JP2004062503A - 電子機器、オーディオ機器および機器操作処理方法 - Google Patents

電子機器、オーディオ機器および機器操作処理方法 Download PDF

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Izuru Tatsumi
巽 出
Tomonori Obita
帯田 知礼
Keita Yoshida
吉田 圭太
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Abstract

【課題】人間の感覚に近い形で直感的な操作を行うことができ、機器に不慣れな人なども迅速かつ的確な操作をすることができるとともに、一つの入力手段で多くの操作を行うことができるようにする。
【解決手段】遠隔操作装置としてタッチパッド操作部を設け、タッチパッド11上の指先やペン先が接触した点のXY座標を時系列で示す座標検出信号を得て機器本体に送信する。機器本体では、その座標検出信号におけるXY座標の時間に対する変化のパターンを解析して、タッチパッド11上で行われた操作のパターンを判定し、その判定結果の操作パターンに応じて被制御部を制御する。タッチパッド11上で左から右に曲線を描いたとき、オーディオ機器本体では、イコライザの特性を指定する操作と判定して、イコライザの特性を座標検出信号におけるY座標の変化に沿った特性に設定する。
【選択図】    図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遠隔操作装置などの操作装置を備えるオーディオ機器などの電子機器、および機器操作処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器、例えば、ディスクやテープなどの記録媒体から、これに記録されているオーディオ信号を再生する機器の操作装置としては、従来、操作釦を用いたものが多い。
【0003】
具体的に、上記のようなオーディオ機器の遠隔操作装置では、プレイ釦、ストップ釦、順方向早送り釦、逆方向早送り釦などが設けられ、それぞれの釦には、操作内容を示す記号やマークが付される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、釦による操作では、それぞれの釦が配置されている位置を記憶しておいて、または、操作の都度、釦に付されている記号やマークを見て、釦を押さなければならないので、機器に不慣れな人などにとっては、迅速かつ的確な操作をすることが難しい。
【0005】
しかも、釦による操作では、一つの釦で一つの操作機能を実現するため、多くの操作機能を実現しようとすると、多くの釦を必要とし、操作装置が複雑化するとともに、デザイン上の問題なども生じるため、結果的に、機器の機能を制限してしまうことがある。
【0006】
幾つかの釦を組み合わせて一つの操作機能を実現することもあるが、その場合には、ユーザは、どの釦を、どの順序で押せばよいか、判断に迷うことがあり、操作が複雑となる。
【0007】
そこで、この発明は、人間の感覚に近い形で直感的な操作を行うことができ、機器に不慣れな人なども迅速かつ的確な操作をすることができるとともに、一つの入力手段で多くの操作を行うことができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の電子機器は、
タッチパッド上の接触物が接触した点のXY座標を時系列で示す座標検出信号を出力するタッチパッド操作装置と、
その座標検出信号におけるXY座標の時間に対する変化のパターンを解析して、前記タッチパッド上で行われた操作のパターンを判定する解析手段と、
その判定結果の操作パターンに応じて被制御部を制御する制御手段と、
を備えるものとする。
【0009】
この発明の機器操作処理方法は、
タッチパッド操作装置からの、タッチパッド上の接触物が接触した点のXY座標を時系列で示す座標検出信号を受信する工程と、
その受信した座標検出信号におけるXY座標の時間に対する変化のパターンを解析して、前記タッチパッド上で行われた操作のパターンを判定する工程と、
その判定結果の操作パターンに応じて機器の被制御部を制御する工程と、
を備えるものとする。
【0010】
上記の構成の、この発明の電子機器または機器操作処理方法では、例えば、指先やペン先でタッチパッドを一度軽く叩いたときは再生操作、二度軽く叩いたときは停止操作、タッチパッドに指を当てて上方にスライドさせたときは順方向早送り操作、タッチパッドに指を当てて下方にスライドさせたときは逆方向早送り操作、などというように、人間の感覚に近い形で直感的な操作を行うことができ、機器に不慣れな人なども迅速かつ的確な操作をすることができるとともに、一つの入力手段で多くの操作を行うことができる。
【0011】
しかも、操作機能を変更または追加する場合でも、パターン解析のためのソフトウェアのみを変更すればよく、メカ的および回路的な操作機構は変更する必要がない。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔遠隔操作装置の実施形態:図1および図2〕
図1は、遠隔操作装置の一実施形態の外観構成を示す。
【0013】
この例のリモートコマンダ10では、正面中央部にタッチパッド11が設けられ、その左右に複数の釦12aからなるキー操作部12が設けられ、前方中央部に赤外線送信部13が設けられる。
【0014】
タッチパッド11は、その表面に指先やペン先などの接触物が接触したとき、その接触点のXY座標(2次元位置)を検出できると同時に、その接触圧を検出できるものである。
【0015】
リモートコマンダ10の機能ブロック構成としては、図2に示すように、リモートコマンダ10は、CPU21を備え、そのバス22に、CPU21が実行する処理プログラムや固定データなどが書き込まれたROM23、およびCPU21のワークエリアなどとして機能するRAM24などが接続される。
【0016】
また、タッチパッド11が、座標検出回路15を介してバス22に接続され、キー操作部12が入力インタフェース16を介してバス22に接続され、赤外線送信部13が出力インタフェース17を介してバス22に接続される。
【0017】
座標検出回路15は、タッチパッド11上の指先やペン先が接触した点のXY座標を時系列で示す座標検出信号を出力するものである。
【0018】
接触圧については、指先やペン先が閾値以上の接触圧で接触した時にのみXY座標が出力されるように、座標検出回路15を構成し、または、接触圧がZ座標として検出され、XY座標と合わせて3次元の座標が出力されるように、座標検出回路15を構成する。
【0019】
赤外線送信部13は、座標検出回路15からの座標検出信号を、赤外線送信信号として、後述の機器本体に送信するものである。タッチパッド11上での指やペンの動きに追従できるように、赤外線送信信号の搬送波周波数は、455kHz以上というような高周波数とされる。
【0020】
リモートコマンダ10を駆動する電池の電圧の変化や、座標検出回路15を構成する素子の経時変化などによって、接触物がタッチパッド11上の同じ点に接触したときでも、座標検出回路15で検出されるXY座標が変化する。
【0021】
そのため、タッチパッド11の対角線方向の2つのコーナー部、例えば左上および右下のコーナー部を順次、軽く叩いたときには、CPU21が、リセットが指示されたものとして、タッチパッド11および座標検出回路15をリセットするように、リモートコマンダ10が構成される。ユーザは、電池交換時には、このようにリモートコマンダ10を初期化する。
【0022】
〔オーディオ機器の実施形態:図3〕
図3は、オーディオ機器の一実施形態を示し、機器本体30として、光ディスクや光磁気ディスクなどのディスク1から、これに記録されているデジタル音声信号を再生する装置である。
【0023】
ディスク1は、スピンドルモータ41によって回転駆動され、光学ピックアップ31は、送りモータ42によってディスク1の径方向に送られる。
【0024】
光学ピックアップ31からの再生RF信号は、RF信号処理回路32に供給されて、RF信号処理回路32から、速度エラー信号、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号などが得られ、これらエラー信号が、サーボ制御回路43に供給されて、ディスク1の回転、光学ピックアップ31の送り、および光学ピックアップ31のトラッキングおよびフォーカスが制御される。
【0025】
RF信号処理回路32からの再生信号は、復調用DSP(Digital Signal Processor)33で復調処理され、復調用DSP33から再生デジタル音声信号が得られる。
【0026】
また、復調用DSP33から、再生制御用の制御情報が得られ、その制御情報が、再生制御回路44に供給され、サーボ制御回路43によるディスク1の回転および光学ピックアップ31の送りの制御に供される。
【0027】
復調用DSP33からの再生デジタル音声信号は、イコライザ34において、周波数−レベル(振幅)の特性が、後述のように解析制御部50によって設定された特性となるように制御された後、D/Aコンバータ35で再生アナログ音声信号に変換される。その再生アナログ音声信号は、音声増幅回路36で増幅されて、スピーカ37に供給される。
【0028】
解析制御部50は、CPU51を備え、そのバス52に、CPU51が実行すべき後述の解析制御処理ルーチンを含むプログラムや、パターン解析に必要なデータなどが書き込まれたROM53、およびCPU51のワークエリアなどとして機能するRAM54などが接続される。
【0029】
また、リモートコマンダ10からの赤外線送信信号9を受信する赤外線受光部46が、入力インタフェース47を介してバス52に接続され、上記のイコライザ34および再生制御回路44が、バス52に接続される。
【0030】
解析制御部50は、リモートコマンダ10から赤外線送信信号9として送信され、赤外線受光部46によって受信した座標検出信号における、XY座標の時間に対する変化のパターンを解析して、タッチパッド11上で行われた操作のパターンを判定し、その判定結果の操作パターンに応じて、後述のように再生制御回路44によってディスク1の再生を制御し、後述のようにイコライザ34の特性を設定する。
【0031】
〔解析制御の実施形態:図4〜図16〕
リモートコマンダ10では、上記のように初期化されたとき、例えば、図4に示すように、タッチパッド11の中心の点Poを座標原点として、接触物が接触した点のXY座標が検出される。
【0032】
そして、この実施形態では、機器本体30の解析制御部50は、操作の象徴パターンとして、以下の第1パターンから第7パターンまでの7つのパターンを想定して、座標検出信号におけるXY座標の時間に対する変化のパターンを解析する。
【0033】
(第1パターン:図5)
第1に、タッチパッド11を一度軽く叩いた場合である。叩いた位置は、問題としない。
【0034】
この場合、リモートコマンダ10の座標検出回路15で検出される接触圧は、図5に示すように、短い期間Taでのみ閾値Zthを超え、その後は所定時間Tth以上に渡ってゼロとなる。したがって、座標検出信号としては、X座標およびY座標が、期間Taでのみ、それぞれ適当な値となる信号が得られる。
【0035】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このような第1パターン61である場合には、再生操作と判定して、ディスク1の再生を開始する。
【0036】
(第2パターン:図6)
第2に、タッチパッド11を二度軽く叩いた場合である。叩いた位置は、問題としない。
【0037】
この場合、リモートコマンダ10の座標検出回路15で検出される接触圧は、図6に示すように、短い期間Taで閾値Zthを超え、その後、図5で上述した所定時間Tthより短い時間Tdを経て再度、短い期間Tbで閾値Zthを超える。したがって、座標検出信号としては、X座標およびY座標が、期間TaおよびTbで、それぞれ適当な値となる信号が得られる。
【0038】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このような第2パターン62である場合には、停止操作と判定して、ディスク1の再生を停止する。
【0039】
(第3パターン:図7)
第3に、指またはペンをタッチパッド11に当てた後、そのまま右にスライドさせた場合である。最初に指またはペンを当てた位置は、問題としないが、右方向に所定距離以上、スライドさせる必要がある。
【0040】
この場合、座標検出信号におけるX座標は、図7の線63aまたは63bで示すように、時間の経過に伴ってプラス方向に変化する。
【0041】
この場合、第3パターン63として示すように、移動距離Dxが所定距離Xth以上であれば、機器本体30の解析制御部50は、順方向頭出し操作と判定して、再生中の曲の一つ後の曲の頭から再生するように再生制御回路44を制御する。
【0042】
(第4パターン:図8)
第4に、指またはペンをタッチパッド11に当てた後、そのまま左にスライドさせた場合である。最初に指またはペンを当てた位置は、問題としないが、左方向に所定距離以上、スライドさせる必要がある。
【0043】
この場合、座標検出信号におけるX座標は、図8の線64aまたは64bで示すように、時間の経過に伴ってマイナス方向に変化する。
【0044】
この場合、第4パターン64として示すように、移動距離Dxが所定距離Xth以上であれば、機器本体30の解析制御部50は、逆方向頭出し操作と判定して、再生中の曲の一つ前の曲の頭から再生するように再生制御回路44を制御する。
【0045】
(第5パターン:図9)
第5に、指またはペンをタッチパッド11に当てた後、そのまま上にスライドさせ、目的の操作が完了したところでタッチパッド11から離した場合である。最初に指またはペンを当てた位置は、問題としないが、上方向に所定距離以上、スライドさせる必要がある。
【0046】
この場合、座標検出信号におけるY座標は、図9の線65aまたは65bで示すように、時間の経過に伴ってプラス方向に変化する。
【0047】
この場合、第5パターン65として示すように、移動距離Dyが所定距離Yth以上であれば、機器本体30の解析制御部50は、順方向早送り操作と判定して、ディスク読み出し位置を順方向に早送りするように再生制御回路44を制御し、座標検出信号としてXY座標が得られなくなったとき、順方向早送りを停止させる。
【0048】
(第6パターン:図10)
第6に、指またはペンをタッチパッド11に当てた後、そのまま下にスライドさせ、目的の操作が完了したところでタッチパッド11から離した場合である。最初に指またはペンを当てた位置は、問題としないが、下方向に所定距離以上、スライドさせる必要がある。
【0049】
この場合、座標検出信号におけるY座標は、図10の線66aまたは66bで示すように、時間の経過に伴ってマイナス方向に変化する。
【0050】
この場合、第6パターン66として示すように、移動距離Dyが所定距離Yth以上であれば、機器本体30の解析制御部50は、逆方向早送り操作と判定して、ディスク読み出し位置を逆方向に早送りするように再生制御回路44を制御し、座標検出信号としてXY座標が得られなくなったとき、逆方向早送りを停止させる。
【0051】
(第7パターン:図11および図12)
第7に、図11において矢印67aで示すように、タッチパッド11上で、指またはペンを、タッチパッド11の左はじに近い位置から右はじに近い位置まで、曲線を描くようにスライドさせた場合である。
【0052】
この場合、座標検出信号におけるX座標は、図12の線67xで示すように、時間の経過に伴ってプラス方向にほぼ直線的に変化するのに対して、座標検出信号におけるY座標は、図12の線67yで示すように、時間の経過に伴ってプラス方向およびマイナス方向に曲線的に変化する。
【0053】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このような第7パターン67である場合には、イコライザ34の特性を指定する操作と判定して、イコライザ34の特性を、図12の線67yで示されるY座標の変化に沿った特性に設定する。
【0054】
具体的に、線67yの始点のY座標値に応じて、イコライザ特性における最低周波数でのレベルを設定し、線67yの終点のY座標値に応じて、イコライザ特性における最高周波数でのレベルを設定し、両者の間においても、Y座標が極大または極小となる点のY座標値に応じて、イコライザ特性における対応する周波数でのレベルを設定して、イコライザ34の周波数−レベルの特性を線67yに沿うものとする。
【0055】
したがって、ユーザは、希望するイコライザ特性に沿う曲線を描くように指またはペンをタッチパッド11上でスライドさせる簡単かつ直感的な操作によって、希望するイコライザ特性を得ることができる。
【0056】
(解析制御処理ルーチン:図13および図14)
図13および図14に、上述した実施形態で解析制御部50のCPU51が行う解析制御処理ルーチンの一例を示す。
【0057】
この解析制御処理ルーチン70では、CPU51は、まずステップ71で、リモートコマンダ10から赤外線送信信号9として送信された座標検出信号を受信したか否かを判断し、受信したときには、ステップ72に進んで、その座標検出信号のパターンを解析する。
【0058】
次に、CPU51は、ステップ73で、座標検出信号のパターンが上記の第1パターン61であるか否かを判断し、第1パターン61であると判定したときには、ステップ74に進んで、再生操作の制御を実行する。
【0059】
座標検出信号のパターンが第1パターン61ではないと判断したときには、ステップ73からステップ75に進んで、座標検出信号のパターンが上記の第2パターン62であるか否かを判断し、第2パターン62であると判定したときには、ステップ76に進んで、停止操作の制御を実行する。
【0060】
座標検出信号のパターンが第2パターン62ではないと判断したときには、ステップ75からステップ77に進んで、座標検出信号のパターンが上記の第3パターン63であるか否かを判断し、第3パターン63であると判定したときには、ステップ78に進んで、順方向頭出し操作の制御を実行する。
【0061】
座標検出信号のパターンが第3パターン63ではないと判断したときには、ステップ77からステップ79に進んで、座標検出信号のパターンが上記の第4パターン64であるか否かを判断し、第4パターン64であると判定したときには、ステップ80に進んで、逆方向頭出し操作の制御を実行する。
【0062】
座標検出信号のパターンが第4パターン64ではないと判断したときには、ステップ79からステップ81に進んで、座標検出信号のパターンが上記の第5パターン65であるか否かを判断し、第5パターン65であると判定したときには、ステップ82に進んで、順方向早送り操作の制御を実行する。
【0063】
座標検出信号のパターンが第5パターン65ではないと判断したときには、ステップ81からステップ83に進んで、座標検出信号のパターンが上記の第6パターン66であるか否かを判断し、第6パターン66であると判定したときには、ステップ84に進んで、逆方向早送り操作の制御を実行する。
【0064】
座標検出信号のパターンが第6パターン66ではないと判断したときには、ステップ83からステップ85に進んで、座標検出信号のパターンが上記の第7パターン67であるか否かを判断し、第7パターン67であると判定したときには、ステップ86に進んで、イコライザ特性の設定の制御を実行する。
【0065】
座標検出信号のパターンが第7パターン67ではないと判断したときには、ステップ85からステップ87に進んで、他の処理を実行する。
【0066】
具体的に、他の処理として、操作内容が不明であることを、警告音や表示などによってユーザに告げる処理を実行するように、システムを構成することができるが、何ら処理を行わないで、ユーザの再操作を待つように、システムを構成することもできる。
【0067】
(他の操作パターンの例:図15および図16)
上述した操作パターン以外の操作パターンを用いることもできる。
【0068】
例えば、図15において矢印91または92で示すように、タッチパッド11上で、指またはペンを、タッチパッド11の中心Poの周りに円弧を描くようにスライドさせた場合である。
【0069】
この場合、矢印91で示すようにスライドさせた場合には、座標検出信号におけるX座標は、図16の線91xで示すように、時間の経過に伴って放物線状に変化し、座標検出信号におけるY座標は、図16の線91yで示すように、時間の経過に伴ってプラス方向からマイナス方向にサイン波状に変化する。
【0070】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このようなパターンである場合には、音量を増加させる操作と判定して、座標検出信号としてXY座標が得られなくなるまで、またはY座標が極小値に達するまで、音量を増加させる。
【0071】
矢印92で示すようにスライドさせた場合には、座標検出信号におけるX座標は、図16の線92xで示すように、時間の経過に伴って放物線状に変化し、座標検出信号におけるY座標は、図16の線92yで示すように、時間の経過に伴ってマイナス方向からプラス方向にサイン波状に変化する。
【0072】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このようなパターンである場合には、音量を減少させる操作と判定して、座標検出信号としてXY座標が得られなくなるまで、またはY座標が極大値に達するまで、音量を減少させる。
【0073】
(接触圧をZ座標として検出する場合の例)
リモートコマンダ10の座標検出回路15は、指先やペン先がタッチパッド11に接触した時の接触圧をZ座標として検出する構成とすることができ、その場合には、以下のような操作を行うことができる。
【0074】
例えば、第1として、タッチパッド11を一度軽く叩いた場合であり、第2として、タッチパッド11を一度強めに押した場合である。叩いた位置や、押した位置は、問題としない。
【0075】
第1の場合、座標検出信号におけるZ座標は、図5に示した期間Taのような短い期間で、相対的に小さい第1の座標値(閾値)を超えるが、相対的に大きい第2の座標値(閾値)は超えない。
【0076】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このようなパターンである場合には、例えば、再生操作と判定して、ディスク1の再生を開始するように、システムを構成する。
【0077】
第2の場合、座標検出信号におけるZ座標は、上記の第1の場合より幾分長い期間で(強めに押すので、軽く叩く場合より、接触する時間が長くなる)、上記の第1の座標値(閾値)を超えるだけでなく、上記の第2の座標値(閾値)を超える。
【0078】
機器本体30の解析制御部50は、座標検出信号のパターンが、このようなパターンである場合には、例えば、停止操作と判定して、ディスク1の再生を停止するように、システムを構成する。
【0079】
〔他の実施形態〕
上述した実施形態は、機器本体30の解析制御部50で、リモートコマンダ10からの座標検出信号のパターンを解析して操作パターンを判定する場合であるが、遠隔操作装置内で、座標検出信号のパターンを解析して操作パターンを判定し、その判定結果の操作信号を遠隔操作装置から機器本体に送信するように構成してもよい。
【0080】
また、上述した実施形態は、タッチパッド操作装置を遠隔操作装置として構成する場合であるが、タッチパッド操作装置をオーディオ機器のパネル部に設けてもよい。
【0081】
さらに、この発明は、オーディオ機器に限らず、ビデオ機器などの電子機器に適用することができる。
【0082】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、人間の感覚に近い形で直感的な操作を行うことができ、機器に不慣れな人なども迅速かつ的確な操作をすることができるとともに、一つの入力手段で多くの操作を行うことができる。
【0083】
しかも、操作機能を変更または追加する場合でも、パターン解析のためのソフトウェアのみを変更すればよく、メカ的および回路的な操作機構は変更する必要がない。
【0084】
また、操作装置全体として釦の数を減らすことができ、操作装置全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠隔操作装置の一実施形態の外観構成を示す図である。
【図2】遠隔操作装置の一実施形態の機能ブロック構成を示す図である。
【図3】オーディオ機器の機器本体の一実施形態を示す図である。
【図4】タッチパッド上のXY座標を示す図である。
【図5】第1パターンを示す図である。
【図6】第2パターンを示す図である。
【図7】第3パターンを示す図である。
【図8】第4パターンを示す図である。
【図9】第5パターンを示す図である。
【図10】第6パターンを示す図である。
【図11】イコライザ特性を指定する場合の操作を示す図である。
【図12】イコライザ特性を指定する場合のパターンを示す図である。
【図13】解析制御処理ルーチンの一例の一部を示す図である。
【図14】解析制御処理ルーチンの一例の残部を示す図である。
【図15】音量を調整する場合の操作を示す図である。
【図16】音量を調整する場合のパターンを示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。

Claims (12)

  1. タッチパッド上の接触物が接触した点のXY座標を時系列で示す座標検出信号を出力するタッチパッド操作装置と、
    その座標検出信号におけるXY座標の時間に対する変化のパターンを解析して、前記タッチパッド上で行われた操作のパターンを判定する解析手段と、
    その判定結果の操作パターンに応じて被制御部を制御する制御手段と、
    を備える電子機器。
  2. 請求項1の電子機器において、
    前記タッチパッド操作装置が、前記座標検出信号を無線送信する遠隔操作装置であり、前記解析手段および前記制御手段が、機器本体に設けられた電子機器。
  3. 請求項1の電子機器において、
    前記タッチパッド操作装置および前記解析手段が、操作信号を無線送信する遠隔操作装置として設けられ、前記制御手段が、機器本体に設けられた電子機器。
  4. 請求項1〜3のいずれかの電子機器において、
    前記解析手段は、前記座標検出信号を、前記タッチパッドが一度叩かれたときのパターンであると判断したときには、ある特定の操作パターンと判定する電子機器。
  5. 請求項1〜3のいずれかの電子機器において、
    前記解析手段は、前記座標検出信号を、前記タッチパッドが所定時間より短い時間を置いて二度叩かれたときのパターンであると判断したときには、ある特定の操作パターンと判定する電子機器。
  6. 請求項1〜3のいずれかの電子機器において、
    前記解析手段は、前記座標検出信号を、前記接触物が前記タッチパッドに接触した状態で一方向に所定距離以上移動したときのパターンであると判断したときには、その移動方向に応じた特定の操作パターンと判定する電子機器。
  7. 請求項1〜3のいずれかの電子機器において、
    当該電子機器は、イコライザを備えるオーディオ機器であって、
    前記解析手段は、前記座標検出信号を、X座標が時間に対してほぼ直線的に変化し、Y座標が時間に対して曲線的に変化するパターンであると判断したときには、前記イコライザの特性を指定する操作パターンと判定する電子機器。
  8. タッチパッド操作装置からの、タッチパッド上の接触物が接触した点のXY座標を時系列で示す座標検出信号を受信する工程と、
    その受信した座標検出信号におけるXY座標の時間に対する変化のパターンを解析して、前記タッチパッド上で行われた操作のパターンを判定する工程と、
    その判定結果の操作パターンに応じて機器の被制御部を制御する工程と、
    を備える機器操作処理方法。
  9. 請求項8の機器操作処理方法において、
    前記座標検出信号を、前記タッチパッドが一度叩かれたときのパターンであると判断したときには、ある特定の操作パターンと判定する機器操作処理方法。
  10. 請求項8の機器操作処理方法において、
    前記座標検出信号を、前記タッチパッドが所定時間より短い時間を置いて二度叩かれたときのパターンであると判断したときには、ある特定の操作パターンと判定する機器操作処理方法。
  11. 請求項8の機器操作処理方法において、
    前記座標検出信号を、前記接触物が前記タッチパッドに接触した状態で一方向に所定距離以上移動したときのパターンであると判断したときには、その移動方向に応じた特定の操作パターンと判定する機器操作処理方法。
  12. 請求項8の機器操作処理方法において、
    前記座標検出信号を、X座標が時間に対してほぼ直線的に変化し、Y座標が時間に対して曲線的に変化するパターンであると判断したときには、オーディオ機器のイコライザの特性を指定する操作パターンと判定する機器操作処理方法。
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