JP2004066449A - 調節式ステープラおよびそれに関連した方法 - Google Patents

調節式ステープラおよびそれに関連した方法 Download PDF

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    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27FDOVETAILED WORK; TENONS; SLOTTING MACHINES FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES
    • B27F7/00Nailing or stapling; Nailed or stapled work
    • B27F7/17Stapling machines
    • B27F7/19Stapling machines with provision for bending the ends of the staples on to the work
    • B27F7/21Stapling machines with provision for bending the ends of the staples on to the work with means for forming the staples in the machine

Abstract

  【課題】 媒体スタックの厚さに応じて最適の脚部長を有するステープルを用い、媒体スタックを綴じる。
  【解決手段】 針状のプレフォーム84、86、…が接着剤で接合され、巻かれて形成されたコイル82がカートリッジ80内に収装される。媒体スタック32の厚さTに適したクラウン長L1、脚部長L2を有するステープルプレフォーム40が成形される。このステープルプレフォーム40を用いて媒体スタック32を綴じる。このとき、ステープルプレフォーム40のクラウン長L1に応じてクリンチアセンブリ200を構成する第1部材、第2部材202、212の間隔が設定される。
  【選択図】  図1

Description

 本発明はステープラに関し、特にスタックの厚みに応じてステープルを形成し、形成されたステープルの少なくとも1つでスタックを留めるステープラに関する。
 世界中の職場で見られる最も一般的な器具の1つがステープラである。ステープラは、ステープルとして知られる細いU字形ワイヤ片を使用して複数の媒体シートを綴じるために、長年にわたって使用されてきた。U字形ステープルの基部はクラウンとして知られ、U字形の脚部がステープル脚部を形成している。綴じようとする媒体シートが、上側に凹部を設けたクリンチアンビルの上に載置される。凹部は、脚部の底部にクリンチを形成するための成形工具として機能し、それによって、複数の媒体シートを綴じることができる。
 ステープラにステープルを供給するために、複数のステープルを内部に保持するように構成されたカセットが従来より使用されている。カセット内に入ったステープルは、クリンチアンビルの上方に配置されているカセットの端部の方へ押し付けられる。カセットは、複数のステープルをそのクラウンの底側で支持しており、1つのステープルが、カセットの端部に設けられた固定のスロット状ガイド開口にはまっている。スロット状ガイド開口は、アンビルの上方に位置し、クリンチアンビルの凹部と位置が合わされている。カセットの端部のスロット状ガイド開口にはまったステープルは、そのクラウンの底側が支持されていない。
 通常は薄い打ち込みブレードである打ち込み部材が、カセットの上部からスロット状ガイド開口にはまる。打ち込み部材は、カセットの端部のスロット状ガイド開口にはまったステープルの上方に位置する。打ち込みブレードは、カセットの端部のスロット状ガイド開口にはまったステープルのクラウンの上側と接触する位置に打ち込まれる。次に、打ち込みブレードは、クリンチアンビルに隣接して配置された複数の媒体シートにステープル脚部を打ち込んで貫通させることができる。ステープル脚部が媒体を貫通した後、脚部は、クリンチアンビルの上側に設けられた凹部と接触する。ステープル脚部がクリンチアンビルの凹部に入ると、それらは、通常互いに近づくようにクリンチ処理され、それによってステープルは複数の媒体シートにとどまり、複数の媒体シートを綴じることができる。
 打ち込みブレードは、簡単な卓上ステープラでは手で、多くの場合にユーザの手による1回の急激な衝撃によって打ち込まれる。この衝撃は通常、ステープルを媒体シートに打ち込んでそれを媒体の裏面部分でクリンチ処理するのに十分過ぎるほどである。若干高性能化したステープラでは、衝撃が電気機械的に加えられる。媒体シートをクリンチアンビルと接する位置に挿入した時、電気トリガがかかって打ち込みブレードを作動させる。より過酷な使用条件に耐えられる工業用のものでは、打ち込みブレードを作動させるために空気圧を使用して、ステープラを作動させるものもある。
 多くの従来型ステープラは、1列に並んだ特定寸法にプリフォーム(事前に成形された)ステープルを収容している少なくとも1つのカセットを有する(すなわち、ステープルはすでにほぼU字形に曲げられている)。ほとんどの従来型ステープラは、特定範囲内の数の媒体シートを綴じるのに使用するのに最適化された1つの特定の脚部寸法のステープルだけを打ち込むように構成されている。
 たとえば、米国で標準20#と称される媒体を、2〜25枚程度綴じるには、短い脚部、たとえば、約6mm(1/4インチ)のステープルを使用することができる。短いステープルを使用してより多数の媒体シートを綴じようとすると、ステープル脚部が短すぎるため、それらはしっかり綴じられない場合がある。同様に、標準20#の媒体を50〜150枚綴じるには、長い脚部、たとえば、約19mm(3/4インチ)のステープルを使用することができる。逆に、長い脚部のステープルを使用してより少数の媒体シートを綴じようとすると、ステープル脚部が過剰に折り曲げられることがある。過剰に折り曲げられたステープルでは、脚部が媒体シートを望ましくない状態で貫通する場合もある。
 本発明の目的は、スタックの厚みに応じてステープルを形成し、形成されたステープルの少なくとも1つでスタックを留めるステープラを提供することである。
 本明細書に開示された例示的な一実施形態では、装置および方法は、ステープラを設けることと、ステープラ内で少なくとも1つの第1ステープルを成形することと、ステープラ内で少なくとも1つの第2ステープルを成形することとを含み、第1および第2ステープルの各々は、クラウン部で結合された少なくとも1対の脚部を有し、また、クラウン部はクラウン長を有し、第1ステープルのクラウン長は、第2ステープルのクラウン長と異なっている。
 説明的な実施形態が、図面に示されている。
 ステープラは、プリンタ、コピー機、ファクシミリ機、自動折り畳み機などの印刷および/または綴じ装置の一体構成部材として設けることができる。ステープラはまた、手動または電気機械式のいずれかで作動する独立製品として設けることもできる。本開示では、例示のためにプリンタ内に収容された自動ステープラを説明する。しかし、本明細書に開示された装置および方法は、上記の装置のいずれか、または媒体を処理する他の装置と組み合わせて代替的に用いることもできることを理解されたい。
 図1は、ステープルプレフォーム83を使用して媒体スタック32を留め合わせるプロセスを示す。本明細書においてさらに詳細に説明するように、コイル82にしたステープルプレフォーム83をカートリッジ80からステープラ100(図7、図8、図9、および図20)に供給することができる。ステープラ100は、媒体スタック32のクリンチ処理に使用される前に、プレフォーム83の1つ(たとえば、プレフォーム84)を(たとえば、図4にも示された)ほぼU字形のステープル40に変える。その後、ステープラ100は、ステープル40を媒体スタック(以下、単に「スタック」と称する)32に打ち込んで、(図2および図3にも包括的に示されているように)所定位置にクリンチ処理することによって、媒体を留め合わせることができる。したがって、ステープラ100は、直線状のプレフォーム83を受け取って、それらをU字形ステープル(たとえば、ステープル40)に変えて、これらのステープルを打ち込んでクリンチ処理することによって、スタック32などの媒体スタックを留め合わせることができる。本明細書に記載するプロセスでは、ステープル40は、スタック32の厚さに応じてプレフォーム84から形成することができる。特に、スタック32の厚さに応じて、クラウン長L1を決定して形成することができる。クラウン長L1を変えることによって、本明細書に記載するようにして、脚部長L2が変更される。
 図2を参照すると、スタック32がステープル40によってクリンチ処理されたところが示されている。本明細書で使用する用語「クリンチ処理」とは、個々の物品(たとえば、媒体シートの束)を留め合わせることを意味する。ステープル40は、たとえば、図2に示されているように、スタック32の隅部36付近に配置されることができる。変更例として、ステープル40をスタック上の他のいずれの場所にも、たとえば、パンフレットの背、スタック32の上縁部、または当該技術分野の専門家には明らかな他の場所に配置することもできる。
 図2の3−3平面におけるスタック32の断面図を示す図3を参照すると、ステープル40は、クラウン50と、第1脚部52と、第2脚部54とを有することができる。第1および第2脚部52、54は、クラウン50につながっている(たとえば、一体成形されている)ことができる。クラウン(ステープルクラウン)50は、第1先端部51と、反対側の第2先端部53とを有することができる。クラウン50の第1先端部51に第1屈曲部56が形成されることができる。クラウン50の第2先端部53に第2屈曲部58が形成されることができる。第1脚部52は、クラウン50の第1屈曲部56につながっていることができる。第2脚部54は、クラウン50の第2屈曲部58につながっていることができる。
 図4は、クリンチ処理前の状態にあるステープル40を示す。このステープル40は、第1先端部62および第2先端部64を有することができる。第1先端部62は、第1脚部52上に位置することができる。第2先端部64は、第2脚部54上に位置することができる。ステープル40の第1先端部62に第1貫通端部63を設けることができる。ステープル40の第2先端部64にも第2貫通端部65を設けることができる。貫通端部63、65は、「尖り先」の形をとることができる。各先端は、たとえば、それぞれの脚部の断面積を先細状に減少させたものとして形成することができる。
 続けて図4を参照すると、クラウン50は、クラウン長「L1」を有することができる。第1および第2脚部52、54は、ほぼ同一長にすることができ、この脚部長を「L2」で示す。本明細書に記載するプロセスでは、これらの長さL1、L2は、クリンチ処理すべきスタックの厚さに応じて定められる。
 図5も、クリンチ処理前の状態にあるステープル40を示す。ステープルクラウン50、第1脚部52および第2脚部54は、プレフォーム(たとえば、図6のプレフォーム84)から形成されることができるので、ほぼ均一の断面形状を有することができる。ステープル40のこの断面形状は、プレフォーム幅「L4」およびプレフォーム厚さ「L5」を有することができる。本発明を制限するものではなく、1つの例示的な実施形態では、プレフォーム幅L4が約0.5mm(0.020インチ)で、プレフォーム厚さL5が約0.4mm(0.015インチ)とすることができる。プレフォーム幅L4およびプレフォーム厚さL5は説明のために与えられているだけであって、個々の用途、ステープル材料、媒体の特性などに応じて、他の寸法も使用することができる。
 図2の3−3平面における断面図を示す図3を再び参照すると、スタック32は、ステープル40でクリンチ処理することができる。本明細書で後述するプロセスでは、スタック32は、ステープル40に第1クリンチ72および第2クリンチ74を形成することによって綴じられることができる。第1クリンチ72は、第1先端部62に形成されることができる。第2クリンチ74は、第2先端部64に形成されることができる。スタック32は、クラウン50とクリンチ72、74との間に固定される。
 図6を参照すると、ステープルプレフォーム83をステープラ100(図7、図8、図9および図20)に供給するために、ステープルカートリッジ80を設けることができる。図6に示されているように、カートリッジ80は、個々のプレフォーム84、86、88、90などのような複数のステープルプレフォーム83をコイル82にして含むことができる。プレフォーム83は、カートリッジ80からステープラ内へ、プレフォーム長L3を有して屈曲していない比較的真っ直ぐな形状で供給されることができる。これらのプレフォーム83は、さまざまな接着剤のいずれかによって互いに付着されていることができる。カートリッジ80などのカートリッジは当該技術分野において既知であり、たとえば、宇田川他の米国特許第5,454,503号、宇田川他の米国特許第5,346,114号、Garfinkelの米国特許第3,602,414号、宇田川他の米国特許第5,560,529号、Schafroth他の米国特許第3,279,673号、Logtensの米国特許第5,273,199号、Lernerの米国特許第3,009,618号、および吉江他の米国特許第5,676,299号に記載され、これらの特許の開示内容はすべて参照として本明細書に援用される。
 図7〜図9は、成形アンビル110、ダイアセンブリ160、クリンチアセンブリ200、および打ち込みアセンブリ230、およびガイド開口260を有することができるステープラ100の一例を示す。
 図7を参照すると、成形アンビル110、ダイアセンブリ160、クリンチアセンブリ200、および打ち込み部材222は、図面に「Cp」で示された中央断面の周囲に配置されていてよい。第1方向D1および逆の第2方向D2は、図示のように中央断面Cpに垂直に延びることができる。第3方向D3および逆の第4方向D4は、中央断面Cp上にあって、第1方向D1および第2方向D2に垂直である。
 本明細書では、「前」、「後」、「上」、「下」、「水平」、「垂直」などの用語が説明のためだけに使用されていることを理解されたい。実際に使用する場合、ステープラ100は、ほとんどいずれの向きにも配置でき、したがって、「前」、「後」、「上」、「下」、「水平」および「垂直」などの用語は、ステープラ100の向きを基準にしている。
 − 成形アンビル110 −
 続けて図7を参照すると、成形アンビル110は、第1部材112および第2部材132を有することができる。第1部材112は、成形面116および垂直壁118の交差部分に位置する成形角部114を有することができる。第1部材の成形面116は、第1成形面幅「W1」(図8)を有することができる。本発明を制限する訳ではなく、1つの例示的な実施形態では、第1成形面幅W1を約2.5mm(0.10インチ)〜6.35mm(0.25インチ)とすることができる。第1部材成形角部114は、図示のように、最小半径を有する尖った角部の形にすることができる。成形アンビル110の第1部材112は、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面120を有することができる。成形アンビルの第1部材112は、ベース部122を有することができる。ベース部122は、直動アクチュエータ、空圧シリンダ、四節リンク機構、直流モータまたはステッピングモータ、ラックピニオン装置、油圧装置または他の装置などのさまざまな装置のいずれかによる機械的動作を受ける手段を備えることができる。説明のためだけであるが、ステープラ100のベース部122および他の部材の機械的動作を、直流モータ(図示せず)などのモータを使用した場合について説明する。第1部材112は、第1方向D1および第2方向D2に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。理解されるように、第1部材112がそのように第1方向D1に移動すると、合わせ面120が中央断面Cpから離れる方向に移動するであろう。あるいは、第1部材112が第2方向D2に移動すると、合わせ面120が中央断面Cpの方へ移動することができる。
 続けて図7を参照すると、成形アンビル110の第2部材132は、成形面136および垂直壁138の交差部分に位置する成形角部134を有することができる。第2部材の成形面136は、第2成形面幅「W2」(図8)を有する。本発明を制限する訳ではなく、1つの例示的な実施形態では、第2成形面幅W2が約2.5mm(0.10インチ)〜6.35mm(0.25インチ)とすることができる。第2部材成形角部134は、最小半径を有する尖った角部の形にすることができる。第2成形部材132は、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面140を有することができる。第2成形部材132は、ベース部142を有することができる。ベース部142は、成形アンビルの第1部材112を移動させるための前述したようなさまざまな装置のいずれかによる機械的動作を受け取る手段を備えることができる。第2部材132は、第2方向D2および第1方向D1に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。第2部材132が第2方向D2に移動すると、合わせ面140が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第2部材132が第1方向D1に移動すると、合わせ面140が中央断面Cpの方へ移動することができる。
 図8を参照すると、成形アンビルの第1部材成形角部114は、成形アンビルの第2部材成形角部134から成形アンビル離隔距離W3だけ離れていることができる。この成形アンビル離隔距離W3が変化すると、本明細書において詳細に後述するようにして、ステープルのクラウン長L1および脚部長L2が変化する。
 − ダイアセンブリ160 −
 図7を参照すると、ダイアセンブリ160は、第1部材162および第2部材182を有することができる。ダイアセンブリの第1部材162は、成形面166および垂直壁168の交差部分に位置する成形角部164を有することができる。垂直壁168は、「W6」(図9)で示された幅を有し、これは、例示的な一実施形態では、ほぼプレフォーム84の幅L4(図5)、たとえば、0.5mm(0.020インチ)であってよい。第1部材成形角部164は、最小半径を有する尖った角部の形にすることができる。ダイアセンブリの第1部材162は、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面170を有することができる。第1部材162は、ベース部172を有することができる。ベース部172は、前述したようなさまざまな装置のいずれか、たとえば、直流モータによる機械的動作を受け手段を備えることができる。第1部材162は、第1方向D1および第2方向D2に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。第1部材162がそのように第1方向D1に移動すると、合わせ面170が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第1部材162が第2方向D2に移動すると、合わせ面170が中央断面Cpの方へ移動することができる。さらに、第1部材162は、第3方向D3および第4方向D4に移動可能であってよい。第1部材162がそのように第3方向D3に移動すると、ダイアセンブリ160の第1部材成形面166が、成形アンビルの第1部材成形面116の方へ移動することができる。あるいは、第1部材162が第4方向D4に移動すると、ダイアセンブリの第1部材成形面166が、成形アンビルの第1部材成形面116から離れる方向に移動することができる。
 続けて図7を参照すると、ダイアセンブリ160の第2部材182は、成形面186および垂直壁188の交差部分に位置する成形角部184を有することができる。垂直壁188は、「W6」(図9)で示された幅を有し、これは、例示的な一実施形態では、ほぼプレフォーム84の幅L4(図5)、たとえば、0.5mm(0.020インチ)である。第2部材成形角部184は、最小半径を有する尖った角部の形にすることができる。ダイアセンブリの第2部材182は、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面190を有することができる。第2部材182は、ベース部192を有することができる。ベース部192は、ダイアセンブリの第1部材162に関して前述したように機械的動作を受ける手段を備えることができる。第2部材182は、第2方向D2および第1方向D1に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。この移動は、成形アンビルの第2部材成形角部134の位置によって決まり得る。第2部材182がそのように第2方向D2に移動すると、合わせ面190が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第2部材182が第1方向D1に移動すると、合わせ面190が中央断面Cpの方へ移動することができる。さらに、第2部材182は、第3方向D3および第4方向D4に移動可能であってよい。第2部材182がそのように第3方向D3に移動すると、ダイアセンブリの第2部材成形面186が、成形アンビルの第2部材成形面136の方へ移動することができる。あるいは、第2部材182が第4方向D4に移動すると、ダイアセンブリの第2部材成形面186が、成形アンビルの第2部材成形面136から離れる方向に移動することができる。
 図8を参照すると、ダイアセンブリ160の第1部材成形角部164は、ダイアセンブリの第2部材成形角部184からダイアセンブリ離隔距離W4だけ離れていることができる。ダイアセンブリ離隔距離W4は、本明細書に後述する調節段階中に変化させることができる。
 − クリンチアセンブリ200 −
 図7を参照すると、クリンチアセンブリ200は、第1部材202および第2部材212を有することができる。クリンチアセンブリの第1部材202は、成形面206に形成されたクリンチ窪み204を有することができる。第1部材のクリンチ窪み204は、ほぼ円形の輪郭を有することができる。Olesenの米国特許第5,004,142号に記載されているような、他のクリンチ装置も使用することに留意されたい。なお、この特許の開示内容はすべて参照として本明細書に援用される。クリンチアセンブリの第1部材202は、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面208を有することができる。第1部材202は、ベース部210も有することができる。ベース部210は、前述したさまざまな装置のいずれか、たとえば、直流モータによる機械的操作を受け取る手段を備えることができる。第1部材202は、第1方向D1および第2方向D2に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。第1部材202がそのように第1方向D1に移動すると、合わせ面208が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第1部材202が第2方向D2に移動すると、合わせ面208が中央断面Cpの方へ移動することができる。
 続けて図7を参照すると、クリンチアセンブリ200の第2部材212は、成形面216に形成されたクリンチ窪み214を有することができる。第2部材のクリンチ窪み214は、前述した第1部材クリンチ窪み204とほぼ同様であってよい。クリンチアセンブリの第2部材212は、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面218を有することができる。第2部材212は、ベース部220を有することができる。ベース部220は、クリンチアセンブリの第1部材202に関して説明したものとほぼ同様に機械的動作を受ける手段を備えることができる。第2部材212は、第2方向D2および第1方向D1に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。第2部材212がそのように第2方向D2に移動すると、合わせ面218が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第2部材212が第1方向D1に移動すると、合わせ面218が中央断面Cpの方へ移動することができる。
 図8を参照すると、クリンチアセンブリ200の第1部材202は、クリンチアセンブリの第2部材212からクリンチアセンブリ離隔距離W5だけ離れていることができる。クリンチアセンブリ離隔距離W5は、本明細書に後述する調節段階中に変化させることができる。
 − 打ち込みアセンブリ230 −
 図7を参照すると、打ち込みアセンブリ230は、第1部材232および第2部材242を有することができる。打ち込みアセンブリの第1部材232は、ブレード部234およびベース部236を備えることができる。ブレード部234は、ベース部236と一体に形成することができる。さらに、ブレード部234は、打ち込み面238およびガイド面239を備えることができる。ガイド面239は、打ち込み面238にほぼ垂直であってよい。ベース部236はさらに、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面240を有することができる。ベース部236は、前述したさまざまな装置のいずれか、たとえば、直流モータによる機械的動作を受ける手段を備えることができる。第1部材232は、第1方向D1および第2方向D2に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。第1部材232がそのように第1方向D1に移動すると、合わせ面240が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第1部材232が第2方向D2に移動すると、合わせ面240が中央断面Cpの方へ移動することができる。さらに、第1部材232は、第3方向D3および第4方向D4に移動可能であってよい。第1部材232がそのように第3方向D3に移動すると、打ち込みアセンブリの第1部材成形面238が、クリンチアセンブリの第1部材成形面206の方へ移動することができる。あるいは、第1部材232が第4方向D4に移動すると、打ち込みアセンブリの第1部材成形面238が、クリンチアセンブリの第1部材成形面206から離れる方向に移動することができる。
 打ち込みアセンブリの第2部材242は、ブレード部244およびベース部246を備えることができる。ブレード部244は、ベース部246と一体に形成することができる。さらに、ブレード部244は、打ち込み面248およびガイド面249を備えることができる。ガイド面249は、打ち込み面248にほぼ垂直であってよい。ベース部246はさらに、中央断面Cpにほぼ平行な向きの合わせ面250を有することができる。ベース部246は、前述したさまざまな装置のいずれか、たとえば、直流モータによる機械的動作を受ける手段を備えることができる。第2部材242は、第1方向D1および第2方向D2に移動できるように、ステープラ100内に移動可能に取り付けられることができる。第2部材242がそのように第2方向D2に移動すると、合わせ面250が中央断面Cpから離れる方向に移動することができる。あるいは、第2部材242が第1方向D1に移動すると、合わせ面250が中央断面Cpの方へ移動することができる。さらに、第2部材242は、第3方向D3および第4方向D4に移動可能であってよい。第2部材242がそのように第3方向D3に移動すると、打ち込みアセンブリの第2部材成形面248が、クリンチアセンブリの第2部材成形面216の方へ移動することができる。あるいは、第2部材242が第4方向D4に移動すると、打ち込みアセンブリの第2部材成形面248が、クリンチアセンブリの第2部材成形面216から離れる方向に移動することができる。
 図8を参照すると、打ち込みアセンブリ230は、「W7」で示された打ち込みアセンブリ幅を有することができる。第7幅(打ち込みアセンブリ幅)W7は、第1部材ガイド面239および第2部材ガイド面249間の距離である。
 − ガイド開口260 −
 図9に示されているように、ステープラ100は、ガイド開口260を備えることができる。ガイド開口260は、本明細書で後述するようにしてステープルを支持するように設けられている。
 − クリンチ処理プロセス −
 次に、ステープラ100の例示的な一実施形態を用いて、ステープラ100でステープル40を成形してスタック32をクリンチ処理するプロセスを説明する。以下の成形プロセスは、比較的薄いスタック32(たとえば、4枚の媒体)用の成形およびクリンチ処理段階を説明することに留意されたい。本明細書に後述するプロセスでは、比較的厚いスタック32(たとえば、20枚の媒体)用のステープル40を成形できるように、ステープラ100を配置することができる。
 − ステープルプレフォームの導入 −
 例示的な成形およびクリンチ処理作業を詳細に説明する前に、ここで簡単に概要を説明する。図9は、ステープルプレフォーム84をステープラ100の成形アンビル110およびダイアセンブリ160間に導入することができる導入段階を示す(図9は側面図である)。図10は、所望の脚部長L2(脚部長L2については図12参照)が得られるようにステープラ100を配置することができる調節段階を示す。図11は、ステープル40をステープルプレフォーム84(図10)から形成することができる成形段階を示す。図12および図13は、ステープル40をスタック32の近傍に位置決めし、スタック32に打ち込んでそれにクリンチ72、74を形成し、それによってスタック32の個々の媒体シートを留め合わせることができるクリンチ処理段階を示す。
 図9を参照すると、導入段階は、複数のプレフォーム83をカートリッジ80からステープラ100へ送り込むことによって開始されることができる。プレフォーム83をそのように導入する結果、プレフォーム84が成形アンビルアセンブリ110およびダイアセンブリ160間に配置される(この正面図が図10である)。さらに、プレフォーム84を導入する結果、このプレフォームだけが成形されることができる(隣接のプレフォーム86は成形されない)。このようなプレフォーム84の導入は、プレフォーム83のすべてをカートリッジ80から前進させることによって行うことができる。一実施形態では、次のプロセスで成形される間、プレフォーム84を隣接のプレフォーム86に付着させておく。
 − 調節段階 −
 図10を参照すると、調節段階で、成形アンビル110の第1および第2部材112、132を移動させることによって、クラウン長L1(クラウン長L1については図13参照)を変化させることができる。クラウン長L1が約15.9mm(0.625インチ)のステープル40を成形するには、成形アンビル離隔距離W3を約14.6mm(0.575インチ)にすることができる。調節段階では、ダイアセンブリ160の第1および第2部材162、182を移動させて、ダイ離隔距離W4を変化させることも必要である可能性がある。前述したように、調節段階については本明細書で詳細に後述する。クラウン長L1が約15.9mm(0.625インチ)のステープル40を成形するには、ダイ離隔距離W4を約17.4mm(0.685インチ)にすることができる。調節段階では、打ち込みアセンブリ230(図12)の第1および第2部材232、242を移動させて、打ち込みアセンブリ幅W7を変化させることも必要である可能性がある。クラウン長L1が約15.9mm(0.625インチ)のステープル40を成形するには、打ち込みアセンブリ幅W7を約17.4mm(0.685インチ)にすることができる。成形アンビル離隔距離W3、ダイ離隔距離W4および打ち込みアセンブリ幅W7のこれらの例示的な寸法は、単に説明のためのものであって、それらがステープラの構造、プレフォームの材料および寸法、または他の要因に従って変更され得ることに注意されたい。
 − 成形段階 −
 図11を参照すると、調節段階が完了した後、成形段階が始まることができる。成形段階中、ダイアセンブリ160は第3方向D3に移動して、プレフォーム84(図10)を処理してステープル40を形成することができる。図11に示されているように、ステープル40の成形は、第1屈曲部56および第2屈曲部58を形成することによって行うことができる。第1屈曲部56は、プレフォーム84を成形アンビル110の第1部材成形角部114とダイアセンブリ160の第1部材成形角部164(いずれも図10参照)との間で屈曲させることによって形成することができる。第2屈曲部58は、プレフォーム84を成形アンビル110の第2部材成形角部134とダイアセンブリ160の第2部材成形角部184(いずれも図10参照)との間で屈曲させることによって形成することができる。プレフォーム84を成形することによって、それぞれ第1脚部および第2脚部52、54がつながった第1屈曲部および第2屈曲部56、58(いずれも図12参照)を形成することができる。このように脚部52、54が形成されることによって、プレフォーム84がステープル40に変わる。
 − クリンチ処理段階 −
 図11に示された成形段階が完了した後、図12および図13に示されたクリンチ処理段階が行われることができる。図12を参照すると、クリンチ処理段階のはじめに、ステープル40を成形アンビル110(図10、図11)より先へ前進させることができる。ステープル40が成形アンビル110を越えた位置でぶら下がるので、ステープル40は隣接のプレフォーム86から分離されることができる。ステープル40を隣接のプレフォーム86からそのように分離することは、打ち込み部材232、242を第3方向D3に移動させてステープルクラウン50と接触させることによって行われることができる。隣接のプレフォーム86から分離した後、ステープル40はスタック32の近傍に位置決めされることができる。ステープル40をそのようにスタック32の近傍に位置決めすることは、打ち込み部材232、242を第3方向D3に移動させてステープルクラウン50と接触させることによって行われることができる。ステープル40は、ステープルガイド開口によって第3方向D3に案内されることができる(ステープルガイド開口の1つの変更例が、図18に示されている)。打ち込み部材232、242がステープル40をステープルガイド開口に通して移動させると、ステープル端部62、64がスタック32に接近する。
 図12に示されているように、ステープル端部62、64がスタック32と接触すると、打ち込み部材232、242がステープル端部62、64をスタック32内へ押し込み始めることができる。そのようにステープル端部62、64をスタック32内へ押し込むことによって、スタック32に穴が生じる。最終的に、脚部52、54が、スタック32に形成された穴を貫通する。ステープル脚部52、54がスタック32から現れると、クリンチアンビル200がそれらを受ける。
 ステープル40をスタック32に打ち込んだ後、スタック32を綴じるプロセスでクリンチアンビル200を使用することができる。クリンチアンビル200は、第1部材202および第2部材212を、クラウン寸法L1(図13)に基づいた図12のクリンチアセンブリ離隔距離W5だけ分離させていなければならない。クラウン寸法L1は、スタック32の厚さの関数として扱うことができ、したがって、離隔距離W5も、スタック32の厚さの関数として扱うことができる。
 図13を参照すると、クリンチ処理段階を続けて、第1脚部端部62をクリンチアンビルの第1部材クリンチ窪み204と接触させることができる。第1部材のクリンチ窪み204は、打ち込み部材232、242がステープル40を第3方向D3に押し進める間に、第1脚部端部62をクリンチ72に成形することができる輪郭を有する。クリンチ72が形成される結果、ステープル端部62がスタック32の近くへ変位するか、わずかに食い込むことができる。クリンチ72をこのように形成することによって、比較的尖った端部62が隠れるため、スタック32の通常の使用、たとえば、配布、読み、持ち運びなどの妨げにならない。
 第1脚部クリンチ72が形成される間、第2脚部クリンチ74も同時に形成されることができる。第2脚部端部64は、クリンチアンビルの第2部材クリンチ窪み214と接触することができる。第2部材のクリンチ窪み214は、打ち込み部材232、242がステープル40を第3方向D3に押し進める間に、第2脚部端部64をクリンチ74に成形することができる輪郭を有する。クリンチ74が形成される結果、ステープル端部64がスタック32の近くへ変位するか、わずかに食い込む。クリンチ74をこのように形成することによって、比較的尖った端部64が隠れるため、スタック32の通常の使用、たとえば、配布、読み、持ち運びなどの妨げにならない。
 上述した、比較的短時間のうちに行われる成形およびクリンチ処理プロセスは、比較的薄いスタック32(たとえば、4枚の上質紙)用であった。もっと厚いスタック(たとえば、20枚の上質紙)をクリンチ処理しようとする場合、ステープル40は異なった脚部長L2に成形されることができる。この比較的厚いスタック32をステープル留めする時、クラウン長L1(図4)を短めにして、その結果、脚部長L2を長めにすることができる。クラウン長L1を短くすることによって、脚部52、54の長さをスタック32から突出させるのに適した長さとすることができる。脚部52、54の長さを適切に設定することにより、それからそれぞれクリンチ72、74を形成することができる。クラウン長L1および2つの脚部長L2の合計は、数式:L1+L2+L2=L3に従って、プレフォーム長L3(図6)として定められる。本発明を制限するものではなく、例示的な実施形態では、比較的厚いスタック32用のクラウン長L1が約6.35mm(0.25インチ)であり、脚部寸法L2が約11.1mm(0.4375インチ)である可能性がある。この例示的な実施形態では、L1が約6.35mm(0.25インチ)であり、L2が約約11.1mm(0.4375インチ)であり、6.35(0.25)+11.1(0.4375)+11.1(0.4375)=約28.6mm(1.125インチ)であるため、等式:L1+L2+L2=L3が満たされることに注意されたい。
 − 厚いスタックに対応する配置 −
 図10を参照すると、ステープラ100を比較的薄いスタック用に配置した後に、厚いスタック32用に配置しようとする場合、調節段階中に成形アンビル110の第1および第2部材112、132を移動させて、成形アンビル離隔距離W3(図10)を減少させることができる。また、ダイアセンブリ160の部材162、182を移動させて、ダイ離隔距離W4を減少させることができる。クリンチアンビル部材202、212も移動させて、クリンチ距離W5を減少させることができる。厚いスタック32用のステープル40を成形できるようにステープラを配置した後、ステープル40を成形してスタック32をクリンチ処理するプロセスが開始されることができる。
 ステープル40を成形してスタック32をクリンチ処理するプロセスは、前述したものとほぼ同一であってよい。そのように厚いスタック32用のステープル40を成形して厚いスタック32をステープル留めすることによって生じたクリンチ72、74で、第1脚部端部、第2脚部端部62、64は隠れるので、スタック32の通常の使用、たとえば、配布、読み、持ち運びなどの妨げにならない。クラウン長L1および脚部長L2を決定し、所望の長さL1、L2を有するステープルを成形するこのプロセスは、綴じようとするスタックの厚さに応じて制限なく続けることができる。
 可動部材(たとえば、成形アンビル110、ダイアセンブリ160およびクリンチアンビル200)を有するステープラ100の代替例として、ステープラ100は、2つの独立したセットの部材を備えることができる。第1組の部材には、比較的少ない枚数の紙をクリンチ処理するために比較的短い脚部長L2(図1)を有する小型ステープル用の成形アンビル、ダイアセンブリ、およびクリンチアンビルが含まれることができる。第2組の部材には、比較的多数枚の紙をクリンチ処理するために比較的長い脚部長L2(図1)を有する大型ステープル用の成形アンビル、ダイアセンブリ、およびクリンチアンビルが含まれることができる。この代替実施形態は、部材組を移動させて、第1組または第2組の部材のいずれかをステープルの成形およびクリンチ処理に使用できる位置に置くことができるように構成されていることができる。
 − 独立した複数セットの部材の使用 −
 上記実施形態の代替例として、独立した複数セットの部材は、上記の2組より多くすることができる。これに関して言うと、さまざまなステープルを成形するために、幾つかの異なった組み合わせの部材を設けることができる。個々のスタックを綴じるために使用すべき部材の選択は、綴じようとするスタックの厚さによって決めることができる。さらに、これらの部材は、それらの移動によって特定の組み合わせの部材がステープルを成形できる位置に配置されるように構成されていることができる。そのような移動は、直線移動または回転移動などの、いずれのタイプの機械的移動でもよい。
 − 多重プレフォーム形ステープル −
 別の代替実施形態では、「ステープル座屈」の可能性を最小限に抑えるために、ステープル40を複数のプレフォームで形成することができる。本明細書で使用するステープル座屈は、ステープルをスタックに打ち込むために必要な力Fが、ステープルの座屈荷重を超える状態として定義される。図14を参照すると、このステープル座屈状態が、ステープル脚部52、54を表す点線で示されている。第1脚部52が座屈すると、第1脚部52が参照符号52bで表された点線で示されているように、押し潰される可能性がある。同様に、第2脚部54が座屈すると、第2脚部54が参照符号54bで表された点線で示されているように、押し潰される可能性がある。ステープル脚部の長L2が増加するのに伴って、ステープル座屈状態が発生する可能性も増加しうる。座屈傾向を最小限に抑えるために、図15および図16に示されているように、複数のプレフォームを成形してステープル留めすることができる。複数のプレフォームの成形は、前述した方法と同様にして行うことができる。図15は、プレフォーム84、86、88、90などの複数のプレフォームから形成された多重プレフォーム形ステープル42を示す。そのような多重プレフォーム形ステープル42では、多重プレフォーム形ステープル42の断面積が増加することにより、座屈に対する耐性が増加することができる。図16は、図15に示された多重プレフォーム形ステープル42でクリンチ処理したスタック32を示す。
 上記実施形態の代替例として、図15に示された多重プレフォーム形ステープル42を形成する時、プレフォーム84、86等を互いに付着させておくことができる。多重プレフォーム形ステープル42を成形する時、プレフォーム83を互いに切り離して分離させるのではなく、プレフォーム84、86等の間のこの付着状態を保持する。プレフォーム83間の付着状態を保持するためには、(プレフォームを一つ一つ成形するのではなく)それらのプレフォーム83を同時に成形しなければならない。一度に複数のプレフォーム83を同時に成形するために、ダイアセンブリの第1および第2部材162、182の寸法を変更して、垂直壁168、188の幅W6(図9)を増加させることができる。上述のように付着させておくと、各プレフォーム(たとえば、84、86など)を少なくとも隣接のプレフォームで支持することによって、座屈の可能性が最小限に抑えられる。多重プレフォーム形ステープル42を合体保持するために使用される接着剤は、カートリッジ80(図6)などのプレフォーム供給源の製造時に加えることができる。
 別の代替実施形態では、ステープラ100のガイド開口260(図9)は、ステープル(たとえば、多重プレフォーム形ステープル42およびステープル40)が成形後かつステープル留め前に通過することができる可変ステープルガイド開口300(図17および図19)として構成することができる。可変ステープルガイド開口300は、図17および図19に示されている構造などの、さまざまな構造のいずれでもよい。図17を参照すると、可変ステープルガイド開口300は、1つまたは複数のステープル(多重ステープル42など)および変更クラウン長L1に対応できるように構成することができる。可変ステープルガイド開口300は、第1部材302、第2部材312、および第3部材320を有することができる。第1部材302は、第1表面304および第2表面306を有し、これらは共に多重プレフォーム形ステープル42を案内することができる。第1部材302の第1表面304は、第1部材302を第5方向D5および逆の第6方向D6に移動させることによって位置決めすることができる。第1部材302をこのように位置決めすることによって、多重プレフォーム形ステープル42が通り抜けるのに適当なガイド開口を形成する可変ステープルガイド開口300を得ることができる。同様に、第1部材の第2表面306は、第1部材302を第1方向D1および第2方向D2に移動させることによって位置決めすることができる。第1部材302をこのように位置決めすることによって、多重プレフォーム形ステープル42が通り抜けるのに適当なガイド開口を形成する可変ステープルガイド開口300を得ることができる。第2部材312は、第1表面314および第2表面316を有し、これらは共に多重プレフォーム形ステープル42を案内することができる。第2部材の第1表面314は、第2部材312を第5方向D5および第6方向D6に移動させることによって位置決めすることができる。第2部材312をこのように位置決めすることによって、多重プレフォーム形ステープル42に適したガイド開口を形成する可変ステープルガイド開口300を得ることができる。さらに、第2部材の第2表面316は、第2部材312を第1方向D1および第2方向D2に移動させることによって位置決めすることができる。第2部材312をこのように位置決めすることによって、多重プレフォーム形ステープル42に適したガイド開口を形成する可変ステープルガイド開口300を得ることができる。第3部材320は、成形アンビル130上か、その近傍に形成することができる。第3部材320は、第1表面322を有し、多重プレフォーム形ステープル42がこれに接しながら摺動することができる。第3部材320の第1表面322は、静止してよい。第1および第2部材302、312を移動させることによって、可変ステープルガイド開口300は、多重プレフォーム形ステープル42(図15)およびステープル40(図5)などのさまざまなステープルのいずれもが可変ステープルガイド開口300を通過できるように構成されることができる。打ち込みアセンブリ230(図7)がステープル(たとえば、40、42など)をスタック32の方へ移動させる間、可変ステープルガイド開口300はガイドとして使用することができる。この可変ステープルガイド開口300は、さまざまなステープル構造を用いてステープラ100内を移動できるようにすることができる。図17は、可変ステープルガイド開口300を備えたステープラ100の上面図である。図示のように、打ち込みアセンブリ幅W7(図8)がクラウン長L1(図4)とほぼ合致するので、打ち込みアセンブリ幅W7は可変ステープルガイド開口300の第1および第2部材302、312で形成される空間中を通過することができる。打ち込みアセンブリ幅W7をクラウン長L1と一致させることによって、打ち込みアセンブリ230の打ち込み面238、248がステープルクラウン50(図4)全体を押し付ける。
 − 多重プレフォーム形ステープルに対応する調節式打ち込みアセンブリ −
 図19に示された別の例示的な実施形態では、多重プレフォーム形ステープル42に対応するために、打ち込みアセンブリ230が調節式打ち込みアセンブリ340を備えることができる。この調節式打ち込みアセンブリ340は、図19に示された可変プレートアセンブリ342構造などのさまざまな構造のいずれでもよい。打ち込みアセンブリ部材232、242(図7)の各々が、可変プレート342を備えることができる。次に、可変プレートアセンブリ342の例示的な構造を第2部材242に組み込んだ場合について説明するが、第1部材232も可変プレートアセンブリ342を備えることができることを理解されたい。可変プレートアセンブリ342の構造は、第1プレート344、第2プレート346、第3プレート348、および第4プレート350を備えることができる。プレート344、346、348、および350は、それぞれプレート打ち込み面354、356、358、および360を備えることができる。プレート打ち込み面354、356、358、および360は、打ち込み面248と同一平面上に位置するように、選択的に位置決めされることができる。可変プレートアセンブリ342はさらに、アクチュエータ370と階段状のランプ(sequential ramp)372とを備えることができる。可変プレートアセンブリはさらに、直動アクチュエータ376などの変位部材を備えることができる。直動アクチュエータ376が作動して、階段状のランプ372を変位させることができる。階段状のランプ372は、プレート344、346、348、および350を打ち込みアセンブリの第2部材ブレード部244に隣接した位置へ移動させることができる。調節式打ち込みアセンブリ340を用いることにより、多重プレフォーム形ステープル42のステープル数(図19の例では5ステープルの多重プレフォーム形ステープル42を示す)を可変とすることができるようにする。この調節式打ち込みアセンブリ340によって、多重プレフォーム形ステープル42のクラウン部全体を打ち込み面248、354、356、358、および360によって均一に押すことができる。
 − 画像形成装置への設置 −
 別の例示的な実施形態では、図20に示すように、ステープラ100をプリンタなどの画像形成装置10内の構成部材として設けることができる。図20には、例として画像形成装置10の簡略側面図が概略的に示されている。この画像形成装置10の例では、ステープラ100を有することができる。画像形成装置10は、本体12と、ソータアタッチメント14とを備えていることができる。本体12は、紙などの1種類または複数種類の媒体16のシートの供給源を備えていることができる。媒体16シートは、媒体経路を通ってシート供給源から画像形成部18へ移動することができ、そこで画像がシート上に形成される。画像形成部18は、デジタル画像形成システムなど、当該技術分野の専門家には既知のいずれの形式の画像形成装置でもよい。
 画像形成装置の本体12は、ボタン22などのユーザ入力部(操作部)20も備えることができる。ユーザ入力部20は、画像形成装置10がユーザに情報を与えることができるようにするディスプレイ装置24も備えることができる。画像形成装置10は、ユーザ入力部20から命令を受け取って、画像形成部18、ステープラ100、または画像形成装置10の他の構成部材の作動を制御することができるコントローラ26も備えることができる。
 画像形成装置のソータアタッチメント14は、排紙トレー30などの複数の排紙トレー28を備えることができる。排紙トレー28は、ステープル留めなどの画像形成後処理のために、複数部の書類コピーを分離できるようにすることが可能である。図面では、ソータアタッチメントの排紙トレー30がスタック32を保持している。本明細書で使用する用語のスタック32は、複数枚の媒体、たとえば、複数枚の媒体16として定義される。このスタック32は、図20に示されているような厚さ「T」を有することができる。
 ソータアタッチメント14は、ステープラ100を備えることができる。例示的な一実施形態では、ステープラ100は、駆動機構34によってソータアタッチメント14内を垂直方向にある程度移動するように構成されていることができる。駆動機構34によって、ステープラ100が排紙トレー28のいずれにも選択的にアクセスすることができる。排紙トレー28の1つに選択的にアクセスした時、ステープラ100は上述したプロセスを使用して、排紙トレー28に入っているスタック32をクリンチ処理することができる。
 スタック32の実際の厚さはコントローラ26で管理可能であることに注意されたい。この例示的な実施形態では、コントローラ26は、画像形成装置10によって処理されて排紙トレー28の1つに入った媒体の枚数、厚さおよび/または種類等の情報を追跡(把握)することができる。そのような情報をコントローラ26が利用して、個々のスタック厚さTに最適な設定を決定することができる。この決定は、コントローラ26に組み込まれたクラウン寸法アルゴリズムによって行うことができる。1つの例示的なクラウン寸法アルゴリズムは、紙の厚さをパラメータとして、ステープルクラウン長L1を得ることを含むことができる。たとえば、
  L1=C−T
ただし、L1は、ステープルクラウン長、
   Cは、所定の定数、
   Tは、スタックの厚さである。
 これらのさまざまな実施形態およびその変更例をステープラで実施することによって、パッケージ形プレフォームの便利さを利用しながら、媒体スタックの適当なステープル留めを確実に行うことができる。
 本明細書に例示となる実施形態を詳細に記載してきたが、概念をそれ以外にも変化させて具現して用いることができ、また、併記特許請求項は、従来技術によって制限されない限り、そのような変更例を含むと解釈されるものとすることを理解されたい。
ステープルの成形および媒体スタックのクリンチ処理を行うプロセスの概略説明図である。 ステープルによってクリンチ処理された媒体スタックの上面図である。 図2の3−3平面における、媒体スタックがステープルによってクリンチ処理されたところの断面図である。 例示的なステープルの側面図である。 例示的なステープルの斜視図である。 プレフォームを供給することができる1つの形式のプレフォームカートリッジの斜視図である。 ステープルの成形および媒体スタックのクリンチ処理に使用される例示的なステープラの分解斜視図である。 図7の例示的なステープラの正面図である。 図7の例示的なステープラの側面図である。 プレフォームからステープルを形成するための例示的なステープラの例示的な成形アンビルおよびダイアセンブリの正面図である。 ステープルをプレフォームから形成した後の、図10に示された例示的なステープラの正面図である。 ステープルを媒体スタックに打ち込んでいるところの、例示的なステープラの正面図であって、例示的なクリンチアンビルを部分断面図で示している。 媒体スタックがステープルでクリンチ処理されたところの正面図であって、スタックを部分断面図で示している。 ステープルに力を加え、それによってステープルが座屈状態になったところを示す、例示的なステープラの正面図である。 例示的な多重プレフォーム形ステープルの斜視図である。 例示的な多重プレフォーム形ステープルによってクリンチ処理された媒体スタックの上面図である。 例示的な可変ステープルガイド開口の上面図である。 ステープルガイド開口の正面図である。 調節式打ち込みアセンブリの側面図である。 ステープラを備えた例示的な画像形成システムの概略図である。
符号の説明
10 画像形成装置  14 ソータアタッチメント
16 媒体      18 画像形成部
32 媒体スタック  40 ステープル
42 多重プレフォーム型ステープル  50 クラウン
52、54 脚部   80 カートリッジ
83 ステープルプレフォーム   110 成形アンビル
160 ダイアセンブリ   200 クリンチアセンブリ
230 打ち込みアセンブリ   260、300 ステープルガイド開口

Claims (10)

  1.  ステープラを設けることと、
     少なくとも1つの第1ステープルを前記ステープラ内で成形することと、
    少なくとも1つの第2ステープルを前記ステープラ内で成形することとを含む方法であって、
     前記第1及び第2ステープルの各々が、クラウン部で結合された少なくとも1対の脚部を有し、前記クラウン部がクラウン長を有しており、
     前記第1ステープルの前記クラウン長は、前記第2ステープルの前記クラウン長と異なることを特徴とするステープル方法。
  2.  前記少なくとも1対の脚部は、少なくとも1つの脚部長を有しており、
     前記少なくとも1つの第1ステープルの前記脚部長は、前記少なくとも1つの第2ステープルの前記脚部長と異なることを特徴とする請求項1記載のステープル方法。
  3.  前記少なくとも1つの第1ステープルの前記脚部分の少なくとも一部分を複数の物品に挿入して、当該複数の物品を留め合わせるようにすることをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のステープル方法。
  4.  ステープラであって、
     前記ステープラの内部に形成された成形アセンブリと、
     前記ステープラの内部に形成されたステープル留めアセンブリとを備え、
     前記ステープラは、第1状態および第2状態を有し、
     前記第1状態において、第1クラウン寸法を有する少なくとも1つの第1ステープルを成形するように構成され、
     前記第2状態において、前記第1クラウン寸法と異なる第2クラウン寸法を有する少なくとも1つの第2ステープルを成形するように構成されることを特徴とするステープラ。
  5.  前記成形アセンブリに組み込まれた第1アンビルおよび第2アンビルをさらに備えており、
     前記ステープラは、
     前記第1状態においては、前記第1アンビルが用いられるように構成され、
     前記第2状態においては、前記第2アンビルが用いられるように構成されることを特徴とする請求項4記載のステープラ。
  6.  前記成形アセンブリに組み込まれた第1アンビル部材および第2アンビル部材をさらに備えており、
     前記第1状態において、前記第1アンビル部材は前記第2アンビル部材から第1の距離だけ離れており、
     前記第2状態において、前記第1アンビル部材は前記第2アンビル部材から前記第1距離と異なる第2の距離だけ離れていることを特徴とする請求項4記載のステープラ。
  7.  ステープル留めされた書類を作成する方法であって、
     媒体スタックを構成するシートの1枚に少なくとも1つの画像を形成することと、
     前記媒体スタックをステープラに搬送することと、
     ステープルのクラウン寸法を決定することと、
     前記クラウン寸法を有する前記ステープルを成形することと、
     前記媒体スタックを前記ステープルでステープル留めして、前記ステープル留めされた書類を作成することを特徴とするステープル方法。
  8.  第1アンビルおよび第2アンビルを設けることと、
     前記クラウン寸法に基づいて、前記第1アンビルまたは前記第2アンビルのいずれかを選択することとをさらに含み、
     前記ステープルの前記成形のために、前記選択されたアンビルを用いることを特徴とする請求項7記載のステープル方法。
  9.  成形アンビルの寸法を変更する手段と、
     ステープルを前記成形アンビルに押し付けて成形する手段と、
     媒体スタックを前記ステープルでクリンチ処理する手段とを備えたことを特徴とするクリンチ処理装置。
  10.  ステープラを備えた画像形成装置を製造する方法であって、
     前記画像形成装置をハウジング内に組み込んで設けることと、
     前記画像形成装置と連動するステープル成形装置を設けることと、
     前記ステープル成形装置で可変成形アンビルを構成することと、
     前記ステープル成形装置と組み合わされた前記ステープラを設けることとを含むことを特徴とする方法。
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