JP2004058549A - 多芯筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の筆記体を配設してなる多芯筆記具において、外径を大きくすることなく、グリップ部材の握り位置で感触(弾力)の異なる多芯筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒の把持部に、外部形状が円柱状及び内部形状が軸筒と同形のグリップ部材を被覆するとともに、前記軸筒内に複数の筆記体を配設し、ノック機構を操作することにより、前記筆記体の筆記先端部を、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具であって、前記軸筒の把持部が、前記筆記体の数と同数又はそれ以上の角部を有する略多角形筒状体とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒内に複数の筆記体を配設してなる多芯筆記具に関し、前記筆記体の筆記先端部を、前記軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、図4から図7に示すように前軸52の把持部に、円筒形状のグリップ部材68を被覆し、前軸52、前軸52に螺合した後軸53、及び後軸53に、クリップ部材を一体に形成した摺動体ケース54を装着することによって構成された軸筒内に複数の筆記体8、9、10を配設し、摺動体5、6、7の隆起部5a、6a、7aを前軸52の先端開口部52a方向に前進せしめることで、摺動体5、6、7の係止部5b、6b、7bが摺動体ケース54の軸心近傍に形成した被係止部54bに係止することにより、筆記体8、9、10の筆記先端部14、15、16を前軸52の先端開口部52aから突出状態で維持可能であって、筆記体8、9、10の筆記先端部14、15、16を選択的に出没可能なスライド式の多芯筆記具51等、多芯筆記具についてはよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の多芯筆記具は、軸筒が円筒形であること、筆記体を複数配設するので、軸心に対し偏心した位置に筆記体が位置すること等から、軸筒の内径を大きくする必要があるため、外径も大きくなってしまう。
【0004】
ところで、軸筒の把持部に被覆したグリップ部材を握った時の感触、いわゆる弾力は、グリップ部材の硬度によっても異なるが、グリップ部材の肉厚の差によって大きく異なる。こうしたグリップ部材の肉厚を変化した筆記具として、例えば、円筒形の軸筒に、三角形筒状体等の異形のグリップを装着することでグリップ部材の肉厚が変化しているものは知られている。また、軸筒の外壁にリブを複数形成することで、グリップ部材と軸筒に空隙部を形成し、グリップ部材が該空隙部によって弾性変形することで、握った時の弾力が相違する筆記具も知られている。
【0005】
しかし、前記したように外部形状を三角形等の異形にすると、筆記具を握る位置は、例えば三角状の場合には角部と角部を結ぶ辺上が安定して握れる等、グリップ部材の肉厚は変化しても、外部形状によって筆記具を握る位置は一定になってしまう。また、軸筒の外壁にリブを複数形成し、グリップ部材と軸筒に空隙部を形成する等、構造による弾力の感触は、グリップ部材自体が持つ弾力とは異なるものであり、さらに、空隙部を形成すため軸筒の外壁にリブを複数形成するので、さらに外径が大きくなってしまうという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題を鑑み、2本以上の筆記体を配設してなる多芯筆記具において、外径を大きくすることなく、グリップ部材の握り位置で感触(弾力)の異なる多芯筆記具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒の把持部に、外部形状が円柱状及び内部形状が軸筒と同形のグリップ部材を被覆するとともに、前記軸筒内に複数の筆記体を配設し、ノック機構を操作することにより、前記筆記体の筆記先端部を、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具であって、前記軸筒の把持部が、前記筆記体の数と同数又はそれ以上の角部を有する略多角形筒状体とするものである。
【0008】
また、前記軸筒の後端部に、該軸筒に対し回転可能に、クリップ部材を付設するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。同部材、同箇所を示すものに対しては、同符号を付してある。
図1から図4に示す多芯筆記具1は、前軸2の後端に後軸3を装着し、さらに後軸3に摺動体ケース4を装着して軸筒を構成し、軸筒内に、筆記体8を、コイルスプリング17により後方に付勢させ収納している。筆記体8は、インキ収容筒11の先端開口部に、ボール(図示せず)を回転自在に抱持したチップ部材を筆記先端部14として圧入装着したボールペン体である。また、筆記体8のインキ収容筒11の後端開口部には、操作体となる摺動体5の先端部を圧入装着し、隆起部5aが、摺動体ケース4に形成した係止窓4aから摺動体ケース4の外周面より突出するような状態に保持する。また、摺動体ケース4にはクリップ部材19が摺動体ケース4に対し回転可能(矢印F及び/又はG方向)に付設してある。また、筆記体8と同様にして、軸筒内に筆記体8とは色の異なる筆記体9、10を配設してあり、筆記体9、10にはインキ収容筒12、13、筆記先端部15、16、摺動体6、7を付設したボールペン体を、コイルスプリング(図示せず)により後方に付勢させ収納している、3色ボールペンの多芯筆記具1である。
【0010】
筆記体8を使用する際には、摺動体5の隆起部5aを前軸2の先端開口部2a方向に前進せしめることで、摺動体5の係止部5bが摺動体ケース4の軸心近傍に形成した被係止部4bに係止することにより、筆記体8の筆記先端部14を前軸2の先端開口部2aから突出状態で維持する。他の筆記体9を使用する際には、筆記体9に付設した摺動体6の隆起部6aを前軸2の先端開口部2a方向に前進せしめることで、摺動体6の解除突起6cが、被係止部4bに係止している摺動体5の突起部5cを押し出し、係止部5bと被係止部4bとの係止を解除させ、さらに筆記体摺動体6の隆起部6aを前軸の先端開口部2a方向に前進せしめることで、摺動体6の係止部6bが被係止部4bに係止し、筆記体9の筆記先端部15の突出状態を維持して使用することができる。
【0011】
前軸2の把持部は筆記体8、9、10が3本であるため、略三角形筒状体からなり、この前軸2の把持部に、外部形状が円柱状のグリップ部材18を二色成形により被覆している。外部形状が円柱状及び内部形状が前軸と同形のグリップ部材18を被覆することにより、前軸2の角部に位置する部分が最小部分の肉厚Kとなり、最大部分の肉厚Lと差(L>K)を得られる。本発明においてグリップ部材18の被覆方法は特に限定されないが、外部形状が円柱状及び内部形状が軸筒と同形のグリップ部材は、二色成形により簡単に被覆することができる。
【0012】
図8に示すように、本発明の多芯筆記具1は、前軸2の把持部の肉厚J、最小部分の肉厚K、外径H、3本の筆記体8、9、10の外接円Mが同じ従来の多芯筆記具51に比べ、グリップ部材18の外径Hを変化することなく、グリップ部材18の肉厚に変化及び従来の多芯筆記具のグリップ部材58の肉厚Kに比べグリップ部材18の肉厚Lを多く(L>K)形成することができる。
【0013】
また、クリップ部材19を付設すると、グリップ部材18を握る位置が制限されてしまうため、クリップ部材19を摺動体ケース4に対し回転可能(矢印F及び/又はG方向)に付設することによって、使用者の好みに合ったグリップ部材18の位置に対応してクリップ部材19の位置を回転させておけばよい。
【0014】
尚、本実施の形態では便宜上、スライド式の出没機構を用いているが、筆記体の筆記先端部を、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能であれば、出没機構は特に限定されるものでない。
【0015】
また、本発明の多芯筆記具に用いる筆記体は、ボールペン体やシャープペンシル体等、特に限定されるものではなく、さらに、前述した実施の形態のボールペン体が3本の多芯筆記具に限定されるものではなく、ボールペン体を2本や4本、シャープペンシル1本とボールペン2本、あるいはシャープペンシル3本など、筆記体を2本以上配設する一般に知られている多芯筆記具に用いることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、前述したような構成なので、2本以上の筆記体を配設してなる多芯筆記具において、外径を大きくすることなく、グリップ部材の握り位置で感触(弾力)の異なる多芯筆記具を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における多芯筆記具を示す縦断面図である。
【図2】図1における筆記体を突出した状態を示す縦断面図である。
【図3】図1におけるA−A拡大断面図である。
【図4】3本の筆記体を示した拡大要部断面図である。
【図5】従来の多芯筆記具を示す縦断面図である。
【図6】図5における筆記体を突出した状態を示す縦断面図である。
【図7】図5におけるB−B拡大断面図である。
【図8】図1におけるA−A拡大断面図と図5におけるB−B拡大断面図を比較した図である。
【符号の説明】
1 多芯筆記具
2 前軸
2a 先端開口部
3 後軸
4 摺動体ケース
4a 窓部
4b 被係止部
5、6、7 摺動体
5a、6a、7a 隆起部
5b、6b、7b 係止部
5c、6c、7c 突起部
8、9、10 筆記体
11、12、13 インキ収容管
14、15、16 筆記先端部
17 コイルスプリング
18 グリップ部材
19 クリップ部材
H グリップ部材外径
J 把持部の肉厚
K 最小部分の肉厚
L 最大部分の肉厚
M 筆記体の外接円

Claims (2)

  1. 軸筒の把持部に、外部形状が円柱状及び内部形状が軸筒と同形のグリップ部材を被覆するとともに、前記軸筒内に複数の筆記体を配設し、ノック機構を操作することにより、前記筆記体の筆記先端部を、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具であって、前記軸筒の把持部が、前記筆記体の数と同数又はそれ以上の角部を有する略多角形筒状体であることを特徴とする多芯筆記具。
  2. 前記軸筒の後端部に、該軸筒に対し回転可能に、クリップ部材を付設したことを特徴とする請求項1に記載の多芯筆記具。
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