JP2004054880A - 色域圧縮の実施方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】色域圧縮をより効果的に行う。
【解決手段】(a)第1パレットの色にインデックスされた画素を受信する工程と、(b)スレショルド値を受信する工程と、(c)第1パレットの一色を第2パレットの色として選択し、選択された色をマッピングする工程と、(d)第1パレットのもう一つの色と第2パレットの各色との間の色差を計算する工程と、(e)全ての色差がスレショルド値より大きい時、第1パレットの他の色を第2パレットのもう一つの色として指定し、第1パレットの他の色をマッピングし、そうなでなければ、第1パレットの他の色を、第2パレットの色にマッピングする工程と、(f)第1パレットの全ての色に、工程(d)と(e)を繰り返す工程と、(g)第1パレットと第2パレットの色間のマッピングに従って、第2パレットの色に画素を再インデックスする工程とからなる。
【選択図】 図11
【解決手段】(a)第1パレットの色にインデックスされた画素を受信する工程と、(b)スレショルド値を受信する工程と、(c)第1パレットの一色を第2パレットの色として選択し、選択された色をマッピングする工程と、(d)第1パレットのもう一つの色と第2パレットの各色との間の色差を計算する工程と、(e)全ての色差がスレショルド値より大きい時、第1パレットの他の色を第2パレットのもう一つの色として指定し、第1パレットの他の色をマッピングし、そうなでなければ、第1パレットの他の色を、第2パレットの色にマッピングする工程と、(f)第1パレットの全ての色に、工程(d)と(e)を繰り返す工程と、(g)第1パレットと第2パレットの色間のマッピングに従って、第2パレットの色に画素を再インデックスする工程とからなる。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色域圧縮(color gamut compression)に関するもので、特にイメージファイルのサイズを効果的に小さくする色域圧縮の実施方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルイメージは画素から構成される。画素は異なる色情報をもたらし、視覚的にカラー画像に融合される。フルカラーイメージにおいて、各画素がもたらす色の変化範囲は、使用する桁数により限定される。GIFイメージ等の制限された色域イメージにとって、画素の色は意図的に固定数に限定される。これらのイメージは限定された色数を備えるパレットを用いて描かれる絵と同様である。これにより、各イメージファイルは画素に加えられるパレットのデータからなる。画素によりもたらされる色情報はパレットの色が参照するインデックスである。ある状況において、ファイルのサイズを小さくするために、イメージファイルの表示品位を低下させてデータ量が小さいイメージファイルを得る。色域圧縮は、その方法の1つで、パレットの色数を減少させることで成し得るものである。
【0003】
公知の色域圧縮において、色域が制限されたイメージはまず、フルカラーイメージに転換しなければならない。その後、フルカラーイメージ内の色情報を分析することにより、所定の色数を備える新しいパレットが生成される。最後に、画素を新しいパレットの色に再インデックスすることにより、ソースイメージよりも小さい色空間を備える制限色域イメージが達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、公知の色域圧縮方法においては、フルカラーイメージを一時的に保存する大きいメモリ空間が必要となり、その上、フルカラーイメージの色情報の分析は複雑で、かなりの時間を要する。フルカラーイメージの分析に費やす時間はイメージの大きさに基づいており、イメージが大きくなる程、分析に要する時間も長くなってしまう。その他、多数のソースイメージが同じパレットを用いる場合、上記の公知の色域圧縮方法を実施してしまうと、新しいパレットが生成され、多数の異なるパレットを用いた圧縮イメージファイルとなって、イメージファイルのデータ量が増加してしまうため、ファイルの圧縮に不都合である。
【0005】
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたもので、フルカラーイメージの転換、分析を行うことなく、イメージファイルのサイズを効果的に小さくするための色域圧縮をより効果的に行うことができる色域圧縮の実施方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、色域圧縮の実施方法であって、(a)第1パレットの色に対してインデックスされた画素を受信する工程と、(b)閾値を受信する工程と、(c)前記第1パレットの一色を第2パレットの色として選択し、選択された前記色を第2パレットにマッピングする工程と、(d)前記第1パレットの他の色と前記第2パレットの各色との間での色差を計算する工程と、(e)計算された全ての色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの他の色を前記第2パレットのもう1つの色として指定し、前記第1パレットの該他の色を前記第2パレットにマッピングし、計算された全ての色差が前記閾値より大きくないときには、前記第1パレットの他の色を、最小の色差を備える前記第2パレットの前記色にマッピングする工程と、(f)前記第1パレットの全ての色に対して、前記工程(d)と(e)を繰り返す工程と、(g)前記第1パレットと前記第2パレットの色間の前記マッピングにより、前記第2パレットの前記色に前記画素を再インデックスする工程とからなることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の色域圧縮の実施方法において、前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、いずれの2色の前記色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットの前記色数は前記閾値により変化することを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットと前記再インデックスされた画素とを保存する工程をさらに含むことを特徴としている。
【0010】
請求項5記載の発明は、色域圧縮の実施方法であって、(a)第1パレットの色が参照する第1インデックスをもたらす画素を備えるイメージと、前記第1パレットとを受信する工程と、(b)閾値を受信する工程と、(c)第2パレットと、前記第1パレットの前記色がマッピングされる列を備えるマッピングテーブルとを作成する工程と、(d)前記第2パレットに加えられる前記第1パレットの一色を選択し、前記第2パレットに加えられる前記色が参照する第2インデックスの1つを生成し、新しく生成された前記第2インデックスを、選択された前記色がマッピングされる列に保存する工程と、(e)前記第1パレットの他の色と前記第2パレットの前記色との間の色差を計算する工程と、(f)前記全ての色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの他の色を前記第2パレットに加え、前記第2パレットに加えられた前記他の色が参照するもう1つの第2インデックスを生成し、生成された前記第2インデックスを、他の色がマッピングされる前記マッピングテーブルの列に保存し、前記全ての色差が前記閾値より大きくないときには、最小の色差を備える前記第2パレットの色が参照する前記第2インデックスを、前記第1パレットの他の色数とマッピングする列に保存する工程と、(g)前記第1パレットの前記全ての色に対して、前記工程(e)と(f)を繰り返す工程と、(h)前記イメージの前記各画素によりもたらされる前記第1インデックスを、前記第1インデックスを参照する前記色がマッピングされる列に保存される前記第2インデックスに転換する工程とからなることを特徴としている。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、いずれの2色の前記各色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴としている。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットの前記色は前記第1パレットの前記色より少ないことを特徴としている。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットと前記第2インデックスをもたらす前記画素を備える前記イメージとを保存することを特徴としている。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記第1インデックスが順に並べられ、前記工程(d)で選択された前記色は、前記第1順位の第1インデックスを参照し、前記色が参照する前記第1インデックスの順に従って、前記各色に対し、前記工程(e)及び(f)を繰り返すことを特徴としている。
【0015】
請求項10記載の発明は、色域圧縮の実施方法であって、第1パレットの第1、第2色にインデックスされる画素を受信する工程と、閾値を受信する工程と、前記第1パレットの前記第1色を前記第2パレットの色として選択し、前記第1色を前記第2パレットにマッピングする工程と、前記第1パレットの前記第2色と前記第2パレットの前記第2色との間の色差を計算する工程と、前記色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの前記第2色を前記第2パレットのもう1つの色として指示し、前記第1パレットの前記第2色を前記第2パレットにマッピングし、前記色差が前記閾値より大きくないときには、前記第1パレットの前記第2色を、最小色差を備える前記第2パレットの色にマッピングする工程と、前記第1、第2パレットの色間のマッピングに従って、前記画素を前記第2パレットの色に再インデックスする工程とからなることを特徴としている。
【0016】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の色域圧縮の実施方法において、前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、前記第1パレットの前記第2色と前記第2パレットの前記色との色差は、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴としている。
【0017】
請求項12記載の発明は、請求項10記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットと前記再インデックスされた前記画素とを保存する工程をさらに含むことを特徴としている。
【0018】
このように、本発明においては、フルカラーイメージを分析するのではなく、ソースイメージのパレットに対し分析が行われる。パレットの色の分析はフルカラーイメージの分析よりも容易で、フルカラーイメージを一時的に保存する大きいメモリ空間も不要である。
【0019】
【発明の実施の形態】
上述した本発明の目的、特徴、及び長所をいっそう明瞭にするため、以下に本発明の好ましい実施の形態を挙げ、図面を参照にしながらさらに詳しく説明する。
【0020】
図1は本発明の具体例による色域圧縮の実施方法のフローチャートであり、下記の工程11〜20は処理手順を示すものである。図2は元のインデックスをもたらす画素を備えるソースイメージを示す図である。図3〜10は、新たに作成されたパレットとマッピングテーブルの完成の手順を説明するための模式図である。図11は新たに生成されたインデックスがもたらす画素を備える圧縮イメージを示す図である。
【0021】
工程11において、図2で示されるソースイメージI1とこのソースイメージI1に対応するパレット21(第1パレット)が受信される。ソースイメージI1は、(0,0,0)、(6,6,6)(2,2,2)、(9,9,9)、(7,7,7)、(13,13,13)及び(11,11,11)で表されるパレットの色がそれぞれ参照するインデックス0、1、2、3、4、5及び6をもたらす画素を備える。注目すべきことは、インデックスは順に並べられ、色を表す第一、第二及び第三値はそれぞれ、赤、青及び緑値である。
【0022】
工程12において、スレショルド値(閾値)15が受信される。
【0023】
工程13において、新しい空白のパレット22(第2パレット)とマッピングテーブル23とが作成される。図3で示されるように、マッピングテーブル23は元のパレット21の色がマッピングされる列231〜237を備える。マッピングテーブル23の列231〜237の全値がマイナス1にイニシャライズされる。
【0024】
工程14において、第一順序インデックス0を参照する元のパレット21の色(0,0,0)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられた色(0,0,0)が参照する新しいインデックス0が生成され、図4で示されるように、色(0,0,0)の新しく生成されたインデックス0は色(0,0,0)がマッピングされる列231に保存される。
【0025】
工程15において、次のインデックスを参照する元のパレット21の色がない場合(工程15でNO)、工程19が実行される。また、次のインデックスを参照する元のパレット21の色がある場合(工程15でYES)、次のインデックスを現在のインデックスとし、工程16が実行される。
【0026】
工程16において、元のパレット21の現在のインデックスを参照する色と新しいパレット22に加えられた各色との間の色差が計算される。いずれの2色の色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算される。色差は、以下の(1)式で表される。
【0027】
【0028】
DCは色差を示しており、OCr、OCb及びOCgは元のパレット21の色の赤、青及び緑値で、NCr、NCb及びNCgは新しいパレット22の色の赤、青及び緑値である。
【0029】
工程17において、工程16で計算された全ての色差DCがスレショルド値(ここでは、15)より大きいとき、現在のインデックスを参照する元のパレット21の色が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられた色が参照するもう一つの新しいインデックスが生成され、新しく生成されたインデックスは現在のインデックスを参照する色がマッピングされる列に保存される。一方、工程16で計算された全ての色差DCがスレショルド値より大きくないとき、最小の色差と現在のインデックスを参照する色を備えるインデックス数とを備える新しいパレット22の色のインデックスは、現在のインデックスを参照する色がマッピングされる列に保存される。
【0030】
工程18において、それらのインデックスの順序どおりに、元のパレット21の全ての色に対して、上記の工程16及び17が繰り返される。
【0031】
図5〜図10は工程15〜18により、新しいパレット22とマッピングテーブル23が完成する手順を示す図である。
【0032】
図5で示されるように、現在のインデックスが1の時、元のパレット21の現在のインデックス1を参照する色(6,6,6)と、新しいパレット22の色(0,0,0)との間の色差DCは15より大きいので、インデックス1を参照する元のパレット21の色(6,6,6)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられた色(6,6,6)が参照する新しいインデックス1が生成される。新しく生成されたインデックス1は現在のインデックス1を参照する色(6,6,6)がマッピングされる列232に保存される。
【0033】
図6で示されるように、現在のインデックスが2の時、工程16において計算された色差DCの全てが、ここでは、スレショルド値15より大きいとは限らないので、現在のインデックス2を参照する色(2,2,2)を備える最小の色差DCを備える新しいパレット22の色(0,0,0)のインデックス0が、現在のインデックス2を参照する色(2,2,2)がマッピングされる列233に保存される。
【0034】
図7で示されるように、現在のインデックスが3の時、元のパレット21の現在のインデックス3を参照する色(9,9,9)と新しいパレット22の各色(0,0,0)及び(6,6,6)との間の色差DCが共に15より大きいので、インデックス3を参照する元のパレット21の色(9,9,9)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられる色(9,9,9)が参照する新しいインデックス2が生成される。新しく生成されたインデックス2は現在のインデックス3を参照する色(9,9,9)がマッピングされる列234に保存される。
【0035】
図8で示されるように、現在のインデックスが4の時、工程16において計算された色差DCの全てが、ここでは、スレショルド値15より大きいとは限らないので、現在のインデックス4を参照する色(7,7,7)を備える最小の色差DCを備える新しいパレット22の色(6,6,6)のインデックス1が、現在のインデックス4を参照する色(7,7,7)がマッピングされる列235に保存される。
【0036】
図9で示されるように、現在のインデックスが5の時、元のパレット21の現在のインデックス5を参照する色(13,13,13)と新しいパレット22の各色(0,0,0)、(6,6,6)及び(9,9,9)との間の色差DCが全て15より大きいので、インデックス5を参照する元のパレット21の色(13,13,13)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられる色(13,13,13)が参照する新しいインデックス3が生成される。新しく生成されたインデックス3は、現在のインデックス5を参照する色(13,13,13)がマッピングされる列236に保存される。
【0037】
図10で示されるように、現在のインデックスが6の時、工程16において計算された色差DCの全てが、ここでは、スレショルド値15より大きいとは限らないので、現在のインデックス6を参照する色(11,11,11)を備える最小の色差DCを備える新しいパレット22の色(9,9,9)のインデックス2が、現在のインデックス6を参照する色(11,11,11)がマッピングされる列237に保存される。注目すべきことは、このとき、色(13,13,13)も、色(11,11,11)との間で同じ最小色差を備えるが、新しいパレット22の色(13,13,13)のインデックス3より小さいので、新しいパレット22の色(9,9,9)のインデックス2が選択される。
【0038】
工程19において、イメージソースI1の各画素によりもたらされた元のインデックスは、元のインデックスを参照する色がマッピングされるマッピングテ−ブルの列に保存される新しいインデックスに変更される。この結果、図11で示される圧縮イメージI2になる。
【0039】
工程20において、新しいパレットと新しいインデックスをもたらす画素を備える圧縮イメージが保存される。新しいパレットの色は元のパレットの色より数が少ない。元の色数と新しいパレットの色数との違いはスレショルド値により決定される。
【0040】
結論として、本発明は、フルカラーイメージの転換、分析なしに、色域圧縮を実施する方法を提供する。フルカラーイメージに代わって、ソースイメージのパレットが分析される。パレットの色の分析はフルカラーイメージの分析よりも容易で、フルカラーイメージを短い時間内に保存する大きいメモリ空間が不要である。よって色域圧縮がより効果的になる。
【0041】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を逸脱しない範囲内で種々の変更や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、フルカラーイメージの転換、分析を行うことなく、イメージファイルのサイズを効果的に小さくするための色域圧縮をより効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例による色域圧縮の実施方法のフローチャートである。
【図2】元のインデックスをもたらす画素を備えるソースイメージを示す図である。
【図3】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図4】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図5】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図6】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図7】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図8】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図9】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図10】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図11】新しいインデックスをもたらす画素を備える圧縮イメージを示す図である。
【符号の説明】
I1…イメージソース
I2…圧縮イメージ
21…元のパレット
22…新しいパレット
23…マッピングテーブル
231〜237・・・列
【発明の属する技術分野】
本発明は、色域圧縮(color gamut compression)に関するもので、特にイメージファイルのサイズを効果的に小さくする色域圧縮の実施方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルイメージは画素から構成される。画素は異なる色情報をもたらし、視覚的にカラー画像に融合される。フルカラーイメージにおいて、各画素がもたらす色の変化範囲は、使用する桁数により限定される。GIFイメージ等の制限された色域イメージにとって、画素の色は意図的に固定数に限定される。これらのイメージは限定された色数を備えるパレットを用いて描かれる絵と同様である。これにより、各イメージファイルは画素に加えられるパレットのデータからなる。画素によりもたらされる色情報はパレットの色が参照するインデックスである。ある状況において、ファイルのサイズを小さくするために、イメージファイルの表示品位を低下させてデータ量が小さいイメージファイルを得る。色域圧縮は、その方法の1つで、パレットの色数を減少させることで成し得るものである。
【0003】
公知の色域圧縮において、色域が制限されたイメージはまず、フルカラーイメージに転換しなければならない。その後、フルカラーイメージ内の色情報を分析することにより、所定の色数を備える新しいパレットが生成される。最後に、画素を新しいパレットの色に再インデックスすることにより、ソースイメージよりも小さい色空間を備える制限色域イメージが達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、公知の色域圧縮方法においては、フルカラーイメージを一時的に保存する大きいメモリ空間が必要となり、その上、フルカラーイメージの色情報の分析は複雑で、かなりの時間を要する。フルカラーイメージの分析に費やす時間はイメージの大きさに基づいており、イメージが大きくなる程、分析に要する時間も長くなってしまう。その他、多数のソースイメージが同じパレットを用いる場合、上記の公知の色域圧縮方法を実施してしまうと、新しいパレットが生成され、多数の異なるパレットを用いた圧縮イメージファイルとなって、イメージファイルのデータ量が増加してしまうため、ファイルの圧縮に不都合である。
【0005】
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたもので、フルカラーイメージの転換、分析を行うことなく、イメージファイルのサイズを効果的に小さくするための色域圧縮をより効果的に行うことができる色域圧縮の実施方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、色域圧縮の実施方法であって、(a)第1パレットの色に対してインデックスされた画素を受信する工程と、(b)閾値を受信する工程と、(c)前記第1パレットの一色を第2パレットの色として選択し、選択された前記色を第2パレットにマッピングする工程と、(d)前記第1パレットの他の色と前記第2パレットの各色との間での色差を計算する工程と、(e)計算された全ての色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの他の色を前記第2パレットのもう1つの色として指定し、前記第1パレットの該他の色を前記第2パレットにマッピングし、計算された全ての色差が前記閾値より大きくないときには、前記第1パレットの他の色を、最小の色差を備える前記第2パレットの前記色にマッピングする工程と、(f)前記第1パレットの全ての色に対して、前記工程(d)と(e)を繰り返す工程と、(g)前記第1パレットと前記第2パレットの色間の前記マッピングにより、前記第2パレットの前記色に前記画素を再インデックスする工程とからなることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の色域圧縮の実施方法において、前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、いずれの2色の前記色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットの前記色数は前記閾値により変化することを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットと前記再インデックスされた画素とを保存する工程をさらに含むことを特徴としている。
【0010】
請求項5記載の発明は、色域圧縮の実施方法であって、(a)第1パレットの色が参照する第1インデックスをもたらす画素を備えるイメージと、前記第1パレットとを受信する工程と、(b)閾値を受信する工程と、(c)第2パレットと、前記第1パレットの前記色がマッピングされる列を備えるマッピングテーブルとを作成する工程と、(d)前記第2パレットに加えられる前記第1パレットの一色を選択し、前記第2パレットに加えられる前記色が参照する第2インデックスの1つを生成し、新しく生成された前記第2インデックスを、選択された前記色がマッピングされる列に保存する工程と、(e)前記第1パレットの他の色と前記第2パレットの前記色との間の色差を計算する工程と、(f)前記全ての色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの他の色を前記第2パレットに加え、前記第2パレットに加えられた前記他の色が参照するもう1つの第2インデックスを生成し、生成された前記第2インデックスを、他の色がマッピングされる前記マッピングテーブルの列に保存し、前記全ての色差が前記閾値より大きくないときには、最小の色差を備える前記第2パレットの色が参照する前記第2インデックスを、前記第1パレットの他の色数とマッピングする列に保存する工程と、(g)前記第1パレットの前記全ての色に対して、前記工程(e)と(f)を繰り返す工程と、(h)前記イメージの前記各画素によりもたらされる前記第1インデックスを、前記第1インデックスを参照する前記色がマッピングされる列に保存される前記第2インデックスに転換する工程とからなることを特徴としている。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、いずれの2色の前記各色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴としている。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットの前記色は前記第1パレットの前記色より少ないことを特徴としている。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットと前記第2インデックスをもたらす前記画素を備える前記イメージとを保存することを特徴としている。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項5記載の色域圧縮の実施方法において、前記第1インデックスが順に並べられ、前記工程(d)で選択された前記色は、前記第1順位の第1インデックスを参照し、前記色が参照する前記第1インデックスの順に従って、前記各色に対し、前記工程(e)及び(f)を繰り返すことを特徴としている。
【0015】
請求項10記載の発明は、色域圧縮の実施方法であって、第1パレットの第1、第2色にインデックスされる画素を受信する工程と、閾値を受信する工程と、前記第1パレットの前記第1色を前記第2パレットの色として選択し、前記第1色を前記第2パレットにマッピングする工程と、前記第1パレットの前記第2色と前記第2パレットの前記第2色との間の色差を計算する工程と、前記色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの前記第2色を前記第2パレットのもう1つの色として指示し、前記第1パレットの前記第2色を前記第2パレットにマッピングし、前記色差が前記閾値より大きくないときには、前記第1パレットの前記第2色を、最小色差を備える前記第2パレットの色にマッピングする工程と、前記第1、第2パレットの色間のマッピングに従って、前記画素を前記第2パレットの色に再インデックスする工程とからなることを特徴としている。
【0016】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の色域圧縮の実施方法において、前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、前記第1パレットの前記第2色と前記第2パレットの前記色との色差は、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴としている。
【0017】
請求項12記載の発明は、請求項10記載の色域圧縮の実施方法において、前記第2パレットと前記再インデックスされた前記画素とを保存する工程をさらに含むことを特徴としている。
【0018】
このように、本発明においては、フルカラーイメージを分析するのではなく、ソースイメージのパレットに対し分析が行われる。パレットの色の分析はフルカラーイメージの分析よりも容易で、フルカラーイメージを一時的に保存する大きいメモリ空間も不要である。
【0019】
【発明の実施の形態】
上述した本発明の目的、特徴、及び長所をいっそう明瞭にするため、以下に本発明の好ましい実施の形態を挙げ、図面を参照にしながらさらに詳しく説明する。
【0020】
図1は本発明の具体例による色域圧縮の実施方法のフローチャートであり、下記の工程11〜20は処理手順を示すものである。図2は元のインデックスをもたらす画素を備えるソースイメージを示す図である。図3〜10は、新たに作成されたパレットとマッピングテーブルの完成の手順を説明するための模式図である。図11は新たに生成されたインデックスがもたらす画素を備える圧縮イメージを示す図である。
【0021】
工程11において、図2で示されるソースイメージI1とこのソースイメージI1に対応するパレット21(第1パレット)が受信される。ソースイメージI1は、(0,0,0)、(6,6,6)(2,2,2)、(9,9,9)、(7,7,7)、(13,13,13)及び(11,11,11)で表されるパレットの色がそれぞれ参照するインデックス0、1、2、3、4、5及び6をもたらす画素を備える。注目すべきことは、インデックスは順に並べられ、色を表す第一、第二及び第三値はそれぞれ、赤、青及び緑値である。
【0022】
工程12において、スレショルド値(閾値)15が受信される。
【0023】
工程13において、新しい空白のパレット22(第2パレット)とマッピングテーブル23とが作成される。図3で示されるように、マッピングテーブル23は元のパレット21の色がマッピングされる列231〜237を備える。マッピングテーブル23の列231〜237の全値がマイナス1にイニシャライズされる。
【0024】
工程14において、第一順序インデックス0を参照する元のパレット21の色(0,0,0)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられた色(0,0,0)が参照する新しいインデックス0が生成され、図4で示されるように、色(0,0,0)の新しく生成されたインデックス0は色(0,0,0)がマッピングされる列231に保存される。
【0025】
工程15において、次のインデックスを参照する元のパレット21の色がない場合(工程15でNO)、工程19が実行される。また、次のインデックスを参照する元のパレット21の色がある場合(工程15でYES)、次のインデックスを現在のインデックスとし、工程16が実行される。
【0026】
工程16において、元のパレット21の現在のインデックスを参照する色と新しいパレット22に加えられた各色との間の色差が計算される。いずれの2色の色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算される。色差は、以下の(1)式で表される。
【0027】
【0028】
DCは色差を示しており、OCr、OCb及びOCgは元のパレット21の色の赤、青及び緑値で、NCr、NCb及びNCgは新しいパレット22の色の赤、青及び緑値である。
【0029】
工程17において、工程16で計算された全ての色差DCがスレショルド値(ここでは、15)より大きいとき、現在のインデックスを参照する元のパレット21の色が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられた色が参照するもう一つの新しいインデックスが生成され、新しく生成されたインデックスは現在のインデックスを参照する色がマッピングされる列に保存される。一方、工程16で計算された全ての色差DCがスレショルド値より大きくないとき、最小の色差と現在のインデックスを参照する色を備えるインデックス数とを備える新しいパレット22の色のインデックスは、現在のインデックスを参照する色がマッピングされる列に保存される。
【0030】
工程18において、それらのインデックスの順序どおりに、元のパレット21の全ての色に対して、上記の工程16及び17が繰り返される。
【0031】
図5〜図10は工程15〜18により、新しいパレット22とマッピングテーブル23が完成する手順を示す図である。
【0032】
図5で示されるように、現在のインデックスが1の時、元のパレット21の現在のインデックス1を参照する色(6,6,6)と、新しいパレット22の色(0,0,0)との間の色差DCは15より大きいので、インデックス1を参照する元のパレット21の色(6,6,6)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられた色(6,6,6)が参照する新しいインデックス1が生成される。新しく生成されたインデックス1は現在のインデックス1を参照する色(6,6,6)がマッピングされる列232に保存される。
【0033】
図6で示されるように、現在のインデックスが2の時、工程16において計算された色差DCの全てが、ここでは、スレショルド値15より大きいとは限らないので、現在のインデックス2を参照する色(2,2,2)を備える最小の色差DCを備える新しいパレット22の色(0,0,0)のインデックス0が、現在のインデックス2を参照する色(2,2,2)がマッピングされる列233に保存される。
【0034】
図7で示されるように、現在のインデックスが3の時、元のパレット21の現在のインデックス3を参照する色(9,9,9)と新しいパレット22の各色(0,0,0)及び(6,6,6)との間の色差DCが共に15より大きいので、インデックス3を参照する元のパレット21の色(9,9,9)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられる色(9,9,9)が参照する新しいインデックス2が生成される。新しく生成されたインデックス2は現在のインデックス3を参照する色(9,9,9)がマッピングされる列234に保存される。
【0035】
図8で示されるように、現在のインデックスが4の時、工程16において計算された色差DCの全てが、ここでは、スレショルド値15より大きいとは限らないので、現在のインデックス4を参照する色(7,7,7)を備える最小の色差DCを備える新しいパレット22の色(6,6,6)のインデックス1が、現在のインデックス4を参照する色(7,7,7)がマッピングされる列235に保存される。
【0036】
図9で示されるように、現在のインデックスが5の時、元のパレット21の現在のインデックス5を参照する色(13,13,13)と新しいパレット22の各色(0,0,0)、(6,6,6)及び(9,9,9)との間の色差DCが全て15より大きいので、インデックス5を参照する元のパレット21の色(13,13,13)が新しいパレット22に加えられ、新しいパレット22に加えられる色(13,13,13)が参照する新しいインデックス3が生成される。新しく生成されたインデックス3は、現在のインデックス5を参照する色(13,13,13)がマッピングされる列236に保存される。
【0037】
図10で示されるように、現在のインデックスが6の時、工程16において計算された色差DCの全てが、ここでは、スレショルド値15より大きいとは限らないので、現在のインデックス6を参照する色(11,11,11)を備える最小の色差DCを備える新しいパレット22の色(9,9,9)のインデックス2が、現在のインデックス6を参照する色(11,11,11)がマッピングされる列237に保存される。注目すべきことは、このとき、色(13,13,13)も、色(11,11,11)との間で同じ最小色差を備えるが、新しいパレット22の色(13,13,13)のインデックス3より小さいので、新しいパレット22の色(9,9,9)のインデックス2が選択される。
【0038】
工程19において、イメージソースI1の各画素によりもたらされた元のインデックスは、元のインデックスを参照する色がマッピングされるマッピングテ−ブルの列に保存される新しいインデックスに変更される。この結果、図11で示される圧縮イメージI2になる。
【0039】
工程20において、新しいパレットと新しいインデックスをもたらす画素を備える圧縮イメージが保存される。新しいパレットの色は元のパレットの色より数が少ない。元の色数と新しいパレットの色数との違いはスレショルド値により決定される。
【0040】
結論として、本発明は、フルカラーイメージの転換、分析なしに、色域圧縮を実施する方法を提供する。フルカラーイメージに代わって、ソースイメージのパレットが分析される。パレットの色の分析はフルカラーイメージの分析よりも容易で、フルカラーイメージを短い時間内に保存する大きいメモリ空間が不要である。よって色域圧縮がより効果的になる。
【0041】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を逸脱しない範囲内で種々の変更や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、フルカラーイメージの転換、分析を行うことなく、イメージファイルのサイズを効果的に小さくするための色域圧縮をより効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例による色域圧縮の実施方法のフローチャートである。
【図2】元のインデックスをもたらす画素を備えるソースイメージを示す図である。
【図3】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図4】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図5】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図6】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図7】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図8】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図9】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図10】新しいパレットとマッピングテーブルの完成の手順を示す図である。
【図11】新しいインデックスをもたらす画素を備える圧縮イメージを示す図である。
【符号の説明】
I1…イメージソース
I2…圧縮イメージ
21…元のパレット
22…新しいパレット
23…マッピングテーブル
231〜237・・・列
Claims (12)
- 色域圧縮の実施方法であって、
(a)第1パレットの色に対してインデックスされた画素を受信する工程と、
(b)閾値を受信する工程と、
(c)前記第1パレットの一色を第2パレットの色として選択し、選択された前記色を第2パレットにマッピングする工程と、
(d)前記第1パレットの他の色と前記第2パレットの各色との間での色差を計算する工程と、
(e)計算された全ての色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの他の色を前記第2パレットのもう1つの色として指定し、前記第1パレットの該他の色を前記第2パレットにマッピングし、計算された全ての色差が前記閾値より大きくないときには、前記第1パレットの他の色を、最小の色差を備える前記第2パレットの前記色にマッピングする工程と、
(f)前記第1パレットの全ての色に対して、前記工程(d)と(e)を繰り返す工程と、
(g)前記第1パレットと前記第2パレットの色間の前記マッピングにより、前記第2パレットの前記色に前記画素を再インデックスする工程と、
からなることを特徴とする色域圧縮の実施方法。 - 前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、いずれの2色の前記色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴とする請求項1記載の色域圧縮の実施方法。
- 前記第2パレットの前記色数は前記閾値により変化することを特徴とする請求項1記載の色域圧縮の実施方法。
- 前記第2パレットと前記再インデックスされた画素とを保存する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の色域圧縮の実施方法。
- 色域圧縮の実施方法であって、
(a)第1パレットの色が参照する第1インデックスをもたらす画素を備えるイメージと、前記第1パレットとを受信する工程と、
(b)閾値を受信する工程と、
(c)第2パレットと、前記第1パレットの前記色がマッピングされる列を備えるマッピングテーブルとを作成する工程と、
(d)前記第2パレットに加えられる前記第1パレットの一色を選択し、前記第2パレットに加えられる前記色が参照する第2インデックスの1つを生成し、新しく生成された前記第2インデックスを、選択された前記色がマッピングされる列に保存する工程と、
(e)前記第1パレットの他の色と前記第2パレットの前記色との間の色差を計算する工程と、
(f)前記全ての色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの他の色を前記第2パレットに加え、前記第2パレットに加えられた前記他の色が参照するもう1つの第2インデックスを生成し、生成された前記第2インデックスを、他の色がマッピングされる前記マッピングテーブルの列に保存し、前記全ての色差が前記閾値より大きくないときには、最小の色差を備える前記第2パレットの色を参照する前記第2インデックスを、前記第1パレットの他の色数とマッピングする列に保存する工程と、
(g)前記第1パレットの前記全ての色に対して、前記工程(e)と(f)を繰り返す工程と、
(h)前記イメージの前記各画素によりもたらされる前記第1インデックスを、前記第1インデックスが参照する前記色がマッピングされる列に保存される前記第2インデックスに転換する工程と、
からなることを特徴とする色域圧縮の実施方法。 - 前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、いずれの2色の前記各色差もそれぞれ、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴とする請求項5記載の色域圧縮の実施方法。
- 前記第2パレットの前記色は前記第1パレットの前記色より少ないことを特徴とする請求項5記載の色域圧縮の実施方法。
- 前記第2パレットと前記第2インデックスをもたらす前記画素を備える前記イメージとを保存することを特徴とする請求項5記載の色域圧縮の実施方法。
- 前記第1インデックスが順に並べられ、前記工程(d)で選択された前記色は、前記第1順位の第1インデックスを参照し、前記色が参照する前記第1インデックスの順に従って、前記各色に対し、前記工程(e)及び(f)を繰り返すことを特徴とする請求項5記載の色域圧縮の実施方法。
- 色域圧縮の実施方法であって、
第1パレットの第1、第2色にインデックスされる画素を受信する工程と、
閾値を受信する工程と、
前記第1パレットの前記第1色を前記第2パレットの色として選択し、前記第1色を前記第2パレットにマッピングする工程と、
前記第1パレットの前記第2色と前記第2パレットの前記第2色との間の色差を計算する工程と、
前記色差が前記閾値より大きいときには、前記第1パレットの前記第2色を前記第2パレットのもう1つの色として指示し、前記第1パレットの前記第2色を前記第2パレットにマッピングし、前記色差が前記閾値より大きくないときには、前記第1パレットの前記第2色を、最小色差を備える前記第2パレットの色にマッピングする工程と、
前記第1、第2パレットの色間のマッピングに従って、前記画素を前記第2パレットの色に再インデックスする工程と、
からなることを特徴とする色域圧縮の実施方法。 - 前記全ての色は赤、青及び緑の値によって表わされ、前記第1パレットの前記第2色と前記第2パレットの前記色との色差は、赤、青及び緑値間の差の二乗の合計により計算されることを特徴とする請求項10記載の色域圧縮の実施方法。
- 前記第2パレットと前記再インデックスされた前記画素とを保存する工程をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の色域圧縮の実施方法。
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