JP2004058102A - ダイカスト鋳造における射出スリーブ用潤滑剤塗布装置及び該装置を用いた潤滑剤塗布方法 - Google Patents

ダイカスト鋳造における射出スリーブ用潤滑剤塗布装置及び該装置を用いた潤滑剤塗布方法 Download PDF

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Akira Tobitaka
飛高 明
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Abstract

【課題】両金型の下方側やダイカストマシン周りのスペースを節減できる上、潤滑剤を射出スリーブ内へ斑なく確実に塗布できるようにしたダイカスト鋳造における射出スリーブ用潤滑剤塗布装置及び該装置を用いた潤滑剤塗布方法を提供する。
【解決手段】製品取出しロボット20のハンド21に具備された潤滑剤噴出ノズル30によって、鋳込口12aから射出スリーブ13内へ潤滑剤を塗布する射出スリーブ用潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤噴出ノズル30が、型開きされた際の固定金型11と可動金型12との間で噴出方向を前記鋳込口12aへ向けるように、前記ハンド21に一体的に設けられている。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカストマシンにおいて射出スリーブの内周面に潤滑剤を塗布する射出スリーブ用潤滑剤塗布装置及び該装置を用いた潤滑剤塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出スリーブの内周面とプランジャーチップとの摺接面を潤滑する技術的手段には、型開きされた固定金型と可動金型との間へ液体潤滑剤噴出ノズルを進入させるようにした専用装置を用い、前記液体潤滑剤用噴出ノズルから鋳込口内奥の射出スリーブ内周面へ液体潤滑剤を吹き付けるようにした手段や、射出スリーブ後端側の注湯口から液体潤滑剤を滴下または噴霧するようにした手段があった。
【0003】
しかしながら、上記専用装置を用いた手段によれば、上記両金型の下方側あるいはダイカストマシンの周囲に、上記専用装置を設置するための専用スペースを確保する必要があった。
また、上記注湯口から液体潤滑剤を滴下あるいは噴霧するようにした手段によれば、射出スリーブ後端側の注湯口から液体潤滑剤を滴下または噴霧するようにしているため、射出スリーブ内周面の全体にわたって満遍なく液体潤滑剤を塗布するのが困難であり、特に射出スリーブ内周面の前端側(金型側)にまで液体潤滑剤が届かずに塗布斑が生じることが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、両金型の下方側やダイカストマシン周りのスペースを節減できる上、潤滑剤を射出スリーブ内へ斑なく確実に塗布できるようにしたダイカスト鋳造における射出スリーブ用潤滑剤塗布装置及び該装置を用いた潤滑剤塗布方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するたに第一の発明の射出スリーブ用潤滑剤塗布装置では、製品取出しロボットのハンドに具備された潤滑剤噴出ノズルによって、鋳込口から射出スリーブ内へ潤滑剤を塗布する射出スリーブ用潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤噴出ノズルが、型開きされた際の固定金型と可動金型との間で噴出方向を前記鋳込口へ向けるように、前記ハンドに一体的に設けられていることを特徴とする。
【0006】
更に、第二の発明の潤滑剤塗布方法では、上記潤滑剤噴出ノズルから潤滑剤を噴出させながら、射出スリーブ内のプランジャーチップを後退させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な一例である射出スリーブ用潤滑剤塗布装置Aを、図面に基づいて説明する。
図1及び2は、ダイカストマシン10における固定金型11と可動金型12との間に、当該射出スリーブ用潤滑剤塗布装置Aを進入させて、鋳込口12aから射出スリーブ13内へ潤滑剤を塗布する過程を示している。
【0008】
図示例のダイカストマシン10は、固定金型11が取付けられた固定プラテン14に対して、可動金型12が取付けられた可動プラテン15を水平方向に進退動作させる水平射出横型締式のダイカストマシンであり、固定金型11及び固定プラテン14の内部には、注湯口13aから注入される溶湯を鋳込口12aへ導く射出スリーブ13、及び該射出スリーブ13内で溶湯を加圧するプランジャーチップ16等を備えている。
【0009】
射出スリーブ用潤滑剤塗布装置Aは、製品取出しロボット20のハンド21に潤滑剤噴出ノズル30を一体的に具備してなり、該潤滑剤噴出ノズル30によって、鋳込口12aから射出スリーブ13内へ液体潤滑剤を塗布する。
【0010】
製品取出しロボット20は、ハンド21をXYZ方向へ制御動可能な周知の多関節ロボットであり、型開きされた際の固定金型11と可動金型12との間にハンド21を進入させ、該ハンド21によって両金型11,12にて鋳造された製品Pをビスケット部p1で把持して両金型11,12の外部へ搬送する。
【0011】
前記ハンド21は、上下の可動把持部21a,21bを上下方向へ開閉させるピストンシリンダー機構を基部21c内に具備し、基部21cには、ブラケット等を介して潤滑剤噴出ノズル30が固定される。
【0012】
潤滑剤噴出ノズル30は、型開きされた際の固定金型11と可動金型12との間で噴出方向を鋳込口12aの略中心へ向けて略水平状に配設されるように、前記ハンド21における基部21cの背面側(図1及び2における固定金型11側)に一体的に固定されている。そして、この潤滑剤噴出ノズル30は、図示しない液体潤滑剤供給源から配管を介して液体潤滑剤を供給され、該液体潤滑剤を鋳込口12a内へ噴霧する。
【0013】
次に、上記射出スリーブ用潤滑剤塗布装置Aを用いた潤滑剤塗布方法の好ましい一例について詳細に説明する。
ダイカストマシン10による鋳造が完了し、固定金型11と可動金型12が型開きされると、その直後に、製品取出しロボット20が動作を開始し、固定金型11と可動金型12との間にハンド21が進入される。
【0014】
そして、ハンド21が製品Pをビスケット部p1で把持し、その把持動作の開始と略同時に、潤滑剤噴出ノズル30からの液体潤滑剤の噴出と、射出スリーブ13内のプランジャーチップ16の後退動作とが開始される。
すると、潤滑剤噴出ノズル30から噴霧される液体潤滑剤は、プランジャーチップ16の後退に伴って、鋳込口12aから射出スリーブ13内へと吸引されて、射出スリーブ13の内周面に塗布される。
【0015】
また、ハンド21によって製品Pが把持されると、その直後に、製品Pは可動金型12内の押出しピン12bによって押出され、その押出し動作と連動して、製品Pを把持しているハンド21が固定金型11の方向へ水平移動し、更に、該ハンド21は、液体潤滑剤を噴霧している潤滑剤噴出ノズル30が鋳込口12aに近接する位置まで水平移動する。
【0016】
プランジャーチップ16の後退動作は、該プランジャーチップ16の前端面が射出スリーブ13の後端部(図1及び2における射出スリーブ13の右端部)近傍に位置するまで継続される。
【0017】
液体潤滑剤の噴出時間は、液体潤滑剤が射出スリーブ13の長手方向にわたって満遍なく行きわたるように、少なくともプランジャーチップ16の後退開始から後退終了までの時間とされ、より好ましくは、液体潤滑剤が射出スリーブ13内周面に長手方向および周方向にわたって満遍なく塗布されるように適宜調整される。
また、プランジャーチップ16を後退させる速度は、潤滑剤噴出ノズル30から噴霧される液体潤滑剤がスムーズに鋳込口12aから射出スリーブ13の後端部まで誘導されるように、適宜に設定される。
【0018】
そして、上記のようにして射出スリーブ13内周面への液体潤滑剤の塗布が完了した後、製品取出しロボット20の操作によって、製品Pを把持したハンド21が両金型11,12の外部へ抜き出され、次の鋳造工程へと移行される。
【0019】
尚、上記潤滑剤塗布方法の一例によれば、潤滑剤噴出ノズル30からの液体潤滑剤の噴出は、ハンド21による把持動作の開始と略同時に開始するようにしたが、噴霧される液体潤滑剤が鋳込口12a外のキャビティー面等へ付着することなく鋳込口12a内へ確実に導かれるようにするために、必要に応じて、製品Pを把持したハンド21が固定金型11へ向かって水平移動している途中や、製品Pを把持したハンド21が潤滑剤噴出ノズル30を鋳込口12aに近接させる位置で停止した直後等、潤滑剤噴出ノズル30と鋳込口12aとの距離が短くなってから噴出開始するようにしてもよい。
【0020】
また、上記潤滑剤塗布方法の一例によれば、プランジャーチップ16の後退動作を液体潤滑剤の噴出開始と略同時に開始するようにしたが、射出スリーブ13内への液体潤滑剤の塗布が満遍なく行なわれるようにすれば、プランジャーチップ16の後退開始が液体潤滑剤の噴出開始の前後に多少ずれていても構わない。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、製品取出しロボットのハンドに潤滑剤噴出ノズルが一体的に設けられているため、専用マシンを用いた従来技術のように専用スペースを確保する必要がなく、両金型の下方側やダイカストマシン周りのスペースを節減することができる。
しかも、ハンドにより製品を把持する工程と、射出スリーブ内へ潤滑剤を塗布する工程とが略同時に進行されるため、鋳造作業のサイクルタイムを低減して、ダイカストマシンによる生産性を向上することができる。
その上、両金型間に配置される潤滑剤噴出ノズルが鋳込口に近接する位置から潤滑剤を噴出するため、射出スリーブ内への潤滑剤の塗布を確実に行うことができる。
【0022】
更に、第二の発明によれば、プランジャーチップの後退により、潤滑剤が鋳込口から射出スリーブ内の奥まで吸引されるため、潤滑剤を射出スリーブの内周面に満遍なく均等に塗布することができ、射出スリーブ内への潤滑剤の塗布を一層確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる射出スリーブ用潤滑剤塗布装置を、ダイカストマシンにおける固定金型と可動金型との間に進入させて、該射出スリーブ用潤滑剤塗布装置と一体のハンドによって製品を把持しようとしている状態の側面図であり、切欠することで要部を示している。
【図2】同射出スリーブ用潤滑剤塗布装置から射出スリーブ内へ潤滑剤を噴出しながらプランジャーチップを後退させ、同プランジャーチップを後退しきった状態を示す側面図であり、切欠することで要部を示している。
【符号の説明】
11:固定金型         12:可動金型
12a:鋳込口         13:射出スリーブ
16:プランジャーチップ    20:製品取出しロボット
21:ハンド          30:潤滑剤噴出ノズル
A:射出スリーブ用潤滑剤塗布装置

Claims (2)

  1. 製品取出しロボットのハンドに具備された潤滑剤噴出ノズルによって、鋳込口から射出スリーブ内へ潤滑剤を塗布する射出スリーブ用潤滑剤塗布装置であって、
    前記潤滑剤噴出ノズルが、型開きされた際の固定金型と可動金型との間で噴出方向を前記鋳込口へ向けるように、前記ハンドに一体的に設けられていることを特徴とするダイカスト鋳造における射出スリーブ用潤滑剤塗布装置。
  2. 上記潤滑剤噴出ノズルから潤滑剤を噴出させながら、射出スリーブ内のプランジャーチップを後退させることを特徴とする請求項1記載の射出スリーブ用潤滑剤塗布装置を用いた潤滑剤塗布方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226717A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 東芝機械株式会社 ダイカスト成形機の被覆剤供給装置

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