバーレイヤー14の「部分1b」の厚さより大きくするには、ドナーオーバーレイヤー24の部分「1a」を転写するのに必要なエネルギーが、ドナーオーバーレイヤー24の部分「1b」を転写するのに必要なエネルギーより大きくなる。この実施態様では、保護オーバーレイヤー14は、画像層26の全表面積全体を覆う連続層であり、そして保護オーバーレイヤー14の厚さは、どの特定の点でも、部分「1a」又は「1b」に規定されている厚さに限定される。
本発明の別の実施態様を図2に示す。プリント18の画像層26をドナー要素16のドナーオーバーレイヤー24と接触させて、ドナーオーバーレイヤー24を熱プリントヘッド10によってプリント18に転写することができる。熱プリントヘッド10が「A」方向に移動し、抵抗素子12を選択的に付勢すると、ドナーオーバーレイヤー24が、ドナー支持体22から分離されて、プリント18の画像層26の選択された領域に結合される。熱プリントヘッド10は、部分[2a」を横切って移動するときに付勢され、そして部分「2b」を横切って移動するとき消勢される。この実施態様では、保護オーバーレイヤー14は、画像層26の全表面領域を覆う連続層ではなく、そして所定の点における保護オーバーレイヤー14の厚さは部分「2a」又は「2b」において規定される厚さに限定される。
本発明のさらに別の実施態様を図3に示す。プリント18の画像層26をドナー要素16のドナーオーバーレイヤー24と接触させて、ドナーオーバーレイヤー24を、熱プリントヘッド10によって、プリント18に転写することができる。熱プリントヘッド10が「A」方向に移動し、抵抗素子12を異なる程度に、消勢し又は選択的に付勢すると、ドナーオーバーレイヤー24が、異なる厚さで、ドナー支持体22から分離され、プリント18の画像層26に結合される。ドナーオーバーレイヤー24の部分「3a」を転写するのに必要なエネルギーは、ドナーオーバーレイヤー24の部分「3b」を転写するのに必要なエネルギーより大きい。部分「3c」の場合、熱プリントヘッド10は消勢される。保護オーバーレイヤー14の部分「3a」で得られた厚さは、保護オーバーレイヤー14の部分「3b」の厚さより大きく、そして部分「3c」には保護オーバーレイヤーがない。この実施態様では、所定の点における保護オーバーレイヤー14の厚さは、部分「3a」、「3b」又は「3c」に規定される厚さに限定される。
図4を参照して、本発明の好ましい方法によって製造された製品を示す。考察を行うために図示されている製品はラベル30である。ラベル30の画像層26上に画像32があり、そしてラベル30の保護オーバーレイヤー14は、情報を有する表示物34を含んでいる。図示されている情報保有表示物34はバーコードの形態である。保護オーバーレイヤー14の部分「4a」の厚さを保護オーバーレイヤー14の部分「4b」の厚さより大きくするには、保護オーバーレイヤー14の部分「4a」を転写するのに必要なエネルギーは、保護オーバーレイヤー14の部分「4b」を転写するのに必要なエネルギーより大きくなる。生成する厚さの差が表示物を画定する。情報保有表示物は、バーコードに限定されず、任意の形態、例えば点字、テキスト、記号などの形態をとっていてもよい。図4に示すように、情報保有表示物34の位置が、プリント18上の画像32とオーバーラップしている。保護オーバーレイヤー14が実質的に透明なので、保護オーバーレイヤー14に組みこまれた情報保有表示物34は、ヒトが検出できる不透明性を付加しない。したがって、画像32は、保護オーバーレイヤー14と情報保持表示物34を通して見ることができる。
ラベル30を付けた製品36を図5に示す。ラベル30上の画像32は目視者が目視することができかつヒトが読取ることが可能である。情報保有表示物34は機械可読表示物なので、目視者には事実上目視できない。
次に、保護オーバーレイヤー14内に埋めこまれているデータを読みとるいくつかの方法を説明する。説明する方法は表面プロフィロメトリーの方式である。我々は本明細書に記述した方法に限定されずかつデータを表面プロフィロメトリーで読み取る別の方法を利用できることに注目すべきである。
図6Aは、Gould Microtopographerスタイラス装置を使用して、多数のトレースにそって得た、情報保有表示物34のトポグラフィ図を示す。物理的な表面輪郭を測定し/マッピングするこの方法は、軽荷重(50mg)のダイヤモンドスタイラスを用いる接触装置で実行される。そのダイヤモンドスタイラスの先端は、半径が2.5μmで内包角が90°である。領域の表面をマッピングするには多数のトレースが必要である。図6Bに示すような単一トレースは、スタイラス先端の表面接触面積に限定される。この例では、測定値をグラフから直接読み取って、表面特性の物理的大きさの関連を求めることができることに注目すべきである。上記スタイラスは、各トレースの後にインデックス化し、そしてそのシステムは、the National Institute of Standards and Technology(NIST)に対してトレース可能なスペシーメン#2071に対して校正される。この例では、上記トポグラフィ図に示される情報は、ピークをバーに変換し及び谷をスペースに変換することによってバーコード情報に翻訳することができる。
図7Aと7Bは、Zygo New View5000を使用してマッピングされた情報保有表示物34のトポグラフィ図を示す。表面を測定し/マッピングするこの技法は、Z解像度がナノメーター未満で、17.5mmまでの領域をマッピングできる非接触3D光プロファイラー(non−contact 3D optical profiler)を用いて行われる。図7Aは、マッピングされた全領域の斜視図を示し、一方、図7Bは表面輪郭を示す立面図である。
図8Aは、直接照明40と光検出器42を用いて、オーバーコート内のコードに含まれている情報を読み取る方法を示す。この用途のために好ましい照明源は、600〜700nmの波長範囲内の視準可視レーザービームであり、そのレーザービームは、手持ち式バーコードリーダー及び店頭のバーコードリーダー内に、あるいは白熱電球もしくはアーク灯などのノンコヒーレント光源由来の光の集束スポット内に通常見られる。この種のリーダーは、表面特性の変化を検出する。この方法では、照明ビーム44は好ましい入射角46で配置され、一方光検出器42は、例えば標的領域が走査されたときの反射光50のビームの変調に対する検出器の応答を最大にするため、適切な検出角度48で保持される。好ましい入射角と検出角は、使用される実際の材料及び符号化された領域からの散乱度によって決まる。走査は、リーダーと符号記号の相対運動、又はバーコードリーダーで通常実施されるような、一般に振動ミラー又は回転ミラーを使用する入射ビームのオプトメカニカル偏向(opto−mechanical detlection)によって達成される。
図8Bは、オーバーコート内のコードに含まれている情報を、前偏光子(pre−polarizer)52及び続いて偏光分析器54を付け加えた直接照明40及び光検出器42を使って読み取る方法を示す。この用途向けの好ましい照明源は、手持ち式及び店頭のバーコードリーダーの両方に通常見られるような600〜700nmの波長範囲内の視準可視レーザービームである。あるいは、白熱電灯又はアーク灯などのノンコヒーレント光源からの光の集束スポット(その出力は偏光素子によって偏光される)を使用できる(図示せず)。
この方法では、偏光された照明ビーム44が好ましい入射角46で配置され、一方、検出器42は、例えば、標的領域が走査されるとき、反射光ビームの変調に対する検出器の応答を最大にするため、適切な検出角48で保持される。偏光分析器54がまだ行われていない光からのエンコードメント(encodement)によって偏光が変えられた光間の弁別を可能にする分析器として使用される。好ましい入射角、検出角及び偏光角は、実際に使用される材料、及び符号化された領域の入射光の脱偏光度(degree of de−polarization)によって決まる。走査は、バーコードリーダーとコード記号の相対運動、又はバーコードリーダーでは通常のプラクチスであるガルバノメーターもしくは回転鏡を一般に使う入射ビームのオプトメカニカルな偏向によって達成される。
図8Aと図8Bの両方に共通して、プリント18が矢印56の方向に移動すると、照明ビーム44が、単一トレースにそって、線形方式で情報保有表示物34を照明する。情報保有表示物34のより大きい領域を照明するため、多数のトレースを段階的にとる必要がある。
一実施態様では、表示物34は、バーコードフォーマットにプリントされた機械可読コードXXである。バーコードXXの一例は、Universal Product Code(UPC)である。標準のID又は線形バーコードの他の例は、「2 of 5」と「3 of 9」である。先にあげたバーコードは、当業技術者には分かるバーコードである。これらのバーコードは、例えば食料雑貨品店の精算に通常利用されるバーコードリーダーのようなバーコードリーダーによってバーとスペースに直角の方向に走査することによって読み取られる。しかし、現在利用可能であるか又は利用可能になる適切な機械可読コード、例えば限定されないがバーコードを使用できると解すべきである。
別の実施態様では、表示物34は、点字などの読取り可能なパターンである。入射ビームのレーザが情報保有表示物のトポグラフィ図を走査し、次いで反射光又は吸収光によって、トポグラフィマップを記憶装置に記録する。そのトポグラフィマップは、次にパターン認識アルゴリズムを通じて実行することによって比較し次に、点字の公知のパターンと突き合わす。そのパターンは、例えば限定されないが、点字である。
表示物34が2項コードを示す別の実施態様では、入射ビームレーザがその2項コードを走査し、そのコードが2項コード参照表によってデコードされる。
図9を見れば、本発明の好ましい方法によって製造された別の製品が示されている。考察するために示した製品はラベル30である。図9は、画像層26上及び保護オーバーレイヤー14内に同一の表示物をプリントされたプリントの分解図である。図9に示すように、示された表示物は1次元(1−D)バーコードである。その表示物はバーコードに限定されず、任意の形態、例えば点字、テキスト、記号、2次元コードなどをとることができることに注目すべきである。ラベル30の画像32と保護オーバーレイヤー14は、情報保有表示物34を含んでいる。図9に示すように、情報保有表示物34と画像32は同じ情報を含んでおり、そして、情報保有表示物34の位置はプリント18上の画像32と正確に重なり合っている。
保護オーバーレイヤー14の反射特性は、その情報保有表示物34の領域で変化する。さらに、保護オーバーレイヤー14の反射特性は、画像32と正確に重なり合っている領域で変化する。画像32の反射特性は、デフォルトによって、光がプリントされた領域で吸収され、プリントされていない領域で反射される特性になる。画像32の反射特性と正確に重なり合っている保護オーバーレイヤー14の反射特性を変えることによって、入射ビームレーザスキャナで読み取るときのラベル30上の表示物の読取りやすさを高めることができる。
図10〜13は、保護オーバーレイヤー14中に符号化されている表示物の各種配置を示す。特に、図10は、プリント18の全表面を覆って適用された厚さが最小の保護オーバーレイヤー、及び画像32が位置しているプリント18の表面に適用された厚さが2番目に大きい保護オーバーレイヤーを示す。最小の厚さと2番目に大きい厚さの間の差によって、検出可能な差を認識できる。図11は、最大厚みの保護オーバーレイヤーが画像32の位置しているプリント18の表面に適用されそして、画像のないプリント18の表面には保護オーバーレイヤーがないことを示している。図12は、プリント18の全表面を覆って適用された最小厚さの保護オーバーレイヤー、及び画像のないプリント18の表面に適用された最大厚さの保護オーバーレイヤーを示す。図13は、画像のないプリント18の表面に適用された最大厚さの保護オーバーレイヤー、及び画像32の位置しているプリント18の表面に適用された最大厚さの保護オーバーレイヤーを示す。
図9に示すように本発明によって製作したバーコードの読取りやすさを判定する試験を行った。2種のバーコードの試料を製造した。試料「A」は、シアン、マゼンタ及びイエローの色素を使って、白色レシーバー上にプリントしたプロセスブラックバーコードである。試料「B」は、白色レシーバー上にシアン、マゼンタ及びイエローの色素を使ってプリントされたプロセスブラックバーコードであり、そして保護オーバーレイヤーが像様適用されている。上記文章内の「像様」は、保護オーバーレイヤーがバーコードの黒色領域にのみ適用されていることを意味する。両試料を、660nm波長のバーコードリーダーを使って読み取った。0〜4.0のスケールで〔4.0が最高の格付(rating)である〕、試料「A」は3.5の格付を得た。そして試料「B」は3.8の格付を得た。保護オーバーレイヤーを像様方式で適用したとき、格付の10%増大が実現した。
さらに、バーコードのプリント方向に対する配向によって、感熱プリントされたバーコードの読みやすさに差があることが分かった。その差は、保護オーバーレイヤーが適用されたときに一層顕著であった。2種のバーコードの試料を製造した。試料「AA」は、白色レシーバー上にシアン、マゼンタ及びイエローの色素を使用してプリントしたプロセスブラックバーコードであり、保護オーバーレイヤーが像様適用され、バーのプリント方向に対する配向が90°である。試料「BB」は、白色レシーバー上にシアン、マゼンタ及びイエローの色素を使用してプリントされたプロセスブラックバーコードであり、保護オーバーレイヤーが像様適用され、バーのプリント方向に対する配向が0°である。両試料とも、660nmの波長のバーコードリーダーを使用して読取りを行った。0〜4.0のスケール(4.0が最高の格付である)で、試料「AA」は3.0の格付が得られ、試料「BB」は3.8の格付を得た。バーコードの配向をプリントの方向に対して0°にしたとき、格付が25%増大した。
本願に引用した特許及びその外の刊行物の内容はすべて本明細書に援用するものである。
本発明の画像保有プリント部分は、感熱転写色素プリントに限定されず、他のプリント作製方法、例えばインクジェット、電子写真、リソグラフィなどによるプリントも含まれることに留意すべきである。
10…プリントヘッド
12…抵抗素子
14…保護オーバーレイヤー
16…ドナー要素
18…プリント
22…ドナー支持体
24…ドナーオーバーレイヤー
26…画像層
28…支持媒体
30…ラベル
32…画像
34…表示物
36…製品
42…光検出器
44…照明ビーム
46…入射角
48…検出角
50…反射光
52…前偏光子
54…偏光分析器
56…矢印
12…抵抗素子
14…保護オーバーレイヤー
16…ドナー要素
18…プリント
22…ドナー支持体
24…ドナーオーバーレイヤー
26…画像層
28…支持媒体
30…ラベル
32…画像
34…表示物
36…製品
42…光検出器
44…照明ビーム
46…入射角
48…検出角
50…反射光
52…前偏光子
54…偏光分析器
56…矢印
Claims (5)
- 受像層及び保護オーバーレイヤーを有する熱媒体上に画像を提供する方法であって、
a)熱ヘッドを使用して、画像を前記受像層上に提供し、次いで
b)前記保護オーバーレイヤーを適用するのに使用される前記熱ヘッドの温度を変えることによって、前記保護オーバーレイヤー上に機械可読表示物を提供する、
ステップを含んでなる方法。 - 受像層及び保護オーバーレイヤーを有する媒体上に画像を提供する方法であって、
a)画像を前記受像層上に提供し、次いで
b)前記保護オーバーレイヤーを適用するのに使用される熱ヘッドの温度を変えることによって、前記保護オーバーレイヤー上に機械可読表示物を提供する、
ステップを含んでなる方法。 - a)表面に画像を形成することができる受像層、及び
b)前記受像層を覆って提供された保護オーバーレイヤーであって、その上に機械可読表示物が形成されている保護オーバーレイヤー、
を含んでなる媒体。 - コンピュータにプログラムされると、コンピュータに、
a)媒体上の画像層に、第一機械可読表示物を形成させ、次いで
b)前記第一機械可読表示物と内容が同一でかつ前記第一機械可読表示物と正確に重ね合わされた第二機械可読表示物を、保護オーバーレイヤー内に形成する、
ステップを提供させるコンピュータプログラム。 - 機械可読コードを示す物理的トポグラフィを有する表示物が保護オーバーレイヤー内に形成されている媒体を読み取る方法であって、
a)前記表示物の物理的トポグラフィを機械で読み取って、前記表示物内に符号化された情報を得て、次に、
b)前記符号化された情報を解釈して前記情報を得る、
ステップを含んでなる方法。
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