JP2004066354A - ドリルの自動研磨加工装置およびその方法 - Google Patents

ドリルの自動研磨加工装置およびその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004066354A
JP2004066354A JP2002225095A JP2002225095A JP2004066354A JP 2004066354 A JP2004066354 A JP 2004066354A JP 2002225095 A JP2002225095 A JP 2002225095A JP 2002225095 A JP2002225095 A JP 2002225095A JP 2004066354 A JP2004066354 A JP 2004066354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
grinding
amount
shaping
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002225095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4088491B2 (ja
Inventor
Kenji Onishi
大西 建次
Kikuo Moriya
守屋 菊雄
Yoshito Ota
太田 義人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd, Amada Engineering Center Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2002225095A priority Critical patent/JP4088491B2/ja
Publication of JP2004066354A publication Critical patent/JP2004066354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4088491B2 publication Critical patent/JP4088491B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】ドリルの刃先が欠損している場合、欠損範囲を削り取るための整形研削量を予め設定してやることにより、自動で整形研削量と通常の研削量を研削できるようにする。
【解決手段】回転自在な砥石11と回転自在なドリルDとをこのドリルDの軸方向へ相対的に移動させて、前記ドリルDの刃先を所定の研削量でもって制御装置9の制御により研磨加工するドリルの自動研磨加工装置1において、前記ドリルDの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく予め整形研削量を設定し、この設定した整形研削量に基づき整形研削し、前記欠損範囲を無くした後に、改めて正規の研削加工を行うべく制御される制御装置を備えていることを特徴とする
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドリルの先端を自動的に研磨加工するドリルの自動研磨加工装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図6(A)に示されているように、ドリル101の先端部図6(A)において左端部に、ハッチングで示しように大きな欠損部101Aが生じた場合には、例えば卓上グラインダーなどで図6(B)に示されているような形状に整形する必要があった(先端のトンガリーパイロットは不要)。その後、自動研磨装置で研削加工を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したごとく、ドリルの刃先が欠損している場合には、予め、卓上グラインダーなどで整形した後でないと、自動研磨装置で研削加工を行うことができなかった。工程的に2工程で行わざる得ず、大変手間がかかると共に厄介なものであった。
【0004】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ドリルの刃先が欠損している場合、欠損範囲を削り取るための整形研削量を予め設定してやることにより、自動で整形研削量を研削すると共に通常の研削量を研削できるようにしたドリルの自動研磨加工装置およびその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のドリルの自動研磨加工装置は、回転自在な砥石と回転自在なドリルとをこのドリルの軸方向へ相対的に移動させて、前記ドリルの刃先を所定の研削量でもって研磨加工するドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリルの刃先が欠損している場合には、予める欠損範囲を削りとるべく予め整形研削量を設定し、この設定した整形研削量に基づき整形研削工を行い、欠損範囲をなくした後に改めて正規の研削量で研削加工を行うべく制御される制御装置を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
したがって、制御装置の制御により、ドリルの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく整形研削量を設定して、この設定した整形研削量に基づき整形研削加工が行われる。その後、整形研削加工後のドリルの刃先先端を検出し、実際の研削加工が機械を停止させることなく連続して行われる。而して、ドリルの刃先が欠損している場合にも、1工程でドリルの刃先が自動的に整形研削量と正規の研削量で研磨加工される。
【0007】
請求項2によるこの発明のドリルの自動研磨加工装置は、請求項1記載のドリルの自動研磨加工装置において、前記制御装置で、設定された整形研削量による整形研削加工と改めて正規の研削量による研削加工を、装置を停止させることなく連続的に行うべく制御されることを特徴とするものである。
【0008】
したがって、前記制御装置で、欠損範囲を削り取った後、前記整形研削と改めて行う正規の研削を装置を停止させることなく連続的に行われる。
【0009】
請求項3によるこの発明のドリルの自動研磨加工装置は、請求項1または2記載のドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリルの研削加工開始位置を決めるため、前記ドリルの位置を検出するドリル位置検出手段を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
したがって、前記ドリルの研削加工開始位置を決めるため、前記ドリルの位置を検出するドリル位置検出手段を備えているから、ドリル位置検出手段でドリルの研削加工開始位置が決められる。
【0011】
請求項4によるこの発明のドリルの自動研磨加工装置は、請求項3記載のドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリル位置検出手段はドリルの刃先が欠損していない部分を検出し、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定する刃先検知手段であることを特徴とするものである。
【0012】
したがって、前記ドリル位置検出手段はドリルの刃先が欠損していない部分を検出し、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定する刃先検知手段であるから、この刃先検知手段でドリルの刃先が欠損していない部分が検出され、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置が決定される。
【0013】
請求項5によるこの発明のドリルの自動研磨加工装置は、請求項3記載のドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリル位置検出手段はドリルの最先端を検出し、研削加工開始位置を決定するドリル先端検出手段であることを特徴とするものである。
【0014】
したがって、前記ドリル位置検出手段はドリルの最先端を検出し、研削加工開始位置を決定するドリル先端検出手段であるから、このドリル先端検出手段でドリルの最先端が検出され、研削加工開始位置が決定される。
【0015】
請求項6によるこの発明のドリルの自動研磨加工装置は、請求項4記載のドリルの自動研磨加工装置において、ドリルの先端位置から整形研削量分ドリルを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力し、装置を停止させるアラーム装置を備えていることを特徴とするものである。
【0016】
したがって、ドリルの先端位置から整形研削量分ドリルを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力し、装置を停止させるアラーム装置を備えているから、このアラーム装置でドリルの先端位置から整形研削量分ドリルを送った位置で非欠であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームが出力される。
【0017】
請求項7によるこの発明のドリルの自動研磨加工方法は、回転自在な砥石と回転自在なドリルとをこのドリルの軸方向へ相対的に移動させて、前記ドリルの刃先を所定の研削量でもって制御装置の制御により研磨加工するドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリルの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく整形研削量を設定し、この設定した整形研削量に基づき整形研削加工を行った後、整形研削加工後のドリルの刃先先端を検出し、実際の研削加工を機械を停止させることなく連続して行うことを特徴とするものである。
【0018】
したがって、請求項1と同様に、ドリルの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく整形研削量を設定して、この設定した整形研削量に基づき整形研削加工が行われる。その後、整形研削加工後のドリルの刃先先端を検出し、実際の研削加工が機械を停止させることなく連続して行われる。而して、ドリルの刃先が欠損している場合にも、1工程でドリルの刃先が自動的に整形研削量と正規の研削量で研磨加工される。
【0019】
請求項8によるこの発明のドリルの自動研磨加工方法は、請求項7記載のドリルの自動研磨加工方法において、前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取った位置からの整形研削量であることを特徴とするものである。
【0020】
したがって、前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取った位置からの整形研削量であるから、この整形研削量は少なくて済み、正確な研磨加工が行われる。
【0021】
請求項9によるこの発明のドリルの自動研磨加工方法は、請求項7記載のドリルの自動研磨加工方法において、前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取る前のドリルの先端位置からの整形研削量であることを特徴とするものである。
【0022】
したがって、前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取る前のドリルの先端位置からの整形研削量であることから、欠損範囲を削り取った位置を検出することなく研削加工が行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図3を参照するに、ドリル自動研磨加工装置1は立設された例えば箱形状の加工機本体3を備えており、この加工機本体3の前側にはボックス5が備えられており、このボックス5の左側には研磨する種々な複数のドリルDを収納せしめておくドリル収納装置7A、7Bが設けられていると共にボックス5の右側には制御装置9が備えられている。前記加工機本体3上の左側には、ドリルDが図3おいて上下方向すなわち、Z軸方向へ、かつ前後方向すなわちY軸方向移動自在に設けられていると共に回転自在に設けられている。また、前記加工機本体3上の右側には、砥石11が図3において左右方向すなわち、X軸方向へ移動自在に設けられていると共に回転自在に設けられている。さらに、前記ドリルDの位置を検出するためのドリル位置検出手段13が砥石11と一体的に移動すべく固定して設けられている。前記加工機本体3の上方には本体カバー15が設けられ、前記ドリルD、砥石11および位置検出手段13を被っており、この本体カバー15の前面には取っ手17でもって矢印で示したごとく開閉自在な扉19が設けられている。しかも、扉19の一部の中央部には内部を覗ける透明な窓21が設けられている。
【0025】
前記砥石11の形状は、図4に示されているように、外径部が傾斜した加工部11Aと先端の刃先部を研磨加工かる加工部11Bとが一体となっている。
【0026】
前記制御装置9は、図5に示されているように、CPU23を備えており、このCPU23には整形研削量L、L、研削量αなどの種々のデータを入力せしめるためのキーボードのごとき入力装置25、種々のデータを表示せしめるための表示装置27が接続されている。また、前記CPU23にはドリル位置検出手段13が接続されている。
【0027】
前記CPU23には砥石11をX軸方向へ移動せしめるための砥石切込み用駆動装置29が接続されていると共に砥石11の移動位置を検出する位置検出手段としてのエンコーダ31が備えられており、前記CPU23に接続されている。また、前記CPU23には前記砥石11に送り(回転)を与えるための砥石送り用駆動装置33が接続されていると共に砥石11の回転数を検出する回転数検出手段としてのエンコーダ35が備えられており、前記CPU23に接続されている。
【0028】
前記CPU23にはドリルDをY軸方向へ移動せしめるための砥石Y軸移動用駆動装置37が接続されていると共にドリルDの移動位置を検出する位置検出手段としてのエンコーダ39が備えられている。前記CPU23には前記ドリルDに回転を与えるためのドリル回転用駆動装置41が接続されていると共にドリルDの回転数を検出する回転数検出手段としてのエンコーダ43が備えられており、前記CPU23に接続されている。
【0029】
前記入力装置25によって入力された整形研削量L、又はL研削量αを記憶せしめておく整形研削量・メモリ45、研削量・メモリ47がそれぞれ前記CPU23に接続されている。前記CPU23にはアラーム装置49が接続されている。
【0030】
上記構成により、例えば図6(A)に示されているようにドリルDの先端部が大きく欠損している場合の自動研削の加工方法を説明すると、まず、図1(A)に示されているように、砥石切込み用駆動装置29をX軸方向へ駆動させて、ドリルDへ向けて砥石11を移動せしめると、図1(B)に示されているように、前記砥石11から距離Bだけ離れた位置に固定された、刃先検知手段の機能を果たすドリル位置検出手段13を通過せしめることで、ドリルDの欠損部を過ぎた刃先の外周部であるA点を認識する。その結果、ドリルDの先端部の欠損部の長さLB が検出される。
【0031】
ついで、図1(C)に示されているように、ドリル回転用駆動装置41を駆動せしめてドリルDを回転させた状態にして、砥石11を砥石切込み用駆動装置29の駆動により所定の回転数で回転せしめると共に砥石11をドリルDへ向けて移動せしめてドリルDの先端部を砥石11に当接せしめる。この状態で、図1(D)に示されているように、ドリルDの先端部の欠損部の長さLB と整形研削量L とを加えた量だけ研磨加工が行われる。この研磨加工が行われた後、図1(E)に示されているように、砥石11を一旦ドリル位置検出手段13より後方図1(E)において上方向へ移動させる。そして、砥石11をドリルDへ向けて移動させ、図1(F)に示されているように、ドリルDの先端を刃先検知手段の機能を果たすドリル位置検出手段13で検出し認識した後、図1(G)に示されているように、砥石11をドリルDへ向けて移動させ、ドリルDの先端を砥石11に当接して正規の研削量αだけ研削する。通常、この研削量αは例えば0.6〜1.0mm程度である。次にシンニング工程に移る。シンニング工程の前にもう一度、刃先の外周部を刃先検知センサー13によりセンシングし、これを基準にシンニング研削を実行し、ドリルDの研磨が終了する。
【0032】
したがって、ドリルの刃先が欠損している場合にも、1工程でドリルの刃先を自動的に整形研削量Lと正規の研削量αを研磨加工することができるから、精度の良い研磨加工を行うことができる。
【0033】
図2に示されているように、ドリルDの先端部が大きく欠損している場合の別の例の自動研削の加工方法を説明すると、図2(A)に示されているように、砥石11をドリルDへ向けて移動させる。そして、図2(B)に示されているように、欠損しているドリルDの最先端位置をドリル先端検出手段の機能を果たすドリル位置検出手段13でセンシングする。その後、図2(C)に示されているように、予め設定された整形研削量L(整形研削量Lより大)で研磨加工が行われる。図2(D)に示されているように、砥石11をドリル位置検出手段13より後方図2(D)において上方向へ一旦移動させる。その後、図2(E)に示されているように、砥石11をドリルDへ向けて移動させ、ドリル位置検出手段13でドリルDの刃先先端をセンシングしたまま、さらに、図2(F)に示されているように、ドリルDを砥石11に当接して正規の研削量αだけ研削する。通常、この研削量αは例えば0.6〜1.0mm程度である。次にシンニング工程に移る。シンニング工程の前にもう一度、刃先の外周部をドリル位置検出手段13によりセンシングし、これを基準にシンニング研削を実行し、ドリルDの研磨が終了する。
【0034】
したがって、この場合にも、前の例と同様にドリルDの刃先が欠損している場合にも、1工程でドリルDの刃先を自動的に整形研削量L(整形研削量Lより大)と正規の研削量αを研磨加工することができるから、精度の良い研磨加工を行うことができる。
【0035】
前記予め設定される整形研削量整形研削量Lが欠損範囲を削り取った位置からの整形研削量であるから、この整形研削量Lは少なくて済み、正確な研磨加工を行うことができる。前記予め設定される整形研削量Lが欠損範囲を削り取る前のドリルDの先端位置からの整形研削量であることから、欠損範囲を削り取った位置を検出ことなく研削加工を行うことができる。
【0036】
したがって、前記制御装置9で前記整形研削と改めて行う正規の研削を装置を停止させることなく連続的に行うことができる。
【0037】
前記ドリルDの研削加工開始位置を決めるため、前記ドリルDの位置を検出するドリル位置検出手段13を備えているから、ドリル位置検出手段13でドリルDの研削加工開始位置を決めることができる。
【0038】
前記ドリル位置検出手段13はドリルDの刃先が欠損していない部分を検出し、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定する刃先検知手段であるから、この刃先検知手段でドリルDの刃先が欠損していない部分が検出され、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定することができる。
【0039】
前記ドリル位置検出手段13はドリルDの最先端を検出し、研削加工開始位置を決定するドリル先端検出手段であるから、このドリル先端検出手段13でドリルの最先端が検出され、研削加工開始位置を決定することができる。
【0040】
ドリルDの先端位置から整形研削量分ドリルDを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力し、装置を停止させるアラーム装置53を備えているから、このアラーム装置53でドリルDの先端位置から整形研削量分ドリルDを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力せしめることができる。
【0041】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0042】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、制御装置の制御により、ドリルの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく整形研削量を設定して、この設定した整形研削量に基づき整形研削加工が行われる。その後、整形研削加工後のドリルの刃先先端を検出し、実際の研削加工が機械を停止させることなく連続して行うことができる。而して、ドリルの刃先が欠損している場合にも、1工程でドリルの刃先を自動的に整形研削量と正規の研削量で研磨加工することができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、前記制御装置で、欠損範囲を削り取った後、前記整形研削と改めて行う正規の研削を装置を停止させることなく連続的に行うことができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、前記ドリルの研削加工開始位置を決めるため、前記ドリルの位置を検出するドリル位置検出手段を備えているから、ドリル位置検出手段でドリルの研削加工開始位置を決めることができる。
【0045】
請求項4の発明によれば、前記位置検出手段はドリルの刃先が欠損していない部分を検出し、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定する刃先検知手段であるから、この刃先検知手段でドリルの刃先が欠損していない部分が検出され、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定することができる。
【0046】
請求項5の発明によれば、前記位置検出手段はドリルの最先端を検出し、研削加工開始位置を決定するドリル先端検出手段であるから、このドリル先端検出手段でドリルの最先端が検出され、研削加工開始位置を決定することができる。
【0047】
請求項6の発明によれば、ドリルの先端位置から整形研削量分ドリルを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力し、装置を停止させるアラーム装置を備えているから、このアラーム装置でドリルの先端位置から整形研削量分ドリルを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力せしめることができる。
【0048】
請求項7の発明によれば、請求項1と同様に、ドリルの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく整形研削量を設定して、この設定した整形研削量に基づき整形研削加工が行われる。その後、整形研削加工後のドリルの刃先先端を検出し、実際の研削加工が機械を停止させることなく連続して行われる。而して、ドリルの刃先が欠損している場合にも、1工程でドリルの刃先を自動的に整形研削量と正規の研削量で研磨加工を行うことができる。
【0049】
請求項8の発明によれば、前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取った位置からの整形研削量であるから、この整形研削量は少なくて済み、正確な研磨加工を行うことができる。
【0050】
請求項9の発明によれば、前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取る前のドリルの先端位置からの整形研削量であることから、欠損範囲を削り取った位置を検出ことなく研削加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(G)はドリルの刃先が欠損している場合の自動研磨加工の作用説明図である。
【図2】(A)〜(F)はドリルの刃先が欠損している場合の別の自動研磨加工の作用説明図である。
【図3】この発明を実施するドリルの研磨装置の斜視図である。
【図4】砥石の一例のの斜視図である。
【図5】制御装置の構成ブロック図である。
【図6】(A)は先端が欠損した状態のドリルの平面図、(B)は正常な状態のドリルの平面図である。
【符号の説明】
1 ドリルの自動研磨加工装置
3 加工機本体
9 制御装置
11 砥石
13 ドリル位置検出手段
23 CPU
25 入力装置
27 表示装置
29 砥石切込み用駆動装置
31 エンコーダ(位置検出手段)
33 砥石送り用駆動装置
35 エンコーダ(回転数検出手段)
37 砥石Y軸移動用駆動装置
39 エンコーダ(位置検出手段)
41 砥石切込み用駆動装置
43 エンコーダ(回転数検出手段)
45 整形研削量・メモリ
47 研削量・メモリ
49 アラーム装置

Claims (9)

  1. 回転自在な砥石と回転自在なドリルとをこのドリルの軸方向へ相対的に移動させて、前記ドリルの刃先を所定の研削量でもって研磨加工するドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリルの刃先が欠損している場合には、予める欠損範囲を削りとるべく予め整形研削量を設定し、この設定した整形研削量に基づき整形研削工を行い、欠損範囲をなくした後に改めて正規の研削量で研削加工を行うべく制御される制御装置を備えていることを特徴とするドリルの自動研磨加工装置。
  2. 前記制御装置で、設定された整形研削量による整形研削加工と改めて正規の研削量による研削加工を、装置を停止させることなく連続的に行うべく制御されることを特徴とする請求項1記載のドリルの自動研磨加工装置。
  3. 前記ドリルの研削加工開始位置を決めるため、前記ドリルの位置を検出するドリル位置検出手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のドリルの自動研磨加工装置。
  4. 前記ドリル位置検出手段はドリルの刃先が欠損していない部分を検出し、欠損していない部分を刃先先端と認識し研削加工の開始位置を決定する刃先検知手段であることを特徴とする請求項3記載のドリルの自動研磨加工装置。
  5. 前記ドリル位置検出手段はドリルの最先端を検出し、研削加工開始位置を決定するドリル先端検出手段であることを特徴とする請求項3記載のドリルの自動研磨加工装置。
  6. ドリルの先端位置から整形研削量分ドリルを送った位置で正規の形状であることが検出できない時は、整形研削量の設定が正しくない旨のアラームを出力し、装置を停止させるアラーム装置を備えていることを特徴とする請求項4記載のドリルの自動研磨加工装置。
  7. 回転自在な砥石と回転自在なドリルとをこのドリルの軸方向へ相対的に移動させて、前記ドリルの刃先を所定の研削量でもって制御装置の制御により研磨加工するドリルの自動研磨加工装置において、前記ドリルの刃先が欠損している場合には、予め欠損範囲を削り取るべく整形研削量を設定し、この設定した整形研削量に基づき整形研削加工を行った後、整形研削加工後のドリルの刃先先端を検出し、実際の研削加工を機械を停止させることなく連続して行うことを特徴とするドリルの自動研磨加工方法。
  8. 前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取った位置からの整形研削量であることを特徴とする請求項7記載のドリルの自動研磨加工方法。
  9. 前記予め設定される整形研削量が欠損範囲を削り取る前のドリルの先端位置からの整形研削量であることを特徴とする請求項7記載のドリルの自動研磨加工方法。
JP2002225095A 2002-08-01 2002-08-01 ドリルの自動研磨加工装置およびその方法 Expired - Fee Related JP4088491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002225095A JP4088491B2 (ja) 2002-08-01 2002-08-01 ドリルの自動研磨加工装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002225095A JP4088491B2 (ja) 2002-08-01 2002-08-01 ドリルの自動研磨加工装置およびその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004066354A true JP2004066354A (ja) 2004-03-04
JP4088491B2 JP4088491B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=32012867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002225095A Expired - Fee Related JP4088491B2 (ja) 2002-08-01 2002-08-01 ドリルの自動研磨加工装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4088491B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502528A (ja) * 2005-07-25 2009-01-29 ロロマティック エス.アー. 面取りされる切削刃の形状を測定する方法及び装置
JP2013018063A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Gre Win Automation Co Ltd 全自動式マイクロドリルの研磨装置及びその研磨方法
JP2018516178A (ja) * 2015-04-20 2018-06-21 ワルター マシーネンバオ ゲーエムベーハー 材料を除去することによって工具を機械加工する方法及び装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502528A (ja) * 2005-07-25 2009-01-29 ロロマティック エス.アー. 面取りされる切削刃の形状を測定する方法及び装置
JP2013018063A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Gre Win Automation Co Ltd 全自動式マイクロドリルの研磨装置及びその研磨方法
JP2018516178A (ja) * 2015-04-20 2018-06-21 ワルター マシーネンバオ ゲーエムベーハー 材料を除去することによって工具を機械加工する方法及び装置
US10401827B2 (en) 2015-04-20 2019-09-03 Walter Maschinenbau Gmbh Method and device for machining a tool by removing material

Also Published As

Publication number Publication date
JP4088491B2 (ja) 2008-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4162332B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
EP2065129B1 (en) Eyeglass lens processing apparatus
JP3961196B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
EP1815941B1 (en) Eyeglass lens processing apparatus
JPH04507069A (ja) 光学レンズの縁加工方法および装置
US6719609B2 (en) Eyeglass lens processing apparatus
US6220929B1 (en) Eyeglass lens grinding apparatus
JPH0320603A (ja) 眼鏡レンズ研削加工機
JP2009136969A (ja) 眼鏡レンズ周縁加工装置
JP2007175815A (ja) 砥石車の修正方法及び修正装置
EP0839609B1 (en) Apparatus for grinding eyeglass lenses
JP2004142057A (ja) ドリル研削装置
JP5976270B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
JP3018548B2 (ja) レンズ面取装置およびレンズの面取方法
JP4088491B2 (ja) ドリルの自動研磨加工装置およびその方法
JP3602303B2 (ja) 眼鏡レンズ研削加工装置
EP0968790A2 (en) Eyeglass lens grinding apparatus
JP2007083351A (ja) 研削盤
JP6390103B2 (ja) レンズ周縁加工装置、及びレンズ周縁加工プログラム
EP3225358B1 (en) Eyeglass lens processing method
JP3893081B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
JP3686393B2 (ja) ルータ研磨機
JP2003340702A (ja) ダイヤモンド工具皿揺動回転式のレンズ研削方法とその装置
JP7035433B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置及び眼鏡レンズ加工プログラム
JP2004066353A (ja) ドリル自動研磨加工装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4088491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees