JP2592510Y2 - 鏡枠駆動機構 - Google Patents

鏡枠駆動機構

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JP2592510Y2
JP2592510Y2 JP1992077112U JP7711292U JP2592510Y2 JP 2592510 Y2 JP2592510 Y2 JP 2592510Y2 JP 1992077112 U JP1992077112 U JP 1992077112U JP 7711292 U JP7711292 U JP 7711292U JP 2592510 Y2 JP2592510 Y2 JP 2592510Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鏡枠駆動機構、詳しく
は、カメラの変倍可能なレンズ鏡枠に好適な鏡枠駆動機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ズームレンズ鏡枠において、ズー
ム動作を行うために駆動するレンズ枠の数は、レンズの
形式により、1つである場合と複数である場合とがあ
る。近年のビデオカメラ用ズームレンズにおいては、図
19に示すような複数群レンズ構成である4群構成のレ
ンズ形式が一般的である。なお、後述するようにズーミ
ングを行うためには基本的にはズームレンズである第2
群レンズが駆動され、更に、フォーカスレンズである第
4群レンズもピントずれ補正のため同時に駆動される。
上記第2群レンズを駆動する方法は、構成が簡単で、制
御上、スペ−ス上ともに有利である送りネジ駆動機構が
採用されている場合が多い。
【0003】上記図19の4群構成のレンズ鏡筒におい
ては、鏡枠100に第1群レンズ102,第3群レンズ
104が固定して保持されている。また、ズームレンズ
である第2群レンズ103を保持する第2群レンズ保持
枠108とフォーカスレンズである第4群レンズ105
を保持する第4群レンズ保持枠109は、それぞれ鏡枠
100,101に支持されたガイド軸112,113に
より光軸方向に進退自在に保持されている。そして、上
記第4群レンズ105の後方には、光学フィルタ106
とCCD107が配設されている。
【0004】そして、上記第2群レンズ保持枠108関
しては、図19の”D”部分断面図に示すように送りネ
ジ111に対してナット125を螺合させ、そのナット
125を介して光軸方向の位置決めがなされている。そ
して、ズーミング動作時には、該送りネジ111をズー
ムモータ121によりギヤー列123を介して回転駆動
することによって、レンズ保持枠の進退移動を行う。一
方、上記第4群レンズ保持枠109は、送りネジ115
にナット134を螺合させ、該ナットを介して光軸方向
の位置決めがなされ、フォーカシング動作時、または、
ズーミングピント補正時に該送りネジ111をフォーカ
スモータ131により回転駆動させることによって進退
移動する。
【0005】この4群構成のズームレンズ鏡筒は、上述
したようにズーミング駆動時の焦点移動に伴うピントず
れを補正するための第4群レンズ105の駆動制御が複
雑になり、面倒な制御を行う必要があった。更に、ズー
ム比を大きくとると、このよな第4群レンズの補正移動
だけでは、収差の問題が生じてくる。また、ワイド側の
焦点距離を小さくし、広画角とすることも困難となるな
どの不具合があった。
【0006】そこで、上記ズーム比、広画角化の問題、
更に、駆動制御の簡素化等の問題を解決するものとし
て、図20、または、図21に示すような2組のズーム
レンズ群をズーミング時に移動せしめるズームレンズ鏡
筒が実用化されている。この2組のズームレンズは、ズ
ーミングに対応してそれぞれ独立した繰り出しカーブに
沿っ移動せしめられ、ズームレンズ鏡筒における上述
の高倍率化、広画角化を満足させるものである。上記図
20に示すズームレンズ鏡筒は、5群構成のズームレン
ズ鏡筒であって、鏡枠140,150に第1,4群レン
ズをそれぞれ保持する第1群レンズ保持枠142、およ
び、第4群レンズ保持枠145が固定支持されている。
また、ズームレンズを構成する第2,3群レンズをそれ
ぞれ個別に保持する第2群レンズ保持枠143と第3群
レンズ保持枠144は、鏡枠140に支持されたガイド
軸141により光軸方向に進退自在に支持されている。
また、フォーカスレンズである第5群レンズを保持する
第5群レンズ保持枠146は、後方の鏡枠150に支持
されたガイド軸154により光軸方向に進退自在に支持
されている。そして、上記第5群レンズの後方には、光
学フィルタ147とCCD148が配設されている。な
お、上記第4群レンズ保持枠145には絞りモータ15
6で駆動される絞り155が配設されている。また、上
記第5群レンズ保持枠146は、フォーカシング動作時
にフォーカスモータ157により進退駆動される。
【0007】そして、第2群レンズ保持枠143と第3
群レンズ保持枠144は、ズーミング動作時には、それ
ぞれ異なった所定の繰り出しカーブに沿って移動せしめ
られる。その駆動は、図示しないズームモータによりカ
ム環151を回動し、カム環151に設けられたカム溝
を介して行われる。
【0008】また、図21に示すズームレンズ鏡筒は、
4群構成のズームレンズ鏡筒であって、ズームレンズを
構成する2つの第2,3群レンズ103,164の間に
絞り161が配設されていることを特徴とするものであ
る。即ち、本ズームレンズ鏡筒においては、鏡枠160
に対して第1群レンズ102が固定支持される。そし
て、ズームレンズを構成する第2,3群レンズ103,
164をそれぞれ保持する第2群レンズ保持枠108と
第3群レンズ保持枠165は、その間に絞り161を配
設した状態で、鏡枠160に支持されたガイド軸141
により光軸方向に各々進退自在に支持されている。
【0009】なお、フォーカスレンズである第4群レン
ズ105を保持する第4群レンズ保持枠109の支持状
態、および、駆動系と、光学フィルタ106,CCD1
07の配設状態等は、前記図19に示したレンズ鏡筒の
場合と同様とする。上記第2,3群レンズ保持枠10
8,165は、ズーム動作時にそれぞれ独立して繰り出
され、その駆動は、図21には図示していないが、前記
図20に示されるような円環状のカム環を用いて駆動さ
れることになる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上述の図20、また
は、図21に示したレンズ鏡筒は、ズーム機能としては
満足するものといえる。しかしながら、複数のレンズ保
持枠の駆動用として円環形状のカム環を用いており、鏡
筒の外形が大型化する不具合があった。更に、絞り機構
を跨いで該レンズ保持枠を配設する形式のレンズ鏡筒に
適用した場合は、該絞り機構との干渉を避けるために、
該カム環の直径を大きくしなければならず、更に鏡筒の
外形が大型化していた。このことは、特にビデオカメラ
等でCCDなどの撮像素子が小型化される状況で、より
扱い易く、高性能の小型のカメラを提供することへの障
害となっていた。
【0011】そこで、上述のカム環に代えて、上記複数
のレンズ保持枠駆動用として図19に示したような一軸
上に配設するような送りネジ機構を適用しようとして
も、ズーミング動作上、それぞれのレンズ保持枠は異な
った繰り出しカーブに沿って駆動しなければならないこ
とから不可能なことであった。
【0012】本考案は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、複数のレンズ鏡枠を駆動する鏡枠
駆動機構において、駆動系が簡単であって、光学的精度
が高く、しかも小型化の可能な鏡枠駆動機構を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案による鏡枠駆動機
構は、同一光軸上に移動可能に配置された第1のレンズ
群及び第2のレンズ群を光軸方向に沿って駆動する鏡枠
駆動機構において上記第1のレンズ群を保持し、上記
レンズ光軸方向に沿って移動可能に支持された第1保持
枠と、上記第2のレンズ群を保持し、上記レンズ光軸方
向に沿って移動可能に支持された第2保持枠と、上記レ
ンズ光軸とは別に該レンズ光軸に対して平行に配置され
たカム用回転軸と、上記カム用回転軸により第1所定量
回動可能に設けられ、上記第1保持枠に当接して該第1
保持枠を上記光軸方向に沿って駆動する第1カムを有す
る第1カム部材と、上記カム用回転軸により上記第1所
定量と異なる第2所定量回動可能に設けられ、上記第2
保持枠に当接して該第2保持枠を上記光軸方向に沿って
駆動する第2カムを有する第2カム部材と、上記第1カ
ム部材及び上記第2カム部材を駆動するための単一の駆
動源と、上記駆動源からの伝達駆動力を、上記第1カム
部材と上記第2カム部材の回動量がそれぞれ上記第1所
定量と上記第2所定量になるように互いの回転量を調整
して駆動伝達する駆動伝達手段とを具備することを特徴
とする。
【0014】
【作用】上記第1カム部材と上記第2カム部材を所定範
囲内において一体となって単一の駆動源により回動させ
ることによって、上記第1レンズ群を保持した第1保持
枠と上記第2レンズ群を保持した第2保持枠とをそれぞ
れ異なる繰り出しカーブに沿って変位せしめる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本考案の第1実施例を示す鏡枠駆動機構を
有するズームレンズ鏡筒の主要機構部の縦断面図であ
る。本実施例のズームレンズ鏡筒は、5群構成のズーム
レンズであって、第1群レンズ2は、筒状体である外枠
1に支持され、ズームレンズを構成する第2群レンズ3
と第3群レンズ4は、それぞれ鏡枠である第2群レンズ
保持枠5、および、第3群レンズ保持枠6に保持され、
外枠1に支持される支持用ガイド軸7と回転止め用ガイ
ド軸8(図2参照)により光学O方向に進退自在に支持
されている。上記第3群レンズ4の後方には、図示しな
いが前記図20に示した鏡筒と同様に固定レンズ群であ
る第4群レンズと光軸O方向にフォーカシング駆動され
るフォーカスレンズの第5群レンズ、更に、光学フィル
タとCCDが光軸Oに沿って配設されている。なお、本
鏡枠駆動機構は、図21に示すレンズ鏡筒のように上記
第2群レンズ保持枠と第3群レンズ保持枠の間に絞りを
配設するような鏡筒についても適用可能とする。
【0016】そして、上記第2群レンズ保持枠5と第3
群レンズ保持枠6の光軸O方向の駆動は、カム軸10
着され、それぞれ移送距離の長い長スパンカムである
所定のリード角を持つ凸形状のリブ状カム面12aを有
するリブカム12と移送距離の短い短スパンカムである
端面カム13の回動により行われる。該カム軸10は、
上記支持用ガイド軸7の近傍において外枠1に回転自在
に支持されていて、該軸10には、ズームモータ15に
よりギヤー列16を介して回動する駆動ギヤー11が固
着されている。
【0017】図2は、上記駆動機構部の斜視図を示した
図である。第2群レンズ保持枠5と第3群レンズ保持枠
6には支持用ガイド軸7への嵌入孔5aと6aの近傍に
リブカム12と端面カム13のカム面にそれぞれ当接可
能な従動ピン5cと6cが固着されている。そして、上
記従動ピン5cは、保持枠5に一体的に形成された板バ
ネ部5bの付勢力によりリブカム12のリブ状カム面1
2aに当接せしめられる。また、上記従動ピン6cは、
保持枠6と保持枠5間に懸架された引張りバネ14の付
勢力により端面カム13のカム面に当接せしめられる。
【0018】上記リブカム12に設けられているリブ状
カム12aは、回動角320°の範囲に所定のリード
をもつものである。また、端面カム13に設けられてい
るカムは同様に回動角320°の範囲のカム面を有して
いる。それらのカムの回動角、即ち、ズーム位置W(ワ
イド)〜T(テレ)間における各保持枠5,6の移動
量、即ち、レンズ繰り出し量との関係を図3に示す。本
図に示すように、ズーム位置W〜T間において、リブカ
ム12によって繰り出される第2群レンズ3は、直線的
に長い距離繰り出され、端面カム13によって繰り出さ
れる第3群レンズは、上記第2群レンズ3の繰出距離
に比較して短い距離繰り出される。これらの特性はレン
ズの光学設計上の要求で決定されるものである。
【0019】以上のように構成された本実施例のズーム
レンズ鏡筒は、ガイド軸7の近傍に設けられた比較的直
径の小さなリブカム12と端面カム端面13によって2
つのズームレンズである第2,3群レンズを所望とする
軌跡に沿って移動可能とするので、ズームレンズとして
高倍率化、広画角化、制御のやり易さが可能となると同
時に、単一のカム軸10上に小径のリブカム12と端面
カム13が配設されることから、従来のレンズ鏡筒によ
うな大径のカム環が不要となり、鏡筒外形の大型化が避
けられる。また、第2群レンズ3と第3群レンズ4間に
絞りが配設されるような光学系に対しても、本実施例の
ズームレンズ鏡筒の駆動機構は、ガイド軸8の近傍に上
記カム部材を配設するのみであって、適用は容易であ
る。また、上記実施例に用いられるリブカム12と端面
カム13とは一体成形により形成された成形部品とする
ことも可能である。この場合、端面カム13側は軸方向
に型抜きを行い、リブカム12側はリードに沿ってねじ
り方向の型抜きを行うことになる。なお、本実施例で
は、外枠1を用いたが、これは必ずしも必要ではなく、
カメラ本体で各構成要素を保持するように構成し、小型
化することは勿論可能である。
【0020】図4は、本考案の第2実施例を示す鏡枠駆
動機構の斜視図である。この駆動機構が適用されるズー
ムレンズ鏡筒は、前記図1に示すレンズ鏡筒と同一の構
成を有するものである。但し、ズーム動作に伴い、光学
設計上要求される2,3群レンズの繰り出し量に関し図
5に示すごとく、2群のリニアな移動に対して、3群が
所定ズーム範囲で停止するように光学設計されたレンズ
タイプに主に用いるものとする。
【0021】上記鏡枠駆動機構は、第3レンズ保持枠を
駆動する端面カム23がリブカム22側に対して回動可
能とするものである。そして、上記リブカム22のスパ
ンに比較して短いスパンを移送する端面カム23は動作
上許容可能な1回転以内の比較的狭い角度だけ回動さ
せ、上記端面カム23のスパンに比較して長いスパンを
移送するリブカム22のみを1回転以上、あるいは、1
回転に近い比較的広い角度駆動させるようにした機構で
ある。このような構成にすることにより、リブカム22
には、比較的広い角度にわたって緩いリード角のリブ状
カム面22aを配設可能となり、該カム面22aのリー
ドが立って、圧力角が増加する不具合が回避される。
【0022】本実施例の駆動機構の構成について詳細に
説明すると、図4に示すように、ギヤー21を介して回
転駆動されるカム軸20にはリブカム22が固着されて
いる。該リブカム22のギヤー側に配設されるボス部2
2cにはストッパ22bが配設され、更に、一端が該ス
トッパ22bに係止されたねじりバネ24が巻回されて
いる。そして、カム面23aとストッパ23bを有する
端面カム23が上記ボス部22cに回動自在に嵌入して
おり、上記ねじりバネ24のフック他端は、上記ストッ
パ23bに係止している。なお、端面カム23がボス部
22c挿入された状態では、ねじりバネ24の初期付
勢力によりストッパ22bとストッパ23bが互いに当
接した状態になっている。また、図4には図示しないが
上記ストッパ23bがカム軸20の所定の回動位置(ズ
ーム標準位置S)で当接し停止するように鏡筒の外枠に
ストッパ25が配設されている(図6参照)。
【0023】以上のように構成された本実施例の駆動機
構においては、図5のレンズ繰り出し量曲線に示すよう
に、カム軸20は、ズーム位置W〜T間で1回転以上、
即ち、角440°だけ回動し、それに固着されたリブカ
ム22によって上記端面カム23に比較して長い距離だ
け第2群レンズが繰り出される。一方、端面カム23
は、ズーム位置Wから1回転以内の範囲、この場合、ズ
ーム標準位置Sに対応する245°までは、ねじりバネ
24のチャージ力によってリブカム22と一体的に回動
し、その後は、上記ストッパ23bをストッパ25
接させて停止状態とする。従って、図5に示すようにカ
ム軸回転角440°の間、第2群レンズは、リブカム2
2によりリニアに繰り出されるが、第3群レンズは、端
面カム23により回転角約220°までは繰り出される
が、その後、回転角245°のズーム標準位置Sで端面
カム23がストッパ25当接し、駆動は停止されるこ
とになる。
【0024】図6は、上述の動作状態における図4のA
−A断面を示した図である。図6の(A)は、カム軸2
0がズーム位置Wにあるときの断面図で、図6の(B)
は、カム軸20がズーム標準位置Sにあるときの断面図
で、図6の(C)は、カム軸20がズーム位置Tにある
ときの断面図である。上記図6の(B)に示す状態まで
は、リブカム22と端面カム23は一体的に回動し、第
2,3群レンズをそれぞれの繰り出しカーブに従って移
動させる。その後、ストッパ25が端面カム23のスト
ッパ23bに当接した後は、図6の(C)のズーム位置
Tまで、リブカム22のみが回転し、第2群レンズを繰
り出すことになる。
【0025】以上説明したように、本実施例の鏡枠駆動
機構は、1回転以上の回転が不可である端面カム23
は、ズーム動作の途中で停止させ、1回転以上回転させ
た方が繰り出し移送上スムーズな動作が得られるリブカ
ム22は必要に応じた角度を回転可能としたので、前記
第1実施例のものの効果に加えて、更に効率の良い駆動
機構を提供することができる。なお、本実施例の機構で
は、端面カム23をねじりバネ24で付勢する状態と
し、ストッパ25でズーム位置の途中で停止可能とする
機構については、同様な動作を行う他の機構で構成する
ようにしてもよいことは勿論である。
【0026】図7は、本考案の第3実施例を示す鏡枠駆
動機構の斜視図である。本駆動機構が適用されるズーム
レンズ鏡筒は、前記図1に示すレンズ鏡筒と同一の構成
を有するものである。この鏡枠駆動機構は、第3レンズ
保持枠32を駆動する端面カム43が第2レンズ保持枠
31を駆動するリブカム42に対して回動可能となって
おり、両者は所定の回転比を有する連動機構である可動
ギヤーユニット45で連結されている。そして、該ギヤ
ーユニット45で駆動することにより比較的短いスパン
の短スパンカムである端面カム43は動作上許容可能な
1回転以内の狭い角度だけ回動させ、上記端面カム43
に比較して長いスパンの長スパンカムであるリブカム4
2のみを1回転以上、あるいは、1回転に近い広い角度
駆動させるようにしたものである。このような構成にす
ることにより、前記第2実施例のものと同様にリブカム
42のリブ状カム面42aのリード角が立って、圧力角
が増加することが回避できる。
【0027】本実施例の駆動機構の構成について詳細に
説明すると、図7に示すように、ズーミング動作時に回
転駆動されるカム軸40には端面カム43が固着されて
いる。そして、リブ状カム面を有するリブカム42は、
該カム軸40に対して回転自在に支持され、その駆動
は、カム軸40に固着された第1のギヤー41に噛合
し、上記リブカム42に固着された第2のギヤー49に
噛合している連動機構である可動ギヤーユニット45を
介して回転駆動せしめられる。
【0028】該可動ギヤーユニット45は、駆動側ギヤ
ー47と従動側ギヤー48を有し、該ギヤーを連結軸4
6により一体化して支持している。そして、上記第1の
ギヤー41の回転量に対して第2のギヤー49が増速さ
れるような回転比率を有している。更に、上記軸46は
ユニット本体に設けられている長孔45a,45bに支
持されている。上記長孔45a,45bは、前記第1の
ギヤー41,第2のギヤー49の回転中心が自己の連結
軸46中心と交差する方向に微小変位可能なようにその
長手方向は設定される。なお、カム軸40にリブカム4
2を固着し、ギヤー49は端面カム43と一体となし、
カム軸40に回転可能に支持された構成でも実施可能で
ある。
【0029】上記可動ギヤーユニット45の連結軸46
は、付勢手段である板バネ37によりは、第1,第2の
ギヤーに接近するよう方向に付勢されている。この付勢
は、後述するように各ギヤーのバックラッシュ、およ
び、ギヤー軸支ガタを取り除くために行われる(図10
参照)。
【0030】なお、第2群レンズ保持枠31の支持用ガ
イド軸7の近傍には、前記リブ状カム面42aに当接す
る従動ピン31cが固着されており、その当接付勢は該
保持枠31に一体的に配設された板バネ部31bによっ
て与えられる。更に、第3群レンズ保持枠32の支持用
ガイド軸7の近傍には、前記端面カム43のカム面に当
接する従動ピン32cが固着されており、その当接付勢
は該保持枠32と上記保持枠31間に懸架された引張り
バネ33によって与えられる。
【0031】以上のように構成された本実施例の鏡枠
動機構における動作について説明すると、ズーム繰出し
指示によりカム軸40が駆動されると、端面カム43
は、直接、また、リブカム42は、可動ギヤーユニット
45を介して回転駆動される。ズーム動作W〜T間での
回転範囲において、前述のように端面カム43は、1回
転以内の回動で第3群保持枠32の、上記リブカム42
に比較して短い距離の進退駆動を行い、リブカム42の
方は、1回転以上、または、それに近い回転を行って第
群保持枠31の、上記端面カム43に比較して長い距
離の進退駆動を行う。
【0032】なお、本実施例の駆動機構においては、そ
の進退駆動における移送精度を向上させるための考慮が
なされている。即ち、通常、ギヤーの噛合状態には、図
8に示すように、ギヤー41,49とギヤー47,48
の心間距離La,Lbの誤差によりバックラッシュは避
けられない。図8では(A)側のギヤー41,47間の
心間距離Laの方が僅かに長く、こちら側にバックラッ
シュが生じている。このバックラッシュは、必然的にレ
ンズ保持枠、ひいては、レンズ進退位置の誤差となって
現れる。そこで、本実施例のものでは、前述のようにギ
ヤーを支持する連結軸46に板バネ37の付勢力を与
え、ギヤー47、または、ギヤー48をギヤー41、ま
たは、ギヤー49方向に付勢している。この付勢動作に
より図9に示すように、バックラッシュのある側の心間
距離をLa′に補正する(図9の(A))。バックラッ
シュの無い側は、特に変化はない(図9の(B))。
【0033】また、更に、上記板バネ37の付勢力は、
遊合状態である第2のギヤー49のカム軸40とのガタ
つきに対しても効果があり、図11に示すように該ギヤ
ー49、従って、リブカム42の軸40に対するガタつ
きが該付勢力によって取り除かれる。
【0034】以上述べたように本実施例の駆動機構は、
第1実施例のものと同様にズームレンズとして高倍率化
等が可能となると同時に、レンズ保持枠の駆動が安定し
たものとなり、更に、可動ギヤーユニット45において
ギヤー駆動系を採用するものであるが、そのためのバッ
クラッシュによるレンズ進退位置の精度の低下は避けら
れ、高精度のズームレンズ鏡筒が実現可能となる。
【0035】なお、本実施例の駆動機構の変形例とし
て、第2のギヤー49を駆動側とし、第1のギヤー41
を従動側とした構成としてもよい。この場合、可動ギヤ
ーユニットは減速駆動系となる。また、上記端面カム4
3のカム部の内側に、更に、他の端面カムを配設し、端
面カム43に対して所定のギヤー比で回動させるように
して、他のレンズ群保持枠を進退駆動させるように構成
した鏡枠駆動機構の変形例も提案することができる。な
お、この変形例は、前記第1,第2実施例における端面
カムに対する変形例として提案することも可能である。
【0036】図12は、前記第3実施例の鏡枠駆動機構
の別の変形例の斜視図である。この変形例の鏡枠駆動機
構は、前記第3実施例の鏡枠駆動機構に対して、リブカ
ムに代わって、動作角度を前記第3実施例の場合と同様
に1回転以上であって、動作時のリード角が同様に上記
端面カム43に比較して小さいリード溝54aを有する
リードカム54を配設するものである。該リードカム5
4以外の構成は、該第3実施例と同一であって、図12
には同一符号を付して示している。一般にリード角の大
きいりード溝は、その加工において、特に機械加工をす
ることが難しい。また、駆動時の圧力角に関しても不利
である。しかし、本変形例のリードカム54のように、
リード角が小さいものでは、それらの問題が解消され、
実用可能となる。
【0037】本変形例のものの構成としては、カム軸4
0にリードカム54が回転自在に装着されており、更
に、第2群レンズ保持枠51には、上記リードカム54
のリード溝54aに摺動自在に嵌入する従動ピン51c
が固着されている。また、第2,3群レンズ保持枠3
2,51間には引張りバネ53が懸架されており、レン
ズ保持枠32の従動ピン32cと端面カム32との当接
作用と、上記レンズ保持枠51の従動ピンのリード溝5
4aとのガタ取り作用を行っている。
【0038】以上のように構成された本変形例の駆動機
構の動作は、前記第3実施例の駆動機構の動作と同様で
ある。なお、本変形例の第2群レンズ保持枠駆動用のリ
ードカム54は、前記第2実施例の駆動機構にも適用可
能であることは勿論である。
【0039】図13は、本考案の第4実施例の鏡枠駆動
機構の斜視図である。また、図14は、上記鏡枠駆動機
構の側面図である。本駆動機構が適用されるズームレン
ズ鏡筒は、前記図1に示すレンズ鏡筒と同一の構成を有
するものとする。そして、この鏡枠駆動機構は、第3群
レンズ保持枠61の駆動用の螺旋端面カム66が一回転
以上の作動カム面である螺旋状の端面カム面66aを有
していることを特徴としたものである。
【0040】本実施例の駆動機構の構成について詳細に
説明すると、図13,14に示すように、ズーミング動
作時に回転駆動されるカム軸64には短スパンカムであ
る螺旋端面カム66と、リブ状カム面65aを有する長
スパンカムであるリブカム65が一体的に固着されてい
る。そして、ズーミング動作時ズーム位置W〜T間でカ
ム軸は、1回転以上回転する。そして、1回転以上の凸
状リードであるリブ状カム面65aには、第2群レンズ
保持枠61の支持用ガイド軸7の嵌入部近傍に配設され
た従動挟持片61aが嵌入している。また、上記端面カ
ム66の螺旋状カム面66aには、第3群レンズ保持枠
62の支持用ガイド軸7の嵌入部近傍に配設された保持
部62bに突出自在に嵌入した先端部がL字形状の従動
ピン63が当接している。また、図14に図示されてい
ないが保持枠62と61間には引張りバネが懸架されて
いるものとする。
【0041】該従動ピン63は、図15の縦断面図に示
すように、保持部62bに内蔵された圧縮バネ67によ
りカム軸64の中心方向に向け、突出方向に付勢されて
いる。従って、端面カム66の回転に伴い従動ピン63
の先端は、その螺旋状カム面66a上を摺動してゆくこ
とになる。また、従動ピン63の進退方向の位置精度を
確保するため保持部62bとの嵌合隙間は、できるだけ
少なく設定されている。従って、従動ピン63の出入時
の抵抗を減らすために、保持部62b内部の空気抜きを
行う必要がある。保持部62bには、そのための空気口
62cが配設されている。
【0042】以上のように構成された本実施例の鏡枠駆
動機構によるズーミング駆動は、カム軸64をズーム位
置W〜T間に対応して回転させると、上記保持枠側の従
動挟持片61aと従動ピン63は、それぞれリブ状カム
面65a、または、螺旋状カム面66aに沿って移動
し、各保持枠61,62が進退移動する。
【0043】本実施例の鏡枠駆動機構は、保持枠を駆動
するリブカム65と螺旋端面カム66が一体的にカム軸
64に固着され、1回転以上の回転が可能として構造を
持つものであることから、駆動系がより簡単な構成とな
り、しかも、従動部材の駆動がよりスムーズになる。
【0044】図16は、前記第4実施例の鏡枠駆動機構
の変形例の縦断面図である。この変形例の鏡枠駆動機構
は、前記第4実施例の鏡枠駆動機構に対して、前記螺旋
端面カム66に代えて、螺旋カム面に従動ピンガイド用
の突起を螺旋状に配設したことを特徴とするもので、前
記変形例の従動ピンの突出付勢用の圧縮バネ64を不要
とするものである。
【0045】即ち、図16に示すように、カム軸74に
固着される螺旋端面カム76には螺旋状カム面76aが
形成されており、更に、該カム面に沿って螺旋状に延び
るガイド突起76bが形成されている。第3群レンズ保
持枠72に設けられている保持部72bには従動ピン7
3がカム軸心方向に突出可能状態で嵌入している。該従
動ピン73の先端部は、上記ガイド突起76bに嵌入
し、更に、その先端が螺旋状カム面76aに当接してい
る。なお、該従動ピン73を螺旋状カム面76aに当接
させるために引張りバネ77が第3群レンズ保持枠72
と図示しない第2群レンズ保持枠との間に懸架されてい
る。
【0046】また、上記保持枠72の保持部72bの上
部には空気穴72cが設けられており、従動ピン73の
出入抵抗を減じている。また、第2群レンズ保持枠駆動
用のリブカムは図16に図示しないが、前記第4実施例
のものと同様にカム軸74に固着され、ズーミング時に
は螺旋端面カム76と一体的に回転せしめられる。
【0047】以上のように構成された本変形例の機構に
おいては、カム軸74を回転させることによって、従動
ピン73は螺旋に沿って出入しながら螺旋状カム面76
aに当接した状態で摺動する。そして、レンズ保持枠7
2が光軸方向に進退駆動される。そして、本変形例によ
ると前記第4実施例で用いた従動ピン付勢用の圧縮バネ
を省略していることから、従動ピン73の摺動抵抗も少
なく、スムーズなレンズ駆動が得られる。
【0048】図17は、前記第4実施例の鏡枠駆動機構
の別の変形例の縦断面図である。この変形例の鏡枠駆動
機構は、前記図16に示す変形例の鏡枠駆動機構に対し
て、螺旋カム面の従動ピンガイド用のガイド突起76b
に代えて、凹状の螺旋溝を配設した点を特徴とするもの
で、また、同様に従動ピンの突出付勢用の圧縮バネも不
要とする。
【0049】即ち、図17に示すように、カム軸84に
固着される螺旋端面カム86にはガイド用螺旋溝86b
が形成され、該螺旋溝86bの底面が螺旋カム面86a
となる。また、第3群レンズ保持枠82に設けられてい
る保持部82bにはL字状従動ピン83がカム軸心方向
に突出可能状態で嵌入している。また、該従動ピン83
の先端部は、上記ガイド用螺旋溝86bに嵌入し、先端
が螺旋カム面86aに当接している。なお、該従動ピン
83の先端を螺旋カム面86aに当接させるために、図
示しない引張りバネが第3群レンズ保持枠82と図示し
ない第2群レンズ保持枠との間に懸架されている。な
お、上記保持枠82の保持部82bの上部には空気穴8
2cが設けられ、従動ピン83の出入抵抗を減じてい
る。また、第2群レンズ保持枠駆動用のリブカムは図1
7に図示しないが、前記第4実施例のものと同様にカム
軸84に固着され、ズーミング時には上記螺旋端面カム
86と一体的に回転せしめられる。
【0050】以上のように構成された本変形例の機構に
おいても、前記変形例と同様にカム軸84を回転させる
ことによって、従動ピン83は螺旋に沿って出入しなが
ら螺旋状カム面86aに当接した状態で摺動する。そし
て、レンズ保持枠82が光軸方向に進退駆動される。本
変形例においても、従動ピン83の摺動抵抗も少なく、
スムーズなレンズ駆動が得られる。図18は、本考案の
第5実施例を示す鏡枠駆動機構の斜視図である。本駆動
機構が適用されるズームレンズ鏡筒は、前記図1に示す
レンズ鏡筒と同一の構成を有するものとする。この鏡枠
駆動機構は、図18に図示しない第3群レンズ保持枠と
第2群レンズ保持枠93の基準ズーム位置での間隔を組
立時に微調節が可能な機構であって、前記第1実施例〜
第4実施例の機構にも適用可能なものである。上記第
2,3群レンズ保持枠の間隔は、ズーミング精度上重要
な寸法であり、ズーミングによるピントずれ等に大きな
影響を与える。従って、上記間隔が調整可能とすること
によって鏡筒のズーミング精度が改善される。
【0051】本実施例の機構においては、調整ネジ兼用
の従動ピン94が、第2群レンズ保持枠93のガイド軸
7の支持近傍の支持部93bに螺着されている。一方、
カム軸90には、リブ状カム面91aを有する長スパン
カムであるリブカム91と、短スパンカムである端面カ
ム92が所定の位相関係をもって固着されている。上記
保持枠93には引張りバネ95が懸架されている。
【0052】以上のように構成された本実施例の機構に
おいて、鏡枠組立時にカム軸90を調整基準とするズー
ム回転位置に固定した状態とする。その状態で、上記従
動ピン94を回動調整することによって、図示しない第
3群レンズ保持枠と第2群レンズ保持枠93との間隔を
所定の距離に設定する。このように調整することによっ
て、リブカム91と端面カム92間、更に、上記レンズ
保持枠間の部品寸法の誤差を調整することができる。
【0053】
【考案の効果】以上述べたように本考案の鏡枠駆動機構
は、第1所定量回動する長スパンカムと第1所定量とは
異なる第2所定量回動する短スパンカムとをレンズ光軸
とは別の共通軸周りに回動するように配置すると共に、
互いに1つの駆動源により駆動される長スパンカムと短
スパンカムの回動量を調整し駆動するようにしたことに
よって、繰り出しカーブに沿って第1レンズ群保持枠と
第2レンズ群保持枠とを変位せしめるようにしたので、
駆動系が簡単であって光学精度が高く、しかも、鏡枠の
小型化が可能な鏡枠駆動機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す鏡枠駆動機構を適用
してレンズ鏡枠の主要部の縦断面図。
【図2】上記図1の鏡枠駆動機構の斜視図。
【図3】上記図1の鏡枠駆動機構におけるレンズ繰り出
し量線図。
【図4】本考案の第2実施例を示す鏡枠駆動機構のカム
部の斜視図。
【図5】上記図4の鏡枠駆動機構におけるレンズ繰り出
し量線図。
【図6】上記図4のA−A断面図であって、図4の鏡枠
駆動機構における端面カムとリブカムのストッパ位置で
示される回動位相を示し、(A)は、ズーム位置Wでの
端面カムとリブカムの位相関係、(B)は、ズーム位置
Sでの端面カムとリブカムの位相関係、(C)は、ズー
ム位置Tでの端面カムとリブカムの位相関係を示す図。
【図7】本考案の第3実施例を示す鏡枠駆動機構の斜視
図。
【図8】上記図7の鏡枠駆動機構についてのギヤー噛合
状態を説明する図であって、(A)はガタのある状態、
(B)はガタの無い状態を示す。
【図9】上記図7の鏡枠駆動機構におけるギヤー噛合状
態を示す図であって、(A),(B)ともにガタがない
ように押圧した状態を示す。
【図10】上記図7の鏡枠駆動機構における可動ギヤー
ユニットの軸部押圧機構を示す図。
【図11】上記図7の鏡枠駆動機構におけるギヤーを押
圧した状態を示す図。
【図12】上記図7の第3実施例である鏡枠駆動機構の
変形例を示す機構部の斜視図。
【図13】本考案の第4実施例を示す鏡枠駆動機構の斜
視図。
【図14】上記図13の鏡枠駆動機構の側面図。
【図15】上記図13の鏡枠駆動機構の要部縦断面図。
【図16】上記図13の第4実施例である鏡枠駆動機構
の変形例の機構の要部縦断面図。
【図17】上記図13の第4実施例である鏡枠駆動機構
の別の変形例の機構の要部縦断面図。
【図18】本考案の第5実施例を示す鏡枠駆動機構の斜
視図。
【図19】従来の鏡枠駆動機構を内蔵する4群構成のレ
ンズ鏡筒の縦断面図。
【図20】他の従来の鏡枠駆動機構を内蔵する5群構成
のレンズ鏡筒の縦断面図。
【図21】更に他の従来の鏡枠駆動機構を内蔵する4群
構成のレンズ鏡筒の縦断面図。
【符号の説明】
10 …………………カム軸(連動機構) 12,22,…………………リブカム(移送スパンの長
い長スパンカム) 13,23,…………………端面カム(移送スパンの短
い短スパンカム) 22b,23b………………ストッパ(連動機構) 24 …………………ねじりバネ(連動機構) 45 …………………可動ギヤーユニット(連動
機構)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一光軸上に移動可能に配置された第1
    のレンズ群及び第2のレンズ群を光軸方向に沿って駆動
    する鏡枠駆動機構において上記第1のレンズ群を保持し、上記レンズ光軸方向に沿
    って移動可能に支持された第1保持枠と上記第2のレンズ群を保持し、上記レンズ光軸方向に沿
    って移動可能に支持された第2保持枠と上記レンズ光軸とは別に該レンズ光軸に対して平行に配
    置されたカム用回転軸と上記カム用回転軸により第1所定量回動可能に設けら
    れ、上記第1保持枠に当接して該第1保持枠を上記光軸
    方向に沿って駆動する第1カムを有する第1カム部材
    上記カム用回転軸により上記第1所定量と異なる第2所
    定量回動可能に設けられ、上記第2保持枠に当接して該
    第2保持枠を上記光軸方向に沿って駆動する第2カムを
    有する第2カム部材と上記第1カム部材及び上記第2カム部材を駆動するため
    の単一の駆動源と上記駆動源からの伝達駆動力を、上記第1カム部材と上
    記第2カム部材の回動量がそれぞれ上記第1所定量と上
    記第2所定量になるように互いの回転量を調整して駆動
    伝達する駆動伝達手段とを具備する ことを特徴とする鏡枠駆動機構。
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