JP2002188352A - ドア用遅延ストップ装置 - Google Patents

ドア用遅延ストップ装置

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JP2002188352A
JP2002188352A JP2000389259A JP2000389259A JP2002188352A JP 2002188352 A JP2002188352 A JP 2002188352A JP 2000389259 A JP2000389259 A JP 2000389259A JP 2000389259 A JP2000389259 A JP 2000389259A JP 2002188352 A JP2002188352 A JP 2002188352A
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JP
Japan
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door
braking device
teeth
drive shaft
driving plate
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JP2000389259A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakanishi
好一 中西
Ryoichi Sasaki
良市 佐々木
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Nakanishi Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自閉式のドアにおいて、任意の開戸位置にド
アを停止させ、所定時間経過後ドアが閉じるようにす
る。 【解決手段】 駆動軸(8)に回転抵抗を与える制動装
置(5)をドア(1)のハンガ−(3)に設ける。この
制動装置(5)の駆動軸(8)に、周縁に係合歯(27)を
有する駆動板(6)を取り付ける。ドアを停止させたい
位置に対応するレ−ル(2)上に上記駆動板(6)の係
合歯(27)に係合する係合歯(28)を有する係止体(7)を
取り付ける。開戸位置からドアが自閉力で閉戸方向に移
動する際、移動の途中で上記係止体(7)と駆動板
(6)の係合歯が係合すると、ドアはその位置に停止す
る。制動装置(5)の制動力に打ち勝って駆動板(6)
が係止体(7)から外れる位置まで回動すると、ドアは
自閉力で閉戸する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レ−ル上を走行す
る吊車によりドアを支持し、このドアを閉戸方向に引き
寄せているドアにおいて、該ドアを開戸位置に所定時間
停止させた後に自動的に閉戸できるようにしたドア用遅
延ストップ装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】病院、老人施設等において、ドアを自動
的に閉じることができるようにした自閉式のドアが設け
られている。この種のドアとしては、引き戸、折り戸、
バランスドア等が知られ、レ−ル上を走行する吊車にド
アを支持させ、該ドアをばねや重りで引き寄せたり、レ
−ルを傾斜させて閉戸方向に付勢している。そのため、
開戸位置でドアから手を離すと、該ドアはすぐに閉戸方
向に移動を始め、開戸位置に止めておくことができな
い。従来、ドアの開放端でドアの後端を保持するように
ストップ装置を設けてドアを所定時間、開放位置に保持
する装置が知られているが、全開位置でなければ機能し
ないので、途中でストップさせたいようなときには使い
勝手が良くない場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
自閉式のドアにおいて、該ドアを任意に設定した開戸位
置で停止でき、所定時間経過後に自動的に閉戸するよう
にしたドア用遅延ストップ装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レ−ル
上を走行する吊車に支持され閉戸方向に付勢されている
ドアを開戸位置に所定時間停止させるようにした遅延ス
トップ装置において、油粘性により駆動軸に回転抵抗を
与えるようにした制動装置と、該駆動軸に取り付けられ
周縁に係合歯を有する駆動板と、該駆動板の係合歯に係
合可能な係合歯を有する係止体を具備し、上記ドアが開
戸位置から閉戸方向へ移動する際上記駆動板の係合歯が
上記係止体の係合歯に係合するよう上記制動装置若しく
は係止体のいずれか一方をドア側に設けると共に他方を
レ−ル等の固定側に設けたことを特徴とするドア用遅延
ストップ装置が提供され、上記課題が解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、引き戸、折り戸、バラ
ンスドア等レ−ル上を走行する吊車によりドアを支持す
るようにした各種のドア機構に適用することができる
が、以下引き戸に本発明を適用した実施例につき説明す
る。
【0006】図1、図2を参照し、ドア(1)の上部に
はハンガ−(3)が形成され、該ハンガ−(3)には吊
車(4)が回転自在に設けられ、該吊車(4)をレ−ル
(2)上に走行させることによりドアが開閉する。該ド
アには、例えば、ばね式等の自閉ユニット(図示略)が
適所に設けられており、開戸位置でドアから手を離す
と、該ドアが自動的に閉戸方向に移動するように付勢さ
れている。
【0007】上記ドアを開戸位置で所定時間停止させる
ため制動装置(5)、駆動板(6)及び係止体(7)が
適所に設けられている。上記制動装置(5)は、油粘性
により駆動軸(8)に回転抵抗を与える機構を有し、下
記するように種々に構成することができる。
【0008】図3は、制動装置の基本的な構成を示す断
面図である。ケ−ス(9)の受孔(10)内には、駆動軸
(8)と共に回転するよう連結された回転片(11)と、該
回転片(11)間に設けられケ−ス(9)に形成した受溝(1
2)に係合する突縁(13)により回り止めされた固定片(14)
が設けられ、適宜の粘性を有するオイル(15)が充填され
ている。該回転片(11)と固定片(14)は軸方向にそれぞれ
移動可能に設けられ、受孔(10)の上部からケ−スにねじ
着(16)した調整軸受(17)のねじ込み量を調整して上記回
転片(11)と固定片(14)間の間隙(S)(図5(A)参
照)を変更できるようにしてある。
【0009】上記調整軸受(17)の適所には、オイルシ−
ル(18)を設けてあり、上記回転片(11)、固定片(14)間は
直接対向させているが、図5(A)に示すようにウエ−
ブワッシャ(19)等の弾性体を間に設けて回転片(11)、固
定片(14)間の間隙(S)が均一になるように保持させて
もよい。なお、回転片(11)若しくは固定片(14)自体を軸
方向に弾性作用を有する構造に形成することもできる。
【0010】上記駆動軸(8)を回転させようとする
と、同時に回転片(11)を固定片(14)間に存するオイルの
粘性に抗して回転させなければならないから、該駆動軸
(8)の回転には抵抗が付与され、一気に回転しないよ
うにできる。この抵抗は、上記調整軸受(17)のねじ込み
量を加減して上記間隙(S)を変えることにより調整す
ることができる。
【0011】上記図3に示す実施例のような別体の固定
片を設けないで駆動軸に回転抵抗を与えることもでき
る。図5(B)は、そのような実施例を示し、駆動軸
(8)に取り付けた回転片(11)の両面にウエ−ブワッシ
ャ(19),(19) を設け、該ワッシャを調整軸受(17)及び受
孔(10)の底部(20)に摺接させ、受孔(10)内で回転片(11)
が回転する際にオイルの粘性による抵抗を受けるように
してある。
【0012】上記実施例では、制動力の調整を駆動軸側
に設けた調整軸受を進退させることにより行っている
が、駆動軸の反対側から調整するようにしてもよい。図
6はその一実施例を示し、ケ−ス(21)には、図において
下方に開口する受孔(22)が形成され、上方からケ−ス(2
1)内に挿入した駆動軸(8)に上記実施例とほぼ同じよ
うに固定片(14)を間に挟んで回転片(11)、ウエ−ブワッ
シャ(19)を取り付けてある。該駆動軸(8)の下端に
は、軸方向に移動可能に可動座(23)を設けてあり、該可
動座(23)の下方のケ−ス内に底座(24)を嵌着し、該底座
(24)にねじ着した調整ねじ(25)の内方端(26)を上記可動
座(23)に当接している。該調整ねじ(25)のねじ込み量に
応じて上記可動座(23)が軸方向に移動し、回転片(11)、
固定片(14)間の間隙(S)を調整して必要な制動力を得
ることができる。
【0013】なお、上記制動装置の制動力は、オイルの
粘性が同じならば固定片と回転片の接触面積に比例し、
外径を大きくしたり、固定片や回転片の枚数を増加する
ことにより制動力を大きくすることができる。
【0014】上記制動装置(5)の駆動軸(8)には、
周面に係合歯(27)を有する駆動板(6)が取り付けられ
ている(図2)。該係合歯(27)の歯形は、インボリュ−
ト曲線、サイクロイド曲線等に形成することができ、適
宜の歯数に形成される。
【0015】係止体(7)には、上記駆動板(6)の係
合歯(27)に係合可能な係合歯(28)が設けられている(図
2)。図において、該係合歯(28)は、取付座(29)の上に
1個形成されているが、ラックのように複数の係合歯を
設けてもよい。
【0016】上記駆動板(6)を駆動軸(8)に取り付
けた制動装置(5)と上記係止体(7)は、上記ドアが
開戸位置から閉戸方向へ移動する際、ドアを停止させた
い開口位置で係合歯が係合するように、いずれか一方を
ドア側に設けると共に他方をレ−ル(2)等の固定側に
設けてある。すなわち、図1においては、駆動板(6)
を有する制動装置(5)を吊車(4)のハンガ−(3)
に取り付け、ドアが移動する際上記駆動板(6)が通過
するレ−ル(2)上に上記係止体(7)を設けてある
が、上記駆動板(6)を有する制動装置(5)をレ−ル
やドア枠等の固定側に設け、上記係止体(7)をハンガ
−等のドア側に設けてもよい。そして、これらの取付位
置、例えば上記レ−ル(2)に取り付ける係止体(7)
若しくは駆動板(6)を有する制動装置(5)の取付位
置はドアの移動方向に沿って任意の位置に定めることが
できるが、予め取付位置を変更できるように複数の取付
孔等を設けておいてもよい。
【0017】而して、図1に示す状態からドアを開戸位
置に向かって、図において右行させると、開戸の途中で
上記駆動板(6)と係止体(7)の係合歯(27),(28) が
係合するが、制動装置(5)の制動力以上の力で右行さ
せれば該駆動板(6)は回転して係止体(7)を越えて
移動し、充分にドアを開くことができる。
【0018】開戸位置でドアから手を離すと、ドアは上
記の如き公知の自閉式ユニット等により閉戸方向へ移動
し、移動の途中で上記駆動板(6)の係合歯(27)が係止
体(7)の係合歯(28)に係合する(図2)。このとき、
上記駆動板(6)は、制動装置(5)により回転抵抗が
付与されているから、上記ドアを閉戸方向に付勢する付
勢力により徐々に回転する。この間、ドアはストップし
ている。そして、該駆動板(6)と係止体(7)の係合
歯(27),(28) の係合が外れる位置まで該駆動板(6)が
回転すると、その後は上記自閉式ユニット等の付勢手段
によりドアは閉戸する。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、制動装
置により回転抵抗を与えられた駆動板の周囲に係合歯を
形成し、ドアが閉戸方向へ向かって移動する際、該駆動
板の係合歯に係合するよう係合歯を有する係止体を設
け、上記駆動板若しくは係止体のいずれか一方をドア側
に設けると共に他方をレ−ル等の固定側に設けたので、
ドアを閉戸する際、上記駆動板と係止体の係合歯が係合
した位置、すなわち全開でなくても任意の位置でドアの
移動を停止させることができ、上記制動装置の制動力に
より制御された時間経過後に上記駆動板が回転して係止
体の係合歯との係合が外れ、ドアを自閉力により閉戸さ
せることができる。
【0020】上記ドアの停止位置は、上記係止体若しく
は駆動板の取付位置を調整することにより簡単に変更す
ることができ、また駆動板を取り付けた制動装置の制動
力を調整することにより幅広いストップ保持時間を得る
ことができ、引き勝手兼用型であるので、便利に使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、ドアを閉じている状
態の一部省略平面図。
【図2】ドアをストップ保持している状態のドア上部の
拡大正面図。
【図3】制動装置の一実施例を示す断面図。
【図4】(A)は図3のA−A線断面図、(B)は図3
のB−B線断面図。
【図5】制動装置の他の実施例を示し、(A)はウエ−
ブワッシャを用いた場合の一部の拡大断面図、(B)は
独立した固定片を用いない制動装置を示す断面図。
【図6】制動装置のさらに他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ドア 2 レ−ル 3 ハンガ− 4 吊車
5 制動装置 6 駆動板 7 係止体 8 駆動軸 11 回転
片 14 固定片 27, 28 係合歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レ−ル上を走行する吊車に支持され閉戸
    方向に付勢されているドアを開戸位置に所定時間停止さ
    せるようにした遅延ストップ装置において、油粘性によ
    り駆動軸に回転抵抗を与えるようにした制動装置と、該
    駆動軸に取り付けられ周縁に係合歯を有する駆動板と、
    該駆動板の係合歯に係合可能な係合歯を有する係止体を
    具備し、上記ドアが開戸位置から閉戸方向へ移動する際
    上記駆動板の係合歯が上記係止体の係合歯に係合するよ
    う上記制動装置若しくは係止体のいずれか一方をドア側
    に設けると共に他方を固定側に設けたことを特徴とする
    ドア用遅延ストップ装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動板を取り付けた制動装置は、吊
    車のハンガ−に設けられ、上記係止体はドアが移動する
    際上記駆動板が通過するレ−ル上に設けられている請求
    項1に記載のドア用遅延ストップ装置。
  3. 【請求項3】 上記制動装置の制動力は調節可能に設け
    られている請求項1に記載のドア用遅延ストップ装置。
JP2000389259A 2000-12-21 2000-12-21 ドア用遅延ストップ装置 Pending JP2002188352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005045166A1 (en) * 2003-11-10 2005-05-19 Milan Pilja A door catch
AU2004200615B2 (en) * 2003-11-10 2009-07-02 Milan Pilja A door catch

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WO2005045166A1 (en) * 2003-11-10 2005-05-19 Milan Pilja A door catch
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