JP2004054508A - 情報出力システム、出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、および、記録媒体 - Google Patents
情報出力システム、出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、および、記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】より利便性の高い印刷サービスを提供できるようにする。
【解決手段】情報端末から出力装置の印刷予約処理は、HTTPクライアントが用いられて実現される。情報端末の利用者は、当該情報端末のブラウザを起動して、出力装置のURLを入力するか、登録一覧より接続先を選択する(S602)。S602の処理の後、所定の操作がなされたことに応じて、情報端末は、出力装置と接続し(S604)、出力装置の印刷予約TOP画面を表示させるための情報を取得し、当該画面を表示部に表示する(S606)。そして、出力装置に対して、入力されたデータに応じた情報(出力対象データのファイル名または当該データの参照先のURL)を送信し(S608)、出力装置から印刷予約に対する結果を取得して表示部に表示する(S610)。
【選択図】 図6
【解決手段】情報端末から出力装置の印刷予約処理は、HTTPクライアントが用いられて実現される。情報端末の利用者は、当該情報端末のブラウザを起動して、出力装置のURLを入力するか、登録一覧より接続先を選択する(S602)。S602の処理の後、所定の操作がなされたことに応じて、情報端末は、出力装置と接続し(S604)、出力装置の印刷予約TOP画面を表示させるための情報を取得し、当該画面を表示部に表示する(S606)。そして、出力装置に対して、入力されたデータに応じた情報(出力対象データのファイル名または当該データの参照先のURL)を送信し(S608)、出力装置から印刷予約に対する結果を取得して表示部に表示する(S610)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報出力システム、出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、および、記録媒体に関し、特に、ネットワークを介して、情報端末からの要求に応じて出力装置に情報を出力させるための、情報出力システム、出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、および、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及や、携帯電話へのデジタルカメラの搭載により、その撮影データを印刷するサービスが普及してきている。また、通信ネットワークの広帯域化により、通信ネットワークを介してコンテンツを配信するサービスも普及しており、これらのコンテンツを印刷するサービスも提供されてきている。
【0003】
このような、サービスを提供する場合の問題点として挙げられるのが、情報要求場所やプリントサービスを受ける場所が拘束されることである。例えば、店舗等に設置されたコンテンツ提供端末では、端末を用いてコンテンツを検索し、印刷するという手順を踏むため、移動中などにコンテンツを検索することができない。また、コンテンツ提供端末の操作時間が長くなり、他の利用者の利用機会喪失に繋がっていた。また、携帯電話を用いた印刷においては、現在、携帯電話用の小型プリンタ等も発売されているが、大きさや重量的な制限により、高精細なコンテンツを印刷するための手段としては用いることができない。
【0004】
上記の問題を解決するための技術が、特開2001−125982公報および特開2001−209699公報に開示されていた。具体的には、これらの公報には、ネットワーク上のサーバで印刷予約を行なうためのホームページを開設し、携帯情報端末から、ホームページ上で印刷を行なう。サーバ上では、ユーザ管理が行なわれており、実際に印刷が行なわれる場合には、印刷機にユーザIDやユーザ識別情報が入力され、印刷機は、当該入力された情報に基づいてサーバに接続し、予約された情報を取得することによって印刷を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術においては、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときになって初めて印刷機に印刷対象の情報が送信されるため、印刷を指示してから実際に印刷が行なわれるまでの時間が長くなるという問題が生じていた。
【0006】
本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点を改善するために考えられたものであり、その目的は、より利便性の高い印刷サービスを提供できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に従った情報出力システムは、出力装置と情報端末とを含み、ネットワークを介して、前記情報端末からの要求に応じて前記出力装置に情報を出力させる、情報出力システムを対象としている。そして、当該システムにおいて、出力装置は、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続する第1の接続部と、情報端末から送信される情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を記憶する特定情報記憶部と、特定情報記憶部に記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成する識別情報生成部と、情報端末に出力予約識別情報を送信する識別情報送信部と、出力予約識別情報の入力を受付ける識別情報受付部と、識別情報受付部が出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。また、当該システムにおいて、情報端末は、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続する第2の接続部と、出力装置に上記したような特定情報を送信する特定情報送信部と、出力装置から送信される出力予約識別情報を受信する識別情報受信部とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によると、情報出力システムにおいて、情報端末のユーザは、出力の予約のときから、当該情報端末から出力装置に、出力させる情報を特定するための情報を送信することが可能となる。
【0009】
これにより、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときに、当該予約の対象とされている印刷が速やかに行なわれることになる。したがって、より利便性の高い印刷サービスが提供できるようになる。
【0010】
また、出力装置に対して直接情報の出力の予約を行なうことも可能であるため、従来のように情報の出力予約を管理するための装置がなくとも情報の出力予約が行なえる。したがって、当該管理するための装置において会員の登録/管理等のWebサービスを行なう必要がなくなり、ネットワークを利用した出力予約を提供するにあたって、初期のコストを低減させることも可能である。
【0011】
また、本発明の情報出力システムでは、情報端末が、出力装置に、出力予約識別情報を送信する識別情報送信部をさらに備えることが好ましい。
【0012】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置に備えられる第1の接続部および情報端末に備えられる第2の接続部は、近距離通信によってネットワークに接続することが好ましい。
【0013】
また、本発明の情報出力システムは、ネットワークを介して、情報端末の第2の接続部と接続し、当該情報端末に、情報の出力の予約をするために出力装置に接続するための情報を提供する情報提供装置をさらに含むことが好ましい。
【0014】
また、本発明の情報出力システムでは、出力する情報を特定する特定情報は、出力装置に対して出力させる情報についてのデータである出力対象データであることが好ましい。
【0015】
また、本発明の情報出力システムでは、出力する情報を特定する特定情報は、出力装置に対して出力させる情報についてのデータである出力対象データの、参照先であることが好ましい。
【0016】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置は、出力対象データを記憶するデータ記憶部をさらに備えることが好ましい。
【0017】
また、本発明の情報出力システムでは、情報端末の特定情報送信部は、特定情報と共に、情報端末の固有の情報である端末固有情報を出力装置に送信し、その上、出力装置の識別情報生成部は、出力予約識別情報を、当該出力予約識別情報によって一意に識別される特定情報を送信した情報端末についての端末固有情報に関連付けて生成し、さらに、出力装置の出力部は、出力予約識別情報、および、当該出力予約識別情報が関連付けられた端末固有情報の入力が前記識別情報受付部に受付けられたことを条件として、情報を出力することが好ましい。
【0018】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置の出力部は、出力予約識別情報によって特定される情報と共に、端末固有情報を出力することが好ましい。
【0019】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置は、表示部および料金の入力を受付ける料金受付部とをさらに備えることが好ましい。そして、当該表示部は、出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、当該出力される情報を確認できる情報を表示し、そして、出力装置は、当該出力装置の出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、料金受付部に出力部の情報の出力に対する料金が入力されたことをさらなる条件として、当該出力部に情報の出力を許可する、出力許可部をさらに備えることが好ましい。
【0020】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置の料金受付部は、現金を受付けることが好ましい。
【0021】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置の料金受付部は、記録媒体に記録された料金の支払いに関する情報を読取ることが好ましい。
【0022】
また、本発明の情報出力システムでは、複数の出力装置が含まれる場合、出力予約識別情報は、複数の出力装置の中で出力装置を特定するための情報である出力装置特定情報を含み、そして、出力装置は、システム内の他の出力装置と接続するための第3の接続部と、出力装置特定情報に基づいて複数の出力装置の中から出力装置を特定する出力装置特定部と、記憶部に記憶した特定情報によって特定される情報を、当該特定情報を一意に識別することのできる出力予約識別情報に含まれる出力装置特定情報に基づいて特定された出力装置に出力させる出力指示部とを備えることが好ましい。
【0023】
本発明に従った出力装置は、ネットワークを介して接続された情報端末からの要求に応じて情報を出力する出力装置である。そして、当該出力装置は、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続する接続部と、情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置が出力する情報を特定するための情報である特定情報を記憶する特定情報記憶部と、特定情報記憶部に記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成する識別情報生成部と、情報端末に出力予約識別情報を送信する識別情報送信部と、出力予約識別情報の入力を受付ける識別情報受付部と、識別情報受付部が出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力する出力部とを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明に従った情報端末は、ネットワークを介して接続された出力装置に情報を出力させる情報端末である。そして、当該情報端末は、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続する接続部と、出力装置に、当該出力装置に対する情報の出力の予約が受付けられた時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信する特定情報送信部と、特定情報を送信した出力装置において生成される情報であって、特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を受信する識別情報受信部とを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明に従った情報出力方法は、出力装置と情報端末とを含み、ネットワークを介して、前記情報端末からの要求に応じて前記出力装置に情報を出力させる情報出力システムにおける情報出力方法であって、情報端末に、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続させるステップと、出力装置に、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続させるステップと、情報端末に、出力装置に対して情報の出力の予約を行なった時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信させるステップと、出力装置に、特定情報を記憶させるステップと、出力装置に、すでに記憶されている特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成させるステップと、出力装置に、情報端末に出力予約識別情報を送信させるステップと、情報端末に、出力装置から送信される出力予約識別情報を受信させるステップと、出力装置に、出力予約識別情報の入力を受付けさせるステップと、出力装置に、出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力させるステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明に従った出力装置制御プログラムは、ネットワークを介して接続された情報端末からの要求に応じて情報を出力する出力装置を制御するためのプログラムである。そして、当該プログラムは、出力装置に、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続するステップと、情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置が出力する情報を特定するための情報である特定情報を記憶するステップと、記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成するステップと、情報端末に出力予約識別情報を送信するステップと、出力予約識別情報の入力を受付けるステップと、出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力するステップとを実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明に従った情報端末制御プログラムは、ネットワークを介して接続された出力装置に情報を出力させる情報端末を制御するプログラムである。そして、当該プログラムは、情報端末に、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続するステップと、出力装置に、当該出力装置に対する情報の出力の予約が受付けられた時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信するステップと、特定情報を送信した出力装置において生成される情報であって、特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を受信するステップとを実行させることを特徴とする。
【0028】
本発明に従った記録媒体は、上記した出力装置制御プログラムまたは情報端末制御プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0029】
本発明に従った出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、または、記録媒体によると、ネットワークを介して、情報端末からの要求に応じて出力装置に情報を出力させる際、情報端末のユーザは、出力の予約のときから、当該情報端末から出力装置に、出力させる情報を特定するための情報を送信することが可能となる。
【0030】
これにより、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときに、当該予約の対象とされている印刷が速やかに行なわれることになる。したがって、より利便性の高い印刷サービスが提供できるようになる。
【0031】
また、出力装置に直接情報の出力の予約を行なうことも可能であるため、従来のように情報の出力予約を管理するための装置がなくとも情報の出力予約が行なえる。したがって、当該管理するための装置において会員の登録/管理等のWebサービスを行なう必要がなくなり、ネットワークを利用した出力予約を提供するにあたって、初期のコストを低減させることも可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態であるネットワークシステムの構成を概略的に示す図である。このネットワークシステムは、情報の検索場所に拘束されない印刷等の情報の出力サービスを実現するものであり、携帯電話やPDA(PersonalDigital Assistance)などのいわゆるモバイル端末から、コンビニエンスストアや公共施設等に設置された出力装置(印刷機等)での情報の出力を予約するサービスを実現するものである。
【0033】
図1に示したネットワークシステムでは、ネットワークの一例であるインターネット1で、各種機器が接続されている。インターネット1には、複数箇所に設置された出力装置2が接続可能である。また、インターネット1には、携帯電話やPHSなどの複数台の情報端末3、および、検索機能を提供する検索サイトコンピュータ4が接続可能である。なお、図1では、インターネット1に接続可能な出力装置2および情報端末3が3台とされ、検索サイトコンピュータ4が1台とされているが、これらの台数は、特に限定されるものではない。
【0034】
検索サイトコンピュータ4は、インターネット1に接続され、情報端末3等からの要求に対して、当該検索サイトコンピュータ4に登録されているデータベースを参照し、要求された内容に合致する結果を情報端末3等に送信する機能を有する。本実施の形態では、検索サイトコンピュータ4は、情報端末3への情報の送信の一例として、情報端末3から送信された位置情報を元に、データベースを参照し、登録されている出力装置2のURL(Uniform Resource Locator)を情報端末3に対して送信する。その構成等は、一般的なインターネット上の検索サービスと同様の構成で実現可能であり、その詳細については、ここでは詳しく述べない。
【0035】
次に、図1の出力装置2の内部構成を概略的に示すブロック図である図2を参照して、出力装置2の構成について説明する。制御部202は、出力装置2が行なう様々な処理を実行するものであり、出力装置2の動作を全体的に制御するものである。
【0036】
制御部202の具体的な処理の内容については、後述する。外部ネットワーク接続部204は、図1のインターネット1との接続を行なうためのものであり、一般的には、network interface card等で構成される。
【0037】
記録部206は、出力装置2内で必要な様々なデータを保存するためのものである。一般的には、ハードディスク等で構成される。保存される具体的なデータについては、後述する。
【0038】
主記憶部208は、制御部202で処理を実行する際の一時的なデータの記憶を行ない、一般的には、RAM(Random Access Memory)等で構成される。表示部210は、処理の結果等を制御部202から入力される表示データに基づいて画面表示を行ない、一般的には、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等によって構成される。
【0039】
入力部212は、利用者からの入力受付け、入力データを制御部202に送信する。一般的には、キーボートで構成される場合もあれば、表示部210と一体化された液晶パッドで構成される場合もある。
【0040】
料金投入装置214は、利用者からの現金投入を受付けたり、つり銭を出力したりする。料金投入装置接続部216は、料金投入装置214で入力された現金を計算し、入力された現金の合計を制御部202へ送信する。また、料金投入装置接続部216は、制御部202から出力されたつり銭に関する情報を、料金投入装置214に送信する。
【0041】
近距離無線通信部218は、情報端末3と近距離での通信を行なうためのものであり、一般的には、Bluetooth,IrDA(Infrared Data Association)無線LAN(Local Area Network)等の規格によって通信が行なえるものにより構成される。
【0042】
印刷部220は、制御部202からの入力を受けて、印刷出力を行なう。
次に、情報端末3の内部構成を概略的に示すブロック図である図3を参照して、情報端末3の構成について説明する。
【0043】
制御部302は、情報端末3が行なう様々な処理を実行するものであり、情報端末の動作を全体的に制御する。情報端末3が携帯電話である場合、本発明を実施する上で必要な処理の他、一般的な携帯電話として機能するための処理も、制御部302は実行する。なお、本発明を実施する上で必要な制御部302の処理に関しては後述する。
【0044】
主記憶部304は、制御部302で処理を実行する際の、一時的なデータの記憶を行なう。一般的には、RAM等で構成される。
【0045】
記録部306は、情報端末3で必要な様々なデータを保存する。保存される具体的なデータに関しては、後述する。情報端末3が携帯電話である場合、記憶部306は、一般的にフラッシュメモリで構成される。
【0046】
表示部308は、情報端末3の利用者に必要情報を提示する。情報端末3が携帯電話である場合、一般的に液晶表示装置によって構成される。
【0047】
入力部310は、情報端末3の利用者が、情報端末3に対する操作,入力を行なうためのものである。情報端末3が携帯電話である場合、入力部310は、テンキーにより構成される。
【0048】
近距離無線通信部312は、出力装置2と近距離での通信を行なうためのものである。一般的には、Bluetooth,IrDA,無線LAN等の規格によって通信が行なえるものにより、構成される。
【0049】
通信部314は、インターネット1等の外部ネットワークとの接続に用いられる。情報端末3が携帯電話である場合、携帯電話網との接続手段により構成される。
【0050】
次に、図4,図5を用いて、出力装置2および情報端末3における制御機能の概要について説明する。
【0051】
図4は出力装置2の制御機能の概要を示すブロック図である。図4において、出力装置2は、情報端末3(図4中では「携帯電話」と記載)からの予約要求に応じて、後述する予約受付処理を実行する予約受付処理部402と、予約受付処理に応じて参照データを取得する参照データ取得部404と、インターネット1に接続可能な他の出力装置2からのデータ要求に応答するデータ要求受付処理部406と、出力装置2の入力部212または情報端末3から近距離無線通信手段を通じて入力された印刷要求を受付ける印刷要求受付処理部408と、印刷要求受付処理(前記印刷要求を受付ける処理)に応じて他の出力装置2へデータの取得要求を出すデータ要求処理部410と、印刷要求受付処理またはデータ要求処理に応じて印刷を行なう印刷処理部412と、自身の位置情報を検索サイトへ登録する検索サイト登録処理部414と、予約登録ファイル416と、予約受付処理またはデータ要求処理によって取得した印刷データファイル418と、位置情報ファイル420とを有する。本実施の形態において、予約受付処理はHTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバを用いて実現する。また、参照データの取得処理はHTTPクライアントを用いて実現する。
【0052】
図5は、情報端末3の制御機能の概要を示すブロック図である。図5において情報端末3は、後述する印刷予約処理を実行する予約要求処理部502と、印刷要求処理を実行する印刷要求処理部504と、検索サイトに際して検索要求を行なう検索処理部506と、印刷データファイル508と、印刷予約処理の結果として取得する予約情報ファイル510と、出力装置2の位置情報を格納する出力装置位置情報ファイルを有する。また、本実施の形態においては、印刷予約処理はHTTPクライアントを用いて実現する。
【0053】
次に、本実施の形態における各機器の動作について説明する。まず、情報端末3において実行される印刷予約処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0054】
情報端末3から出力装置2の印刷予約処理は、HTTPクライアントが用いられて実現される。情報端末3が携帯電話の場合、印刷予約処理は、携帯電話の持つブラウザ機能が用いられて実現される。情報端末3(携帯電話)の利用者は、携帯電話のブラウザを起動して、出力装置2のURLを入力するか、登録一覧より接続先を選択する(S602)。図16は、出力装置2のURLを入力するための画面であって、情報端末3の表示部308に表示される入力画面の一例を示している。また、図17は、接続先を選択するための画面であって、当該表示部308に接続先一覧が表示された画面の一例を示している。
【0055】
図16に示した画面には、URL入力欄1300、送信ボタン1302、および、キャンセルボタン1304が表示されている。URL入力欄1300には、入力部310を適宜操作されることにより、所望の出力装置2に接続するためのURLの文字列を入力できる。送信ボタン1302は、操作されることにより、情報端末3がURL入力欄に入力した接続先に接続するための処理が開始される。キャンセルボタン1304は、操作されることにより、情報端末3におけるその時点での処理を中断させるボタンである。
【0056】
図17に示した画面には、登録接続先が表示される接続先表示欄1400、接続ボタン1402、および、キャンセルボタン1404が表示されている。接続先表示欄1400には、情報端末3において登録されている接続先の名称等が表示される。なお、図17では、「○○サービス」「○×△コンビニ」「市役所」というように接続先の名称が表示されているが、接続先のURLの文字列が表示されてもよい。また、情報端末3では、入力部310を適宜操作されることにより、表示された接続先から所望の接続先を選択できる。そして、接続先を選択する操作が行なわれた後、接続ボタン1402に対して操作されることにより、情報端末3が選択された接続先に接続するための処理が開始される。キャンセルボタン1404は、操作されることにより、情報端末3におけるその時点での処理を中断させるボタンである。
【0057】
再度図6を参照して、S602の処理の後、送信ボタン1302または接続ボタン1402に対して操作されたことに応じて、出力装置2と接続する(S604)。具体的には、情報端末3は、入力されたURL、または、選択された接続先(図16,図17参照)にHTTPで接続する。
【0058】
S604で出力装置2に接続した後、情報端末3は、出力装置2の印刷予約TOP画面を表示させるための情報を取得し、当該画面を表示部308に表示する(S606)。図18に、表示部308に表示される印刷予約TOP画面の一例を示す。なお、図18の画面は、インターネット1に接続可能な複数の出力装置2の中の、○×△コンビニ(出力装置2の設置場所の一例)に設置された出力装置2についての画面である。印刷予約TOP画面では、ファイル名入力欄1500、URL入力欄1501、送信ボタン1502、および、キャンセルボタン1304が表示されている。
【0059】
再度図6を参照して、S606の処理により印刷TOP画面を表示させた後、情報端末3の利用者によって、印刷予約TOP画面に、ファイル名入力欄1500に出力対象データのファイル名を、または、URL入力欄1501に出力対象データの参照先としてURLを入力され、さらに、送信ボタン1502に対して操作を行なわれると、出力装置2に対して、入力されたデータに応じた情報を送信する(S608)。具体的には、情報端末3は、ファイル名が入力された場合は、当該ファイル名に応じた情報として、記録部306に保存されている印刷データファイルの中から対応するデータを送信する。一方、URLが入力された場合には、URLを送信する。
【0060】
図19は、ファイル名が入力された時に送信される情報を示す図であり、図20はURLが入力された時に送信される情報を示す図である。図19および図20のどちらに示された情報にも、情報端末3固有の端末番号(図中の「端末識別子」)が含まれている。この、端末番号は、例えば、携帯電話の電話番号であってり。情報端末3がBluetoothによる通信が可能な場合は、Bluetoothデバイスに割り当てられたBDアドレスであったりする。
【0061】
そして、S608で、出力装置2に情報を送った後、情報端末3では、ブラウザ機能により、印刷予約に対する結果を取得し、表示部308に表示する(S610)。ここで、表示部308に表示される予約結果を示す画面の一例を、図21に示す。図21に示す画面には、出力予約識別情報の一例である予約番号(図21中では「2002220aaabbbccc」なる文字列)が表示され、さらに、OKボタン1802が表示されている。利用者は、予約番号を確認すると、OKボタン1802に対して操作する。この際、情報端末3は、予約結果の画面と共に図22に示す予約情報ファイルも取得する。図22に示した予約情報ファイルには、上記の予約番号に加え、出力装置2の位置情報である「印刷機位置情報」、予約を行なった日時等が含まれている。また、図22に示した予約情報ファイルには、出力対象データの参照先であるURLが「参照先」として含まれている。
【0062】
上記のように、図21に示した画面において携帯電話の利用者が、OKボタン1802を選択すると予約情報ファイルは、予約情報ファイル510として記憶部306に保存される(S612)。
【0063】
本実施の形態では、予約情報ファイル(図22参照)には、出力装置2と近距離無線通信を行なうためのアドレス情報(BDアドレス)等は含まれていないが、後述するように、情報端末3から出力装置2へ近距離無線通信を使って印刷要求を行なう際は、これらのアドレス情報を予約情報ファイルに含み、情報端末3の利用者は、予約情報ファイルを選択するだけで、出力装置2の接続が完了するような構成も考えられる。
【0064】
次に、印刷予約時の出力装置2の処理について図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0065】
出力装置2の印刷予約受付処理は、出力装置2がHTTPサーバとして機能することにより実現される。印刷予約受付処理では、まず、出力装置2が、情報端末3からのHTTPリクエストを受付ける(S702)。
【0066】
そして、情報端末3からのHTTPリクエストを受信したら、記録部306に保存されている、印刷予約TOP画面のHTMLファイルを情報端末3に送信する(S704)。
【0067】
そして、印刷予約TOP画面のHTMLファイルを情報端末3に送信したら、印刷予約の要求を受信するまで待機する(S706)。印刷予約の要求を受信したら、予約番号を生成し、そして、当該予約番号と、情報端末3から送信された図19または図20に示す情報(S706にて受信した情報)とを元に、予約登録ファイルに予約内容を追加する(S708)。
【0068】
図23は、予約登録ファイルの構成例である。予約登録ファイルには、複数の出力予約についての情報がまとめて登録されている。なお、予約登録ファイルでは、各出力予約ごとに、予約番号、予約日時、端末番号、データタイプ(情報端末3から送信された、出力対象データを特定するための情報がどのような形態(出力対象データの参照先であるURL、または、出力対象データのファイルそのもの)であるか)、および、データ名(出力対象データの参照先のURL、または、出力対象データのファイル名)が記憶されている。
【0069】
そして、S708で予約登録ファイルに予約内容を登録した後、出力装置2は、情報端末3から送信された情報を解析して、印刷予約におけるデータタイプがURLであるか否かを判断する(S710)。
【0070】
実際の印刷対象のデータが送信されている場合(S710でNO判断時)には、対象データを予約番号と関連付けて印刷データファイルとして記憶部206に保存する(S712)。予約番号と対象データの関連付けの方法としては、例えば、対象データの保存用のファイル名を予約番号とする。そして、予約情報ファイルを生成し(S714)、予約情報ファイルを情報端末3に送信する(S716)。
【0071】
一方、印刷対象のデータの参照先であるURLが送信されている場合(S710でYES判断時)には、予約情報ファイルを生成し(S718)、予約情報ファイルを情報端末3に送信する(S720)。そして、URLで指定された参照先に対してインターネット1を経由して接続を行ない(S722)、参照先のデータを取得する(S724)。その後、参照先のデータと予約番号を関連付けて、印刷データファイルとして記憶部206に保存する(S726)。なお、S724において参照先データを取得できなかった場合、出力装置2は、その内容を印刷データファイルとして保存する。「その内容」とは、例えば、取得できなかった趣旨を示すメッセージや、取得できなかったことを表すHTML文書である。
【0072】
次に、印刷出力を行なう際の処理について説明する。印刷出力の方法としては、情報端末3を操作して印刷出力の要求を行なう場合と、出力装置2を操作して印刷出力の要求を行なう場合がある。図8〜図12を参照して、情報端末3を用いた印刷要求時の処理の説明を行ない、図13を用いて出力装置2を操作した場合の印刷要求時の処理の説明を行なう。
【0073】
まず、図8のフローチャートを用いて、情報端末3を用いた場合の、印刷出力の要求の処理を説明する。情報端末3から出力装置2への印刷出力の要求は、近距離無線通信手段を用いて行なわれる。通信範囲を近距離に限定することによって、遠隔地からの誤出力等を防ぐことができる。近距離無線通信手段としては、例えばBluetooth,IR,無線LAN等が用いられる。また、無線ではなく有線のインタフェースによって接続してもよい。
【0074】
情報端末3が携帯電話であり、かつ、接続手段としてBluetoothを用いる場合、当該情報端末3の利用者が携帯電話である情報端末3を起動し、Bluetooth接続用の画面を選択すると、図24に示すようなBluetooth接続用の画面が表示部308に表示される(S802)。
【0075】
図24に示す画面では、接続先の候補を表示する欄2000、接続ボタン2102、検索ボタン2104、および、新規ボタン2106が表示されている。図24に示した画面からの接続要求の送信は、欄2000に表示された接続先の候補の中から接続先を選択した後接続ボタン2102に対して操作を行なうか、または、検索ボタン2104に対して操作を行ない検索を行なった結果表示される画面(図24と同じ)において欄2000内で接続先を選択し接続ボタン2102対して操作を行なうか、または、新規ボタン2106を操作して図25に示す接続先指定画面を表示させ、接続先入力欄2210に接続先のBDアドレスを入力し、接続ボタン2204を選択することによって、出力装置2への出力要求のための接続が行なわれる(S804)。また、図25に示す画面では、表示名フィールド2208に表示名を入力し、接続先フィールド2210にBDアドレスを入力し、登録ボタン2202を操作することで、図24に示した画面の欄2000に表示される接続先を追加することが可能である。
【0076】
S804の処理が行なわれた後は、出力装置2から送信される出力受付画面を受信し、これを表示部308に表示する(S806)。図26は、このとき表示される出力要求受付画面の一例を示す図である。出力要求受付画面では、ファイル名を入力する入力欄2306、送信ボタン2302、および、キャンセルボタン2304が表示されている。
【0077】
情報端末3の利用者は、印刷予約時に取得した記憶部306に保存されている予約情報ファイル510(図5参照)のファイル名を、入力欄2306に入力し、送信ボタン2302に対して操作を行なう。この操作に応答して、情報端末3は、入力欄2306に入力されたファイル名を含む予約情報ファイルを出力装置2に対して送信する(S808)。
【0078】
そして、情報端末3は、S808における送信に対する結果を受信し、表示部308に表示する(S810)。図27〜図30は送信の結果として表示される画面の例である。図27に示す画面は、正常に処理された場合に表示される。図28,図29,図30に示す画面は、正常に処理されなかった場合に表示される。図28〜図30の画面を表示する情報を出力装置2が送信する際の条件に関しては後述する。
【0079】
次に、出力装置2の処理について図9〜図11のフローチャットを用いて説明する。本実施の形態では通信手段としてBluetoothが用いられる。
【0080】
出力装置2は、Bluetoothで通信が可能な近距離無線通信手段218によって情報端末3からの出力要求を受付ける(S902)。出力要求を受付けると、印刷出力受付け画面(図25)のHTML文書を生成し、情報端末3に対して送信(S904)し、情報端末3からの予約情報ファイルの受信を待つ。
【0081】
予約情報ファイルを受信したら(S906)、予約情報ファイルの内容を解析し、予約情報ファイルから出力装置2の位置情報を取得し、自端末の位置情報と照合し判定を行なう(S908)。予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末でなかった場合には(S910でNO)、位置情報に指定された出力装置2へ接続を行い印刷データを取得し印刷を実行する。この場合の処理の詳細については、後述する。
【0082】
予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末であった場合(S910でYES)、取得した予約情報ファイルから、予約番号と端末番号を取得し、出力装置2の記憶部306に保存されている予約登録ファイル416(図23)に保存されている予約番号及び端末番号との照合し番号の判定を行なう(S912)。予約番号が、予約登録ファイル416内に存在した場合または、予約番号に対応する端末番号が異なる場合(S914でNO)には、エラーを表すHTML文書を作成し情報端末3に送信する(S932)。図28は、生成されたHTML文書の情報端末3における表示例である。図28に示した画面には、図26に示した画面と同様に、ファイル名を入力する入力欄2306、送信ボタン2302、および、キャンセルボタン2304が表示されている。
【0083】
そして、一定時間の間、再度予約情報ファイルが送信されるのを待つ。再度予約情報ファイルを受信したら、S910から処理を再開し、受信しなければ、処理を終了する(S934)。予約番号が、予約登録ファイル416内に存在し、予約番号に対応する端末番号が一致する場合(S914でYES)には、料金投入装置214を受付け可能状態にし(S916)、出力装置2の表示部210に入金を促す画面を表示する(S918)。料金投入装置214は、現金を扱うものに限らず、クレジットカード読取り装置やプリペイドカードを処理する装置等、他の方法で料金の支払いのための処理を実行する装置であってもよい。
【0084】
図31に出力装置2の表示部210に表示される画面の例を示す。図31の画面2802のように印刷する対象データのサムネイル画像を表示すれば、誤操作による予期しないデータの印刷を防止することができる。なお、このとき表示されるものとして、サムネイル画像の代わりに、印刷する対象データを認識できるものであれば、ファイル名が表示されてもよい。
【0085】
出力要求者(基本的には、情報端末3を用いて出力予約を行なった者)から料金投入装置214に料金が投入されると、記憶部206から印刷対象のデータを検索し(S926)、出力部220によって印刷出力処理を行なう(S928)。印刷出力においては、出力用紙の下部に、情報端末3から送信された端末番号を印字する。端末番号は例えば、BDアドレスや電話番号である。一方、出力要求者が、図31に示す画面上でキャンセルボタン2804を操作することにより、処理のキャンセルが選択された場合は、処理を終了する。また、消去ボタン2806を操作され、消去が選択された場合には、出力装置2は、出力装置2の記録部206に記録されている印刷データファイルを消去し、予約登録ファイルから、予約番号に対応するデータのレコードを削除する(S930)。入金されたか、消去が選択されたか、キャンセルが選択されたかの判定は、S920,S922,S924の各ステップにて行なう。
【0086】
予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末でなかった場合(S910でNO)の処理は次のように行なう。S910にて自端末に対して予約されたものでないと判断した場合には、予約情報ファイルから取得した位置情報を元に、他の出力装置2と接続可能かどうかの判定を行なう(S936)。接続ができない場合には、図29に示すようなエラー画面を表示するためのHTML文書を生成し情報端末3に送信し処理を終了する(S942)。図29に示す画面では、情報端末3の利用者に対する、他の出力装置2(印刷機)で出力(印刷)させるよう促すメッセージが表示されている。一方、接続可能な場合には、予約情報ファイルの送信を行ない、印刷データの取得を試みる(S938)。
【0087】
印刷データを取得できた場合(S940でYES)には、取得したデータを記憶部206の印刷データファイルとして保存し、S916以降の処理、つまり、予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末でなかった場合の処理と同様の処理を行なう。また、印刷データを取得できなかった場合(S940でNO)には、図30のようなエラー画面を表示するためのHTMLファイルを生成し、情報端末3に送信し処理を終了する(S944)。図30に示すエラー画面では、情報端末3の利用者に対して、エラーが発生したため、印刷予約のやり直しを促するメッセージが表示されている。
【0088】
次に、他の出力装置2から印刷データの送信要求を受けた時の出力装置2の処理について図12のフローチャートを用いて説明する。
【0089】
他の出力装置2(印刷機)から予約情報ファイルを受信すると(S1002)、出力装置2では、予約情報ファイルを解析し、位置情報を取得し自端末の位置情報と照合が行なわれる(S1004)。
【0090】
照合の結果、位置情報が正しくなければ(S1006でNO)、処理を終了する。一方、位置情報が正しい場合は(S1006でYES)、予約番号と端末番号の照合を行なう(S1008)。予約番号が、予約登録ファイル416(図4参照)内に存在し、予約番号に対応する端末番号が一致する場合には(S1010でYES)、出力対象データを検索し(S1012)、出力対象データの送信を行なう(S1014)。一方、予約番号が、予約登録ファイル416内に存在しない、または,予約番号に対応する端末番号が一致する場合には(S1010でNO)、対応予約なし、または,端末番号不一致のエラーが生じている旨の情報を、S1002におけるファイルの送信元の出力装置2に送信する(S1016)。
【0091】
次に、図13〜図14のフローチャートを参照して、出力要求が出力装置2を操作することにより行なわれる場合の、出力装置2における出力要求時の処理について説明する。
【0092】
利用者は、出力装置2の入力部212を用いて、出力要求に必要な情報を入力する。入力部212は、例えば、文字情報を入力するためのキーボード部と表示部210と一体化された液晶パネルからなる。
【0093】
出力装置2が起動されると、図32に示すようなサービス選択画面が出力装置2の表示部210に表示される。図32に示した画面では、出力装置2は、印刷予約の出力以外に、出力装置2を直接操作して、データ印刷を行なうサービスとコピーサービスを提供している旨が示されている。なお、印刷予約の出力以外のサービスを行なうための機能については、本発明の対象外であるので詳細については説明しない。
【0094】
図32に示した画面において利用者が画面に表示された「2.印刷予約出力」の文字に触れることにより、出力装置2は、出力要求を受付け(S1102)、印刷出力受付画面を表示する(S1104)。図33は、表示部210に表示される印刷出力受付画面の一例を示す図である。印刷出力受付画面では、予約番号を入力する入力欄3006、端末番号を入力する入力欄3008、OKボタン3002、および、キャンセルボタン3004が表示されている。
【0095】
印刷出力受付け画面が表示されると利用者は、印刷予約時に情報端末3に送信された予約情報ファイルから予約番号を確認し、予約番号と端末番号を入力部212を用いてそれぞれ入力欄3006,3008に入力し、OKボタン3002に対して操作する。
【0096】
これを受けて出力装置2は、予約番号および端末番号の入力を受付け(S1106)、予約番号と端末番号の照合を行なう。予約番号が、出力装置2の記憶部206に保存されている予約登録ファイル416内に存在し、予約番号に対応する端末番号が一致する場合(S1110でYES)には、S1112〜1132の処理を逐次実行する。この処理は、図9〜図11のS916〜S930以降の同様の処理と同様であるので詳細については、ここでは、省略する。
【0097】
一方、予約番号が予約登録ファイル416内に存在しない場合と予約番号に対応する端末番号が異なる場合(S1110でNO)には、再入力画面を表示させる(S1116)。図34に、再入力画面の表示例を示す。図34には、再入力を促するメッセージ、予約番号を入力する入力欄3106、端末番号を入力する入力欄3108、OKボタン3102、および、キャンセルボタン3104が表示されている。そして、再入力が行なわれた場合には(S1120にてYES)、S1108から処理を再実行する。また、一定時間再入力が行なわれないまたはキャンセルボタン3104が選択された場合には(S1120でNO)、処理を終了する。
【0098】
次に、情報端末3を用いて出力装置2の位置情報を提供する検索サービスを利用する場合の処理について、図15のフローチャートを用いて説明する。なお、検索サービスについては、インターネット上で実現される検索サービスと同様の構成で実現できるものであり、その構成,処理の説明に関しては行わない。利用者が検索サービスを利用する場合、図16に示すURL入力画面から検索サービスのURLを入力するか、図35のようなメニュー画面に登録され欄3200内に表示されたメニューの中の1つである「プリンタ検索」を選択する。この操作によって、情報端末3は検索要求を検索サイト4に対して送信する(S1202)。そして、検索サイト4によって送信された検索用画面を表示部308に表示する(S1204)。図36は、情報端末3の表示部208に表示された検索画面の例である。検索用画面が表示されると利用者は検索に必要な情報を入力部310を用いて入力する。図36の例ではフィールド3306とフィールド3308に出力装置2の設置されている都道府県名と市町村名を入力する必要がある。必要な情報が入力され送信ボタン3302が選択されると、情報端末3は検索サイトに対してそれらの情報を送信する(S1206)。そして、その結果得られた情報を表示部308に表示する(S1208)。
【0099】
図37は表示部308に表示される検索結果の例である。利用者は検索結果の中適当だと思うものを選択し、詳細ボタン3402その詳細情報を表示させることが可能である。図38は、表示部308に表示された詳細情報の例である。図38の例では、登録ボタン3502を選択することにより、出力装置2の位置情報を出力装置2の位置情報ファイルに保存することができる。また、接続ボタン3504を選択することにより、欄3500に表示された情報に対応する出力装置2と接続し、当該出力装置2に対して印刷予約処理を行なうことができる。
【0100】
出力装置2の検索サイトへの登録処理についは、出力装置2のURL情報を通常のホームページを検索サイトに登録する手順と同様の処理によって実現可能であるので、その詳細については、ここでは述べない。
【0101】
以上、本発明を印刷サービスを実現するために適応させた場合の実施の形態についてのべた。本実施の形態においては、印刷予約を行なう際に情報端末3から出力装置2へ送信する情報の中に端末番号を含めたが、これを含めず、パスワード等で出力装置2への印刷要求を制御するようにしてもよい。この場合、印刷予約によって取得した予約情報ファイルを他の端末に対して転送すれば、印刷予約した端末以外からの出力要求も可能になる。
【0102】
また、本実施の形態では、一度出力要求を出したデータは出力装置2の記録部206から消去される構成をとったが、利用者の要求に応じて消去するか、残しておくかの選択ができる構成であってもよい。また、課金方法に関しては、本実施の形態では、出力装置2に付属している料金投入装置を利用したが、印刷予約時,または、印刷要求時にクレジットカード番号等の電子決済情報を合わせて送信することによって決済を行ってもよい。また、出力装置2から送信された、予約情報ファイルを携帯電話会社等に送信し、決済済みの予約情報ファイルを取得することで、携帯電話料金として課金を行ってもよい。
【0103】
上記実施の形態に示したような出力装置2および情報端末3を上述のように動作させるプログラムは、プロッピディスクやCD−ROMなどの記録媒体に記憶させることができ、これら記憶媒体を用いて出力装置2および情報端末3を上記作用効果を奏するように動作させることができる。
【0104】
ただし、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0105】
【発明の効果】
本発明に従うと、ネットワークを介して、情報端末からの要求に応じて出力装置に情報を出力させる際、情報端末のユーザは、出力の予約のときから、当該情報端末から出力装置に、出力させる情報を特定するための情報を送信することが可能となる。これにより、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときに、当該予約の対象とされている印刷が速やかに行なわれることになる。したがって、より利便性の高い印刷サービスが提供できるようになる。また、出力装置に直接情報の出力の予約を行なうことも可能であるため、従来のように情報の出力予約を管理するための装置がなくとも情報の出力予約が行なえる。したがって、当該管理するための装置において会員の登録/管理等のWebサービスを行なう必要がなくなり、ネットワークを利用した出力予約を提供するにあたって、初期のコストを低減させることも可能である。
【0106】
また、情報端末が、出力装置に、出力予約識別情報を送信するよう構成された場合には、情報端末の利用者が、出力装置を直接操作することなく、当該情報端末を利用して、出力装置に情報を出力させることができるため、当該利用者がより容易に情報を出力させることができる。
【0107】
また、出力装置および情報端末が、近距離通信によってネットワークに接続するよう構成された場合には、誤操作等により、情報端末を操作する利用者の付近にない出力装置から情報が出力されることを防ぐことができる。
【0108】
また、情報出力システムが、ネットワークを介して情報端末と接続し、当該情報端末に、情報の出力の予約をするために出力装置に接続するための情報を提供する情報提供装置が含まれるよう構成された場合、情報端末は、出力装置に接続するための情報を備えておく必要がなくなり、情報端末の構成を簡略化できる。したがって、利用者側に要求する装置の簡略化を図ることができ、より、利用者にとって利用しやすいシステムとすることができる。
【0109】
また、情報出力システムにおいて、出力する情報を特定する特定情報が出力対象データとされた場合には、出力装置が、情報端末の利用者が出力しようとするデータとは別のデータについての情報を誤って出力することを、確実に回避できる。
【0110】
また、情報出力システムにおいて、出力する情報を特定する特定情報が出力対象データの参照先とされた場合には、情報端末から出力装置への、特定情報の通信についての処理時間を短縮できる。
【0111】
また、情報端末が、特定情報と共に端末固有情報が出力装置に送信されるように構成され、出力装置が、出力予約識別情報が端末固有情報に関連付けて生成されるように、さらに、端末固有情報の入力が情報の出力の条件の一つとされるよう構成された場合、ネットワークを利用した出力予約に際して従来必要とされていた、情報端末の利用者の個人認証が、情報端末の固有の情報を確認することで代用できるため、当該個人認証を行なう必要がなくなる。したがって、情報端末の利用者は、出力予約のためにパスワードの記憶および入力等の煩雑な作業を行なう必要がなくなり、出力装置の管理者は、情報端末の利用者のパスワードの管理等の煩雑な作業を行なう必要がなくなる。つまり、情報端末の利用者にとっても、出力装置の管理者にとっても、使い勝手の良いシステムを提供できる。
【0112】
また、出力装置が、出力予約識別情報によって特定される情報と共に、端末固有情報を出力するよう構成された場合、出力された情報を参照することにより、当該情報の出力を予約した者を容易に特定できる。
【0113】
また、出力装置が、料金の入力を受付ける料金受付部、出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に当該出力される情報を確認できる情報を表示する表示部、および、当該出力装置の出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、料金受付部に出力部の情報の出力に対する料金が入力されたことをさらなる条件として、当該出力部に情報の出力を許可する出力許可部を備えるよう構成された場合には、情報出力システムにおいて他の装置を設けることなく、料金の発生するような情報の出力をも扱うことができる。また、情報を出力させる者は、表示部において出力されようとする情報がどのような情報かを確認してから料金を入力できるため、出力を希望しない情報に対して料金を入力してしまう事態を回避できる。
【0114】
また、情報出力システム内に複数の出力装置が含まれる場合、出力予約識別情報は複数の出力装置の中で出力装置を特定するための情報である出力装置特定情報を含み、そして、出力装置は、システム内の他の出力装置と接続するための第3の接続部と、出力装置特定情報に基づいて複数の出力装置の中から出力装置を特定する出力装置特定部と、記憶部に記憶した特定情報によって特定される情報を、当該特定情報を一意に識別することのできる出力予約識別情報に含まれる出力装置特定情報に基づいて特定された出力装置に出力させる出力指示部とを備えることにより、予約を受付けた出力装置とは別の出力装置で、情報を出力させることができる。したがって、実際に情報を出力する出力装置の、他の操作による拘束を、軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるネットワークシステムの構成を概略的に示す図である。
【図2】図1の出力装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1の情報端末の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】図1の出力装置の制御機能の概要を示すブロック図である。
【図5】図1の情報端末の制御機能の概要を示すブロック図である。
【図6】図1の情報端末が実行する印刷予約処理のフローチャートである。
【図7】図1の出力装置が実行する印刷予約時の処理のフローチャートである。
【図8】図1の情報端末において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図9】図1の出力装置において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図10】図1の出力装置において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図11】図1の出力装置において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図12】図1の出力装置において実行される、他の出力装置から印刷データの送信要求を受けた時の処理のフローチャートである。
【図13】図1の出力装置において実行される、出力要求が出力装置を操作することにより行なわれる場合の出力要求時の処理のフローチャートである。
【図14】図1の出力装置において実行される、出力要求が出力装置を操作することにより行なわれる場合の出力要求時の処理のフローチャートである。
【図15】図1の情報端末において実行される、出力装置の位置情報を提供する検索サービスを利用する場合の処理のフローチャートである。
【図16】図1の情報端末の表示部に表示される入力画面の一例を示す図である。
【図17】図1の情報端末の表示部における接続先一覧の表示画面の一例を示す図である。
【図18】図1の情報端末の表示部に表示される印刷予約TOP画面の一例を示す図である。
【図19】図1の情報端末において、ファイル名が入力された時に送信される情報を示す図である。
【図20】図1の情報端末において、URLが入力された時に送信される情報を示す図である。
【図21】図1の情報端末の表示部に表示される予約結果の画面の一例を示す図である。
【図22】図1の情報端末において、予約結果と共に得られる情報を示す図である。
【図23】図1の出力装置の記憶部に記憶される、予約登録ファイルの構成例を示す図である。
【図24】図1の情報端末の表示部に表示されるBluetooth接続用の画面の一例を示す図である。
【図25】図1の情報端末の表示部に表示される接続先指定画面の一例を示す図である。
【図26】図1の情報端末の表示部に表示される出力要求受付画面の一例を示す図である。
【図27】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図28】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図29】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図30】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図31】図1の出力装置の表示部に表示される入金を促する画面の一例を示す図である。
【図32】図1の出力装置の表示部に表示されるサービス選択画面の一例を示す図である。
【図33】図1の出力装置の表示部に表示される印刷出力受付画面の一例を示す図である。
【図34】図1の出力装置の表示部に表示される再入力画面の一例を示す図である。
【図35】図1の出力装置の表示部に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。
【図36】図1の情報端末の表示部に表示される検索画面の一例を示す図である。
【図37】図1の情報端末の表示部に表示される検索結果の一例を示す図である。
【図38】図1の情報端末の表示部に表示される詳細情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット、2 出力装置、3 情報端末、4 検索サイトコンピュータ、202,302 制御部、204 外部ネットワーク接続部、206,306 記録部、210,308 表示部、212,310 入力部、220 印刷部、214 料金投入装置、216 料金投入装置接続部、218,312 近距離無線通信部、314 通信部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報出力システム、出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、および、記録媒体に関し、特に、ネットワークを介して、情報端末からの要求に応じて出力装置に情報を出力させるための、情報出力システム、出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、および、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及や、携帯電話へのデジタルカメラの搭載により、その撮影データを印刷するサービスが普及してきている。また、通信ネットワークの広帯域化により、通信ネットワークを介してコンテンツを配信するサービスも普及しており、これらのコンテンツを印刷するサービスも提供されてきている。
【0003】
このような、サービスを提供する場合の問題点として挙げられるのが、情報要求場所やプリントサービスを受ける場所が拘束されることである。例えば、店舗等に設置されたコンテンツ提供端末では、端末を用いてコンテンツを検索し、印刷するという手順を踏むため、移動中などにコンテンツを検索することができない。また、コンテンツ提供端末の操作時間が長くなり、他の利用者の利用機会喪失に繋がっていた。また、携帯電話を用いた印刷においては、現在、携帯電話用の小型プリンタ等も発売されているが、大きさや重量的な制限により、高精細なコンテンツを印刷するための手段としては用いることができない。
【0004】
上記の問題を解決するための技術が、特開2001−125982公報および特開2001−209699公報に開示されていた。具体的には、これらの公報には、ネットワーク上のサーバで印刷予約を行なうためのホームページを開設し、携帯情報端末から、ホームページ上で印刷を行なう。サーバ上では、ユーザ管理が行なわれており、実際に印刷が行なわれる場合には、印刷機にユーザIDやユーザ識別情報が入力され、印刷機は、当該入力された情報に基づいてサーバに接続し、予約された情報を取得することによって印刷を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術においては、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときになって初めて印刷機に印刷対象の情報が送信されるため、印刷を指示してから実際に印刷が行なわれるまでの時間が長くなるという問題が生じていた。
【0006】
本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点を改善するために考えられたものであり、その目的は、より利便性の高い印刷サービスを提供できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に従った情報出力システムは、出力装置と情報端末とを含み、ネットワークを介して、前記情報端末からの要求に応じて前記出力装置に情報を出力させる、情報出力システムを対象としている。そして、当該システムにおいて、出力装置は、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続する第1の接続部と、情報端末から送信される情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を記憶する特定情報記憶部と、特定情報記憶部に記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成する識別情報生成部と、情報端末に出力予約識別情報を送信する識別情報送信部と、出力予約識別情報の入力を受付ける識別情報受付部と、識別情報受付部が出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。また、当該システムにおいて、情報端末は、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続する第2の接続部と、出力装置に上記したような特定情報を送信する特定情報送信部と、出力装置から送信される出力予約識別情報を受信する識別情報受信部とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によると、情報出力システムにおいて、情報端末のユーザは、出力の予約のときから、当該情報端末から出力装置に、出力させる情報を特定するための情報を送信することが可能となる。
【0009】
これにより、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときに、当該予約の対象とされている印刷が速やかに行なわれることになる。したがって、より利便性の高い印刷サービスが提供できるようになる。
【0010】
また、出力装置に対して直接情報の出力の予約を行なうことも可能であるため、従来のように情報の出力予約を管理するための装置がなくとも情報の出力予約が行なえる。したがって、当該管理するための装置において会員の登録/管理等のWebサービスを行なう必要がなくなり、ネットワークを利用した出力予約を提供するにあたって、初期のコストを低減させることも可能である。
【0011】
また、本発明の情報出力システムでは、情報端末が、出力装置に、出力予約識別情報を送信する識別情報送信部をさらに備えることが好ましい。
【0012】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置に備えられる第1の接続部および情報端末に備えられる第2の接続部は、近距離通信によってネットワークに接続することが好ましい。
【0013】
また、本発明の情報出力システムは、ネットワークを介して、情報端末の第2の接続部と接続し、当該情報端末に、情報の出力の予約をするために出力装置に接続するための情報を提供する情報提供装置をさらに含むことが好ましい。
【0014】
また、本発明の情報出力システムでは、出力する情報を特定する特定情報は、出力装置に対して出力させる情報についてのデータである出力対象データであることが好ましい。
【0015】
また、本発明の情報出力システムでは、出力する情報を特定する特定情報は、出力装置に対して出力させる情報についてのデータである出力対象データの、参照先であることが好ましい。
【0016】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置は、出力対象データを記憶するデータ記憶部をさらに備えることが好ましい。
【0017】
また、本発明の情報出力システムでは、情報端末の特定情報送信部は、特定情報と共に、情報端末の固有の情報である端末固有情報を出力装置に送信し、その上、出力装置の識別情報生成部は、出力予約識別情報を、当該出力予約識別情報によって一意に識別される特定情報を送信した情報端末についての端末固有情報に関連付けて生成し、さらに、出力装置の出力部は、出力予約識別情報、および、当該出力予約識別情報が関連付けられた端末固有情報の入力が前記識別情報受付部に受付けられたことを条件として、情報を出力することが好ましい。
【0018】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置の出力部は、出力予約識別情報によって特定される情報と共に、端末固有情報を出力することが好ましい。
【0019】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置は、表示部および料金の入力を受付ける料金受付部とをさらに備えることが好ましい。そして、当該表示部は、出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、当該出力される情報を確認できる情報を表示し、そして、出力装置は、当該出力装置の出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、料金受付部に出力部の情報の出力に対する料金が入力されたことをさらなる条件として、当該出力部に情報の出力を許可する、出力許可部をさらに備えることが好ましい。
【0020】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置の料金受付部は、現金を受付けることが好ましい。
【0021】
また、本発明の情報出力システムでは、出力装置の料金受付部は、記録媒体に記録された料金の支払いに関する情報を読取ることが好ましい。
【0022】
また、本発明の情報出力システムでは、複数の出力装置が含まれる場合、出力予約識別情報は、複数の出力装置の中で出力装置を特定するための情報である出力装置特定情報を含み、そして、出力装置は、システム内の他の出力装置と接続するための第3の接続部と、出力装置特定情報に基づいて複数の出力装置の中から出力装置を特定する出力装置特定部と、記憶部に記憶した特定情報によって特定される情報を、当該特定情報を一意に識別することのできる出力予約識別情報に含まれる出力装置特定情報に基づいて特定された出力装置に出力させる出力指示部とを備えることが好ましい。
【0023】
本発明に従った出力装置は、ネットワークを介して接続された情報端末からの要求に応じて情報を出力する出力装置である。そして、当該出力装置は、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続する接続部と、情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置が出力する情報を特定するための情報である特定情報を記憶する特定情報記憶部と、特定情報記憶部に記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成する識別情報生成部と、情報端末に出力予約識別情報を送信する識別情報送信部と、出力予約識別情報の入力を受付ける識別情報受付部と、識別情報受付部が出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力する出力部とを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明に従った情報端末は、ネットワークを介して接続された出力装置に情報を出力させる情報端末である。そして、当該情報端末は、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続する接続部と、出力装置に、当該出力装置に対する情報の出力の予約が受付けられた時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信する特定情報送信部と、特定情報を送信した出力装置において生成される情報であって、特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を受信する識別情報受信部とを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明に従った情報出力方法は、出力装置と情報端末とを含み、ネットワークを介して、前記情報端末からの要求に応じて前記出力装置に情報を出力させる情報出力システムにおける情報出力方法であって、情報端末に、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続させるステップと、出力装置に、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続させるステップと、情報端末に、出力装置に対して情報の出力の予約を行なった時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信させるステップと、出力装置に、特定情報を記憶させるステップと、出力装置に、すでに記憶されている特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成させるステップと、出力装置に、情報端末に出力予約識別情報を送信させるステップと、情報端末に、出力装置から送信される出力予約識別情報を受信させるステップと、出力装置に、出力予約識別情報の入力を受付けさせるステップと、出力装置に、出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力させるステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明に従った出力装置制御プログラムは、ネットワークを介して接続された情報端末からの要求に応じて情報を出力する出力装置を制御するためのプログラムである。そして、当該プログラムは、出力装置に、情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続するステップと、情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置が出力する情報を特定するための情報である特定情報を記憶するステップと、記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成するステップと、情報端末に出力予約識別情報を送信するステップと、出力予約識別情報の入力を受付けるステップと、出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力するステップとを実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明に従った情報端末制御プログラムは、ネットワークを介して接続された出力装置に情報を出力させる情報端末を制御するプログラムである。そして、当該プログラムは、情報端末に、出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続するステップと、出力装置に、当該出力装置に対する情報の出力の予約が受付けられた時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信するステップと、特定情報を送信した出力装置において生成される情報であって、特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を受信するステップとを実行させることを特徴とする。
【0028】
本発明に従った記録媒体は、上記した出力装置制御プログラムまたは情報端末制御プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0029】
本発明に従った出力装置、情報端末、情報出力方法、出力装置制御プログラム、情報端末制御プログラム、または、記録媒体によると、ネットワークを介して、情報端末からの要求に応じて出力装置に情報を出力させる際、情報端末のユーザは、出力の予約のときから、当該情報端末から出力装置に、出力させる情報を特定するための情報を送信することが可能となる。
【0030】
これにより、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときに、当該予約の対象とされている印刷が速やかに行なわれることになる。したがって、より利便性の高い印刷サービスが提供できるようになる。
【0031】
また、出力装置に直接情報の出力の予約を行なうことも可能であるため、従来のように情報の出力予約を管理するための装置がなくとも情報の出力予約が行なえる。したがって、当該管理するための装置において会員の登録/管理等のWebサービスを行なう必要がなくなり、ネットワークを利用した出力予約を提供するにあたって、初期のコストを低減させることも可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態であるネットワークシステムの構成を概略的に示す図である。このネットワークシステムは、情報の検索場所に拘束されない印刷等の情報の出力サービスを実現するものであり、携帯電話やPDA(PersonalDigital Assistance)などのいわゆるモバイル端末から、コンビニエンスストアや公共施設等に設置された出力装置(印刷機等)での情報の出力を予約するサービスを実現するものである。
【0033】
図1に示したネットワークシステムでは、ネットワークの一例であるインターネット1で、各種機器が接続されている。インターネット1には、複数箇所に設置された出力装置2が接続可能である。また、インターネット1には、携帯電話やPHSなどの複数台の情報端末3、および、検索機能を提供する検索サイトコンピュータ4が接続可能である。なお、図1では、インターネット1に接続可能な出力装置2および情報端末3が3台とされ、検索サイトコンピュータ4が1台とされているが、これらの台数は、特に限定されるものではない。
【0034】
検索サイトコンピュータ4は、インターネット1に接続され、情報端末3等からの要求に対して、当該検索サイトコンピュータ4に登録されているデータベースを参照し、要求された内容に合致する結果を情報端末3等に送信する機能を有する。本実施の形態では、検索サイトコンピュータ4は、情報端末3への情報の送信の一例として、情報端末3から送信された位置情報を元に、データベースを参照し、登録されている出力装置2のURL(Uniform Resource Locator)を情報端末3に対して送信する。その構成等は、一般的なインターネット上の検索サービスと同様の構成で実現可能であり、その詳細については、ここでは詳しく述べない。
【0035】
次に、図1の出力装置2の内部構成を概略的に示すブロック図である図2を参照して、出力装置2の構成について説明する。制御部202は、出力装置2が行なう様々な処理を実行するものであり、出力装置2の動作を全体的に制御するものである。
【0036】
制御部202の具体的な処理の内容については、後述する。外部ネットワーク接続部204は、図1のインターネット1との接続を行なうためのものであり、一般的には、network interface card等で構成される。
【0037】
記録部206は、出力装置2内で必要な様々なデータを保存するためのものである。一般的には、ハードディスク等で構成される。保存される具体的なデータについては、後述する。
【0038】
主記憶部208は、制御部202で処理を実行する際の一時的なデータの記憶を行ない、一般的には、RAM(Random Access Memory)等で構成される。表示部210は、処理の結果等を制御部202から入力される表示データに基づいて画面表示を行ない、一般的には、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等によって構成される。
【0039】
入力部212は、利用者からの入力受付け、入力データを制御部202に送信する。一般的には、キーボートで構成される場合もあれば、表示部210と一体化された液晶パッドで構成される場合もある。
【0040】
料金投入装置214は、利用者からの現金投入を受付けたり、つり銭を出力したりする。料金投入装置接続部216は、料金投入装置214で入力された現金を計算し、入力された現金の合計を制御部202へ送信する。また、料金投入装置接続部216は、制御部202から出力されたつり銭に関する情報を、料金投入装置214に送信する。
【0041】
近距離無線通信部218は、情報端末3と近距離での通信を行なうためのものであり、一般的には、Bluetooth,IrDA(Infrared Data Association)無線LAN(Local Area Network)等の規格によって通信が行なえるものにより構成される。
【0042】
印刷部220は、制御部202からの入力を受けて、印刷出力を行なう。
次に、情報端末3の内部構成を概略的に示すブロック図である図3を参照して、情報端末3の構成について説明する。
【0043】
制御部302は、情報端末3が行なう様々な処理を実行するものであり、情報端末の動作を全体的に制御する。情報端末3が携帯電話である場合、本発明を実施する上で必要な処理の他、一般的な携帯電話として機能するための処理も、制御部302は実行する。なお、本発明を実施する上で必要な制御部302の処理に関しては後述する。
【0044】
主記憶部304は、制御部302で処理を実行する際の、一時的なデータの記憶を行なう。一般的には、RAM等で構成される。
【0045】
記録部306は、情報端末3で必要な様々なデータを保存する。保存される具体的なデータに関しては、後述する。情報端末3が携帯電話である場合、記憶部306は、一般的にフラッシュメモリで構成される。
【0046】
表示部308は、情報端末3の利用者に必要情報を提示する。情報端末3が携帯電話である場合、一般的に液晶表示装置によって構成される。
【0047】
入力部310は、情報端末3の利用者が、情報端末3に対する操作,入力を行なうためのものである。情報端末3が携帯電話である場合、入力部310は、テンキーにより構成される。
【0048】
近距離無線通信部312は、出力装置2と近距離での通信を行なうためのものである。一般的には、Bluetooth,IrDA,無線LAN等の規格によって通信が行なえるものにより、構成される。
【0049】
通信部314は、インターネット1等の外部ネットワークとの接続に用いられる。情報端末3が携帯電話である場合、携帯電話網との接続手段により構成される。
【0050】
次に、図4,図5を用いて、出力装置2および情報端末3における制御機能の概要について説明する。
【0051】
図4は出力装置2の制御機能の概要を示すブロック図である。図4において、出力装置2は、情報端末3(図4中では「携帯電話」と記載)からの予約要求に応じて、後述する予約受付処理を実行する予約受付処理部402と、予約受付処理に応じて参照データを取得する参照データ取得部404と、インターネット1に接続可能な他の出力装置2からのデータ要求に応答するデータ要求受付処理部406と、出力装置2の入力部212または情報端末3から近距離無線通信手段を通じて入力された印刷要求を受付ける印刷要求受付処理部408と、印刷要求受付処理(前記印刷要求を受付ける処理)に応じて他の出力装置2へデータの取得要求を出すデータ要求処理部410と、印刷要求受付処理またはデータ要求処理に応じて印刷を行なう印刷処理部412と、自身の位置情報を検索サイトへ登録する検索サイト登録処理部414と、予約登録ファイル416と、予約受付処理またはデータ要求処理によって取得した印刷データファイル418と、位置情報ファイル420とを有する。本実施の形態において、予約受付処理はHTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバを用いて実現する。また、参照データの取得処理はHTTPクライアントを用いて実現する。
【0052】
図5は、情報端末3の制御機能の概要を示すブロック図である。図5において情報端末3は、後述する印刷予約処理を実行する予約要求処理部502と、印刷要求処理を実行する印刷要求処理部504と、検索サイトに際して検索要求を行なう検索処理部506と、印刷データファイル508と、印刷予約処理の結果として取得する予約情報ファイル510と、出力装置2の位置情報を格納する出力装置位置情報ファイルを有する。また、本実施の形態においては、印刷予約処理はHTTPクライアントを用いて実現する。
【0053】
次に、本実施の形態における各機器の動作について説明する。まず、情報端末3において実行される印刷予約処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0054】
情報端末3から出力装置2の印刷予約処理は、HTTPクライアントが用いられて実現される。情報端末3が携帯電話の場合、印刷予約処理は、携帯電話の持つブラウザ機能が用いられて実現される。情報端末3(携帯電話)の利用者は、携帯電話のブラウザを起動して、出力装置2のURLを入力するか、登録一覧より接続先を選択する(S602)。図16は、出力装置2のURLを入力するための画面であって、情報端末3の表示部308に表示される入力画面の一例を示している。また、図17は、接続先を選択するための画面であって、当該表示部308に接続先一覧が表示された画面の一例を示している。
【0055】
図16に示した画面には、URL入力欄1300、送信ボタン1302、および、キャンセルボタン1304が表示されている。URL入力欄1300には、入力部310を適宜操作されることにより、所望の出力装置2に接続するためのURLの文字列を入力できる。送信ボタン1302は、操作されることにより、情報端末3がURL入力欄に入力した接続先に接続するための処理が開始される。キャンセルボタン1304は、操作されることにより、情報端末3におけるその時点での処理を中断させるボタンである。
【0056】
図17に示した画面には、登録接続先が表示される接続先表示欄1400、接続ボタン1402、および、キャンセルボタン1404が表示されている。接続先表示欄1400には、情報端末3において登録されている接続先の名称等が表示される。なお、図17では、「○○サービス」「○×△コンビニ」「市役所」というように接続先の名称が表示されているが、接続先のURLの文字列が表示されてもよい。また、情報端末3では、入力部310を適宜操作されることにより、表示された接続先から所望の接続先を選択できる。そして、接続先を選択する操作が行なわれた後、接続ボタン1402に対して操作されることにより、情報端末3が選択された接続先に接続するための処理が開始される。キャンセルボタン1404は、操作されることにより、情報端末3におけるその時点での処理を中断させるボタンである。
【0057】
再度図6を参照して、S602の処理の後、送信ボタン1302または接続ボタン1402に対して操作されたことに応じて、出力装置2と接続する(S604)。具体的には、情報端末3は、入力されたURL、または、選択された接続先(図16,図17参照)にHTTPで接続する。
【0058】
S604で出力装置2に接続した後、情報端末3は、出力装置2の印刷予約TOP画面を表示させるための情報を取得し、当該画面を表示部308に表示する(S606)。図18に、表示部308に表示される印刷予約TOP画面の一例を示す。なお、図18の画面は、インターネット1に接続可能な複数の出力装置2の中の、○×△コンビニ(出力装置2の設置場所の一例)に設置された出力装置2についての画面である。印刷予約TOP画面では、ファイル名入力欄1500、URL入力欄1501、送信ボタン1502、および、キャンセルボタン1304が表示されている。
【0059】
再度図6を参照して、S606の処理により印刷TOP画面を表示させた後、情報端末3の利用者によって、印刷予約TOP画面に、ファイル名入力欄1500に出力対象データのファイル名を、または、URL入力欄1501に出力対象データの参照先としてURLを入力され、さらに、送信ボタン1502に対して操作を行なわれると、出力装置2に対して、入力されたデータに応じた情報を送信する(S608)。具体的には、情報端末3は、ファイル名が入力された場合は、当該ファイル名に応じた情報として、記録部306に保存されている印刷データファイルの中から対応するデータを送信する。一方、URLが入力された場合には、URLを送信する。
【0060】
図19は、ファイル名が入力された時に送信される情報を示す図であり、図20はURLが入力された時に送信される情報を示す図である。図19および図20のどちらに示された情報にも、情報端末3固有の端末番号(図中の「端末識別子」)が含まれている。この、端末番号は、例えば、携帯電話の電話番号であってり。情報端末3がBluetoothによる通信が可能な場合は、Bluetoothデバイスに割り当てられたBDアドレスであったりする。
【0061】
そして、S608で、出力装置2に情報を送った後、情報端末3では、ブラウザ機能により、印刷予約に対する結果を取得し、表示部308に表示する(S610)。ここで、表示部308に表示される予約結果を示す画面の一例を、図21に示す。図21に示す画面には、出力予約識別情報の一例である予約番号(図21中では「2002220aaabbbccc」なる文字列)が表示され、さらに、OKボタン1802が表示されている。利用者は、予約番号を確認すると、OKボタン1802に対して操作する。この際、情報端末3は、予約結果の画面と共に図22に示す予約情報ファイルも取得する。図22に示した予約情報ファイルには、上記の予約番号に加え、出力装置2の位置情報である「印刷機位置情報」、予約を行なった日時等が含まれている。また、図22に示した予約情報ファイルには、出力対象データの参照先であるURLが「参照先」として含まれている。
【0062】
上記のように、図21に示した画面において携帯電話の利用者が、OKボタン1802を選択すると予約情報ファイルは、予約情報ファイル510として記憶部306に保存される(S612)。
【0063】
本実施の形態では、予約情報ファイル(図22参照)には、出力装置2と近距離無線通信を行なうためのアドレス情報(BDアドレス)等は含まれていないが、後述するように、情報端末3から出力装置2へ近距離無線通信を使って印刷要求を行なう際は、これらのアドレス情報を予約情報ファイルに含み、情報端末3の利用者は、予約情報ファイルを選択するだけで、出力装置2の接続が完了するような構成も考えられる。
【0064】
次に、印刷予約時の出力装置2の処理について図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0065】
出力装置2の印刷予約受付処理は、出力装置2がHTTPサーバとして機能することにより実現される。印刷予約受付処理では、まず、出力装置2が、情報端末3からのHTTPリクエストを受付ける(S702)。
【0066】
そして、情報端末3からのHTTPリクエストを受信したら、記録部306に保存されている、印刷予約TOP画面のHTMLファイルを情報端末3に送信する(S704)。
【0067】
そして、印刷予約TOP画面のHTMLファイルを情報端末3に送信したら、印刷予約の要求を受信するまで待機する(S706)。印刷予約の要求を受信したら、予約番号を生成し、そして、当該予約番号と、情報端末3から送信された図19または図20に示す情報(S706にて受信した情報)とを元に、予約登録ファイルに予約内容を追加する(S708)。
【0068】
図23は、予約登録ファイルの構成例である。予約登録ファイルには、複数の出力予約についての情報がまとめて登録されている。なお、予約登録ファイルでは、各出力予約ごとに、予約番号、予約日時、端末番号、データタイプ(情報端末3から送信された、出力対象データを特定するための情報がどのような形態(出力対象データの参照先であるURL、または、出力対象データのファイルそのもの)であるか)、および、データ名(出力対象データの参照先のURL、または、出力対象データのファイル名)が記憶されている。
【0069】
そして、S708で予約登録ファイルに予約内容を登録した後、出力装置2は、情報端末3から送信された情報を解析して、印刷予約におけるデータタイプがURLであるか否かを判断する(S710)。
【0070】
実際の印刷対象のデータが送信されている場合(S710でNO判断時)には、対象データを予約番号と関連付けて印刷データファイルとして記憶部206に保存する(S712)。予約番号と対象データの関連付けの方法としては、例えば、対象データの保存用のファイル名を予約番号とする。そして、予約情報ファイルを生成し(S714)、予約情報ファイルを情報端末3に送信する(S716)。
【0071】
一方、印刷対象のデータの参照先であるURLが送信されている場合(S710でYES判断時)には、予約情報ファイルを生成し(S718)、予約情報ファイルを情報端末3に送信する(S720)。そして、URLで指定された参照先に対してインターネット1を経由して接続を行ない(S722)、参照先のデータを取得する(S724)。その後、参照先のデータと予約番号を関連付けて、印刷データファイルとして記憶部206に保存する(S726)。なお、S724において参照先データを取得できなかった場合、出力装置2は、その内容を印刷データファイルとして保存する。「その内容」とは、例えば、取得できなかった趣旨を示すメッセージや、取得できなかったことを表すHTML文書である。
【0072】
次に、印刷出力を行なう際の処理について説明する。印刷出力の方法としては、情報端末3を操作して印刷出力の要求を行なう場合と、出力装置2を操作して印刷出力の要求を行なう場合がある。図8〜図12を参照して、情報端末3を用いた印刷要求時の処理の説明を行ない、図13を用いて出力装置2を操作した場合の印刷要求時の処理の説明を行なう。
【0073】
まず、図8のフローチャートを用いて、情報端末3を用いた場合の、印刷出力の要求の処理を説明する。情報端末3から出力装置2への印刷出力の要求は、近距離無線通信手段を用いて行なわれる。通信範囲を近距離に限定することによって、遠隔地からの誤出力等を防ぐことができる。近距離無線通信手段としては、例えばBluetooth,IR,無線LAN等が用いられる。また、無線ではなく有線のインタフェースによって接続してもよい。
【0074】
情報端末3が携帯電話であり、かつ、接続手段としてBluetoothを用いる場合、当該情報端末3の利用者が携帯電話である情報端末3を起動し、Bluetooth接続用の画面を選択すると、図24に示すようなBluetooth接続用の画面が表示部308に表示される(S802)。
【0075】
図24に示す画面では、接続先の候補を表示する欄2000、接続ボタン2102、検索ボタン2104、および、新規ボタン2106が表示されている。図24に示した画面からの接続要求の送信は、欄2000に表示された接続先の候補の中から接続先を選択した後接続ボタン2102に対して操作を行なうか、または、検索ボタン2104に対して操作を行ない検索を行なった結果表示される画面(図24と同じ)において欄2000内で接続先を選択し接続ボタン2102対して操作を行なうか、または、新規ボタン2106を操作して図25に示す接続先指定画面を表示させ、接続先入力欄2210に接続先のBDアドレスを入力し、接続ボタン2204を選択することによって、出力装置2への出力要求のための接続が行なわれる(S804)。また、図25に示す画面では、表示名フィールド2208に表示名を入力し、接続先フィールド2210にBDアドレスを入力し、登録ボタン2202を操作することで、図24に示した画面の欄2000に表示される接続先を追加することが可能である。
【0076】
S804の処理が行なわれた後は、出力装置2から送信される出力受付画面を受信し、これを表示部308に表示する(S806)。図26は、このとき表示される出力要求受付画面の一例を示す図である。出力要求受付画面では、ファイル名を入力する入力欄2306、送信ボタン2302、および、キャンセルボタン2304が表示されている。
【0077】
情報端末3の利用者は、印刷予約時に取得した記憶部306に保存されている予約情報ファイル510(図5参照)のファイル名を、入力欄2306に入力し、送信ボタン2302に対して操作を行なう。この操作に応答して、情報端末3は、入力欄2306に入力されたファイル名を含む予約情報ファイルを出力装置2に対して送信する(S808)。
【0078】
そして、情報端末3は、S808における送信に対する結果を受信し、表示部308に表示する(S810)。図27〜図30は送信の結果として表示される画面の例である。図27に示す画面は、正常に処理された場合に表示される。図28,図29,図30に示す画面は、正常に処理されなかった場合に表示される。図28〜図30の画面を表示する情報を出力装置2が送信する際の条件に関しては後述する。
【0079】
次に、出力装置2の処理について図9〜図11のフローチャットを用いて説明する。本実施の形態では通信手段としてBluetoothが用いられる。
【0080】
出力装置2は、Bluetoothで通信が可能な近距離無線通信手段218によって情報端末3からの出力要求を受付ける(S902)。出力要求を受付けると、印刷出力受付け画面(図25)のHTML文書を生成し、情報端末3に対して送信(S904)し、情報端末3からの予約情報ファイルの受信を待つ。
【0081】
予約情報ファイルを受信したら(S906)、予約情報ファイルの内容を解析し、予約情報ファイルから出力装置2の位置情報を取得し、自端末の位置情報と照合し判定を行なう(S908)。予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末でなかった場合には(S910でNO)、位置情報に指定された出力装置2へ接続を行い印刷データを取得し印刷を実行する。この場合の処理の詳細については、後述する。
【0082】
予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末であった場合(S910でYES)、取得した予約情報ファイルから、予約番号と端末番号を取得し、出力装置2の記憶部306に保存されている予約登録ファイル416(図23)に保存されている予約番号及び端末番号との照合し番号の判定を行なう(S912)。予約番号が、予約登録ファイル416内に存在した場合または、予約番号に対応する端末番号が異なる場合(S914でNO)には、エラーを表すHTML文書を作成し情報端末3に送信する(S932)。図28は、生成されたHTML文書の情報端末3における表示例である。図28に示した画面には、図26に示した画面と同様に、ファイル名を入力する入力欄2306、送信ボタン2302、および、キャンセルボタン2304が表示されている。
【0083】
そして、一定時間の間、再度予約情報ファイルが送信されるのを待つ。再度予約情報ファイルを受信したら、S910から処理を再開し、受信しなければ、処理を終了する(S934)。予約番号が、予約登録ファイル416内に存在し、予約番号に対応する端末番号が一致する場合(S914でYES)には、料金投入装置214を受付け可能状態にし(S916)、出力装置2の表示部210に入金を促す画面を表示する(S918)。料金投入装置214は、現金を扱うものに限らず、クレジットカード読取り装置やプリペイドカードを処理する装置等、他の方法で料金の支払いのための処理を実行する装置であってもよい。
【0084】
図31に出力装置2の表示部210に表示される画面の例を示す。図31の画面2802のように印刷する対象データのサムネイル画像を表示すれば、誤操作による予期しないデータの印刷を防止することができる。なお、このとき表示されるものとして、サムネイル画像の代わりに、印刷する対象データを認識できるものであれば、ファイル名が表示されてもよい。
【0085】
出力要求者(基本的には、情報端末3を用いて出力予約を行なった者)から料金投入装置214に料金が投入されると、記憶部206から印刷対象のデータを検索し(S926)、出力部220によって印刷出力処理を行なう(S928)。印刷出力においては、出力用紙の下部に、情報端末3から送信された端末番号を印字する。端末番号は例えば、BDアドレスや電話番号である。一方、出力要求者が、図31に示す画面上でキャンセルボタン2804を操作することにより、処理のキャンセルが選択された場合は、処理を終了する。また、消去ボタン2806を操作され、消去が選択された場合には、出力装置2は、出力装置2の記録部206に記録されている印刷データファイルを消去し、予約登録ファイルから、予約番号に対応するデータのレコードを削除する(S930)。入金されたか、消去が選択されたか、キャンセルが選択されたかの判定は、S920,S922,S924の各ステップにて行なう。
【0086】
予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末でなかった場合(S910でNO)の処理は次のように行なう。S910にて自端末に対して予約されたものでないと判断した場合には、予約情報ファイルから取得した位置情報を元に、他の出力装置2と接続可能かどうかの判定を行なう(S936)。接続ができない場合には、図29に示すようなエラー画面を表示するためのHTML文書を生成し情報端末3に送信し処理を終了する(S942)。図29に示す画面では、情報端末3の利用者に対する、他の出力装置2(印刷機)で出力(印刷)させるよう促すメッセージが表示されている。一方、接続可能な場合には、予約情報ファイルの送信を行ない、印刷データの取得を試みる(S938)。
【0087】
印刷データを取得できた場合(S940でYES)には、取得したデータを記憶部206の印刷データファイルとして保存し、S916以降の処理、つまり、予約情報ファイルに含まれる出力装置2の位置情報が自端末でなかった場合の処理と同様の処理を行なう。また、印刷データを取得できなかった場合(S940でNO)には、図30のようなエラー画面を表示するためのHTMLファイルを生成し、情報端末3に送信し処理を終了する(S944)。図30に示すエラー画面では、情報端末3の利用者に対して、エラーが発生したため、印刷予約のやり直しを促するメッセージが表示されている。
【0088】
次に、他の出力装置2から印刷データの送信要求を受けた時の出力装置2の処理について図12のフローチャートを用いて説明する。
【0089】
他の出力装置2(印刷機)から予約情報ファイルを受信すると(S1002)、出力装置2では、予約情報ファイルを解析し、位置情報を取得し自端末の位置情報と照合が行なわれる(S1004)。
【0090】
照合の結果、位置情報が正しくなければ(S1006でNO)、処理を終了する。一方、位置情報が正しい場合は(S1006でYES)、予約番号と端末番号の照合を行なう(S1008)。予約番号が、予約登録ファイル416(図4参照)内に存在し、予約番号に対応する端末番号が一致する場合には(S1010でYES)、出力対象データを検索し(S1012)、出力対象データの送信を行なう(S1014)。一方、予約番号が、予約登録ファイル416内に存在しない、または,予約番号に対応する端末番号が一致する場合には(S1010でNO)、対応予約なし、または,端末番号不一致のエラーが生じている旨の情報を、S1002におけるファイルの送信元の出力装置2に送信する(S1016)。
【0091】
次に、図13〜図14のフローチャートを参照して、出力要求が出力装置2を操作することにより行なわれる場合の、出力装置2における出力要求時の処理について説明する。
【0092】
利用者は、出力装置2の入力部212を用いて、出力要求に必要な情報を入力する。入力部212は、例えば、文字情報を入力するためのキーボード部と表示部210と一体化された液晶パネルからなる。
【0093】
出力装置2が起動されると、図32に示すようなサービス選択画面が出力装置2の表示部210に表示される。図32に示した画面では、出力装置2は、印刷予約の出力以外に、出力装置2を直接操作して、データ印刷を行なうサービスとコピーサービスを提供している旨が示されている。なお、印刷予約の出力以外のサービスを行なうための機能については、本発明の対象外であるので詳細については説明しない。
【0094】
図32に示した画面において利用者が画面に表示された「2.印刷予約出力」の文字に触れることにより、出力装置2は、出力要求を受付け(S1102)、印刷出力受付画面を表示する(S1104)。図33は、表示部210に表示される印刷出力受付画面の一例を示す図である。印刷出力受付画面では、予約番号を入力する入力欄3006、端末番号を入力する入力欄3008、OKボタン3002、および、キャンセルボタン3004が表示されている。
【0095】
印刷出力受付け画面が表示されると利用者は、印刷予約時に情報端末3に送信された予約情報ファイルから予約番号を確認し、予約番号と端末番号を入力部212を用いてそれぞれ入力欄3006,3008に入力し、OKボタン3002に対して操作する。
【0096】
これを受けて出力装置2は、予約番号および端末番号の入力を受付け(S1106)、予約番号と端末番号の照合を行なう。予約番号が、出力装置2の記憶部206に保存されている予約登録ファイル416内に存在し、予約番号に対応する端末番号が一致する場合(S1110でYES)には、S1112〜1132の処理を逐次実行する。この処理は、図9〜図11のS916〜S930以降の同様の処理と同様であるので詳細については、ここでは、省略する。
【0097】
一方、予約番号が予約登録ファイル416内に存在しない場合と予約番号に対応する端末番号が異なる場合(S1110でNO)には、再入力画面を表示させる(S1116)。図34に、再入力画面の表示例を示す。図34には、再入力を促するメッセージ、予約番号を入力する入力欄3106、端末番号を入力する入力欄3108、OKボタン3102、および、キャンセルボタン3104が表示されている。そして、再入力が行なわれた場合には(S1120にてYES)、S1108から処理を再実行する。また、一定時間再入力が行なわれないまたはキャンセルボタン3104が選択された場合には(S1120でNO)、処理を終了する。
【0098】
次に、情報端末3を用いて出力装置2の位置情報を提供する検索サービスを利用する場合の処理について、図15のフローチャートを用いて説明する。なお、検索サービスについては、インターネット上で実現される検索サービスと同様の構成で実現できるものであり、その構成,処理の説明に関しては行わない。利用者が検索サービスを利用する場合、図16に示すURL入力画面から検索サービスのURLを入力するか、図35のようなメニュー画面に登録され欄3200内に表示されたメニューの中の1つである「プリンタ検索」を選択する。この操作によって、情報端末3は検索要求を検索サイト4に対して送信する(S1202)。そして、検索サイト4によって送信された検索用画面を表示部308に表示する(S1204)。図36は、情報端末3の表示部208に表示された検索画面の例である。検索用画面が表示されると利用者は検索に必要な情報を入力部310を用いて入力する。図36の例ではフィールド3306とフィールド3308に出力装置2の設置されている都道府県名と市町村名を入力する必要がある。必要な情報が入力され送信ボタン3302が選択されると、情報端末3は検索サイトに対してそれらの情報を送信する(S1206)。そして、その結果得られた情報を表示部308に表示する(S1208)。
【0099】
図37は表示部308に表示される検索結果の例である。利用者は検索結果の中適当だと思うものを選択し、詳細ボタン3402その詳細情報を表示させることが可能である。図38は、表示部308に表示された詳細情報の例である。図38の例では、登録ボタン3502を選択することにより、出力装置2の位置情報を出力装置2の位置情報ファイルに保存することができる。また、接続ボタン3504を選択することにより、欄3500に表示された情報に対応する出力装置2と接続し、当該出力装置2に対して印刷予約処理を行なうことができる。
【0100】
出力装置2の検索サイトへの登録処理についは、出力装置2のURL情報を通常のホームページを検索サイトに登録する手順と同様の処理によって実現可能であるので、その詳細については、ここでは述べない。
【0101】
以上、本発明を印刷サービスを実現するために適応させた場合の実施の形態についてのべた。本実施の形態においては、印刷予約を行なう際に情報端末3から出力装置2へ送信する情報の中に端末番号を含めたが、これを含めず、パスワード等で出力装置2への印刷要求を制御するようにしてもよい。この場合、印刷予約によって取得した予約情報ファイルを他の端末に対して転送すれば、印刷予約した端末以外からの出力要求も可能になる。
【0102】
また、本実施の形態では、一度出力要求を出したデータは出力装置2の記録部206から消去される構成をとったが、利用者の要求に応じて消去するか、残しておくかの選択ができる構成であってもよい。また、課金方法に関しては、本実施の形態では、出力装置2に付属している料金投入装置を利用したが、印刷予約時,または、印刷要求時にクレジットカード番号等の電子決済情報を合わせて送信することによって決済を行ってもよい。また、出力装置2から送信された、予約情報ファイルを携帯電話会社等に送信し、決済済みの予約情報ファイルを取得することで、携帯電話料金として課金を行ってもよい。
【0103】
上記実施の形態に示したような出力装置2および情報端末3を上述のように動作させるプログラムは、プロッピディスクやCD−ROMなどの記録媒体に記憶させることができ、これら記憶媒体を用いて出力装置2および情報端末3を上記作用効果を奏するように動作させることができる。
【0104】
ただし、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0105】
【発明の効果】
本発明に従うと、ネットワークを介して、情報端末からの要求に応じて出力装置に情報を出力させる際、情報端末のユーザは、出力の予約のときから、当該情報端末から出力装置に、出力させる情報を特定するための情報を送信することが可能となる。これにより、印刷の予約後、実際に印刷が行なわれるときに、当該予約の対象とされている印刷が速やかに行なわれることになる。したがって、より利便性の高い印刷サービスが提供できるようになる。また、出力装置に直接情報の出力の予約を行なうことも可能であるため、従来のように情報の出力予約を管理するための装置がなくとも情報の出力予約が行なえる。したがって、当該管理するための装置において会員の登録/管理等のWebサービスを行なう必要がなくなり、ネットワークを利用した出力予約を提供するにあたって、初期のコストを低減させることも可能である。
【0106】
また、情報端末が、出力装置に、出力予約識別情報を送信するよう構成された場合には、情報端末の利用者が、出力装置を直接操作することなく、当該情報端末を利用して、出力装置に情報を出力させることができるため、当該利用者がより容易に情報を出力させることができる。
【0107】
また、出力装置および情報端末が、近距離通信によってネットワークに接続するよう構成された場合には、誤操作等により、情報端末を操作する利用者の付近にない出力装置から情報が出力されることを防ぐことができる。
【0108】
また、情報出力システムが、ネットワークを介して情報端末と接続し、当該情報端末に、情報の出力の予約をするために出力装置に接続するための情報を提供する情報提供装置が含まれるよう構成された場合、情報端末は、出力装置に接続するための情報を備えておく必要がなくなり、情報端末の構成を簡略化できる。したがって、利用者側に要求する装置の簡略化を図ることができ、より、利用者にとって利用しやすいシステムとすることができる。
【0109】
また、情報出力システムにおいて、出力する情報を特定する特定情報が出力対象データとされた場合には、出力装置が、情報端末の利用者が出力しようとするデータとは別のデータについての情報を誤って出力することを、確実に回避できる。
【0110】
また、情報出力システムにおいて、出力する情報を特定する特定情報が出力対象データの参照先とされた場合には、情報端末から出力装置への、特定情報の通信についての処理時間を短縮できる。
【0111】
また、情報端末が、特定情報と共に端末固有情報が出力装置に送信されるように構成され、出力装置が、出力予約識別情報が端末固有情報に関連付けて生成されるように、さらに、端末固有情報の入力が情報の出力の条件の一つとされるよう構成された場合、ネットワークを利用した出力予約に際して従来必要とされていた、情報端末の利用者の個人認証が、情報端末の固有の情報を確認することで代用できるため、当該個人認証を行なう必要がなくなる。したがって、情報端末の利用者は、出力予約のためにパスワードの記憶および入力等の煩雑な作業を行なう必要がなくなり、出力装置の管理者は、情報端末の利用者のパスワードの管理等の煩雑な作業を行なう必要がなくなる。つまり、情報端末の利用者にとっても、出力装置の管理者にとっても、使い勝手の良いシステムを提供できる。
【0112】
また、出力装置が、出力予約識別情報によって特定される情報と共に、端末固有情報を出力するよう構成された場合、出力された情報を参照することにより、当該情報の出力を予約した者を容易に特定できる。
【0113】
また、出力装置が、料金の入力を受付ける料金受付部、出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に当該出力される情報を確認できる情報を表示する表示部、および、当該出力装置の出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、料金受付部に出力部の情報の出力に対する料金が入力されたことをさらなる条件として、当該出力部に情報の出力を許可する出力許可部を備えるよう構成された場合には、情報出力システムにおいて他の装置を設けることなく、料金の発生するような情報の出力をも扱うことができる。また、情報を出力させる者は、表示部において出力されようとする情報がどのような情報かを確認してから料金を入力できるため、出力を希望しない情報に対して料金を入力してしまう事態を回避できる。
【0114】
また、情報出力システム内に複数の出力装置が含まれる場合、出力予約識別情報は複数の出力装置の中で出力装置を特定するための情報である出力装置特定情報を含み、そして、出力装置は、システム内の他の出力装置と接続するための第3の接続部と、出力装置特定情報に基づいて複数の出力装置の中から出力装置を特定する出力装置特定部と、記憶部に記憶した特定情報によって特定される情報を、当該特定情報を一意に識別することのできる出力予約識別情報に含まれる出力装置特定情報に基づいて特定された出力装置に出力させる出力指示部とを備えることにより、予約を受付けた出力装置とは別の出力装置で、情報を出力させることができる。したがって、実際に情報を出力する出力装置の、他の操作による拘束を、軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるネットワークシステムの構成を概略的に示す図である。
【図2】図1の出力装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1の情報端末の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】図1の出力装置の制御機能の概要を示すブロック図である。
【図5】図1の情報端末の制御機能の概要を示すブロック図である。
【図6】図1の情報端末が実行する印刷予約処理のフローチャートである。
【図7】図1の出力装置が実行する印刷予約時の処理のフローチャートである。
【図8】図1の情報端末において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図9】図1の出力装置において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図10】図1の出力装置において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図11】図1の出力装置において実行される、印刷出力の要求の処理のフローチャートである。
【図12】図1の出力装置において実行される、他の出力装置から印刷データの送信要求を受けた時の処理のフローチャートである。
【図13】図1の出力装置において実行される、出力要求が出力装置を操作することにより行なわれる場合の出力要求時の処理のフローチャートである。
【図14】図1の出力装置において実行される、出力要求が出力装置を操作することにより行なわれる場合の出力要求時の処理のフローチャートである。
【図15】図1の情報端末において実行される、出力装置の位置情報を提供する検索サービスを利用する場合の処理のフローチャートである。
【図16】図1の情報端末の表示部に表示される入力画面の一例を示す図である。
【図17】図1の情報端末の表示部における接続先一覧の表示画面の一例を示す図である。
【図18】図1の情報端末の表示部に表示される印刷予約TOP画面の一例を示す図である。
【図19】図1の情報端末において、ファイル名が入力された時に送信される情報を示す図である。
【図20】図1の情報端末において、URLが入力された時に送信される情報を示す図である。
【図21】図1の情報端末の表示部に表示される予約結果の画面の一例を示す図である。
【図22】図1の情報端末において、予約結果と共に得られる情報を示す図である。
【図23】図1の出力装置の記憶部に記憶される、予約登録ファイルの構成例を示す図である。
【図24】図1の情報端末の表示部に表示されるBluetooth接続用の画面の一例を示す図である。
【図25】図1の情報端末の表示部に表示される接続先指定画面の一例を示す図である。
【図26】図1の情報端末の表示部に表示される出力要求受付画面の一例を示す図である。
【図27】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図28】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図29】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図30】図1の情報端末の表示部に表示される予約情報ファイルの送信結果の画面の一例を示す図である。
【図31】図1の出力装置の表示部に表示される入金を促する画面の一例を示す図である。
【図32】図1の出力装置の表示部に表示されるサービス選択画面の一例を示す図である。
【図33】図1の出力装置の表示部に表示される印刷出力受付画面の一例を示す図である。
【図34】図1の出力装置の表示部に表示される再入力画面の一例を示す図である。
【図35】図1の出力装置の表示部に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。
【図36】図1の情報端末の表示部に表示される検索画面の一例を示す図である。
【図37】図1の情報端末の表示部に表示される検索結果の一例を示す図である。
【図38】図1の情報端末の表示部に表示される詳細情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット、2 出力装置、3 情報端末、4 検索サイトコンピュータ、202,302 制御部、204 外部ネットワーク接続部、206,306 記録部、210,308 表示部、212,310 入力部、220 印刷部、214 料金投入装置、216 料金投入装置接続部、218,312 近距離無線通信部、314 通信部。
Claims (20)
- 出力装置と情報端末とを含み、ネットワークを介して、前記情報端末からの要求に応じて前記出力装置に情報を出力させる、情報出力システムであって、
前記出力装置は、
前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続する第1の接続部と、
前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を記憶する特定情報記憶部と、
前記特定情報記憶部に記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成する識別情報生成部と、
前記情報端末に前記出力予約識別情報を送信する識別情報送信部と、
前記出力予約識別情報の入力を受付ける識別情報受付部と、
前記識別情報受付部が前記出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力する出力部とを備え、
前記情報端末は、
前記出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続する第2の接続部と、
前記出力装置に、前記特定情報を送信する特定情報送信部と、
前記出力装置から送信される前記出力予約識別情報を受信する、識別情報受信部とを備える、
情報出力システム。 - 前記情報端末は、前記出力装置に、前記出力予約識別情報を送信する識別情報送信部をさらに備える、請求項1に記載の情報出力システム。
- 前記第1の接続部および前記第2の接続部は、近距離通信によってネットワークに接続する、請求項1または請求項2に記載の情報出力システム。
- ネットワークを介して、前記第2の接続部と接続し、前記情報端末に、情報の出力の予約をするために前記出力装置に接続するための情報を提供する情報提供装置をさらに含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報出力システム。
- 前記特定情報は、前記出力装置に対して出力させる情報についてのデータである出力対象データである、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報出力システム。
- 前記特定情報は、前記出力装置に対して出力させる情報についてのデータである出力対象データの、参照先である、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報出力システム。
- 前記出力装置は、前記出力対象データを記憶するデータ記憶部をさらに備える、請求項6に記載の情報出力システム。
- 前記特定情報送信部は、前記特定情報と共に、前記情報端末の固有の情報である端末固有情報を前記出力装置に送信し、
前記識別情報生成部は、前記出力予約識別情報を、当該出力予約識別情報によって一意に識別される特定情報を送信した情報端末についての前記端末固有情報に関連付けて生成し、
前記出力部は、前記出力予約識別情報、および、当該出力予約識別情報が関連付けられた端末固有情報の入力が前記識別情報受付部に受付けられたことを条件として、情報を出力する、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の情報出力システム。 - 前記出力部は、前記出力予約識別情報によって特定される情報と共に、前記端末固有情報を出力する、請求項8に記載の情報出力システム。
- 前記出力装置は、表示部と、料金の入力を受付ける料金受付部とをさらに備え、
前記表示部は、前記出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、当該出力される情報を確認できる情報を表示し、
前記出力装置は、前記出力部が情報を出力するための条件が成立した場合に、前記料金受付部に前記出力部の情報の出力に対する料金が入力されたことをさらなる条件として、当該出力部に、前記情報の出力を許可する、出力許可部をさらに備える、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の情報出力システム。 - 前記料金受付部は、現金を受付ける、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の情報出力システム。
- 前記料金受付部は、記録媒体に記録された料金の支払いに関する情報を読取る、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の情報出力システム。
- 複数の前記出力装置を含み、
前記出力予約識別情報は、前記複数の出力装置の中で出力装置を特定するための情報である出力装置特定情報を含み、
前記出力装置は、
前記複数の出力装置の中の他の出力装置と接続するための第3の接続部と、
前記出力装置特定情報に基づいて前記複数の出力装置の中から出力装置を特定する出力装置特定部と、
前記記憶部に記憶した特定情報によって特定される情報を、当該特定情報を一意に識別することのできる出力予約識別情報に含まれる出力装置特定情報に基づいて特定された出力装置に出力させる出力指示部とを備える、
請求項1〜請求項12のいずれかに記載の情報出力システム。 - ネットワークを介して接続された情報端末からの要求に応じて情報を出力する出力装置であって、
前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続する接続部と、
前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置が出力する情報を特定するための情報である特定情報を記憶する特定情報記憶部と、
前記特定情報記憶部に記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成する識別情報生成部と、
前記情報端末に前記出力予約識別情報を送信する識別情報送信部と、
前記出力予約識別情報の入力を受付ける識別情報受付部と、
前記識別情報受付部が前記出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力する出力部とを含む、出力装置。 - ネットワークを介して接続された出力装置に情報を出力させる情報端末であって、
前記出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続する接続部と、
前記出力装置に、当該出力装置に対する情報の出力の予約が受付けられた時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信する特定情報送信部と、
前記特定情報を送信した出力装置において生成される情報であって、前記特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を受信する、識別情報受信部とを含む、情報端末。 - 出力装置と情報端末とを含み、ネットワークを介して、前記情報端末からの要求に応じて前記出力装置に情報を出力させる情報出力システムにおける情報出力方法であって、
前記情報端末に、前記出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続させるステップと、
前記出力装置に、前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続させるステップと、
前記情報端末に、前記出力装置に対して情報の出力の予約を行なった時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信させるステップと、
前記出力装置に、前記特定情報を記憶させるステップと、
前記出力装置に、前記記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成させるステップと、
前記出力装置に、前記情報端末に前記出力予約識別情報を送信させるステップと、
前記情報端末に、前記出力装置から送信される前記出力予約識別情報を受信させるステップと、
前記出力装置に、前記出力予約識別情報の入力を受付けさせるステップと、
前記出力装置に、前記出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力させるステップとを含む、情報出力方法。 - ネットワークを介して接続された情報端末からの要求に応じて情報を出力する出力装置を制御するためのプログラムであって、
前記出力装置に、
前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けるためにネットワークに接続するステップと、
前記情報端末からの情報の出力の予約を受付けた時点以降に当該情報端末から送信される情報であって、当該出力装置が出力する情報を特定するための情報である特定情報を記憶するステップと、
前記記憶された特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を生成するステップと、
前記情報端末に前記出力予約識別情報を送信するステップと、
前記出力予約識別情報の入力を受付けるステップと、
前記出力予約識別情報を受付けたことを条件として、当該受付けられた出力予約識別情報によって特定される情報を出力するステップと、
を実行させる、出力装置制御プログラム。 - 請求項17に記載の出力装置制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
- ネットワークを介して接続された出力装置に情報を出力させる情報端末を制御するプログラムであって、
前記情報端末に、
前記出力装置に対して情報の出力の予約をするためにネットワークに接続するステップと、
前記出力装置に、当該出力装置に対する情報の出力の予約が受付けられた時点以降に送信する情報であって、当該出力装置に出力させる情報を特定するための情報である特定情報を送信するステップと、
前記特定情報を送信した出力装置において生成される情報であって、前記特定情報を一意に識別することのできる情報である出力予約識別情報を受信するステップと、
を実行させる、情報端末制御プログラム。 - 請求項19に記載の情報端末制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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