JP4426013B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスロットマシンやパチンコ台といった遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、遊技機の一つであるスロットマシンでは、遊技媒体であるメダルを遊技者に払い戻すのにあたって、その払い戻しをスロットマシン内に貯留しているメダルを用いて行っている。ただし、メダルの貯留量は、払い戻しを行うと減少する。そのため、スロットマシンは、メダルの貯留量を検出するセンサを備えており、そのセンサによってメダル貯留量が所定レベルより少なくなったことが検出されると、外部(例えばメダル補給装置)からのメダル補給を受けるようになっている。一方、スロットマシン内に貯留されるメダルには外部から補給されたメダルの他に遊技者によって投入されたメダルも含まれるので、遊技者によるメダル投入量のほうが遊技者へのメダル払い戻し量よりも多いと、スロットマシン内に許容量を超える遊技媒体が存在されることになる。そのため、スロットマシンでは、許容量を超える遊技媒体を余剰メダルとして外部(例えばメダル回収装置)へ排出するようにもなっている。
このようにしてメダルの貯留量を常に略一定レベルに保つことにより、スロットマシンでは、円滑なメダル払い戻し動作を安定して行い得るようにしており、さらには長時間に及ぶ連続稼働をも実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のスロットマシンでは、以下に述べる理由によって、スロットマシン内におけるメダルの貯留枚数を正しく管理することができない。従来のスロットマシンでは、遊技者によって投入されたメダル枚数(以下「IN枚数」と称す)および遊技者へ払い戻すメダル枚数(以下「OUT枚数」と称す)については計数を行っているが、外部へ排出される余剰メダルの枚数については計数を行っていない。したがって、メダルの貯留量を検出するセンサによってメダル貯留量を所定レベルに保っても、余剰メダルの排出があると、スロットマシンから出入りしたメダル枚数とスロットマシン内に貯留しているメダル枚数との相関関係を把握することができない。つまり、スロットマシン外に排出されるメダル枚数が明確ではないため、スロットマシンが貯留しているメダルの枚数を正しく管理することができなくなってしまう。
【0004】
そのため、従来のスロットマシンでは、例えば不正行為によってメダルが抜き取られても、それが不正行為によるものか、あるいは余剰メダルの排出によるものかを識別できず、メダルが減少した分だけメダル補給を受けることになるので、結果として不正行為を有効に防止することができなくなるおそれがある。また、スロットマシン内のメダル枚数を正しく管理できないことから、例えば複数のスロットマシンに対してメダルの回収および補給を自動的に行うメダル循環補給システムを実現する場合に、効率的な運用が行えない可能性もある。
【0005】
そこで、本発明は、遊技機から排出される全ての遊技媒体を計数することによって、遊技機が貯留している遊技媒体を正しく管理することが可能となる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために案出された遊技機で、遊技媒体を投入して遊技するものであって、前記遊技媒体が投入される媒体投入口と、前記遊技機に隣接する遊技媒体貸出機の媒体払出機構から排出されて当該遊技媒体貸出機の媒体振分け部を経て当該遊技機の側に送出された遊技媒体を受け取る媒体補給手段と、前記遊技の結果に応じて遊技媒体の払い戻しを行う媒体払戻手段と、前記媒体払戻手段が払い戻すための遊技媒体を前記媒体投入口または前記媒体補給手段から受け取って貯留しておく媒体貯留手段と、前記媒体貯留手段での遊技媒体の貯留量が所定量を超えると当該所定量を超えた分の遊技媒体を余剰媒体として前記媒体貯留手段から排出する余剰媒体排出手段と、前記媒体投入口に投入された遊技媒体数をIN数として計数するIN数計数手段と、前記媒体払出機構が排出した媒体の計数結果に基づき当該媒体払出機構から前記媒体振分け部を経て前記媒体補給手段で受け取った遊技媒体数を補給数として認識する補給数認識手段と、前記媒体払戻手段が払い戻しを行った遊技媒体数をOUT数として計数するOUT数計数手段と、前記余剰媒体排出手段が排出する余剰媒体を計数して余剰媒体排出数とする余剰媒体計数手段と、前記IN数計数手段、前記補給数認識手段、前記OUT数計数手段および前記余剰媒体計数手段での各計数結果および認識結果を基に、前記媒体貯留手段が貯留している遊技媒体数を、貯留媒体数=(IN数+補給数)−(OUT数+余剰媒体排出数)の演算式により算出して管理し、その管理内容に基づいて前記媒体貯留手段への媒体補給が必要であるか否かを判断し、媒体補給が必要になると前記遊技媒体貸出機に対して媒体補給を依頼する貯留媒体数算出手段とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
上記構成の遊技機によれば、余剰媒体排出手段が媒体貯留手段から余剰媒体を排出すると、余剰媒体計数手段がその余剰媒体を計数する。したがって、余剰媒体計数手段による計数結果を基にすれば、媒体払戻手段による遊技媒体の払い戻しの他に、余剰媒体排出手段による余剰媒体の排出があっても、遊技機から外部に排出された余剰媒体の数が分かるので、遊技機から出入りした遊技媒体の数と媒体貯留手段が貯留している遊技媒体の数との相関関係を正しく把握できるようになる。具体的には、貯留媒体数=(IN数+補給数)−(OUT数+余剰媒体排出数)の演算式により、媒体貯留手段が貯留している遊技媒体数を算出することで、当該媒体貯留手段が貯留している遊技媒体の数を正しく管理し得るようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明に係る遊技機について説明する。なお、ここでは、本発明をスロットマシンに適用した場合を例に挙げて、図1乃至図3を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るスロットマシンの一例の概略構成を示す説明図であり、図2はそのスロットマシンの外観を示す説明図であり、図3はそのスロットマシンに隣接するメダル貸出機の一例の概略構成を示す説明図である。
【0009】
本実施の形態におけるスロットマシン10は、図2に示すように、その前面に遊技操作部11を有している。遊技操作部11には、回転自在なリールに付された絵柄を表示する表示窓11aと、リールの回転を開始するためのレバー11bと、回転したリールを停止するためのストップボタン11cと、が設けられている。
また、遊技操作部11の他に、スロットマシン10の前面には、メダル投入口12およびメダル受け皿13が設けられており、メダル投入口12へのメダルの投入を条件に、遊技操作部11を操作する遊技者に遊技(リール11aの回転/停止)を行わせ、その遊技の結果に応じてメダル受け皿13へのメダルの払い戻しを行うようになっている。
【0010】
このような遊技およびその結果に応じたメダル払い戻しを行うために、スロットマシン10は、図1に示すように、その内部に、リール機構部14と、メダル払出部15と、を備えている。
【0011】
リール機構部14は、複数のリール14aを回転自在に支持するとともに、これを回転させる駆動源(ただし不図示)を有するもので、遊技者によるレバー11bの操作があると各リール14aの回転を開始し、遊技者によるストップボタン11cの押下があると対応するリール14aの回転を停止するように構成されたものである。
【0012】
メダル払出部15は、例えば各リール14aをストップボタン11cで停止させた際にそれぞれの絵柄が当たりパターンに該当すれば、メダル受け皿13へのメダル払い戻しを行うものである。そのために、メダル払出部15は、メダル払出ホッパー15aと、メダル払出機構15bと、排出シュート15cと、を有している。
【0013】
メダル払出ホッパー15aは、払い戻しのためのメダルを所定量(例えば200枚)貯留しておくものである。このメダル払出ホッパー15aは、その上方側端が例えば漏斗状に広く開放されており、上方から落下してくるメダルを確実に受け取って貯留し得るようになっている。
【0014】
メダル払出機構15bは、メダル受け皿13へ払い戻すべき枚数のメダルをメダル払出ホッパー15aから受け取ってこれをメダル受け皿13へ排出するものである。
【0015】
排出シュート15cは、メダル払出ホッパー15aの上方端近傍に設けられたもので、メダル払出ホッパー15a内に所定量を超えるメダルが存在すると、そのメダルを余剰メダルとしてメダル払出ホッパー15aから排出するものである。そのために、排出シュート15cは、メダル払出ホッパー15a内から溢れるメダルを自然落下を利用してその外部に案内するようになっている。
【0016】
このような構成のメダル払出部15の上方には、メダル補給筒16が配設されている。メダル補給筒16は、詳細を後述するように、スロットマシン10外からメダル払出ホッパー15aへのメダル補給を受けるためのものである。すなわち、スロットマシン10外から補給されるメダルを受け取るともに、その受け取ったメダルをそのメダルの自然落下を利用しつつメダル払出ホッパー15aの上方まで案内し、これをメダル払出ホッパー15aの上方側端から投入することによって、そのメダルをメダル払出ホッパー15a内に貯留させるものである。
ただし、メダル払出ホッパー15aの上方側端から投入されるメダルには、メダル補給筒16からのメダルの他に、メダル投入口12へ投入されたメダルも含まれる。
【0017】
また、メダル払出部15の側方、すなわちスロットマシン10内(その筐体内)には、余剰メダル計数部17が配設されている。余剰メダル計数部17は、排出シュート15cによりメダル払出ホッパー15a内から排出された余剰メダルを受け取って、その余剰メダルの枚数を計数するとともに、計数した後の余剰メダルをこの余剰メダル計数部17に接続するメダル回収路17aに送出するものである。このメダル回収路17aに送出されることによって、余剰メダルは、メダル回収路17aに連通するメダル回収コンベア30を介して、例えばメダルの自動回収および自動補給を行うものとして広く知られたメダル循環補給装置(ただし不図示)まで案内され、そのメダル循環補給装置にて再びスロットマシン等へ補給するためのメダルとして用いられる。
【0018】
このような余剰メダルの計数を、余剰メダル計数部17では、次のようにして行っている。例えば、余剰メダル計数部17は、後述するメダル貸出機20のメダル払出部23と同様に、受け取った余剰メダルを一旦貯留するとともに、貯留した余剰メダルを所定数(例えば1枚)毎にメダル回収路17aへ送出し、この送出の際に余剰メダルの送出枚数をカウントするようになっている。また、例えば、余剰メダル計数部17は、光電式のセンサ等を利用して、その光軸を余剰メダルが通過したか否かを検出することによって、余剰メダルを一旦貯留することなくリアルタイムでその枚数をカウントするものであってもよい。
【0019】
なお、これらの各部、すなわちリール機構部14およびメダル払出部15をはじめとしたスロットマシン10の各部は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等から構成されるメインコントロール部18によって動作制御される。
【0020】
ところで、このように構成されたスロットマシン10の一側面側には、図3(a)に示すように、メダル貸出機20が付設される。
ここで、このメダル貸出機20について説明する。メダル貸出機20は、そのメダル貸出機20への貨幣の投入を条件に、その投入者、すなわちスロットマシン10の遊技者に対し、そのスロットマシン10のメダル投入口12へ投入可能なメダルの貸出しを行うものである。
【0021】
そのために、メダル貸出機20は、その前面側に、貨幣が投入される貨幣投入口21と、メダルが払い出されるメダル貸出口22と、が設けられている。つまり、このメダル貸出機20では、貨幣投入口21への貨幣の投入があると、その投入額に応じた枚数のメダルをメダル貸出口22から払い出すようになっている。
【0022】
このうち、メダル貸出口22には、払い出されたメダルを隣接するスロットマシン10のメダル受け皿13へ案内するためのノズルシュート22aが付設されている。ただし、メダル貸出口22は、ノズルシュート22aが付設されておらずに、払い出されたメダルを遊技者が手で一旦受け取るように構成された、いわゆるヘルメット式のものであってもよい。
【0023】
このようなメダル貸出口22からのメダルの払い出しを行うために、メダル貸出機20の内部には、図3(c)に示すように、メダル払出部23が設けられている。メダル払出部23は、メダル貸出機20内の上端近傍に配設されたメダル払出ホッパー23aと、その下方に位置するメダル払出機構23bと、さらに下方に延びるメダル払出シュート23cと、を備えている。
【0024】
メダル払出ホッパー23aは、メダル貸出機20内でメダルを貯留しておくためのものである。なお、メダル払出ホッパー23aには、このメダル払出ホッパー23a内に所定量(例えば200枚)のメダルが貯留されているか否かを検出するためのセンサ(ただし不図示)が設けられている。このセンサは、例えばメダルが接触すると導通する接触型のスイッチ、磁気等を利用した非接触型の近接スイッチ、あるいは光電式のフォトセンサ等によって構成すればよい。
【0025】
メダル払出機構23bは、メダル払出ホッパー23a内に貯留されたメダルを受け取って、これをメダル払出ホッパー23a外へ排出するものである。なお、このメダル払出機構23bでは、メダルの排出を行うのにあたって、その排出枚数を計数する機能を有しているものとする。
【0026】
メダル払出シュート23cは、メダル払出機構23bから下方に延びるように形成されており、メダル払出機構23bからのメダルを受け取ると、これをメダル貸出口22まで自然落下を利用しつつ案内するものである。
【0027】
ただし、メダル払出機構23bとメダル払出シュート23cとの間には、メダル振り分け部24が配設されている。メダル振り分け部24は、メダル払出機構23bによってメダル払出ホッパー23aから排出されたメダルの送出先を切り替えるものである。詳しくは、メダル払出機構23bから受け取ったメダルを、メダル払出シュート23cへ送出するか、あるいはスロットマシン10側へ延びる補給シュート24aへ送出するかを、切り替えるものである。メダル振り分け部24では、この切り替えを、例えばメダルの通過ルート(案内路)を電磁ソレノイド等の駆動手段を用いて移動させることで行うようになっている。
【0028】
メダル振り分け部24によるメダルの送出先の一つとなる補給シュート24aは、メダル払出シュート23cと同様に自然落下を利用してメダルを案内するものであるが、メダル払出シュート23cとは異なり、図3(b)に示すように、受け取ったメダルをスロットマシン10背面側のメダル補給筒16へ案内するものである。この補給シュート24aは、例えば樹脂部材等で形成したり位置調整機構を付加することによってフレキシブルな位置調整をし得るように構成するのが好ましい。
【0029】
なお、補給シュート24aは、スロットマシン10が背面側のメダル補給筒16ではなくその側面からメダル補給を受けるように構成されたものであれば、これに対応してその側面に連通するように形成すればよい。
また、補給シュート24aは、メダル貸出機20に隣接するスロットマシンが複数ある場合(例えば両側に隣接する場合)に、各スロットマシンに対応して個別に設けられたものであってもよい。この場合には、メダル振り分け部24も、これらに対応して送出先の切り替えを行うものとする。
【0030】
また、メダル払出ホッパー23aの上方には、図3(c)に示すように、メダル補給口25aが設けられており、さらにメダル補給口25aにはメダル循環補給装置との連通路25bが接続している。これにより、メダル補給口25aは、メダル循環補給装置からのメダル補給を受け得るようになっている。
【0031】
これらの他にも、メダル貸出機20の内部には、貨幣投入口の背面側にビルバリスタッカ26が、また下端近傍の位置に制御部27が、それぞれ設けられている。ビルバリスタッカ26は、貨幣投入口に投入された貨幣の額を認識して制御部27に通知するとともに、その投入された貨幣を収納するためのものであり、制御部27は、CPU、RAMおよびROM等を有してメダル貸出機20全体の動作制御を行うものである。
【0032】
つまり、このように構成されたメダル貸出機20は、スロットマシン10の遊技者に対してメダル投入口12へ投入可能なメダルの貸出しを行うとともに、隣接するスロットマシン10に対するメダル補給をも行うものである。
【0033】
次に、本実施の形態のスロットマシン10による処理動作について説明する。
【0034】
スロットマシン10では、メダル投入口12へのメダル投入があると、遊技者による遊技操作部11の操作に従いつつメインコントロール部18がリール機構部14に駆動指示を与えて、その遊技者に遊技を行わせる。このとき、メダル投入口12へ投入されたメダルは、その投入枚数がIN枚数として計数された後に、メダル払出ホッパー15a内に貯留される。このIN枚数の計数については、従来と同様にして行われるため、ここではその詳細な説明を省略する。そして、IN枚数の計数結果は、メインコントロール部18若しくはメダル貸出機20の制御部27、またはスロットマシン10およびメダル貸出機20の動作を管理する図示しないホストコンピュータによって記憶管理される。
【0035】
その後、例えばリール機構部14の各リール14aをストップボタン11cで停止させた際にそれぞれの絵柄が当たりパターンに該当すれば、スロットマシン10では、メダル払出機構15bがその当たりパターンに応じた枚数のメダルをメダル受け皿13へ払い戻す。このときにメダル払出機構15bが払い戻すメダルの枚数は、OUT枚数として計数され、メインコントロール部18若しくは制御部27またはホストコンピュータによって記憶管理される。このOUT枚数の計数についても従来と同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
【0036】
ただし、メダル受け皿13へ払い戻しを重ねて行うと、メダル払出部15では、メダル払出ホッパー15a内に貯留しているメダル枚数が減少していく。そのために、スロットマシン10では、必要に応じてメダル払出ホッパー15aへのメダルの補給を行わなければならない。
【0037】
これは、スロットマシン10に隣接するメダル貸出機20においても同様である。そこで、先ず、スロットマシン10におけるメダルの補給動作の説明に先立ち、メダル貸出機20におけるメダルの補給動作について説明する。
メダル貸出機20では、メダル払出ホッパー23aにメダル貯留量を検出するためのセンサが設けられているので、そのセンサによりメダル貯留量が所定量よりも少なくなったことが検出されると、メダル払出部23からその旨が通知された制御部27は、メダル循環補給装置に対してメダルの補給を依頼する。この依頼は、メダルの補給枚数を指定することで行うようにしてもよい。この依頼に応じてメダル循環補給装置からメダルが送られてくると、メダル貸出機20では、そのメダルをメダル補給口25aを介して受け取り、そのメダルをメダル払出ホッパー23a内に貯留する。そして、貯留量が所定量よりも多くなると、制御部27は、メダルの補給停止を依頼する。
【0038】
このようにしてメダルの補給を行うことで、メダル払出ホッパー23a内には、常に略一定量のメダルが貯留されることになる。なお、このメダル補給は、メダル貸出機20がメダル循環補給装置に対して依頼するのではなく、ホストコンピュータまたはメダル循環補給装置がメダル払出ホッパー23a内のセンサの状態を監視することで行うようにしてもよい。また、メダル貸出機20では、メダル払出ホッパー23aに設けられたセンサによってそのメダル貯留量を略一定量に保つのではなく、メダル循環補給装置からの補給枚数およびメダル払出ホッパー23aからの排出枚数を管理することによって、そのメダル貯留量を略一定量に保つようにしてもよい。
【0039】
これに対し、スロットマシン10では、メダル払出ホッパー15aへのメダルの補給を、次のようにして行っている。
メダル払出ホッパー15aへのメダルの補給が必要になると、メインコントロール部18は、スロットマシン10がメダル循環補給装置と直接連通していないため、隣接するメダル貸出機20に対してメダル補給を依頼する。なお、この依頼も、ホストコンピュータまたはメダル循環補給装置が行うようにしてもよい。
【0040】
メダル補給の依頼を受けたメダル貸出機20では、その依頼に応じて、メダル払出機構23bがメダル払出ホッパー23a内のメダルの排出を行うとともに、メダル振り分け部24がそのメダルの送出先を補給シュート24aとするように切り替えを行う。これにより、メダル払出ホッパー23aから排出されたメダルは、メダル振り分け部24および補給シュート24を経てスロットマシン10側へ送られる。
【0041】
このとき、メダル払出機構23bでは、メダル払出ホッパー23aから受け取ってメダル振り分け部24へ排出したメダルの枚数を、その計数機能によって計数している。また、メダル振り分け部24では、例えば電磁ソレノイド等の駆動手段の状態から、そのメダルの送出先を補給シュート24としていることが分かる。したがって、これらの結果を認識することによって、スロットマシン10側へのメダル補給枚数が分かるようになる。このメダル補給枚数も、メインコントロール部18若しくは制御部27またはホストコンピュータによって記憶管理される。
【0042】
メダル貸出機20側からメダルが送られてくると、スロットマシン10では、そのメダルをメダル補給筒16を介して受け取り、メダル払出ホッパー15a内に貯留する。そして、メダル払出ホッパー15a内のメダル貯留量が所定量となるまで、メダル貸出機20側からのメダル補給を受ける。このようにしてメダルの補給を行うことで、メダル払出ホッパー15a内には、常に略一定量のメダルが貯留されることになる。
【0043】
ところで、メダル払出ホッパー15a内に貯留されるメダルには、メダル補給筒16を介してメダル貸出機20側から補給されるメダルの他に、既に説明したようにメダル投入口12へ投入されたメダルも含まれる。そのため、例えばメダル投入口12へのメダル投入量のほうがメダル払出部15によるメダル受け皿13へのメダル払い戻し量よりも多いと、メダル払出ホッパー15a内に所定量を超える遊技媒体が存在することになる。ただし、メダル払出ホッパー15aの上方端近傍には排出シュート15cが設けられているため、所定量を超えた分のメダルは、余剰メダルとして排出シュート15cから余剰メダル計数部17へ排出される。
【0044】
余剰メダルが排出されると、余剰メダル計数部17は、排出シュート15cから受け取った余剰メダルの枚数を計数する。この余剰メダルの計数結果も、メインコントロール部18若しくは制御部27またはホストコンピュータによって記憶管理される。そして、余剰メダル計数部17は、計数した後の余剰メダルをメダル回収路17aおよびメダル回収コンベア30を経てメダル循環補給装置へ送出する。これにより、メダル払出ホッパー15a内には、メダル投入口12へのメダル投入量のほうがメダル受け皿13へのメダル払い戻し量よりも多くても、常に略一定量のメダルが貯留されることになる。
【0045】
以上のようにして、スロットマシン10は、メダル払い戻しやメダル補給等といった処理動作を行う。詳しくは、これらの処理動作を行う中で、メダルのIN枚数、OUT枚数、メダル貸出機20からの補給枚数および余剰メダルとしての排出枚数をそれぞれ計数し、これらの計数結果の全てをメインコントロール部18若しくは制御部27またはホストコンピュータが記憶管理する。したがって、このスロットマシン10では、これらの計数結果を基に、以下に示す式(1)を用いることで、メダル払出ホッパー15aが貯留しているメダルの枚数を正確に把握し得るようになる。
【0046】
メダル貯留枚数=(IN枚数+補給枚数)−(OUT枚数+余剰メダル排出枚数)……(1)
【0047】
つまり、本実施の形態におけるスロットマシン10は、請求項1に記載の発明の如く、余剰メダルを計数する余剰メダル計数部17が設けられているので、その余剰メダル計数部17による計数結果を基にすれば、メダル払出機構15bによるメダルの払い戻しの他に、排出シュート15cによる余剰メダルの排出があっても、スロットマシン10から出入りしたメダルの数とメダル払出ホッパー15aが貯留しているメダルの数との相関関係を正しく把握することができる。つまり、スロットマシン10外に排出されるメダルの総枚数が明確になるため、メダル払出ホッパー15aが貯留しているメダルの枚数を正しく管理し得るようになる。
【0048】
したがって、このスロットマシン10によれば、例えば不正行為によってメダルが抜き取られても、それが不正行為によるものか、あるいは余剰メダルの排出によるものかを的確に識別することができるので、不正行為による場合にはメダルが減少した分だけメダル補給を受けるといったことを避けることができ、結果として不正行為を有効に防止することができる。さらには、例えば複数のスロットマシンに対してメダルの回収および補給を自動的に行うメダル循環補給システムを実現する場合に、メダル払出ホッパー15a内のメダル枚数の管理内容を基にすることで、その効率的な運用が可能となる。
【0049】
しかも、このスロットマシン10では、メダル払出ホッパー15a内のメダル枚数を正しく管理できることから、その管理内容に基づいてメダル払出ホッパー15aへのメダル補給が必要であるか否かを判断できるようになる。すなわち、メダル払出ホッパー15aがメダル貯留量を検出するセンサを備えていなくても、メダル払出ホッパー15a内に常に所定量のメダルを貯留しておくことが可能になる。したがって、このスロットマシン10では、メダル貯留量の検出センサによってメダル払出ホッパー15a内のメダル貯留量を略一定レベルに保つ場合に比べて、そのメダル貯留量をメダル枚数単位で詳細かつ正確に維持管理し得るようになる。さらには、メダル払出部15の構成を従来より簡素化できるようにもなる。
【0050】
これらのことから、余剰メダル計数部17による余剰メダルの計数は、光電式のセンサ等を利用してリアルタイムでカウントすることが望ましい。これは、リアルタイムで余剰メダルの枚数をカウントすれば、余剰メダルの排出を直ちにメダル払出ホッパー15a内のメダル貯留量の管理結果に反映させることができ、その結果メダル補給等の処理動作を迅速に行い得るようになるからである。
【0051】
また、本実施の形態におけるスロットマシン10は、請求項2に記載の発明の如く、余剰メダル計数部17がスロットマシン10本体の筐体内に設けられているので、例えば複数のスロットマシンおよびメダル貸出機を備えた、いわゆるスロットマシン島にて用いる場合であっても、その設置が容易なものとなる。すなわち、従来のスロットマシンを本実施の形態のスロットマシン10に機種交換するだけで、そのスロットマシン島においても、上述したような効果が得られるようになる。
【0052】
ただし、余剰メダル計数部17は、請求項3に記載の発明の如く、スロットマシン10の筐体外に、そのスロットマシン10に付随して設けられたものであってもよい。すなわち、余剰メダル計数部17は、スロットマシン10本体の筐体内ではなく、メダル回収コンベア30に到達するまでの間のメダル回収路17a上に設けられていてもよく、この場合であってもメダル払出ホッパー15a内のメダル貯留枚数を正しく管理することができる。さらに、この場合には、後発的なスロットマシンの機種交換に対し、余剰メダル計数部17については変更を加えずにスロットマシンの筐体部分のみを交換するといったことが可能となるので、その対応が容易なものとなる。
【0053】
なお、本実施の形態では、メダル払出部15に排出シュート15cが設けられており、その排出シュート15cがメダル払出ホッパー15aから余剰メダル計数部17へ余剰メダルを排出する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、請求項4に記載の発明の如く、メダル払出部15が排出シュート15cを有しておらず、メダル投入口12へ投入されたメダルをそのまま余剰メダルとして余剰メダル計数部17へ案内するように構成されたものであっても、その余剰メダルを余剰メダル計数部17が計数することによって、上述した場合と同様の効果を得ることができる。
【0054】
また、本実施の形態では、スロットマシン10がこれに隣接するメダル貸出機20を介してメダル補給を受けるように構成された場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、メダル循環補給装置から直接メダル補給を受けるように構成されたものであっても、そのメダル循環補給装置がメダルの補給枚数を計数したり、あるいはスロットマシン側でメダルの補給枚数を計数するように構成されていれば、上述した場合と同様にスロットマシン内のメダル貯留枚数を正しく管理することが可能となる。
【0055】
また、本実施の形態においては、本発明をスロットマシン10に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ玉の使用して遊技を行うパチンコ機等であっても同様に適用することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の遊技機は、余剰媒体計数手段が媒体貯留手段から排出される余剰媒体を計数するようになっているので、その計数結果を基にすれば、媒体払戻手段による遊技媒体の払い戻しの他に、余剰媒体排出手段による余剰媒体の排出があっても、遊技機から外部に排出された余剰媒体の数が分かるようになる。つまり、余剰媒体を計数することで、遊技機から出入りした遊技媒体の数と媒体貯留手段が貯留している遊技媒体の数との相関関係を正しく把握することができる。具体的には、貯留媒体数=(IN数+補給数)−(OUT数+余剰媒体排出数)の演算式により、媒体貯留手段が貯留している遊技媒体数を算出することで、当該媒体貯留手段が貯留している遊技媒体の数を正しく管理し得るようになる。したがって、この遊技機によれば、例えば不正行為によって遊技媒体が抜き取られても、それが不正行為によるものか、あるいは余剰媒体の排出によるものかを的確に識別することができるので、不正行為を有効に防止することができる。さらには、例えば複数の遊技機に対して遊技媒体の回収および補給を自動的に行うシステムを実現する場合であっても、媒体貯留手段内の貯留量の管理内容を基にすることで、その効率的な運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の実施の形態の一例の概略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す遊技機の外観の一例を示す正面図である。
【図3】図1に示す遊技機に隣接される遊技媒体貸出機の一例を示す説明図であり、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその側断面図である。
【符号の説明】
10…スロットマシン、12…メダル投入口、13…メダル受け皿、15…メダル払出部、15a…メダル払出ホッパー、15b…メダル払出機構、15c…排出シュート、17…余剰メダル計数部、20…メダル貸出機
Claims (4)
- 遊技媒体を投入して遊技する遊技機であって、
前記遊技媒体が投入される媒体投入口と、
前記遊技機に隣接する遊技媒体貸出機の媒体払出機構から排出されて当該遊技媒体貸出機の媒体振分け部を経て当該遊技機の側に送出された遊技媒体を受け取る媒体補給手段と、
前記遊技の結果に応じて遊技媒体の払い戻しを行う媒体払戻手段と、
前記媒体払戻手段が払い戻すための遊技媒体を前記媒体投入口または前記媒体補給手段から受け取って貯留しておく媒体貯留手段と、
前記媒体貯留手段での遊技媒体の貯留量が所定量を超えると当該所定量を超えた分の遊技媒体を余剰媒体として前記媒体貯留手段から排出する余剰媒体排出手段と、
前記媒体投入口に投入された遊技媒体数をIN数として計数するIN数計数手段と、
前記媒体払出機構が排出した媒体の計数結果に基づき当該媒体払出機構から前記媒体振分け部を経て前記媒体補給手段で受け取った遊技媒体数を補給数として認識する補給数認識手段と、
前記媒体払戻手段が払い戻しを行った遊技媒体数をOUT数として計数するOUT数計数手段と、
前記余剰媒体排出手段が排出する余剰媒体を計数して余剰媒体排出数とする余剰媒体計数手段と、
前記IN数計数手段、前記補給数認識手段、前記OUT数計数手段および前記余剰媒体計数手段での各計数結果および認識結果を基に、前記媒体貯留手段が貯留している遊技媒体数を、貯留媒体数=(IN数+補給数)−(OUT数+余剰媒体排出数)の演算式により算出して管理し、その管理内容に基づいて前記媒体貯留手段への媒体補給が必要であるか否かを判断し、媒体補給が必要になると前記遊技媒体貸出機に対して媒体補給を依頼する貯留媒体数算出手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記余剰媒体計数手段は、遊技機本体の筐体内に設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記余剰媒体計数手段は、遊技機本体の筐体外に、当該遊技機に付随して設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記余剰媒体排出手段は、前記媒体貯留手段に貯留される遊技媒体ではなく、前記遊技を行うために前記媒体投入口に投入された遊技媒体を余剰媒体とするものであることを特徴とする請求項1,2または3記載の遊技機。
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