JP2004057334A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入賞部を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機にあっては、始動口への遊技球の入賞を検出して大当り抽選を行うように構成されていた。また普通図柄作動ゲートを通過すると小当り抽選を行いこの抽選結果が大当りの場合には始動口を入賞し易くし、実際に入賞が行われる場合にも大当り抽選が行われるように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】
したがって、始動口の他に普通図柄作動ゲートを設けて小当り抽選と大当り抽選とを行うようにしているため、遊技領域が狭くなり遊技球の転動動作の自由度を狭めてしまう事態も生じ得た。
【0003】
そこで、本発明は、1つの入賞部への遊技球の入賞で小当り判定や大当り判定を実行可能とし、普通図柄作動ゲートを不要とした遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、入賞部を備えた遊技機であって、
前記入賞部への遊技球の入賞を検出する検出手段と、
この入賞検出に応答して、小当り判定処理または大当り判定処理のいずれかを選択的に実行する抽選手段と、を備えたことを特徴とするようにした。
【0005】
この発明においては、入賞部への遊技球の入賞を検出し、この入賞検出に応答して、小当り判定処理または大当り判定処理のいずれかを選択的に実行するので、1つの入賞部への遊技球の入賞で小当り判定や大当り判定を実行可能とし、普通図柄作動ゲートを不要とすることができる。
【0006】
前記抽選手段は、時分割で割り当てられている小当り判定期間と大当り判定期間における小当り判定期間中に入賞検出があった場合には小当り判定処理を実行する反面、時分割における大当り判定期間中に入賞検出があった場合には大当り判定処理を実行する構成とすることができる。
【0007】
また、前記検出手段は、入賞検出に対応して出力する検出信号のオン状態期間が入賞遊技球の通過に要する時間に応じたものとなるように構成され、
前記抽選手段は、前記オン状態期間が所定期間を超えない場合には大当り判定処理を実行する反面、前記オン状態期間が前記所定時間以上の場合には小当り判定を実行する構成とすることができる。
【0008】
なお、このような動作はコンピュータ読み取り可能な記録媒体にプログラムを記録しておき、CPUがこの記録媒体に記録したプログラムを読み取って実行することによって実現できる。このような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、光磁気記録媒体等のデジタルコンテンツの書き込み及び読出しが可能な各種の記録媒体が挙げられる。また、このプログラムを所定の情報処理装置から通信網を介して遊技機にダウンロードしてインストールするようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。先ず遊技機の一般的な構成や動作を説明してから、本発明の特徴部の動作を説明することによって本発明の理解の容易化を図る。
【0010】
図1は遊技盤10の模式的な説明図である。遊技盤10の略中央部には、3つ(左、中、右)の表示エリアを有していて、各表示エリアにおいて、独立して数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示装置100が配設されており、その真下には特別図柄始動口104が配設されていて、この特別図柄始動口104の両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設されている。また、一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口104を形成するように離間して開閉可能に設けられている。
【0011】
さらに、特別図柄始動口104の下方には、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)112、112が配設されている。
【0012】
そして、特別図柄始動口104に遊技球が入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも1つの識別情報の変動表示が開始されその後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状態(特別遊技状態)となる。
【0013】
また、普通図柄作動ゲート102が遊技球の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊技球が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値である時には、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り状態(特別遊技状態)となる。
【0014】
一方、入賞されない打球はアウト口114を介して排出される。なお、図示しないハンドルを操作することに応じて不図示の発射装置が遊技球を遊技盤10上に到達させるように構成されていて、遊技球は遊技盤10上の様々な方向に転動されながら下方向へと流下される。
【0015】
そして、この遊技機は、図柄変動表示中(所定の表示演出中)に特別図柄始動口104に入賞された遊技球数を特別図柄始動口104への入賞の保留数として累積記憶していくとともに、この図柄変動表示が開始すると、累積記憶数を減少させていくように構成されている。この累積記憶数は通常、始動メモリ数等と称される。
【0016】
図2はこのような遊技の進行状況に応じた遊技動作制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制御ブロック図である。遊技動作制御を統括する主制御部200は、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載している。この主制御部200は、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコマンド等(後述する)を含む多種多様な制御コマンドを格納するコマンドデータテーブル領域202および一連の遊技動作制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等の遊技動作制御プログラムを格納するROM201と、ワークエリアが形成されるRAM203とが設けられていて一体型のワンチップマイコンとなっている。主制御部200が所定周期(例えば4(msec))でこの遊技動作制御プログラムを繰り返して実行することによって遊技動作制御が行われることになり、主制御部200は遊技動作制御を統括している。
【0017】
主制御部200には、入力ポート210を介して複数のスイッチ群のそれぞれからの検出信号を受信可能に構成されている。即ち、主制御部200は、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技球の特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設けられ遊技球のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ遊技球の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口スイッチ308等のスイッチ群が接続され、主制御部200は各スイッチからの遊技球検出に対応した検出信号を受信可能に構成されている。
【0018】
また、主制御部200には、出力ポート215を介して複数の周辺装置を制御可能に接続されている。より具体的には、主制御部200には、特別図柄やキャラクタを表示する表示部を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御するランプ表示装置110、112、効果音を発生する効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302等の周辺装置群が接続され、主制御部200は各装置を制御するための制御信号を送信可能となっている。
【0019】
そして、主制御部200は、特に特別図柄表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制御を行うようになっている。さらに主制御部200から特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一方向通信による通信形態を採っている。
【0020】
また、主制御部200には、電源供給を行うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を出力するリセット回路213とが接続されていて、さらに、リセット回路213には、主制御部200から周期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監視するためのモニタ信号が入力される。
【0021】
さて、図12に示すように、主制御部200から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用のコマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでなっており、主制御部200側のROM201のコマンドデータテーブル領域202や特別図柄表示装置100側のプログラムROM1040には表示制御用コマンドデータが格納されている。図6乃至図9はこれらの表示制御用コマンドの例を示している。
【0022】
表示制御用コマンドには、「特別図柄を変動させるとともに、変動パターンを指定するためのコマンド(変動パターン指定コマンド:第1のコマンド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド(左図柄指定コマンド:第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定するコマンド(中図柄指定コマンド:第2のコマンド)」、「特別図柄右の停止図柄を指定するコマンド(右図柄指定コマンド:第2のコマンド)」、「特別図柄を停止させるためのコマンド(図柄停止表示コマンド:第3のコマンド)」がある。なお、第1のコマンドは図柄をどのようなパターンで変動表示させるか、キャラクタ画像をどのようなパターンで表示演出させるか等を定める変動パターンを指定する情報を含んだコマンドとなっている。主制御部200は、図柄変動表示を開始させるような遊技状況となったときこれらの5つのコマンドを1回の変動表示制御における所定のタイミングで特別図柄表示装置100に送信する。
【0023】
図3は特別図柄表示装置100のブロック構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部200からのストローブ信号やコマンドを受信するためのデータ受信回路1140(データレベルを変換する電圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して画像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM1040と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LSI(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)1060が画像展開するために必要なデータを格納したキャラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時的に記憶された画像データを受け取って送出するLCDパネル用インターフェイス回路1100と、このLCDパネル用インターフェイス回路1100から送出された画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1120とを有して構成されている。
【0024】
図4(a)に示すように、キャラクタROM1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパレットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義した情報を格納したシナリオデータ領域を有している。また、キャラクタデータは特定圧縮方法で圧縮処理された状態でキャラクタイメージデータ領域に格納されており、さらに、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格納されている。
【0025】
そして、特別図柄表示装置100のCPU1020は、データ受信回路1140が受信したコマンドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(VDP)1060に与えると、画像処理用LSI(VDP)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM1080上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイス回路1100に送ることによって、LCDパネル1120によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表示が細かに行われる。
【0026】
また、図5はコマンド送受信タイミングを示したタイミングチャートである。前述したように、コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく1バイト長のイベント(EVENT)から成っている。この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機としてモード(MODE)情報を送信し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機としてイベント(EVENT)情報を送信する。すると、これに対応して特別図柄表示装置のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処理によってコマンドを受信してRAM1090に格納する。
【0027】
次に、先ず、主制御部200や特別図柄表示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を図10(遊技動作制御のゼネラルフローチャート)や図11を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な動作について説明して本発明の理解の容易化に努める。なお、図10に示す一連の処理は主制御部200がROM201に格納されている図示しない遊技制御プログラムを実行することによって行われる。より具体的には、リセット回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップから実行され、この一連の処理が繰り返し実行されるようになっている。
【0028】
先ず、図示しない電源スイッチによって電源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処理が実行されたか否かを判定する(ステップS110)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS120に移行する。
【0029】
ステップS200では、RAM203の初期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次いで、ステップS210では、初期制御処理を行うためのデータをRAM203の所定の領域にセットする。一方、ステップS120では、RAM203内に形成される図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメントし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値を更新する。
【0030】
次に、ステップS140において、特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポート210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップS150に移行してポート入力処理で読み込み格納したデータを把握するためのスイッチチェック処理を実行する。
【0031】
次に、ステップS160にて各スイッチ304、306、308等の断線や短絡の有無のチェックを行い、これらの障害が発生している場合には(Yes)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS180に移行する(ステップS170)。
【0032】
そして、ステップS180において、普通図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる(ステップS190)。なお、ステップS180において、主制御部200は遊技動作制御に応じて必要なモード、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域202を参照して決定し、決定したモード、イベントを示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納する。
【0033】
次に、ステップS195において、大入賞口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノイド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制御し、次いで、ステップS220において、図示しない賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を出力するための賞球セット処理を実行する。さらにステップS230、240、250において、図示しない遊技機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応させて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置116を遊技動作状態に対応させて効果音発生制御を行うためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処理を実行する。
【0034】
次に、ステップS260では、各処理でRAM203に格納したデータを出力ポート215を介して対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そして、特別図柄表示装置100に対して、先ずストローブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示したようにして送信する。これによって、特別図柄表示装置100には例えば図6乃至図9にて示したコマンドが主制御部200から送信され受信することになる。
【0035】
ステップS270では、リセット回路213からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合にはステップS110に移行して遊技動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0036】
次に、コマンドを受け取った特別図柄表示装置100のCPU1020の動作について、図11を参照しつつ説明する。まず、ステップS1100において、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初期化等を行いステップS1102において、新しいコマンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御のためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Yes)ステップS1104に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0037】
ステップS1104では、図5において説明した割り込み処理において、データ受信回路1140が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップS1108において、画像処理用LSI1060へ出力するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更新する。
【0038】
次に、ステップS1110において、RAM1090にセットされている図柄制御用データに基づいて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスクロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄表示位置を設定し、次いで、ステップS1112において、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)から取得してRAM1090にセットし、次にステップS1114において、速度データに基づいて図柄オフセット値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための準備を行う。
【0039】
次に、ステップS1116において、RAM1090にセットされているアニメーション処理用データが格納されているアニメーション処理用テーブル(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画像表示のための準備を行い、RAM1090内のVDP出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」か否かを判断する(ステップS1118)。
【0040】
そして、出力許可フラグが「1」でない場合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Yes)にはステップS1120にて、VDP出力用バッファにセットされているデータを画像処理用LSI1060に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じてキャラクタROM1180のデータを獲得して展開し、展開された画像データはビデオRAM1080に一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイス回路1100に送られLCDパネル1120による画像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置100における設定された表示位置において設定された速度での図柄変動表示の表示等が行われる。
【0041】
図13、図14はそれぞれ主制御部200から特別図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミングの一例、および、送信コマンドの説明図である。これらの図を参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足されると、先ず「図柄変動を開始させるとともに変動パターンを指定するためのコマンドを送信し(▲1▼)、これからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(▲2▼)、これからT2時間経過後に中停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(▲3▼)、これからT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(▲4▼)、そして、変動開始からT時間経過後に全図柄を停止させるためのコマンド(▲5▼)を送信する。
【0042】
一方、第1のコマンド(▲1▼)を受信した特別図柄表示装置100のCPU1020は、変動速度変化等の細かな表示制御を行って一連の変動表示制御を行い、第3のコマンド(▲5▼)の受信を契機として変動表示制御を終了させてから、受信した第2のコマンド(▲2▼、▲3▼、▲4▼)で指定された停止図柄での停止表示を行って特別図柄抽選結果を表示する。このようにCPU1020はVDP1060を駆動制御することによってLCDパネル1120の表示画面上に所要の画像表示を行うように構成されている。
【0043】
(本発明の特徴部)
図16は本発明の実施形態の遊技機の遊技盤11の模式的説明図であり、図1の遊技盤10と比較して分かるように、本実施形態の遊技盤11によれば、普通図柄作動ゲート102が設けられていない。
【0044】
図18は特徴部の構成図である。主制御部200は、ROM201に記録された不図示のプログラムをRAM203をワークエリアとして使用しながら実行することによって以下の動作が実現可能に構成されている。また、上述したように主制御部200が表示制御用コマンドを特別図柄表示装置100に送信することによって、特別図柄表示装置100のCPU1020は、主制御部200からの表示制御用コマンドに基づいた表示制御をLCDパネル1120の表示画面上で行う。かくして特別図柄表示装置100には大当り抽選結果が表示される。さらに、主制御部200は、小当り判定結果に応じて普通図柄表示装置108に小当り抽選結果を表示制御させる。
【0045】
また、主制御部200は小当り抽選の結果、小当り当選と判定した場合には、始動口作動ソレノイド300を駆動制御して開閉部材120を移動させ特別図柄始動口104(以下単に始動口104)に遊技球入賞容易とする動作を所定期間行う。さらに、主制御部200は大当り抽選の結果、大当り当選と判定した場合には、大入賞口作動ソレノイド302を駆動制御して大入賞口106を所定の開放態様で開放制御して遊技球を入賞可能とする。
【0046】
そして、主制御部200に接続されている特別図柄始動スイッチ304は、図20に示すように、特別図柄始動口104に遊技球が入賞したことに応答して、オフ状態(スイッチオフ)からオン状態(スイッチオン)に変化する検出信号を主制御部200に出力する。特別図柄始動スイッチ304は、その検出信号が遊技球のスイッチ通過に要する時間に比例した時間Δtだけオン状態となるように構成されている。
【0047】
即ち、図19に示すように縦方向長さLの特別図柄始動スイッチ304の真上側から落下する遊技球PAは符号X1に示すように鉛直方向に落下ししかもその突入速度は比較的大きいため、Δtは相対的に短くなる。一方、遊技盤11上の釘によって極端に減速された遊技球や符号X2で示すように斜め下方向へと落下する遊技球PBは特別図柄始動スイッチ304の通過時間(縦方向の長さLを通過する時間)は相対的に長くなる。かくして遊技球の減速状態や特別図柄始動口104への突入状態等によって、スイッチオン信号が出力される期間が変化するように構成されている。
【0048】
図16(a)は大当り抽選用の大当り判定用乱数カウンタ1600の説明図である。この大当り判定用乱数カウンタ1600は、初期値「0」から始まって上限値「239」となるまで所定周期(例えば4msec)で順次1ずつカウントアップ動作を行っていくと共に、カウント値が上限値「239」を越えた場合に初期値「0」でクリアされカウント動作が繰返される無限ループカウンタを用いて生成され、これら無限ループカウンタはRAM203内に形成されて主制御部200がそのカウント動作を制御している。
【0049】
主制御部200が所定のタイミングで抽出したカウント値が「3」、「17」、「151」のいずれかであれば大当り当選、これ以外の場合には大当り落選と判定するので、大当り確率は「3/240」に設定されている。なお、大当り値の数や大当り判定用乱数カウンタ1600の上限値を変更して大当り確率をこれ以外のものとしても良い。
【0050】
また、図16(b)は小当り抽選用の小当り判定用乱数カウンタ1610の説明図である。この大当り判定用乱数カウンタ1610は、初期値「0」から始まって上限値「9」となるまで所定周期(例えば4msec)で順次1ずつカウントアップ動作を行っていくと共に、カウント値が上限値「9」を越えた場合に初期値「0」でクリアされカウント動作が繰返される無限ループカウンタを用いて生成され、これら無限ループカウンタはRAM203内に形成されて主制御部200がそのカウント動作を制御している。
【0051】
主制御部200が所定のタイミングで抽出したカウント値が「0〜2」のいずれかであれば小当り当選、これ以外の場合には小当りり落選と判定するので、小当り確率は「3/10」に設定されている。なお、小当り値の範囲や小当り判定用乱数カウンタ1610の上限値を変更して大当り確率をこれ以外のものとしても良い。
【0052】
(動作例1)
図17を参照して動作例1を説明する。この動作例1においては、図17のように小当り判定期間と大当り判定期間とが交互に時分割されている。図17の例では、時刻0からt1までが小当り判定期間、時刻t1を越えて時刻t2までは大当り判定期間、時刻t2を超えて時刻t3までは小当り判定期間、時刻t3を越えて時刻t4までは大当り判定期間、…となるように、小当り判定期間と大当り判定期間とが時分割設定されている。
【0053】
そして、小当り判定期間中に始動口104に遊技球が入賞された場合には小当り判定を行う。例えば図17の入賞a、入賞cに対しては小当り判定を行う。具体的には主制御部200が小当り判定用乱数カウンタ1610から入賞に応じて乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値が「0〜2」のいずれかの値であれば小当り当選として普通図柄表示装置108に数字「7」を表示させ小当り当選を通知し、始動口104の開閉部材120を開状態として始動口104への遊技球の入賞がし易くなるように始動口作動ソレノイド300を駆動制御する。
【0054】
一方、主制御部200が小当り判定用乱数カウンタ1610から、始動口104への入賞に応じて、乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値が「0〜2」以外の値であれば小当り落選として普通図柄表示装置108に数字「7」以外の数字を表示させて小当り落選を通知する。
【0055】
また、大当り判定期間中に始動口104に遊技球が入賞された場合には大当り判定を行う。例えば図17の入賞bに対しては大当り判定を行う。具体的には主制御部200が大当り判定用乱数カウンタ1600から入賞に応じて乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値がいずれかの大当り値であれば大当り当選として特別図柄表示装置100に例えば「777」等のゾロ目を表示させ大当り当選を通知し、大入賞口106を所定開放制御態様で開放制御して遊技球の大入賞口106への入賞を可能とするために大入賞口作動ソレノイド302を駆動制御する。
【0056】
一方、主制御部200が大当り判定用乱数カウンタ1600から、始動口104への入賞に応じて、乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値が大当り値以外の値であれば大当り落選として特別図柄表示装置100にゾロ目数字例えば「777」以外の数字を表示させて大当り落選を通知する。
【0057】
したがって動作例1によれば、主制御部200は、時分割で割り当てられている小当り判定期間と大当り判定期間における小当り判定期間中に始動口104への入賞検出があった場合には小当り判定処理を実行する反面、時分割における大当り判定期間中に始動口104への入賞検出があった場合には大当り判定処理を行うようにして、1つの入賞部(始動口104)への遊技球の入賞で小当り判定や大当り判定を実行可能とし、普通図柄作動ゲート102を不要とすることができる。
【0058】
(動作例2)
図21を参照して動作例2を説明する。遊技球が始動口104に入賞して出力する検出信号のスイッチオン時間Δtが予め設定した時間t0より小さいか否かを判定する。小さいと判定された場合(Yes)にはステップS2110に移行して大当り判定動作を行う反面、小さいと判定されない場合(No)にはステップS2120に移行して小当り判定動作を行う。即ち、遊技球のスイッチ通過時間がt0よりも短い場合には始動口104への遊技球の入賞がスムーズに行われたとして大当り判定を行い、これ以外の場合(即ち、Δtがt0以上の場合)には小当り判定を行う。
【0059】
ステップS2110における大当り判定にあっては、主制御部200が大当り判定用乱数カウンタ1600から乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値がいずれかの大当り値であれば大当り当選として特別図柄表示装置100に例えば「777」等のゾロ目を表示させ大当り当選を通知し、大入賞口106を所定開放制御態様で開放制御して遊技球の大入賞口106への入賞を可能とするために大入賞口作動ソレノイド302を駆動制御する。
【0060】
一方、主制御部200が大当り判定用乱数カウンタ1600から、始動口104への入賞に応じて、乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値が大当り値以外の値であれば大当り落選として特別図柄表示装置100にゾロ目数字例えば「777」以外の数字を表示させて大当り落選を通知する。
【0061】
そして、ステップS2120に小当り判定にあっては、主制御部200が小当り判定用乱数カウンタ1610から乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値が「0〜2」のいずれかの値であれば小当り当選として普通図柄表示装置108に数字「7」を表示させ小当り当選を通知し、始動口104の開閉部材120を開状態として始動口104への遊技球の入賞がし易くなるように始動口作動ソレノイド300を駆動制御する。
【0062】
一方、主制御部200が小当り判定用乱数カウンタ1610から、始動口104への入賞に応じて、乱数カウント値を抽出し、この抽出したカウント値が「0〜2」以外の値であれば小当り落選として普通図柄表示装置108に数字「7」以外の数字を表示させて小当り落選を通知する。
【0063】
したがってこの動作例2によれば、特別図柄始動スイッチ304を入賞検出に対応して出力する検出信号のオン状態期間が入賞遊技球の通過に要する時間に応じたものとなるように構成しておき、主制御部200はオン状態期間Δtが所定期間t0を超えない場合には大当り判定処理を実行する反面、オン状態期間が所定時間t0以上の場合には小当り判定を実行するので、これによっても、1つの入賞部(始動口104)への遊技球の入賞で小当り判定や大当り判定を実行可能とし、普通図柄作動ゲート102を不要とすることができる。
【0064】
以上説明したきたように本発明の実施形態によれば、始動口104(入賞部)への遊技球の入賞を検出し、この入賞検出に応答して、小当り判定処理または大当り判定処理のいずれかを選択的に実行するので、1つの始動口104(入賞部)への遊技球の入賞で小当り判定や大当り判定を実行可能とし、普通図柄作動ゲートを不要とすることができる。
【0065】
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、始動口104の位置を適宜変更すること、t0の設定値を適宜変更すること、等が挙げられる。また、低確率時には特に大当りを遊技者に期待させるため、大当り判定期間を小当り判定期間よりも長くし、さらに、高確率時には大当りと小当り時間遊技球の獲得数(ベース)を維持に影響するため、大当り判定期間と小当り判定期間との切り替え間隔を通常よりも短時間に行うようにしても良い。また、特別図柄始動メモリ数と普通図柄メモリ数とに応じて、大当り判定期間と小当り判定期間の長さを変更するようにしても良い。例えば普通図柄メモリ数が満杯の時には、大当り判定期間を極端に長くして小当り判定期間を0かそれに近いものとすれば良い。
【0066】
なお、以上の説明では、遊技機としてパチンコ機を例にとり説明してきたが、遊技媒体を入賞部に入賞させる遊技を行う他の遊技機に対しても本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、1つの入賞部への遊技球の入賞で小当り判定や大当り判定を実行可能とし、普通図柄作動ゲートを不要とすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図である。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデータの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信の説明図である。
【図15】本発明の実施形態の遊技盤11の模式的説明図である。
【図16】大当り判定用乱数カウンタ1600、小当り判定用乱数カウンタ1610の説明図である。
【図17】動作例1の説明図である。
【図18】特徴部の構成図である。
【図19】検出信号の出力動作の説明図である。
【図20】検出信号の出力例の説明図である。
【図21】動作例2を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技盤
100 特別図柄表示装置
102 普通図柄作動ゲート
104 特別図柄始動口
106 大入賞口
120 開閉部材
200 主制御部
201 ROM
202 コマンドデータテーブル領域
203 RAM
308 大入賞口スイッチ
1020 CPU
1090 RAM
1120 LCDパネル
1600 大当り判定用乱数カウンタ
1610 小当り判定用乱数カウンタ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine provided with a winning section.
[0002]
[Prior art]
Conventional gaming machines have been configured to detect a winning of a game ball to a starting port and perform a jackpot lottery. Also, when passing through the normal symbol operation gate, a small hit lottery is performed, and if the lottery result is a big hit, it is easy to win a start opening, and a big hit lottery is also performed when a win is actually made. .
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, a small symbol operation gate is provided in addition to the starting port to perform the small hit lottery and the big hit lottery, so that the game area is narrowed and the degree of freedom of the rolling motion of the game ball may be narrowed. Obtained.
[0003]
Accordingly, it is an object of the present invention to provide a gaming machine that can execute a small hit determination or a big hit determination by winning a game ball in one winning section and that does not require a normal symbol operation gate.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is a gaming machine having a winning section,
Detecting means for detecting a winning of the game ball to the winning section,
Lottery means for selectively executing either the small hit determination process or the big hit determination process in response to the winning detection.
[0005]
In the present invention, the winning of the game ball to the winning portion is detected, and either the small hit determination process or the big hit determination process is selectively executed in response to the winning detection. The small hit determination and the big hit determination can be executed by winning the game ball, and the normal symbol operation gate can be omitted.
[0006]
The lottery means executes the small hit determination process when a win is detected during the small hit determination period in the small hit determination period and the big hit determination period allocated in a time-sharing manner. If a win is detected, a jackpot determination process may be performed.
[0007]
Further, the detection means is configured such that an on-state period of a detection signal output in response to a winning detection is determined according to a time required for passing a winning game ball,
The lottery means may be configured to execute a large hit determination process when the ON state period does not exceed a predetermined time period, but to execute a small hit determination when the ON state period is equal to or longer than the predetermined time period. it can.
[0008]
Such an operation can be realized by recording a program on a computer-readable recording medium, and reading and executing the program recorded on the recording medium by a CPU. As such a recording medium, it is possible to write and read digital contents such as a semiconductor recording medium such as a ROM and a semiconductor IC, an optical recording medium such as a DVDROM and a CDROM, a magnetic recording medium such as a flexible disk, and a magneto-optical recording medium. Various recording media are included. Further, the program may be downloaded from a predetermined information processing device to a game machine via a communication network and installed.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, the general configuration and operation of the gaming machine will be described, and then the operation of the features of the present invention will be described to facilitate the understanding of the present invention.
[0010]
FIG. 1 is a schematic explanatory view of the game board 10. The game board 10 has three (left, middle, and right) display areas substantially at the center thereof, and in each of the display areas, identification information composed of a figure by a number or a character is variably displayed. A possible special
[0011]
Further, below the special symbol opening 104, a special winning opening 106, an ordinary
[0012]
Then, a game ball is won in the special
[0013]
Also, when the normal
[0014]
On the other hand, hit balls that are not won are ejected through the
[0015]
The gaming machine accumulates and stores the number of gaming balls that have been won in the
[0016]
FIG. 2 is a control block diagram showing only a main part of the gaming machine in which such a game operation control according to the progress of the game is performed. The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
Further, a
[0021]
Now, as shown in FIG. 12, the display control command sent from the
[0022]
The display control commands include a command for changing a special symbol and specifying a change pattern (a change pattern specifying command: a first command), and a command for specifying a stop symbol on the left of the special symbol (left symbol). Designated command: second command), "Command for designating stop symbol in special symbol (middle symbol designation command: second command)", "Command for designating right symbol of special symbol (right symbol designation command) : Second command) "and" command for stopping special symbol (symbol stop display command: third command) ". Note that the first command is a command including information for designating a variation pattern that determines a pattern in which a symbol is to be variably displayed, a pattern in which a character image is to be displayed, and the like. The
[0023]
FIG. 3 is a block diagram of the special
[0024]
As shown in FIG. 4A, a
[0025]
Then, the
[0026]
FIG. 5 is a timing chart showing the command transmission / reception timing. As described above, the command includes a 1-byte length mode (MODE) and a 1-byte length event (EVENT). In this example, the
[0027]
Next, first, a normal control operation performed by the
[0028]
First, when the
[0029]
In step S200, a clearing process of a storage area is performed as initialization processing of the
[0030]
Next, in step S140, an input port process of reading the detection signals output from the special
[0031]
Next, in step S160, it is checked whether or not each of the
[0032]
Then, in step S180, the data necessary for the display control of the ordinary
[0033]
Next, in step S195, in order to control opening and closing of the special winning opening 106 and the opening and closing
[0034]
Next, in step S260, the data stored in the
[0035]
In step S270, a reset standby process is performed until a reset signal is input from the
[0036]
Next, the operation of the
[0037]
In step S1104, in the interrupt processing described with reference to FIG. 5, the command received by the
[0038]
Next, in step S1110, based on the symbol control data set in the
[0039]
Next, in step S1116, animation data is obtained from an animation processing table (not shown) that stores the animation processing data set in the
[0040]
If the output permission flag is not “1” (No), the process returns to step S1102 to repeat a series of processing, while if the output permission flag is “1” (Yes), the process proceeds to step S1120 to output the VDP output signal. The data set in the buffer is output to the
[0041]
FIG. 13 and FIG. 14 are diagrams illustrating an example of a transmission timing of a command transmitted from the
[0042]
On the other hand, the
[0043]
(Characteristic part of the present invention)
FIG. 16 is a schematic explanatory view of the gaming board 11 of the gaming machine according to the embodiment of the present invention. As can be seen by comparing with the gaming board 10 of FIG. The
[0044]
FIG. 18 is a configuration diagram of the characteristic portion. The
[0045]
In addition, when the
[0046]
Then, as shown in FIG. 20, the special
[0047]
That is, as shown in FIG. 19, the game ball PA that falls from just above the special
[0048]
FIG. 16A is an explanatory diagram of the big hit determination
[0049]
If the count value extracted by the
[0050]
FIG. 16B is an explanatory diagram of the small hit determination random number counter 1610 for the small hit lottery. The random number counter 1610 for jackpot determination sequentially counts up one by one in a predetermined cycle (for example, 4 msec) from the initial value “0” to the upper limit value “9”, and the count value is set to the upper limit value “9”. When the count value exceeds "9", the count value is generated using an infinite loop counter which is cleared by the initial value "0" and repeats the count operation. These infinite loop counters are formed in the
[0051]
If the count value extracted by the
[0052]
(Operation example 1)
Operation example 1 will be described with reference to FIG. In the operation example 1, the small hit determination period and the big hit determination period are alternately time-divided as shown in FIG. In the example of FIG. 17, the small hit determination period is from
[0053]
Then, if a game ball is won in the starting
[0054]
On the other hand, the
[0055]
If a game ball is won in the starting
[0056]
On the other hand, the
[0057]
Therefore, according to the first operation example, the
[0058]
(Operation example 2)
Operation example 2 will be described with reference to FIG. It is determined whether or not the switch-on time Δt of the detection signal output when the game ball wins the starting
[0059]
In the big hit determination in step S2110, the
[0060]
On the other hand, the
[0061]
Then, in the small hit determination in step S2120, the
[0062]
On the other hand, the
[0063]
Therefore, according to the second operation example, the ON state period of the detection signal output from the special
[0064]
As described above, according to the embodiment of the present invention, the winning of the game ball to the starting opening 104 (winning part) is detected, and in response to the winning detection, either the small hit determination processing or the big hit determination processing is performed. Since the game is selectively executed, the small hit determination and the big hit determination can be executed by winning the game ball to one starting opening 104 (winning portion), and the ordinary symbol operation gate can be unnecessary.
[0065]
Although the embodiments of the present invention have been described above, various modifications and changes can be made to the above embodiments without departing from the spirit of the present invention. For example, the position of the starting
[0066]
In the above description, a pachinko machine has been described as an example of a gaming machine. However, it is needless to say that the present invention can be applied to other gaming machines that play a game in which a game medium is won in a winning section. Nor.
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to execute a small hit determination or a big hit determination by winning a game ball in one winning section, and to obtain an effect that an ordinary symbol operation gate can be eliminated. Can be
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic explanatory view of a game board 10;
FIG. 2 is a control block diagram of the gaming machine.
FIG. 3 is a block diagram of the special
FIG. 4 is an explanatory diagram of a character ROM memory map and palette data.
FIG. 5 is a timing chart showing the timing of command transmission and reception.
FIG. 6 is an explanatory diagram of commands stored in a command
FIG. 7 is an explanatory diagram of commands stored in a command
FIG. 8 is an explanatory diagram of a command stored in a command
FIG. 9 is an explanatory diagram of a command stored in a command
FIG. 10 is a general flowchart for explaining a game control operation of the gaming machine.
11 is a flowchart illustrating a control operation of
FIG. 12 is an explanatory diagram of a data structure of a command.
FIG. 13 is a timing chart showing command transmission timing for symbol display.
FIG. 14 is an explanatory diagram of command transmission.
FIG. 15 is a schematic explanatory view of the game board 11 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 16 is an explanatory diagram of a large hit determination
FIG. 17 is an explanatory diagram of Operation Example 1;
FIG. 18 is a configuration diagram of a characteristic unit.
FIG. 19 is an explanatory diagram of an output operation of a detection signal.
FIG. 20 is an explanatory diagram of an output example of a detection signal.
FIG. 21 is a flowchart illustrating an operation example 2;
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10
202 Command
308
1090 RAM
1120
Claims (3)
前記入賞部への遊技球の入賞を検出する検出手段と、
この入賞検出に応答して、小当り判定処理または大当り判定処理のいずれかを選択的に実行する抽選手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。A gaming machine with a winning section,
Detecting means for detecting a winning of the game ball to the winning section,
A gaming machine comprising: lottery means for selectively executing either a small hit determination process or a large hit determination process in response to the winning detection.
前記抽選手段は、
時分割で割り当てられている小当り判定期間と大当り判定期間における小当り判定期間中に入賞検出があった場合には小当り判定処理を実行する反面、時分割における大当り判定期間中に入賞検出があった場合には大当り判定処理を実行することを特徴とする遊技機。The gaming machine according to claim 1,
The lottery means,
If a win is detected during the small hit determination period in the small hit determination period and the big hit determination period allocated by time division, the small hit determination process is performed, but the winning detection is performed during the big hit determination period in the time division. A gaming machine characterized by executing a jackpot determination process when there is a hit.
前記検出手段は、入賞検出に対応して出力する検出信号のオン状態期間が入賞遊技球の通過に要する時間に応じたものとなるように構成され、
前記抽選手段は、
前記オン状態期間が所定期間を超えない場合には大当り判定処理を実行する反面、前記オン状態期間が前記所定時間以上となる場合には小当り判定を実行することを特徴とする遊技機。The gaming machine according to claim 1,
The detecting means is configured such that an on-state period of a detection signal output in response to a winning detection is in accordance with a time required for passing a winning game ball,
The lottery means,
A gaming machine that executes a big hit determination process when the ON state period does not exceed a predetermined period, but executes a small hit determination when the ON state period is longer than the predetermined time period.
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