JP2004052297A - 引戸装置 - Google Patents

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清水 伸洋
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Abstract

【課題】引戸の閉動時又は開動時に発する衝撃音が緩和され、静寂を保って引戸の閉動又は開動を制動することができる引戸装置を提供する。
【解決手段】開かれた引戸1から手を離すことによってレール11に吊り下げられた引戸1がレール11に沿って自動的に閉動するように構成し、引戸1の上端に、回転自在な軸体27が突出され、この軸体27の所定方向の回転動作を逆方向の回転動作に比べて制動させる油の流れ抵抗を利用した制動装置16を取り付け、この制動装置16の軸体27にピニオン28を設け、前記レール11に沿って戸先に近い位置に取り付けられた閉動制動用ラック29にピニオン28を噛合させて、引戸1の閉動時に前記ラック29とピニオン28の噛合により前記軸体27を前記所定方向に回転させることによって引戸1に制動力を与えるように構成した引戸装置において、引戸1の閉動時に前記ピニオン28が噛合し始める前記ラック29の端部に位置する歯29cに可撓性薄片32を設け、ピニオン28とラック29の噛合し始めの衝撃音を緩和するようにした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引戸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自閉式の引戸において、引戸の閉動動作を制動するために、引戸側に油の流れ抵抗を利用した制動装置を取り付けるとともに、制動装置から水平に突出する回転自在な軸体にピニオンを設け、上枠側にはピニオンと噛合するラックを取り付け、ラックにピニオンを噛合させて、引戸の閉動時にラックとピニオンの噛合により軸体を回転させることによって引戸に制動力を与えるようにした引戸装置が知られている。また、引戸の開動動作を制動するために、同様な制動装置、ピニオン及びラックから構成され、引戸の開動時にラックとピニオンの噛合により軸体を回転させることによって引戸に制動力を与えるようにした引戸装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記引戸装置では、引戸の閉動時においてピニオンがラックに噛合し始めるときに衝撃音を発するという問題があり、また、引戸の閉動時ほどではないにしても引戸の開動時においても同様の問題があり、特に病院、高齢者住居などの静寂が要求される屋内においてはその改善が望まれていた。
【0004】
そこで、本発明は前記問題点を解決するものであって、引戸の閉動時又は開動時に発する衝撃音が緩和され、静寂を保って引戸の閉動又は開動を制動することができる引戸装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明の引戸装置は、開かれた引戸から手を離すことによってレールに吊り下げられた引戸がレールに沿って自動的に閉動するように構成し、引戸の上端に、所定方向の回転動作を逆方向の回転動作に比べて制動させる制動装置を介してピニオンを取り付け、前記レールに沿って戸先に近い位置に取り付けられたラックに前記ピニオンを噛合させて、引戸の閉動時にラックとピニオンの噛合によりピニオンを前記所定方向に回転させることによって引戸に制動力を与えるように構成した引戸装置において、引戸の閉動時に前記ピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設け、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音を緩和するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
前記構成によれば、引戸の閉動時にピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設けたので、可撓性薄片が変形することにより、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音が緩和され、静寂を保って引戸の閉動を制動することができる。また、可撓性薄片が変形するため、可撓性薄片を設けたにも拘わらずピニオンとラックとを円滑に噛合させることができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、閉じられた引戸を手動によってレールに吊り下げられた引戸がレールに沿って開動するように構成し、引戸の上端に、所定方向の回転動作を逆方向の回転動作に比べて制動させる制動装置を介してピニオンを取り付け、前記レールに沿って戸尻に近い位置に取り付けられたラックに前記ピニオンを噛合させて、引戸の開動時にラックとピニオンの噛合によりピニオンを前記所定方向に回転させることによって引戸に制動力を与えるように構成した引戸装置において、引戸の開動時に前記ピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設け、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音を緩和するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
前記構成によれば、引戸の開動時にピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設けたので、可撓性薄片が変形することにより、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音が緩和され、静寂を保って引戸の開動を制動することができる。また、可撓性薄片が変形するため、可撓性薄片を設けたにも拘わらずピニオンとラックとを円滑に噛合させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における引戸装置を添付図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1は引戸であって、屋内の出入り口などの所定位置に設けられている上枠2、戸先側竪枠3、戸尻側竪枠4及床部5で形成された開口部に設けられている。
【0010】
引戸1の上端の戸先寄り及び戸尻寄りの所定箇所にはそれぞれ上方に延設されたブラケット6、7を介して戸車8、9が回転自在に支持されている。
また、上枠2には、戸先側に少し傾斜する姿勢で断面略L字状の傾斜フレーム10が固定され、この傾斜フレーム10に形成されたレール11上に戸車8、9が転動自在に載置されている。したがって、傾斜されたレール11上を戸車8、9が引戸1の自重で戸先側に転動することにより、引戸1が自動的に閉動する。
【0011】
床部5には引戸1を開閉方向にガイドするガイドローラ12が立設されている。また、戸尻寄りのブラケット7には、傾斜フレーム10の戸尻寄りに設けられたストッパー13と係合するストッパーローラ14が取り付けられている。なお、上枠2の前面側には点検用カバー15が設けられている。
【0012】
戸先寄りのブラケット6には制動装置16が取り付けられている。この制動装置16は、図4〜図6に示すように、油が封入される密閉流路17が形成されているケース本体18と、このケース本体18に取り付けられた蓋体19と、ポンプ室20内に第1、第2の歯車21、22が配置されて構成された歯車ポンプ23と、一方向のみに油を通過させる逆止弁24と、外部に露出している調整軸部25aを回動させることにより油の流量を調整可能な流量調節弁25とが設けられている。
【0013】
そして、第1の歯車21が固定されている軸体27がケース本体18の背面側から水平に突出されており、この軸体27の突出部分にピニオン28が固定されている。このピニオン28は金属又は硬質合成樹脂などから形成されている。
【0014】
図4に示すように、制動装置16の密閉流路17は、第1、第2の歯車21、22の噛合箇所に連通する第1、第2の連通通路17a、17bと、これら第1、第2の連通通路17a、17bと逆止弁24との間を連通させる第1、第2の主通路17c、17dと、第1、第2の連通通路17a、17bと流量調整弁25の先端が嵌入されて第1、第2の副通路17e、17f同士を連通させる調整用連通通路17gとからなっており、第1、第2の連通通路17a、17bが第1、第2の主通路17c、17dと第1、第2の副通路17e、17fに分岐されている。
【0015】
そして、第1又は第2の主通路17c、17dより送り出される油が逆止弁24を通して一方向のみに規制されると同時に、第1又は第2の副通路17e、17fから送り出される油が調整用連通通路17gを介して予め流量調整弁25により調整された流量分だけ流れて循環するようになっている。
【0016】
また、逆止弁24は、調整室24aにフロート球24bが保持されており、これにより下部側の主通路17dから上部側の主通路17cへの油の流れが規制されるため、第1の歯車21、軸体27及びピニオン28がa方向に回転する際に油の流れ抵抗で制動されるようになっている。
【0017】
なお、上部側の第1の主通路17cから下部側の第2の主通路17dへの油の流れは逆止弁24にて規制されないため、第1の歯車21、軸体27及びピニオン28がb方向に回転する際には油の流れ抵抗をあまり受けず、第1の歯車21、軸体27及びピニオン28はb方向に制動されることなく軽快に回転する。
【0018】
さらに、図1、図3に示すように、傾斜フレーム10の下面部上における戸先寄り箇所には上方に向けて歯面が設けられている閉動制動用ラック29が取り付けられ、引戸1が完全に閉じられる前の所定範囲位置で閉動制動用ラック29にピニオン28が噛合するようになっている。
【0019】
したがって、閉動制動用ラック29にピニオン28が噛合した状態では、引戸1を閉じる方向(c方向)に移動しようとすると、ピニオン28がa方向に回転するためにこの閉動動作が制動される一方、引戸1を開く方向(d方向)に移動させようとすると、ピニオン28がb方向に回転するためにこの開動動作を軽快に行うことができる。
【0020】
また、図1に示すように、傾斜フレーム10の戸尻寄り箇所の上部には断面逆L字状の補助フレーム30が取り付けられるとともに、この補助フレーム30にはその歯面が下方に向くように開動制動用ラック31が取り付けられ、引戸1が完全に開かれる前の所定範囲位置で開動制動用ラック31にピニオン28が噛合するようになっている。したがって、開動制動用ラック31にピニオン28が噛合した状態では、引戸1を開く方向(d方向)に移動しようとすると、ピニオン28がa方向に回転するためにこの開動動作が規制される一方、引戸1を閉じる方向(c方向)に移動しようとすると、ピニオン28がb方向に回転するためこの閉動動作を軽快に行うことができる。
【0021】
そして、前記閉動制動用ラック29は、図3、図7に示すように、戸先寄りのラック部材29aと、戸尻寄りのラック部材29bとから形成されている。戸先寄りのラック部材29aはナイロン樹脂などの硬質合成樹脂から形成され、戸尻寄りのラック部材29bはウレタンゴムなどの弾性材料から形成されている。そして、引戸1の閉動時にピニオン28が噛合し始める戸尻寄りのラック部材29bの端部に位置する歯29cには、図9に示すように、歯29cの両側面からそれぞれ上方に突出した一対の可撓性薄片32が歯29cと一体に形成されている。
【0022】
このように、引戸1の閉動時にピニオン28が噛合し始める戸尻寄りのラック部材29bの端部に位置する歯29cに可撓性薄片32を設けることにより、図10に示すように、ピニオン28が閉動制動用ラック29に噛合し始めるときに、ピニオン28が歯29cに当接することによる衝撃が可撓性薄片32の変形により吸収され、衝撃音が緩和されてピニオン28が閉動制動用ラック29に噛合される。
【0023】
また、前記開動制動用ラック31は、図8に示すように、戸尻寄りのラック部材31aと、戸先寄りのラック部材31bとから形成されている。戸尻寄りのラック部材31aはナイロン樹脂などの硬質合成樹脂から形成され、戸先寄りのラック部材31bはウレタンゴムなどの弾性材料から形成されている。そして、引戸1の開動時にピニオン28が噛合し始める戸先寄りのラック部材31bの端部に位置する歯31cには、閉動制動用ラック29と同様に、歯31cの両側面からそれぞれ上方に突出した一対の可撓性薄片32が歯31cと一体に形成されている。
【0024】
このように、引戸1の開動時にピニオン28が噛合し始める戸先寄りのラック部材31bの端部に位置する歯31cに可撓性薄片32を設けることにより、閉動制動用ラック29と同様に、ピニオン28が閉動制動用ラック31に噛合し始めるときに、ピニオン28が歯31cに当接することによる衝撃が可撓性薄片32の変形により吸収され、衝撃音が緩和されてピニオン28が開動制動用ラック31に噛合される。
【0025】
前記構成において、開かれた引戸1から手を離すことにより、傾斜されたレール11上を戸車8、9が引戸1の自重で戸先側に転動することにより引戸1が自動的に閉動し、制動装置16の軸体27に設けたピニオン28が閉動制動用ラック29と噛合して引戸1の閉動動作が制動される。その際に、前記のように、ピニオン28が閉動制動用ラック29に噛合し始めるときに、ピニオン28が歯29cに当接することによる衝撃が可撓性薄片32の変形により吸収され、衝撃音が緩和されてピニオン28が閉動制動用ラック29に噛合され、静寂を保って引戸1の閉動を制動することができる。また、可撓性薄片32が変形するため、可撓性薄片32を設けたにも拘わらずピニオン28と閉動制動用ラック29とを円滑に噛合させることができる。
【0026】
そして、閉じられた引戸を手動によって開くときには、傾斜されたレール11上を戸車8、9が手動で戸尻側に転動されることにより引戸1が開動し、制動装置16の軸体27に設けたピニオン28が開動制動用ラック31と噛合して引戸1の開動動作が制動される。その際に、ピニオン28が開動制動用ラック31に噛合し始めるときに、ピニオン28が歯31cに当接することによる衝撃が可撓性薄片32の変形により吸収され、衝撃音が緩和されてピニオン28が開動制動用ラック31に噛合され、前記と同様に、静寂を保って引戸1の開動を制動することができる。また、可撓性薄片32が変形するため、前記と同様に、可撓性薄片32を設けたにも拘わらずピニオン28と開動制動用ラック31とを円滑に噛合させることができる。
【0027】
本実施の形態では、一対の可撓性薄片32を歯29cの両側面からそれぞれ上方に突出するように設けた例を示したが、図11に示すように、歯29cの上部中央から上方に突出するように1つの可撓性薄片32を設けてもよく、また、図12に示すように、歯29cの両側面からそれぞれ上方に突出した一対の可撓性薄片32を設けるとともに、歯29cの上部中央から上方に突出する1つの可撓性薄片32を設けるようにしてもよい。さらに、図13に示すように、歯29cの上部にその幅方向に沿って可撓性薄片32を設けるようにしてもよい。また、歯31cに可撓性薄片32を設ける場合も、前記と同様の構成にすることができる。これらいずれの場合にも前記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0028】
また、前記実施の形態では、可撓性薄片32を歯29c又は31cと一体に形成したが、可撓性薄片32を別に形成しておいて、これを歯29c又は31cに接合するようにしてもよい。
【0029】
また、前記実施の形態では、閉動制動用ラック29又は開動制動用ラック31をそれぞれラック部材29aと29b又はラック部材31aと31bから形成したが、閉動制動用ラック29又は開動制動用ラック31はそれぞれラック部材29a又はラック部材31aのみから形成し、これらの端部の歯に前記可撓性薄片32を設けるようにしてもよい。
【0030】
また、前記実施の形態では、閉動制動用ラック29及び開動制動用ラック31の両者に可撓性薄片32を設けたが、可撓性薄片32は、閉動制動用ラック29又は開動制動用ラック31のいずれか一方のみに設けることもでき、少なくとも閉動制動用ラック29には設けることが好ましい。
【0031】
さらに、前記実施の形態では、右開きの引戸1を示したが、左開きの引戸にも対応することができることは勿論である。
また、前記閉動制動用ラック29及び開動制動用ラック31の両端に位置する歯にそれぞれ可撓性薄片32を設けておけば、右開きの引戸と左開きの引戸の両方に対応することができる。
【0032】
さらに、前記制動装置16は、油の流れ抵抗を利用するものの他、油の粘性を利用するもの、摩擦抵抗を利用するもの、ワンウェイクラッチを利用するものなどでもよい。
【0033】
さらにまた、前記実施の形態では、引戸1を傾斜したレール11に沿って自動的に閉動する例を示したが、引戸1を自動的に閉動させるには、ぜんまいばねを利用したものなどを用いることもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の引戸装置によれば、引戸の閉動時にピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設けたので、可撓性薄片が変形することにより、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音が緩和され、静寂を保って引戸の閉動を制動することができる。また、可撓性薄片が変形するため、可撓性薄片を設けたにも拘わらずピニオンとラックとを円滑に噛合させることができる。
【0035】
また、請求項2に記載の発明によれば、引戸の開動時に前記ピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設けたので、可撓性薄片が変形することにより、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音が緩和され、静寂を保って引戸の開動を制動することができる。また、可撓性薄片が変形するため、可撓性薄片を設けたにも拘わらずピニオンとラックとを円滑に噛合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における引戸装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】同引戸装置の要部を示す側面図である。
【図3】同引戸装置の制動装置、ピニオン及び閉動制動用ラックの配置状態を示す正面図である。
【図4】同引戸装置の制動装置における蓋体を外した状態を示す正面図である。
【図5】同制動装置の背面図である。
【図6】同制動装置の平面図である。
【図7】ピニオンの当接状態を示す説明図である。
【図8】同引戸装置における開動制動用ラックの配置状態及びピニオンの当接状態を示す説明図である。
【図9】可撓性薄片の一例を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図10】可撓性薄片の作用状態を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図11】可撓性薄片の他例を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図12】可撓性薄片の他例を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図13】可撓性薄片の他例を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1  引戸
2  上枠
3  戸先側竪枠
4  戸尻側竪枠
5  床部
6、7 ブラケット
8、9 戸車
10 フレーム
11 レール
12 ガイドローラ
13 ストッパー
14 ストッパーローラ
15 点検用カバー
16 制動装置
17 密閉流路
17a 第1の連通通路
17b 第2の連通通路
17c 第1の主通路
17d 第2の主通路
17e 第1の副通路
17f 第2の副通路
17g 調整用連通通路
18 ケース本体
19 蓋部
20 ポンプ室
21 第1の歯車
22 第2の歯車
23 歯車ポンプ
24 逆止弁
24a 調整室
24b フロート球
25 流量調整弁
25a 調整軸部
27 軸体
28 ピニオン
29 閉動制動用ラック
29a 戸先寄りのラック部材
29b 戸尻寄りのラック部材
29c 歯
30 補助フレーム
31 開動制動用ラック
31a 戸尻寄りのラック部材
31b 戸先寄りのラック部材
31c 歯
32 可撓性薄片

Claims (2)

  1. 開かれた引戸から手を離すことによってレールに吊り下げられた引戸がレールに沿って自動的に閉動するように構成し、引戸の上端に、所定方向の回転動作を逆方向の回転動作に比べて制動させる制動装置を介してピニオンを取り付け、前記レールに沿って戸先に近い位置に取り付けられたラックに前記ピニオンを噛合させて、引戸の閉動時にラックとピニオンの噛合によりピニオンを前記所定方向に回転させることによって引戸に制動力を与えるように構成した引戸装置において、
    引戸の閉動時に前記ピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設け、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音を緩和するようにした
    ことを特徴とする引戸装置。
  2. 閉じられた引戸を手動によってレールに吊り下げられた引戸がレールに沿って開動するように構成し、引戸の上端に、所定方向の回転動作を逆方向の回転動作に比べて制動させる制動装置を介してピニオンを取り付け、前記レールに沿って戸尻に近い位置に取り付けられたラックに前記ピニオンを噛合させて、引戸の開動時にラックとピニオンの噛合によりピニオンを前記所定方向に回転させることによって引戸に制動力を与えるように構成した引戸装置において、
    引戸の開動時に前記ピニオンが噛合し始めるラックの端部に位置する歯に可撓性薄片を設け、ピニオンとラックの噛合し始めの衝撃音を緩和するようにした
    ことを特徴とする引戸装置。
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