JP2004059576A - 少なくとも1種の非濃厚化両親媒性ジブロックコポリマー及び毛髪に有益な少なくとも1種の被膜形成ポリマーを含有する毛髪用組成物 - Google Patents
少なくとも1種の非濃厚化両親媒性ジブロックコポリマー及び毛髪に有益な少なくとも1種の被膜形成ポリマーを含有する毛髪用組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】美容的に許容性の媒体中に、親水性ブロックと疎水性ブロックを含む少なくとも1種の非濃厚化線状ジブロックコポリマー(エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー、ウレタン単位を含有するブロックコポリマー及びシロキサン単位を含有するブロックコポリマーを除く)、及び毛髪に有益な少なくとも1種の被膜形成ポリマーを含有する毛髪用組成物に関し、かつ毛髪をスタイリング及び/又はコンディショニングするための該組成物の使用にも関する。
【効果】毛髪に有益な効果を及ぼすことで知られる皮膜形成ポリマーの美容的かつスタイリング性能の極度な向上を可能にする。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容的に許容性の媒体中に、少なくとも1種の非濃厚化両親媒性ジブロックコポリマーと、毛髪に有益な少なくとも1種の被膜形成ポリマーとを含有する毛髪のコンディショニング及び/又はスタイリングのための毛髪用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、毛髪の解きほぐしを容易にし、その美容特性を高め、かつ毛髪の造形及び保持を容易にすることのできる被膜形成ポリマーを含有する多数の毛髪用製品がある。
一般に入手可能な種々多様の被膜形成ポリマーは、所望の美容効果を与える製品の調製を可能にするが、毛髪用製品の製造業者は、コンディショニング又はスタイリング性能を何ら喪失せずに、適用するポリマーの量を低減できるポリマーを開発又は選択するため、常に努力している。このような低減は、組成物の製造コストを下げる目的があるのみならず、かなり不自然な荷を積んだような毛髪の外観によって反映される、濃すぎる過剰粘度又はポリマー沈着物のような過剰に大量のポリマーの使用に伴う問題を防止することに特に向けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人は、驚くべきことに、一群の特定線状ブロックコポリマー、すなわち非濃厚化両親媒性ジブロックコポリマーの使用が、毛髪に有益な効果を及ぼすことで知られる被膜形成ポリマーの美容的かつスタイリング性能の極度な向上を可能にすることを見出した。従って、ポリマー(被膜形成ポリマー+ジブロックポリマー)の総濃度を増やすことなく組成物のコンディショニング若しくはスタイリング力を高め、又は前記組成物の美容若しくはスタイリング性能を何ら喪失せずに、該組成物のポリマー(被膜形成ポリマー+ジブロックポリマー)の総量を減らすことが可能になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明の一主題は、美容的に許容性の媒体中に、
・親水性ブロックと疎水性ブロックを含む少なくとも1種の非濃厚化線状ジブロックコポリマー(エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー、ウレタン単位を含有するブロックコポリマー及びシロキサン単位を含有するブロックコポリマーを除く)、及び
・毛髪に有益な少なくとも1種の被膜形成ポリマー
を含有する毛髪用組成物である。
本発明の別の主題は、毛髪のスタイリング及び/又はコンディショニングのための上記毛髪用組成物の使用である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の目的では、表現“非濃厚化コポリマー”は、水中に溶解又は微細分散されたとき、任意に中和後、25℃の温度で、Rheomat RM 180モデルレオメーターを用いて、200s−1の剪断速度で測定される動粘度が0.1Pa.s(1ポアズ)未満となるコポリマーを意味する。
本発明で使用可能な線状ジブロックコポリマーは、“両親媒性”コポリマー、すなわち、疎水性ブロックと親水性ブロックの両方を含むコポリマーである。
本発明によれば、用語“疎水性ブロック”は、少なくとも75モル%の水不溶性モノマーを含むブロックを意味し、“親水性ブロック”は、少なくとも75モル%の水溶性モノマーを含むブロックを意味する。
【0006】
本発明で用いるジブロックコポリマーの水溶性ブロックを形成する水溶性モノマーは、アニオン性、非イオン性又はカチオン性でよく、かつ単独で、又は2種以上の異なるモノマーを含有する混合物の形態で使用することができる。
アニオン性の水溶性モノマーの例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸又は酸無水物のようなエチレン性不飽和カルボン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸及びビニルホスホン酸が挙げられる。
【0007】
非イオン性の水溶性モノマーとしては、とりわけ、アクリルアミド、C1−6N−アルキル又はC1−3N,N−ジアルキルアクリルアミド、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、炭素数4〜9の環状基を含むN−ビニルラクタム、ビニルアルコール(酢酸ビニルの形で共重合されてから加水分解された)、エチレンオキシド、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート及びヒドロキシプロピルメタクリレートが挙げられる。
【0008】
最後に、カチオン性の水溶性モノマーとしては、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、メチルビニルイミダゾリウムクロライド、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−4−ビニルピリジニウムヨーダイドのようなN−(C1−4アルキル)−4−ビニルピリジニウムハライド、2−メチル−5−ビニルピリジン、ビニルアミン及び下記式のモノマーが挙げられる。
H2C=CR1−CO−X2
式中
R1は、水素原子又はメチル基を表し、
X2は、線状又は分岐した、少なくとも1個の一級、二級若しくは三級アミン官能基又は少なくとも1個の四級窒素原子を保有するC1−6炭化水素ベース基、或いは式NHR2又は式NR2R3の基(式中、R2及びR3は、相互独立的に、少なくとも1個の一級、二級若しくは三級アミン官能基又は少なくとも1個の四級窒素原子を保有するC1−6炭化水素ベース基を表す)を表す。
【0009】
ジブロックコポリマーの疎水性ブロックを形成する水不溶性モノマーは、好ましくは、スチレン及びそのアルキル誘導体、例えば4−ブチルスチレン、α−メチルスチレン及びビニルトルエンのようなビニル芳香族モノマー、ブタジエン及び1,3−ヘキサジエンのようなジエン、及びイソプレン及びジメチルブタジエンのようなジエンのアルキル誘導体、クロロプレン、C1−10アルキル、C6−10アリール若しくはC6−10アラルキルアクリレート及びC1−10アルキル、C6−10アリール若しくはC6−10アラルキルメタクリレート、例えばメチル、エチル、n−ブチル、2−エチルヘキシル、tert−ブチル、イソボルニル、フェニル若しくはベンジル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、式CH2=CH−O−Rのビニルエーテル及び式CH2=CH−CH2−O−Rのアリルエーテル(式中、RはC1−6アルキル基を表す)、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、カプロラクトン、エチレン、プロピレン、フルオロアルキルアクリレート若しくはメタクリレート、又はアルキルα−フルオロアクリレートのようなフッ素化され又はペルフルオロ鎖を含有するビニルモノマーから選択される。
【0010】
ジブロックコポリマーの疎水性及び親水性ブロックの定義について上述したように、水不溶性モノマー及び水溶性モノマーは、それぞれ少なくとも75モル%の疎水性及び親水性ブロックを意味する。他言すれば、疎水性ブロックは、25モル%までの1種以上の水溶性モノマーを含んでよい。この割合は、10モル%を超えず、理想的には5モル%以下である。
同様に、親水性ブロックは、25モル%まで、好ましくは10モル%まで、理想的には5モル%までの1種以上の水不溶性モノマーを含んでよい。
使用する線状ジブロックコポリマーは、明らかに、親水性ブロック及び疎水性ブロックが、排他的に、それぞれ水溶性モノマー及び水不溶性モノマーから成るコポリマーをも包含する。これらブロックは、ホモポリマーブロック又は同一タイプの2種以上の異なるモノマーを含有するコポリマーブロックでよい。
【0011】
各ブロックの数平均分子量は、疎水性又は親水性であれ、またコポリマー又はホモポリマーであれ、好ましくは500〜100,000、特に500〜50,000であり、多分散指標(Mw/Mn)は1.01〜3.0、好ましくは1.1〜2.5である。
ブロックコポリマー中の疎水性ブロックの親水性ブロックに対する質量比は、好ましくは1/20〜20/1、特に1/10〜10/1である。
本発明の毛髪用組成物は、好ましくは美容的に許容性の媒体中に溶解又は微細分散した形態のジブロックブロックコポリマーを含有する。結果として、このコポリマーは、美容的に許容性の媒体に好ましくは可溶性又は微細分散性である。
【0012】
表現、所定の媒体に“可溶性の化合物”は、25℃で、0.5%に等しい質量濃度で前記媒体中に導入され、かつ任意に中和されたとき、巨視的に均一かつ透明な溶液、すなわち、500nmに等しい波長で、試料1cm厚を通る光透過率が、少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%である溶液の生成を可能にする化合物(モノマー又はポリマー)を意味する。
表現、媒体に“微細分散性の化合物”は、25℃で、0.5質量%に等しい質量濃度で前記媒体中に導入されたとき、均一な分散系の生成を可能にする化合物(モノマー又はポリマー)を意味する。
【0013】
上述した種々の非濃厚化両親媒性ジブロックコポリマーの中で、出願人は、非イオン性ジブロックコポリマー、特に疎水性ホモポリマーブロックと非イオン性親水性ホモポリマーブロックとから成るコポリマーで特に有利な結果を得た。このようなコポリマーの例としては、ポリ(スチレン−b−ヒドロキシエチルメタクリレート)が挙げられる。
本発明の別の好ましい実施形態では、ジブロックポリマーはアニオン性ポリマー、特に疎水性ホモポリマーブロックとアニオン性親水性ホモポリマーブロックから形成されるポリマーである。このようなポリマーの例としては、アクリル酸に基づく親水性ホモポリマーブロックと、スチレン又はメチルメタクリレートに基づく疎水性ホモポリマーブロックから形成されるポリマーが挙げられる。
【0014】
本発明のジブロックポリマーは、ブロックポリマーを得るために慣習的に使用される合成方法によって調製することができる。例としては、アニオン又はカチオン重合、及び種々の方法、例えば原子転移ラジカル重合(ATRP)(MatyjasezwskiらのJACS,117,5614ページ(1995)参照)で使用されうる、制御フリーラジカル重合が挙げられ(“ポリマー合成の新しい方法(New Method of Polymer Synthesis)”,Blackie Acacdemic & Professional,London,1995,2巻,1ページ、又はC.J.HawkerのTrends Polym.Sci.4,183ページ(1996)参照)、及び窒素酸化物のようなフリーラジカルによる方法(Georgeら,Macromolecules,1993,26,2987)が挙げられる。
これら方法を用いて本発明のポリマー中の2タイプのブロックの一方だけを得ることもでき、他のブロックは、使用開示剤によって最終ポリマー中に導入し、又は代わりに親水性ブロックと疎水性ブロックとの間のカップリング反応によって導入する。
【0015】
上記両親媒性ジブロックポリマーは、毛髪用組成物の総質量に対し、通常0.01〜20質量%、好ましくは0.1〜15質量%の濃度で使用される。
出願人は、特にジブロックコポリマー+毛髪に有益なポリマーの組合せの固定及び/又はコンディショニング特性は、この2タイプのポリマーがほぼ等しい量で存在する場合に特に有利であることを見出した。全ジブロックコポリマーの全被膜形成コポリマーに対する質量比は、好ましくは1/10〜10/1、好ましくは2/8〜8/2の範囲内である。
【0016】
本発明の目的では、表現“毛髪に有益な被膜形成ポリマー”は、同時に、
・固定ポリマー、すなわち毛髪の造形を容易にし、かつ毛髪に保持させるポリマー、及び
・コンディショニングポリマー、すなわち以下の特性:解きほぐしの容易さ、毛髪の柔らかさ、光沢及びなめらかさの少なくとも1つを向上させるポリマー
を包含する。
このポリマーは、カチオン性、アニオン性、非イオン性又は両性でよい。
【0017】
カチオン性ポリマーは、例えば、特許出願EP0,337,354、FR2,270,846、FR2,383,660、FR2,598,611、FR2,470,596及びFR2,519,863に記述されているポリマーから選択される。
好ましいカチオン性ポリマーは、高分子主鎖の一部を形成するか、又は直接主鎖に結合している側基に付いている一級、二級、三級及び/又は四級アミン基を含む単位を含有するポリマーから選択される。
言及しうるカチオン性ポリマーのうち、さらに詳しくは、ポリアミン、ポリアミノアミド及び多四級アンモニウムタイプのポリマーである。これらは、既知製品である。
【0018】
本発明により使用でき、かつ特に言及しうるポリアミン、ポリアミノアミド及び多四級アンモニウムタイプのポリマーは、仏国特許2,505,348及び2,542,997に記載されているポリマーである。これらポリマーの中で、特に以下のファミリーを挙げることができる。
(1)アミン官能基を含有するアクリル酸若しくはメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されるホモポリマー又はコポリマーであって、下記式の単位を少なくとも1つ含む。
【化1】
式中、
R3は、同一又は異なってよく、水素又はCH3基を表し;
Aは、同一又は異なってよく、炭素原子数1〜6、好ましくは2若しくは3の線状又は分岐アルキル基、又は炭素原子数1〜4のヒドロキシアルキル基を表し;R4、R5及びR6は、同一又は異なってよく、炭素原子数1〜18のアルキル基又はベンジル基、好ましくは炭素原子数1〜6のアルキル基を表し;
R1及びR2は、同一又は異なってよく、水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基、好ましくはメチル若しくはエチル基を表し;
X−は、メトスルフェートアニオンのような鉱酸若しくは有機酸又は塩素若しくは臭素のようなハライド由来のアニオンを示す。
【0019】
ファミリー(1)のコポリマーは、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素上でC1−4低級アルキル基(アクリル酸若しくはメタクリル酸又はそのエステルから誘導される基)によって置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミドのファミリー、ビニルピロリドン若しくはビニルカプロラクタムのようなビニルラクタム、又はビニルエステルから選択しうるコモノマーから誘導される1つ以上の単位を含むこともできる。
【0020】
ファミリー(1)のこれらコポリマーの中で特に以下を挙げることができる。−名称HercoflocでHercules社によって販売されている製品のような、アクリルアミドと、ジメチルスルフェート若しくはジメチルハライドで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー、
−例えば、特許出願EP−A−080,976に記述され、かつ名称Bina Quat P 100でCiba Geigy社によって販売されている、アクリルアミドと、メタクリロイルオキシ−エチルトリメチルアンモニウムクロライドとのコポリマー、
−名称RetenでHercules社によって販売されている、アクリルアミドと、メタクリロイルオキシ−エチルトリメチルアンモニウムメトスルフェートとのコポリマー、
−名称Gafquat(登録商標)で、例えば、Gafquat(登録商標)734若しくはGafquat(登録商標)755のようなISP社によって販売されている製品、又は代わりにCopolymer845、958及び937として知られる製品のような四級化又は非四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート若しくはメタクリレートコポリマー。これらポリマーは、仏国特許2,077,143に詳述されており、
−名称Gaffix(登録商標)VC713でISP社によって販売されている製品のようなジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンターポリマー、
−特に名称Styleze(登録商標)CC 10でISP社によって販売されている、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンコポリマー、及び
−名称Gafquat(登録商標)HS 100でISP社によって販売されている製品のような四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー。
【0021】
(2)四級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、仏国特許1,492,597に記載され、かつ特に名称“JR”(JR 400、JR 125、JR 30M)若しくは“LR”(LR 400、LR 30M)でUnion Carbide Corporation社によって販売されているポリマー。このポリマーは、CTFA辞書で、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロース四級アンモニウムとしても定義されている。
【0022】
(3)ヒドロキシアルキルセルロース、例えば特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミド−プロピルトリメチルアンモニウム若しくはジメチルジアリルアンモニウム塩でグラフトされているヒドロキシメチル−、ヒドロキシエチル−若しくはヒドロキシプロピルセルロースのような、特に特許US4,131,576に記述されている、セルロース若しくは水溶性四級アンモニウムモノマーでグラフトされているセルロース誘導体のコポリマーのようなカチオン性セルロース誘導体。
この定義に相当する市販製品は、さらに詳しくは名称Celquat(登録商標)L 200及びCelquat(登録商標)H 100でNational Starch社によって販売されている製品である。
【0023】
(4)トリアルキルアンモニウムカチオン性基を含有するガーゴムのような、さらに詳しくは特許US3,589,578及び4,031,307に記載されているカチオン性多糖類。例えば、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムの塩(例えば、クロライド)で修飾されたガーゴムが使用される。
このような製品は、特に商標名Jaguar(登録商標)C13S、Jaguar(登録商標)C15、Jaguar(登録商標)C17及びJaguar(登録商標)C162でMeyhall社によって販売されている。
【0024】
(5)ピペラジニル単位と、任意に酸素、イオウ若しくは窒素原子又は芳香若しくはヘテロ環式環で中断された直鎖若しくは分岐鎖を含有する二価アルキレン又はヒドロキシアルキレン基とから成るポリマー、かつこれらポリマーの酸化及び/又は四級化生成物。このようなポリマーは、特に仏国特許2,162,025及び2,280,361に記述されている。
【0025】
(6)特に酸性化合物のポリアミドとの多縮合によって調製される水溶性ポリアミノアミド;これらポリアミノアミドは、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和二無水物、ビス−不飽和誘導体、ビス−ハロヒドリン、ビス−アゼチジニウム、ビス−ハロアシルジアミン、ビス−アルキルハライドで、又は代わりにビス−ハロヒドリン、ビス−アゼチジニウム、ビス−ハロアシルジアミン、ビス−アルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド若しくはビス−不飽和誘導体と反応性である二官能性化合物の反応から生じるオリゴマーで架橋されうる;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基毎に0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらポリアミノアミドは、それらが1種以上の三級アミン官能基を含有する場合アルキル化され、又は四級化されうる。このようなポリマーは、特に仏国特許2,252,840及び2,368,508に記述されている。
【0026】
(7)ポリアルキレンポリアミドとポリカルボン酸との縮合後二官能性物質によるアルキル化から生じるポリアミノアミド誘導体。例えば、アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンポリマーが挙げられ、該アルキル基は1〜4個の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピル基を意味し、かつ該アルキレン基は1〜4個の炭素原子を含み、好ましくはエチレン基を意味する。このようなポリマーは、特に仏国特許1,583,363に記述されている。
これら誘導体の中で、特に名称Cartaretine(登録商標)F、F4又はF8でSandoz社によって販売されているアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンポリマーが挙げられる。
【0027】
(8)2個の一級アミン基及び少なくとも1個の二級アミン基を含有するポリアルキレンポリアミンと、ジグリコール酸及び3〜8個の炭素原子を含有する飽和脂肪族ジカルボン酸から選択されるジカルボン酸との反応で得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸とのモル比は、0.8:1〜1.4:1であり;それらから生じるポリアミノアミドは、エピクロロヒドリンと、該ポリアミノアミドの二級アミン基に対するエピクロロヒドリンのモル比が0.5:1〜1.8:1で反応する。このようなポリマーは、特に米国特許3,227,615及び2,961,347に記述されている。
このタイプのポリマーは、特に名称Hercosett(登録商標)57でHercules Inc.社によって販売され、又はアジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンコポリマーの場合は名称PD 170若しくはDelsette(登録商標)101でHercules社によって販売されている。
【0028】
(9)鎖の主構成成分として、下記式(Va)又は(Vb)に相当する単位を含有するホモポリマー又はコポリマーのようなアルキルジアリルアミン又はジアルキルジアリルアンモニウムの環状ポリマー。
【化2】
式中、
k及びtは、0又は1に等しく、和k+tは1に等しく;
R12は、水素原子又はメチル基を表し;
R10及びR11は、相互独立的に1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基、C1−5ヒドロキシアルキル基、低級(C1〜C4)アミドアルキル基を表し、又はR10及びR11は、それらが結合している窒素原子と共に、ピペリジル若しくはモルホリニルのようなヘテロ環式基を表すことができ;
Y−は、臭化物、塩化物、酢酸塩、ホウ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、重硫酸塩、亜硫酸水素塩、硫酸塩又はリン酸塩イオンのようなアニオンである。
これらポリマーは、特に仏国特許2,080,759及びその追加特許2,190,406に記述されている。
【0029】
上記定義のポリマーうち、特に名称Merquat(登録商標)100でCalgon社によって販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー(及びその低質量平均分子量の相同体)及び名称Merquat(登録商標)550で販売されている、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとのコポリマーが挙げられる。
【0030】
(10)下記式(VI)に相当する反復単位を含有する四級ジアンモニウムポリマー。
【化3】
式中:
R13、R14、R15及びR16は、同一又は異なってよく、1〜20個の炭素原子を含有する脂肪族、脂環式若しくはアリール脂肪族基又は低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を表し、或いは代わりにR13、R14、R15及びR16は、一緒に又は別々に、それらが結合している窒素原子と共に、任意に窒素以外の第2ヘテロ原子を含有するヘテロ環を構成し、或いは代わりにR13、R14、R15及びR16は、ニトリル、エステル、アシル若しくはアミド基又は基−CO−O−R17−D若しくは−CO−NH−R17−D(式中、R17はアルキル基であり、Dは四級アンモニウム基である)で置換された線状又は分岐したC1−6アルキル基を表し;
A1及びB1は、2〜20個の炭素原子を含有するポリメチレン基を表し、該基は、線状又は分岐し、飽和又は不飽和でよく、主鎖に結合され又は主鎖中に挿入された1個以上の芳香環又は1個以上の酸素若しくはイオウ原子又はスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、四級アンモニウム、ウレイド、アミド若しくはエステル基を含有することができ、かつ
X−は、鉱酸又は有機酸由来のアニオンを表し;
A1、R13及びR15は、それらが結合している2個の窒素原子とピペラジン環を形成することができ;さらに、A1が線状又は分岐した飽和又は不飽和アルキレン又はヒドロキシアルキレン基を表す場合、B1は、下記基:
−(CH2)n−CO−D−OC−(CH2)n−
を表すこともでき、式中Dは、以下を意味する。
a)式:−O−Z−O−(式中、Zは線状若しくは分岐炭化水素ベース基又は次式の1つに相当する基を表し、
−(CH2−CH2−O)x−CH2−CH2−
−[CH2−CH(CH3)−O]y−CH2−CH(CH3)−
式中、x及びyは、定義された独特の重合度を意味する1〜4の整数を表すか、又は平均重合度を意味する1〜4のいずれかの数を表す)のグリコール残基;b)ピペラジン誘導体のようなビス−二級ジアミン残基;
c)式:−HN−Y−NH−(式中、Yは線状若しくは分岐炭化水素ベース基、又は代わりに二価基−CH2−CH2−S−S−CH2−CH2−を表す)のビス−一級ジアミン残基;
d)式:−NH−CO−HN−のウレイレン基。
好ましくは、X−は、塩化物又は臭化物イオンのようなアニオンである。
【0031】
これらポリマーは、通常1000〜100,000の数平均分子量を有する。
このタイプのポリマーは、特に仏国特許2,320,330、2,270,846、2,316,271、2,336,434、2,413,907及び米国特許2,273,780、2,375,853、2,388,614、2,454,547、3,206,462、2,261,002、2,271,378、3,874,870、4,001,432、3,929,990、3,966,904、4,005,193、4,025,617、4,025,627、4,025,653、4,026,945及び4,027,020に記述されている。
【0032】
より詳細には、下記式に相当する反復単位から成るポリマーを使用することが可能である。
【化4】
式中、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なってよく、1〜4前後の炭素原子を含有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を表し、n及びpは、2〜20前後の範囲の整数であり、X−は鉱酸又は有機酸由来のアニオンである。
特に好ましい式(VII)の一化合物は、R1、R2、R3及びR4がメチル基を意味し、n=3、p=6、X=Clである、ヘキサジメトリンクロライド(CTFA)として知られる化合物である。
【0033】
(11)下記式(VIII)の単位から成る多四級アンモニウムポリマー。
【化5】
式中:
R18、R19、R20及びR21は、同一又は異なってよく、水素原子又はメチル、エチル、プロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル若しくは−CH2CH2(OCH2CH2)pOH基を表し(式中、pは0に等しいか、又は1〜6の整数である)、但し、R18、R19、R20及びR21は、同時に水素原子ではなく、
r及びsは、同一又は異なってよく、1〜6の範囲の整数であり
qは、0に等しいか、又は1〜34の範囲の整数であり、
X−は、塩化物イオンのようなアニオンを表し、
Aは、ジハライド基を表すか、又は好ましくは−CH2−CH2−O−CH2−CH2−を意味する。
このような化合物は、特に特許出願EP−A−122,324に記述されている。
この製品のうち、例えば、Miranol社によって販売されている“Mirapol(登録商標)A15” 、“Mirapol(登録商標)AD1”、“Mirapol(登録商標)AZl”及び“Mirapol(登録商標)175”が挙げられる。
【0034】
(12)例えば、BASF社によって、名称Luviquat(登録商標)FC905、FC550及びFC370で販売されている製品のようなビニルピロリドンとビニルイミダゾールの四級ポリマー。特にビニルピロリドンと、メチルビニルイミダゾリウムクロライドとのコポリマーを挙げることができる。
(13)CTFA辞書における参照名“ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン”で、Cognis社によって販売されている製品Polyquart(登録商標)Hのようなポリアミン。
【0035】
(14)塩化メチルで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートのホモ重合、又はアクリルアミドと、塩化メチルで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合によって得られるポリマーのような架橋又は非架橋メタクリロイルオキシ(C1−4)アルキルトリ(C1−4)アルキルアンモニウム塩ポリマーで、ホモ重合又は共重合後、オレフィン性不飽和を含有する化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋する。鉱油中50質量%の前記コポリマーを含有する分散系の形態のアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド架橋コポリマー(質量で20/80)を特に使用することができる。この分散系は、Allied Colloids社によって名称Salcare(登録商標)SC92で販売されている。鉱油中若しくは液体エステル中約50質量%のホモポリマーを含有するメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ホモポリマーも使用できる。この分散系は、Allied Colloids社により、名称Salcare(登録商標)SC95及びSalcare(登録商標)SC96で販売されている。
【0036】
本発明の文脈で使用可能な他のカチオン性ポリマーは、カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質加水分解物、ポリアルキレンイミン、特にポリエチレンイミン、ビニルピリジン若しくはビニルピリジニウム単位を含有するポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンの縮合物、四級ポリウレイレン、カチオン性キチン誘導体、及びアミノ官能性シリコーンである。
【0037】
本発明の美容組成物に使用可能なすべてのカチオン性ポリマーのうち、Union Carbide Coraporation社によって名称JR 400で販売されている製品のような、四級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、カチオン性コポリマー、特にCalgon社によって名称Merquat(登録商標)100、Merquat(登録商標)550及びMerquat(登録商標)Sで販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー若しくはコポリマー、2,3−エポキシプロピル−トリメチルアンモニウム塩で修飾されたガーゴムのようなカチオン性多糖類、好ましくは上述の式(VI)及び(VII)の反復単位を含む多四級アンモニウム多縮合物、及びその混合物を使用することが好ましい。
【0038】
一般的に用いられる有益なアニオン性ポリマーは、カルボン酸、スルホン酸又はリン酸由来の基を含むポリマーであり、かつ約500〜5,000,000の数平均分子量を有する。
カルボン酸基は、下記式に相当するもののような不飽和モノカルボン酸又はジカルボン酸モノマーによって与えられる。
【化6】
式中、
nは0〜10の整数であり、
A1は、メチレン基を表し、nが1より大きい場合、任意に、該不飽和基の炭素原子又は隣接メチレン基に、酸素若しくはイオウのようなヘテロ原子を介して結合しており、
R7は、水素原子又はフェニル若しくはベンジル基を表し、
R8は、水素原子又は低級アルキル若しくはカルボキシル基を表し、かつ
R9は、水素原子、低級アルキル基又は−CH2−COOH、フェニル若しくはベンジル基を表す。
上式で、低級アルキル基は、好ましくは1〜4個の炭素原子を含有する基、特にメチル及びエチル基である。
【0039】
本発明によって好ましいカルボン酸基を含有する有益なアニオン性ポリマーは、以下のとおりである。
A)アクリル酸若しくはメタクリル酸ホモポリマー又はコポリマー、或いはその塩、特にAllied Colloid社によって名称Versicol(登録商標)E若しくはKで、BASF社によって名称Ultraholdで販売されている製品、Hercules社によって名称Reten(登録商標)421、423若しくは425でナトリウム塩の形態で販売されているアクリル酸とアクリルアミドのコポリマー及びポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩。
B)アクリル酸若しくはメタクリル酸と、エチレン、スチレン、ビニルエステル、アクリル酸若しくはメタクリル酸エステルのようなモノエチレン性モノマーとのコポリマーで、任意にポリエチレングリコールのようなポリアルキレングリコール上にグラフトされ、かつ任意に架橋されているコポリマー。このようなポリマーは、特に仏国特許1,222,944及び独国特許出願2,330,956に記述されており、このタイプのコポリマーは、特にルクセンブルグ特許出願75370及び75371に記載され、又は名称Quadramer(登録商標)でAmerican Cyanamid社によって販売されているように、任意にその鎖中にN−アルキル化及び/又はN−ヒドロキシアルキル化されたアクリルアミド単位を含む。アクリル酸と、C1−C4アルキルメタクリレートとのコポリマー及びビニルピロリドンと、アクリル酸と、C1−C20アルキル、例えばラウリルのメタクリレートとのターポリマーも挙げることができ、例えば、ISP社によって名称Acrylidone(登録商標)LMで販売されている製品及び名称Luvimer(登録商標)100PでBASF社によって販売されている製品のようなメタクリル酸/エチルアクリレート/tert−ブチルアクリレートターポリマーがある。
【0040】
C)鎖中に酢酸若しくはプロピオン酸ビニル単位と、任意的に少なくとも5個の炭素原子を含有する炭化水素のような長い炭化水素鎖を有する線状若しくは分岐した飽和カルボン酸のアリルエステル若しくはメタリルエステル、ビニルエーテル若しくはビニルエステル(このポリマーでは任意にグラフトかつ架橋されうる)、或いは代わりにα−若しくはβ−環状カルボン酸のビニル、アリル又はメタリルエステルのような他のモノマーとを含有するコポリマーのようなクロトン酸由来のコポリマー。このようなポリマーは、とりわけ、仏国特許1,222,944、1,580,545、2,265,782、2,265,781、1,564,110及び2,439,798に記述されている。この分類に入る市販品は、National Starch社によって販売されている樹脂28−29−30、26−13−14及び28−13−10である。
【0041】
D)以下から選択されるC4〜C8モノ不飽和カルボン酸又は無水物から誘導されるコポリマー:
−(i)1種以上のマレイン酸、フマル酸若しくはイタコン酸又は無水物と、(ii)ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルハライド、フェニルビニル誘導体、アクリル酸及びそのエステルから選択される少なくとも1種のモノマーとを含むコポリマー、このコポリマーの無水物官能基は、任意に、モノエステル化又はモノアミド化されている。このようなポリマーは、特に米国特許2,047,398、2,723,248及び2,102,113及び英国特許839,805に記述されており、特に名称Gantrez(登録商標)AN又はESでISP社によって販売されているものである。
−(i)1種以上のマレイン酸、シトラコン酸若しくはイタコン酸無水物単位と、(ii)任意にその鎖中に1個以上のアクリルアミド、メタクリルアミド、α−オレフィン、アクリル若しくはメタクリル酸エステル、アクリル若しくはメタクリル酸又はビニルピロリドン基を含有するアリル若しくはメタリルエステルから選択される1種以上のモノマーとを含むコポリマーで、これらコポリマーの無水物官能基は、任意にモノエステル化又はモノアミド化されている。
これらポリマーは、例えば、出願人による仏国特許2,350,384及び2,357,241に記述されている。
【0042】
E)カルボキシレート基を含有するポリアクリルアミド。
スルホン酸基を含むポリマーは、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸又はアクリルアミドアルキルスルホン酸単位を含有するポリマーである。
これらポリマーは、特に以下から選択することができる。
−1000〜100,000前後の分子量を有するポリビニルスルホン酸塩、並びにアクリル酸若しくはメタクリル酸及びそのエステル、及びアクリルアミド若しくはその誘導体、ビニルエーテル及びビニルピロリドンのような不飽和コモノマーとのコポリマー。
−例えば名称Flexan(登録商標)500及びFlexan(登録商標)130でNational Starch社によって販売されているナトリウム塩のようなポリスチレンスルホン酸塩。これら化合物は、特許FR 2,198,719に記述されている。
−ポリアクリルアミドスルホン酸塩、米国特許4,128,631で言及され、さらに詳しくは名称Cosmedia Polymer(登録商標)HSP 1180でHenkelによって販売されているポリアクリルアミドエチルプロパンスルホン酸。
【0043】
本発明の毛髪用組成物に使用できる有益な両性ポリマーは、ポリマー鎖中にランダムに分散した単位B及びCを含むポリマーから選択することができ、ここで、Bは、少なくとも1個の塩基性窒素原子を含むモノマー由来の単位を表し、Cは、1個以上のカルボン酸又はスルホン酸基を含むモノマー由来の単位を表す。有益な両性ポリマーは、カルボキシベタイン又はスルホベタインタイプの双性イオン性単位をも含むことができる。
それらは、一級、二級、三級又は四級アミン基を含み、そのうち少なくとも1個は炭化水素ベース基を介してカルボン酸若しくはスルホン酸基を保有するカチオン性主鎖を含有するポリマーでもよい。有益な両性ポリマーは、α,β−不飽和カルボン酸由来のアニオン性鎖を持つこともでき、その1つは、1個以上の一級アミン基を含むポリアミンと反応したカルボキシル基である。
【0044】
上記定義に対応する有益な両性ポリマーは、特に以下のポリマーから選択される。
(1)より詳しくはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α−クロロアクリル酸のようなカルボン酸基を保有するビニル化合物由来のモノマーと、より詳しくはジアルキルアミノアルキルメタクリレート及びアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及び−アクリルアミドのような少なくとも1個の塩基性原子を含有する置換ビニル化合物由来の塩基性モノマーとの共重合の結果生じるポリマー。このような化合物は米国特許番号3,836,537に記述されている。
【0045】
(2)以下から誘導される単位を含むポリマー:
(a)窒素原子上でアルキル基で置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミドから選択される少なくとも1種のモノマー、
(b)1個以上の反応性カルボン酸基を含有する少なくとも1種の酸性コモノマー、及び
(c)アクリル酸及びメタクリル酸の一級、二級、三級及び四級アミン置換基を含有するエステル、及びジメチルアミノエチルメタクリレートのジメチル若しくはジエチルスルフェートによる四級化の生成物のような少なくとも1種の塩基性コモノマー。
【0046】
本発明で特に好ましいN−置換アクリルアミド若しくはメタクリルアミドは、アルキル基が2〜12個の炭素原子を含有する群であり、さらに詳しくは、N−エチルアクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−tert−オクチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−デシルアクリルアミド、N−ドデシルアクリルアミド及び対応するメタクリルアミドである。
酸性コモノマーは、より詳しくはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸並びに1〜4個の炭素原子を有する、マレイン酸若しくはフマル酸又は無水物のアルキルモノエステルから選択される。
好ましい塩基性コモノマーは、アミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N’−ジメチルアミノエチル及びN−tert−ブチルアミノエチルメタクリレートである。
名称Amphomer(登録商標)又はLovocryl(登録商標)47でNational Starch社によって販売されている製品のような、CTFA(第4版、1991)名がオクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーであるコポリマーが特に使用される。
【0047】
(3)下記一般式のポリアミノアミドから誘導される架橋かつ部分的又は全体的にアルキル化されたポリアミノアミド。
−(CO−R10−CO−Z−)−
式中、R10は、飽和ジカルボン酸、エチレン性二重結合を含有する脂肪族モノ−若しくはジカルボン酸、これら酸の、1〜6個の炭素原子を有する低級アルカノールのエステルから誘導される二価基又は前記酸のいずれか1つのビス(一級)若しくはビス(二級)アミンへの付加によって誘導される基を表し、Zは、ビス(一級)、モノ−若しくはビス(二級)ポリアルキレン−ポリアミン基を表し、好ましくは以下を意味する。
・60〜100モル%の割合の下記基、
−NH−[(CH2)x−NH]p−
式中、x=2かつp=2若しくは3、又は二者択一的にx=3かつp=2であり、この基は、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導され;
・0〜40モル%の割の下記基、
−NH−[(CH2)x−NH]p−
式中、x=2かつp=1、かつエチレンジアミン、又は下記式ピペラジン:
【化7】
から誘導される基であり;
・0〜20モル%の割合の、ヘキサメチレンジアミンから誘導される下記基
−NH−(CH2)6−NH−
これらポリアミノアミドは、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物及びビス−不飽和誘導体から選択される二官能性架橋剤の付加により、該ポリアミノアミドのアミン基毎に0.025〜0.35モルの架橋剤を用いて架橋され、かつアクリル酸、クロロ酢酸若しくはアルカンスルトン、又はその塩の作用によってアルキル化される。
飽和カルボン酸は、好ましくは、アジピン酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸及び2,4,4−トリメチルアジピン酸、テレフタル酸のような6〜10個の炭素原子を有する酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸のようなエチレン性二重結合を含有する酸から選択される。
アルキル化に用いるアルカンスルトンは、好ましくはプロパンスルトン又はブタンスルトン、アルキル化剤の塩は、好ましくはナトリウム又はカリウム塩である。
【0048】
(4)下記式の双性イオン性単位を含有するポリマー。
【化8】
式中、R11は、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド若しくはメタクリルアミド基のような重合可能な不飽和基を表し、y及びzは、それぞれ整数1〜3を表し、R12及びR13は、水素原子、メチル、エチル若しくはプロピル基を表し、R14及びR15は、水素原子又はR14とR15中の炭素原子の合計が10を超えないようなアルキル基を表す。
このような単位を含むポリマーは、ジメチル又はジエチルアミノエチルアクリレート若しくはメタクリレート又はアルキルアクリレート若しくはメタクリレート、アクリルアミド若しくはメタクリルアミド又は酢酸ビニルのような非双性イオン性モノマー由来の単位を含むこともできる。
例として、名称Diaformer(登録商標)Z301でSandoz社によって販売されている製品のようなメチルメタクリレート/ジメチルカルボキシメチルアンモニオメチルエチルメタクリレートのコポリマーを挙げることができる。
【0049】
(5)下記式に相当するモノマー単位を含むキトサンから誘導されるポリマー:
【化9】
単位(A)は0〜30%の割合、単位(B)は5〜50%の割合、単位(C)は30〜90%の割合で存在し、この単位(C)中、R16は下記式の基を意味し:
【化10】
式中、q=0の場合、R17、R18及びR19は、同一又は異なってよく、それぞれ水素原子、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ若しくはアミノ残基、任意に1個以上の窒素原子で中断され、及び/又は任意に1個以上のアミン、ヒドロキシル、カルボキシル、アルキルチオ若しくはスルホン酸基で置換されているモノアルキルアミン残基又はジアルキルアミン残基、アルキル基がアミノ残基を保有するアルキルチオ残基を表し、この場合、基R17、R18及びR19の少なくとも1個は水素原子であり;
或いは、q=1の場合、R17、R18及びR19は、それぞれ水素原子を表し、
及びこれら化合物と塩基又は酸で形成される塩。
【0050】
(6)名称Evalsan(登録商標)でJan Dekker社によって販売されているN−カルボキシメチルキトサン又はN−カルボキシブチルキトサンのような、キトサンのN−カルボキシル化によって誘導されるポリマー。
(7)仏国特許FR1,400,366に記載され、かつ下記式に相当するポリマー。
【化11】
式中、R20は、水素原子、CH3O、CH3CH2O又はフェニル基を表し、R21は、水素原子又はメチル若しくはエチルのような低級アルキル基を表し、R22は、水素原子又はメチル若しくはエチルのようなC1〜C6低級アルキル基を表し、R23は、メチル若しくはエチルのようなC1〜C6低級アルキル基又は式:−R24−N(R22)2(R24は−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−又は−CH2−CH(CH)3−を表し、R22は上述の意味を有する)に相当する基を表す。
【0051】
(8)以下から選択されるタイプ−D−X−D−Xの両性ポリマー:
(a)少なくとも1個の下記式の単位を含有する化合物に対するクロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムの作用で得られるポリマー:
−D−X−D−X−D−
式中、Dは、下記基
【化12】
を表し、Xは記号E又はE’を表し、E又はE’は、同一又は異なってよく、主鎖中に7個までの炭素原子を含有する直鎖若しくは分岐鎖含有アルキレン基であり、ヒドロキシル基で置換されず又は置換され、かつさらに酸素、窒素及びイオウ原子、1〜3個の芳香族及び/又はヘテロ環式環を含むことができる二価基を意味し:該酸素、窒素及びイオウ原子はエーテル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミン若しくはアルキレンアミン基、ヒドロキシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、四級アンモニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又はウレタン基の形で存在する。
【0052】
(b)下記式のポリマー:
−D−X−D−X−
式中、Dは、下記基
【化13】
を表し、Xは記号E又はE’を表し、かつ少なくとも1個はE’であり;Eは、上述の意味を有し、E’は、主鎖中に7個までの炭素原子を有する直鎖若しくは分岐鎖アルキレン基であり、1個以上のヒドロキシル基で置換されず又は置換され、かつ1個以上の窒素原子を含有し、この窒素原子は、任意に酸素原子で中断され、必ず1個以上のカルボキシル官能基又は1個以上のヒドロキシル官能基を含有し、かつクロロ酢酸若しくはクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化されているアルキル鎖で置換されている。
【0053】
(9)(C1〜C5)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーであって、該無水マレイン酸は、N,N−ジメチルアミノプロピルアミンのようなN,N−ジアルキルアミノアルキルアミンによるセミアミド化又はN,N−ジアルカノールアミンによるセミエステル化によって部分的に修飾されている。このコポリマーは、ビニルカプロラクタムのような他のビニルコモノマーを含むこともできる。
【0054】
有益な非イオン性ポリマーは、例えば、以下から選択される。
(a)ビニルピロリドン、
(b)ビニルピロリドンと酢酸ビニルのコポリマー、
(c)Dow Chemical社によって、名称Peox(登録商標)50,000、Peox(登録商標)200,000及びPeox(登録商標)500,000で販売されているポリエチルオキサゾリンのようなポリアルキルオキサゾリン、
(d)名称Appretan(登録商標)EMでHoechst社によって販売されている製品、又は名称Rhodopas(登録商標)A012でRhone−Poulenc社によって販売されている製品のような酢酸ビニルホモポリマー、
(e)名称Rhodopas(登録商標)AD310でRhone−Poulenc社によって販売されている製品のような、酢酸ビニルとアクリル酸エステルのコポリマー、
(f)名称Appretan(登録商標)TVでHoechst社によって販売されている製品のような、酢酸ビニルとエチレンのコポリマー、
(g)名称Appretan(登録商標)MB ExtraでHoechst社によって販売されている製品のような、酢酸ビニルとマレイン酸エステル、例えばマレイン酸ジブチルとのコポリマー、
(h)ポリエチレンと無水マレイン酸のコポリマー、
(i)名称Micropearl(登録商標)RQ750でMatsumoto社によって販売されている製品又は名称Luhydran(登録商標)A 848 SでBASF社によって販売されている製品のような、ポリ(アルキルアクリレート)及びポリ(アルキルメタクリレート)、
(j)Rohm & Haas社によって名称Pimal(登録商標)AC−261 K及びEudragit(登録商標)NE 30 Dで、BASF社によって名称Acronal(登録商標)601、Luhydran(登録商標)LR 8833又は8845で、またHoechs社によって名称Appretan(登録商標)N 9212又はN 9213で販売されている製品のような、例えば、アルキルアクリレートとアルキルメタクリレートのコポリマーのようなアクリ酸エステルコポリマー、
(k)アクリロニトリルと、例えば、ブタジエン及びアルキル(メタ)アクリレートから選択される非イオン性モノマーとのコポリマー;名称Nipol(登録商標)LX 531 BでNippon Zeon社によって販売されている製品又は名称CJ 0601 BでRohm &Haas社によって販売されている製品が挙げられ、
(l)Rhone−Poulenc社販売の製品Estapor(登録商標)LO 11のようなポリアミド、
(m)非修飾又は化学的に修飾された非イオン性ガーゴム。非修飾ガーゴムは、例えば、Unipectine社によって名称Vidogum(登録商標)GH 175で、Meyhall社によって名称Jaguar(登録商標)Cで販売されている製品である。修飾ガーゴムは、好ましくはC1〜C6ヒドロキシアルキル基、好ましくはヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチル基で修飾されている。このような任意にヒドロキシアルキル基で修飾されている非イオン性ガーゴムは、例えば、Meyhall社によって商標名Jaguar(登録商標)HP8、Jaguar(登録商標)HP60及びJaguar(登録商標)HP120、Jaguar(登録商標)DC293及びJaguar(登録商標)HP105で、Aqualon社によって名称Galactasol(登録商標)4H4FD2で販売されている。(n)ビニルピロリドンとビニルカプロラクタムのコポリマー。
【0055】
有益なポリマーとして、ポリシロキサン部分と、非シリコーン有機鎖から成る部分とを含むグラフトシリコーンタイプの被膜形成ポリマーを使用することもでき、2つの部分の一方が該ポリマーの主鎖を構成し、他方が前記主鎖にグラフトされいる。
このポリマーは、例えば、特許出願EP−A−0,412,704、EP−A−0,412,707、EP−A−0,640,105及びWO 95/00578、EP−A−0,582,152及びWO 93/23009及び特許US 4,693,935、US 4,728,571及びUS 4,972,037に記述されている。
【0056】
このポリマーは、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は両性でよいが、好ましくはアニオン性又は非イオン性である。
このようなポリマーは、例えば、以下から形成されるモノマー混合物からフリーラジカル重合によって得られるコポリマーである。
a)50質量%〜90質量%のtert−ブチルアクリレート、
b)0質量%〜40質量%のアクリル酸、
c)5質量%〜40質量%の、下記式のシリコーンマクロマー
【化14】
式中、vは5〜700の範囲の数であり、質量パーセンテージは、モノマーの総質量に対して計算する。
グラフトシリコーンポリマーの他の例は、特に、チオプロピレンタイプの連結鎖単位、ポリ(メタ)アクリル酸タイプとポリアルキル(メタ)アクリレートタイプの混合ポリマー単位によってグラフトされているポリジメチルシロキサン(PDMS)、及びチオプロピレンタイプの転結鎖単位、ポリイソブチル(メタ)アクリレートタイプのポリマー単位によってグラフトされているポリジメチルシロキサン(PDMS)である。
【0057】
ウレタン単位を含有するポリマーも使用できる。このポリウレタンは、官能化され又は官能化されず、シリコーン又は非シリコーンでよく、かつカチオン性、非イオン性、アニオン性又は両性でよい。特に目的にされるポリウレタンは、本出願人が所有者である特許出願EP 0,751,162、EP 0,637,600、EP 0,648,485及びFR 2,743,297、BASF社の特許出願EP 0,656,021及びWO 94/03510、及びNational Starch社の特許出願EP 0,619,111にも記載されている。本発明に特に好適なポリウレタンとしては、名称Luviset Pur(登録商標)及びLuviset(登録商標)Si PurでBASF社によって販売されている製品を挙げることができる。
【0058】
本発明の毛髪用組成物中に、有益なポリマー、すなわち固定及び/又はコンディショニングポリマーは、得るべき美容効果を得るのに十分な量で存在する。この量は、通常0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜10質量%である。本組成物は、好ましくは、25℃の温度でRheomat RM 180レオメーターを用い、剪断速度200s−1で測定される動粘度が、0.1Pa.s(1ポアズ)未満である。
美容的に許容性の媒体は、水のみ、又は水と、C1〜C4低級アルコール、特にエタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール及びn−ブタノールのような1種以上の美容的に許容性の水−混和性溶媒との混合物から成りうる。
【0059】
本発明の組成物は、美容添加剤及び/又は揮発性若しくは不揮発性シリコーンのようなアジュバント製剤、アニオン性、カチオン性、両性若しくは非イオン性界面活性剤、真珠光沢剤、乳白剤、顔料及び染料、油、セラミドを含むワックス、有機又は無機紫外線遮断剤、フリーラジカルスカベンジャー、ビタミン、タンパク質、ふけ防止剤、可塑剤、pH調整剤及び固定剤、酸化防止剤、保存剤、毛髪染料前駆体及び酸化剤をも含有することができる。
当業者は、本発明の組成物の有利な特性を害さないように注意して、任意添加剤及びその量を選択するだろう。
【0060】
本発明の組成物は、ローション、水性若しくはアルコール水性ゲル、多少硬いクリーム又はペーストの形態でよい。この組成物は、1種以上の噴霧剤の存在下エアゾール装置内に装填することができる。この噴霧剤は、好ましくはジメチルエーテル、C3−5アルカン、1,1−ジフルオロエタン、ジメチルエーテルとC3−5アルカンの混合物及び1,1−ジフルオロエタンとジメチルエーテル及び/又はC3−5アルカンとの混合物から選択される。
【0061】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明を説明する。
ジブロックコポリマー+固定被膜形成ポリマー配合の相乗効果の実証
20%エタノールを含有するアルコール水性媒体中(ケースにより、クエン酸又はアミノメチルプロパノールを添加してpH7に調整)、それぞれ以下の成分を含有する数系列のスタイリング組成物を調製する。
・4質量%の固定被膜形成ポリマー(系列A)、
・4質量%の両親媒性ジブロックコポリマー(系列B)、
・2質量%の固定被膜形成ポリマー+2質量%の両親媒性ジブロックコポリマー(C系列)。
【0062】
下表の各組成物を、ポンプディスペンサーボトルを用いて10人の中位長さ(約20cm)のヨーロピアン栗茶色頭髪に、頭髪毎に5gの割合で適用する。各組成物の固定力の評価は、それぞれ頭髪処理に割当てた5人の専門家のグループによって、0(固定なし)〜5(非常に高い固定)の範囲の評点で行う。下表に与えられる結果は、10人の頭髪についての平均に相当する。
【0063】
結果
【0064】
使用した固定被膜形成ポリマーの化学的性質:
1:ビニルピロリドン/ビニルカプロラクタムコポリマー、Luvitec(登録商標) VPC 55K65W、BASF;
2:ビニルピロリドン/ジメチルアミノメチルメタクリレートコポリマー、Copolymer(登録商標)845、ISP;
3:ポリウレタン、Luviset(登録商標)PUR、BASF;
4:PPG−1/IPDI/DMPAコポリマー、Avalure(登録商標)UR 450、Noveon;
5:アクリル系コポリマー、Avalure AC 115、Noveon;
両親媒性ジブロックコポリマーの化学的性質:
A:ポリ(スチレン−b−2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、1500g/mol PS、44,000g/mol PAA、Polymer Source Inc.
B:ポリ(スチレン−b−アクリル酸)、1500g/mol PS、40,000g/mol Phema、Polymer Source Inc.
C:ポリ(メチルメタクリレート−b−アクリル酸)、1200g/mol PMMA、38000g/mol PAA、Polymer Source Inc.
【0065】
【発明の効果】
上記結果は、所定総ポリマー濃度、この場合4質量%では、固定被膜形成ポリマーと両親媒性ジブロックコポリマーの配合(系列C)が、それぞれこれらポリマー単独(系列A及び系列B)で得られる固定力より有意に優れていることを明らかに示している。
Claims (24)
- 美容的に許容性の媒体中に、
・親水性ブロックと疎水性ブロックを含む少なくとも1種の非濃厚化線状ジブロックコポリマー(エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー、ウレタン単位を含有するブロックコポリマー及びシロキサン単位を含有するブロックコポリマーを除く)、及び
・毛髪に有益な少なくとも1種の被膜形成ポリマー
を含有する毛髪用組成物。 - 毛髪に有益な効果を有するポリマーが、固定ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪用組成物。
- 毛髪に有益な効果を有するポリマーが、コンディショニングポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪用組成物。
- 非濃厚化ジブロックコポリマーが、使用する媒体中で可溶性又は微細分散性であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 親水性ブロックが、アニオン性水溶性モノマー、非イオン性水溶性モノマー及びカチオン性水溶性モノマー、又はその混合物から選択される水溶性モノマーから形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- アニオン性水溶性モノマーが、エチレン性不飽和カルボン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸及びビニルホスホン酸から選択されることを特徴とする請求項5に記載の毛髪用組成物。
- 非イオン性水溶性モノマーが、アクリルアミド、C1−6N−アルキル又はC1−3N,N−ジアルキルアクリルアミド、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、炭素数4〜9の環状基を含むN−ビニルラクタム、ビニルアルコール、エチレンオキシド、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート及びヒドロキシプロピルメタクリレートから選択されることを特徴とする請求項5に記載の毛髪用組成物。
- カチオン性水溶性モノマーが、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、メチルビニルイミダゾリウムクロライド、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−(C1−4アルキル)−4−ビニルピリジニウムハライド、2−メチル−5−ビニルピリジン、ビニルアミン及び下記式で、
H2C=CR1−CO−X2
式中
R1は、水素原子又はメチル基を表し、
X2は、線状又は分岐した、少なくとも1個の一級、二級若しくは三級アミン官能基又は少なくとも1個の四級窒素原子を保有するC1−6炭化水素ベース基、或いは式NHR2又は式NR2R3の基(式中、R2及びR3は、相互独立的に、少なくとも1個の一級、二級若しくは三級アミン官能基又は少なくとも1個の四級窒素原子を保有するC1−6炭化水素ベース基を表す)を表す
モノマーから選択されることを特徴とする請求項5に記載の毛髪用組成物。 - 疎水性ブロックが、ビニル芳香族モノマー、ジエン及びジエンのアルキル誘導体、クロロプレン、C1−10アルキル、C6−10アリール若しくはC6−10アラルキルアクリレート、C1−10アルキル、C6−10アリール若しくはC6−10アラルキルメタクリレート、酢酸ビニル、式CH2=CH−O−Rのビニルエーテル及び式CH2=CH−CH2−O−Rのアリルエーテル(式中、RはC1−6アルキル基を表す)、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、カプロラクトン、エチレン、プロピレン及びフッ素化され又はペルフルオロ鎖を含有するビニルモノマーから選択される水不溶性モノマーから形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 親水性ブロックが、25モル%まで、好ましくは10モル%まで、理想的には5モル%までの、請求項9に記載の水不溶性モノマーを1種以上含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 疎水性ブロックが、25モル%まで、好ましくは10モル%まで、理想的には5モル%までの、請求項5〜8のいずれか1項に記載の水溶性モノマーを1種以上含有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 非濃厚化ジブロックポリマーが、疎水性ホモポリマーブロックと、非イオン性親水性ホモポリマーブロックとから成る非イオン性ポリマーであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 非濃厚化ジブロックポリマーが、ポリ(スチレン−b−ヒドロキシエチルメタクリレート)コポリマーであることを特徴とする請求項12に記載の毛髪用組成物。
- 非濃厚化ジブロックコポリマーが、2つのホモポリマーブロックから形成されるアニオン性ポリマーであることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- アニオン性非濃厚化ジブロックコポリマーが、アクリル酸に基づく親水性ホモポリマーブロックと、スチレン又はメチルメタクリレートに基づく疎水性ホモポリマーブロックとから形成されることを特徴とする請求項14に記載の毛髪用組成物。
- ジブロックコポリマーの疎水性ブロック対親水性ブロックの質量比が、1/20〜20/1、好ましくは1/10〜10/1であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 線状ジブロックコポリマーが、組成物の総質量に対し、0.01〜20質量%の割合、好ましくは0.1〜15質量%の割合で存在することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 毛髪に有益な被膜形成ポリマーが、非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性ポリマーであることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 非イオン性ポリマーが、ビニルピロリドンとビニルカプロラクタムのコポリマー、酢酸ビニルホモポリマー、ポリアルキルオキサゾリン、酢酸ビニルとマレイン酸アルキルのコポリマー、アクリル酸アルキルホモポリマー、メタクリル酸アルキルホモポリマー、アクリル及びメタクリル酸エステルのコポリマー、アクリロニトリルと非イオン性コモノマーのコポリマー、ポリアミド、非イオン性ポリウレタン及び非イオン性シリコーンポリマーから選択されることを特徴とする請求項18に記載の毛髪用組成物。
- アニオン性ポリマーが、アクリル酸及びメタクリル酸のホモポリマー若しくはコポリマー又はその塩、クロトン酸コポリマー、C4−8一不飽和酸又は無水物コポリマー、カルボキシレート基を含有するポリアクリルアミド、スルホン酸基を含有するホモポリマー又はコポリマー、アニオン性ポリウレタン及びアニオン性グラフトシリコーンポリマーから選択されることを特徴とする請求項18に記載の毛髪用組成物。
- カチオン性ポリマーが、アクリル若しくはメタクリル酸エステル又はアミン官能基含有アミドのホモポリマー又はコポリマー、四級アンモニウム官能基を含有する多糖類、ピペラジニル単位及びアルキレン又はヒドロキシアルキレン単位を含有するポリマー、水溶性ポリアミノアミド、アルキルジアリルアミン又はジアルキルジアリルアンモニウム環状ポリマー、ジ四級アンモニウムポリマー、多四級アンモニウムポリマー、ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの四級ポリマー、ポリアミン、メタクリロイルオキシ(C1−4)アルキルトリ(C1−4)アルキルアンモニウム塩のポリマー、及びキトサンから選択されることを特徴とする請求項18に記載の毛髪用組成物。
- 両性ポリマーが、酸性ビニル単位及び塩基性ビニル単位を含有するコポリマー、架橋かつアシル化ポリアミノアミド、双性イオン性単位を含有するポリマー、カルボキシル基を含有するキトサン、部分アミド化によって修飾された(C1−5)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、両性ポリウレタン及び両性グラフトシリコーンポリマーから選択されることを特徴とする請求項18に記載の毛髪用組成物。
- 毛髪に有益なポリマーが、組成物の総質量に対し、0.01〜20質量%、好ましくは0.1〜10質量%の濃度で存在することを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の毛髪用組成物。
- 請求項1〜23のいずれか1項に記載の毛髪用組成物の、毛髪のスタイリング及び/又はコンディショニングのための使用。
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