JP2000137795A - 色パレットを作成する方法 - Google Patents
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Abstract
GBデータのより低い解像度の画像に変換するのに有効
な、視覚的に最適な色パレットを作成すること。 【解決手段】 パレットを作成するためにYCBCR色空
間内にRGBカラーの全領域を定義する。YCBCR色空
間をCB軸4およびCR軸6に沿って等しく離間し、輝度
軸であるY軸2に沿って視覚的に等しく離間した色のグ
リッドに分割する。各平面12,14,16においてグ
リッド内の色をRGB色の全領域の境界に移動させ、最
大に飽和した色を保証する。出力色の全領域の境界にな
い色の座標をインクリメントさせて調節するとパレット
色の偏差が減少する場合、パレット内の色を置換するこ
とができる。
Description
より詳細には、より低い色解像度の装置で、より高い色
解像度の原画像を表示するのに使用するための視覚的に
最適な色パレットを作成する方法に関する。
その他のデジタル電子システムによってビットマップと
して処理される。ビットマップとは画像の各画素、すな
わちピクセルの色(カラー)を表現するデータのアレイ
である。画像の各ピクセルを表現するためのデータが必
要であるので、画像を処理するのに必要なメモリおよび
画像を処理するのに必要な時間は、画像を作成するピク
セルの総数と各ピクセルの色を記述する際に使用される
データビットの数(ビット深度として知られる)との双
方によって決定される。1つのシステムまたはサブシス
テムの色解像度は画像を再現するのに同時に使用できる
色の総数であり、この色解像度はビット深度の関数であ
る。
2N(ここでNはビット深度である)によって示され
る。ビット深度が24であるシステムではピクセルの色
は1670万色から選択でき、ビット深度が8ビットの
システムでは各ビットに対して256色しか利用できな
い。画像ピクセルの認識される真の色は256色のパレ
ットの場合よりも1670万色のパレットの場合のほう
が見やすく、ビット深度が大きくなるにつれ画質が改善
される。他方、8ビット解像度と比べ24ビット解像度
の画像を記憶するためには、3倍以上のメモリが必要と
なる。同様に、ビット深度が大きくなると処理条件も厳
しくなり、一部の表示技術、例えばLCD(液晶)装置
では、このような大きいビット深度を利用できない。シ
ステムのコスト、特にポータブル用のLCDを使った装
置用のシステムのコストを低減するには、原画像の色解
像度よりも低い色解像度で再現できる能力が重要であ
る。
色パレットを作成することが必要であり、この色パレッ
トからシステムが元のピクセル色のファクシミリとして
表示するための色を選択できる。換言すれば、1670
万色以上のパレットからピクセルの元の色を選択できた
としても、8ビット色のシステムでは、画像の各ピクセ
ルの色を再現するのに256色しか利用できない。パレ
ットを作成する主な目的は、より低い解像度で再現され
る画像が、原画像の色と同一またはそれに極めて近い色
を得て認識されるように、色の選択を最適にすることで
ある。後述するように、パレットに対する色の選択を最
適化する方法がいくつか開発されている。
は、画像内で最も多い頻度で現れる色はどの色であるか
を判断し、その最も多い頻度で現れる色でパレットを満
たす方法である。例えば8ビットシステムでは画像内で
最も多く現れる256色をパレット内で使用する。画像
を再現する際には各ピクセルの色をパレット内で最も近
い色にマッピングする。1つの画像は比較的少ない色を
含むことが多く、ピクセルの真の色、すなわちピクセル
の真の色に最も近い色がパレットに生じやすいので、こ
の方法は高画質の再現が可能である。しかしながら、ウ
ィンドウ上の環境のように数個の画像を同時に表示した
り、また画像を高速で連続して表示する場合、パレット
のスイッチングは視覚的に乱れ、計算量が集中するの
で、画像に依存したパレットは通常好ましくない。ブロ
ーダウェイの米国特許第4,907,075号公報およ
びホワイト他の米国特許第5,130,701号公報
は、いずれもかかるシステムについて記述しており、本
明細書ではこれら米国特許を参考例として引用する。
作成する方法である。画像から独立したパレットを作成
する1つの方法は、ピクセルの色の高ビットの色表示を
切り捨てる方法である。この方法では、残りのビット数
がシステムのビット深度に対応するまで、高ビット色表
示を構成する三原色の最小位の桁を廃棄する。この切り
捨て方法では、元の高ビットの色の記述によって得られ
る情報のかなりの部分が失われる。更に表示によって生
成される色はピクセルの真の色とはかなり異なることが
あり得る。
パレットを作成するために、最適な色を選択することが
複雑となる原因は、デジタルシステム内で色を記述する
のに1つ以上のシステムが使用されることである。一般
に、デジタルシステム用の出力装置は、赤,緑,青(R
GB)成分の強度に換算して1つの色を定義することを
求める。RGBの色モデルは、赤が通常x軸上にあり、
青が通常z軸上にあり、緑が通常y軸上にあるような、
デカルト座標系における立方体である。黒(最小強度の
赤,緑,青)は赤の軸と緑の軸と青の軸との交点にあ
り、白(最大強度の赤,緑,青)は黒の位置色RGB立
方体を横断し、対角方向にあるコーナーに位置する。R
GBの色の全領域のうちの黒のコーナーと白のコーナー
の間にある対角線がグレイスケールである。色の立方体
の全領域内にある任意の色は、赤,緑,青座標によって
決まる点によって定義される。ブラウン管(CRT)は
3つのサブピクセル(1つのサブピクセルは主に赤の蛍
光体を有し、1つは主に緑の蛍光体を有し、1つは主に
青の蛍光体を有する)から各ピクセルを構成するので、
モニタにはRGBの色の記述が適当である。これとは異
なり、RGB出力を発生するのに適当なフィルタと共に
「白」の蛍光を含むようなモニタもある。24ビット色
信号を有するシステムは色の記述子は赤(8ビット)の
強度と、緑(8ビット)の強度と、青(8ビット)の強
度とを指定する順序のついた3原色から構成される。色
(赤,緑,青)の各々の強度をメモリにマッピングし、
メモリはCRT内の3つの電子銃の各々に正しい電圧を
出力し、ピクセルに対する指定された色が得られるよう
に、3つの蛍光体が正しい光強度を出力するようにさせ
る。不幸なことに、再現される実際の色は装置に応じて
決まるので、RGBのマッピングは装置に依存する性質
がある。人の知覚に対して最適にするには、色パレット
は一般に装置のガンマ関数と称される、表示装置の入力
強度と出力強度との非線形の関係を考慮しなければなら
ない。
色モデルとして、YCBCR(YUV)色モデルがある。
このYCBCR色空間も順序のついた3原色を使用して色
を記述する。この順序のついた3原色は3つの異なるパ
ラメータ、すなわち輝度(Y)と、クロミナンス−青
(CB)と、クロミナンス−赤(CR)とを指定する。こ
のYCBCR色モデルも、デカルト座標系の3本の軸の交
点にある立方体である。RGB色モデルと同じように、
YCBCR色全領域の立方体における黒(最小の輝度,ク
ロミナンス−青,クロミナンス−赤)は、色空間の軸の
交点に位置する。YCBCR色モデルでは白(最大輝度,
最小クロミナンス−青,最小クロミナンス−赤)はY軸
上に位置する。このような色表示によって画像データの
圧縮性を大幅に改善することが可能であることが研究に
よって判ったので、近年、YCBCR色モデルは画像を記
述するのに一般的となった。画像圧縮は、画像を記憶す
るためのメモリ条件および画像を伝送するためのバンド
幅条件を低減する。JPEG,MPEGおよびH.26
1/H.263画像およびビデオ圧縮規格は、いずれも
このYCBCR色成分を使用しており、デジタルテレビも
このYCBCR色成分を使用している。
トリックス変換によりRGBデータに変換でき、この逆
にRGBデータからYCBCR色データに変換することも
可能である。充分なビット深度がある場合、YCBCRと
RGBとの間の変換を行うには、簡単な数学的変換を使
用するだけで満足できる。しかしながら、色パレットを
使用する場合、マトリックス変換は最適なパレットを作
成しない。YCBCR色全領域上にRGB色全領域が重ね
られる場合、RGB色全領域とYCBCR色全領域とは一
部しか重複しない。換言すれば、デジタルビデオのよう
なソースからのYCBCR色データはRGB装置によって
物理的に実現できない色を定義し得る。RGB色のパレ
ットにおけるRGB色の全領域にない、YCBCR色の全
領域からの色を含むことは、色パレットで利用できる限
られた数のエントリーを準最適に使用することである。
標軸をセグメントにサブ分割し、各色ボリュームに対す
る色ポイントを選択することである。この技術はRGB
空間内でYCBCR画像を表示する状況では全体に非効率
的である。その理由は、YC BCR軸に対する一定のセグ
メント化を行う結果、大きな数の色ボリュームの一部ま
たは全体がRGB色立方体から外に外れることになり、
よって物理的に実現できない色が表現されることにな
る。
することに関連する別の制限は、輝度パラメータ(Y)
の等しいインクリメント差が目で認識される輝度の等し
い変化に対応しないということである。フリードマン他
の米国特許第5,398,120号は、より低い解像度
のRGBパレットのために色を選択するシステムを開示
している。パレットのために選択される色はY,CB,
CR軸の各々にそれぞれに垂直な平面の3セットの交点
に位置する。Y軸に垂直に投影している平面の空間は立
方関数を使って決定される。この立方関数は、輝度に対
する人の知覚への表示装置のガンマ変換関数の寄与を考
慮せず、従って、輝度の視覚的に等しいグラデーション
を発生しない。更に12ビットの色解像度以外の解像度
に対し、適当なパレット色を選択する方法については記
載していない。更に開示された順序のついたディザリン
グの技術は、パレット色を選択して全領域外の色を表示
する必要性によって生じる誤差を補償するものではな
い。
(同相),Q(違相)形式の信号を一般に受信する。輝
度成分Yは赤,緑,青の混合であり、緑に対する感度が
最も高くなる傾向がある。同相(I)成分は一般に赤成
分と見なされ、違相(Q)成分は一般に青成分と見なさ
れる。Y,I,Qの代表的な比は[4,1,1/4]で
あって人間視覚システムの光学的特性に近似する。従っ
て、赤成分(I)よりも青成分(Q)はより少なく伝送
され、一般に赤成分(I)は緑成分(Y)よりも少な
い。バンド幅条件を更に低減するために、通常、Q成分
の振幅が制限される。
れたものであり、RGB色空間内の色データを必要とす
る、より低い解像度の装置で、より高い色解像度を有
し、YCBCR色空間内の色データによって表示される原
画像を再現するのに使用するための視覚的に最適な色分
布を生成する色パレットを作成するための方法を提供す
ることを課題としている。
像度よりも低い色解像度で画像を再現するのに使用する
ための、視覚的に最適な色パレットを作成する方法を提
供することにより、従来技術の上記欠点を解決するもの
である。この方法は、輝度軸と、該輝度軸に垂直な第2
軸と、前記輝度軸および該第2軸に垂直な第3軸とを有
する、三次元色空間内に出力色の全領域を定義するステ
ップを含む。この色空間は交点色の三次元グリッドを生
じるように分割される。各交点色は隣接する色間の座標
間隔が第2軸および第3軸の方向にほぼ等しく、輝度軸
の方向にほぼ視覚的に等しくなるよう、色空間内に位置
する。交点色が出力色の全領域の境界内に位置する場
合、この交点色は色パレット内に入れられる。出力色の
全領域の境界の外にある交点色は、この境界に隣接する
同じ輝度座標の他の色よりも境界により近い場合、パレ
ット内に含まれる。同じ輝度座標の隣接するパレット色
よりも、出力色の全領域の境界により近い、パレット内
に含まれる色の第2軸および第3軸の座標は、全領域の
境界またはコーナーに色を移動するように変更される。
全領域の境界上の最も近い色へ移動される。境界のコー
ナーがパレット内に含まれる同じ輝度の他の色に対する
よりも、パレット内に含まれるかかる色に対してより近
くに位置する場合、コーナー色が境界上の最も近い色で
あるかどうかとは関係なく、その最も近い色をコーナー
色へ移動させる。更に、輝度軸、第2軸および第3軸座
標をインクリメントさせて調節すると、パレット内の色
の総偏差が減少する場合、パレット内にあるが全領域の
境界上にない色を、座標を調節した色に置換してもよ
い。
色を蓄積したり、処理したりする際に一般に使用され
る、YCBCR色空間における色を、ほとんどの表示装置
で必要なRGB色空間内の色のパレットに変換する方法
を提供するものである。RGB色で実現できない色はこ
のパレットに含めない。この方法は、原画像の色解像度
よりも低い色解像度の装置に画像を表示するのに使用さ
れる表示装置のガンマ関数に対して調節される色の視覚
的に最適なパレットを作成する。アプリケーションに応
じて任意のサイズのパレットを作成できる。
解像度で画像を再現するのに使用するための色パレット
を作成する方法であって、(a)(1)輝度軸と、
(2)該輝度軸に垂直な第2軸と、(3)前記輝度軸お
よび該第2軸に垂直な第3軸と、を有する三次元色空間
内の出力色の全領域を定義するステップと、(b)隣接
する色間の座標間隔が、(1)前記第2軸および前記第
3軸の方向にほぼ等しく、かつ(2)前記輝度軸の方向
に視覚的にほぼ等しく、なるように、前記三次元色空間
を分割して前記色空間内に各々位置する交点色の三次元
グリッドを作成するステップと、(c)(1)出力色の
前記全領域の境界内に位置する前記交点色と、(2)出
力色の前記全領域の境界外に位置するが、隣接する同じ
輝度座標の他の色よりも前記境界の近くに位置する前記
交点色と、を前記パレット内に含ませるステップと、
(d)前記第2軸および第3軸に対する座標を変更し
て、前記パレット内に含まれる同じ輝度の他の交点色に
接近する前記コーナー色よりも、前記境界色およびコー
ナー色の少なくとも1つが、パレット内に含まれる前記
交点色に近い場合、前記色の全領域の境界上の最も近い
色、または前記色の全領域のコーナー色に、前記パレッ
トに含まれる各々前記交点色を移動するステップと、を
含むことを特徴としたものである。
赤,緑,青の色(RGB)成分を加えることによって生
成される色の全領域であることを特徴としたものであ
る。
含まれる各色の座標を前記輝度軸、第2軸及び第3軸の
各方向にインクリメントさせて変更するステップと、
(b)前記パレットにおける近接する色のすべてのペア
の間の視覚的距離の総偏差が置換によって最小となる場
合に、前記パレットにおいて、変更前の前記色を変更か
ら得られる色に置換するステップと、を更に含むことを
特徴としたものである。
近接する色のすべてのペアの間の視覚的距離の総偏差を
前記パレットにおける近接する色の前記すべてのペアの
間の前記視覚的距離の標準偏差によって決定することを
特徴としたものである。
かつ異なる色全領域にて画像を再現するのに使用するた
めの色パレットを作成する方法であって、(a)(1)
輝度軸と、(2)該輝度軸に垂直な第2軸と、(3)前
記輝度軸および前記第2軸に垂直な第3軸と、を有する
三次元入力色空間を定義するステップと、(b)前記輝
度軸に一致する黒から白の軸を有する出力色の全領域
を、前記入力色空間内で定義するステップと、(c)前
記輝度軸、前記第2軸および第3軸の各々に垂直な複数
の平面の交点に位置する一セットの交点色を認定するス
テップであって、前記平面が、(1)前記輝度軸、前記
第2軸および前記第3軸の各々に対する最大座標および
最小座標で前記出力色の全領域の境界を交差させ、
(2)前記第2軸および前記第3軸に対する前記最大座
標および前記最小座標に位置する前記平面の間の間隔を
複数の等しい間隔に分割し、(3)前記輝度軸に対する
前記最大座標および前記最小座標に位置する前記平面の
間の間隔を、複数の視覚的に等しい間隔に分割する座標
に位置する平面であるステップと、(d)主交点色に隣
接する前記輝度軸に垂直な同一平面において、各交点色
に対し、前記主交点色から前記出力色の全領域の前記境
界までの距離と、各交点色から前記出力色の全領域の前
記境界までの距離と、を比較するステップと、(e)
(1)前記出力色の全領域の前記境界内に位置する各交
点色は、隣接する前記交点色と比較したときに、前記境
界に最も近い交点色でなく、(2)各交点色と隣接する
前記交点色とを比較したときに、前記境界に近いまたは
前記隣接する交点色よりも前記境界に近い各交点色に対
して、前記境界のコーナーが前記コーナーに隣接するど
の交点色よりも前記交点色に近い場合に、前記交点色に
最も近い前記出力色全領域の前記境界にある色か前記境
界のコーナーにある色を、前記色パレットに入力するス
テップと、を有することを特徴としたものである。
赤,緑,青の色(RGB)成分を加えることによって生
成される色の全領域であることを特徴としたものであ
る。
ミナンス−青成分に対する軸であり、前記第3軸が前記
色のクロミナンス−赤成分に対する軸であることを特徴
としたものである。
まれる各色の座標を前記輝度軸、前記第2軸、前記第3
軸の各方向にインクリメントさせて変更するステップ
と、(b)前記パレットにおける近接する色のすべての
ペアの間の視覚的距離の総偏差が置換によって最小とな
る場合に、前記パレットにおいて、変更前の前記色を変
更によって得られる色に置換するステップと、を更に含
むことを特徴としたものである。
近接する色のすべてのペアの間の視覚的距離の総偏差を
前記パレットにおける近接する色の前記すべてのペアの
間の前記視覚的距離の標準偏差によって決定することを
特徴としたものである。
記最小座標および最大座標に位置する前記平面の間の間
隔を、複数の視覚的に等しい間隔に分割する平面であっ
て、前記輝度軸に垂直な該平面を位置づけるステップ
は、(a)YCBCR三原色をR′G′B′三原色に変換
するステップと、(b)ディスプレイガンマ関数に対す
る前記R′G′B′三原色を補正してRGB三原色を生
成するステップと、(c)前記RGB三原色をCIE−
XYZ三原色に変換するステップと、(d)前記CIE
−XYZ三原色を視覚的に均等な色空間内の1つの三原
色に変換するステップとを含むことを特徴としたもので
ある。
空間は、CIE−L*a*b*色空間であることを特徴と
したものである。
空間は、CIE−LUV色空間であることを特徴とした
ものである。
異なる色解像度で出力画像を再現するのに使用するため
の色パレットを作成する方法であって、(a)前記原画
像における潜在的な色に対する第1色空間を定義するス
テップと、(b)前記出力画像において、潜在的に実現
可能な色の出力の全領域を定義するステップと、(c)
前記第1色空間色の色を前記出力全領域に関連づけする
のに適した前記色パレットを作成して前記出力全領域内
で実現できる色だけを前記色パレット内に含ませ、人間
視覚システムに関連して前記色パレットを視覚的に重み
付けするステップと、を有することを特徴としたもので
ある。
(a)輝度軸と、(b)該輝度軸に垂直な第2軸と、
(c)前記輝度軸および前記第2軸に垂直な第3軸と、
を有する三次元空間であることを特徴としたものであ
る。
CBCR色空間であることを特徴としたものである。
IQ色空間であることを特徴としたものである。
は、赤,緑,青の色(RGB)成分を加えることによっ
て生じる色の全領域であることを特徴としたものであ
る。
して、前記出力全領域を生成する装置の入力強度と出力
強度の非線形関係を補正するステップを更に含むことを
特徴としたものである。
して、前記出力全領域の境界に対して色を移動させるス
テップを更に含むことを特徴としたものである。
して、前記パレットにおける近接する色のすべてのペア
の間の視覚的距離の総偏差を最小にするステップを更に
含むことを特徴としたものである。
詳細な説明を検討すれば、本発明の上記およびそれ以外
の目的、特徴および利点についてより容易に理解できよ
う。
反射されるか、またはオブジェクトが放射する視覚的ス
ペクトルにおける光子エネルギーの量子の分布の認識さ
れる表示のことである。色空間とは色のソースであるパ
ラメータの大きさを人が認識する色を示す多次元空間へ
マッピングしようと試みるモデルのことである。デジタ
ル電子工学では、いくつかの異なる色空間が重要とされ
ている。特に重要な色空間のうちの2つとして、YCB
CR色空間とRGB色空間とがある。
つのパラメータ、すなわちY(輝度),CB(クロミナ
ンス−青),CR(クロミナンス−赤)の大きさを表示
できる3本の軸の交点に位置する立方体のことである。
色の全領域における各ポイントはデカルト座標の値、す
なわちY,CB,CRによって特定される色のことであ
る。例えばYCBCR色の全領域では、黒(最小輝度,最
大クロミナンス−青,最大クロミナンス−赤)は、Y,
CB,CR軸の交点に位置する立方体のコーナーである。
YCBCR色空間では、白(最大の輝度,最小クロミナン
ス−青,最小クロミナンス−赤)はY軸に位置する立方
体のコーナーである。グレイスケールは黒と白との間の
間隔に広がってY軸に一致する。画像は一般にYCBCR
色データとして蓄積され、処理され、送信されるので、
YCBCR色空間は特にデジタルシステムで重要である。
緑,青)の色空間内のデータとして色を処理する。例え
ば色ブラウン管(CRT)のピクセルの各々は3つのサ
ブピクセル、(1つのサブピクセルは主に赤の蛍光体を
有し、1つのサブピクセルは主に緑の蛍光体を有し、1
つのサブピクセルは主に青の蛍光体を有する)に分割さ
れる。ピクセルの色はこれら赤,緑,青(RGB)サブ
ピクセルの強度の合計である。RGB色の全領域も立方
体である。赤,緑,青の軸を有する座標系では、黒は3
本の軸(最小強度の赤,緑,青)の交点に位置し、白
(最大強度の赤,緑,青)は黒色立方体を横断し、対角
線方向に対向する立方体のコーナーに位置する。立方体
の黒のコーナーと白のコーナーを接続する対角線上にグ
レイスケールが位置する。
て蓄積され、処理され、RGBデータから表示されるの
で、YCBCRデータからRGBへの変換はデジタルシス
テム内で一般に行われることである。YCBCR色データ
のRGB色データへの変換は、マトリックス変換によっ
て行うことができる。ビット深度が充分な場合、この変
換は簡単である。しかしながら多くの場合では出力装置
はLCD(液晶)表示の場合のように、原画像よりも色
解像度が低い。かかる場合では、限られた数のRGBで
特定された色を有するパレットを作成しなければならな
い。
に変換するのに適したRGB色の知覚上最適なパレット
を作成するためのシステムを提供し、色解像度がより低
い装置で表示するものである。
に定義されたRGB(赤,緑,青)色の全領域を示す図
である。図1を参照すると、パレットを作成するのに、
YC BCR色空間にRGB色モデルをマッピングする。Y
軸2,CB軸4,CR軸6にマッピングされると、RGB
立方体8は、黒の垂直上方にあるY軸上の白コーナーと
軸との交点10にある黒コーナーに載る。グレイスケー
ルは立方体の白コーナーと黒コーナーの間のY軸に一致
する。
びCR軸に垂直な平面によって分割された、YCBCR色
空間に定義されたRGB(赤,緑,青)色の全領域を示
す図で、図2を参照すると、パレット内に含めるための
候補となる色の初期のグループを設定するために、Y軸
2,CB軸4,CR軸6の各々に垂直に一セットの平行平
面を投影する。これら平面はRGB色全領域のうちのC
B軸およびCR軸上の最小座標,最大座標である16,2
40の値に平面が配置される。最小平面と最大平面との
間の間隔を複数の等しい間隔に分割するCB軸とCR軸に
沿って別の平行なCB平面(例えばCB平面12)および
CR平面(例えばCR平面14)が配置される。
にするために、ほぼ視覚的に等しい輝度変化を生じるよ
うなインクリメントで、Y軸に沿った座標間隔を分割す
る。RGB色空間に対する最小のY座標値16と最大の
Y座標値235で、Y軸色平面を投影する。最小平面と
最大平面との間の空間を視覚的に等しい間隔に分割す
る。適当な間隔を決定するために、YCBCR三原色
(Y,CB,CRパラメータの大きさを特定する3つの8
ビットの数を含む24ビット色記述子)をCIE−L *
a*b*三原色に変換する。このCIE(国際照明委員
会)L*a*b*色空間は視覚的に均等な色空間である。
換言すれば、L*,a*,b*座標によって特定される色
空間内に2つの色が等しい距離にある場合、これら色は
視覚的に等しく離間する。
データに変換するには、まず24ビットYCBCR三原色
をR′C′B′三原色に変換する。パラメータR′、
G′およびB′は0〜1のレンジを有する。変換は次の
ようにマトリックス変換を使って行うことができる。
の入力強度と出力強度との間の非線形の関係に対して
R′C′B′データを補正する。直接見るCRT表示で
は、Yは一般に2.5である。この補正によって0≦
R,G,B≦1のレンジのRGB色データ値が得られ
る。ガンマ補正は次のように行う。
内の三原色に変換する。このCIE−XYZ色空間はす
べての色を表示できる国際規格である。CIE−XYZ
色空間内の色は0≦X,Y,Z≦1のレンジ内の座標値
を有する。この変換はマトリックス変換によって行われ
る。
CIE−L*a*b*色空間データに変換する。
を使ってY平面16の位置を計算し、最小Y平面と最大
Y平面との間のY軸の視覚的に等しい分割部を生成す
る。これらY平面は、YCBCR色空間内にY軸2に垂直
な平面である。視覚的に最適なパレットを作成するのに
CIE−L*a*b*色空間を他の視覚的に均等な色空
間、例えばCIE−LUVに置換することも可能であ
る。3つの軸に垂直に投影する平面は色空間を三次元の
格子に分割する。平面の交点に位置する色はパレットに
含むための候補色である。例えば交点の色18はパレッ
トに含むための候補点となる。
な平面におけるRGB色の全領域を示す図で、CB平面
12とCR平面14とが交差するY平面の一例を示す。
交点の色18はCB平面12とCR平面14との交点にあ
る小さい円として示されており、このレベルの輝度に対
するRGB色の全領域20は多角形によって示されるR
GB色空間の横断面である。RGB全領域20の内部ま
たはその境界に位置する交点の色18は、RGBで指定
された色として物理的に実現できる。RGB全領域20
の境界の外にある交点の色18は、RGBで指定される
色としては実現できない。
点色18が評価中の交点色18に隣接する他の交点色1
8よりもRGB全領域20の境界に近いかどうかを判断
する。評価中の交点色18が全領域20の境界に近い
か、または隣接する他の交点色18よりも近い場合、評
価中の交点色に最も近い、境界上にある色をパレットに
加える。例えば図3を参照すると、特定の交点色22を
評価し、この色が全領域20の境界に近いか、評価中の
交点色22に隣接する他の交点色24,26,28また
は30よりも近いことが判る。従って、評価中の交点色
22に最も近い全領域の境界上にある色32をパレット
に含ませるように選択する。交点色34はRGBの全領
域の外にあるので、これをRGB色として物理的に実現
することはできない。しかしながら交点色34は全領域
境界に近いか、または隣接する他の交点色36,38ま
たは40よりも近いので、全領域境界上の最も近い色
(色42)をパレットに加える。他方、評価中の交点
色、例えば色44は他の隣接する交点色よりも全領域の
境界のコーナー46に近い場合、交点上で評価中の交点
色に最も近い色ではない、全領域の境界のコーナー46
にある色をパレットに入力するように選択する。最後
に、全領域20の境界に近くなく、隣接する交点色より
も近くにない、全領域境界内に位置する他の交点色、例
えば色26,38および48をパレットに加える。この
ような色の評価および選択により、色全領域20の境界
およびコーナーに対して交点色を調節する効果があり、
よって、全領域内で利用できる最もフルに飽和した色を
パレットが含むことができるようになる。RGB色とし
て実現できない交点色はこのプロセスによって廃棄す
る。かかる例としては、色60および62がある。
パレットを作成するために、選択された色を更新する。
この更新ステップでは、色を逐次検査し、Y,CB,CR
方向にCIE−L*a*b*単位で測定される距離でカラ
ーをインクリメントさせて移動して色の移動がパレット
の隣接するすべての(または実質的にすべての)ペアの
間の視覚的な距離の総偏差を低減するかどうかを判断す
る。パレット内の隣接する色のすべてのペアの間の視覚
的な距離の総偏差を測定するのに標準偏差を使用でき
る。全領域20の境界にある色は、境界の外には移動せ
ず、パレットの各Y平面16ですべての最大に飽和した
色を確実に利用できるようにする。
た視覚的に最適なパレットを作成するのに適した間隔に
Y軸2,CB軸4,CR軸6を分割してもよい。所望する
数の交点を作成する平面の数を選択して特定のサイズの
パレットを満たすことが検討事項には含まれる。例え
ば、6個のY平面16、13個のCB平面12および1
2個のCR平面14を用いて本発明の方法を実施する
と、平均間隔24.0単位で標準偏差が7.8単位の22
3色のパレットが得られる。
することもできる。かかる二次的検討事項とは、グレイ
またはほぼグレイである、各Y平面16におけるポイン
トを維持したいという要求である。このような要求は、
CB軸4およびCR軸6を奇数の間隔に分割することによ
って達成できる。この結果、Y軸2に近いか、この軸上
にあり、最小の彩色を示すパレット色が得られる。例え
ばY軸2を7分割し、CB軸4を15分割し、CR軸6を
9分割すると、平均間隔は24.2単位で、標準偏差が
9.5単位の245色のパレットが得られる。CB間隔を
11とし、CR間隔を9としながら、Yの間隔を9個に
増加すると、平均間隔が26.0単位で標準偏差が9.5
単位の241個のエントリーを有するパレットが得られ
る。
YCBCR三原色をマッピングは、公知の多数の技術のい
ずれかによって進行できる。図4は、本発明による色パ
レット作成方法を説明するためのブロック図であり、例
えば各々が1つのテーブルオフセットを含むような、
Y,CB,CRパラメータに対する中間ルックアップテー
ブル(Yオフセットテーブル54,CBオフセットテー
ブル55,CRオフセットテーブル56)を作成しても
よい。所与のYCBCR三原色に対して、3つの別個のオ
フセットを加えると、この結果、第4の中間テーブル
(Y/CB/CRパレットテーブル)57へのインデック
スが得られる。この第4の中間テーブル57は、パレッ
トのエントリーアドレスを与える。対応する各三原色値
が所与のYCBCR三原色に視覚的に最も近いパレットエ
ントリーにマッピングされるように、第4の中間テーブ
ル57を作成することが望ましい。こうして作成され
た、Yオフセットテーブル54,CBオフセットテーブ
ル55,CRオフセットテーブル56及び第4の中間テ
ーブル57を用いて、色変換ユニット52において画像
ソース51を色変換し、ディスプレイ53に表示させ
る。別の方法として、標準的なアレイオフセット技術に
よって第4の中間テーブル57へのインデックスを計算
してもよい。第4の中間テーブル57の必要なサイズは
3本の(Y,CB,CR)軸に沿った分割部の数の積で表
される。7個のY軸の分割部、15個のCB軸分割部お
よび9個のCR軸分割部から作成されるパレットは、9
45個のエントリーを必要とし、各エントリーの各々は
245個のパレットエントリーのうちの1つに関連す
る。
合わせてディザリングを使用できる。パレットエントリ
ーによって表示される色はパレットエントリーにマッピ
ングされるほとんどのYCBCR三原色からの所定の誤差
を示すので、誤差拡散ディザリングは隣接するピクセル
に対して、この誤差を拡散することにより視覚的な画像
の歪みを低減できる。当技術分野では誤差拡散技術は周
知である。誤差拡散ディザリング方法と共に使用する
際、最終色パレットは1セットのパレットエントリーか
ら成る。各パレットエントリーは表示システムに与えら
れるRGB三原色の1つを有し、これに対応するYCB
CR三原色は入力されたYCBCR三原色をパレット値に
マッピングすることから得られる誤差を計算するのに使
用される。次にこの誤差は、隣接するYCBCR三原色に
拡散される。
術について説明したが、重なり部分に一般に関連する一
般的色空間のマッピングの同様の技術を他の色空間にも
適用できる。例えばYIQからRGBへの変換にも適用
できる。一般に重なっている部分をこのようにマッピン
グすると、より最適な色パレットが得られる。
な作成方法を示すフロー図である。本発明においては、
まず、三次元色空間において、出力色の全領域を定義し
(ステップS1)、三次元色空間を分割し、三次元グリ
ッドを形成する(ステップS2)。次に、交点色をパレ
ット内に含ませ(ステップS3)、グリッド座標を調節
する(ステップS4)。
の一実施例を示すフロー図である。本実施例における方
法では、まず三次元色空間において、出力色の全領域を
定義し(ステップS11)、三次元色空間を分割し、三
次元グリッドを形成する(ステップS12)。次に、交
点色を認定し(ステップS13)、交点色に対する距離
を比較する(ステップS14)。この距離を用いて、適
当な交点色をパレットに入力する(ステップS15)。
システムに適切なモデルに従って色パレットに視覚的な
重み付けをすることにより、画像を再生するためのより
最適なパレットが得られる。図7は、本発明による色パ
レット作成方法の他の実施例を示すフロー図である。本
実施例による方法は、まず、第1色空間を定義し(ステ
ップS21)、実現可能な色の出力全領域を定義する
(ステップS22)。次に、色パレットを作成し(ステ
ップS23)、人間視覚システムに関連して重み付けを
行う(ステップS24)。特定のシステムにこれらの特
徴のうちの1つ以上を含めることができる。更にこのシ
ステムは、ソースマテリアルの分析に依存しないが、こ
れと対照的に、使用される符号化システムのタイプ、人
間視覚システムおよび表示装置の特性の、本発明者の実
現に基づくものである。
は、本発明を説明する用語であり、本発明を限定するも
のでなく、かかる用語および表現を使用するに当たり、
これまで示し、説明した特徴およびその一部の均等物を
排除するものではない。
青)色の全領域を示す図である。
された、YCBCR色空間に定義されたRGB(赤,緑,
青)色の全領域を示す図である。
域を示す図である。
めのブロック図である。
示すフロー図である。
示すフロー図である。
を示すフロー図である。
点、12…CB平面、14…CR平面、16…Y平面、1
8,22,24,26,28,30,34,36,3
8,40,44,48,50,60,62…交点色、2
0…RGB色,32,42…境界上の色、46…コーナ
ー、51…画像ソース、52…色変換ユニット、53…
ディスプレイ、54…Yオフセットテーブル、55…C
Bオフセットテーブル、56…CRオフセットテーブル、
57…第4の中間テーブル(Y/CB/CRパレットテー
ブル)。
Claims (20)
- 【請求項1】 原画像の色解像度よりも低い色解像度で
画像を再現するのに使用するための色パレットを作成す
る方法であって、 (a)(1)輝度軸と、 (2)該輝度軸に垂直な第2軸と、 (3)前記輝度軸および該第2軸に垂直な第3軸と、を
有する三次元色空間内の出力色の全領域を定義するステ
ップと、 (b)隣接する色間の座標間隔が、 (1)前記第2軸および前記第3軸の方向にほぼ等し
く、かつ(2)前記輝度軸の方向に視覚的にほぼ等し
く、なるように、前記三次元色空間を分割して前記色空
間内に各々位置する交点色の三次元グリッドを作成する
ステップと、 (c)(1)出力色の前記全領域の境界内に位置する前
記交点色と、 (2)出力色の前記全領域の境界外に位置するが、隣接
する同じ輝度座標の他の色よりも前記境界の近くに位置
する前記交点色と、を前記パレット内に含ませるステッ
プと、 (d)前記第2軸および第3軸に対する座標を変更し
て、前記パレット内に含まれる同じ輝度の他の交点色に
接近する前記コーナー色よりも、前記境界色およびコー
ナー色の少なくとも1つが、パレット内に含まれる前記
交点色に近い場合、前記色の全領域の境界上の最も近い
色、または前記色の全領域のコーナー色に、前記パレッ
トに含まれる各々前記交点色を移動するステップと、を
含むことを特徴とする色パレットを作成する方法。 - 【請求項2】 出力色の全領域は、赤,緑,青の色(R
GB)成分を加えることによって生成される色の全領域
であることを特徴とする請求項1記載の色パレットを作
成する方法。 - 【請求項3】 (a)前記パレットに含まれる各色の座
標を前記輝度軸、第2軸及び第3軸の各方向にインクリ
メントさせて変更するステップと、 (b)前記パレットにおける近接する色のすべてのペア
の間の視覚的距離の総偏差が置換によって最小となる場
合に、前記パレットにおいて、変更前の前記色を変更か
ら得られる色に置換するステップと、を更に含むことを
特徴とする請求項1記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項4】 前記パレットにおける近接する色のすべ
てのペアの間の視覚的距離の総偏差を前記パレットにお
ける近接する色の前記すべてのペアの間の前記視覚的距
離の標準偏差によって決定することを特徴とする請求項
3記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項5】 原画像よりも低い色解像度で、かつ異な
る色全領域にて画像を再現するのに使用するための色パ
レットを作成する方法であって、 (a)(1)輝度軸と、 (2)該輝度軸に垂直な第2軸と、 (3)前記輝度軸および前記第2軸に垂直な第3軸と、
を有する三次元入力色空間を定義するステップと、 (b)前記輝度軸に一致する黒から白の軸を有する出力
色の全領域を、前記入力色空間内で定義するステップ
と、 (c)前記輝度軸、前記第2軸および第3軸の各々に垂
直な複数の平面の交点に位置する一セットの交点色を認
定するステップであって、前記平面が、 (1)前記輝度軸、前記第2軸および前記第3軸の各々
に対する最大座標および最小座標で前記出力色の全領域
の境界を交差させ、 (2)前記第2軸および前記第3軸に対する前記最大座
標および前記最小座標に位置する前記平面の間の間隔を
複数の等しい間隔に分割し、 (3)前記輝度軸に対する前記最大座標および前記最小
座標に位置する前記平面の間の間隔を、複数の視覚的に
等しい間隔に分割する座標に位置する平面であるステッ
プと、 (d)主交点色に隣接する前記輝度軸に垂直な同一平面
において、各交点色に対し、前記主交点色から前記出力
色の全領域の前記境界までの距離と、各交点色から前記
出力色の全領域の前記境界までの距離と、を比較するス
テップと、 (e)(1)前記出力色の全領域の前記境界内に位置す
る各交点色は、隣接する前記交点色と比較したときに、
前記境界に最も近い交点色でなく、 (2)各交点色と隣接する前記交点色とを比較したとき
に、前記境界に近いまたは前記隣接する交点色よりも前
記境界に近い各交点色に対して、前記境界のコーナーが
前記コーナーに隣接するどの交点色よりも前記交点色に
近い場合に、前記交点色に最も近い前記出力色全領域の
前記境界にある色か前記境界のコーナーにある色を、前
記色パレットに入力するステップと、を有することを特
徴とする色パレットを作成する方法。 - 【請求項6】 出力色の全領域は、赤,緑,青の色(R
GB)成分を加えることによって生成される色の全領域
であることを特徴とする請求項5記載の色パレットを作
成する方法。 - 【請求項7】 前記第2軸が色のクロミナンス−青成分
に対する軸であり、前記第3軸が前記色のクロミナンス
−赤成分に対する軸であることを特徴とする請求項5記
載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項8】 (a)前記パレットに含まれる各色の座
標を前記輝度軸、前記第2軸、前記第3軸の各方向にイ
ンクリメントさせて変更するステップと、 (b)前記パレットにおける近接する色のすべてのペア
の間の視覚的距離の総偏差が置換によって最小となる場
合に、前記パレットにおいて、変更前の前記色を変更に
よって得られる色に置換するステップと、を更に含むこ
とを特徴とする請求項5記載の色パレットを作成する方
法。 - 【請求項9】 前記パレットにおける近接する色のすべ
てのペアの間の視覚的距離の総偏差を前記パレットにお
ける近接する色の前記すべてのペアの間の前記視覚的距
離の標準偏差によって決定することを特徴とする請求項
5記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項10】 前記輝度軸に対して前記最小座標およ
び最大座標に位置する前記平面の間の間隔を、複数の視
覚的に等しい間隔に分割する平面であって、前記輝度軸
に垂直な該平面を位置づけるステップは、 (a)YCBCR三原色をR′G′B′三原色に変換する
ステップと、 (b)ディスプレイガンマ関数に対する前記R′G′
B′三原色を補正してRGB三原色を生成するステップ
と、 (c)前記RGB三原色をCIE−XYZ三原色に変換
するステップと、 (d)前記CIE−XYZ三原色を視覚的に均等な色空
間内の1つの三原色に変換するステップとを含むことを
特徴とする請求項5記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項11】 前記視覚的に均等な色空間は、CIE
−L*a*b*色空間であることを特徴とする請求項10
記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項12】 前記視覚的に均等な色空間は、CIE
−LUV色空間であることを特徴とする請求項10記載
の色パレットを作成する方法。 - 【請求項13】 原画像の色解像度とは異なる色解像度
で出力画像を再現するのに使用するための色パレットを
作成する方法であって、 (a)前記原画像における潜在的な色に対する第1色空
間を定義するステップと、 (b)前記出力画像において、潜在的に実現可能な色の
出力の全領域を定義するステップと、 (c)前記第1色空間からの色を前記出力全領域に関連
づけするのに適した前記色パレットを作成して前記出力
全領域内で実現できる色だけを前記色パレット内に含ま
せ、人間視覚システムに関連して前記色パレットを視覚
的に重み付けするステップと、を有することを特徴とす
る色パレットを作成する方法。 - 【請求項14】 前記第1色空間は、 (a)輝度軸と、 (b)該輝度軸に垂直な第2軸と、 (c)前記輝度軸および前記第2軸に垂直な第3軸と、
を有する三次元空間であることを特徴とする請求項13
記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項15】 前記第1色空間は、YCBCR色空間で
あることを特徴とする請求項13記載の色パレットを作
成する方法。 - 【請求項16】 前記第1色空間は、YIQ色空間であ
ることを特徴とする請求項13記載の色パレットを作成
する方法。 - 【請求項17】 色の前記出力全領域は、赤,緑,青の
色(RGB)成分を加えることによって生じる色の全領
域であることを特徴とする請求項13記載の色パレット
を作成する方法。 - 【請求項18】 前記色パレットを調節して、前記出力
全領域を生成する装置の入力強度と出力強度の非線形関
係を補正するステップを更に含むことを特徴とする請求
項13記載の色パレットを作成する方法。 - 【請求項19】 前記色パレットを調節して、前記出力
全領域の境界に対して色を移動させるステップを更に含
むことを特徴とする請求項13記載の色パレットを作成
する方法。 - 【請求項20】 前記色パレットを調節して、前記パレ
ットにおける近接する色のすべてのペアの間の視覚的距
離の総偏差を最小にするステップを更に含むことを特徴
とする請求項19記載の色パレットを作成する方法。
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