JP2004053854A - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ保持枠をガイドシャフトにより光軸方向に案内するレンズ駆動装置において、レンズ光軸のずれを簡単に補正できるようにする。
【解決手段】レンズG3を保持するレンズ保持枠61、レンズ保持枠61を光軸方向Lに往復動自在に案内するガイドシャフト83、ガイドシャフト83の両端部を支持するベース10及び固定筒20を備え、ガイドシャフト83に沿ってレンズ保持枠61を駆動するレンズ駆動装置において、ガイドシャフト83の端部83bと固定筒20(支持板23)との間に、ガイドシャフトの傾きを調整する偏芯部材90を設けた。これにより、ガイドシャフト83の傾きを適宜調整することで、レンズG3の光軸L3の軸ずれが容易に補正される。
【選択図】 図6
【解決手段】レンズG3を保持するレンズ保持枠61、レンズ保持枠61を光軸方向Lに往復動自在に案内するガイドシャフト83、ガイドシャフト83の両端部を支持するベース10及び固定筒20を備え、ガイドシャフト83に沿ってレンズ保持枠61を駆動するレンズ駆動装置において、ガイドシャフト83の端部83bと固定筒20(支持板23)との間に、ガイドシャフトの傾きを調整する偏芯部材90を設けた。これにより、ガイドシャフト83の傾きを適宜調整することで、レンズG3の光軸L3の軸ずれが容易に補正される。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光軸方向においてレンズを移動させるレンズ駆動装置に関し、特に、レンズ保持枠を光軸方向に案内するガイドシャフトを備えたレンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のレンズ駆動装置としては、CCD等の撮像素子を保持するベース、ベースに固定された固定筒、固定筒の内側に配置されて出没する円筒カム、円筒カムの内側において光軸方向に順次に配列されそれぞれレンズを保持する複数のレンズ保持枠、一つのレンズ保持枠を光軸方向に案内するガイドシャフト等を備えたものが知られている。
このガイドシャフトは、レンズ保持枠の一部を摺動自在に支持し、ベースに一端部及び固定筒に他端部が固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のレンズ駆動装置においては、ガイドシャフトにより案内されるレンズ保持枠の製造バラツキ、組み付けバラツキ等により、ガイドシャフトにより案内されるレンズの光軸が、他のレンズの光軸に対して軸ずれを生じる場合があり、この軸ずれを補正するには、一度組み付けたものを分解して再度組み直し、あるいは、組み付け部品をそれぞれ微調整して、軸ずれの補正を行なっていた。したがって、この補正作業に時間を要し、生産性の低下、歩留まりの悪化を招いていた。
特に、ガイドシャフトに摺動自在に案内される連結部が、レンズの中心から比較的離れた位置にあると、レンズ保持枠が撓み変形等を生じて、ガイドシャフトの案内方向とレンズの光軸とが平行にならず、光軸の軸ずれを助長する傾向にあった。
【0004】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡略化、小型化等を図りつつ、レンズ光軸の軸ずれを簡単に補正でき、組み付け作業を容易に行なえ、生産性の向上、歩留まりの向上等が図れるレンズ駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持するレンズ保持枠と、レンズ保持枠を光軸方向に往復動自在に案内するガイドシャフトと、ガイドシャフトの両端部を支持する支持部材とを備え、ガイドシャフトに沿ってレンズ保持枠を駆動するレンズ駆動装置であって、上記ガイドシャフトの傾きを調整する傾き調整手段を設けた、ことを特徴としている。
この構成によれば、レンズ保持枠が、ガイドシャフトに往復動自在に組み付けられた後に、レンズ保持枠に保持されたレンズの光軸が、所定の位置から軸ずれを生じている場合に、傾き調整手段により、ガイドシャフトの傾きを適宜調整すると、ガイドシャフトに案内されるレンズ保持枠及びレンズも一緒にその傾きが調整され、レンズの光軸の軸ずれが容易に補正される。
【0006】
上記構成において、傾き調整手段は、ガイドシャフトの両端部の一方に連結され、かつ、ガイドシャフトの軸心から所定量偏芯した位置を中心として回転調節可能に支持部材に支持された偏芯部材である、構成を採用できる。
この構成によれば、偏芯部材を適宜回転させてその角度位置を調整すると、この偏芯部材に連結されたガイドシャフトは、他方の端部を支点として、偏芯部材に連結された側の端部が移動してその傾きが調整され、これにより、レンズ光軸の軸ずれが補正される。特に、傾き調整手段として偏芯部材を用いることで、構造が簡略化される。
【0007】
上記構成において、偏芯部材の端部には、回転角度を調節するるための工具を接合する接合部を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、接合部に工具(例えば、接合部が+又は−の形状なす溝である場合は、ドライバー等)を接合して回転させるだけで、容易に偏芯部材の角度位置を調整することができる。
【0008】
上記構成において、支持部材は、光軸方向に軸心をもつ固定筒と、固定筒及び固定筒の外側に配置されたガイドシャフトの一端部を支持するベースとを含み、レンズ保持枠は、レンズを保持し固定筒の内側に配置される枠部と、枠部から固定筒の外側に延出してガイドシャフトに摺動自在に連結される連結部とを有し、偏芯部材は、ガイドシャフトの他端部に連結されると共に固定筒に支持されている、構成を採用できる。
この構成によれば、レンズを保持した枠部が固定筒の内側に配置され、連結部が固定筒の外側に配置されたガイドシャフトに連結され、ガイドシャフトの一端部がベースに支持されかつ他端部が偏芯部材を介して固定筒に支持された組み付け状態において、レンズの光軸が所定の位置から軸ずれしている場合は、単に、偏芯部材を適宜回転させてその角度位置を調整するだけで、レンズの軸ずれを補正することができる。
このように、レンズ保持枠の連結部が、レンズの光軸からある程度の長さをもって離れた構造をなす場合において、レンズ保持枠の撓み等に起因する光軸のずれを生じても、偏芯部材の調整により、容易に軸ずれを補正することができる。
【0009】
上記構成において、固定筒の内側には、変倍動作を行なう第1レンズ群及び第2レンズ群と合焦動作を行なう第3レンズ群とが配置され、第3レンズ群は、上上記レンズ保持枠を含む、構成を採用できる。
この構成によれば、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群が組み付けられた状態において、第1レンズ群又は第2レンズ群の光軸に対して第3レンズ群の光軸がずれている場合は、傾き調整手段(偏芯部材)により、ガイドシャフトの傾きを調整することで、容易に光軸のずれを補正することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示し、図1は正面図、図2は内部を示す正面図、図3は断面図、図4は偏芯部材を示す部分図である。
このレンズ駆動装置は、図1に示すように、略矩形形状の輪郭をなす支持部材としてのベース10、ベース10に固着され光軸方向に軸心をもつ円筒状の固定筒20、固定筒20の内側において回転及び直進自在に支持された円筒カム30、円筒カム30の内側において、光軸方向Lに移動自在に支持された第1レンズ群40及び第2レンズ群50、ベース10に対して光軸方向に移動自在に支持された第3レンズ群60、円筒カム30を駆動する駆動機構70、第3レンズ群60を光軸方向に駆動する駆動機構80等を備えている。
【0011】
駆動機構70は、図2に示すように、ベース10に固定されたDCモータ71、DCモータ71により駆動される歯車72を含む歯車列等により形成されている。駆動機構80は、図2及び図3に示すように、ベース10から突出して伸長する固定板13に固定されたステップモータ81、その駆動軸84aに直結されたリードスクリュー82、光軸方向に伸長するガイドシャフト83、回り止めシャフト84、コイルスプリング85等により形成されている。
【0012】
ベース10には、図3に示すように、ローパスフィルタ11、撮像素子としてのCCD12、固定筒20、ガイドシャフト83等が取り付けらている。ガイドシャフト83は、両端部を支持する支持部材として機能するベース10と固定筒20とにより支持されている。
すなわち、図3に示すように、一端部83aが、ベース10の嵌合穴14に嵌合されて支持され、他端部83bが、傾き調整手段としての偏芯部材90を介して、固定筒20から突出した支持板23に支持されている。
【0013】
偏芯部材90は、図4(a)に示すように、中心軸C1をもつ円柱状の縮径部91、中心軸C2をもつ円筒状の拡径部92を有し、縮径部91と拡径部92とは、お互いの中心軸が所定量Dだけ偏芯した状態で一体的に形成されている。
縮径部91は、支持板23の嵌合孔23aに対して、所定の摩擦力をもって嵌合されて固定筒20に支持されている。また、その端面(端部)には、ドライバー等の工具を接合する際の接合部としての溝91aが形成されている。拡径部92は、ガイドシャフト83の他端部83bを嵌合させるための円形の嵌合穴92aを有する。
【0014】
そして、偏芯部材90は、図3及び図4(b)に示すように、ガイドシャフト83の他端部83bと固定筒20の支持板23との間に介在した状態で、支持板23に回転調節可能に支持されている。したがって、ドライバー等を溝91aに接合して、偏芯部材90(縮径部91)を適宜回転させることで、偏芯量Dに応じて他端部83bが移動させられ、一端部83aを支点としてガイドシャフト83の傾きが調整されるようになっている。
【0015】
円筒カム30は、図3に示すように、外周面に形成された3つのフォロワピン31及び弧状歯車部32、内周面に形成されて第1レンズ群40及び第2レンズ群50にカム作用を及ぼすカム溝33,34、第1レンズ群40及び第2レンズ群50の回転を規制しつつ光軸方向Lへ案内するガイド筒35等を備えている。フォロワピン31は、固定筒20のカム溝21に挿入され、円筒カム30は、駆動機構70により回転させられると、光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
【0016】
第1レンズ群40は、図3に示すように、光軸L1をもつレンズG1を保持するレンズ保持枠41、レンズ保持枠41に形成されカム溝33に挿入された3つのフォロワピン42等を備えている。そして、円筒カム30が回動すると、第1レンズ群40は光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
【0017】
第2レンズ群50は、図3に示すように、光軸L2をもつレンズG2を保持するレンズ保持枠51、レンズ保持枠51に形成されカム溝34に挿入された3つのフォロワピン52、シャッタユニットS等を備えている。そして、円筒カム30が回動すると、第2レンズ群50は、光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
【0018】
第3レンズ群60は、図2及び図3に示すように、光軸L3をもつレンズG3を保持するレンズ保持枠61を備える。レンズ保持枠61は、固定筒20の内側においてレンズG3を保持する枠部62、枠部62の近傍に形成された連結部63、枠部62から固定筒20の外側に延出する腕部64、腕部64の先端部に形成されたナット保持部65、ナット保持部65の近傍に一体的に形成された連結部66等により形成されている。
【0019】
連結部63は、図2及び図3に示すように、回り止めシャフト84をレンズG3の径方向に遊挿させると共にレンズG3の周方向において密接して摺動するように受け入れる長孔63aを有する。そして、長孔63aに、回り止めシャフト84が挿入されることで、レンズ保持枠61は、光軸方向に垂直な面内で(光軸回りに)回転しないように規制される。
腕部64は、枠部62から固定筒20の切り欠き部22を通り、固定筒20の径方向外側まで延出している。ナット保持部65は、図3に示すように、リードスクリュー82に螺合するナット67を若干の隙間を持って挟み込み回転を規制するように保持する。
【0020】
連結部66は、図2及び図3に示すように、ナット保持部65の近傍に一体的に形成され、光軸方向において離隔した2つの連結孔66aを有し、連結孔66aは、ガイドシャフト83に対して摺動自在に外嵌されている。
そして、レンズ保持枠61は、図3に示すように、連結部63の後方面とベース10との間に圧縮状態で配置されたコイルスプリング85により、光軸方向の前方(被写体側)に向けて付勢されている。
【0021】
この装置の動作について説明すると、DCモータ71が回転すると、歯車列を介して歯車72が回転し、歯車72と噛合する弧状歯車部32を介して円筒カム30が回転し、第1レンズ群40及び第2レンズ群50は光軸方向Lにおいてそれぞれ前進又は後退する。すなわち、第1レンズ群40及び第2レンズ50は、広角から望遠まで変倍動作を行なう。
【0022】
また、ステップモータ81が回転すると、リードスクリュー82、ナット67を介して、第3レンズ群60がガイドシャフト83及び回り止めシャフト84に案内されつつ光軸方向Lに前進又は後退する。すなわち、第3レンズ群60は、第1レンズ群40及び第2レンズ群50の変倍動作に応じて、CCD12の撮像面に対する合焦動作を行なう。
【0023】
次に、この装置の組み付け及び光軸の軸ずれ補正について説明する。
先ず、ガイドシャフト83及び回り止めシャフト84が植設されたベース10に対して、連結部66をガイドシャフト83に摺動自在にかつ連結部63を回り止めシャフト84に摺動自在に嵌め込むように、レンズG1を保持したレンズ保持枠61が取り付けられる。
【0024】
続いて、第1レンズ群40及び第2レンズ群50が取り付けられた円筒カム30が固定筒20に対して入れ子状に配置され、この固定筒20がベース10に固定される。そして、ステップモータ81等が取り付けられる。
また、固定筒20の取り付けに先立って、ガイドシャフト83の他端部83bには、偏芯部材90が予め連結(嵌合)されており、偏芯部材90の縮径部91が支持板23の嵌合孔23aに嵌合されるように、固定筒20がベース10に取り付けられる。尚、第1レンズ群40及び第2レンズ群50は、お互いの光軸L1,L2が円筒カム30及び固定筒20を基準として、所定の光軸Lに一致するように光軸合わせが行なわれる。
【0025】
続いて、第3レンズ群60の光軸L3が他の光軸L(L1,L2)からずれている場合には、その軸ずれが補正される。すなわち、固定筒20を固定し、全てのレンズ群40,50,60の組み付けが完了した後に、図5に示すように、第3レンズ群60の光軸L3が、基準となる光軸Lから逸脱して軸ずれを生じている場合、ドライバー等の工具を溝91aに接合して、例えば図6に示すように、偏芯部材90を回転させてその角度位置を適宜調節する。
【0026】
この偏芯部材90の角度調節により、他端部83bも移動し、ガイドシャフト83は、図6に示すように、一端部83aを支点として所定角度だけR方向に傾きが調整されることになる。すると、レンズ保持枠61は、図6において全体的に左上がりに傾斜し、そのレンズG3の光軸L3が、光軸L(L1,L2)と一致するように、軸ずれが補正される。
このように、第3レンズ群60の光軸が、基準となる光軸Lに対してずれていた場合、偏芯部材90を適宜回転させて調整するだけで、容易に光軸のずれを補正することができる。したがって、装置の製造ラインにおいて、最後の検査工程等で、この軸ずれ補正を簡単に行なうことができるため、歩留まり、生産性が向上する。
【0027】
上記実施形態においては、傾き調整手段として、ガイドシャフト83の端部83bに連結される偏芯部材90を示したが、これに限定されるものではなく、ガイドシャフト83の傾きを調整できるものであれば、その他の機構を採用してもよい。
【0028】
また、上記実施形態においては、複数のレンズ群40,50,60を備えるレンズ駆動装置において、第3レンズ群60に対して本発明に係る構造を採用したが、これに限定されるものではなく、一つのだけのレンズ群、あるいは二つのレンズ群を備えるレンズ駆動装置において、少なくとも一つのレンズ群に対して本発明に係る構造を採用してもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置によれば、レンズ保持枠を光軸方向に往復動自在に案内するガイドシャフトの傾きを調整する傾き調整手段を設けたことにより、傾き調整手段でガイドシャフトの傾きを適宜調整するだけで、ガイドシャフトに案内されるレンズ保持枠及びレンズも一緒にその傾きが調整され、レンズの光軸のずれを容易に補正できる。これにより、装置の組み付け作業、検査工程等での補正作業が容易に行なえ、製品の歩留まりが良くなり、生産性が向上する。
特に、傾き調整手段として、ガイドシャフトの端部に連結される偏芯部材を採用することにより、構造の簡略化、装置の小型化等を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す正面図である。
【図3】図1に示すレンズ駆動装置の断面図である。
【図4】(a)は傾き調整手段としての偏芯部材を示す平面及び断面図であり、(b)は偏芯部材をガイドシャフトに取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】レンズ駆動装置の一部をなす第3レンズ群及びその駆動機構並びに偏芯部材を示す断面図である。
【図6】偏芯部材の角度調整を行なった状態での第3レンズ群及びその駆動機構並びに偏芯部材を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ベース(支持部材)
12 CCD
14 嵌合穴
20 固定筒(支持部材)
23 支持板(支持部材)
23a 嵌合孔
30 円筒カム
40 第1レンズ群
50 第2レンズ群
60 第3レンズ群
61 レンズ保持枠
62 枠部
63 連結部
63a 長孔
64 腕部
65 ナット保持部
66 連結部
66a 連結孔
67 ナット
70 駆動機構
80 駆動機構
81 ステップモータ
82 リードスクリュー
83 ガイドシャフト
83a 一端部
83b 他端部(両端部の一方)
84 回り止めシャフト
90 偏芯部材(傾き調整手段)
91 縮径部
91a 溝(接合部)
92 拡径部
92a 嵌合穴
G1,G2,G3 レンズ
【発明の属する技術分野】
本発明は、光軸方向においてレンズを移動させるレンズ駆動装置に関し、特に、レンズ保持枠を光軸方向に案内するガイドシャフトを備えたレンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のレンズ駆動装置としては、CCD等の撮像素子を保持するベース、ベースに固定された固定筒、固定筒の内側に配置されて出没する円筒カム、円筒カムの内側において光軸方向に順次に配列されそれぞれレンズを保持する複数のレンズ保持枠、一つのレンズ保持枠を光軸方向に案内するガイドシャフト等を備えたものが知られている。
このガイドシャフトは、レンズ保持枠の一部を摺動自在に支持し、ベースに一端部及び固定筒に他端部が固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のレンズ駆動装置においては、ガイドシャフトにより案内されるレンズ保持枠の製造バラツキ、組み付けバラツキ等により、ガイドシャフトにより案内されるレンズの光軸が、他のレンズの光軸に対して軸ずれを生じる場合があり、この軸ずれを補正するには、一度組み付けたものを分解して再度組み直し、あるいは、組み付け部品をそれぞれ微調整して、軸ずれの補正を行なっていた。したがって、この補正作業に時間を要し、生産性の低下、歩留まりの悪化を招いていた。
特に、ガイドシャフトに摺動自在に案内される連結部が、レンズの中心から比較的離れた位置にあると、レンズ保持枠が撓み変形等を生じて、ガイドシャフトの案内方向とレンズの光軸とが平行にならず、光軸の軸ずれを助長する傾向にあった。
【0004】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡略化、小型化等を図りつつ、レンズ光軸の軸ずれを簡単に補正でき、組み付け作業を容易に行なえ、生産性の向上、歩留まりの向上等が図れるレンズ駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持するレンズ保持枠と、レンズ保持枠を光軸方向に往復動自在に案内するガイドシャフトと、ガイドシャフトの両端部を支持する支持部材とを備え、ガイドシャフトに沿ってレンズ保持枠を駆動するレンズ駆動装置であって、上記ガイドシャフトの傾きを調整する傾き調整手段を設けた、ことを特徴としている。
この構成によれば、レンズ保持枠が、ガイドシャフトに往復動自在に組み付けられた後に、レンズ保持枠に保持されたレンズの光軸が、所定の位置から軸ずれを生じている場合に、傾き調整手段により、ガイドシャフトの傾きを適宜調整すると、ガイドシャフトに案内されるレンズ保持枠及びレンズも一緒にその傾きが調整され、レンズの光軸の軸ずれが容易に補正される。
【0006】
上記構成において、傾き調整手段は、ガイドシャフトの両端部の一方に連結され、かつ、ガイドシャフトの軸心から所定量偏芯した位置を中心として回転調節可能に支持部材に支持された偏芯部材である、構成を採用できる。
この構成によれば、偏芯部材を適宜回転させてその角度位置を調整すると、この偏芯部材に連結されたガイドシャフトは、他方の端部を支点として、偏芯部材に連結された側の端部が移動してその傾きが調整され、これにより、レンズ光軸の軸ずれが補正される。特に、傾き調整手段として偏芯部材を用いることで、構造が簡略化される。
【0007】
上記構成において、偏芯部材の端部には、回転角度を調節するるための工具を接合する接合部を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、接合部に工具(例えば、接合部が+又は−の形状なす溝である場合は、ドライバー等)を接合して回転させるだけで、容易に偏芯部材の角度位置を調整することができる。
【0008】
上記構成において、支持部材は、光軸方向に軸心をもつ固定筒と、固定筒及び固定筒の外側に配置されたガイドシャフトの一端部を支持するベースとを含み、レンズ保持枠は、レンズを保持し固定筒の内側に配置される枠部と、枠部から固定筒の外側に延出してガイドシャフトに摺動自在に連結される連結部とを有し、偏芯部材は、ガイドシャフトの他端部に連結されると共に固定筒に支持されている、構成を採用できる。
この構成によれば、レンズを保持した枠部が固定筒の内側に配置され、連結部が固定筒の外側に配置されたガイドシャフトに連結され、ガイドシャフトの一端部がベースに支持されかつ他端部が偏芯部材を介して固定筒に支持された組み付け状態において、レンズの光軸が所定の位置から軸ずれしている場合は、単に、偏芯部材を適宜回転させてその角度位置を調整するだけで、レンズの軸ずれを補正することができる。
このように、レンズ保持枠の連結部が、レンズの光軸からある程度の長さをもって離れた構造をなす場合において、レンズ保持枠の撓み等に起因する光軸のずれを生じても、偏芯部材の調整により、容易に軸ずれを補正することができる。
【0009】
上記構成において、固定筒の内側には、変倍動作を行なう第1レンズ群及び第2レンズ群と合焦動作を行なう第3レンズ群とが配置され、第3レンズ群は、上上記レンズ保持枠を含む、構成を採用できる。
この構成によれば、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群が組み付けられた状態において、第1レンズ群又は第2レンズ群の光軸に対して第3レンズ群の光軸がずれている場合は、傾き調整手段(偏芯部材)により、ガイドシャフトの傾きを調整することで、容易に光軸のずれを補正することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示し、図1は正面図、図2は内部を示す正面図、図3は断面図、図4は偏芯部材を示す部分図である。
このレンズ駆動装置は、図1に示すように、略矩形形状の輪郭をなす支持部材としてのベース10、ベース10に固着され光軸方向に軸心をもつ円筒状の固定筒20、固定筒20の内側において回転及び直進自在に支持された円筒カム30、円筒カム30の内側において、光軸方向Lに移動自在に支持された第1レンズ群40及び第2レンズ群50、ベース10に対して光軸方向に移動自在に支持された第3レンズ群60、円筒カム30を駆動する駆動機構70、第3レンズ群60を光軸方向に駆動する駆動機構80等を備えている。
【0011】
駆動機構70は、図2に示すように、ベース10に固定されたDCモータ71、DCモータ71により駆動される歯車72を含む歯車列等により形成されている。駆動機構80は、図2及び図3に示すように、ベース10から突出して伸長する固定板13に固定されたステップモータ81、その駆動軸84aに直結されたリードスクリュー82、光軸方向に伸長するガイドシャフト83、回り止めシャフト84、コイルスプリング85等により形成されている。
【0012】
ベース10には、図3に示すように、ローパスフィルタ11、撮像素子としてのCCD12、固定筒20、ガイドシャフト83等が取り付けらている。ガイドシャフト83は、両端部を支持する支持部材として機能するベース10と固定筒20とにより支持されている。
すなわち、図3に示すように、一端部83aが、ベース10の嵌合穴14に嵌合されて支持され、他端部83bが、傾き調整手段としての偏芯部材90を介して、固定筒20から突出した支持板23に支持されている。
【0013】
偏芯部材90は、図4(a)に示すように、中心軸C1をもつ円柱状の縮径部91、中心軸C2をもつ円筒状の拡径部92を有し、縮径部91と拡径部92とは、お互いの中心軸が所定量Dだけ偏芯した状態で一体的に形成されている。
縮径部91は、支持板23の嵌合孔23aに対して、所定の摩擦力をもって嵌合されて固定筒20に支持されている。また、その端面(端部)には、ドライバー等の工具を接合する際の接合部としての溝91aが形成されている。拡径部92は、ガイドシャフト83の他端部83bを嵌合させるための円形の嵌合穴92aを有する。
【0014】
そして、偏芯部材90は、図3及び図4(b)に示すように、ガイドシャフト83の他端部83bと固定筒20の支持板23との間に介在した状態で、支持板23に回転調節可能に支持されている。したがって、ドライバー等を溝91aに接合して、偏芯部材90(縮径部91)を適宜回転させることで、偏芯量Dに応じて他端部83bが移動させられ、一端部83aを支点としてガイドシャフト83の傾きが調整されるようになっている。
【0015】
円筒カム30は、図3に示すように、外周面に形成された3つのフォロワピン31及び弧状歯車部32、内周面に形成されて第1レンズ群40及び第2レンズ群50にカム作用を及ぼすカム溝33,34、第1レンズ群40及び第2レンズ群50の回転を規制しつつ光軸方向Lへ案内するガイド筒35等を備えている。フォロワピン31は、固定筒20のカム溝21に挿入され、円筒カム30は、駆動機構70により回転させられると、光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
【0016】
第1レンズ群40は、図3に示すように、光軸L1をもつレンズG1を保持するレンズ保持枠41、レンズ保持枠41に形成されカム溝33に挿入された3つのフォロワピン42等を備えている。そして、円筒カム30が回動すると、第1レンズ群40は光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
【0017】
第2レンズ群50は、図3に示すように、光軸L2をもつレンズG2を保持するレンズ保持枠51、レンズ保持枠51に形成されカム溝34に挿入された3つのフォロワピン52、シャッタユニットS等を備えている。そして、円筒カム30が回動すると、第2レンズ群50は、光軸方向Lにおいて前進及び後退する。
【0018】
第3レンズ群60は、図2及び図3に示すように、光軸L3をもつレンズG3を保持するレンズ保持枠61を備える。レンズ保持枠61は、固定筒20の内側においてレンズG3を保持する枠部62、枠部62の近傍に形成された連結部63、枠部62から固定筒20の外側に延出する腕部64、腕部64の先端部に形成されたナット保持部65、ナット保持部65の近傍に一体的に形成された連結部66等により形成されている。
【0019】
連結部63は、図2及び図3に示すように、回り止めシャフト84をレンズG3の径方向に遊挿させると共にレンズG3の周方向において密接して摺動するように受け入れる長孔63aを有する。そして、長孔63aに、回り止めシャフト84が挿入されることで、レンズ保持枠61は、光軸方向に垂直な面内で(光軸回りに)回転しないように規制される。
腕部64は、枠部62から固定筒20の切り欠き部22を通り、固定筒20の径方向外側まで延出している。ナット保持部65は、図3に示すように、リードスクリュー82に螺合するナット67を若干の隙間を持って挟み込み回転を規制するように保持する。
【0020】
連結部66は、図2及び図3に示すように、ナット保持部65の近傍に一体的に形成され、光軸方向において離隔した2つの連結孔66aを有し、連結孔66aは、ガイドシャフト83に対して摺動自在に外嵌されている。
そして、レンズ保持枠61は、図3に示すように、連結部63の後方面とベース10との間に圧縮状態で配置されたコイルスプリング85により、光軸方向の前方(被写体側)に向けて付勢されている。
【0021】
この装置の動作について説明すると、DCモータ71が回転すると、歯車列を介して歯車72が回転し、歯車72と噛合する弧状歯車部32を介して円筒カム30が回転し、第1レンズ群40及び第2レンズ群50は光軸方向Lにおいてそれぞれ前進又は後退する。すなわち、第1レンズ群40及び第2レンズ50は、広角から望遠まで変倍動作を行なう。
【0022】
また、ステップモータ81が回転すると、リードスクリュー82、ナット67を介して、第3レンズ群60がガイドシャフト83及び回り止めシャフト84に案内されつつ光軸方向Lに前進又は後退する。すなわち、第3レンズ群60は、第1レンズ群40及び第2レンズ群50の変倍動作に応じて、CCD12の撮像面に対する合焦動作を行なう。
【0023】
次に、この装置の組み付け及び光軸の軸ずれ補正について説明する。
先ず、ガイドシャフト83及び回り止めシャフト84が植設されたベース10に対して、連結部66をガイドシャフト83に摺動自在にかつ連結部63を回り止めシャフト84に摺動自在に嵌め込むように、レンズG1を保持したレンズ保持枠61が取り付けられる。
【0024】
続いて、第1レンズ群40及び第2レンズ群50が取り付けられた円筒カム30が固定筒20に対して入れ子状に配置され、この固定筒20がベース10に固定される。そして、ステップモータ81等が取り付けられる。
また、固定筒20の取り付けに先立って、ガイドシャフト83の他端部83bには、偏芯部材90が予め連結(嵌合)されており、偏芯部材90の縮径部91が支持板23の嵌合孔23aに嵌合されるように、固定筒20がベース10に取り付けられる。尚、第1レンズ群40及び第2レンズ群50は、お互いの光軸L1,L2が円筒カム30及び固定筒20を基準として、所定の光軸Lに一致するように光軸合わせが行なわれる。
【0025】
続いて、第3レンズ群60の光軸L3が他の光軸L(L1,L2)からずれている場合には、その軸ずれが補正される。すなわち、固定筒20を固定し、全てのレンズ群40,50,60の組み付けが完了した後に、図5に示すように、第3レンズ群60の光軸L3が、基準となる光軸Lから逸脱して軸ずれを生じている場合、ドライバー等の工具を溝91aに接合して、例えば図6に示すように、偏芯部材90を回転させてその角度位置を適宜調節する。
【0026】
この偏芯部材90の角度調節により、他端部83bも移動し、ガイドシャフト83は、図6に示すように、一端部83aを支点として所定角度だけR方向に傾きが調整されることになる。すると、レンズ保持枠61は、図6において全体的に左上がりに傾斜し、そのレンズG3の光軸L3が、光軸L(L1,L2)と一致するように、軸ずれが補正される。
このように、第3レンズ群60の光軸が、基準となる光軸Lに対してずれていた場合、偏芯部材90を適宜回転させて調整するだけで、容易に光軸のずれを補正することができる。したがって、装置の製造ラインにおいて、最後の検査工程等で、この軸ずれ補正を簡単に行なうことができるため、歩留まり、生産性が向上する。
【0027】
上記実施形態においては、傾き調整手段として、ガイドシャフト83の端部83bに連結される偏芯部材90を示したが、これに限定されるものではなく、ガイドシャフト83の傾きを調整できるものであれば、その他の機構を採用してもよい。
【0028】
また、上記実施形態においては、複数のレンズ群40,50,60を備えるレンズ駆動装置において、第3レンズ群60に対して本発明に係る構造を採用したが、これに限定されるものではなく、一つのだけのレンズ群、あるいは二つのレンズ群を備えるレンズ駆動装置において、少なくとも一つのレンズ群に対して本発明に係る構造を採用してもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置によれば、レンズ保持枠を光軸方向に往復動自在に案内するガイドシャフトの傾きを調整する傾き調整手段を設けたことにより、傾き調整手段でガイドシャフトの傾きを適宜調整するだけで、ガイドシャフトに案内されるレンズ保持枠及びレンズも一緒にその傾きが調整され、レンズの光軸のずれを容易に補正できる。これにより、装置の組み付け作業、検査工程等での補正作業が容易に行なえ、製品の歩留まりが良くなり、生産性が向上する。
特に、傾き調整手段として、ガイドシャフトの端部に連結される偏芯部材を採用することにより、構造の簡略化、装置の小型化等を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す正面図である。
【図3】図1に示すレンズ駆動装置の断面図である。
【図4】(a)は傾き調整手段としての偏芯部材を示す平面及び断面図であり、(b)は偏芯部材をガイドシャフトに取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】レンズ駆動装置の一部をなす第3レンズ群及びその駆動機構並びに偏芯部材を示す断面図である。
【図6】偏芯部材の角度調整を行なった状態での第3レンズ群及びその駆動機構並びに偏芯部材を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ベース(支持部材)
12 CCD
14 嵌合穴
20 固定筒(支持部材)
23 支持板(支持部材)
23a 嵌合孔
30 円筒カム
40 第1レンズ群
50 第2レンズ群
60 第3レンズ群
61 レンズ保持枠
62 枠部
63 連結部
63a 長孔
64 腕部
65 ナット保持部
66 連結部
66a 連結孔
67 ナット
70 駆動機構
80 駆動機構
81 ステップモータ
82 リードスクリュー
83 ガイドシャフト
83a 一端部
83b 他端部(両端部の一方)
84 回り止めシャフト
90 偏芯部材(傾き調整手段)
91 縮径部
91a 溝(接合部)
92 拡径部
92a 嵌合穴
G1,G2,G3 レンズ
Claims (5)
- レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠を光軸方向に往復動自在に案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフトの両端部を支持する支持部材とを備え、前記ガイドシャフトに沿って前記レンズ保持枠を駆動するレンズ駆動装置であって、
前記ガイドシャフトの傾きを調整する傾き調整手段を設けた、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記傾き調整手段は、前記ガイドシャフトの両端部の一方に連結され、かつ、前記ガイドシャフトの軸心から所定量偏芯した位置を中心として回転調節可能に前記支持部材に支持された偏芯部材である、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記偏芯部材の端部には、回転角度を調節するるための工具を接合する接合部を有する、
ことを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。 - 前記支持部材は、光軸方向に軸心をもつ固定筒と、前記固定筒及び前記固定筒の外側に配置された前記ガイドシャフトの一端部を支持するベースと、を含み、
前記レンズ保持枠は、前記レンズを保持し前記固定筒の内側に配置される枠部と、前記枠部から前記固定筒の外側に延出して前記ガイドシャフトに摺動自在に連結される連結部と、を有し、
前記偏芯部材は、前記ガイドシャフトの他端部に連結されると共に前記固定筒に支持されている、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ駆動装置。 - 前記固定筒の内側には、変倍動作を行なう第1レンズ群及び第2レンズ群と、合焦動作を行なう第3レンズ群とが配置され、
前記第3レンズ群は、前記レンズ保持枠を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズ駆動装置。
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- 2002-07-19 JP JP2002210321A patent/JP2004053854A/ja active Pending
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