JP2004059884A - 疑似接着剤 - Google Patents

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Shinichi Kuramoto
蔵本 伸一
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Abstract

【課題】製品毎の接着強度の差が少なくしかも環境による接着強度の変化率も小さい疑似接着シートをオンマシンによって高速かつ安価に製造することを可能とした疑似接着剤を提供する。
【解決手段】支持シートの少なくとも一方の面の一部に設けられる、通常の状態では接着せず加圧によって剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層を、形成するための疑似接着剤組成物であって、合成ゴムラテックスとこれに対して非親和性を示す充填剤とを含みかつ天然ゴムラテックスを含まないことを特徴とする疑似接着剤によって解決される。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一時的に接着するが、必要時に容易に剥離できる機能を有する疑似接着用シートに設けられる疑似接着剤層の形成に用いる疑似接着剤に関し、さらに詳しく述べれば、支持シートの少なくとも片面の一部に、通常状態では接着せず加圧により接着性を有しかつ接着後に再剥離が可能な疑似接着剤層が設けられている、折り畳み疑似接着用シート、重ね合わせ疑似接着用シート、その他親展性を有する情報隠蔽シート、親展性葉書、親展性封筒等に好適な疑似接着用シートの前記疑似接着剤層の形成に用いる疑似接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
個人情報などの各種情報が折り畳み内面に記載された往復葉書状の葉書を折り畳み、重ね合わせた部分を疑似接着して、情報を隠蔽したのち、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠蔽情報を読み取る葉書システムが普及している。葉書システムは、会社が従業員にあるいは銀行やクレジット会社が顧客に親展性を有する情報を連絡する場合に使用されることが多く、親展性情報の漏洩防止性、情報連絡の利便性、開封の容易性が重要である。
【0003】
ところで、上記の葉書システムには、支持シートの少なくとも一方の面の一部に、一時的には接着するが必要時に容易に剥離し、しかも、印刷が可能な疑似接着剤層を設けた疑似接着用シートが使用される。このような疑似接着シートは、コンピュータ、印刷機を使用した大量処理が可能であるという利点を有する。
【0004】
従来、前記疑似接着剤層を形成するための疑似接着剤は、初期接着強度が高く親展性情報の初期の漏洩防止性が高い天然ゴムラテックスを基材として使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、天然ゴムラテックスは、湿度、紫外線、熱等の影響を受けやすいため、使用環境によって接着強度が変化すしやすいという欠点を有し、上述のような葉書システムに使用する場合、高湿度の状況下であると、接着強度が高くなりすぎ、親展葉書を開封するさいに破れることがある。また、太陽光に長時間さらされると、接着強度が低下して簡単に開封し、重要な隠蔽情報が漏洩する危険性もある。
【0006】
一方、天然ゴムラテックスは、季節ごとの天然ゴム採取木の違いによる品質のばらつきがある。そのため、これを原料とする疑似接着剤を用いて疑似接着シートを製造するには、天然ゴムラテックスの品質に由来する接着強度のばらつきをなくすためにその含有量を調整したり支持シートに対する塗工量を調整したりする煩雑な操作が必要という欠点を有する。また、上記欠点に関係して含有量や塗工量の調整機能には優れるが、支持シートの形成とは別工程となるいわゆるオフマシンでしか塗工することができない。しかし、この種のオフマシンによるオフマシン塗工は、支持シートの形成と連続して塗工を行ういわゆるオンマシンによるオンマシン塗工と比較して、原料ロスが大きく、塗工速度も遅いという欠点がある。
【0007】
そこで、本発明の主たる課題は、製品毎の接着強度の差が少なくしかも環境による接着強度の変化率も小さい疑似接着シートをオンマシンによって高速かつ安価に製造することが可能な疑似接着剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した請求項1記載の発明は、支持シートの少なくとも一方の面の一部に設けられる、通常の状態では接着せず加圧によって剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層を、形成するための疑似接着剤であって、
合成ゴムラテックスとこれに対して非親和性を示す充填剤とを含みかつ天然ゴムラテックスを含まないことを特徴とする疑似接着剤である。
【0009】
合成ゴムラテックスとこれに対して非親和性を示す充填剤とを含みかつ天然ゴムラテックスを含まないこととしたので、これを塗工して形成される疑似接着剤層が環境や経時による接着強度の変化がないものとなる。また、オンマシンによつ塗工が可能となる。
【0010】
本発明においては、前記合成ゴムラテックスは、分子量が20〜50万に範囲にあり、かつ、ガラス転移温度が−60〜−20℃の範囲にあるアクリル酸共重合体であるのが望ましい。
【0011】
また、前記アクリル酸共重合体は、アクリル酸エステルモノマーとアクリル系官能基モノマーとの共重合体、または、アクリル酸エステルモノマー同士の共重合体、あるいは、アクリル系官能基モノマー同士の共重合体とするのが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
本発明の疑似接着剤は、支持シートの少なくとも一方の面の一部に、通常の状態では接着せず加圧によって剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層を設けるものである。この本発明の疑似接着剤においては、合成ゴムラテックスとこれに対して非親和性を示す充填剤とを含みかつ天然ゴムラテックスを含まないこととするのが重要である。
【0013】
前記支持シートについては、特に限定されるものではなく、例えばセルロース繊維を主体とする上質紙や、各種合成紙等を挙げることができる。
【0014】
前記合成ゴムラテックスとしては、分子量が20〜50万に範囲にあり、かつ、ガラス転移温度が−60〜−20℃の範囲にあるアクリル酸共重合体であるのが望ましい。分子量については分子量が20万未満であると、接着剤層同士を剥離する際にべとついて糸と引くことがあり、50万を超えると実用に耐えうる接着強度が生じないことがある。ガラス転移温度についても、ガラス転移温度が−60℃未満であると、接着剤層同士を剥離する際にべとついて糸と引くことがあり、−20℃を超えると実用に耐えうる接着強度が生じないことがある。
【0015】
また、前記アクリル酸共重合体は、アクリル酸エステルモノマーとアクリル系官能基モノマーとの共重合体、または、アクリル酸エステルモノマー同士の共重合体、あるいは、アクリル系官能基モノマー同士の共重合体とするのが好ましい。前記アクリル酸エステルモノマーとしては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート等が挙げられる。
【0016】
前記アクリル系官能基モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリルアミド、N−メチロルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。
【0017】
前記合成ゴムラテックスに対して非親和性を示す充填剤としては、この種の従来既知の充填剤を用いることが可能であるが、具体的には、例えば、一次または二次凝集体を形成しているカルサイト系沈降性炭酸カルシウム、二次凝集体を形成しているアラゴナイト系沈降性炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、スチレンビーズ、穀物澱粉、変性澱粉、澱粉粒子、シリカ、合成微粒子シリカ、アミノ表面改質シリカ、ワックス表面処理シリカ、球状シリカ、通常のカルシウムや、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムもしくはチタン等の金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、珪酸塩、またはこれらの混合物等が挙げられる。
【0018】
本発明にかかる疑似接着剤の最適な配合としては、合成ゴムラテックス100重量部に対して、前記合成ゴムラテックスに非親和性を示す充填剤を50〜200重量部の割合とするのが望ましい。かかる範囲よりも充填剤の配合量が少ないと、ブロッキングが生じて剥離不能あるいは剥離困難となることがあり、配合量が多いと疑似接着剤層の接着力が劣り、剥離が生じ易くなる。
【0019】
支持シートへの塗工は、例えば、ブレードコーター、カーテンコーター、ロッドコーターあるいはエアーナイフコーターといった低速の塗工機でオフマシン塗工してもよいし、例えば、ゲートロールコーター、ビルブレードコーター、ロッドメタリングコーター、2ロールコーターあるいはスプレーコーター等の高速の塗工機でオンマシン塗工してもよい。ただし、オフマシン塗工は、オンマシン塗工と比較して、原料ロスが大きく、塗工速度も遅いという欠点があるので、オンマシン塗工とするほうが望ましい。
【0020】
本発明の疑似接着剤の塗工量としては、3〜15g/mとするのが望ましい。3g/m未満であると、所望の接着力が得られず意図しない剥離が生じやすく、15g/mを超えると、接着力が強くなりすぎて剥離することができないことがあるうえに、塗工時に塗工ロールに糊粕が付着して、操業上および品質上のトラブルを招きやすくなる。
【0021】
かかる塗工によって形成する疑似接着剤層の厚さは、5〜20μmとするのが望ましい。また、均一な疑似接着剤層を得るために、塗工後に疑似接着剤層表面を、約1〜10kg/cmで加圧し、疑似接着剤層表面の過度の突出を平坦にすることが好ましい。
【0022】
<実験例1>
本発明にかかる疑似接着シート(実施例)とその他の疑似接着シート(比較例)について、初期接着強度、耐候性、耐湿性、耐水性、耐熱性の各種の項目について試験し比較した。実施例および比較例は、100g/mの上質紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面の全面に、ワイヤーバーにて本発明の疑似接着剤または本発明とは異なる疑似接着剤を8g/mで塗工した後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて作成した。なお、各実施例および各比較例の疑似接着剤の詳細は次記のとおりである。
(実施例1)分子量30万、ガラス転移温度−45℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(実施例2)分子量50万、ガラス転移温度−45℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(実施例3)分子量20万、ガラス転移温度−45℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(実施例4)分子量30万、ガラス転移温度−55℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(実施例5)分子量30万、ガラス転移温度30℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(比較例1)天然ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(比較例2)分子量10万、ガラス転移温度45℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(比較例3)分子量70万、ガラス転移温度45℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(比較例4)分子量30万、ガラス転移温度−70℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
(比較例5)分子量30万、ガラス転移温度0℃の合成ゴムラテックス100重量部に対して、シリカ80重量部とトウモロコシ澱粉80重量部とを添加して調製した。
【0023】
なお、実施例および比較例に使用した合成ゴムラテックスは、エチルアクリレートおよびブチルアクリレートを含むアクリル酸エステルモノマーと、アクリルアミドおよびアクリルアミドを含むアクリル官能基モノマーとの共重合体を使用し、使用する商品によりガラス転移温度および分子量を異ならしめた。
【0024】
試験項目の詳細は次記のとおりであり、結果については表1に示す。
[初期接着強度]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるように加圧接着し、その後ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により測定した。
[耐候性]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるように加圧接着し、フェードメーター(スガ試験機社製)内に放置して30分間紫外線照射し、その後ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により温度23℃、湿度50%の状況下で測定した。
[耐湿性]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるように加圧接着し、温度23℃、湿度80%の状況下に一週間放置した後、ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により温度23℃、湿度50%の状況下で測定した。
[耐水性]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるように加圧接着した後、水に1分間浸漬し、次いで乾燥機(105℃)で3時間乾燥させ、その後ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により温度23℃、湿度50%の状況下で測定した。
[耐熱性]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるように加圧接着し、次いで70℃に設定した乾燥機内に24時間放置した後、ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により温度23℃、湿度50%の状況下で測定した。
【0025】
【表1】
Figure 2004059884
【0026】
表中の○×は、○は接着強度が接着強度の変化率が所望の範囲にあることを示し、×は接着強度の変化率が高いなど実用的ではないことを示す。
【0027】
表1からみてとれるように、本発明の実施例1〜5は、耐候性、耐湿性、耐水性、耐熱性の項目では、初期接着強度からの接着強度の変化率が小さく、環境による接着強度の変化率が少ない。対して、比較例1〜6については、各試験項目の何れかまたは全部について、破れや自白利など実用範囲外の接着強度である。また、天然ゴムラテックスを使用している比較例1は、環境による接着強度の変化率が高すぎる結果となった。
【0028】
<実験例2>
本発明にかかる疑似接着剤を使用した疑似接着シート(実施例6)と、従来の天然ゴムラテックスを含む疑似接着剤を使用した疑似接着シート(比較例6)を作成し、使用したラテックスのロットによるの接着強度のばらつきについて検討した。実施例6および比較例6は、100g/mの上質紙の一方の面に、ビルブレードコーターにて疑似接着剤を8g/mで塗工して疑似接着剤層を設けて作成した。このときのビルブレードコーターの運転速度は従来のオフマシン塗工による製造方法よりも速い400m/hとした。
【0029】
実施例6および比較例6に使用した疑似接着剤の組成は、実施例6については実施例1と同様、比較例6については比較例1と同様である。ただし本実験の実施例6および比較例6は、合成ゴムラテックスおよび天然ゴムラテックスの製造ロット毎にSample1〜3までを用意した。合成ゴムラテックスおよび天然ゴムラテックスの製造ロットを異ならしめるにあたっては、製造時が2ヶ月異なる同一商品を使用することとした。
【0030】
[初期接着強度]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるようにし、その後ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により温度23℃、湿度50%の状況下で測定した。
[所定時間経過後の接着強度]二枚の疑似接着シートの疑似接着剤層同士をシーラー(大日本印刷株式会社製:MS9100)によりギャップ14で前記疑似接着剤層同士を接着長148mm、剥離しろ2mmとなるように加圧接着し、温度23℃、湿度50%の状況下に一週間放置した後、ただちに引き剥がしたときの接着強度をT型剥離強度試験機により温度23℃、湿度50%の状況下で測定した。
【0031】
【表2】
Figure 2004059884
【0032】
表2からみてとれるように、ビルブレードコーターを用いた高速塗工によりオンマシン塗工して製造しても、本発明にかかる実施例6は、ラテックスの製造ロット毎による接着強度のばらつきが小さい。対して、比較例6は、ラテックスの製造ロット毎による接着強度のばらつきが大きい結果となった。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述のとおり、本発明によれば、製品毎の接着強度の差が少なくしかも環境による接着強度の変化率も小さい疑似接着シートをオンマシンによって高速かつ安価に製造することを可能とした疑似接着剤が提供される。

Claims (3)

  1. 支持シートの少なくとも一方の面の一部に設けられる、通常の状態では接着せず加圧によって剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層を、形成するための疑似接着剤であって、
    合成ゴムラテックスとこれに対して非親和性を示す充填剤とを含みかつ天然ゴムラテックスを含まないことを特徴とする疑似接着剤。
  2. 前記合成ゴムラテックスが、分子量が20〜50万に範囲にあり、かつ、ガラス転移温度が−60〜−20℃の範囲にあるアクリル酸共重合体である請求項1記載の疑似接着剤。
  3. 前記アクリル酸共重合体が、アクリル酸エステルモノマーとアクリル系官能基モノマーとの共重合体、または、アクリル酸エステルモノマー同士の共重合体、あるいは、アクリル系官能基モノマー同士の共重合体である請求項1または2記載の疑似接着剤。
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