JP2004050717A - 射出成形機の型締機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数が少なく、廉価な型締機構を得る。
【解決手段】リアプラテン2と可動プラテン3間にリンク機構6を配設する。リンク機構の第1、第2の部材6a,6bはピン7で回動自在に連結されている。第1の部材6aの他端は可動プラテン3にピン8で回動自在に連結されている。第2の部材6bの他端はリアプラテン2に設けた直線ガイド9に連結されている。リアプラテン2には、リニアモータを構成する固定子12が設けられ、第2の部材6bには固定子12を囲繞するような形状の可動子13が設けられている。リニアモータを駆動することによって第2の部材6bを直線移動させ、リンク機構6を伸縮させることによって、金型5の開閉及び型締めを行う。型締機構の部品点数は少なくてすみ、大きな型締め力を得ることができ、廉価な射出成形機の型締機構を得ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】リアプラテン2と可動プラテン3間にリンク機構6を配設する。リンク機構の第1、第2の部材6a,6bはピン7で回動自在に連結されている。第1の部材6aの他端は可動プラテン3にピン8で回動自在に連結されている。第2の部材6bの他端はリアプラテン2に設けた直線ガイド9に連結されている。リアプラテン2には、リニアモータを構成する固定子12が設けられ、第2の部材6bには固定子12を囲繞するような形状の可動子13が設けられている。リニアモータを駆動することによって第2の部材6bを直線移動させ、リンク機構6を伸縮させることによって、金型5の開閉及び型締めを行う。型締機構の部品点数は少なくてすみ、大きな型締め力を得ることができ、廉価な射出成形機の型締機構を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形機の型締機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機の型締機構としては、モータ等の駆動源によって直接可動プラテンを駆動して該可動プラテンと固定プラテンに取り付けられている金型の開閉及び型締めを行う直圧式型締機構や、ダブルトグルやシングルトグルで可動プラテンを駆動して金型の開閉及び型締めを行うトグル式型締機構、さらにはクランク機構によって金型の開閉、型締めを行うクランク式型締機構が公知である。
【0003】
上述したような型締機構を駆動するには、通常回転式モータが使用され、ボールネジ/ナット機構や減速機等を用いて、モータの回転運動を直線運動に変え又は減速して可動プラテンを駆動して金型の開閉及び型締めを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
小型射出成形機の場合、その型締機構も小型化され構成部品も小型化する。小型部品はその製造量が少なく単価が高くなる場合が多い。また部品によっては都合のよいサイズがない場合もある。このため、ダブルトグル機構のような部品点数の多い機構を小型化して製造するには高価なものになってしまう。従って、小型の電動式射出成形機においては、ボールネジを使用した直圧式型締機構が多く採用されている。
【0005】
しかし、ボールネジを使用した直圧式型締機構では型開閉速度が遅い、型締ロックアップ時の推力による影響により駆動モータとして大型のものを使用しなければならない等の問題がある。このため、クランク機構を用いて、モータの回転運動を直線運動に変換し金型を開閉、締付けるクランク式型締機構が考えられるが、この場合、減速機を必要とし部品点数を大幅に減らすことができない。
【0006】
そこで、本願発明の目的は、小型射出成形機の型締機構に適し、従来の型締機構に比べ部品点数の少ない、トータルコストを削減できる射出成形機の型締機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のタイバーで結合された固定プラテンとリアプラテンと、前記タイバーに挿通された可動プラテンとを備え、前記リアプラテンと前記可動プラテンとをリンク機構で連結し、該リンク機構によって前記可動プラテンを前記タイバーに沿って移動可能にした射出成形機の型締機構において、前記リンク機構は、前記可動プラテンに回動可能に連結された第1の部材と、前記リアプラテンに摺動自在に連結された第2の部材とを備え、前記第1の部材と第2の部材が回転可能に連結されると共に、前記第2の部材を直線駆動モータにより駆動することを特徴とする。特に、前記リアプラテンの一側端及び該一側端に対向する側端に可動プラテン側に延設される棹部を設け、前記直線駆動モータの固定子をリアプラテンの前記両棹部間に架設し、第2の部材を二股構造とし、該第2の部材の二股部に前記直線駆動モータの固定子を囲繞するように直線駆動モータの可動子を設けるようにした。又は、前記リアプラテンに直線駆動モータの固定子と、該固定子と平行な直線ガイドを設け、前記第2の部材に直線駆動モータの可動子と前記直線ガイドに摺動可能に連結されたスライダを設けるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、本発明の第1の実施形態の型締機構の斜視図である。又、図3,図4は同実施形態における正面図である。図1、図3はリンク機構を伸ばし、金型を締め付けたロックアップした状態を示し、図2、図4はリンク機構を屈曲させ金型を開いた状態を示している。
射出成形機のベースに固定されている固定プラテン1とリアプラテン2は複数(この実施形態では4本)のタイバー4で連結されている。該固定プラテン1とリアプラテン2の間には可動プラテン3がタイバー4に沿って平行移動可能に配設されている。リアプラテン2と可動プラテン3間には、回動可能な連結部を設けて屈曲可能にしたリンク機構6が設けられ、該リンク機構6の一端は可動プラテン3に連結され他端はリアプラテン2に連結されている。
【0009】
詳しくは、リンク機構6を構成する第1の部材6aの一端と第2の部材6bの一端がピン7により回動自在に連結され、第1の部材6aの他端は可動プラテンにピン8で回動自在に結合されている。また第2の部材6bの他端はリアプラテン2に設けられた直線ガイド9に摺動可能に連結されたスライダ9’を備えている。
【0010】
またリアプラテン2の一側端と対向する側端には棹部10、11が可動プラテン3側に延設されている。この実施形態ではリアプラテン2の上端、下端から棹部10,11が延設されている。第2の部材6bにおける第1の部材6aとの枢着側は、二股構造とされている。この二股構造の中心部を通り上下の棹部10,11間には直線駆動モータ(リニアモータ)を構成する固定子(コイル)12が架設されている。さらに、第2の部材6bの二股構造部には、該固定子12を囲繞するように直線駆動モータの可動子(磁石)13が設けられている。なお、符号5は金型である。
【0011】
そこで、図1、図3の状態から、直線駆動モータを駆動し、第2の部材6bを直線ガイド9に沿って下降させると、リンク機構6の第1、第2の部材はピン7を中心に屈曲し、第2の部材6bが最下部位置に達し、図2、図4の状態になると、固定プラテン1と可動プラテン3にそれぞれ取り付けられた金型5は、最大に開いた状態となる。また、直線駆動モータを逆方向に駆動すると、第2の部材6bは直線ガイド9にガイドされて上昇し、図2の状態から図1の状態へ移行し、リンク機構6が直線状に伸びた図1で示されるロックアップ状態となり、可動プラテン3が固定プラテン1側に最大に近接し、金型5を締め付けることになる。
【0012】
以上のように、直線駆動モータを駆動することによってリンク機構6の第2の部材6bをリアプラテン2に設けた直線ガイド9に沿って移動させることにより、リンク機構6を伸縮させて可動プラテン3を固定プラテン1に対して、近接、離間させることにより、固定プラテン1と可動プラテン3に取り付けた金型5の開閉及び型締めが行われる。しかも、リンク機構が倍力機構として作用するので、大きな型締め力を得ることができる。
【0013】
上述した第1の実施形態では、円筒型の直線駆動モータ(リニアモータ)を使用したが、平面型の直線駆動モータ(リニアモータ)を使用してもよい。図5〜図7はこの平面型の直線駆動モータ(リニアモータ)を使用した、本発明の第2の実施形態を示す図である。図5は、リンク機構を伸ばし、金型を締め付けたロックアップした状態を示し、図6はリンク機構を屈曲させ金型を開いた状態を示している。又、図7は固定プラテン部の平面図である。
【0014】
第1の実施形態と相違する点は、棹部10と棹部11の間に設けられていた直線駆動モータの固定子12、及び、第2の部材6bの二股構造部に設けられていた可動子13が削除され、リアプラテン2に直線ガイド9と並行に直線駆動モータの固定子(コイル)14が取り付けられ、該固定子14に対向するように直線駆動モータの可動子(磁石)15が第2の部材6bに取り付けられている。
【0015】
この直線駆動モータを駆動することによって、リンク機構6の第2の部材6bに設けられたスライダ9’が、リアプラテン2に設けた直線ガイド9に沿って移動させることにより、第2の部材6bも直線移動しリンク機構6を伸縮される。図5は、リンク機構6を伸長させて金型5を締め付けた型締め状態を示している。又、図6は、リンク機構6を縮小させて金型5を開いた状態を示している。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、リンク機構の一方の部材を直線駆動モータで駆動するようにしたので、型締機構の部品点数が少なくてすみ、かつ、リンク機構の倍力構造を利用するので、小型のモータで大きな型締め力を得ることができ、廉価な射出成形機の型締機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における型締機構でのロックアップ状態を示す斜視図である。
【図2】同第1の実施形態における最大に型開きを行ったときの状態を示す斜視図である。
【図3】同第1の実施形態の型締機構におけるロックアップ状態を示す正面図である。
【図4】同第1の実施形態の型締機構において最大に型開きを行ったときの状態を示す正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態における型締機構でのロックアップ状態を示す正面図である。
【図6】同第2実施形態の型締機構において最大に型開きを行ったときの状態を示す正面図である。
【図7】同第2実施形態における固定プラテン部の平面図である。
【符号の説明】
1 固定プラテン
2 リアプラテン
3 可動プラテン
4 タイバー
5 金型
6 リンク機構
6a 第1の部材
6b 第2の部材
7,8 ピン
9 直線ガイド
9’ スライダ
10,11 棹部
12,14 固定子
13,15 可動子
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形機の型締機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機の型締機構としては、モータ等の駆動源によって直接可動プラテンを駆動して該可動プラテンと固定プラテンに取り付けられている金型の開閉及び型締めを行う直圧式型締機構や、ダブルトグルやシングルトグルで可動プラテンを駆動して金型の開閉及び型締めを行うトグル式型締機構、さらにはクランク機構によって金型の開閉、型締めを行うクランク式型締機構が公知である。
【0003】
上述したような型締機構を駆動するには、通常回転式モータが使用され、ボールネジ/ナット機構や減速機等を用いて、モータの回転運動を直線運動に変え又は減速して可動プラテンを駆動して金型の開閉及び型締めを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
小型射出成形機の場合、その型締機構も小型化され構成部品も小型化する。小型部品はその製造量が少なく単価が高くなる場合が多い。また部品によっては都合のよいサイズがない場合もある。このため、ダブルトグル機構のような部品点数の多い機構を小型化して製造するには高価なものになってしまう。従って、小型の電動式射出成形機においては、ボールネジを使用した直圧式型締機構が多く採用されている。
【0005】
しかし、ボールネジを使用した直圧式型締機構では型開閉速度が遅い、型締ロックアップ時の推力による影響により駆動モータとして大型のものを使用しなければならない等の問題がある。このため、クランク機構を用いて、モータの回転運動を直線運動に変換し金型を開閉、締付けるクランク式型締機構が考えられるが、この場合、減速機を必要とし部品点数を大幅に減らすことができない。
【0006】
そこで、本願発明の目的は、小型射出成形機の型締機構に適し、従来の型締機構に比べ部品点数の少ない、トータルコストを削減できる射出成形機の型締機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のタイバーで結合された固定プラテンとリアプラテンと、前記タイバーに挿通された可動プラテンとを備え、前記リアプラテンと前記可動プラテンとをリンク機構で連結し、該リンク機構によって前記可動プラテンを前記タイバーに沿って移動可能にした射出成形機の型締機構において、前記リンク機構は、前記可動プラテンに回動可能に連結された第1の部材と、前記リアプラテンに摺動自在に連結された第2の部材とを備え、前記第1の部材と第2の部材が回転可能に連結されると共に、前記第2の部材を直線駆動モータにより駆動することを特徴とする。特に、前記リアプラテンの一側端及び該一側端に対向する側端に可動プラテン側に延設される棹部を設け、前記直線駆動モータの固定子をリアプラテンの前記両棹部間に架設し、第2の部材を二股構造とし、該第2の部材の二股部に前記直線駆動モータの固定子を囲繞するように直線駆動モータの可動子を設けるようにした。又は、前記リアプラテンに直線駆動モータの固定子と、該固定子と平行な直線ガイドを設け、前記第2の部材に直線駆動モータの可動子と前記直線ガイドに摺動可能に連結されたスライダを設けるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、本発明の第1の実施形態の型締機構の斜視図である。又、図3,図4は同実施形態における正面図である。図1、図3はリンク機構を伸ばし、金型を締め付けたロックアップした状態を示し、図2、図4はリンク機構を屈曲させ金型を開いた状態を示している。
射出成形機のベースに固定されている固定プラテン1とリアプラテン2は複数(この実施形態では4本)のタイバー4で連結されている。該固定プラテン1とリアプラテン2の間には可動プラテン3がタイバー4に沿って平行移動可能に配設されている。リアプラテン2と可動プラテン3間には、回動可能な連結部を設けて屈曲可能にしたリンク機構6が設けられ、該リンク機構6の一端は可動プラテン3に連結され他端はリアプラテン2に連結されている。
【0009】
詳しくは、リンク機構6を構成する第1の部材6aの一端と第2の部材6bの一端がピン7により回動自在に連結され、第1の部材6aの他端は可動プラテンにピン8で回動自在に結合されている。また第2の部材6bの他端はリアプラテン2に設けられた直線ガイド9に摺動可能に連結されたスライダ9’を備えている。
【0010】
またリアプラテン2の一側端と対向する側端には棹部10、11が可動プラテン3側に延設されている。この実施形態ではリアプラテン2の上端、下端から棹部10,11が延設されている。第2の部材6bにおける第1の部材6aとの枢着側は、二股構造とされている。この二股構造の中心部を通り上下の棹部10,11間には直線駆動モータ(リニアモータ)を構成する固定子(コイル)12が架設されている。さらに、第2の部材6bの二股構造部には、該固定子12を囲繞するように直線駆動モータの可動子(磁石)13が設けられている。なお、符号5は金型である。
【0011】
そこで、図1、図3の状態から、直線駆動モータを駆動し、第2の部材6bを直線ガイド9に沿って下降させると、リンク機構6の第1、第2の部材はピン7を中心に屈曲し、第2の部材6bが最下部位置に達し、図2、図4の状態になると、固定プラテン1と可動プラテン3にそれぞれ取り付けられた金型5は、最大に開いた状態となる。また、直線駆動モータを逆方向に駆動すると、第2の部材6bは直線ガイド9にガイドされて上昇し、図2の状態から図1の状態へ移行し、リンク機構6が直線状に伸びた図1で示されるロックアップ状態となり、可動プラテン3が固定プラテン1側に最大に近接し、金型5を締め付けることになる。
【0012】
以上のように、直線駆動モータを駆動することによってリンク機構6の第2の部材6bをリアプラテン2に設けた直線ガイド9に沿って移動させることにより、リンク機構6を伸縮させて可動プラテン3を固定プラテン1に対して、近接、離間させることにより、固定プラテン1と可動プラテン3に取り付けた金型5の開閉及び型締めが行われる。しかも、リンク機構が倍力機構として作用するので、大きな型締め力を得ることができる。
【0013】
上述した第1の実施形態では、円筒型の直線駆動モータ(リニアモータ)を使用したが、平面型の直線駆動モータ(リニアモータ)を使用してもよい。図5〜図7はこの平面型の直線駆動モータ(リニアモータ)を使用した、本発明の第2の実施形態を示す図である。図5は、リンク機構を伸ばし、金型を締め付けたロックアップした状態を示し、図6はリンク機構を屈曲させ金型を開いた状態を示している。又、図7は固定プラテン部の平面図である。
【0014】
第1の実施形態と相違する点は、棹部10と棹部11の間に設けられていた直線駆動モータの固定子12、及び、第2の部材6bの二股構造部に設けられていた可動子13が削除され、リアプラテン2に直線ガイド9と並行に直線駆動モータの固定子(コイル)14が取り付けられ、該固定子14に対向するように直線駆動モータの可動子(磁石)15が第2の部材6bに取り付けられている。
【0015】
この直線駆動モータを駆動することによって、リンク機構6の第2の部材6bに設けられたスライダ9’が、リアプラテン2に設けた直線ガイド9に沿って移動させることにより、第2の部材6bも直線移動しリンク機構6を伸縮される。図5は、リンク機構6を伸長させて金型5を締め付けた型締め状態を示している。又、図6は、リンク機構6を縮小させて金型5を開いた状態を示している。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、リンク機構の一方の部材を直線駆動モータで駆動するようにしたので、型締機構の部品点数が少なくてすみ、かつ、リンク機構の倍力構造を利用するので、小型のモータで大きな型締め力を得ることができ、廉価な射出成形機の型締機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における型締機構でのロックアップ状態を示す斜視図である。
【図2】同第1の実施形態における最大に型開きを行ったときの状態を示す斜視図である。
【図3】同第1の実施形態の型締機構におけるロックアップ状態を示す正面図である。
【図4】同第1の実施形態の型締機構において最大に型開きを行ったときの状態を示す正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態における型締機構でのロックアップ状態を示す正面図である。
【図6】同第2実施形態の型締機構において最大に型開きを行ったときの状態を示す正面図である。
【図7】同第2実施形態における固定プラテン部の平面図である。
【符号の説明】
1 固定プラテン
2 リアプラテン
3 可動プラテン
4 タイバー
5 金型
6 リンク機構
6a 第1の部材
6b 第2の部材
7,8 ピン
9 直線ガイド
9’ スライダ
10,11 棹部
12,14 固定子
13,15 可動子
Claims (3)
- 複数のタイバーで結合された固定プラテンとリアプラテンと、前記タイバーに挿通された可動プラテンとを備え、前記リアプラテンと前記可動プラテンとをリンク機構で連結し、該リンク機構によって前記可動プラテンを前記タイバーに沿って移動可能にした射出成形機の型締機構において、
前記リンク機構は、前記可動プラテンに回動可能に連結された第1の部材と、前記リアプラテンに摺動自在に連結された第2の部材とを備え、前記第1の部材と第2の部材が回転可能に連結されると共に、前記第2の部材を直線駆動モータにより駆動することを特徴とする射出成形機の型締機構。 - 前記リアプラテンの一側端及び該一側端に対向する側端に可動プラテン側に延設される棹部を設け、
前記直線駆動モータの固定子をリアプラテンの前記両棹部間に架設し、
第2の部材を二股構造とし、該第2の部材の二股部に前記直線駆動モータの固定子を囲繞するように直線駆動モータの可動子を設けたことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の型締機構。 - 前記リアプラテンに直線駆動モータの固定子と、該固定子と平行な直線ガイドを設け、
前記第2の部材に直線駆動モータの可動子と前記直線ガイドに摺動可能に連結されたスライダを設けたことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の型締機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213483A JP2004050717A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 射出成形機の型締機構 |
US10/462,804 US20040018271A1 (en) | 2002-07-23 | 2003-06-17 | Mold clamping mechanism for injection molding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213483A JP2004050717A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 射出成形機の型締機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004050717A true JP2004050717A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=30767840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002213483A Pending JP2004050717A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 射出成形機の型締機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040018271A1 (ja) |
JP (1) | JP2004050717A (ja) |
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JP2023510360A (ja) * | 2019-03-26 | 2023-03-13 | クン コ、トン | 材料を成形する装置及び方法 |
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JP5908556B1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-26 | ファナック株式会社 | 射出成形機の駆動機構 |
CN107776705B (zh) * | 2016-08-31 | 2023-08-15 | 儒拉玛特自动化技术(苏州)有限公司 | 汽车座椅上的电动腰托检测用柔性上下料夹紧工装 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW463687U (en) * | 2001-03-21 | 2001-11-11 | Ind Tech Res Inst | Electromagnetic driven linkage mold-clamping device |
-
2002
- 2002-07-23 JP JP2002213483A patent/JP2004050717A/ja active Pending
-
2003
- 2003-06-17 US US10/462,804 patent/US20040018271A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012166523A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 型締装置 |
JP2023510360A (ja) * | 2019-03-26 | 2023-03-13 | クン コ、トン | 材料を成形する装置及び方法 |
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US20040018271A1 (en) | 2004-01-29 |
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