JP2004065572A - コイン状部材送出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送出ベース部材2をフレーム部材1の上に水平に取り付け、コイン状部材Cが通過する分離穴7を備えて容器部材6の下部側開口8に臨んで設置する回転体4も、立設した回転軸10に水平面内で回転可能に取り付け、電動モータ3をコイン状部材Cの送出口11が設けられている前面側とは反対側、すなわち送出ベース部材2の後方に設置し、電動モータ3の回転軸3Aと回転体4の回転軸10とを、ギヤボックス12を介して連結し、回転軸10が電動モータ3の回転に連動して回転し、回転体4が水平面内で回転するようにした。また、回転体4は、フレーム部材1および容器部材6の前端部から回転体4の前端部が50mm以下の範囲で後退して設けるようにした。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、貯留してある硬貨、遊技用メダルなどのコイン状部材を1枚づつに分離しながら送出する機構を持つコイン状部材送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、例えば図4に示したように、土台となるフレーム部材1と、そのフレーム部材1の上に傾斜して取り付けられた送出ベース部材2と、その送出ベース部材2の上に取り付けられて電動モータ3により回転される円板状の回転体4と、回転体4の周囲に設置された枠部材5と、送出ベース部材2に取り付けられてコイン状部材を貯留する容器部材6とを備えて構成され、硬貨や遊技用のメダルを払い出すためのコイン状部材送出装置100Xが周知である。
【0003】
なお、回転体4にはコイン状部材を1枚づつ通過させるための分離穴7が外周縁に沿って複数個列設されている。そして、その回転体4の分離穴7には容器部材6の下部側開口8が臨んで設けられている。
【0004】
また、送出ベース部材2の上面には、容器部材6に貯留され、その下部側開口8を通過し、回転体4の分離穴7を上から下方に通過したコイン状部材が通過・払い出されるための図示しない送出通路と、送出通路を通過したコイン状部材の個数を計数する図示しない計数手段とが設けられて送出機構部を構成している。
【0005】
従来のコイン状部材送出装置100Xにおいて、送出ベース部材2と回転体4とを傾斜して設けているのは、容器部材6に貯留したコイン状部材が、回転体4の分離穴7に入り込み易くするためである。
【0006】
すなわち、回転体4が傾斜していると、容器部材6内に貯留されたコイン状部材は傾斜した回転体4の上を滑り落ちるなどして、容器部材6の深部9に溜るので、コイン状部材は残量が少なくなっても容器部材6の深部9に確実に溜り、その部分で回転体4の分離穴7に入り込み、そこから回転体4の回転により1/2周より短い距離(角度)だけ回転搬送されて、送出通路終端部の送出口から外部に送出され易い。
【0007】
しかし、図4に示した従来のコイン状部材送出装置100Xにおいては、送出ベース部材2と回転体4とを傾斜して設けると共に、コイン状部材を回転搬送して送出する回転体4の下側に電動モータ3を設置していたので、装置の高さが高くなると云った問題点があった。
【0008】
すなわち、上下方向の寸法に制約が一切ない場所にコイン状部材送出装置100Xを設置するときや、容器部材6にコイン状部材を自動補充するための高価な装置と組み合わせて使用するときには全く問題とならないが、コイン状部材を容器部材6に自動補充する装置と組み合わせることなく、スロットマシンで使用するメダル送出装置とするときなどでは、人手による容器部材6へのコイン状部材の補充回数を減らし、装置の稼働率と従業員の仕事の効率を高めるためには容器部材6を可能な限り大きくする必要がある。
【0009】
しかし、スロットマシンなどでは遊技台同士の設置間隔が近年は10cm程度と極めて狭い上に、コインや紙幣だけでなく、最近はプリペイドカードなどでも遊技できるようにした遊技ホールが増加しているため、カードリーダ(ライターを含む)を設置する必要もあり、コイン状部材送出装置100Xを設置するスペースは益々狭くなっており、上記構成のコイン状部材送出装置100Xをその狭いところに単独で設置して使用するためには、貯留可能なコイン状部材の枚数を犠牲にしても容器部材6を小型化するしか手はなく、容器部材6への人手によるコイン状部材の補充回数が多くなると云った問題点があった。
【0010】
そのため、図5に示したように回転体4を水平に設置すると共に、コイン状部材を送出する送出口11が設けられている側の回転体4の側方に電動モータ3を設置して、装置の高さを抑えながらコイン状部材の貯留量の増加を図ったコイン状部材送出装置100Xが、特開2000−132723に提案されている。
【0011】
しかし、特開2000−132723に提案されたコイン状部材送出装置100Xにおいては、送出口11の前方に電動モータ3を設置しているため、装置を台間メダル貸し機の前面パネル背面に設置する際には、前端が前面パネルに接触するほど手前に設置したとしても、送出口11から送出したメダルなどのコイン状部材を、図示しない遊技機に設けたコイン状部材受部まで誘導ノズルなどを介して自重により滑落・搬送するための搬送路の傾斜が必然的に緩やかとなり、コイン状部材の速やかな滑落・搬送が行えないと云った問題点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、高価な自動補充機と組み合わせ使用するのではなく、狭い場所に単独で設置しても、人手によるコイン状部材の補充回数を抑えることができるように、駆動部分の小型化を図って大型容器部材の備え付けを可能にすると共に、前面に設ける送出口から送出するコイン状部材の滑落・搬送に支障をきたすことがないようにする必要もあり、その解決が課題となっていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術の課題を解決するため、コイン状部材を貯留する容器部材と、容器部材の下部側開口に臨んで設置されて容器部材に貯留されたコイン状部材を1枚づつ通過させるための分離穴を有する回転部材と、回転部材が遊嵌される円周状案内壁を上面に一体、若しくは別部材として有すると共に、円周状案内壁の開口部から延設されたコイン状部材の送出口を前面側に有する送出ベース部材と、回転部材を回転させる電動モータとを備えたコイン状部材送出装置において、電動モータを送出ベース部材の後方に設置すると共に、回転部材の回転軸が電動モータの回転軸に連動可能に構成するようにした第1の構成のコイン状部材送出装置と、
【0014】
前記第1の構成のコイン状部材送出装置において、回転部材が水平面内で回転可能に設けるようにした第2の構成のコイン状部材送出装置と、
【0015】
前記第1または第2の構成のコイン状部材送出装置において、装置前端から50mm以下の範囲で回転部材を後退して設けるようにした第3の構成のコイン状部材送出装置と、
を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易にするため、これらの図においても前記図4・図5において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
【0017】
図1〜図3に示した本発明のコイン状部材送出装置100においては、送出ベース部材2がフレーム部材1の上に水平に取り付けられている。また、容器部材6の下部側開口8に臨んで設置された円板状の回転体4も、立設された回転軸10に水平面内で回転可能に取り付けられている。
【0018】
電動モータ3は、図2、図3に示したように、コイン状部材Cを送出するための送出口11が設けられて仮想線で示した台間メダル貸し機の前面パネル50の側に設置される前面側とは反対の側、すなわち送出ベース部材2の後方に設置されている。そして、電動モータ3の回転軸3Aと、回転体4が装着された回転軸10とは、ギヤボックス12を介して連結され、回転軸10が電動モータ3の回転に連動して回転し、回転体4が水平面内で回転する構成となっている。
【0019】
なお、各分離穴7に臨む回転体4の下面側の回転方向側半周強の円弧部分4Aは、送出ベース部材2との隙間がコイン状部材Cの肉厚より小さく、残余の円弧部分4Bは送出ベース部材2との隙間がコイン状部材Cの肉厚より多少大きくなるように薄く形成されている。すなわち、回転体4の円弧部分4Aは厚肉に、円弧部分4Bは薄肉に形成されている。
【0020】
また、回転体4の下面側においては、回転軸10側の円弧部分4A端から、円弧部分4Aと同じ厚さで、曲率が逆向きの送出壁4Cが回転体4の外周端まで延設され、円弧部分4Bと送出壁4Cとの間に、コイン状部材Cの送出空間4Dが形成されている。
【0021】
また、送出ベース部材2に螺子着される枠部材5は、送出口11に臨む部分を除いて、下面側は送出ベース部材2と実質密着し、回転体4の分離穴7に入り込んで回転搬送されるコイン状部材Cの円周状案内壁として機能し、送出口11に臨む部分だけ、送出ベース部材2とはコイン状部材Cの肉厚より離間して枠部材5の下側に送出通路13Aが形成され、その部分をコイン状部材Cが通過できるように構成されている。したがって、この枠部材5を含む送出ベース部材2が、解決手段で云う送出ベース部材であり、これら部材は一体化されても良い。
【0022】
また、下面の一部が送出ベース部材2とコイン状部材Cの肉厚より多少離間して送出通路13Bを形成する送出通路形成部材14が、送出通路13Aの下流側に螺子止めされて、コイン状部材Cが貯留される容器部材6の内部と図面左側に形成されている送出口11とを連通する送出通路13が形成されている。
【0023】
なお、符号15は、分離穴7に入り込んで回転体4により回転搬送されてきたコイン状部材Cを、バネ機構を利用して跳ね飛ばし、送出口11から勢い良く送出するための送出手段であり、従来周知の部品である。
【0024】
また、符号16も、埋没可能に送出ベース部材2の表面より僅かに突出して設置された従来周知の円錐状の送出案内ピンであり、枠部材5の下側に形成された送出通路13Aの図面右側に設けられている。そして、回転体4の分離穴7に入り込んで回転搬送されてきたコイン状部材Cに図面左方向の力を加えて、送出通路13の側にコイン状部材Cを移動させる働きをする。
【0025】
また、送出通路13には図示しない計数手段が設置され、送出通路13を通過するコイン状部材Cの個数を計数し、送出口11から所要の個数だけコイン状部材Cを送出することができるように構成されている。
【0026】
コイン状部材Cが貯留される容器部材6は、円筒状に設けられた下部側開口8の近傍を除いて、水平断面が略矩形に非導電性のプラスチックにより形成されている。なお、容器部材6の送出口11が設けられている前面側は、フレーム部材1の前端部と同じ部位に位置している。容器部材6を、図1、図2に示した形状とすることにより、本発明のコイン状部材送出装置100を遊技機同士の間の10cm程度の狭い隙間にも、容器部材6に貯留するコイン状部材Cの枚数を減らすことなく設置することが可能になる。
【0027】
すなわち、電動モータ3が設けられている背面側の容器部材6の傾斜面は、金属製のコイン状部材Cが滑り落ちることができる大略20度以上で適宜の小さい角度、例えば30度が選択されて容器部材6の内容積の拡大が図られる。
【0028】
一方、送出口11が設けられている前面側の容器部材6の傾斜面は、送出通路13が長いとコイン状部材Cの送出時間が長くなり、送出トラブルの発生も増加するので、送出通路13を短くするために急角度を選定するが、傾斜が急であり過ぎたり、傾斜面を全く設けないと、容器部材6に貯留したコイン状部材Cの重みが回転体4に直接掛かり、電動モータ3を大型化する必要が生じるので、大略20度よりは急で、80度よりは緩い適宜の角度、例えば40度が選択される。
【0029】
また、回転体4は、フレーム部材1および容器部材6の前端部から回転体4の前端部が50mm以下の範囲で、例えば30mmだけ後退して設けられている。そのため、本発明のコイン状部材送出装置100を例えば図2の仮想線で示したように台間メダル貸し機の前面パネル50の背面に設置する際に、前面パネル50の裏面に装置前端が接する程接近させて設置することで、コイン状部材Cを図示しない誘導ノズルなどを介して滑落・搬送するための搬送路を急傾斜に設けることが可能となり、コイン状部材Cを速やかに滑落・搬送することができる。
【0030】
また、容器部材6には、直径1mm程度の導電性金属、例えばばね鋼が直径8mm程度の棒状に密着巻されてコイル形状に形成されたブリッジ防止手段17が取り付けられている。ブリッジ防止手段17は、図1、図2に示したように、送出通路13よりコイン状部材Cが回転体4により回転搬送されてくる側の容器部材6のコーナ部に上端側が固定され、下端側が送出案内ピン16より回転上流側に位置するように設けられている。
【0031】
すなわち、コイル形状に形成されたブリッジ防止手段17は、容器部材6の一コーナ部の上部外面側に設けられたスリット18を有する挿着穴19に上端部側が挿入され、挿着穴19に並設した図示しない螺子穴に捩じ込まれた螺子20により容器部材6に固定された導電性金属、例えば鉄製で舌状に形成された固定片21の先端部がブリッジ防止手段17のコイル状に密着巻されている線同士の間に挿し込まれて、ブリッジ防止手段17の挿着穴19内での上下方向の移動が防止されて固定されている。
【0032】
そして、ブリッジ防止手段17の下端部は、容器部材6の中段部分に開設した潜抜け穴22に挿し通されて容器部材6の内側に配設されている。
【0033】
また、螺子20により、リード線23が固定片21に接触した状態で取り付けられている。固定片21は導電性金属からなり、ブリッジ防止手段17と接触しているので、リード線23は導電性のブリッジ防止手段17に導通している。
【0034】
また、非導電性のプラスチックからなる容器部材6の内側には導電性金属、例えばステンレス鋼からなる残量検知手段24、25が設けられ、リード線23、26、27を介して、ブリッジ防止手段17と残量検知手段24、ブリッジ防止手段17と残量検知手段25との間の電気抵抗が測定可能に設けられている。なお、残量検知手段24は容器部材6の上段部分に設けられ、残量検知手段25は容器部材6の中段部分に設けられている。
【0035】
容器部材6内が導電性金属からなるコイン状部材Cで満杯で、ブリッジ防止手段17と残量検知手段24とがコイン状部材Cにより導通されるときにはブリッジ防止手段17と残量検知手段24との間の電気抵抗はゼロに近い値を示し、容器部材6内が空になってコイン状部材Cによるブリッジ防止手段17と残量検知手段24との間の導通がなくなると、ブリッジ防止手段17と残量検知手段24との間の電気抵抗は無限大に増大する。
【0036】
そのため、ブリッジ防止手段17と残量検知手段24との間の電気抵抗が無限大に増大したときには、容器部材6内のコイン状部材Cは残量検知手段24の設置位置より少なくなっているとして、警報を出力してコイン状部材Cの補充を促すことが可能に、図示しない制御装置を構成することができる。
【0037】
上記と同様の理由から、ブリッジ防止手段17と残量検知手段25との間の電気抵抗が無限大に増大したときには、その後はコイン状部材Cを所定枚数だけ送出可能とし、その所定枚数のコイン状部材Cを送出し終えたときには、容器部材6内には最早送出するコイン状部材Cがないと判断し、コイン状部材Cのその後の送出要求を断わるように、例えば本発明のコイン状部材送出装置100を遊技機のメダル送出装置に使用したときには、遊技を断わる停止信号を出力するように、図示しない制御装置を構成することができる(但し、その間にコイン状部材Cが補充され、ブリッジ防止手段17と残量検知手段25との間の電気抵抗、またはブリッジ防止手段17と残量検知手段24との間の電気抵抗がゼロに近い値を示したときにはこの限りではない。)。
【0038】
したがって、上記構成の本発明のコイン状部材送出装置100を図2に仮想線で示した大型の容器部材6Aの下方に設置して使用するときなどでは、図示しない警報装置が作動してコイン状部材Cの補充が要求されたときには、容器部材6Aまでコイン状部材Cを補充することで、遊技の停止を回避することができる。
【0039】
また、上記構成の本発明のコイン状部材送出装置100においては、電動モータ3を送出ベース部材2の後方に設置したので、電動モータ3に強いパワーが得られる比較的大型のDCモータを採用したときにも、装置の高さを抑えることが可能であり、したがって容器部材6を小型化する必要がないので、多くのコイン状部材Cを容器部材6内に貯留することができる。
【0040】
また、フレーム部材1および容器部材6の前端部から50mm以下の範囲で後退して回転体4の前端部が設けられているので、本発明のコイン状部材送出装置100を台間メダル貸し機にメダルの送出装置として組み込むときなどに、台間メダル貸し機の前面パネル50の背後に接近して設置することにより、送出口11から送出したコイン状部材Cを滑落・搬送するための搬送路を急傾斜に設けることが可能であり、コイン状部材Cを速やかに所要部まで滑落・搬送することができる。
【0041】
また、本発明のコイン状部材送出装置100においては、ブリッジ防止手段17を設けてあるので、コイン状部材Cが容器部材6内でブリッジし、コイン状部材Cが送出不能となることがない。
【0042】
すなわち、電動モータ3により回転される回転体4の分離穴7には、コイン状部材Cは横臥した状態で入り込むだけでなく、起立状態で入り込むこともある。そして、回転中の回転体4の分離穴7に起立状態で入り込んだコイン状部材Cは、回転搬送されて送出案内ピン16に衝突し、回転方向とは逆方向に跳ね飛ばされ、ブリッジ防止手段17の下端側に勢い良く衝突する。
【0043】
その衝突によりブリッジ防止手段17の下端側はむちのように大きく・強く振れ、容器部材6内に貯留されて下部側開口8から送出されているコイン状部材Cを下側から不規則に強く叩くので、コイン状部材Cは容器部材6内でブリッジ状態になりかけても下側から加えられる力により容易に崩され、ブリッジ状態が維持されてコイン状部材Cの送出ができなくなる、といった不都合は起きない。
【0044】
また、ブリッジ防止手段17を容器部材6内に上記のように設けてあるので、容器部材6内に貯留されているコイン状部材Cが少なくなり、コイン状部材Cが水平面内で回転可能に設けた回転体4の上に乗って回転体4と共に回転し始めても、コイン状部材Cはすぐにブリッジ防止手段Cに衝突して速度を落とし、分離穴7に落ち込むので、コイン状部材Cは最後の1枚まで速やかに送出される。
【0045】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0046】
例えば、枠部材5の送出ベース部材2と実質密着するように形成されて、回転体4の分離穴7に入り込んで回転搬送されるコイン状部材Cの案内壁として作用する下面側密着壁部分を、送出ベース部材2の側に形成することも可能である。
【0047】
また、回転体4は中央部を高く、すなわち山形に形成し、容器部材6内に貯留したコイン状部材Cが分離穴7側に案内され易く構成することも可能である。
【0048】
また、送出通路形成部材14を耐摩耗性に優れた硬い金属、例えばステンレス鋼などで形成することも可能である。
【0049】
また、回転体4により回転搬送して送出する容器部材6内の金属製のコイン状部材Cが擦れても、高電圧に帯電することがないように、導電性金属からなるブリッジ防止手段17に連結されたリード線23を接地することもできる。
【0050】
【発明の効果】
この発明によれば、駆動部分の高さを抑えることが可能であるので、貯留可能なコイン状部材の量を減らす必要はなく、多くのコイン状部材を貯留することができる装置を狭い場所にも設置することができる。そのため、装置の稼働率と従業員の仕事の効率の両方を高めることができる。
【0051】
また、装置前端から50mm以下の範囲で回転部材を後退して設けるようにした送出装置においては、回転部材が遊嵌される送出ベース部材の円周状案内壁に設けた開口部より延設されるコイン状部材の送出口から、遊技機に設けるコイン状部材受部まで誘導ノズルなどを介してコイン状部材を自重により滑落・搬送するための搬送路は、コイン状部材の送出口とその受部を現状の機器と同じ高さに設けたとしても急傾斜にすることが可能であり、コイン状部材の速やかな滑落・搬送が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイン状部材送出装置を上から見たときの説明図である。
【図2】本発明のコイン状部材送出装置を右横から見たときの説明図である。
【図3】本発明のコイン状部材送出装置を、容器部材を取り外して示す説明図である。
【図4】従来技術を示す説明図である。
【図5】他の従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム部材
2 送出ベース部材
3 電動モータ
3A 回転軸
4 回転体
4A、4B 円弧部分
4C 送出壁
4D 送出空間
5 枠部材
6 容器部材
7 分離穴
8 下部側開口
9 深部
10 回転軸
11 送出口
12 ギヤボックス
13、13A、13B 送出通路
14 送出通路形成部材
15 送出手段
16 進路変更用ピン
17 ブリッジ防止手段
18 スリット
19 挿着穴
20 螺子
21 固定片
22 潜抜け穴
23 リード線
24、25 残量検知手段
26、27 リード線
50 (台間メダル貸し機の)前面パネル
100、100X コイン状部材送出装置
C コイン状部材
Claims (3)
- コイン状部材を貯留する容器部材と、容器部材の下部側開口に臨んで設置されて容器部材に貯留されたコイン状部材を1枚づつ通過させるための分離穴を有する回転部材と、回転部材が遊嵌される円周状案内壁を上面に一体、若しくは別部材として有すると共に、円周状案内壁の開口部から延設されたコイン状部材の送出口を前面側に有する送出ベース部材と、回転部材を回転させる電動モータとを備えたコイン状部材送出装置において、電動モータを送出ベース部材の後方に設置すると共に、回転部材の回転軸が電動モータの回転軸に連動可能に構成したことを特徴とするコイン状部材送出装置。
- 回転部材が水平面内で回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載のコイン状部材送出装置。
- 装置前端から50mm以下の範囲で回転部材が後退して設けられたことを特徴とする請求項1または2記載のコイン状部材送出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002229050A JP2004065572A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | コイン状部材送出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004065572A true JP2004065572A (ja) | 2004-03-04 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7445545B2 (en) | 2004-01-26 | 2008-11-04 | Asahi Seiko Kabushiki Kaisha | Coin dispensing apparatus |
-
2002
- 2002-08-06 JP JP2002229050A patent/JP2004065572A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7445545B2 (en) | 2004-01-26 | 2008-11-04 | Asahi Seiko Kabushiki Kaisha | Coin dispensing apparatus |
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